No.14-21(2015.2.19号)

№14-21
2015.2.19
全保協ニュース
〔協議員情報〕
全
国
保
育
協
議
会
TEL 03-3581-6503
FAX 03-3581-6509
ホームページアドレス〔http://www.zenhokyo.gr.jp〕
―今号の目次―
・「児童福祉法による保育所運営費国庫負担金交付要綱等の主な改正点及びその運用に
ついて」発出~国家公務員の給与改定等による保育単価等の改正を踏まえた処遇改
善への取り組みについて~ ··············································· 1
・社会福祉「社会福祉法人改革について」とりまとめ(案)を協議~社会保障審議会
福祉部会(第 14 回)~·················································· 2
・「平成 26 年の地方からの提案等に関する対応方針」が閣議決定される~保育分野に
関する義務付け・枠付けの見直し等について~ ····························· 4
◆「児童福祉法による保育所運営費国庫負担金交付要綱
等の主な改正点及びその運用について」発出◆
~国家公務員の給与改定等による保育単価等の改正を踏まえた
確実な処遇改善への取り組みについて~
平成 27 年 2 月 3 日、
「児童福祉法による保育所運営費国庫負担金について」等が一
部改正され、「その運用について」が都道府県・指定都市・中核市宛に通知されまし
た。これは、国家公務員の給与改定(人事院勧告)等による保育単価等の所要の改正
が行われたことの趣旨を踏まえ、保育士等の処遇改善に取り組むことを要請するもの
です。
通知文中では、知事・市長あてとして『今回の措置が各保育所等において、確実に
反映されるよう指導等を』とする、異例の内容となっています。
今回の改正は、平成 26 年 4 月に遡って実施されます。全国の会員保育所等におか
れましては、今般の改正をふまえて 3 月中にも給付される人事院勧告分反映分が確実
に保育士等の賃金改善につながるよう、ご対応をお願い申しあげます(付録 1 を参照)。
1
<主な改正点>
(1)本俸の額が、国家公務員の俸給表の改正内容と同様に改正。
(2)期末勤勉⼿当について、年間⽀給割合が 3.95 ヶ⽉から 4.10 ヶ⽉に改定されていることに
伴い、運営費に算⼊されている⼿当額が改定。
(3)新俸給表による本俸基準額及び期末勤勉⼿当を含む⼈件費(年額)
本俸基準額※3
職
所
種
⻑※1
格
付
(福)2-33
⼈件費(年額)※4
平成 26 年度
平成 26 年度
平成 26 年度
平成 26 年度
当初
改定後
当初
改定後
253,400 円
254,900 円
約 459 万円
約 466 万円
(+1,500 円)
主任保育⼠※2
(福)2-17
230,112 円
231,948 円
(+1.5%)
約 423 万円
(+1,836 円)
保 育
⼠
(福)1-29
195,228 円
197,268 円
(+1.7%)
約 356 万円
(+2,040 円)
調理員等
(⾏⼆)1-37
165,800 円
168,100 円
約 430 万円
約 363 万円
(+2.0%)
約 292 万円
(+2,300 円)
約 299 万円
(+2.3%)
※1 所⻑は設置した場合の加算。
※2 保育⼠のうち 1 ⼈を主任保育⼠として費⽤を算定。
※3 主任保育⼠・保育⼠は俸給額とは別途、特別給与改善費を加えている。
※4 賞与や地域⼿当等を含む⼈件費の年額、地域⼿当については全国平均値を⽤いて算定。
◆「社会福祉法人改革について」とりまとめ(案)を協議◆
~社会保障審議会福祉部会(第 14 回)~
去る2月12日、社会保障審議会福祉部会(第14回)が開催され、引き続き「社会福
祉法人制度改革について」の報告書案について、審議が行われました。
前回の議論をふまえた修正か所が下記のとおり示されました。委員からは、意見や
要望が出され、議場において一部修正か所が承認され、最終のとりまとめは、部会長
(田中 滋 慶應義塾大学名誉教授)に一任されました。
前回(第 13 回)の意見をふまえた修正か所について
