CA ARCserve Replication/HA r16 SP2 新機能のご紹介

CA ARCserve
Replication/HA r16 SP2
新機能のご紹介
日本CA株式会社
データ マネジメント事業部
CA ARCserve Replication/HA r16 SP2 主な新機能
1. ネットワークアドレス変換(NAT)に対応
2. ワークグループ環境でのアクセス権(ACL)の複製
3. 帯域制御機能の曜日指定
4. ログ収集機能の追加
5. ブロックレベル同期の動作改善
6. その他の機能改善
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CA ARCserve Replication r16 SP2 のご紹介
Copyright ©2012 CA. All rights reserved.
1 NAT対応でクラウドへのレプリケーションが安価に!
こんな時に
使えます!
 社内のサーバのデータをクラウド上の仮想マシンに退避させたい
 でも、VPNを引かずに月額の回線費用を抑えたい
社内
クラウド
レプリケーション
リストア
NATの内側にある社内サーバとインターネット上のクラウド仮想マシ
ン間で相互にレプリケーション/リストアができるようになります
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CA ARCserve Replication r16 SP2 のご紹介
Copyright ©2012 CA. All rights reserved.
1 NAT対応でクラウドへのレプリケーションが安価に!
NATの内側にあるサーバで、NAT設定ユーティリティを設定します。
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CA ARCserve Replication r16 SP2 のご紹介
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<参考> ARCserve Replicationで高速に通信
インターネットを経由したクラウド上の仮想マシンへのデータ転送速度比較
ARCserve D2Dでクラウド上の共有
フォルダに直接バックアップ
社内
ARCserve ReplicationでD2Dのバック
アップデータをレプリケーション
社内
クラウド
クラウド
Backup
バックアップ容量: 11.22GB
バックアップ完了までの時間:8時間48分26秒
バックアップ速度:
3.6Mbps
バックアップ容量: 11.99GB
レプリケーション完了までの時間:1時間17分30秒
レプリケーション速度:
21.1Mbps
※ 上記の検証結果はARCserve D2D/Replicationそれぞれの性能を示すものではありません。バックアップ時間は回線の帯域幅/遅延などお客様の環境によって
異なります。また、上記の検証は日本国内から米国のクラウドへデータを転送しているため、ネットワークの遅延の影響を大きく受けています。
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CA ARCserve Replication r16 SP2 のご紹介
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<参考> ARCserve Replicationで高速に通信
何故こんなに差が出るの? 通信の様子を見てみると。。。
ARCserve D2Dでクラウド上の共有
フォルダに直接バックアップ
社内
ARCserve ReplicationでD2Dのバック
アップデータをレプリケーション
クラウド
社内
クラウド
Replication
Replication
Replication
Replication
SMB/CIFS
ARCserve Replication は複数のストリームを使って通信できるので
遅延の大きいネットワークでも帯域幅を使い切れます。
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CA ARCserve Replication r16 SP2 のご紹介
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2 ローカルアカウントのACLをレプリケーション
こんな時に
使えます!
 ファイルサーバの障害時にはレプリカを代わりに使いたい
 でも、ファイルサーバはActive Directoryドメインに参加していない
障害発生
本番機
本番運用
データの常時複製
(レプリケーション)
複製先
本番機と同等のデータを
リアルタイムで保持
復旧完了
修理中
切
替
本番運用
切
戻
代替運用
※ 設定の詳細については以下のURLの資料を参照ください。
http://www.arcserve.com/~/media/Files/TechnicalDocuments/r16/asrha-r16-wgacl-replication.pdf
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時間
データの常時複製
(レプリケーション)
本番機と
同じ権限で
ファイルに
アクセス
できます
3 帯域制御で曜日指定ができるようになります
r16 SP2 の帯域制御スケジューラ
従来できな
かった曜日
ごとの設定
が可能に!
休業日などネットワークを使わない曜日は、帯域制御をかけず、
レプリケーションに帯域を振り分けられるようになります。
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CA ARCserve Replication r16 SP2 のご紹介
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4 ログ収集ツールがつきました
こんな時に
使えます!
 サポートにどのログを送ればよいのか分からない
 ログの収集漏れを防ぎたい
必要なログデータを簡単に収集!
RHA コントロールサービス
RHA エンジン
RHA エンジン
ログ収集ユーティリティで収集されるログ
• マスタ/レプリカ RHAエンジンのログ
• マスタ/レプリカ Windows イベントログ
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CA ARCserve Replication r16 SP2 のご紹介
• RHA コントロールサービスのログ
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4 ログ収集ツールがつきました
ARCserve RHA コントロール サービスのインストールフォルダの下に
ある、Get Log ユーティリティ(ws_getlog.exe)を実行します。
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5 ブロックレベル同期の動作改善
こんな時に
使えます!
 1台のサーバにDBだけではなく細かいファイルも多数ある
 でも、シナリオを分けずに運用したい
r16 SP1 以前
r16 SP2
書き込み
マスタ
レプリカ
ブロックレベル同期を行う際に、
一時的にマスタ(複製元)サーバ
への書き込みを停止
マスタ
レプリカ
ブロックレベル同期を行う際に、
マスタでVSSスナップショットを取
得し、静止点を確保
グループウェアなど細かいファイルが多数あるDBサーバでも、ブロック
レベル同期による一時的なアクセス停止を気にせず運用できます
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6 その他の拡張機能
Microsoft SQL Server 2012 のサポート
このリリースからMicrosoft SQL Server 2012のデータをレプリケーションできるようになりました。
リワインド機能の強化
従来はHyper-Vシナリオのみだったリワインドブックマークのスケジュール機能が拡張され、Microsoft SQL Serverシ
ナリオ等でもあらかじめ決めた時刻に自動でリワインドブックマークを作成する事ができるようになりました。また、GUIも
改善され、大量のリワインドポイントがある環境でも短いロード時間でリワインドポイントを選択できるようになりました。
同期時にアーカイブビットを複製しない
CA ARCserve Replication/HAは同期時にアーカイブビットを複製するため、マスタ/レプリカでそれぞれアーカイブビ
ットを使った増分/差分バックアップを行っていると、同期後はレプリカのバックアップが正しく行えなくなる、という制限
がありました(※)。r16 SP2では同期によってマスタのアーカイブビットの状態をレプリカに引き継がないようにさせるた
めの設定が追加されました(「レプリカでアーカイブビットを保持する」プロパティ)。
※ CA ARCserve Backup と CA ARCserve Replicationの連携機能ではアーカイブビットを使ったバックアップは行わ
ないため、この件は関係ありません。
ボリューム スナップショット 管理
従来はアシュアード・リカバリや一時停止などに分散していた、レプリカでのスナップショットを取得する機能のプロパテ
ィが「ボリュームスナップショット管理」に統一されました。
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