平成27年度事業報告(PDF形式:499KB)

事 業 報 告
Ⅰ
概
況
昨年度は、諸般の事情により法人会費を改訂させていただきました。会員各位のご理解とご支援
により、昨年度末時点で法人会員227社、個人会員は2万6千人を超えております。協会運営を
順調に進めることができましたことにあらためて会員各位にたいして感謝申し上げます。
平成27年の訪日外国人旅行者は過去最多の1974万人となり前年比43%増(平成27年度
では2136万人、前年度比46%増)、国際収支報告によると旅行収支は53年ぶりの黒字転換
となりました。北陸新幹線金沢開業による新規需要の掘り起こし、さらには今春北海道新幹線が函
館まで開業したことにより新幹線が北海道から九州まで繋がり、観光需要のさらなる拡大を目指し
た取り組みが進められています。また、都市鉄道では首都圏において鉄道ネットワークの拡充が進
むとともに、仙台市地下鉄東西線が開業し地域経済活性化への貢献が期待されています。
一方、大型台風や集中豪雨、火山活動の活発化など自然災害が多発し、鉄道事業にも大きな影響
が出ました。
このような状況のなかで、当協会は会員各位の負託に応えるため活動を行ってきました。技術基
準調査研究会(運転)をはじめとした各種調査研究、講習会や運転業務研究発表会の開催、運転協
会誌の発行など具体的な活動状況は下記の通りです。
Ⅱ
会務関係
一般社団法人移行後5年目の社員総会等については、平成27年6月15日に第5回定時社員総
会、評議委員会並びに第17回、第18回理事会を、11月26日に第19回理事会、支部長会議
を開催した他、平成28年3月3日に第20回理事会を開催して移行後の新しい意思決定・管理体
制が定着しました。
また、第5回評議員委員会は平成27年6月15日に、運営委員会は第9回を平成27年8月2
7日にそれぞれ開催しました。
その他の各種委員会等会議についても、支障なく移行し計画通り実施することが出来ました。
1
第5回定時社員総会
平成27年6月15日第5回定時社員総会を一般社団法人日本交通協会大会議室に於いて開
催した。会員総数26,058名中、出席者189名、委任状22,737名、合計22,92
6名(正会員及び法人会員総数の88%)にて定款第18条に基づく「過半数」を満たして成立
し、次の議案を審議し、それぞれ承認、可決された。
(1) 報告事項
・ 平成26年度事業報告
・ 平成27年度事業計画並びに予算について
(2) 決議事項
第1号議案 平成26年度決算の承認に関する件
第2号議案 理事及び監事の選任に関する件
2
第5回評議委員会 日本交通協会会議室
平成27年6月15日12時30分から開催し、次の案件を審議承認した。
第1号議案 理事及び監事の候補者に関する件
第2号議案 評議員選出の件
第3号議案 評議委員会委員長及び副委員長選出の件
その他、総会付議資料の説明を行った。
-1-
3 理事会
(1) 第17回理事会
日本交通協会会議室
平成26年6月15日12時50分から開催し、次の議案の審議及び理事選任案の説明、報告
を行った。
決議事項
第1号議案 平成26年度事業報告
第2号議案 平成26年度決算及び監査報告に関する件
第3号議案 第 5 回定時社員総会への付議事項に関する件
(2) 第18回理事会
日本交通協会会議室
平成27年6月15日14時40分から開催し、次の議案の審議及び報告を行った。
決議事項
第1号議案 会長、副会長及び専務理事並びに代表理事選定に件
第2号議案 執行理事選定の件
第3号議案 名誉会長選任の件
第4号議案 顧問委嘱の件
第5号議案 運営委員会の選任・承認に関する件
第6号議案 執行理事の任期満了に伴う退職慰労金支給の承認に関する件
(3) 第19回理事会
芝弥生会館会議室
平成27年11月26日16時から開催し、次の議案の審議及び報告を行った。
決議事項
第1号議案 平成27年度表彰賞に関する件
平成27年度運転功労賞表彰者、運転協会功績褒賞者及び運転協会誌優秀作品
の決定
第2号議案 特定個人情報管理規程の制定及びその対応方について
第3号議案 運転協会電子図書館の会員への開示について
報告事項
・平成27年度上半期決算報告について
・東記念賞選考委員会の選考結果について
・平成27年度の運転業務研究発表会の結果について
・運輸業務管理ゼミナ-ルの開催について
・会員状況について
・会務報告と今後の予定について
(4) 第20回理事会
芝弥生会館会議室
平成28年月3月3日16時30分から開催し、次の議案の審議及び報告を行った。
決議事項
第1号議案 平成28年度事業計画(案)及び予算(案)に関する件
第2号議案 第6回定時社員総会招集の件及び同社員総会に附議する議案に関する件
報告事項
・平成27年度決算見込みについて
・平成28年度の主要会務予定について
・会員状況について
・平成28年度(第56回)海外視察団の派遣について
・運転設備研修講座開催について
・運転理論(運転曲線)講習会の開催について
・運転法規研修講座の開催について
・研修・講習会のご案内
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4 運営委員会
(1) 第9回運営委員会
日本鉄道運転協会会議室
平成27年 8月27日16時30分から開催し、次の案件の報告・審議を行った。
会務報告
・平成27年度の経過報告と今後の予定
・会員状況について
・運転法規、運転関係指導者講習会の開催について
・平成27年度(第55回)海外鉄道視察団参加者について
・平成27年度運転業務研究会発表予定について
審議事項
・平成27年度運転功労者表彰の支部別割当数について
5
第20回支部長会議
芝弥生会館会議室
平成27年11月26日14時30分から開催し、次の案件の報告等を行った。
・支部の活動状況について(報告)
・支部別等会員数、支部別・運輸局別法人会員数について(報告)
・「前渡金清算兼収支報告書」の提出並びに「銀行預金残高」の事務局戻入について
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東 記念賞選考委員会
