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FX Monthly(2015年3月)

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FX Monthly
平成 27(2015)年 2 月 27 日
GLOBAL MARKETS RESEARCH
チーフアナリスト
内田 稔
三菱東京 UFJ 銀行
A member of MUFG, a global financial group
Table of contents
1
為替相場の見通し
2
予想レンジ
3
マーケットカレンダー
4
為替相場推移表
1. 為替相場の見通し
(1) ドル円
3 月は米国 FOMC がメインイベント
3 月のレンジ
113.00 ~ 123.00
チーフアナリスト
内田
稔
(2) ユーロ
景気は持ち直しもドルとの金利差拡大から下落
3 月のレンジ
対ドル:
1.0900 ~ 1.1600
対 円 :
127.00~ 141.00
アナリスト
天達 泰章
(3) 豪ドル
続く豪ドル安要因
3 月のレンジ
対ドル:
0.7300~ 0.8300
対 円 :
87.00~ 97.00
リサーチアシスタント
福島 由貴
(4) 人民元
目先軟調推移を見込むも、長期的な元高予想は維持
3 月のレンジ
対ドル:
6.1800 ~ 6.3000
対 円 :
18.00~ 19.90
アナリスト
2/27(金)の FX Weekly は
休刊とさせていただきます。
次回の FX Monthly は
3/27(金)発行予定です。
1
FX Monthly | 平成 27(2015)年 2 月 27 日
関谷 菜摘
(1) ドル円 3 月は米国 FOMC がメインイベント
サマリー
2 月のドル円相場は、リスクオフの後退により、底堅く推移した。
一方、イエレン議長の議会証言からは、新たな上値追いのヒントに
乏しく、上値も限定的となり、ドル円は方向感を欠いた。3 月は米
FOMC がメインイベントとなろう。一定のドル高が期待できる一
方、その程度や速度は限定されると予想。
2 月のレビュー
~膠着感強まったドル
円相場~
1 月末に発表された米国の第 4 四半期 GDP が事前の予想を下回っ
たことを材料に、2 月のドル円相場は一時 116 円台で取引されるな
ど、軟調な滑り出しとなった。その後も、ISM 製造業景況指数など、
事前予想を下回る米国の経済指標が相次ぐと、ドル円は冴えない値
動きが続いた。ギリシャ情勢を巡る先行き不透明感が心理的な重石
となり、リスク回避の円買いも想起されたと考えられる。多くの中
央銀行が緩和姿勢を強める一方、日本銀行による追加緩和期待も後
退し、6 日の米国雇用統計の発表までは 117 円台前半を中心とする
推移が続いた。
一方、雇用統計は、予想を大幅に上回り、中でも市場は賃金の伸
びに反応した。米国債の利回りが全般的に上昇する中、ドル円は
119 円台へと急騰。翌週もじり高に推移し、11 日に 1 月 5 日以来初
めて 120 円の大台を回復した(月間高値は 11 日の 120.48)。ただ、
12 日に日銀関係筋の話として、一段の緩和の可能性を懐疑的とす
る内容の一部報道を受けて、ドル円は 118 円台半ばへと約 2 円も急
落すると、その後は再び上値が重くなった。
市場の関心は、その後、米連邦公開市場委員会(以下、FOMC)
の議事要旨(1 月 27~28 日開催分)とイエレン議長の議会証言に
集まったが、どちらも直後には米国債利回りの低下とドル売りを招
いた。議事要旨では、早急な利上げに慎重な議論が交わされていた
ことが判明。議会証言でも、イエレン議長は利上げの開始時期や
ペースを巡り、経済情勢次第であると慎重な言い回しに終始したた
めだ。結局、利上げ期待は維持されつつも、その時期を巡っては市
場の解釈も割れ、どちらもドルの支援材料とはならなかった。
とは言え、2 月は原油先物価格が不安定な値動きながらも下げ止
まる兆しがみられた。また、ウクライナと親ロシア派勢力との停戦
合意やギリシャ金融支援の延長合意などが市場に安心感をもたらし
た。金融緩和の度合いを強める中央銀行が相次ぐなか、世界的に株
式相場は活況を呈し、米国や英国、ドイツなどでは、主要な株価指
数が史上最高値を更新。これが円売りを想起させたうえ、米国の利
上げ期待が揺らいだわけではなく、米ドルも底堅く推移。ドル円は
結局、上下ともに決め手を欠き、方向感の乏しい値動きのまま越月
する見通しだ(第 1 図、27 日正午のドル円スポット相場:119 円 25
~27 銭)。
2
為替相場の見通し | 平成 27(2015)年 2 月 27 日
第 1 図: ドル円相場の値動き
第 2 図:IMM の通貨先物ポジション(非商業部門のネットの円)
(円)
(枚)
100000
123.0
50000
121.0
0
119.0
-50000
117.0
-100000
-150000
115.0
12
1
2
(資料)Bloomberg より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作成
3(月)
12
13
14
15 (年)
(資料)米 CFTC より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作成
今後の見通し
~3 月は米国に注目~
本邦では、貿易収支の改善傾向が続き、日銀による追加緩和期待
も後退している。シカゴ IMM(非商業部門)の円の売り越し幅も 2
月 17 日時点で 4.9 万枚と安倍政権発足以来、最小規模へと縮小し
ている(第 2 図)。本邦でも株式相場は堅調に推移しているが、円
安期待は後退している。このため、米国の FOMC を控えている 3
月のドル円相場は、米国経済の動向や金融政策に対する見方に大き
く左右されそうだ。ドル円上昇には、利上げ期待によるドル金利の
上昇、即ち日米金利差の拡大が必要だろう。このため、金融政策を
占う上で、2 月分の米雇用統計と FOMC に注目が集まる。もちろん、
リスク選好度が高まることも重要となろう。金利差が拡大しても、
リスク回避の円買いが想起されると、ドル円は上昇を阻まれるため
だ。
注目の雇用統計
持続可能な雇用の最大化と物価の安定という二つの政策目標
(デュアルマンデート)を掲げる FOMC は、当然労働市場を重視
している。労働市場の改善は、所得環境の改善と消費者マインドの
好転を通じ、直接的にも間接的に個人消費を支えている。それだけ
に市場の雇用統計への注目度も高く、相場への影響も強い。実際、
今年に入り、多くの米国の経済指標が予想を下回っているが、1 月
分の雇用統計を受け、ドル円も月初の 117 円台から約 3 円程度も押
し上げられている。良好な雇用統計が米国の景気回復に対する期待
をつないでいると言えよう(第 3 図)。また、米 FOMC が重視す
るもう一方の物価動向を展望する上でも、その先行指標として賃金
の動きに注目が集まる。足もとでは、米企業による最低賃金引き上
げといった報道も目立つ。また、この賃金のさらに先行指標ともさ
れる離職率も、2007 年来の水準で推移。労働市場の改善はしばら
く続く公算が大きい(第 4 図)。良好な雇用統計が確認された場合、
利上げへの期待が高まり、ドルは底堅く推移しよう。尚、物価につ
いては、依然として伸びの鈍化が続いているが、イエレン議長はこ
れを一時的と説明。労働市場の改善により、いずれ物価目標として
3
為替相場の見通し | 平成 27(2015)年 2 月 27 日
いる 2%に向かうとし、利上げの障害にはならないとの見方を示し
ている。
第 3 図: 米国の失業率と非農業部門の雇用者変化
(千人)
800
第 4 図:米国の賃金、物価と離職率
(%)
18
600
16
400
14
200
12
0
10
(%)
4.0
離職率
PCEコアデフレーター
3.5
平均時給の伸び
3.0
2.5
2.0
-200
8
NFP6ヵ月平均
-400
6
失業率(右目盛)
-600
4
広義失業率(右目盛)
-800
07
09
11
13
2
15 (年)
(資料)米労働統計局より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作成
3 月の FOMC、声明文
の‘Patient’変更へ
1.5
1.0
0.5
07
08
09
10
11
12
13
14
15 (年)
(資料)米労働統計局、経済分析局より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリ
サーチ作成。離職率は自発的に退職した人の割合。通常は、より良い条件への転
職者が増加したとみなされる。
3 月のメインイベントは、こうした労働市場の動向も踏まえた
FOMC だろう。3 月は、声明文に加え、経済見通しも発表されるほ
か、イエレン議長による記者会見も行われる。まず市場が注目する
のは、声明文の中にある正常化(利上げ)を開始するまで、忍耐強
くいることができるとしている「it(FOMC) can be patient」の扱いだ。
第 5 表 : FOMC 声明文の該当箇所
Based on its current assessment, the Committee judges that it can be patient in beginning to
normalize the stance of monetary policy.