Ⅰ 総論
○3ページ、3パラグラフ
2
<追加>
また、今後の高齢化等に伴う福祉ニーズの急増に対応するために必要な人材の確保に当た
っては、処遇の改善をより一層進めることが重要である。社会福祉法人がその役割を適切
に果たすためには、率先して、職員の処遇改善や労働環境の整備等に取り組むことが期待
される。
※ なお、下線部分については、より積極的な表現にすべきとの当日の委員意見を受け、
「期
待される」⇒「求められる」に修正することとなりました。(追記:事務局)
Ⅱ 社会福祉法人制度の見直しについて
2.経営組織の在り方の見直し-(2)理事・理事長・理事会について
○8ページ、3パラグラフ
<追加>
一般財団法人・公益財団法人と同様に、理事の職務執行についてのコンプライアンス(法
令遵守等)を確保するための体制整備について、理事会の議決事項とし、一定規模以上の
法人については、その体制整備を義務付けることが必要である。
2.経営組織の在り方の見直し-(3)評議員・評議員会について
○11 ページ、1 パラグラフ
<修正>
評議員会が議決機関として位置付けられることに伴い、現行の評議員会が担っている諮問
機関としての機能の一部を代替する仕組みとして、各法人が地域の代表者や利用者又は利
用者の家族の代表等が参加する「運営協議会」を開催し、意見を聴く場として位置づける
ことにより、地域や利用者の意見を法人運営に反映させることが適当である。
3.運営の透明性の確保-(2)情報開示の方向性
○14 ページ、3 パラグラフ
<追加※斜字部分>
定款、貸借対照表、収支計算書、役員報酬基準を公表対象とすることを法令上位置づける
必要がある。
6.内部留保の明確化と福祉サービスへの再投下-(3)福祉サービスへの計画的な再投下
○21ページ、1パラグラフ
<修正※斜字部分>
「再投下計画」には、社会福祉法人が実施する社会福祉事業又は公益事業により供給され
る福祉サービスへの再投下の内容や事業計画額が計上されるが、計画を検討するに当たっ
ての優先順位については、以下のとおり考えるべきである。
① 社会福祉は、社会福祉事業の実施を主たる目的とする法人であることから、社会福祉事
業への投資(施設の新設・増設、新たなサービスの展開、人材への投資等。社会福祉法
人による利用者負担の軽減など社会福祉事業に関する地域における公益的な取組を含
3
む。)を最優先に検討する。なお、実質的に社会福祉事業と同じ機能を担う、いわゆる
小規模事業についても併せて検討する。
なお、委員からは、内部統制(ガバナンス)とガバナンスの表記、地域における公
益的な取組/地域における公益的活動の記載について、社会福祉事業と公益事業等の
区分の点からの文言の整理が必要であることや、いわゆる小規模事業については、規
模の問題だけではなく、事業期間の長短も考慮すべきではないかとの意見が出されま
した。
また、藤野興一全国児童養護施設協議会会長からは、「本部機能の強化を図ってい
くのであれば、事務処理負担等に対応するための財政強化対策を検討いただきたい。
また、今後作成するガイドラインには現場の声を反映していただきたい」、高橋英治
日本保育協会保育問題検討委員会委員長からは、
「保育分野は小規模な法人が多いが、
その法人の多くは、地域で公益的な活動を地道に行ってきており、配慮できる部分は
十分に対応いただきたい」旨の発言がありました。
最後に、部会長からは、「今回の報告は小規模法人に対して厳しい内容となってい
るが、世間の風はより厳しく、必ずしも味方でない声への対応を考えれば、報告書の
内容は愛情のあるものと考えている」とまとめがありました。
社会保障審議会福祉部会資料(2 月 12 日の意見を反映した報告書)等は、下記の
URL または、厚生労働省ホームページからご覧いただけます。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-hosho.html?tid=126700
厚生労働省トップページ(http://www.mhlw.go.jp/)
> 政策について > 審議会・研究会等 > 社会保障審議会(福祉部会)
◆「平成 26 年の地方からの提案等に関する対応方針」が
閣議決定される◆