芝弥生会館会議室
平成27年11月26日15時00分から開催し、2案件を審議した。
その結果、東記念賞表彰者は次の1件を選定した。
・上野東京ラインの開業に伴う首都圏ネットワークの拡充(東日本旅客鉄道(株))
7
企画委員会(第251回~第256回)
(1) 第251回開催
西日本旅客鉄道㈱ 富山
平成27年5月21日(木)に開催、次項の案件の報告と審議を行った。
・運転設備研修講座開催について
・第55回海外鉄道視察団派遣について
・第5回定時社員総会について
・各社局の情報連絡について
・富山電鉄(株)稲荷町車両基地の見学
・その他
(2) 第252回開催
東京都交通局 東京
平成27年7月9日(木)に開催、次項の案件の報告と審議を行った。
・運転理論(運転曲線図作成)講習会について
・運転関係指導者講習会について
・運転業務研究発表会について
・各社局の情報連絡について
・東京消防庁指令室の見学
・その他
(3) 第253回開催
西日本旅客鉄道㈱ 松江
平成27年10月8日(木)に開催、次項の案件の報告と審議を行った。
・運転功労者表彰の支部別割当について
・運転関係指導者講習会の参加状況について
・運転業務研究発表会について
・東記念賞推薦について
・運転協会功績者褒賞の推薦について
・各社局の情報連絡について
・その他
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(4)
第254回開催
東京地下鉄㈱ 東京
平成27年11月18日(水)に開催、次項の案件の報告と審議を行った。
・東記念賞推薦会社について
・運転協会誌の優秀論文会長賞、優秀論文賞、優秀エッセイ賞、佳作賞候補作品について
・第36回運転業務研究発表会の参加会社の標題、研究要旨及びスケジュールについて
・各社局の情報連絡について
・東京地下鉄総合所施設見学
・その他
(5) 第255回開催
京王電鉄 東京
平成28年1月21日(木)に開催、次項の案件の報告と審議を行った。
・平成27年度 東記念賞、運転功労者表彰、運転協会誌優秀作品賞、運転協会功績者褒賞
者受賞について
・平成27年度 運輸業務管理セミナー開催案内について
・平成28年 鉄道局長「年頭の辞」について
・各社局の年末年始輸送結果について
・高幡不動乗務区点呼システム見学
・その他
(6) 第256回開催
京都・大阪
平成28年3月10日(木)に開催、次項の案件の報告と審議を行った。
・平成28年度 事業計画について
・第56回海外鉄道視察団派遣について
・運転協会主催の研修会、講習会開催のご案内について
・各社局の情報連絡会について
・京都鉄道博物館、JR西日本安全体感棟、阪急梅田総合指令所見学
・その他
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運転管理研究委員会(第9回・第10回)
(1) 第9回開催
芝弥生会館 会議室
平成27年5月13日(水)に開催、次の案件の報告と審議を行った。
・インバウンド対応方について(アンケート調査により説明)
・各社局の情報連絡について
・その他
(2) 第10回開催
仙台市交通局 荒井車両基地 会議室
平成27年11月11日(水)に開催、次の案件の報告と審議を行った。
・ホームドアの設置状況等について(アンケート調査により説明)
・平成27年度の委員長、副委員長(2名)の改選(選出)について
・各社局の情報連絡について
・仙台地下鉄東西線試乗
・仙石線ハイブリット車両試乗と東北大震災被災地視察
・その他
9
安全情報委員会
平成23年7月1日の運用開始から平成28年3月31日現在までの活動状況は、参加各社の
協力を得て、順調に情報の提供が定着しつつあり、平成27年度は特に課題もなかったため、委
員会は開催しなかった。平成27年度はA情報件名7件、B情報件名0件の提供があった。
10 運転協会誌編集委員会
平成27年度は、6月に札幌で、9月に宇治で、11月に鹿児島で、2月には仙台において開
催したほか、毎月上旬東京地区において開催、その都度、協会誌の編集計画を審議して決定した。
-4-
11 運転協会事務担当者打合会議
運転協会の事業・支部活動・会員の増加対策、会員名簿の整備、会費徴収事務等について審議
し、協力を要請した。
平成27年6月18日~19日
金沢 金沢新幹線指令所及び白山総合車両所見学
平成27年12月3日~4日
広島 広島電鉄千田町車両基地見学
12 支部活動
(1) 北海道支部
(2) 東北支部
(3) 新潟支部
(4) 中部支部
(5) 関西支部
(6)広島支部
(7)四国支部
(8)九州支部
(9)関東部会
平成27年10月22日
平成27年10月27日
会計監査
支部総会・情報交換会
平成27年11月 4日
平成27年11月 9日
平成27年10月20日
平成27年11月 5日
平成27年 7月28日
平成27年 7月22日
平成27年 8月19日
平成27年 8月19日
平成27年 4月24日
平成27年 6月 2日
平成27年 7月 8日
平成27年 7月24日
平成27年 7月24日
平成27年 8月 3日
平成27年 8月20日
平成27年 8月20日
平成27年 9月17日
平成27年 9月28日
平成27年 9月28日
平成27年 9月28日
平成27年 5月20日
平成27年 5月29日
平成27年 6月30日
平成27年 6月30日
平成27年 6月30日
平成27年 6月30日
平成27年 9月 3日
会計監査
支部総会・情報交換会
会計監査
支部総会・情報交換会
会計監査
名古屋地区事務担当者打合せ会
運営委員会
中部支部定期総会
会計監査
支部担当者会議
運営委員会
運転業務研究発表報告会
支部総会・情報交換会
会計監査
支部総会・情報交換会
運転業務研究発表報告会
会計監査
運営委員会
支部総会・情報交換会
講演会
会計監査
幹事会
運営委員会
支部総会・情報交換会
運転業研発表報告会
講演会
部会及び情報交換会
13 見学・試乗会
・東北支部関係
平成28年2月15日 見学会