(資料) 米 FOMC より、三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作成
イエレン議長は、2 月の議会証言で、文言の変更が自動的に特定
の会合での利上げ開始を示唆するものではないこと、記者会見の有
無にかかわらず、いずれの会合でも利上げの決定は可能と説明して
いる。しかし、議長は昨年 12 月の記者会見後、質疑応答の中で、
この文言が少なくとも向こう 2 回の会合では利上げがないことを示
すと発言した経緯がある。このため、市場はこの文言が残れば、利
上げは早くても 4 月と 6 月会合のさらに次となる 7 月会合以降と受
け取る可能性が高い。しかし、FOMC は既にこれまで正常化(利上
げ)開始に向け、市場との対話や、オーバーナイトリバースレポ取
引の活用による過剰流動性の吸収といった様々な地均しを着々と進
めてきた。このため、いつまでも低金利を続けるとのメッセージを
発することも避けるとみられる。先の議事要旨でも、早急な利上げ
に慎重な議論が交わされていた一方、利上げが必要以上に後ズレす
ればインフレを招きかねないとも指摘している。実際、6 月に利上
げを開始するかどうかは予断を許さなくなったと言えるが、経済情
勢次第で柔軟に対応する余地を確保する観点からも、声明のこの文
言に変更が加えられる可能性が高いと予想する。もちろん、その場
4
為替相場の見通し | 平成 27(2015)年 2 月 27 日
合も、記者会見で今後の利上げ開始の判断が経済情勢次第である点
を繰り返し、市場にクギを刺すだろう。
ドル高は加速するのか
良好な雇用統計に続き、FOMC 声明から Patient の文言が削除さ
れた場合、為替市場ではドル高に弾みがつきそうだ。ドル円で言え
ば昨年 12 月以来となる 121 円台後半の高値を試す可能性も高まろ
う。ただ、その場合、以下の波及経路からドルの上値を抑える圧力
も強まる可能性が高く、ドル円が一本調子で上昇するわけではない
と予想する。
①
ドルと原油先物相場は逆相関にある。その原油先物相場が軟化
すると米国の株式相場も上値を抑えられたり、軟化する。さら
に、米国株とドルの相関も高い。このため、ドルが上昇した場
合、ドル高⇒原油安⇒株安⇒ドル安と跳ね返り、結局はドル高
を抑制しよう。
②
強いドル高を招くほど、ドルの市場金利が上昇した場合、株式
相場には下押し圧力となることが警戒される。実際、FF 先物
市場では現在、6 月の利上げ開始を 2 割も織り込んでいないた
めだ。米国債の利回り上昇により、金利差が拡大しても、株式
相場が不安定化すると、ドル円は下押し圧力も受けよう。
第 6 図 :FF 先物市場の動向
(%)
1.0
0.9
0.8
0.7
0.6
0.5
0.4
0.3
0.2
0.1
15/2
15/4
15/6
15/8
15/10
15/12
16/2
16/4 (年/月)
(資料)Bloomberg より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作成
③
5
為替相場の見通し | 平成 27(2015)年 2 月 27 日
本邦の貿易収支の改善を踏まえ、特に 3 月は実需筋の円買い需
要が強まる可能性があり、これに配当金なども重なる。金融収
支面では、本邦企業による M&A といった対外直接投資や、対
外証券投資が円売り圧力とはなろうが、全体としてみた円の需
給は、昨年までほど円売りに偏いておらず、一方的なドル高円
安に歯止めが掛かるだろう(第 7 図)。
第 7 図:日本の国際収支の推移(単位:兆円)
2000~2010 年の平均
1.
2013 年
2014 年
+16.9
+3.2
+2.6
貿易収支
+10.8
▲8.8
▲10.4
サービス収支
▲4.3
▲3.5
▲3.1
第 1 次所得収支
+11.4
+16.5
+18.1
第 2 次所得収支
▲1.0
▲1.0
▲2.0
経常収支
2.
資本移転等収支
▲0.5
▲0.7
▲0.2
3.
