HP Scripting Tools for Windows PowerShell リリースノート OA コマンドレット v1.1 HP 部品番号: 781071-192 2014 年 9 月 第1版 © Copyright 2014 Hewlett-Packard Development Company, L.P. 本書で取り扱っているコンピューターソフトウェアは秘密情報であり、その保有、使用、または複製には、HP から使用許諾を得る必要がありま す。FAR 12.211 および 12.212 に従って、商業用コンピューターソフトウェア、コンピューターソフトウェアドキュメンテーション、および商業 用製品の技術データ(Commercial Computer Software, Computer Software Documentation, and Technical Data for Commercial Items)は、ベンダー 標準の商業用使用許諾のもとで、米国政府に使用許諾が付与されます。 本書の内容は、将来予告なしに変更されることがあります。HP 製品およびサービスに対する保証については、当該製品およびサービスの保証規定 書に記載されています。本書のいかなる内容も、新たな保証を追加するものではありません。本書の内容につきましては万全を期しておりますが、 本書中の技術的あるいは校正上の誤り、脱落に対して、責任を負いかねますのでご了承ください。 商標 Microsoft®、Windows® および Windows Server® は、Microsoft Corporation の米国における登録商標です。 本製品は、日本国内で使用するための仕様になっており、日本国外で使用される場合は、仕様の変更を必要とすることがあります。 本書に掲載されている製品情報には、日本国内で販売されていないものも含まれている場合があります。 発行履歴 リリースバージョン HP OA コマンドレット 1.0 サポートされている Windows Management Framework 3.0 および 4.0 サポートされているオペレーティングシステム • Microsoft Windows 7 SP1 改版日 2014 年 6 月 • Microsoft Windows 8 • Microsoft Windows 8.1 • Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1 • Microsoft Windows Server 2012 • Microsoft Windows Server 2012 R2 HP OA コマンドレット 1.1 3.0 および 4.0 • Microsoft Windows 7 SP1 • Microsoft Windows 8 • Microsoft Windows 8.1 • Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1 • Microsoft Windows Server 2012 • Microsoft Windows Server 2012 R2 2014 年 9 月 バージョン 1.1 説明 HP Scripting Tools for Windows PowerShell には、HP ハードウェアを構成管理するための一連の PowerShell コマンドレットが組み込まれています。このリリースでは、PowerShell スクリプトを 使用して HP Onboard Administrator(OA)を管理および構成するための、一連のコマンドレット を提供します。ネイティブ PowerShell インターフェイスを使ってスクリプトを簡単に記述できま す。これらのコマンドレットは、Windows Management ワークステーションから OA システムに 対して直接コントロールするアウトオブバンド自動化を提供します。 アップデートの推奨事項 推奨 オペレーティング環境 .NET 4.0 以降および Windows Management Framework 3.0 以降(PowerShell 3.0 以降を含む) がインストールされた Windows Management ワークステーション。 サポートされるデバイス これらのコマンドレットを使用して、サポートされる管理エンドポイントの管理機能をスクリプ ト化して自動化できます。以下は、現在サポートされている管理エンドポイントです。 • Onboard Administrator バージョン 3.11 以降 • IPv6 対応の Onboard Administrator バージョン 3.5 以降 OA ファームウェア 3.11 以降のバージョンに対してテストが実行されました。3.11 より前のバー ジョンの使用は推奨していません。機能によっては特定のバージョンで動作しないものもあるた め、その機能を使用するには 3.11 以降のバージョンを使用する必要があります。これらは、コマ ンドレットのヘルプに記載されています。 テストは、さまざまな ProLiant サーバーを搭載した C3000 および C7000 エンクロージャーで実 行されました。 オペレーティングシステム HP OA コマンドレットは、.NET 4.0 以降および Windows Management Framework 3.0 以降がイ ンストールされた、以下の Windows オペレーティングシステムにインストールできます。 • Microsoft Windows 7 SP1 • Microsoft Windows 8 • Microsoft Windows 8.1 • Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1 • Microsoft Windows Server 2012 • Microsoft Windows Server 2012 R2 言語 このリリースでは、英語、日本語および簡体字中国語がサポートされます。