「常磐線鉄道施設復旧現場視察会」常磐線復興工事区
・新潟支部関係
平成27年11月5日 見学会
「(株)総合車両製作所 新津事業所」 新津
・中部支部関係
平成27年10月16日 見学会・試乗会
「四日市あすなろう鉄道(株) 新造車両及び車両基地」
・関西支部関係
平成27年7月28日 試乗会
「阪神電気鉄道(株)新型普通用車両 5700 系 梅田~甲子園駅間」
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平成27年9月18日 見学会・試乗会
「南海電気鉄道(株)新型通勤車両 8300 系 難波~羽倉崎駅間」
・広島支部関係
平成28年1月22日 見学・試乗会
「三菱重工業 MIHARA 試験センター」及び「同センター内の広島電鉄(株)1000 系電車」
・関東部会関係
平成27年9月29日 試乗会
「東京都交通局 日暮里・舎人ライナー新型車両 330 形 日暮里~舎人公園駅間」
平成27年11月24日 試乗会
「東日本旅客鉄道(株) 山手線新型車両E235 系」
14
役員及び職員等(平成28年3月31日現在)
役
職
名
代表理事・会長
代表理事・専務理事
執行理事
理事(上記を除く)
監
事
職員・嘱託
15
Ⅲ
定
員
1名
1名
2名以内
46名以内
2名以上5名以内
-
会員数 (平成28年3月1日現在)
正会員(個人)
26,147名(対前年同期比
法人会員
227社(対前年同期比
実
員
1名
1名
2名
45名
3名
9名
113名)
+6社)
事業関係
1
平成27年度の主な事業概要は、以下の通りである。
(1) 運転協会誌は、カラーページの充実化を図り、読み易い内容の編集に注力した。
(2) 受託調査研究は、国土交通省から「鉄道の運転規制に関する調査」と「鉄道に関する技術
上の基準を定める省令第101条(列車間の安全確保)等に関する調査検討」を受託した。
(3) 平成27年度(第37回)の自主研究は『運転士の関する教育・指導の「工夫の見える化」
について』を研究テーマに選定し取り組みを進めた。
(4) 平成27年度の講習会は、運転設備研修講座(102名)、運転法規研修講座(155名)、
運転理論(運転曲線)講習会(71名)
、運転関係指導者講習会(296名)運輸業務理者ゼミナ
ール(86名)の5つの講座を開催し、合計710名の受講者が参加し講習を受けた。
(5) 運転業務研究発表会は、36回目となり2日間に渡り31件の研究テーマの発表があった。
また、聴講者は延べ873名を数え盛会裏に開催ができた。
(6) 平成27年度で55回目を迎えた海外鉄道視察団派遣は22名の団員で、平成27年9月
9日から9月20日までの12日間でオーストリア、ドイツ、スイス、フランスの4カ
国の訪問を実施した。
欧州はシリアからの難民問題で予定を大きく変更せざるを得なくなった。公式訪問はド
イツ国鉄、ローザンヌ市交通局、フランス国鉄を視察した。また、試乗等の列車は、RJ、
EC、TGV、登山鉄道、近郊鉄道、パリ地下鉄、トラム等広範囲に亘った。この体験乗車や
各国の鉄道視察を通じ、乗車ルール等鉄道利用が自己責任に委ねられており、日本との大
きな違いを認識した視察となった。
-6-
(7) 平成23年4月1日にリスク情報共有化の仕組みの一環として、安全情報委員会を設置
し、平成23年7月1日より、当面、法人会員30事業者(JR7社、公営7都市、大手民
鉄16社)を対象とし、インデックス情報等からなる新しい情報共有のしくみを構築し、活
動を開始した。平成27年度においては、A 情報7件、B 情報0件の情報提供があり、これ
を参加事業者に配信した。
(8) 平成24年度から着手した、当協会が発足以来保有している各種委員会、調査・研究会等
の報告書及び協会誌等を保存・活用するため、文献・資料などの電子図書館化を進めてきた。
当初、閲覧のための電子有料会員を計画してきたが運営上の問題から無料閲覧することを検
討し無料閲覧範囲の検討を行った。
2
運転協会誌発行
第57巻4月号から第58巻3月号までを発行した。前年に引き続き協会会員の要望に応える
よう出来るだけ各号を特集化し、資料としても活用できるように配慮した編集に尽力して、カラ
ー化を実施、内容の充実を図った。
平成27年
4月号
事故防止
特集
〃
5月号
乗務区
特集
〃
6月号
ダイヤ
特集
〃
7月号
相互直通運転
特集
〃
8月号
トロッコ列車
特集
〃
9月号
北陸新幹線金沢開業
特集
〃
10月号
イベント
特集
〃
11月号
路面電車
特集
〃
12月号
自然災害
特集
平成28年
1月号
-
-
〃
2月号
業務研究
特集
3月号
駅業務
特集
〃
3
図書発行・販売
(1)「解説 鉄道に関する技術基準(運転編)
」(第六版) (平成24年7月発行)
省令及び解釈基準を制定した時点での技術的根拠、事例等をもとに各規定の定められた考え方
等についてまとめられたものであり、実施基準の策定、管理、運転の取扱い等に活用が期待さ
れる書で、販売数は459冊であった。
(2)「運転理論(再改訂版)」
(平成22年8月発行)
輸送計画における運転理論の役割、基礎項目の解説から運転線図の作成までを最近の鉄道技術
の進歩に合わせ、全面的に改訂した詳細解説の専門書で、販売数は291冊であった。
(3)「鉄道のスピードアップ」
(平成 8 年 7 月第四版発行)
鉄道のスピードアップの技術は、車両・施設・電気・運転等全般にわたるため、各専門分野の
第一人者の方々の協力を得て、体系的にまとめてある技術書で、販売数は6冊であった。
(4)「鉄道の運転保安設備(付 輸送計画実務の手引き)」
(平成18年9月発行)
鉄道の運転保安設備に関する基本的な考え方や、新しいシステム・機器の開発を含め、輸送・
運転・設備関係者の実務・教習用として纏められてある専門技術書で、販売数は157冊であ
った。
(5)「重大運転事故記録・資料(復刻版)追補第二版 昭和 62 年 4 月~平成 23 年 3 月」
(平成25年12月発行)
鉄道有史以来平成23年3月までの旧日本国有鉄道及び地方鉄道・軌道における重大事故記録