金融収支
+16.8
▲1.6
+5.6
直接投資
+5.0
+13.0
+11.6
証券投資
+6.6
▲25.5
▲4.9
金融派生商品
▲0.5
+5.6
+3.9
その他投資
▲1.1
+1.4
▲5.9
外貨準備
+6.8
+3.9
+0.9
+0.5
▲4.1
+3.1
誤差脱漏
(資料)財務省より、三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作成
(2014 年の証券投資の内訳)
居住者対外証券投資=約 12.2 兆円の取得超(株式・投資ファンド持分 6.7 兆円、中長期債 4.5 兆円、短期債 1.1 兆円)
非居住者対内証券投資=約 17.1 兆円の取得超((株式・投資ファンド持分 3.7 兆円、中長期債 12.4 兆円、短期債 1 兆円)
以上を踏まえると、第 1 四半期も残り 1 ヶ月ではあるが、FOMC
の決定内容次第で、各市場ともに神経質となり、振れ幅は広がると
考えられる。このため、値幅は広めに見ざるを得ないだろう。
ドットチャートにも
注目
6
このほか正常化(利上げ)開始後の利上げペースを占ううえでは、
各メンバーらによる無記名での政策金利見通し(いわゆるドット
チャート)も注目される。これまで 2013 年中や 2014 年中の利上げ
開始を記した数多くのメンバーがいた一方、結局はこの 2015 年に
入っても未だにゼロ金利政策が続いている通り、必ずしも精度が高
いということではない。ただ、前回と比べ、各年末時点での中央値
や加重平均値が上昇すれば、少なくとも現時点では FOMC メン
バーが前回 12 月よりも、米国経済を強気で見ているシグナルと受
け取られ、その逆もまた然りとなろう。極端な例を挙げれば、声明
文に Patient の文言が残る一方、ドットチャートの数字が上昇すれ
ば、市場はこれまでよりも急ピッチの利上げパスを意識する可能性
があり、株式や債券市場への影響を含め、注意を要する。
為替相場の見通し | 平成 27(2015)年 2 月 27 日
第 8 表:FOMC メンバーの FF 金利予想(昨年 12 月時点、数字は人数、但し加重平均は%)
15 年
0.125
2
0.375
1
0.875
3
1.125
2
1.375
3
1.625
1
1.875
4
16 年
17 年
長期
15 年
16 年
17 年
3.000
1
1
3.125
1
3
1
3.375
1
2
1
3.625
3.250
1
3.500
3
1
3.750
2.000
1
2
6
3.875
3
3
2
1
1
3
2.125
2
4.000
2.375
2
4.125
1
4.250
1
4.375
1
2.625
2.875
長期
1
1
1
2
加重平均
1.272
2.684
2
3.544
3.794
(資料)各中央銀行より、三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作成
予想レンジを上抜けす
るリスク
先に述べた通り、ドル円相場の上昇に必要なのは、金利差拡大に
加え、投資家のリスク許容度が改善するいわゆるリスクオンのセン
チメントが重要だ。このため、ドル円相場が 3 月の予想レンジの上
限 123 円を上抜けするケースとして考えられるのは、金利差拡大
(米ドルの金利上昇)と原油先物価格や株式相場の安定した値動き
(リスクオン)が並存する場合だ。こうした状況では、金利差拡大
が素直にドル高円安に波及するとみられ、ドル円の上昇余地が広が
る可能性が高まろう。
第 9 図 :VIX 指数
第 10 図: WTI(原油先物相場)
(%)
28
(ドル/バレル)
110
26
100
24
90
22
80
20
70
18
60
16
14
50
12
40
10
14/7
14/8
14/9
14/10
14/11
14/12
15/1
15/2
(年/月)
(資料)Bloomberg より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作成
予想レンジを下抜けす
るリスク
7
30
14/7
14/8
14/9
14/10
14/11
14/12
15/1
15/2
(年/月)
(資料)NYMEX より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作成
一方、予想レンジを下抜けする場合は、米雇用統計が予想を下
回ったうえ、FOMC 声明にも Patient の文言が残る場合だろう。こ
の場合、市場は利上げが早くても 7 月以降とみなす可能性が高い。
ドル指数が 2 月も陽線(月初よりも月末がドル高)となれば、昨年
7 月以来の 8 連騰。当方が確認できる少なくとも 1978 年以降では初
のことだ(第 11 図)。また、ドルロング(ドルの買い越し)も、
過去最高水準にまで積みあがっている(第 12 図)。これは、ドル
為替相場の見通し | 平成 27(2015)年 2 月 27 日
が上昇する際のペースが抑えられる一方、下落する際の速度や値幅
が広がり易いといった非対称性が有る可能性を示唆しており、注意
が必要だろう。
また、投資家心理が悪化する場合も、持ち高を解消するインセン
ティブが高まるため、ドルロング解消の切っ掛けとなり得よう。昨
年来、ほぼ月替わりで市場の緊張を高めるイベントが続いているだ
けに要注意だ。特に、下げ止まったようにも映る原油価格再反落へ
の警戒は根強い。そのほか、ウクライナと親ロシア派勢力の停戦合
意の実効性が危ぶまれると、ロシアへの欧米による追加経済制裁の
可能性も高まる。米国では、オバマ大統領と共和党との緊張が高
まっている。次期大統領を狙う共和党が、政府機関閉鎖といった強
硬路線こそ封印するとみられるが、過去の例では、米国の政治の緊
張は、株式相場の軟化を通じ、ドル円への重石となってきた。
第 11 図: ドル指数(ドルの名目実効相場)
第 12 図: IMM の通貨先物ポジション(非商業部門のドル)
130
(枚)
80000
(ドル高)
(ドルロング)
120
60000
110
40000
100
20000
90
0
80
-20000
70
(ドル安)
60
00
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
14
15 (年)
(資料)Bloomberg より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作成
年間の予想レンジは
不変
(ドルショート)
-40000
00
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
14
15 (年)
日米間の金融政策や経済情勢の違いから、2015 年のドル円は緩
やかながらも上昇軌道を描くと予想している。ただ、日銀の追加金
融緩和は、仮にある場合も 10 月の展望レポート作成前後を想定。
加えて、国債の一段の買い増しは、市場に与える影響の大きさ、国
債に占める日銀保有比率の高まり(昨年末で既に約 25%)を勘案
するとハードルは高いと考えられる。従来のような規模の資産買い
入れの拡大は打ちづらいと予想する。また、国際収支面でも、金融
収支(対外直接投資や対外証券投資)から相応の円売り圧力が続く
一方、経常収支では大幅な黒字拡大(貿易赤字縮小と第一次所得収
支の黒字増加)が見込まれる。昨年までと異なり、需給面でみると
必ずしも円売り過多ではないだろう。地政学リスクが高まる場面で
は、円買いが優勢となるなど、ドル円相場は神経質な値動きを辿り
そうだ。持ち高がドル高に傾いているだけに、ドル高方向への値幅
や速度よりも、前提が異なった場合のドル安方向の方が、値幅や速
度が広がり易い。こうしたことを踏まえ、年間の予想レンジを維持
する。
チーフアナリスト
8
13
(資料))米 CFTC より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作成
為替相場の見通し | 平成 27(2015)年 2 月 27 日
内田 稔
(2) ユーロ 景気は持ち直しもドルとの金利差拡大から下落
サマリー
2 月のユーロドルは、良好なユーロ圏経済指標によるユーロ買い
とギリシャ債務問題を材料としたユーロ売りが交錯して、概ね
