型式:PASSBOXⅡ 製品概要仕様書 特徴 PassBOXⅡは MATLAB/Simulink を使用して構築した制御システムを、sBOXⅡをターゲットとする実時間制御システムとして実行する ためのインタフェースソフトウエアです。 Simulink 上の制御ブロックダイアグラムに、sBOXⅡシステムの I/O 毎に用意された I/O デバイスブロックを接続します。 Simuink Coder(旧:Real-Time Workshop)のもつ C コード生成機能により、ブロックダイアグラム全体を C コードに変換します。 出力する C コードは自動的に DSP 用のコンパイラでコンパイル・リンクを実行し、実行形式ファイルを生成します。 PassBOXⅡ-CCS(無償で利用可能)では、生成した実行形式ファイルを Code Composer Studio から USB ポートを使用してハードウ ェアにダウンロードし、プログラムの実行開始、停止の操作を Code Composer Studio 上で行います。 PassBOXⅡ(別途プロテクトキー(有償)が必要)では、生成した実行形式ファイルを専用アプリケーションからイーサネットを使用してハ ードウェアにダウンロードし、プログラムの実行開始、停止の操作と信号のリアルタイムモニタリング/保存を行います。 実行環境 対応 DSP ボード 対応 I/O デバイス コンピュータ 対応 MATLAB 対応サポートディスク 対応 DSP コンパイラ sBOXⅡ sBOXⅡ搭載 I/O デバイス(AD,DA,DI,DO,カウンタ) SSE2 命令セットを実装していること(Pentium4 以降) USB ポート イーサネットポート (PassBOXⅡ使用時) 1 Windows 7(32bit 版 / 64bit 版※ ) ※2 MATLAB R2012b 以降 sBOXⅡサポートディスク (sBOXⅡに付属) TI 社製 Code Composer Studio Ver.5.5.0 以降 ※1:64bit版MATLABには対応しておりませんので、64bitOSでも32bit版MATLABをお使いいただく必要があります。 ※2:使用されるMATLABのバージョンに合わせたPassBOXⅡをお使いいただく必要があります。 詳細については、ご購入前に弊社窓口までお問い合わせください。 また、最新MATLABバージョンへの対応についても、弊社窓口までお問い合わせください。 主な機能 I/O デバイスブロック コード生成 データ保存機能 リアルタイムグラフ表示機能 リアルタイムデータ保存機能 PJ-20130048-S901 Simulink モデルに直接接続できる sBOXⅡI/O デバイスブロック C コード生成、コンパイル、リンク作業を自動実行 トリガにより任意のデータを sBOXⅡ内部メモリに保存 プログラム実行中に任意のデータをリアルタイムでグラフ表示 (PassBOXⅡのみ) プログラム実行中に任意のデータをリアルタイムでホスト PC 上のファイルに保存 (PassBOXⅡのみ) 製品概要仕様書 型式:PASSBOXⅡ Ver.1.0.0 1/3 DSP 制御ソフト開発フロー MATLAB/Simulink と sBOXⅡ I/O デバイスブロック MATLAB/Simulink を起動し、sBOXⅡの I/O デバイスブロックを開きます。 I/O コネクタ単位のブロックの他、データ保存ブ ロック、プログラム開始設定ブロック(PassBOX Ⅱ-CCS のみ)、リアルタイムデータ保存ブロッ ク(PassBOXⅡのみ)を用意しています。 Simulink ブロック図の作成 Simulink 上で入力から出力までの制御モデル (ブロック図)を作成します。 Simulink Coder でのコード生成 (旧:Real-Time Workshop) Simulink Coder(旧:Real-Time Workshop)で Simulink モデルをビルドし、C コードおよび DSP 実行プログラムを自動的に生成します。 DSP プログラムの実行・データ保存(PassBOXⅡ-CCS) Code Composer Studio の起動と DSP プログラムのダウンロード データ保存機能 PJ-20130048-S901 Code Composer Studio を起動し、DSP プロ グラムをダウンロード、実行します。 Simulink モデル上にデータ保存用ブロックを配 置すると、任意のデータを sBOXⅡ内部メモリ に保存できます。保存開始トリガも設定できま す。 保存したデータは、DSP プログラム停止中にホ スト PC に転送してファイルに保存することがで きます。 最大 8 データを各データ 65,532 点まで保存可 能です。 製品概要仕様書 型式:PASSBOXⅡ Ver.1.0.0 2/3 DSP プログラムの実行・制御・モニタリング(PassBOXⅡ) 専用アプリケーションの起動と DSP プログラムのダウンロード 専用アプリケーションを起動し、DSP プログラム をダウンロード、実行します。 制御 パラメータ変更 Simulink モデルの任意のブロックパラメータを DSP プログラム実行中に変更することができま す。 モニタリング グラフ表示 リアルタイム保存 Simulink モデル上にグラフ表示用ブロックを配 置すると、任意のデータのグラフ表示とリアルタ イムでのファイルへの保存ができます。 最大 56 データまでグラフ表示/ファイル保存可 能です。保存点数はお客様のコンピュータの空 きディスク容量に依存します。 トリガデータ保存 Simulink モデル上にデータ保存用ブロックを配 置すると、任意のデータを sBOXⅡ内部メモリに 保存できます。保存開始トリガも設定できます。 保存したデータは、DSP プログラム停止中にホ スト PC に転送してファイルに保存することがで きます。 最大 100 データを合計 4,000,000 点まで保存 可能です。 PJ-20130048-S901 製品概要仕様書 型式:PASSBOXⅡ Ver.1.0.0 3/3
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