~保育分野に関する義務付け・枠付けの見直し等について~
平成 27 年 1 月 30 日、「平成 26 年の地方からの提案に関する対応方針」が閣議決
定されました。これは、内閣府地方分権改革推進室において、平成 26 年 5 月 20 日か
ら平成 26 年 7 月 15 日までの間で行われた、地方分権改革に関する提案の募集への対
応を示すものです。
対応方針には、保育分野に関する義務付け・枠付けの見直し等に関する事項が記載
され、法令改正が予定されている事項について、下記のとおり内容等をお知らせいた
します。詳細は、別添の付録 2-①、2-②をご参照ください。
4
○児童福祉施設の設備及び運営に関する基準 のうち、保育所に係る基準
「居室⾯積」…三⼤都市圏の⼀部に限り、待機児童解消までの⼀時的措置として、平成 27 年
3 ⽉ 31 ⽇までの間、居室の⾯積に関する基準に係る規定を「標準」としている措置を、平成
32 年 3 ⽉ 31 ⽇まで延⻑する。
⇒平成 26 年度中にパブリックコメントの実施を経て、関係政省令・告⽰改正。
また、平成 27 年 4 ⽉ 1 ⽇以降は、現在の対象地域*に加え、新たに 4 市区(東京都新宿
区、同杉並区、同⽇野市、⼤阪府吹⽥市)が追加される予定。
*40 市区:埼⽟県(3 市)、千葉県(1 市)、東京都(17 特別区・11 市)、神奈川県(5 市)、京都
府(1 市)、⼤阪府(1 市)、兵庫県(1 市)
「乳児 4 ⼈以上を⼊所させる保育所に係る保育⼠の数の算定」…当分の間、当該保育所に
勤務する保健師⼜は看護師に加え、准看護師についても保育⼠とみなす。
⇒平成 26 年度中にパブリックコメントの実施を経て、関係政省令・告⽰改正。
○保育所型認定こども園の有効期間
保育所型認定こども園を認定する際に定めることとされている有効期間は、廃⽌。
⇒地⽅分権に係る⼀括法案が、平成 27 年通常国会に提出される予定。
○幼保連携型認定こども園の⾷事の提供
構造改⾰特別区域において 3 歳未満児の給⾷の外部搬⼊を⾏っている公⽴の保育所が、公
⽴の幼保連携型認定こども園に移⾏する場合について、引き続き、給⾷の外部搬⼊を⾏うこと
ができるよう経過措置を設けることを検討中。
⇒平成 26 年度中の関係政省令改正を検討中。
5
次ページより添付の付録ファイルです。
付録1
(全保協ニュース№14-21)「児童福祉法による保育所運営費国庫負担金交付要綱等の改正点
及びその運用について」
付録2-①
(全保協ニュース№14-21)「平成26年の地方からの提案等に関する対応方針」について(情報提供)
付録2-②
(全保協ニュース№14-21)「別紙」
雇 児 保 発 0203 第 2 号
平 成 27 年 2 月 3 日
都道府県知事
各 指定都市市長 殿
中 核 市 市 長
厚生労働省雇用均等・児童家庭局保育課長
( 公 印 省 略 )
児童福祉法による保育所運営費国庫負担金交付要綱等
の主な改正点及びその運用について
平成 27 年2月3日厚生労働省発雇児 0203 第2号により「児童福祉法による保育所運営費国
庫負担金について」等が一部改正されたが、今回の改正は、国家公務員の給与改定等により、
下記のとおり、保育単価等につき所要の改正が行われたものであり、その趣旨を踏まえ、保育
士等の処遇改善に取り組まれるよう、貴管内市町村及び保育所等に周知するとともに、適正に
予算措置等今後の事務処理に当たられたい。
保育士確保が全国において厳しい状況にある中、保育士確保策としては保育士等の処遇
の改善が極めて重要であることから、今回の措置が各保育所等において、確実に反映され
るよう指導等をお願いしたい。
記
(1)本俸の額が、国家公務員の俸給表の改正内容と同様に改正されたこと。
(2)期末勤勉手当について、年間支給割合が3.95ヶ月から4.10ヶ月に改定されてい
ることに伴い、運営費に算入されている手当額が改定されたこと。
(3)保育所運営費に盛り込まれた、新俸給表による本俸基準額、及び期末勤勉手当を含む人
件費(年額)は、以下のとおりであるので、適切に保育士等の賃金改善に繋がるよう、そ
の内容等の周知をお願いしたい。
本俸基準額※3
職
種
所
長
※1
格
付
( 福 )2-33