1.13~1.15 を中心にややボラタイルに横這い推移した(第 1 図)。
先行きについては、ユーロとドルの金利差拡大から下落しよう。
年末までにパリティ(1 ユーロ=1 ドル)をみる可能性もある。
第 1 図: ユーロドル相場(過去 3 ヶ月)
1.275
(ドル)
1.250
1.225
1.200
1.175
1.150
1.125
1.100
12
1
2
3 (月)
(資料)Bloomberg より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ
2 月のレビュー
9
2 月の相場動向を振り返ると、ユーロドルは月初に 1.13 付近で寄
り付いた。月上旬は、1 月 ECB 理事会での国債等資産買入の決定な
ど当面の材料出尽くし感によるユーロ買い戻しや 5 日の独 12 月製
造業受注の予想比上振れ(前月比+4.2%、市場予想同+1.5%)等
を受けてユーロドルは 1.1499 まで上昇した。この間、4 日には、
ECB によるギリシャ政府の発行または保証する証券を対象とする
特例措置の解除(ギリシャ国債の適格担保除外)を受けて、ユーロ
ドルが一時的に下落する場面が見られた。その後、6 日の米 1 月雇
用統計の良好な結果を受けたドル買いや、チプラス・ギリシャ首相
が「現行の金融支援プログラムを延長しない」との考えを表明した
ことを材料としたユーロ売りから、ユーロドルは 1.1270 まで下落
した。
月中旬は、17 日に独 2 月 ZEW 景況指数(期待)の前月比改善
(53.0、1 月 48.4)など良好なユーロ圏経済指標を受けたユーロ買
いとギリシャ債務問題を材料としたユーロ売りが交錯して、ユーロ
ドルは 1.14 を挟んでややボラタイルに推移した。ギリシャ債務問
題については、ギリシャ政府が緊縮財政路線からの転換を企図して、
トロイカ(EU、IMF、ECB)と対立したことから、11 日、16 日、
20 日のユーロ圏財務相会合に絡んでユーロが一時的に売られた。
もっとも、ユーロドルは東京時間に下落してロンドン時間に上昇し
たように値幅は大きいが一時的な動きに終始した。
月下旬は、24 日にギリシャ政府が緊縮財政路線に基づいた改革
案を提出し、ユーロ圏財務相会合で同案が承認されたことから、
為替相場の見通し | 平成 27(2015)年 2 月 27 日
ユーロにおける材料出尽くし感が強まり、ユーロドルはドルの動き
に連れて、概ね 1.13 台で横這い推移した。その後、26 日に米 1 月
耐久財受注や米 1 月コア消費者物価指数の予想比上振れを受けた米
国債利回りの上昇とドル買いから、ユーロドルは 1.1184 まで下落
している。
総じてみれば、良好なユーロ圏経済指標によるユーロ買いとギリ
シャ債務問題を材料としたユーロ売りが交錯して、概ね 1.13~1.15
を中心にややボラタイルに横這い推移した。
今後の見通し
本稿では、この間のユーロ圏景気・物価動向を踏まえて、ユーロ
ドルの先行きを予測する。
① 原油安とユーロ安によってユーロ圏景気は持ち直しへ
個人消費は堅調に推移
し、輸出も持ち直しの
動き
2 月に発表されたユーロ圏の経済指標はユーロ圏 4Q 実質 GDP
(前期比+0.3%、3Q 同+0.2%)等で良好な結果となり、ユーロ圏
景気は一部に弱さがみられるものの持ち直しを続けている(第 2
図)。
個人消費については、ユーロ圏 1 月自動車登録台数が前年比
+6.9%と好調な水準を維持し、2013 年 9 月以降、着実に増加してい
る(第 3 図)。先行指標である消費者信頼感指数はウクライナ情勢
の悪化によるエネルギー価格上昇懸念から昨年夏に幾分悪化したが、
昨年秋以降の原油価格下落を受けてはっきりと改善している(第 4
図)。個人消費は堅調に推移することが見込まれる。
加えて、輸出も、ユーロ安と米英の景気回復を受けてドイツの輸
出が高水準で推移し、ユーロ圏全体でも持ち直しの動きを続けてい
る(第 5 図)。
景気の先行指標である PMI 総合をみても、原油安とユーロ安を
受けて各国ともに改善し、先行きのユーロ圏景気は持ち直して行く
と考えられる(第 6 図)。なお、設備投資や住宅投資については、
引き続き低迷しているが、中期的には、企業や個人のマインドの改
善を受けて持ち直しの動きに転じることが期待される。
第 2 図 :実質 GDP
第 3 図:自動車登録台数(前年比)
(2008年1Q=100)
105
(%)
10
100
0
95
-10
90
08/3
09/3
ユーロ圏
10/3
11/3
ドイツ
フランス
12/3
13/3
イタリア
-20
14/3
スペイン
(年/月)
(資料)Eurostat より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作成
10 為替相場の見通し | 平成 27(2015)年 2 月 27 日
12/1
12/7
ドイツ
13/1
フランス
13/7
イタリア
スペイン
14/1
その他
14/7
ユーロ圏
15/1
(年/月)
(資料)欧州自動車工業会より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作
成
第 4 図 :消費者信頼感指数
第 5 図:ドイツの輸出と製造業受注
(%)
20
180
(2005年=100)
(2005年=100)
140
160
120
140
100
120
80
100
60
改善
10
0
-10
-20
悪化
-30
-40
80
-50
08/1
09/1
10/1
ドイツ
11/1
フランス
12/1
イタリア
13/1
スペイン
14/1
40
08/1
15/1
10/1
11/1
12/1
13/1
14/1
(年/月)
(年/月)
ユーロ圏
09/1
(資料)欧州委員会より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作成
独輸出(名目除くユーロ圏)
独製造業受注(実質除くユーロ圏)〈右目盛〉
(資料)ドイツ統計局より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作成
② ECB 国債買入によって国債利回りはブルフラット化
期待物価下落懸念から
ECB は金融緩和を継続
このようにユーロ圏景気は一部に弱さはみられるものの持ち直し
を続けていることから、コア消費者物価指数(HICP)は概ね横這
いで推移しているが、昨年秋からの原油価格下落を受けて、HICP
全体(エネルギーを含む)は 1 月に前年比▲0.6%と下落している。
当方試算では、HICP は今秋まで前年比▲0.5%付近で推移すること
が見込まれ、期待物価の下落が懸念される。
ECB は期待物価の低下を回避するため、3 月から国債買入を実施
する。3 月の国債買入実施による短期金融市場のマイナス金利の深
化や国債の長期・超長期ゾーンの需給改善を織り込んで、超長期
ゾーンも含めてユーロ圏国債のイールドカーブ(利回り曲線)に低
下圧力が生じている。ドイツの国債利回りは 7 年ゾーンまでマイナ
ス金利化して、ブルフラット化している(第 7 図)。
第 6 図 :PMI 総合
第 7 図:独国債のイールドカーブ
60
(%)
1.5
55
改善
1.0
50
0.5
45
悪化
40
11/7
12/1
12/7
13/1
13/7
14/1
14/7
-0.5
15/1
(年/月)
ドイツ
フランス
イタリア
スペイン
ユーロ圏
(資料)Markit より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作成
11 為替相場の見通し | 平成 27(2015)年 2 月 27 日
0.0
1M 3M 6M 1Y 2Y 3Y 4Y 5Y 6Y 7Y 8Y 9Y 10Y 15Y 20Y 25Y 30Y
変化
2015/2/26
2014/12/31
(資料)Bloomberg より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作成
③ 結語
ユーロ圏景気は一部に弱さがみられるものの持ち直しを続けてい
るが、消費者物価は原油価格下落から、当面、前年比マイナスで推
移し、期待物価の低下が懸念される。そのため、ECB は 3 月から国
債買入を実施するなど、金融緩和スタンスを強めている。ユーロ圏
