6 JIKEN CENTER NEWS 2002 JUNE 平成14年6月15日発行 毎月1回15日発行(通巻321号) 昭和51年5月27日 第三種郵便物認可 自研センターのインターネット ホームページ アドレスは、http://jikencenter.co.jp/です。 ご利用下さい。 目次 2002年版メーカー別カラーNo.一覧表の テクノセミナー:インテリジェント キー ・・・・・2 追加分 (国産車・外国車) ・・・・・19 リサーチNOW:日産スカイライン(V35型)の作業上の特徴 ・・5 第15回自研センター「一般提案」募集結果 ・・・・22 リペアインフォメーションS:その1 トヨタ カローラ リヤ ドアのアウタ バリヤ ショット一般公開のお知らせ ・・・・・・22 ハンドル脱着作業について ・・・9 その2 カラーNo.ホンダNH-636P (3コートパール)塗色について ・・9 海外情報の紹介:ぼかし塗装の標準時間テーブル ・・10 指数テーブルマニュアル作業項目の解説 _29_ ・・13 リサーチング ザ スケルトンズ:日産 ステージア(M35系)・・14 お客様相談室レポート:お客様相談室の近況 ・・・16 「構造調査シリーズ」新刊のご案内 ・・・・・・・18 2001年度自動車メーカーに対する 改善提案状況がまとまる ・・・・・19 自研センター来訪者一覧 ・・・・・・・・・・・・22 日本アウダテックス社指数テーブル 「2002年6月号」発行のご紹介 ・・23 編集後記 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・23 2002年度「リサイクル部品活用キャンペーン」 ・ 「部品補修キャンペーン」を実施しています ・・24 別冊 1 ∼□ 8 新型車情報:q日産 MOCO(MG21S)・・・□ 1 ∼□ 8 wトヨタ ist(NCP60,61,65) ・□ ●アンケートのお願い TECHNO SEMINAR インテリジェント キー 1. 概要 びエンジンの始動・停止ができるシステムです。 通常、 車のドア等の開閉には、 金属のメカニカル キーやリ 運転者はインテリジェント キーを所持しているだけで、 モコン付のキー、 また、 エンジン始動には金属のメカニカル 取り出してボタンを操作することやメカニカル キーを差し キーが必要ですが、マーチに採用されたインテリジェント 込む必要がありません。 (写真1.2) キーは所持しているだけでドアのロック、 アン ロックおよ 写真1 写真2 2. システム構成 手席・バックドアの各リクエスト スイッチ、運転席・助手 システムはステアリング ロック ユニット、 インテリジェ ント キー ユニット、 BCM (Body Control Module) 運転席・助 席・バックドア、室内の各アンテナで構成されています。 (図1) 図1 バック ドア リクエストSW 助手席ドア リクエストSW 助手席ドア アンテナ バック ドア アンテナ 運転席ドア アンテナ 運転席ドア リクエストSW ステアリング ロック ユニット インテリジェント キー ユニット BCM 室内アンテナ (ラゲッジ ルーム) 室内アンテナ (センタ コンソール) 2 自研センターニュース 2002年6月号 [補給部品参考価格] (2) キーに付いているドア ロック、アンロック ボタンを操 ステアリング ロック ユニット…………………25,000円 作することによりリモコン キーと同様の使い方もでき インテリジェント キー ユニット………………16,000円 ます。 インテリジェント キー ユニット………………26,100円 (3) 正規のインテリジェント キーを携行していれば、メカ BCM………………………………………………15,000円 ニカル キーをささずにイグニッション ノブを回すだけ ブザー………………………………………………2,700円 でエンジン始動時を行うことができます。 