G空間シティ構築事業

平成 26 年 7 月 23 日
総務企画局情報政策室
総務省「G空間シティ構築事業」に北九州市の提案が採択
北九州市を代表とする共同提案が、7 月 18 日総務省の「G空間シティ構築事業」に
採択されました。(全国の採択数:10事業)
1
G空間シティ構築事業とは
空間情報のICTによる利活用を促進し、経済の成長力の底上げ及び国土の強靭化を
図るため、
「G空間×ICT推進会議」(※)で提言された実証プロジェクトを実施するも
のです。(詳細は「別紙「総務省報道資料」の通り)
北九州市は、この事業の募集テーマのうち、
「世界最先端のG空間防災モデルの確立に
関する実証事業」の分野に提案し、採択されました。
(※)G空間情報のICTによる高度な利活用を検討するため、総務省において、平成25年3月
から「G空間×ICT推進会議」
(座長:柴崎亮介 東京大学教授)を開催している。
2
共同提案団体
代
表 : 北九州市
自 治 体 : 直方市、行橋市、香春町、苅田町
民間企業 : ㈱ゼンリン、㈱ゼンリンデータコム、ESRI ジャパン㈱、㈱パスコ、㈱日立製作所
学術機関 : 兵庫県立大学、九州工業大学
民間団体 : 北九州情報サービス産業振興協会(KIP)
九州 IT&ITS 利活用推進協議会(QPITS)
3
提案概要 総事業費 約 3,800 万円
昨年 10 月に開始した共同利用型の地理情報システム(GIS)と、その一部である地
図のホームページ(G-motty.com)を中心として、アンダーパスの水位センサー情報等
をリアルタイムに収集して、ナビゲーションに反映させるなど、住民の避難を支援する
情報発信・伝達を行う防災モデルを構築します。
さらに、災害時に避難所等が電源を喪失した場合などに備え、電気自動車を「動く蓄
電池」に見立てた電力輸送システムも構築します。
※ 概要は別紙「提案の概要」を参照ください。
4
スケジュール・費用
総務省との調整が終わり次第、開発及び実証を開始し、平成 27 年 3 月末までに事業
を完了させる予定です。
【問合せ先】
総務企画局情報政策室
担当:中村彰雄、三浦雄一
TEL :582-2847
FAX :562-1061
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総務省|平成25年度補正予算「G空間シティ構築事業」に係る委託先候補の決定
報道資料
平成26年7月18日
平成25年度補正予算「G空間シティ構築事業」に係る委託先候補の決定
総務省は、平成25年度補正予算「G空間シティ構築事業」に係る提案について、外部有識者
による評価を踏まえて委託先候補を決定しましたので、お知らせします。
1 事業の概要
G空間情報のICTによる利活用を促進し、経済の成長力の底上げ及び国土の強靭化を図るため、以下
の事業を総務省の委託事業として実施するものです。
(1) 世界最先端のG空間防災モデルの確立に関する実証事業
(1)−a 波浪計のデータ等を利用した津波等の災害予測及び情報伝達の実証事業
(1)−b 都市災害時の地下街等閉鎖空間における情報伝達の実証事業
(1)−c 山間部や過疎地等における豪雨・洪水の迅速把握及び情報伝達の実証事業
(2) 先進的・先導的なG空間利活用モデルの確立に関する実証事業
(2)−a 高精度測位やビッグデータを活用したネットワークロボットに関する実証事業
(2)−b 3次元地図等を利用したバリアフリーナビの実現に関する実証事業
2 決定内容
平成26年4月15日(火)から同年5月16日(金)まで公募を行ったところ、29件の提案がありました。今
般、別紙1 の構成員から構成されるG空間シティ構築事業等の評価に関する会合における評価結果
を踏まえ、以下の10件を委託先候補として決定しました。各委託先候補の提案の概要は別紙2
おりです。
のと
【(1)−a 波浪計のデータ等を利用した津波等の災害予測及び情報伝達の実証事業】
代表提案団体
事業名
実施地域
1
東北大学(災害
科学国際研究所)
リアルタイム津波浸水・被害予測・災害
情報配信による自治体の減災力強化の
実証事業
高知県、高知市、
宮城県石巻市、
東松島市、
静岡県静岡市
2
湘南広域都市
行政協議会
レジリエントシティ湘南
∼時間や季節に応じた人的被害予測及
び人やモノの位置に応じた情報伝達・制
御で実現する防災モデル実証事業∼
神奈川県藤沢市、
茅ヶ崎市、寒川町
【(1)−b 都市災害時の地下街等閉鎖空間における情報伝達の実証事業】
3
代表提案団体
事業名
実施地域
立命館大学
被災に伴い制限された通信環境下におけ
る、地下空間を含む情報伝達・避難誘導
支援の実現
大阪府大阪市、
愛知県名古屋市、
東京都
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu06_02000062.html
2014/07/18
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総務省|平成25年度補正予算「G空間シティ構築事業」に係る委託先候補の決定