をまとめたもので、鉄道の運転・保安業務に携わる方々を中心に購入希望があり、55冊の販
売数であった。
(6)「安全の仕組みから解く 鉄道の運転取扱いの要点」
(平成24年8月発行)
鉄道の安全の仕組みの生い立ちと現在の運転取扱いとの関わりについてまとめたもので、鉄道
事業者の関係者などに向けた専門書であるが、易しく核心を捉えた解説書で、販売数は304
冊であった。
-7-
(7)「安全のキーポイント~ヒューマンエラーの防止~」(復刻版)
(平成26年2月発行)
平成8年以来、絶版となっていたが、会員の要望により復刻した。実務を基礎としたヒューマ
ンエラーの防止を「こころの働き」
「適性」
「からだのリズム」「乗務作業の特徴」「エラー行動」
「教育・指導方法」
「運転用機器」
「健康管理」の8つのキーとして捉え、解説をしている指導・
保安担当関係者の基礎学習書で、販売数は、54冊であった。
(8)「実践運転概論」(第二版) (平成27年4月発行)
協会顧問の永年に渡る講習会講師として、講習した内容をわかりやすくまとめて、書籍として
発行した。また、一部版の改訂を行った。販売数は、334冊であった。
(9)「わかりやすい運転操縦実務」(平成27年3月発行)
平成25年度、26年度にかけて設置した「わかりやすい運転操縦実務研究委員会」による報
告書がまとまり、これを元に書籍化して発行した。運転士目線での運転操縦実務を解説した技
術解説書で、販売数は、987冊であった。
(10)「新版 運転法規便覧(平成27年度版)」
(平成27年7月発行)
日常業務で参照する機会が多い運転関係法令を収録し、手元において運転実務に活用できる
よう編集した便覧で販売数は602冊であった。
(11)このほか、運転協会誌の一般書店販売数が636冊であった。
4
受託調査研究
(1) 「鉄道に関する技術上の基準を定める省令第101条(列車間の安全確保)等に関する調査検
討」(国土交通省委託)
鉄道の技術基準については、平成14年3月に技術基準省令が性能規定化されて以来、国
土交通省から、この省令等の運転関係における見直しを図るための調査検討を委託されてい
る。平成27 年度は指導票の取扱いに関する検討やドライバーレスの取り扱いについての調
査検討等が委託され、それぞれ国土交通省に報告した。
(2) 「鉄道における降雪時の運転規制に関する調査研究」(国土交通省委託)
降雪時の運転規制について調査対象の事業者に対して調査を行い国土交通省に報告した。
(3)乗務員の適性・資質に関する総合評価委員会
平成27年度の乗務員の適性・資質に関する総合評価委員会は、医薬品・治療部会を設けて次
のとおり開催、審議を行った。
【総合評価委員会】
第4回 総合評価委員会 (平成28年3月22日)
①平成27年度医薬品・治療部会報告書(案)について
【医薬品・治療部会】
第5回 医薬品・治療部会 (平成27年9月4日)
①検討委員会開催の経過報告
②平成27年度報告書(案)について
③薬剤の副作用と運転への影響
④がん治療の実際と運転への影響
⑤がん治療を受けている運転士の医適性対応
第6回 医薬品・治療部会 (平成27年12月8日)
平成27年度報告書(案)について
第7回 医薬品・治療部会 (平成28年2月4日)
平成27年度報告書(案)について
【医薬品・治療部会事務局打合せ】
資料及び報告書の作成・調整で平成27年7月から平成28年2月までの間で6回開催した。
-8-
5
自主研究
平成27年度(第38回)の研究テーマについては、参画会社から22件の提案があった。こ
れまで2回の小委員会と6回の幹事会を開催し検討を進めた中で、各会社において経験の浅い乗
務員が抱える問題点のフォロー体制及び教育・指導が課題であることが共通した認識であった。
そのため次年度以降、『運転士に対する教育・指導の「工夫の見える化」について』を具体的な
調査研究テーマとして進めていくことを委員会で確認した。
6 講習会等
(1) 第20回運転設備研修講座
・施行日
平成27年5月20日(水)~22日(金)
・会 場
芝弥生会館 会議室
・受講者
102名
・講 師
(順不同・敬称略)
国土交通省鉄道局技術企画課
電気基準係長
中島 崇 氏
(一社)日本鉄道運転協会
顧
問
石井 信邦氏
東日本旅客鉄道㈱ 鉄道事業本部安全企画部 主幹
片方 喜信 氏
JR東日本コンサルタンツ(株)海外事業室兼運輸計画部部長
武藤 嘉一氏
(2) 第21回運転理論(運転曲線)講習会
・施行日
平成27年8月25日(火)~28日(金)
・会 場
芝弥生会館 会議室、
・受講者
71名
・講 師
JR水戸鉄道サービス(株)
常務取締役
赤津 尚孝氏
(3) 第21回運転法規研修講座
・施行日
平成27年9月16日(水)~18日(金)
・会 場
芝弥生会館 会議室
・受講者
155名
・講 師
(順不同・敬称略)
国土交通省鉄道局技術企画課
運転基準係長
岸本 成義氏
(一社)日本鉄道運転協会
顧
問
石井 信邦氏
(一社)日本鉄道運転協会
顧
問
中西 昭夫氏
(一社)日本鉄道運転協会
顧
問
中谷 克利氏
(4) 第49回運転関係指導者講習会
・開催日
前期 平成27年10月14日(水)~16日(金)
後期 平成27年10月21日(水)~23日(金)
・会 場
芝弥生会館
・受講者
296名(前期:149名、後期:147名)
・講 師(順不同、敬称略)
国土交通省鉄道局
安全監理官
村田 義明氏
JR東日本健康推進センター
医学適正科部長
笠原 悦夫氏
医師
山本 尚寿氏
㈱ケイツーマネジメント
代表
葛田 一雄氏
東日本旅客鉄道㈱ 運輸車両部
次長
土屋 博一氏
マネジャー
神馬 恒憲氏
㈱JR東日本パーソネルサービス
一般社団法人日本鉄道運転協会
顧問
中谷 克利氏
㈱東京ストレスマネジメント
代表取締役
今井 功 氏
東日本旅客鉄道㈱ JR東日本研究開発センター 副所長
楠神 健 氏
(公財)鉄道総合技術研究所安全性解析研究室 室長
宮地由芽子氏
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(5) 第12回 運輸業務管理ゼミナール