主 任 保 育 士※2 ( 福 )2-17
保
士
( 福 )1-29
調 理 員 等
(行二)1-37
※1
※2
※3
※4
育
平成 26 年度
当初
253,400 円
230,112 円
195,228 円
165,800 円
平成 26 年度
改定後
254,900 円
(+1,500 円)
231,948 円
(+1,836 円)
197,268 円
(+2,040 円)
168,100 円
(+2,300 円)
所長は設置した場合の加算。
保育士のうち1人を主任保育士として費用を算定。
主任保育士・保育士は俸給額とは別途、特別給与改善費を加えている。
賞与や地域手当等を含む人件費の年額、地域手当については全国平均値を用いて算定。
人件費(年額)※4
平成 26 年度
当初
約 459 万円
約 423 万円
約 356 万円
約 292 万円
平成 26 年度
改定後
約 466 万円
(+1.5%)
約 430 万円
(+1.7%)
約 363 万円
(+2.0%)
約 299 万円
(+2.3%)
事
務
連
絡
平 成 27 年 1 月 30 日
各都道府県・指定都市・中核市
子ども・子育て支援新制度担当部局
保
育
担
当
課
御中
内閣府子ども・子育て支援新制度施行準備室
文部科学省初等中等教育局幼児教育課
厚 生 労 働 省 雇 用 均 等 ・ 児 童 家 庭 局保育課
「平成 26 年の地方からの提案等に関する対応方針」について(情報提供)
本日、「平成 26 年の地方からの提案等に関する対応方針」(以下「対応方針」
という。)が閣議決定されました。対応方針には、別紙のとおり、保育分野に関
する義務付け・枠付けの見直し等に関する事項が記載されております。
このうち、法令改正を予定している事項について、下記のとおり、そのスケ
ジュール、内容等をお知らせいたします。
貴課におかれましては、このことを御了知いただき、必要に応じて適切に対
応いただきますとともに、貴管内の市町村に対し周知していただきますようお
願いいたします。
記
1.児童福祉施設の設備及び運営に関する基準(昭和 23 年厚生省令第 63 号)
のうち、保育所に係る基準について(別紙(1)(ⅱ)関係)
ア 別紙(1)(ⅱ)に掲げる事項のうち「居室面積」及び「乳児4人以
上を入所させる保育所に係る保育士の数の算定」については、パブリッ
クコメントの実施等を経て、本年度中に、関係政省令及び告示を改正す
る予定。
イ アのうち「居室面積」の特例については、平成 23 年厚生労働省告示
第 314 号(地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るた
めの関係法律の整備に関する法律附則第四条の厚生労働大臣が指定す
る地域を定める件)において、その対象地域を定めているところ、平成
27 年4月1日以降は、現在の対象地域に加え、新たに4市区(東京都
新宿区、同杉並区、同日野市、大阪府吹田市)を追加する予定。
ウ アに掲げる事項を保育所に係る基準として適用するためには、各都道
府県、政令市又は中核市において、適切に条例の改正等を行う必要があ
る。
エ 別紙(1)(ⅱ)に掲げる事項のうちアに掲げる事項以外の事項につ
いては、対応方針に従い、検討を進める予定。
2.保育士確保対策について(別紙(1)関係)
「待機児童解消加速化プラン」及び「保育士確保プラン」に基づき、地
方公共団体と連携して、保育士確保対策(潜在保育士の復帰支援を含む。)
に強力に取り組むことが明記されている。
「保育士確保プラン」については、『「保育士確保プラン」について』(平
成 27 年 1 月 14 日付け雇児発 0114 第1号厚生労働省雇用均等・児童家庭局
長通知)において、通知されているところであるが、あらためて当該プラン
に掲げる施策を活用し、保育士確保に積極的に取り組んでいただくことをお
願い申し上げる。
3.保育所型認定こども園の有効期間(別紙(14)(ⅰ)関係)
地方分権に係る一括法案を、平成 27 年通常国会に提出する予定。
4.幼保連携型認定こども園の食事の提供(別紙(14)(ⅱ)関係)
子ども・子育て支援新制度の施行に伴い、構造改革特別区域において3歳