国債のイールドカーブはブルフラット化している。
ユーロの中短期ゾーンの金利がマイナス圏で推移する一方、ドル
側では、米国の景気回復を受けて FRB による利上げが見込まれ、
ドルの中短期ゾーンの金利上昇が期待される。ユーロドルはドルと
ユーロの金利差拡大を受けて、下落していくことが見込まれる。年
末までを見通すとユーロドルはパリティ(1 ユーロ=1 ドル)まで
下落する可能性もある。
アナリスト
12 為替相場の見通し | 平成 27(2015)年 2 月 27 日
天達 泰章
(3) 豪ドル 続く豪ドル安要因
サマリー
2 月の RBA 定例理事会では利下げを決定。豪州経済と豪ドル水
準に懸念を示した。一方、これまでの低金利による住宅市場の加熱
感にも懸念を示している。議事録の様子からは、利下げによる効果
を見極める期間を設けよう。ただ、足元の豪ドルは利下げ前の水準
まで戻しているうえ、世界的な金融緩和の波が止まない場合は、3
月理事会にて利下げに踏み切る可能性も排除はできない。
2 月のレビュー
2 月の豪ドルは、0.778 近辺で始まった。3 日に開催されたオース
トラリア準備銀行(以下、RBA)の定例理事会では、一昨年 8 月以
来の利下げを決定し、政策金利を 2.5%から 2.25%に引き下げた。
これを受けて、豪ドルは一時 2009 年以来となる 0.76 台半ばまで下
落し、対円でも 91 円台後半から 89 円台まで約 2 円も急落する場面
がみられた。しかし、その後豪ドルは対ドル、対円共に利下げ発表
前の水準まで反発する展開となった。12 日に発表された 1 月の豪
州雇用統計は失業率が 6.4%と市場予想(6.2%)比上昇した上、雇
用者数変化も 1.22 万人の減少と、先月の 4.23 万人の増加から大き
く減少。これを受けて、豪ドルは 0.764 近辺まで下落する場面がみ
られたが、同水準では底堅く、月下旬にかけて 0.7800 を挟んだ展
開が続いた。もっとも、イエレン FRB 議長の議会証言を受けて、
米国債利回りが低下し米ドルが弱含む場面では、豪ドルは月間高値
となる 0.79 近辺まで上昇したが戻り上値も重く、結局 0.78 台で越
月する見込みだ。
第 1 図: 豪ドル相場(過去 3 ヶ月)
(ドル)
0.86
0.84
0.82
0.80
0.78
0.76
12
1
2
3
(月)
(資料)Boomberg より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作成
RBA は 2 月 3 日の定例理事会で利下げを決定した。利下げの主
な理由として、消費者物価指数の伸び率鈍化、労働市場に改善がみ
られないこと、豪ドル水準の高さを挙げた。
労働市場について、「失業率が一貫して低下するには時間を要す
る見込み」としていたこれまでの見通しを、「失業率のピークは従
来の予想よりやや高くなる見込み」とし、評価を引き下げた。また
失業率のピーク時期も後ずれするとして、改めて労働市場の先行き
13 為替相場の見通し | 平成 27(2015)年 2 月 27 日
へ警戒を示した。実際に 12 日に発表された 1 月の雇用統計では、
労働参加率が低水準に留まるなか、失業率は 6.4%となり、直近で
は最も高い水準となった(第 2 図)。
第 2 図: 消費者物価指数の推移
8.0
(%)
(%)
66.5
66.0
7.0
65.5
6.0
65.0
5.0
64.5
4.0
64.0
63.5
3.0
失業率<左目盛>
63.0
労働参加率<右目盛>
2.0
62.5
1.0
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
14
62.0
15 (年)
(資料)Boomberg より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作成
また、このところは賃金の伸び率低下が著しい(第 3 図)。RBA
は声明のなかで、豪ドルが更に下落したとしても、CPI はターゲッ
トレンジに沿って推移するとしており、その理由に賃金価格の伸び
率低下を挙げている。実際に消費者物価指数を財別にみると、非貿
易財が低下基調を辿っており、賃金物価上昇率の伸び率鈍化による
影響が伺える(第 4 図)。さらに足元では鉱業部門の雇用者数が著
しく減少している。資源投資ブーム終焉を迎え、投資プロジェクト
が徐々に完成を迎える中、雇用の確保が難しくなっていることが伺
え、RBA の見通しにも説得力がある。
第 3 図:賃金物価指数の推移
5
第 4 図:消費者物価指数(貿易財、非貿易財)
(前年比、%)
10.0
(前年比、%)
貿易財
非貿易財
8.0
4.5
6.0
4
4.0
3.5
2.0
3
0.0
2.5
-2.0
2
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015 (年)
(資料)Bloomberg、ABS より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作成
今後の見通し
-4.0
00
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
14
15(年)
(資料)Bloomberg、ABS より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作成
今回の議事録では、「需要をさらに促進するために更なる政策金
利の引き下げが適切だと判断した」と言及しており、不冴な経済が
続く様子をみれば、今後も緩和姿勢を維持するだろう。
ただ、RBA は利下げのタイミングについて、「変更のタイミン
グを決定する上で、メンバーは今回の理事会で行動すべきか次回
14 為替相場の見通し | 平成 27(2015)年 2 月 27 日
(3 月)の理事会ですべきか議論した」としている。また、「今度
の四半期金融政策報告に関して早期に追加のメッセージを伝える機
会となるため、今回の理事会で行動するのが望ましい」としている。
つまり、第 1 四半期中に一度の利下げを検討したと読むことがで
き、議事録の内容を踏まえると、2 月に引き続き 3 月にも利下げと
なる可能性は低そうだ。かつ四半期金融政策報告の発表に合わせる
形で利下げを実施したとなると次回利下げを判断するタイミングと
しては 2014 年第 4 四半期の GDP(3 月 4 日発表)、2015 年第 1 四
半期の消費者物価指数(4 月 22 日発表)の結果をみてからの可能
性が高い。加えて、今回の議事録では前回までと比べて住宅市場に
関する懸念が多く示されていた。足元の住宅価格は上昇を続けてお
り、これまでの低金利による加熱感も伺える。当方では、年内に少
なくとも 1 回の追加利下げを予想しているが、こうした状況を考え
れば、5 月 5 日の RBA 理事会までは利下げによる効果を見極める
可能性が高いだろう。
もっとも、今回の理事会で RBA は豪ドル水準について、より低
水準を望む姿勢をみせた。RBA のスティーブンス総裁は、豪ドル
の適正水準(対ドル)について度々言及しており、一昨年は
「0.85」、昨年は「0.75」としていた。2 月 3 日の理事会開催時に
豪ドルは 0.77 近辺にて推移していたため、スティーブンス総裁の
求める水準に近づいていたように思えた。しかし、声明ではこの水
準を再び引き下げ、「豪ドルはこの数ヶ月、米ドルの上昇により著
しく下落したが、通貨バスケットでは対米ドルほどではない」とし、
「特に、主要商品価格の下落を踏まえると、豪ドルはファンダメン
タルから得られる水準を依然として上回っている」と発言。明確な
水準こそ示さなかったものの、これまであまり言及されることがな
かった通貨バスケットに対する豪ドル安を強く望む姿勢をみせた。
鉄鉱石価格下落による交易条件の悪化にも触れ、「バランスの取れ
た経済成長には更なる通貨安が必要になる可能性がある」とした。
第 5 図:鉄鉱石価格と RBA 商品価格指数の推移
200
(米ドル)
第 6 図:豪ドルと交易条件の推移
(Index) 140
130
180
1.2
(米ドル)
(指数)
120
1.1
110
1
100
120
160
110
140
120
100
0.9
90
90
0.8
80
0.7
70
80