・施行日
平成28年2月18日(木)~19日(金)
・会 場
芝弥生会館 会議室
・受講者
86名
・講 師
(順不同・敬称略)
国土交通省 鉄道局
安全監理官
川崎重工業株式会社 鉄道システムプロジエクト部 担当部長
武蔵野大学 環境学部
教
授
東日本客鉄道株式会社 執行役員 新幹線運行本部長
(有)オンリーワン
専属講師
東京急行電鉄(株) 東急病院健康管理センタ-所長
村田
佐藤
重森
小栗
小島
伊藤
義明氏
公一氏
雅嘉氏
彰 氏
順子氏
克人氏
7 第55回海外鉄道視察団派遣
法人会員各社のご協力により、東京地下鉄(株)の髙取芳信取締役を団長とする22名の視
察団を下記の通り派遣した。
(1) 期
間 平成27年9月9日(水)~9月20日(日)(12日間)
(2) 調査項目 ・大都市間交通事情の現状
・国際列車の試乗および視察
・駅等の最新状況の視察
(3) 公式訪問先・視察先
① ドイツ国鉄(Deutsche Bahn AG, DB)
ミュンヘンメンテナンスセンターで高速列車 ICE の検修施設を見学し、施設の概要、
ICE の検査内容、メンテナンス周期とその管理方法、ICE 車両の種別、車体の標記内
容、運転席や台車の各部、ブレーキ方式などについて説明いただいた。
② ローザンヌ市交通局(Transports Publics de la region Lausanne, TL)
地下鉄 M1 車両、踏切、信号機などの信号保安設備の検修施設(アトリエ)を見学
し、施設の概要、保守体制、メンテナンス周期、M1 車両(台車)について説明いた
だいた。
また、地下鉄、バスの統合指令所(コントロールセンター)では、指令所の運行管
理システムを見学しながら、地下鉄・バスの指令所を集中させることでのメリット、
監視体制、無人自動運転の地下鉄 M2 の監視方法、異常発生時の対処方法などについ
て説明いただいた。
③ フランス国鉄(Société Nationale des Chemins de fer Français, SNCF)
ビルヌーブテクニカルセンターで高速列車 TGV の検修施設を見学し、施設の概要
(施設の規模、専門技術者を配置した体制など)、検査設備、TGV 車両の運転席内の
表示・操作機器について説明いただいた。
※ 当初の視察行程では、5 ヵ国での公式訪問を予定したが、シリア情勢の悪化による
ヨーロッパ地域への移民・難民の流入状況に配慮し、ハンガリー国鉄およびオース
トリア国鉄の公式訪問を中止した。
④ 第55回海外鉄道視察団派遣者
(別紙―1 参照)
8
第36回運転業務研究発表会
(1) 実施日 平成27年11月19日・20日
(2) 会 場 芝弥生会館
(3) 聴講者 延べ841人
(4) 発表者と発表テーマ 22社26テーマ(平成27年度までの累積発表件数770件)
(5) 発表者と表彰結果
第36回運転業務研究発表作品数は26件の応募があり、発表後の審査結果は、鉄道局長賞1
社、協会会長賞1社、交通新聞社賞1社、審査委員特別賞1社、優秀賞7社、奨励賞7社、努力
賞8社であった。
(運転業研発表会作品成績表 別紙-2 参照)
- 10 -
9
創立記念式典及び表彰関係
平成28年1月29日創立57周年記念式典を飯田橋ホテル メトロポリタンエドモントにお
いて挙行し、東記念賞、運転功労者表彰、運転協会誌優秀作品賞及び協会功績者褒賞の表彰を行
った。
(運転功労者表彰者、運転協会誌優秀作品賞表彰者、協会功績者褒賞者名は、別紙-3、4 参照)
(1)
東記念賞
件
名
上野東京ラインの開業に伴う首都圏ネットワークの
拡充
受
賞
者
東日本旅客鉄道株式会社
(2) 運転功労者賞 : 鉄道の運転業務に顕著な功績があって支部長から推薦された輸送管理関係者
27名が表彰され、累計では27年度までに1000名を数えている。
(3) 運転協会誌優秀作品賞 : 運転協会誌に特に優秀と認められた作品に対して会長賞1名、優秀
論文賞4名、優秀エッセイ賞3名が受賞された。
(4) 協会功績者褒賞 : 運転協会の発展に特に貢献された方々3名を褒賞した。
10
運転協会誌表紙写真コンテスト
平成28年度用運転協会誌表紙写真コンテスト(応募者92名、作品527点)は、平成28
年3月4日の審査で入選作品を決定し、表彰した。
特選 雪晴れの朝
小田急電鉄(株)
北川
治氏
1等 マッコウりんご
南海電気鉄道(株)
大西 正芳氏
富士山さくら
東京急行電鉄(株)
鈴木 敏行氏
爆煙
東日本旅客鉄道(株)
篠田万亀男氏
2等 6点
佳作 10点
(運転協会誌表紙写真コンテスト入賞者一覧
別紙-5 参照)
11 講演会・研究発表会
(1)平成27年6月15日
第5回定時社員総会終了後開催
・講演会 「九州を元気に!」
講師:九州旅客鉄道(株) 代表取締役社長 青柳 俊彦 氏
(2)平成27年7月24日
関西支部総会前開催
・運転業務研究発表報告会
「スマートフォンを活用した質の高いCS」
西日本旅客鉄道(株)
近畿統括本部神戸支社 姫路列車区・明石列車区
「有責事故「0」を目指して~扉事故防止~」
阪急電鉄 (株)
京都線運輸課 運輸係(桂)管区
「真の「安全・安心」とは?~鉄道の原点に戻る~」
南海電気鉄道(株)
鉄道営業本部 運輸部 新今宮駅
(3)平成27年8月19日
中部支部総会終了後開催
・講演会 「~鉄・心・石~ 鉄道施設の治安を守るために・・・」
講師 愛知県警察本部 地域部 鉄道警察隊 特務係 警部補 小島 佐代子氏
(4)平成27年8月20日 広島支部総会後開催
・運転業務研究発表報告会
「新型車両導入に向けた基準運転図表の作成」
西日本旅客鉄道(株) 広島支社 広島運転所
(5) 平成27年9月28日 四国支部総会終了後開催
・講演「火力発電の最近の情勢および将来動向とお客さまへの影響」
講師:四国電力株式会社 火力本部 火力部 計画グループリーダー 石田 英芳氏
- 11 -
(6) 平成27年6月30日
九州支部総会終了後開催
・運転業務研究発表報告会
「乗務員によるヒューマンエラー対策~ヒューマンエラー撲滅に向けた取り組み~」