【(1)−c 山間部や過疎地等における豪雨・洪水の迅速把握及び情報伝達の実証事業】
代表提案団体
4
徳島県
5
北九州市
6
人吉市
事業名
実施地域
戦略的災害医療“G空間”プロジェクト
徳島県、美馬市
災害時の「電力確保」まで想定した世界
最先端のG空間防災モデルの構築
福岡県北九州市、
直方市、行橋市、
香春町、苅田町
G空間技術を活用した地域連携型防災ま
ちづくり実証事業
熊本県人吉市、
鹿児島県伊佐市、
湧水町
【(2)−a 高精度測位やビッグデータを活用したネットワークロボットに関する実証事業】
7
代表提案団体
事業名
実施地域
岩見沢市
高精度測位やビッグデータを活用したネ
ットワークロボットに関する地域利活用モ
デル実証事業
北海道岩見沢市、
秋田県大館市、
鹿角市
【(2)−b 3次元地図等を利用したバリアフリーナビの実現に関する実証事業】
代表提案団体
事業名
実施地域
8
株式会社横須賀
テレコムリサーチパ
ーク
オープンデータによるG空間地域プラット
フォーム整備事業
神奈川県横須賀市、
東京都豊島区
9
公益財団法人
京都高度技術
研究所
多様なバリア情報のオープンデータ活用
によるオープンイノベーションとシームレ
スな3次元バリアフリーナビゲーションに
よって創造する新たな観光移動スタイル
革新の実証
京都府京都市、
滋賀県大津市
10
久米島町
沖縄離島G空間シティ構築事業
沖縄県久米島町、
石垣市、与那国町
3 関係報道等資料
・平成25年度補正予算「G空間シティ構築事業」に係る提案の公募
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu06_02000055.html
・G空間×ICT推進会議
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/gkukan-ict_suishin/
・「G空間×ICT推進会議」報告書の公表
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin01_02000105.html
連絡先
(1)世界最先端のG空間防災モデルの確立に
関する
実証事業について
情報流通行政局 地域通信振興課
〒100-8926 東京都千代田区霞が関2−
1−2
中央合同庁舎2号館11階
担当:村上課長補佐、中山係長、小川官
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu06_02000062.html
2014/07/18
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総務省|平成25年度補正予算「G空間シティ構築事業」に係る委託先候補の決定
2009 Ministry of Internal Affairs and
Communications All Rights Reserved.
電話:03-5253-5758
FAX:03-5253-5759
E-mail:g-city_atmark_ml.soumu.go.jp
※迷惑メール対策のため、「@」を
「_atmark_」と
表示しております。送信の際には、
「@」に
変更してください。
(2)先進的・先導的なG空間利活用モデルの確
立に
関する実証事業について
情報通信国際戦略局 情報通信政策課
〒100-8926 東京都千代田区霞が関2−
1−2
中央合同庁舎2号館9階
担当:武藤課長補佐、柳官
電話:03-5253-5735
FAX:03-5253-5721
E-mail:g-city_atmark_ml.soumu.go.jp
※迷惑メール対策のため、「@」を
「_atmark_」と
表示しております。送信の際には、
「@」に
変更してください 。
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu06_02000062.html
2014/07/18
災害時の「電力確保」まで想定した世界最先端のG空間防災モデルの構築
提案の概要
提案者
福岡県北九州市、直方市、行橋市、香春町、苅田町、兵庫県立大学、九州工業大学、ESRIジャパ
ン(株)、(株)パスコ、(株)ゼンリン、(株)ゼンリンデータコム、(株)日立製作所、九州IT&ITS利活用
推進協議会、北九州情報サービス産業進行協会
実施地域
福岡県北九州市、直方市、行橋市、香春町、苅田町
事業概要
実証フィールドで導入済みの「地理空間情報プラットフォーム」及び「北九州市クラウド」を利用し、
「山間部・過疎地から都市部における豪雨・洪水」に対応したSNS・センサ等の情報をリアルタイム
に収集し、各種情報伝達媒体を利用し、住民の避難を支援する情報発信・伝達を行う防災モデル
を構築・実証する。さらに、系統電源を喪失した場合を想定した電気自動車を「動く蓄電池」に見
立てた電力輸送システムも構築・実証する。
各種センサー・SNS等のビッグデータ
を収集する仕組みの構築
いのうくん
みんなで作る地図
地形を知ろう!
