∼国際哲学オリンピック出場予選∼ 日本倫理・哲学グランプリ エッセイ募集 「日本倫理哲学グランプリ」は全国の中学・高校生を対象とする「倫理」 「哲学」のエッセイコンテストです。 このコンテストは、先哲の考え方を単に知識として学び論文に表すのではなく、哲学の本質にある 「 問うこと」 「問題意識」を明確にし、独自の考えを論理的に築いていく力を養うことをねらいとして実施しております。 なお、日本倫理哲学グランプリの入賞者は国際哲学オリンピック選考会に挑戦でき、上位 2 名が世界大会に出場 となります。 国際哲学オリンピック ( IPO)は日本を含む世界二十数か国の高校生が、 思索力や論理的議論の力を競う哲学エッセイのコンテストです。 日本倫理・哲学グランプリ 応募規定 個人応募票・記入内容 1) 4000 字程度 ( 手書き作成の場合: 400字詰原稿用紙 10 枚程度 ) ( パソコンで作成の場合:A4 用紙縦、 横書きで 40 字 ×30 行で 4 枚程度 ) 2) 論文は1人1編とし、 作品は未発表のものに限ります。 3) 論文の1枚目に必ず個人応募票を添付し、 ホチキスで止めて下さい。 ※作品に個人応募票が添付されていないものは 無効となりますのでご留意下さい。 賞〔日本倫理・哲学グランプリ/国内予選 〕 ❶ 選んだ課題の記号 ❷ 氏名 金 賞(1名)賞状、副賞 ( 図書カード 1 万円 ) ❸ 住所と電話番号 ❹ E-mail address 銀 賞(3名) 〃 ( 〃 5 千円 ) ❺ 学校名と学年 ❻ 学校住所と電話番号 銅 賞(5名) 〃 ( 〃 3 千円 ) ❼ 英語による国際大会参加の希望の有無 奨励賞(※全応募数の5%を目安) また、 備考欄には倫理や哲学に興味を持ったきっ 〃 ( 〃 2 千円 ) 選考委員 かけや今の関心、IPO をどのようにして知ったか、 この国内選考にあたっての意気込み、なども書 き添えて下さい。 国際哲学オリンピック日本委員に加え、 東京大学ほか倫理・哲学専攻教員で編成 ※ 個人応募票は、ホームページ上でダウンロード出来ます。 万一、ダウンロードが出来ない場合は日本倫理哲学 グランプリ事務局までメールでご請求下さい。 4) 作品は、原則としてお返しできません。 スケジュール 日本倫理・哲学グランプリ (国内予選) の課題は 作品送付先 【郵送の場合】 最下部の応募先住所まで郵送してください。 【電子データ送付の場合】 日本語で出題しています。4つの課題文から1つ 応募案内:平成 26 年 6 月∼ 9 月 電子データによる同一のエッセイを を選び、 規定に従ってエッセイを書いて下さい。 締 切:平成 26 年 9 月末日(消印有効) info@ jep-gp.org のアドレスに 日本語での応募(英語での応募も可) 結果発表:平成 26 年 10 月 末 e-mail に添付してお送りください。 国際哲学オリンピック・選考会 日本倫理哲学グランプリで入賞された方は、国際哲学オリンピック選考会 に参加出来ます。そこでグランプリを獲得した上位2名が国際大会に出場 出来ます。国際大会の選考会は英語で課題を出し英語でエッセイを記述い ただきます。 (※英語の試験ではありませんので、文法的な誤り に関する減点はありません) (なお、IPO 国際大会でも英語による課題文が与えられます。 ) 〔国際哲学オリンピック・選考会〕 対象:国際大会一次選考通過者 グランプリ (1名)賞状、( 国際大会出場、図書カード 1 万円 ) 準グランプリ (1名 ) 〃 ( 国際大会出場、図書カード 1 万円 ) 優秀賞 (2名) 〃 ( 図書カード5千円 ) 奨励賞 (3名) 〃 ( 〃 3千円 ) スケジュール 選 考 会:平成 27 年 1 月上旬 結果発表:平成 27 年 1 月末 応募先・お問い合わせ 高校生のための哲学サマーキャンプ 「哲学サマーキャンプ」 に参加し、 全国の高校生とともに「問うこと」 「考えること」を学び、 一緒に語り合いませんか。