西日本旅客鉄道(株) 運転車両部 貝塚電車営業所
「不慣れな車掌見習いのための映像教育資料」
九州旅客鉄道(株) 門司車掌区
・講演会:「山陽新幹線全線開業40周年を迎えて」
講師:西日本旅客鉄道(株) 新幹線管理本部福岡支社総務企画課課長代理 津隈 裕二氏
- 12 -
事業報告の附属明細書
- 13 -
- 14 -
別紙―1
海外鉄道視察団派遣者
第55回海外鉄道視察団名簿
(敬称略)
班別・担当
氏 名
会 社 名
団 長
髙取 芳伸
東京地下鉄(株)
取締役 副 団 長
中村 規彦
阪急電鉄(株)
都市交通事業本部 都市交通計画部 部長
近畿日本鉄道(株)
鉄道本部 大阪統括部
幹事リーダ 三重野 雄資
役 職 名
施設部長
監事
高橋 洋一
小田急電鉄(株)
交通企画部 課長
第1班 班員
ドイツ
オースト
リア
吉田 武司
京王電鉄(株)
鉄道事業本部 車両電気部 管理課長
下木原 浩
阪神電気鉄道(株)
都市交通事業本部 電気部 電力課長
飯澤 真二
東急テクノシステム(株)
電設事業本部 電力工事部 電力一課 課長
第2班
ドイツ
スイス
秋山 保
(株)JR東日本テクノハートTESSEI
田端サービスセンター 所長
監事
小川 幸男
東武鉄道(株)
鉄道事業本部 運輸部 管理課長
班員
宮路 慎一
新京成電鉄(株)
総務人事部 総務課長
古川 真司
京急電機(株)
常務取締役 営業統括部 本部長 加藤 敏典
京王重機整備(株)
車両事業本部 若葉台事業所 管理所長
土屋 達矢
(株)JR東日本運輸サービス
国府津事業所 所長
古賀 直紹
東京地下鉄(株)
鉄道本部 工務部 建築課 課長
下釜 恭道
近畿日本鉄道(株)
観光事業統括部 企画調整部 課長
村上 潤
東京急行電鉄(株)
鉄道事業本部 運転車両部 保安課 課長
監事
第3班
フランス
班員
監事
第4班
記録
班員
松田 和之
日本信号(株)
交通運輸インフラ統括技術部開発設計部 課長
田中 敬太郎
西鉄シー・イ—・コンサルタント(株)
取締役 鉄道施設部 部長
中野 浩明
大同信号(株)
技術生産本部 第一技術部 軌道回路プロジェクト長
石橋 憲司
西武鉄道(株)
鉄道本部 運輸部プロジェクトマネジャー
國分 壯
(株)京三製作所
信号事業部 技術企画部 課長
木村 仁
一般社団法人日本鉄道運転協会
会員部長
川尻 能己
近畿日本ツーリスト
ツアーディレクター
注.役職名は視察当時を示す。
試乗列車
(1) 都市間高速鉄道
①レイルジェット(ÖBB RAILJET-64)
460km
ウィーン西駅~ミュンヘン中央駅
②ユーロシティ(DB EUROCITY-194)
511km
ミュンヘン中央駅~チューリッヒ中央駅
③インターレギオ(DB InterRegio)
63km
ローザンヌ駅~ジュネーブ駅
④高速列車TGV(SNCF TGV-9778)
540km
ジュネーブ中央駅~パリ・リヨン駅
(2) その他鉄道
ユングフラウ鉄道グループ(JUNGFRAUBAHN)
①ベルナーオーバーランド鉄道(BOB)
インターラーケン東駅~ヴィルダースゥイル駅~ラウターブルンネン駅
14km(往復28km)
②ヴェンゲルンアルプ鉄道(WAB)
4km(往復 8km)
ラウターブルンネン駅~ヴェンゲン駅
③シーニゲプラッテ鉄道(SPB)
ヴィルダースゥイル駅~シーニゲプラッテ駅
- 15 -
9km(往復18km)
別紙-2
第36回運転業研発表会作品成績表
平成27年度 第36回運転業務研究発表会 研究作品成績表
平成27年11月19日・20日 場所:芝弥生会館
一般社団法人 日本鉄道運転協会
賞
標 題
会 社 名
職場名
鉄道局長賞
列車用避難シューターの開発について
四国旅客鉄道株式会社
高知運転所
協会会長賞
航空祭輸送の抜本改革
~臨時ダイヤのイノベーション~
西武鉄道株式会社
鉄道本部 運輸部
運転司令
交通新聞社賞
新安全拾得器「とるるん」で輸送障害の防止
東京急行電鉄株式会社
鉄道事業本部 運輸営業部
渋谷駅
審査員特別賞
人を伸ばし、人を活かす職場づくり
東日本旅客鉄道株式会社
秋田支社
秋田運輸区
優秀賞
運転操作記録データから見た技能向上の研究
小田急電鉄株式会社
交通サービス事業本部運転車両部
喜多見電車区
優秀賞
『乗務員点呼システムの導入』
京王電鉄株式会社
鉄道事業本部 鉄道営業部
運転課・桜上水乗務区・富士見ヶ
丘乗務区
優秀賞
「 多 用 途 簡 易 シ ミ ュ レ ー タ 『 ArTED』 の 開 発 と 活 用 」
九州旅客鉄道株式会社
門司車掌区
優秀賞
運行管理に資する降積雪時の情報提供
東海旅客鉄道株式会社
東海鉄道事業本部
中津川運輸区
優秀賞
「乗務員の不安を取り除こう!」
東京地下鉄株式会社
鉄道本部 運転部
南北線乗務管区
優秀賞
運転事故・輸送障害防止に向けて
~ルール・マナー向上心を育てる電車安全教室~
京成電鉄株式会社
運輸部
電車区
優秀賞
『新しい訓練方法を取り入れた新人車掌教育』
~守るべきものは守り 変えるべきものは変える~
近畿日本鉄道株式会社
鉄道本部 大阪統括部 運輸部
古市列車区
奨励賞
「連動装置の異常時における営業・運転サポートツール」
阪急電鉄株式会社
の考案
都市交通事業本部 運輸部
宝塚線運輸課川西能勢口駅管区
奨励賞
パノラマ画像を活用した指令支援ツール
~バーチャルリアリティへの挑戦~
大阪市交通局
鉄道事業本部 運輸部
輸送指令所
奨励賞
『安心・更新⇒前進。~伝承そして真の安心へ~』
相模鉄道株式会社
運輸車両部
かしわ台電車区
奨励賞
「鹿との攻防!」
近畿日本鉄道株式会社
鉄道本部 名古屋統括部 運輸部
明星列車区
奨励賞
より安全な運転を目指して
~雨には気をつけて~
阪急電鉄株式会社
運輸部
宝塚線運輸課 運転係
奨励賞
異常時訓練方法の見直し
~考え、気づかせる教育へ~
南海電気鉄道株式会社
鉄道営業本部 運輸部
堺駅
奨励賞
異常時運転取扱いの習熟と取扱い誤りの防止
~駅輸送社員の効果的な訓練方法に関する研究~
東海旅客鉄道株式会社
新幹線鉄道事業本部
品川駅
努力賞
異常時放送文統一に向けて!