地域情報ポータルサイト G-motty www.g-motty.com
緊急輸送道路選定ツール
瓦礫運搬・処理費用算定ツールの構築
地理空間情報プラットフォーム
庁内向けGIS
行政データ
自治体間連携GIS
住民連携型GIS
民間データ
多様な媒体による
情報伝達手段の確保
システム基盤(北九州市クラウド)
重要施設
現地調査用
モバイル
端末アプリの
開発
公共情報コモンズへの展開
ゴミ発電
太陽光
発電
「地域情報発信ナビ」の構築
電気自動車を「動く蓄電池」に見立てた電力輸送システムの構築
安全な電力輸送ルートの表示
【
豪雨版】
緊急地震速報
準天頂衛星の
利活用是非の検討等
提案の概要
実施体制
総務省「G空間シティ構築事業」実施体制図
北九州市
委託事業全般の管理・統括。実証フィールドの提供、行政に関する実証事業の実施
兵庫県立大学
防災の観点からの指導
九州工業大学
電力確保に関する実証
直方市、行橋市、香春町、苅田町(KRIPP-GIS 部会)
実証フィールドの提供、行政に関する実証事業の実施、分析
株式会社ゼンリン、株式会社ゼンリンデータコム
インターネットサービス(G-motty)のインターフェース整備
株式会社パスコ
道路ネットワークデータの自動作成の検証、その他必要な情報のデータ化
ESRI ジャパン株式会社
現地調査等に利用するスマートフォンやタブレット端末向けの
アプリケーション機能等の開発
株式会社日立製作所
地理空間情報プラットフォームを搭載する ICT インフラ
(北九州市クラウド)を担当
北九州情報サービス産業振興協会(KIP)
センサ発電量データの連携検討及び地理空間情報プラットフォームを用いた
新たなサービスの提供可能性の検討
九州 IT&ITS 利活用推進協議会(QPITS)
地理空間情報プラットフォームの他地域、他領域展開の可能性及び他分野の事
業モデルや技術との連携による産業創出の可能性提言
参考資料1
総務企画局情報政策室
北九州市の GIS の取り組みについて
GIS の共同利用
北九州市では、GIS(地理情報システム)※を周辺の直方市、行橋市、香春町、苅
田町と平成 25 年 10 月から共同利用しています。
GIS の共同利用だけでなく、相互に GIS の技術支援を行ったり、自治体間で共
通した業務の見直しの検討なども行っています。
地域情報ポータルサイト「G-motty(ジモッテイ)
」の開設
㈱ゼンリンと KRIPP(北九州地区電子自治体推進協議会)が共同で平成 25 年 10
月に「地域情報ポータルサイト「G-motty(ジモッティ)」を構築し、地域の情報
を発信しています。
G-motty では、地図を利用し、行政と民間の情報を合わせて、情報発信すること
ができます。今後も、市民の皆様が分かりやすく、より便利な情報を発信していき
ます。
また、将来的に新たなサービス・産業を産むための基盤としても育てていきます。
(URL):http://www.g-motty.com
平常時と災害時、様々な状況で使えるツールに!
東日本大震災の教訓として「平常時から使っていないものは、災害時に使えない!」
をスローガンに、住民や職員が幅広い場面で使えるツールを目指します。
2014 年の SAG 賞を受賞しました!