すべての HP PowerShell コマンドレットには、構文と使用例が記載されたヘルプ機能が組み込まれています。 バージョン 3 拡張機能 このリリースでは、以下の拡張機能があります。 • 未使用のパラメーターの警告メッセージが追加されました。 • Connect-HPOA コマンドレット: 資格情報パラメーターが追加されました。 • Connect-HPOA コマンドレット: 'Standby' OA に接続されません。 • Find-HPOA コマンドレット: OA ごとに、Serial Number、UUID、および Role のプロパ ティが追加されました。StatusType プロパティおよび StatusMessage プロパティは削除 されました。 • Get-HPOAModuleVersion コマンドレット: AvailableUICulture プロパティが追加され ました。 • Get-HPOACertificate コマンドレット: RemoteSupport と LDAP の値が Type パラメー ターに追加され、Remote_Support 証明書と LDAP 証明書が取得されるようになりました。 • Add-HPOACertificate: 値 RemoteSupport が Type パラメーターに追加され、 Remote_Support 証明書が追加されるようになりました。 • Remove-HPOACertificate コマンドレット: 値 RemoteSupport と User が Type パラ メーターに追加され、Remote_Support 証明書とユーザー証明書が削除されるようになりまし た。 • Start-HPOACertificateDownload コマンドレット: 値 RemoteSupport が Type パラ メーターに追加され、Remote_Support 証明書がダウンロードされるようになりました。 新しいコマンドレット 以下の新しいコマンドレットが追加されました。 コマンドレット 説明 Clear-HPOALoginBannerText 現在設定されているログインバナーテキストをクリアします。 Disable-HPOACRL 証明書失効チェックを無効にします。 Get-HPOADiscoveryInfo OA の検出の情報を取得します。このコマンドレットは、xml 応答が有効で あるときに動作します。 Get-HPOAFIPSMode FIPS モード設定を取得します。 Get-HPOALoginBanner ログインバナー設定を取得します。 Get-HPOARackInfo エンクロージャーのラック情報を取得します。 Get-HPOARemoteSupportEvents 送信された Remote Support イベントを取得します。 Get-HPOASSHFingerprint OA のホスト公開キーのキー指紋を取得します。 Get-HPOASSHKey SSH が権限を付与する既存のキーファイルの内容を取得します。 Get-HPOATwoFactorInfo Two-Factor 認証の設定の詳細を取得します。 Get-HPOAURB URB レポートの設定値を取得します。 Invoke-HPOAiLOCommand OA を通じて iLO コマンドレットを実行します。HPiLOCmdlets 1.2 以降の コマンドレットと連動します。 注記: このコマンドレットには、HPiLOCmdlets 1.2 以降が必要です。 HPiLOCmdlets の以前のバージョンでこのコマンドレットを使用しようとす ると、エラーになります。 4 Remove-HPOAVLAN VLAN ID を削除します。 Save-HPOAVLAN VLAN 設定をフラッシュに保存します。 拡張機能 コマンドレット 説明 Save-HPOAVLANIPConfig VLAN IPCONFIG の変更をフラッシュに保存します。 Send-HPOADataCollection データ収集をリモートサーバーに送信します。 Set-HPOAEnclosurePowerCap エンクロージャー動的消費電力上限を AC 電圧(W 単位)で設定します。 Set-HPOAFIPSMode FIPS 140-2 準拠モードでの OA の使用の有効と無効を切り替えます。 Set-HPOAGUILoginDetail GUI のログインページに拡張エンクロージャー情報を表示するかどうかを切 り替えます。 Set-HPOALoginBanner ユーザーが OA にログインしようとするとき、設定済みのログインバナーを 表示するかどうかを切り替え、またバナーテキストを変更します。 Set-HPOARemoteSupportDirect Remote Support プロキシ設定を設定し、Remote Support Direct Connect (DIRECT モード)への Onboard Administrator エンクロージャーの登録と登 録解除を切り替えます。 Set-HPOARemoteSupportMaintenance Remote Support のメンテナンス時間の有効と無効を切り替えます。 Set-HPOASerialBaud OA シリアルコンソールポートのボーレートを設定します。 Set-HPOAServerDVD 指定されたサーバー、または、一連のサーバーをエンクロージャの DVD ド ライブに接続、または、切断します。 Set-HPOAURB URB レポートの有効と無効を切り替え、URB レポート設定を変更します。 Set-HPOAVLANDefault エンクロージャーのデフォルト VLAN ID を設定または変更します。 Set-HPOAVLANFactoryDefault VLAN の設定値を工場出荷時のデフォルト値に戻します。 Set-HPOAVLANID 指定したインターコネクトまたはインターコネクトの範囲について VLAN ID を設定します。 