~お客さまの身になって~
京浜急行電鉄株式会社
鉄道本部 運転車両部
久里浜乗務区
努力賞
乗り心地と節電の両立
~刻みノッチによる運転操縦~
西日本旅客鉄道株式会社
新幹線管理本部
大阪新幹線運転所
努力賞
停止位置過走撲滅へのスリーアプローチ
~安心してご利用頂ける豊田線をめざして~
名古屋鉄道株式会社
運転保安部
知立乗務区
努力賞
教育訓練の満足度アップを目指して!
~結果にコミットする~
福岡市交通局
運輸部
橋本乗務事務所
努力賞
会話で伝え隊
~シミュレータでつながり伝わりアプローチ~
東武鉄道株式会社
鉄道事業本部 運輸部
春日部乗務管区・七光台乗務管区
・新栃木乗務管区
努力賞
苗穂運転所における対応力向上シミュレータを用いた訓練
北海道旅客鉄道株式会社
について
苗穂運転所
努力賞
映像教材によるヒューマンエラー対策
~ヒヤリハットアンケートの活用~
阪神電気鉄道株式会社
都市交通事業本部 運輸部
東部列車所
努力賞
降雪時における安全運行に向けた取り組み
東京急行電鉄株式会社
鉄道事業本部 運転車両部
世田谷線管区
- 16 -
別紙-3
平成27年度運転功労者表彰者
平成27年度 運転功労者表彰候補者名簿
○ 第38回運転功労者
支 部 推薦数
会 社
年齢は
役 職
氏 名
アカ ガワ
ヨシハル
北海道
1
北海道旅客鉄道(株)
鉄道事業本部 運輸部輸送課 課長
東 北
1
JR秋田鉄道サービス(株)
安全企画部長
赤田 敦志
新 潟
1
西日本旅客鉄道(株)
金沢支社 安全推進室 室長
坂下 長一
1
東日本旅客鉄道(株)
横浜支社 国府津運輸区 区長
加藤 正巳
1
東日本旅客鉄道(株)
アカ タ
千葉支社 佐倉運輸区 区長
1
東海旅客鉄道(株)
新幹線鉄道事業本部 運輸営業部 輸送課 課長代理
1
東京急行電鉄(株)
鉄道事業本部 運転車両部 保安課 課長補佐
1
東京地下鉄(株)
有楽町・副都心線乗務管区 管区長
1
京浜急行電鉄(株)
鉄道本部 運転車両部 運転課 課長補佐
1
京王電鉄(株)
タカ ギ
開発企画部 課長補佐
チョ ウイ チ
マサミ
マサヨシ
高木 正義
ツ ボタ
アツ シ
坪田 温
オジマ
シン ゴ
小島 伸五
ハセガワ
アツ オ
長谷川 篤男
コモリ
ケン イ チ
小森 健一
ヒデテル
野中 秀晃
カ トウ
タダノブ
ノ
京成電鉄(株)
鉄道本部 運輸部 京成上野駅 駅長
加藤 公信
1
西武鉄道(株)
鉄道本部 運輸部 池袋駅管区 管区長
土屋 敏行
1
1
東武鉄道(株)
小田急電鉄(株)
相模鉄道(株)
鉄道事業本部 運輸部 運転指導課 課長補佐
交通サ-ビス事業本部 運転車両部 課長代理
運輸車両部 緑園都市教習所 所長
1
首都圏新都市鉄道(株)
運輸部乗務管理所 所長
1
箱根登山鉄道(株)
鉄道部 強羅管区 助役
1
東海旅客鉄道(株)
静岡支社 静岡運輸区 区長
1
近畿日本鉄道(株)
鉄道本部 名古屋統括部 運輸部輸送課 運転保安指導員
1
静岡鉄道(株)
鉄道部 鉄道運転所 担当課長兼副所長
1
1
広 島
カ トウ
アツ シ
1
1
関 西
サカ シタ
ノナカ
関 東
中 部
赤川 吉晴
1
西日本旅客鉄道(株)
近畿日本鉄道(株)
南海電気鉄道(株)
和歌山支社 輸送課 課長
鉄道本部 企画統括部 運転保安部 主査
鉄道営業本部 運輸部 堺東駅 駅長
ツ チヤ
イ ケダ
トシユキ
コウジ
池田 幸治
キタヤマ
アキヒコ
北山 明彦
エビ ハラ
シン ヤ
蛯原 信也
ヤマハタ
タモツ
山畑 保
ヤナギタ
コウジ
柳田 幸司
サトウ
ノブ アキ
佐藤 宣明
アカ ツ カ
タカ シ
赤塚 孝
ハラ ダ
タスク
原田 翼
タカ ジ
アキトシ
高地 明利
タニグチ
タダ ヒロ
谷口 唯弘
マツ シタ
カ ズオ
松下 和生
キムラ
ヒロ カ ズ
1
京阪電気鉄道(株)
(株)京阪ステーションマネジメント 管理部 係長
木村 裕一
1
京阪電気鉄道(株)
(株)京阪ステーションマネジメント 管理部 係長
佐藤 和弘
1
九 州
1
計
27
広島電鉄(株)
九州旅客鉄道(株)
電車事業本部 電車営業部 西広島営業課 運転主任
サトウ
シモムラ
ミツ ヒロ
下村 光弘
ヤマウチ
運行管理部 副課長
カ ズヒロ
トシヒロ
山内 敏浩
- 17 -
H28.1.29
時点
生年月日 年齢 備考
S33.2.12
57
S30.10.15
60
S34.3.6
56
S38.6.20
52
S34.5.26
56
S32.10.2
58
S38.2.4
52
S37.1.17
54
S38.8.10
52
S34.9.30
56
S32.10.29
58
S31.4.4
59
S35.3.15
55
S33.10.7
57
S35.6.6
55
S28.12.23
62
S40.10.18
50
S34.10.8
56
S30.12.9
60
S43.9.1
47
S35.1.14
56
S32.12.17
58
S32.2.25
58
S32.4.21
58
S32.3.18
58
S33.10.5
57
S35.5.7
55
別紙-4
平成27年度
標
運転協会誌優秀作品賞表彰者及び協会功績者褒賞者
運転協会誌優秀作品表彰
運転協会会長賞
題
大雪による被害と対策
執筆者(敬称略)
木村 聡
(西武鉄道)
(平成 26 年 12 月号)
優秀論文賞
標
題
執筆者(敬称略)
山本茂之
古屋正嗣
(東海旅客鉄道)
東海道新幹線開業 50 周年(平成 26 年 10月号)
いざダイヤ改正!ひとスジ縄にはいかない(平成 27年6月号)
北陸新幹線金沢開業における在来線輸送の現状(平成 27年6月号)
吉岡重正
(京成電鉄)
中村卓也
(東日本旅客鉄道)
塩田剛
(西日本旅客鉄道)
優秀エッセイ賞
標
題
執筆者(敬称略)
【職場の話題】女性乗務員加入による職場への相乗効果
~「最高のおもてなし」をめざして(平成 27年1月号)
(近畿日本鉄道)
【運転日誌余話】目標とされる女性運転士を目指して(平成 26年
10月号)
小林彩子
(青い森鉄道)