きっと今の自分を見つめ、将来の生き方について考えを 深めるきっかけにもなるでしょう。 サマーキャンプの概要 日 時:2014 年 7 月 30 日(水)∼ 31日(木) 会 場:国立オリンピック記念青少年総合センター(1 日目、東京・参宮橋) 東京大学駒場キャンパス・理想の教育棟(2 日目、東京・駒場東大前) 参加費用:3000 円 ( 宿泊費・食費代として・当日持参願います ) 参 加 者:先着 30 名 申込方法: ①氏名 ②住所と電話番号 ③E-mail address ④学校名と学年 上記を明記し、倫理や哲学に興味を持ったきっかけや今の関心事、哲学 サマーキャンプに参加する意気込みなど書き添え、下記までご応募下さい。 info@ jep-gp.org 協 力:東京大学「共生のための国際哲学研究センター(UTCP) 」 日本倫理・哲学グランプリ事務局 〒102-0075 東京都千代田区三番町 6 番地 3 TEL:03-6380-9450 / FAX:03-3261- 8747 ホームページ: http://www.jep-gp.org 日本倫理・哲学グランプリ(2014) 課 題 (次の 4 題のうちから 1 題選択すること) ① 私の一生の短い期間が、その前と後との永遠のなかに〈一日で過ぎて行く客の思い出〉のように呑 み込まれ、私の占めているところばかりか、私の見るかぎりのところでも小さなこの空間が、私の 知らない、そして私を知らない無限に広い空間のなかに沈められているのを考えめぐらすと、私が あそこでなくてここにいることに恐れと驚きとを感じる。なぜなら、あそこでなくてここ、あの時 でなくて現在の時に、なぜいなくてはならないのかという理由はまったくないからである。(パス カル『パンセ』 ) ② ますます複雑になる国家社会の枠内で、個人としての各々の人間が狭く密接に結びついた近代国家 以前の保護集団から離れ去るにつれて、彼らは増加する選択肢の前に立たされることになる。各々 の人間は選択のより大きな余地をもつことになる。彼らはより多く自分自身のために決定を下すこ とができる。しかしながら、彼らはまたより多く自分自身のために決定を下さなければならないの である。彼らは自分で判断できるのみならず、またより多く自分で判断しなければならないのであ る。この点においては、彼らは選択することができない。 (ノルベルト・エリアス『諸個人の社会』 ) ③ 私がどれほど強烈な経験をしようと、自己の内部には、あたかも経験を共有せずにただ観察してい るだけの見物人といった部分があり、それが批判の目を向けているのを感じるのだ。(H. D. ソロ ー『森の生活』 ) ④ 個人主義と利己主義とは厳しく区別しておかねばならぬ。利己主義とは自己の快楽をほしいままに するということはかえって個人性を没することになる。[…]また人は個人主義と共同主義と相反 対するようにいうが、余はこの両者は一致するものであると考える。一社会のなかにいる個人が各 十分に活動してその天分を発揮してこそ、はじめて社会は進歩するのである。個人を無視した社会 は決して健全なる社会といわれぬ。 (西田幾多郎『善の研究』 ) 哲学エッセイを書くにあたり 下記のポイントに気をつけて、今の自分を見つめ、将来の生き方を考える機会として捉え、先哲の人た ちが考え辿ってきた命題に挑戦してみて下さい! ・ 選んだ課題に関連したテーマで書くこと。 ・ 論理的に首尾一貫したエッセイであること。 ・ 反対論も想定しつつ、説得的に議論を進めること。 ・ 自分の考えに自信を持ち、できれば個性的なエッセイであること。 ・ あらかじめ用意したエッセイに無理やりに結びつけたりしないこと。 ご応募を楽しみにお待ちしております!
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