SAG 賞は ESRI 社(GIS 世界シェア No1 のメーカー)が全世界30万を超える
ユーザの中から、特に顕著な功績を収めたユーザに授与する国際的な賞で、日本
では国内約 18,000 団体から毎年1つの取り組みが選定されます。
北九州市の取り組みが認められ、2014 年の SAG 賞を受賞しました。
ESRI 社プレスリリース http://www.esrij.com/news/details/60343/
GIS(地理情報システム)とは
地理情報システム(Geographic Information System)の略称で、文字や数字、
画像などを地図と結びつけ、位置や場所からさまざまな情報を分かりやすく表現する
ことを可能とするコンピュータシステムであり、既に行政や民間の現場で幅広く利用
されています。
参考資料2
総務企画局情報政策室
共同提案者(任意団体)について
北九州情報サービス産業振興協会(KIP)
北九州地域の情報サービス産業における諸問題に対応するため、業界が一体となった取り
組みを進めながら、人材育成事業や交流事業、広報事業などを通して、北九州地域の情報サ
ービス産業の振興と発展に寄与するもの。
設 立:平成元年 5 月設立
会 長:庄司 裕一 (株式会社ランテックソフトウェア 代表取締役)
会員数:58 社(平成 26 年 2 月 10 日現在)
事業内容
- 人材育成事業
- 交流事業
- 広報事業
詳細は、KIP のホームページを参照ください。
U R L
http://www.kip-web.jp/
九州 IT&ITS 利活用推進協議会(QPITS)
最先端の情報技術(IT:Information Technology)を核に、人と道路と移動体(車両等)
とを一体のシステムとする道路交通システム(ITS:Intelligent Transport Systems)を一
つの基盤として、ビッグデータを取り扱うことによって、技術とビジネスにおけるイノベー
ションを社会に実現に焦点を当て、活動を推進している。
設 立:平成 25 年 7 月 29 日
会 長:水上 開(株式会社 UDF 代表取締役)
会員数:61 社(2014 年 3 月 31 日現在)
活動内容
- セミナー・イベント運営
- 共同研究活動
- 実証事業
詳細は、QPITS のホームページを参照ください。
U R L
http://qpits7.jp/
参考資料3
参考
総務企画局情報政策室
クリップ
北九州地区電子自治体推進協議会(略称:KRIPP)について
1
概
要
福岡県北東部地域の市町村及び協議会の趣旨に賛同する市町村が連携し、iDC(インター
ネットデータセンター)や通信回線等の IT 資源を共同利用することで、電子自治体の構築
を効率化することを目的として設立された。
総合行政ネットワークやインターネット接続環境の共同運用等を行うとともに、電子申
請を始めとする行政情報システム等の共同利用の実現に向けて検討を進めている。
2
協議会について
(1)協議会の設立
平成 15 年 2 月 28 日設立
(2)協議会の概要
①名
称
北九州地区電子自治体推進協議会
②目
的
地方自治体相互の連携と北九州 e-port(市民生活、企業活動、行政サー
ビスを支える情報系の社会基盤)の活用により、行政サービスの向上と簡
素で効率的な行政システムの確立を目指した電子自治体の推進を図ること
を目的とする。
③事
業
総合行政ネットワークの整備・運用に関すること
市町村の共同利用システムの構築、運営に関すること
その他協議会の目的に資する事業
④実
績
・
「総合行政ネットワーク接続の共同運用」開始(平成 15 年度∼)
・
「インターネット接続の共同利用」開始(平成 15 年度∼)
・
「LGWANサービス提供装置」機器更新(平成 21 年度∼)
・ふくおかギガビットハイウェイ終了に伴う「LGWANアクセス回線」
の切替及び共同利用(平成 22 年度∼)
・システムバックアップサービスの開始(平成 24 年度∼)
・共同GISの導入、運用(平成 25 年度∼)
参考資料3
総務企画局情報政策室
参考
⑤会
員
本会の目的・趣旨及び事業に賛同する市町村等により構成。
総会の承認により、協議会に入退会することができる。
ア 普通会員(6市10町)
<福岡県北東部地域の市町村>
北九州市、行橋市、豊前市、中間市、芦屋町、水巻町、岡垣町、
遠賀町、苅田町、みやこ町、吉富町、上毛町、築上町
<協議会の趣旨に賛同する市町村>
直方市、香春町、岩手県釜石市
イ 特別会員
公益財団法人九州ヒューマンメディア創造センター
ウ 役
員:普通会員の副市町村長の職にあるものの中から選任。
(副市町村長を置かない市町村については相当の職
をもって充てる)
会
長:北九州市副市長(任期:平成26年度まで)
副会長:遠賀町 副町長、吉富町 総務課長(任期:会長に同じ)
監
3
事:直方市 副町長、上毛町 副町長 (任期:会長に同じ)
平成26年度事業
(1)総合行政ネットワークの共同利用、機器更新
(2)インターネット接続サービスの共同利用
(3)LGWANアクセス回線の共同利用
(4)システムデータバックアップ
(5)共同GISの導入、運用
(6)調査研究事業等
・システムの共同利用の検討、研究
【 KRIPP=Kitakyushu Regional Ict (Information Communication Technology)Promotion Panel 】
資 料
北九州市SAG賞受賞