【運転日誌余話】ライバルは自分自身~安全に対する挑戦~目指し
て(平成 27年4月号)
佐藤花代子
(西武鉄道)
平成27年度
所
協
会
属
山口
晃
協会功績者褒賞
職
名
氏名 (敬称略)
西日本旅客鉄道株式会社
鉄道本部運輸部運転士課
専門課長
別所
雅章
相鉄ホテル株式会社
総務部長
諸越
正文
東京モノレール株式会社
運輸部主任
横小路 範
- 18 -
別紙-5 平成28年度運転協会誌表紙写真コンテスト入賞者一覧
表紙写真コンテスト
入賞者
【応募総数 92名 527点】
賞
特 選
1 等
題
撮 影 者
雪晴れの朝
小田急電鉄(株)
北川
治
マッコウりんご
南海電気鉄道(株)
大西 正芳
富士山さくら
東京急行電鉄(株)
鈴木 敏行
爆煙
東日本旅客鉄道(株)
篠田万亀男
緑と青の間を抜けて
京成電鉄(株)
赤松 謙一
雪降る街
近畿日本鉄道(株)
岩崎
武
500 TYPE EVA 降臨
京王電鉄(株)
上田
昭
雪を飛ばして
相模鉄道(株)
野渡 優弥
水浴び!!
東京急行電鉄(株)
吉村 俊彦
山陰本線夏景色
東日本旅客鉄道(株)
小板橋美次
富士を臨む
新京成電鉄(株)
板垣 健一
寝台特急
西武鉄道(株)
佐藤 揮一
走れ!走れ!
仙台市交通局
志田 正樹
夕方の住吉を駆ける
大阪高速鉄道(株)
下瀬 貴之
厳寒の常紋
東京地下鉄(株)
谷元 健治
静寂の森
仙台市交通局
志田 正樹
温泉トレイン
京王電鉄(株)
服部 泰之
縁の下の力持ち
東海旅客鉄道(株)
吉國 洋伸
代打,お召し!
京王電鉄(株)
水村 隆洋
ごめんなさい
能勢電鉄(株)
三木 康司
2 等
佳 作
- 19 -
業務の適正を確保するための体制について
平成22年4月15日
臨時理事会決議
平成26年6月13日 第13回理事会修正決議
平成20年12月1日施行された「一般社団・財団法人法第90条第4項第5号」及び定款第6
0条の規定に基づき、「理事の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制そ
の他一般社団法人の業務の適性を確保するために必要なものとしての体制の整備」について、一般
社団法人日本鉄道運転協会(以下、
「本協会」という。)として、以下のとおり決議する。
記
1 基本方針
(1) 理事の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制
・理事の職務執行に係る文書は、法令及び本協会定款及び規程等に従い、適切に保存及び管理す
る。理事は、必要に応じて常時これらの文書を閲覧できる。
(2) 損失の危険の管理に関する規程その他の体制
・外部からの犯罪行為、不祥事、協会運営に関する事故・災害、法令違反などの協会の事業運営
に重大な影響を与えるリスクに対しては、危機管理責任箇所及び危機管理に関する規程等を定
め、問題が発生した際には、代表理事及び業務執行理事が関与しながら、迅速に初動体制を構
築し、情報の収集及び迅速な対応等が取れるよう、危機管理体制を構築している。
(3) 理事の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
・定款第3条の目的及び本協会の毎年度の事業計画の浸透を図るとともに、この目標達成に向け、
進捗状況を踏まえつつ、施策を効率的に展開する仕組みを確保している。
(4) 理事及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制
・総務部が全体的・横断的にコンプライアンスを担当する。
・本協会のコンプライアンスに関する相談窓口を職員等に周知するとともに、本協会における内
部通報取扱責任箇所を指定し、公益通報やコンプライアンス上問題のある事象についての報告
を受け付ける。
・法令違反行為(横領、談合、会員に対する欺罔ないし脅迫行為、業績の粉飾など)、監視・予
防体制及び法令違反行為が生じた場合の対処方法について、危機管理に関する規程を定め、問
題が発生した際には、代表理事及び業務執行理事が関与しながら、迅速に初動体制を構築し、
情報の収集及び迅速な対応等を取ることとしている。
・業務執行の適正を確保するため、監事による監査を必要な時期に受ける。
・市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力及び団体とは断固として対決することとし
ており、そのために必要な体制を整えている。
(5) 監事がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する
こと。
・監事の監査活動を補助する職員等は、理事以外の職員等が必要に応じて補助し、監査活動が円
滑に遂行できる体制を取る。
(6)前号の使用人の理事からの独立性に関する事項
・監事を補助する職員等は、監事の命令に関して、業務執行から独立し、理事及び他の使用人等
の指揮命令を受けない。
- 20 -
(7) 理事及び使用人が監事に報告するための体制その他監事への報告に関する体制
・定款に基づき、決議事項を適切に理事会に付議するとともに、決議事項以外の重要な事項につ
いても報告することとしており、監事は理事会にて、その内容を確認することができる。
・監事は、必要に応じて常時これらの文書を閲覧できる。
(8) その他、監事の監査が実効的に行われることを確保するための体制
・監事は、代表理事及び業務執行理事と、それぞれ随時、意見交換を行っている。
附則
1
この決議は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法
人の認定等に関する法津の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律第121条第 1 項におい
て読み替えて準用する同法第106条第 1 項に定める一般法人の設立の登記の日から施行する。
以上
(参照)
・ 一般社団及び一般財団法人法 第90条第4項第5号
・ 一般社団及び一般財団法人法施行規則 第14条
- 21 -