100
70
80
中国受け渡し鉄鉱石価格<左軸>
RBA商品価格指数<右軸>
60
40
2009
2010
2011
※RBA商品価格指数は2012/13=100。
60
50
40
2012
2013
2014
(年)
(資料)Bloomberg、ABS より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作成
60
0.6
豪ドル<左軸>
交易条件<右軸>
50
0.5
0.4
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
14
40
15 (年)
(資料)Bloomberg、ABS より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作成
やはり、鉄鉱石価格の下落を補うツールは豪ドル安であり、今後
もさらに鉄鉱石価格が下落を続ける場合には時期を待たずして利下
15 為替相場の見通し | 平成 27(2015)年 2 月 27 日
げをする可能性が高まろう。加えて、今回の議事録では世界的に行
われた金融緩和にも言及している。今後もこのような他の中銀によ
る緩和が続く場合には、相対的に高金利かつ高格付国通貨である豪
ドルは上昇しかねない。よって、3 月の利下げの可能性も排除すべ
きではないだろう。実際、市場でも 3 月の利下げを 50%程度織り込
んでいる。今後の商品市況、他の中銀の動向、豪ドルの値動きが重
要となってこよう。
いずれにしても正常化(利上げ)に向かう米国との違いは続くと
みられ、豪ドルの軟調な推移が続くと予想する。尚、日豪間でみる
と、日本では日銀による追加緩和期待が後退している一方、豪州で
は引き続き緩和姿勢が続くとみられる。また、資源価格の低下によ
り、日本では貿易収支の改善が見込める一方、豪州では赤字が続く
公算が大きく、豪ドルは対円で緩やかながらも軟調に推移しよう。
リサーチアシスタント
16 為替相場の見通し | 平成 27(2015)年 2 月 27 日
福島 由貴
(4) 人民元 目先軟調推移を見込むも、長期的な元高予想は維持
サマリー
2 月の人民元は 6.25 挟みの軟調推移が継続した。銀行による為
替取引動向をみると、経常・資本取引共に人民元売り超に傾いてお
り、貿易黒字は数値に見られるほど元高圧力となっていない。加え
て、低インフレが続くなか、当局がインフレ抑制のために元高へ誘
導する必要性も低く、目先の人民元は上値の重い推移が続こう。
もっとも、輸出企業等は相応の外貨を抱えていると見られ、潜在的
な元高圧力は強い。長期的に元高基調が続くとの予想は維持する。
2 月のレビュー
2 月の人民元は 6.26 付近で寄り付いた。6.26 台前半では底堅く推
移したが上値も重く、6.25 挟みの動意に乏しい推移が続いた。18
日から 24 日は春節のため休場であったが、休場明けの人民元は
6.26 台を中心とした軟調推移が続いている。
第 1 図: 人民元対ドル相場推移
(元)
6.30
6.25
6.20
6.15
6.10
6.05
対ドル基準値
一日の変動許容制限
6.00
5.95
11/1
12/1
1/1
2/1
(資料)Reuters, Bloomberg より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作成
冴えない経済指標
2 月に発表された 1 月の経済指標は総じて冴えない結果となった。
貿易統計では、輸出(前年比▲3.3%)が予想外のマイナスに落ち込
んだほか、輸入(同▲19.9%)も減少幅を大きく拡大した。なかで
も、輸入は全体の約 6 割を占める一般貿易(国内で消費・販売する
ための貿易)の減少(前年比▲7.0%→▲23.6%)が顕著であり、内
需の弱さが浮き彫りとなっている。また、消費者物価指数も前年比
+0.8%と約 5 年ぶり水準へ低下した。昨年 1 月は食品価格が上昇す
る傾向にある春節の時期と重なっている。春節時期のずれによる食
品価格の上昇率低下(前年比+2.9%→+1.1%)が今回の大幅鈍化に
寄与したと見られるが、食品を除く指数(前年比+1.0%→+0.8%→
+0.6%)の下落基調も継続している。また、商務省が発表した春節
中(18 日~24 日)の小売売上高は前年比+11.0%の増加。国家旅行
局によれば、春節中の海外旅行者(香港・澳門除く)が前年比
+10.0%増加するなど、春節を国外で過ごす人も増えている。こう
した変化が国内消費動向に影響した可能性はあろうが、前年(同
+13.0%)から更に鈍化し 2005 年の統計開始後最も低い伸びを記録
した。
17 為替相場の見通し | 平成 27(2015)年 2 月 27 日
第 2 図:中国輸出入推移
60
第 3 図: 消費者物価指数
(%)
7
輸出
50
(前年比、%)
輸入
6
40
5
30
4
20
10
3
0
2
▲ 10
1
▲ 20
0
▲ 30
11/1
11/7
12/1
12/7
13/1
13/7
14/1
14/7
15/1
(資料)国家統計局より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作成
中国人民銀行の動向
11/7
12/1
12/7
13/1
13/7
14/1
14/7
15/1
(年/月)
(資料)国家統計局より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作成
こうしたなか、中国人民銀行(以下、PBOC)は預金準備率の引
き下げや短期流動性ファシリティ(SLF)の全国展開を発表した。
これまで PBOC は小型・零細企業向け貸出残高が一定割合以上の商
業銀行を対象にするなど、部分的な預金準備率の引き下げは実施し
てきたが、全体の引き下げは 2012 年 5 月以来となる。また、SLF
の中小金融機関への適用は 10 省、直轄市の支店を通じた試験的実
施に留まっていた。PBOC は第 4 四半期金融政策報告において「穏
健な金融政策を維持」「過度の信用刺激は回避」といった従来の金
融政策方針を踏襲する一方、「中国経済は比較的大きな下振れ圧力
に直面」との見方や「経済成長の低下を防ぐ」方針も示しており、
上記の措置はこうした方針に従って実施されたものと見られる。
1、2 月は春節による統計の歪みが出やすい時期のため、一概に
は言えないが、足もとで冴えない経済指標の発表が続くなか、追加
利下げの可能性は相応に高いと言えよう。週明けには全国人民代表
大会(全人代)の開幕を控えており、当面は動きにくいだろうが、
3 月後半以降の動向には注意が必要だ。
第 4 図:預金準備率推移
23
11/1
(年/月)
第 5 表:中国人民銀行の主な金融緩和策
時期
概要
農村商業銀行、農村合作銀行の預金準備率をそれぞれ、2
4月
ポイント、0.5 ポイント引き下げ
(%)
21
6月
「三農」、および小型・零細企業向け貸出残高が一定割合
以上の商業銀行の預金準備率を 0.5 ポイント引き下げ
8月
金融機関に対する再貸出枠を 200 億元増額。三農(農業、
農村、農民)や小企業・零細企業に対して金融支援を強化
19
9 月、10 月 中期貸出制度(MLF)による 7695 億元の資金供給
17
15
10/1
10/7
11/1
11/7
12/1
12/7
13/1
13/7
14/1
14/7
15/1
(年/月)
(資料)中国人民銀行より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作成
18 為替相場の見通し | 平成 27(2015)年 2 月 27 日
11 月
預金基準金利・貸出基準金利をそれぞれ引き下げ
1月
MLF を通じて 2695 億元をロールオーバーした他、500 億
元を追加供給
2月
預金準備率を 0.5%引き下げ
短期流動性ファシリティ(SLF)の全国展開を発表
(資料)中国人民銀行より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作成
全国人民代表大会
3 月 5 日には、全国人民代表大会(全人代)が開幕する。全人代
では国務院による政府活動報告が行われ、2014 年の活動内容や
2015 年の経済目標について審議される予定だ。昨年 12 月に実施さ