未満児の給食の外部搬入を行っている公立の保育所が公立の幼保連携型認
定こども園へ移行する場合について、引き続き、給食の外部搬入を行うこと
ができるよう経過措置を設けることを検討中。(本年度中に関係省令を改正
することを検討。)
以上
【照会先】
厚生労働省雇用均等・児童家庭局保育課
企画調整係
03(5253)1111(内線 7920)
別紙
「平成 26 年の地方からの提案等に関する対応方針」
(平成 27 年1月 30 日閣議決定)
(抜粋)
(1)児童福祉法(昭 22 法 164)
(ⅰ)保育所の設置認可等に係る経済的基礎の要件(子ども・子育て支援法及
び就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法
律の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律(平
24 法 67)による改正後の 35 条5項1号)については、当該認可の事務は
自治事務であり、保有する資産の額を保育所が安定的に運営可能と都道府
県等が認めた額とすること等について周知する。
[措置済み(平成 26 年 12 月 12 日付け厚生労働省雇用均等・児童家庭局、
社会・援護局通知)]
(ⅱ)児童福祉施設の設備及び運営に関する基準(昭 23 厚生省令 63)のうち、
保育所に係る基準については、次のとおりとする。
・保育所における食事の提供(同基準 11 条1項)に関し、3歳未満児に
対する給食の外部搬入については、平成 28 年度の構造改革特別区域推
進本部評価・調査委員会の評価を踏まえて検討する。
・居室面積(同基準 32 条)については、三大都市圏の一部に限り、待機
児童解消までの一時的措置として、平成 27 年3月 31 日までの間、居室
の面積に関する基準に係る規定を「標準」としている措置を、平成 32
年3月 31 日まで延長する。
・朝、夕の時間帯であって、保育する児童が1人である場合等における保
育士の数が2人を下回ってはならないという取扱い(同基準 33 条2項)
について、地方の実情を踏まえて、引き続き検討を進める。
・乳児4人以上を入所させる保育所に係る保育士の数の算定(同基準 33
条2項及び附則)については、当分の間、当該保育所に勤務する保健師
又は看護師に加え、准看護師についても保育士とみなすことができるよ
う措置する。
上記(ⅰ)
(ⅱ)に加え、平成 27 年4月からの子ども・子育て支援新制度
の着実な施行を図るとともに、「待機児童解消加速化プラン」及び「保育士
確保プラン」に基づき、地方公共団体と連携して、保育士確保対策(潜在保
育士の復帰支援を含む。)に強力に取り組む。
(14)就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律
(平 18 法 77)(文部科学省と共管)[再掲]
(ⅰ)保育所型認定こども園を認定する際に定めることとされている有効期間
(5条)については、廃止する。
(ⅱ)幼保連携型認定こども園の学級の編制、職員、設備及び運営に関する基
準(平 26 内閣府・文部科学省・厚生労働省令1)のうち、3歳未満児の
食事の提供については、次のとおりとする。
・公立の幼保連携型認定こども園については、公立の保育所と同様、構造
改革特別区域において外部搬入方式を認めることができるよう措置す
る。
・私立の幼保連携型認定こども園については、平成 28 年度の構造改革特
別区域推進本部評価・調査委員会の評価を踏まえて検討する。
(ⅲ)就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法
律第3条第2項及び第4項の規定に基づき内閣総理大臣、文部科学大臣及
び厚生労働大臣が定める施設の設備及び運営に関する基準(平 26 内閣府・
文部科学省・厚生労働省告示2)のうち、幼保連携型認定こども園以外の
認定こども園における食事の提供に関し、3歳未満児に対する給食の外部
搬入については、平成 28 年度の構造改革特別区域推進本部評価・調査委
員会の評価を踏まえて検討する。
(20)保育士修学資金貸付制度
保育士修学資金貸付事業に係る貸付対象者の住所要件について、平成 26 年
度末までに廃止する。