今なぜ電解加工なのか

(一社)電気加工学会主催
講習会
今なぜ電解加工なのか
開催期日:2015 年 7 月 8 日(水)、申込締切:2015 年 6 月 30 日(火)
主催:(一社)電気加工学会
企画:電解加工研究委員会
協賛(予定): 精密工学会、レーザ加工学会、型技術協会、日本工作機械工業会、日本機械学会、砥粒加工学会、NPO アジア金型
産業フォーラム
電解加工は工具電極の消耗がない、加工面品質が高い、加工速度が速い、複雑な輪郭や空洞を形成できるといった特徴を持ち、一
品生産の金型だけではなく、航空機や自動車、医療機器などあらゆる分野の部品製造に利用できる。特に近年、極間フラッシング動
作とハイパワーパルス電源の同期制御による高精度・超高速度の電解加工技術の実用化と、超短電圧パルスによる電解加工微細化の
実現によって、電解加工は再び注目されるようになっている。2011 年 3 月に発足した電解加工研究委員会の活発な研究調査活動に基
づき、委員会メンバーが中心に「次世代型高性能電解加工機の研究開発」を提案し、昨年 11 月に総合科学技術・イノベーション会議
の SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)「革新的設計生産技術」(管理法人:NEDO)に採択された。本講習会では、電解
加工技術が再び注目される背景を概説したうえ、電解加工の基礎と実際を分かりやすく解説する。また、最新研究開発動向および応
用技術の紹介も行う。
日
会
司
次
時:2015 年 7 月 8 日(水) 9 時 40 分~16 時 00 分
場:東京大学 本郷キャンパス 工学部11号館講堂(〒113-8656 東京都文京区本郷 7-3-1)
(アクセスは http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_12_j.html をご参照)
会: 夏恒(東京農工大学),後藤昭弘(静岡理工科大学)
第:
時
間
題
目
内
容
講
師
一度はすたれた感のある電解加工であるが、近年高精度の
9:40~10:40
今 な ぜ 電 解 加 工 加工が可能となったため、電解加工の特徴を生かした適用 小原治樹(元富山大学)
が増加し注目されている。特徴、加工原理、適用、課題な
なのか
どを概説する。
10:40~11:20
11:20~12:00
航空エンジン部
品にみる電解加
工の応用
CO2 給湯機コンプ
レッサ軸受部品
への電解加工の
適用
航空エンジンの性能向上に伴い、高温・軽量化が求めら
れ、扱う材料が特殊で形状も三次元形状になり、加工技術
も高度となっている。その中で難削材料や薄肉部品に対応 渡辺光敏((株)IHI)
した航空エンジン部品の電解加工技術を紹介する。
スラッジやガスを効率的に排出し理想的な加工環境を連続
的に作り出す独自の電解加工装置を開発し、加工条件と加 寺井文人((株)デンソー)
工精度の相関を解析し、機械加工では困難な CO2 給湯機コ
ンプレッサ軸受部品への量産適用例について報告する。
12:00~13:00
昼 食
13:00~13:20
加工(成型管電解加工)はチューブ型電極を使用 細江廣太郎((株)放電精密加工
STEM 加工の概要 STEM
し、多数の細穴を同時にあけることが可能な電解加工法で 研究所)
と応用事例
ある。その工法の概要や応用事例について解説する。
13:20~13:40
電 解 研 削 応 用 技 せ、電解加工の特徴を各種加工物や加工形状に見合う性能 小尾伸昭((株)アクリテック)
UPや工程短縮を補助する加工法である。自動車部品、航
術
電解研削は電解現象を複合的に従来の研削装置等に応用さ
13:40~14:20
空機関連、医療関連等における活用で特徴を解説する。
透 明 体 電 極 を 用 SiC 単結晶が透明な導電体であることを利用して、電解加
工現象を高速度 ビデオを用いて直接観察した。特に、発
い た 電 解 加 工 現 生する気泡の極間中の体積率や分布、それらが加工精度に 国枝正典(東京大学)
象の直接観察
及ぼす影響を調べた結果を報告する。
14:20~14:40
休 憩
14:40~15:20
超 硬 合 金 の 電 解 金の品質劣化)の防止方法について議論する。また、加工 後藤昭弘(静岡理工科大学)
した超硬合金の成分である W と Co を回収する方法、およ
加工
超硬合金の電解加工に重要である Co の溶出現象(超硬合
び、電解加工を安定的に継続する方法について紹介する。
15:20~16:00
吸 引 工 具 に よ る 内部に流路を設け、吸引によって電解液を工具の端面と工
形 状 創 成 加 工 の 作物の対向部分に限定して流す工具電極の原理と実験によ 夏恒(東京農工大学)
る効果の検証、および応用技術について解説する。
提案
併設:電解加工サンプルの展示
定
員:60名 (先着順で定員になり次第締切ります)
参 加 費:会員(協賛を含む) 10,000 円,非会員 20,000 円 【会員・非会員とも講習会テキスト代含む】
学生会員 無 料(ただし,講習会テキストご入用の場合は,4,000 円をご負担ください)
学生非会員 5,000 円(講習会テキスト代含む)
*参加費・講習会テキスト代とも消費税を含みます.
資
料:講習会テキストのみ,または聴講者で 2 冊以上ご希望の場合,1冊 4,000 円
申込方法:申込書の電子メール添付
申 込 先:[email protected] (東京農工大学大学院 夏 恒, TEL/FAX 042-388-7776)
講習会「今なぜ電解加工なのか」
参加申込書
申 込 先:[email protected] (東京農工大学大学院 夏 恒)
申込受領後、請求書類、受講券等は PDF ファイルでメールに添付し送信いたします。
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協賛団体会員資格: □ 学生会員
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学生以外の非会員
)
□ 学生以外の会員
□学生非会員
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