れた中央経済工作会議では「穏中求進(安定を保ちつつ経済成長を
促す)」「積極的な財政政策と穏健な金融政策」等、前年の方針が
踏襲された。ただ、声明では、中国経済は高成長ではない「新常態
(ニューノーマル)」に移行しつつあることが強調された上、2015
年は改革を深める点で肝心な年になるとも言及。大規模な景気刺激
策を導入せず、改革を優先させる姿勢を示した。
構造改革へ注力する意思は、ダボス会議における李首相の発言に
も見ることが出来る。改革を深化させるには、成長目標を大規模な
景気刺激策を導入せずとも持続可能な水準に留める必要がある。
2015 年の成長目標は「7.5%前後」から 7.0%程度へ引き下げられよ
う1。全人代に先立ち各省で実施された地方人代においても、北京
市が 7.5%から 7.0%へ引き下げるなど、多くの省で成長目標の引き
下げが実施されている。
第 6 表:経済工作会議における 2015 年の主な政策
第 7 表:2014 年の主な政策目標
マクロの政策の一貫性と安定性を維持し、経済の安定的な成長
を維持する。
農業の発展方法の転換を加速する。
目標値
結果
7.5%
7.4%
1000 万人
1322 万人
都市部失業率
4.6%
4.1%
消費者物価指数上昇率
3.5%
2.0%
M2 伸び率
13.0%
12.0%
実質 GDP 成長率
都市部新規雇用者数
新しい経済の牽引力を見出し、育成する。
経済発展の地域的配置構造の合理化を図る。
民生保障・改善に力を入れる。
(資料)新華社より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作成
今後の見通し
(資料)政府報道資料、国家統計局より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリ
サーチ作成
国家外為管理局が公表している金融機関による為替取引データに
よると、経常・資本取引共に人民元売り超に傾いている。また、貿
易収支の輸出額と銀行為替取引データの輸出に係わる為替取引(輸
出取引)を比較すると、概ね一致した動きをしていた両者の相関が
2014 年以降崩れていることが分かる。つまり、貿易黒字は数値に
見られるほど元高圧力となっていない。
中国では 1 月の消費者物価指数が約 5 年ぶり低水準となるなど、
低インフレが続いている。これまでの元高基調には、中国人民銀行
がインフレ抑制のために元高に誘導していた側面もあるが、現状そ
の必要性も低い。対ドル基準値の上昇が抑えられるなか、直近では
1
中国の経済成長目標は 2005 年~2011 年まで「8.0%前後」、2012 年以降は「7.5%前後」と 0.5%刻みで設定されており、いず
れも、「前後」を意味する「左右」という文言が付いている。ただ、2014 年の経済成長が 7.4%となり「7.0%前後」は 6%台
成長許容と受け止められる可能性もあることから、当方では「左右」をつけない等、表現を変える可能性があると見ている。
19 為替相場の見通し | 平成 27(2015)年 2 月 27 日
元買いフローの活発化は見込みにくく、人民元は目先上値の重い展
開が続こう。
もっとも、人民元転を手控えた結果、輸出企業等は相応の外貨を
抱えているとみられ、いずれかの段階で外貨を人民元に替えるもの
と考えられる。潜在的な元高圧力は強く、中長期的には人民元高基
調が続くとの予想を維持する。
第 8 図: 銀行による為替の顧客代理取引
第 9 図:銀行為替取引データの輸出取引と貿易収支の輸出
7,000
(億ドル)
6,000
5,000
4,000
3,000
2,000
貿易収支(輸出)
銀行為替取引(輸出)
1,000
10/3
(資料)国家外為管理局より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作成
11/3
12/3
13/3
アナリスト
20 為替相場の見通し | 平成 27(2015)年 2 月 27 日
14/3
(資料)国家外為管理局より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作成
関谷 菜摘
予想レンジ
USD/JPY
EUR/USD
EUR/JPY
AUD/USD
AUD/JPY
USD/CNY
CNY/JPY
3月
4 月~6 月
7 月~9 月
10 月~12 月
113~123
1.09~1.16
127~141
0.73~0.83
87~97
6.18~6.30
18.0~19.9
111~124
1.04~1.16
126~142
0.71~0.81
85~95
6.15~6.35
17.5~20.1
111~124
1.02~1.15
125~143
0.70~0.80
84~94
6.09~6.30
17.7~20.3
112~125
0.99~1.12
124~143
0.68~0.78
83~93
6.12~6.28
17.9~20.4
(1) ドル円
130
125
120
115
110
105
100
95
90
85
80
75
70
Oct-08
Oct-09
Oct-10
Oct-11
Oct-12
Oct-13
Oct-14
Oct-15
(2) ユーロ
1.70
1.60
対ドル
1.50
1.40
1.30
1.20
1.10
1.00
0.90
Oct-08
Oct-09
Oct-10
Oct-11
Oct-12
Oct-13
Oct-14
Oct-15
180
対円
160
140
120
100
80
Oct-08
Oct-09
21 予想レンジ | 平成 27(2015)年 2 月 27 日
Oct-10
Oct-11
Oct-12
Oct-13
Oct-14
Oct-15
(3) 豪ドル
1.20
対ドル
1.10
1.00
0.90
0.80
0.70
0.60
0.50
Oct-08
Oct-09
Oct-10
Oct-11
Oct-12
Oct-13
Oct-14
Oct-15
110
100
90
80
70
60
対円
50
Oct-08
Oct-09
Oct-10
Oct-11
Oct-12
Oct-13
Oct-14
Oct-15
(4) 人民元
7.00
対ドル
6.80
6.60
6.40
6.20
6.00
5.80
5.60
Oct-08
Oct-09
Oct-10
Oct-11
Oct-12
Oct-13
Oct-14
Oct-15
22.0
20.0
18.0
16.0
14.0
12.0
対円
10.0
Oct-08
Oct-09
Oct-10
Oct-11
(注) 網掛け部分は当面の予想レンジ
(資料)Bloomberg より三菱東京 UFJ 銀行グローバルマーケットリサーチ作成
22 予想レンジ | 平成 27(2015)年 2 月 27 日
Oct-12
Oct-13
Oct-14
Oct-15
マーケットカレンダー
月
火
水
2015/3/2
米/個人所得・消費支出(1 月)
建設支出(1 月)
ISM 製造業景気指数(2 月)
ユーロ圏/失業率(1 月)
消費者物価指数速報(2 月)
木
3
金
4
5
6
米/自動車販売(2 月)*
米/地区連銀経済報告
米/製造業受注指数(1 月)
米/雇用統計(2 月)
ユーロ圏/生産者物価指数(1 月)
ADP 雇用統計(2 月)
ユーロ圏/ECB 理事会
貿易収支(1 月)
加/GDP(4Q)
ECB 総裁定例会見
消費者信用残高(1 月)
ISM 非製造業景気指数(2 月)
豪/RBA 理事会
ユーロ圏/小売売上(1 月)
英/MPC(BOE 金融政策委員会) 日/景気動向指数速報(1 月)
英/MPC
中/製造業 PMI(1 日、2 月)
日/法人企業統計(4Q)
豪/GDP(4Q)
米・フィラデルフィア連銀総裁退任
(1 日)
プロッサー・元フィラデルフィア
米・クリーブランド連銀総裁講演
連銀総裁講演 米・FRB 改革をめぐる公聴会
米・シカゴ連銀総裁講演
米・カンザスシティ連銀総裁講演
米・ダラス連銀総裁講演
(BOE 金融政策委員会、~5 日)
9
10
中/貿易収支(8 日、2 月)
日/国際収支速報(1 月)
米/卸売在庫・売上(1 月)
中/消費者物価指数(2 月)
生産者物価指数(2 月)
対外対内証券売買契約状況
マネーサプライ M2(2 月)*
(2 月)
GDP 改定値(4Q)
景気ウォッチャー調査(2 月)
米・ミネアポリス連銀総裁講演