Set-HPOAVLANIPConfig OA を一時的に DHCP モードまたは Static IP モードに設定して、指定された VLAN ID を設定します。 Set-HPOAVLANName 指定された VLAN ID の VLAN 名を編集します。 Set-HPOAVLANOA OA の VLAN ID を設定または変更します。 Set-HPOAVLANRevert 遅延パラメーターによって指定された時間内に、VLAN 設定を保存済みのフ ラッシュ構成データに戻します。 Start-HPOACertificateGeneration pkcs#10 証明書リクエストまた自己署名証明書を生成します。 Start-HPOAConfigUpload 現在の実行時設定を複製するスクリプトを、指定された URL にアップロード します。 Test-HPOARemoteSupport テストサービスアラートを送信します。 Test-HPOAURB エンドポイントに URB メッセージを手動で送信します。 問題の修正 このリリースでは、以下の項目が修正されました。 • 一部のパラメーターを複数入力に正常に設定できないという状況が修正されました。 • 任意指定のパラメーターがパイプライン入力に取り込まれないという問題が修正されました。 • アレイモードにおいて接続とその他のパラメーターとの間のマッピングが正しくないという 問題が修正されました。 • Get コマンドレットがパイプラインと対話型モードで入力の妥当性を確認しないという問題が 修正されました。 • 一部の Get– コマンドレットについては、ServerBladeType プロパティが BladeStatus に更新されました。 問題の修正 5 • 一部の Get– コマンドレットについては、次のプロパティが Bay に更新されました。 ◦ OnboardAdministratorNumber ◦ InterconnectNumber ◦ InterconnectBayNumber ◦ InterconnectModuleNumber ◦ BladeNumber ◦ ServerBladeNumber • タイムアウトを 0 に設定したときの Set-HPOASessionTimeout の問題が修正されました。 • OA FW 3.x 上で Start-HPOASupportDumpUpload が正しく実行されないという問題が修 正されました。 • OA FW 3.x 上で Update-HPOAFWServer の戻り値が正しくないという問題が修正されまし た。 問題点と回避方法 • 問題点:OA ファームウェアのバージョン 4.0 以降では、Add-HPOASSHKey および Start-HPOASSHKeyDownload コマンドレットでエラー「The submitted file is not a valid SSH key」が返される場合があります。 対応策:コマンドレットの再試行を続行します。コマンドレットの実行が成功するまでに、 最大で 10 回再試行する場合があります。 • 問題点:HPiLOCmdlet のアンインストール時に、PSModulePath 環境変数が変更され、 HPOACmdlets モジュールへのパスが削除される可能性があります。このため、HPOACmdlets (インストールされている場合)は、Import-Module を使用して PowerShell に位置を指定 しない限り、使用できなくなります。 対応策:この問題が発生した場合、HPOACmdlets を再インストールする必要があります。こ の問題が起こらないようにするには、HP iLO Cmdlets v1.1.0.1 以降をインストールします。 コマンドレットをダウンロードするには、http://www.hp.com/go/powershell (英語)にア クセスしてください。 • 問題点:Set-HPOAEnclosure コマンドレットで、複数のパラメーターが指定されている と、OA に値を設定しないことがあります。 対応策:一度に 1 つのパラメーター値を設定します。 • 問題: インストール後に初めて Get-Help *hpoa* -Full を実行したとき、OA コマンド レットの完全なヘルプの詳細が戻り値に含まれません。 対応策: インストール後に Import-Module HPOACmdlets を実行するか、特定のコマンド レット(Get-Help Find-HPOA など)のヘルプを取得してから Get-Help *hpoa* -Full を実行します。 • 問題: プロキシサーバーを設定したシステムでは、Find-HPOA を使用して IPv6 アドレスに よって OA を検索できないことがあります。この問題が発生するときでも、システムは IPv6 を Ping でき、ブラウザーは IPv6 アドレスで OA xml 応答を取得できます。この問題が発生す るときは、Get-HPOADiscoveryInfo も OA データを取得できず、Get-HPOARackInfo では限定的な OA データしか取得されません。その他のコマンドレットは影響されません。 対応策: Internet Explorer のインターネットオプションの LAN 設定でプロキシサーバーを使用 しないでください。 6 問題点と回避方法 前提条件 前提条件については、『HP Scripting Tools for Windows PowerShell ユーザーガイド』の「OA コ マンドレット」を参照してください。 インストール手順 インストール手順については、『HP Scripting Tools for Windows PowerShell ユーザーガイド』の 「OA コマンドレット」を参照してください。 前提条件 7
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