アナログ無線機の送信/受信特性評価を 1 台で実現 スペクトラム

アンリツ株式会社
アナログ無線機の送信/受信特性評価を 1 台で実現
スペクトラムアナライザにオーディオアナライザ機能を搭載
シグナルアナライザ MS2830A の機能強化
MS2830A-018 オーディオアナライザの販売を開始
アンリツ株式会社(社長 橋本 裕一)は、シグナルアナライザ MS2830A の機能を強化。新たに、
アナログ無線機の送信/受信特性評価を可能とする「オーディオアナライザ MS2830A-018」を開
発。9 月 30 日から販売を開始します。
MS2830A はスペクトラムアナライザを基本モデルとする計測器であり、上限周波数(3.6 GHz/6
GHz/13.5 GHz/26.5 GHz/43 GHz)に応じて 5 機種あります。また、信号発生器、解析ソフトウェア
などのオプションを搭載することで、通信規格・用途に応じて、各種無線通信機器の送信/受信特
性評価に必要な機能を実現できます。
今回販売を開始したオーディオアナライザ機能は、3.6 GHz/6 GHz/13.5 GHz モデルの MS2830A
の新しいハードウェアオプションであり、オーディオ信号の解析と出力に対応しています。本機能
をアナログ無線機測定構成の MS2830A に搭載することにより、3.6 GHz/6 GHz モデルの
MS2830A では、アナログ無線機の送信/受信特性を、MS2830A 1 台で評価することができます。
また、13.5 GHz モデルの MS2830A では、アナログ無線機の送信特性が評価できます。
オーディオ出力機能では、アナログ無線機の各種電波法試験に必要な擬似音声信号を出力で
き、占有周波数帯幅測定や、スプリアス発射または不要発射測定が 1 台の MS2830A で行えま
す。
アンリツは、オーディオアナライザ MS2830A-018 の販売を開始することにより、アナログ無線機
の評価の効率化に貢献いたします。
[開発の背景]
消防救急無線やタクシー無線などいくつかの分野で無線機のデジタル化が進展している一方、
工場やレジャー施設、工事現場など様々な分野でアナログ無線機が業務用の連絡手段として利
用されています。
そこでアンリツは、これらアナログ無線機の評価用計測器として利用されているラジオコミュニケ
ーションアナライザ MS555A/B と MT2605A/B の後継機種として、シグナルアナライザ MS2830A
で 対 応 を 図 り 、 新 た に MS2830A の ハ ー ド ウ ェ ア オ プ シ ョ ン と し て 、 オ ー デ ィ オ ア ナ ラ イ ザ
MS2830A-018 を開発いたしました。
本オプションをアナログ無線機測定構成の 3.6 GHz/6 GHz モデルの MS2830A で利用することに
より、アナログ無線機の送信/受信特性を、1 台の MS2830A で評価することができます。さらにオ
ーディオ出力機能では、アナログ無線機の各種電波法試験に必要な擬似音声信号も出力でき、
占有周波数帯幅測定や、スプリアス発射または不要発射測定が 1 台の MS2830A で行えます。
[製品概要]
シグナルアナライザ MS2830A は、各種無線通信機器の開発、製造、保守用計測器であり、上
限周波数により 5 機種(MS2830A-040:3.6 GHz、MS2830A-041:6 GHz、MS2830A-043:13.5 GHz、
MS2830A-044:26.5 GHz、MS2830A-045:43 GHz)あります。
今回開発した「オーディオアナライザ MS2830A-018」は、MS2830A-040/041/043 用ハードウェア
オプションです。
MS2830A-040/041 に MS2830A-018 と既にオプション販売している内蔵アナログ信号発生器、
アナログ測定ソフトウェアを搭載することで、オーディオ信号の入出力が必要な FM/ΦM /AM 方
式のアナログ無線機の送信/受信特性の評価が 1 台で可能となります。また MS2830A-043 では、
FM/ΦM/AM 方式のアナログ無線機の送信特性の評価が可能となります。
<主な測定可能項目(FM 方式の無線機の場合)>
・送信試験
送信パワー、送信周波数、周波数偏移[※1]、マイク入力感度、変調周波数特性[※2]、変調ひずみ
[※3]
、変調 S/N[※4]、トーン周波数[※5]、占有周波数帯幅、スプリアス発射または不要発射(擬似音
声出力が可能)
・受信試験
受信感度(SINAD 法/NQ 法[※6])、通過帯域幅、AF レベル[※7]、復調周波数特性[※8]、復調ひず
み[※9]、復調 S/N[※10]、スケルチ感度[※11]
[対象市場・用途]
■対象市場:無線通信機器メーカ、無線通信機器保守拠点
■用途
:業務用無線機の開発、製造、保守
[用語説明]
[※1] 周波数偏移
周波数変調(FM 変調)における周波数変化の幅。変調度。
[※2] 変調周波数特性
無線機のマイク入力の周波数特性。
[※3] 変調ひずみ
無線機から送信された無線信号を解析した際に得られる、復調したオーディオ信号のひずみ。
[※4] 変調 S/N
無線機から送信された無線信号を解析した際に得られる、復調したオーディオ信号のレベルと雑
音の比。
[※5]
トーン周波数
無線機から送信されるトーンスケルチ信号の周波数。(トーンスケルチ信号を送信することで、相
手の無線機のスピーカを動作させることができる。)
[※6]
SINAD 法/NQ 法
無線機の受信感度測定の基準。SINAD 法と NQ 法があり、無線機のスピーカ端子から出力される
雑音やひずみ、オーディオ信号のレベルを元に算出される。
[※7]
AF レベル
無線機のスピーカ端子から出力されるオーディオ信号のレベル。
[※8] 復調周波数特性
無線機のスピーカ端子から出力されるオーディオ信号のレベル。複数の周波数のオーディオ信号
で測定する。
[※9] 復調ひずみ
無線機のスピーカ端子から出力されるオーディオ信号のひずみ。
[※10] 復調 S/N
無線機のスピーカ端子から出力されるオーディオ信号のレベルと雑音の比。
[※11] スケルチ感度
無線機の受信回路を動作させスピーカから音声が出力されるのに必要な、無線機に入力される
電波の強度。
お客様からのお問合せ先
アンリツ株式会社
計測器営業本部 営業推進部
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