米・クリーブランド連銀総裁講演
欧州議会本会議(~12 日)
ユーロ圏財務相会合
EU 経済・財務相理事会
米・3 年債入札
16
11
12
13
米/財政収支(2 月)
中/小売売上(2 月)
鉱工業生産(2 月)
米/小売売上(2 月)
米/生産者物価指数(2 月)
輸出入物価指数(2 月)
ミシガン大消費者信頼感指数
企業在庫(1 月)
速報(3 月)
固定資産投資(都市部、2 月) ユーロ圏/鉱工業生産(1 月)
日/機械受注(1 月)
日/法人企業景気予測調査(1Q)
豪/雇用統計(2 月)
米・10 年債入札
17
米/NY 連銀景況指数(3 月)
米/FOMC(~18 日)
鉱工業生産(2 月)
住宅着工件数(2 月)
設備稼働率(2 月)
建設許可件数(2 月)
証券投資収支(1 月)
ユーロ圏/消費者物価指数確報
日/日銀金融政策決定会合
(2 月)
(~17 日) 独/ZEW 景況指数(3 月)
日/日銀金融政策決定会合
日銀総裁定例会見
豪/RBA 議事要旨(3/3 分)
米・サンフランシスコ連銀総裁講演
中・全国人民代表大会開幕
米国夏時間(8 日~)
米・30 年債入札
18
米/FOMC
FRB 議長定例記者会見
ユーロ圏/貿易収支(1 月)
英/MPC 議事録(3/4, 5 分)
日/日銀金融経済月報(3 月)
貿易収支速報(2 月)
19
20
米/経常収支(4Q)
ユーロ圏/経常収支(1 月)
フィラデルフィア連銀景況指数 日/日銀金融政策決定会合
(3 月)
議事要旨(2/17, 18 分)
26
27
景気先行指数(2 月)
米・ダラス連銀総裁退任
EU 首脳会議(~20 日)
米・10 年 TIPS 債入札
23
米/中古住宅販売(2 月)
24
25
米/消費者物価指数(2 月)
米/耐久財受注(2 月)
FHFA 住宅価格指数(1 月) 独/Ifo 景況指数(3 月)
新築住宅販売(2 月)
ユーロ圏/製造業 PMI 速報
ユーロ圏/マネーサプライ M3
米/GDP 確報(4Q)
(2 月) 日/完全失業率(2 月)
家計調査(2 月)
消費者物価指数
(東京都区部 3 月、全国 2 月)
(3 月)
サービス業 PMI 速報(3 月)
米・クリーブランド連銀総裁講演
米・フィッシャーFRB 副議長講演
米・2 年債入札
30
米/個人所得・消費支出(2 月)
ユーロ圏/欧州委員会景況指数
(3 月)
日/鉱工業生産速報(2 月)
米・5 年債入札
31
米/ケース・シラー住宅価格指数
(1 月)
シカゴ PM 景況指数(3 月)
CB 消費者信頼感指数(3 月)
ユーロ圏/失業率(2 月)
消費者物価指数速報(3 月)
日/住宅着工件数(2 月)
*印は作成日(2/26)現在で日程が未確定のもの
23 マーケットカレンダー | 平成 27(2015)年 2 月 27 日
米・7 年債入札
欧州夏時間(29 日~)
為替相場推移表
平成 26 年 2 月
日付
2月2日
2月3日
2月4日
2月5日
2月6日
2月9日
2 月 10 日
2 月 12 日
2 月 13 日
2 月 16 日
2 月 17 日
2 月 18 日
2 月 19 日
2 月 20 日
2 月 23 日
2 月 24 日
2 月 25 日
2 月 26 日
2 月 27 日
U$/円
寄付
高値
安値
終値
117.18
117.59
117.68
117.30
117.54
118.96
118.60
120.20
118.94
118.64
118.49
119.21
118.73
119.00
119.09
118.91
118.87
118.83
119.39
117.88
117.75
118.00
117.60
119.23
119.05
119.62
120.37
119.20
118.78
119.42
119.41
119.18
119.19
119.35
119.84
119.07
119.51
119.80
117.12
116.87
117.07
117.02
117.17
118.33
118.40
118.51
118.42
118.28
118.24
118.55
118.42
118.30
118.75
118.75
118.62
118.68
119.11
117.58
117.58
117.27
117.52
119.14
118.63
119.42
119.15
118.70
118.47
119.24
118.78
118.94
119.02
118.80
118.98
118.87
119.41
119.70
24 為替相場推移表| 平成 27(2015)年 2 月 27 日
U$/円
公表相場
EUR/円
公表相場
SF/円
公表相場
£/円
公表相場
A$/円
公表相場
117.46
117.34
117.82
117.27
117.50
118.91
118.50
120.20
119.03
118.59
118.35
119.25
118.77
119.10
119.08
118.91
118.77
119.04
119.27
132.84
133.12
135.01
132.90
134.75
134.51
134.32
135.91
135.73
135.28
134.16
135.97
135.43
135.33
135.44
134.82
134.73
135.27
133.65
127.40
126.51
127.40
126.72
127.34
128.54
128.34
129.41
128.02
127.48
126.98
127.44
126.00
125.51
126.51
125.12
125.15
125.41
125.10
177.01
176.50
178.53
177.91
180.17
181.25
180.49
183.09
183.16
182.79
181.81
183.05
183.39
183.72
183.11
183.76
183.70
184.87
183.95
91.40
91.58
91.73
90.87
92.04
92.16
92.52
92.04
92.26
92.26
92.09
93.11
92.80
92.81
93.29
92.81
93.31
93.55
93.17
照会先:三菱東京 UFJ 銀行 市場企画部 グローバルマーケットリサーチ
チーフアナリスト 内田 稔
当資料は一般的な情報提供のみを目的として作成されたものであり、特定のお客様のニーズ、財務状況又は投資対象に対応することを意図しておりませ
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図しておりません。当資料内のいかなる情報又は意見も、預金、有価証券、デリバティブ取引その他の金融商品の売買、投資、保有などを勧誘又は推奨す
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れらの証券又はそのポジションを保有している可能性があります。
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(BTMU ロンドン支店のみに適用される情報開示)
株式会社三菱東京 UFJ 銀行(以下「BTMU」)は、日本で設立され、東京法務局(会社法人等番号 0100-01-008846)において登記された有限責任の株式
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BTMU の本店は、東京都千代田区丸の内二丁目 7 番 1 号(郵便番号 100-8388)に所在しています。
BTMU ロンドン支店は、英国会社登録所において、英国支店として登録されています(登録番号 BR002013)。
BTMU は、日本の金融庁によって認可及び規制されています。BTMU ロンドン支店は、英国プルーデンス規制機構より認可を受けており(FCA/PRA 番
号 139189)、英国金融行為監督機構の規制とプルーデンス規制機構の限定された規制の対象となっています。英国プルーデンス規制機構による BTMU ロ
ンドン支店の規制の範囲の詳細は、ご請求いただいた方にお渡ししております。
25 FX Monthly | 平成 27(2015)年 2 月 27 日
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