スマート キーレス スイッチAssy (インテリジェントキー) ………………………………………………………6,500円 4. ドア ロック機能 (1)インテリジェント キー機能 q作動概要 3. インテリジェント キーの特徴 (1) 正規のインテリジェント キーを携行していれば、各ド ドア リクエスト スイッチ押す→ドア アンテナ起動・送 アに付いているドア リクエスト スイッチを押すことに 信→インテリジェント キー受信・ID信号送信→インテリジ より解錠・施錠を行うことができます。 ェント キー ユニットID照合・送信→BCM受信・送信→ロ ック解除・ハザード ランプ点滅・ブザー吹鳴。 (図2) 図2 インテリジェント キー CAN H キーID信号 BCM CAN L リクエスト信号 各ドア アンテナ インテリジェント ドアロック アンロック キー ユニット 要求信号 各席ドア ロック アクチュエーター ブザー出力信号 各ドア リクエストSW ブザー(車外) 図3 w作動範囲 アンテナ検知エリア サイド ハンドル部 (アウト から約80cmの範囲 ) ドア ロック機能の作動範囲は各ドアのアウト サイド ハン ドル部から半径約 80cm内(網掛部) のエリアです。 アンテナ検知エリア ドア ハンドル部 (バック から約80cmの範囲 ) 運転席ドア アンテナ (図3) (2) リモコン エントリー機能 q作動概要 助手席ドア アンテナ インテリジェント キーの解錠あるいは施錠ボタン押す (送 ( 信)→インテリジェント キー ユニット受信・ID照合→ BCM・送信→ロック アクチュエータ解除・ハザード ラン プ点滅・ブザー吹鳴。 (図4) バック ドア アンテナ アンテナ検知エリア アウト サイド ハンドル部 から約80cmの範囲 ) w作動範囲 リモコン機能の作動範囲は各ドアから約 1mの範囲です。 図4 ドア ロック CAN H リクエスト信号 CAN L BCM 各席ドア ロック アクチュエーター インテリジェント ドアロック アンロック キー ユニット 要求信号 ブザー出力信号 インテリジェント キー ブザー(車外) 自研センターニュース 2002年6月号 3 5.エンジン始動機能 コントロール ユニットへKEY警告灯(緑) 点灯信号送信→ (1)インテリジェント キー機能 BCMエンジン始動許可信号受信→IPDME/R(Intelligent q作動概要 Power Distribution Module Engine Room)へスタート信 イグニッション ノブON→インテリジェント キー ユニ ットより室内アンテナを起動送信→インテリジェント キー 号送信→イグニッション ノブSTART位置エンジン始動。 (図5.6) 受信・ID送信→インテリジェント キー ユニット受信・ID照 合→ステアリング ロック コントロール ユニット解除信号送 図6 イグニッション ノブ操作 信→ステアリング ロック解除→コンビネーション メータ LOCK (PUSH OFF) LOCK (PUSH ON) 図5 インテリジェント キー リクエスト信号 押す キーID信号 CAN H CAN L 室内アンテナ (センター コンソール) BCM コンビネーション メーター ステアリング ロック ブッシュSW インテリジェント キー ユニット キーSW キーSW(START) CPU ステアリング ロック ユニット w作動範囲 スターター モーター IPDM E/R インヒビターSW(P/N) スターター リレー 図7 インテリジェント キーが室内にあるとき、 エンジンの始 室内アンテナ (センター コンソール) クラッチ ペダルSW 室内アンテナ (ラゲッジ ルーム) 動が可能です。 ただし、 インテリジェント キーがインストル メント パネルやリヤ パーセル上またはグローブ ボックス内 にあるとエンジンが始動できない場合があります。 またラゲッジ ルーム内は作動範囲ではありませんが、エ ンジンが始動可能となる場合があります。 (図7) (2)メカニカル キー機能 アンテナ検知エリア(車内) 車両およびインテリジェント キーのバッテリーが上がっ てしまった場合、 インテリジェント キーにセットされてい 図8 るメカニカルキーを使用すれば、 ドア ロックの解錠・施錠、 エンジン始動を行うことができます。 またメカニカル キーでエンジンを始動する場合はインテ リジェント キー ユニットはキーID照合を行わないため、 正規のメカ キーであればキーID照合結果にかかわらずエ メカニカル キー (エマージェンシー キー) ンジンは始動します。 (図8) 6. 警告警報機能 7.まとめ インテリジェント キー システムは、 エンジンをかけた状 インテリジェント キー システムは、 ドア ロックの解錠・施 態でインテリジェント キーを持って車外に出たときやイグ 錠やエンジン始動において便利なものですが、 防犯の面では ニッション ノブが回された状態で運転席を開閉、OFFの 警告警報機能しか設定されていないので、 イモビライザのよ 位置まで戻さずに車外に出たときなどにドア ブザー、 コン うにキーにトランスポンダが内蔵されエンジン コントロー ビネーション メータ内ブザーと警告灯を組み合わせユーザ ル コンピュータと相互通信を行って車両盗難を防止する機 ーに警告および警報します。 能は持っていません。 4 自研センターニュース 2002年6月号 RESEARCH RESEARCH リサーチ ナウ 日産スカイライン (V35型)の作業上の特徴 このレポートは、 メーカー整備要領書を基にして実作業を行い、 作業手順、 作業上のポイント、特 徴的な構造、 作業性などをコメントしたものです。 1.フロント バンパ取り付け状態の紹介 バンパ フェーシアとグリルは別部品となってい ますが、これらを一体で取り外すことは可能です。 (グリル単体での取り外しも可能) 2.バンパ脱着の手順とポイント バンパ フェーシアとグリル一体で脱着の場合、ヘ ッド ライトの脱着は不要です。 自研センターニュース 2002年6月号 5 3.参考 けん引フックを取り付けるには、 ナンバー プレー トを取り外す必要があります。 4.ヘッド ランプ脱着作業性の紹介 整備要領書(下巻) にはバンパを取り外さずにヘッ ド ランプが取り外せる旨記載されています。 実際に、 整備要領書どおりの作業を実施したとこ ろ脱着作業は可能でした。 (注) フェンダ ライナ フロントの脱着をしなくても ヘッド ランプの脱着は可能です。 5.ヘッド ランプ脱着作業性の注意点 バンパを半脱状態とするため、 バンパ、 ヘッド ラン プを傷つけないように気を使う必要があります。 そのため、 バンパを取り外して作業した方が作業 性良好と思われます。 指数は、この方法で作成されています。 (注)グリルの脱着は必要です。 6 自研センターニュース 2002年6月号 写真は、ヘッド ランプとバンパの間にウエスを入れ傷が つかないようにしたところ 6.フードヒンジの構造紹介 フロント フェンダが上に被さるため、 フロント フ ェンダを取り外さないとフード ヒンジ脱着をする ことはできません。 7.フロント フェンダ脱着作業性の紹介 カウルトップ グリル カバーとフード レッジカバ ーが左フロント フェンダ取り付けボルト(矢印)の 上に被っているため、 これら部品の一部または全部 を取り外さないとフロント フェンダ脱着をするこ とができません。 8.ラジエータ コア サポートの構造紹介 ラジエータ コア サポートは樹脂製一体成型でボ デーにボルトで取り付けられています。 (注) 左右フロント フェンダを取り外さなくても脱 着可能。 9.リヤ バンパ取り付け状態の紹介 クリップ、 ボルト、 スクリュなどで取り付けられて います。 リヤ バンパ リンフォースが設定されていますが、 容易に脱着できます。 自研センターニュース 2002年6月号 7 10.脱着の手順とポイント qトランク リヤ フィニッシャを取り外す。 w左右リヤ コンビネーション ランプを取り外す。 eバンパ取り付け用ボルト、スクリュおよびクリ ップを取り外す。 11.リヤ バンパ脱着作業性の紹介 左右リヤ コンビネーション ランプに隠れたクリッ プを取り外さないとリヤ バンパは取り外せません。 12.リヤ バンパ脱着作業性の紹介 リヤ バンパフェーシアのみの脱作業は可能ですが、 左右リヤ コンビネーション ランプの脱着が必要とな ります。 8 自研センターニュース 2002年6月号 S リペアインフォメーション その1 トヨタ カローラ リヤ ドアの アウタ ハンドル脱着作業について カローラNEN121系リヤ ドア アウタ ハンドル脱着作業は、 写真1 修理書手順に従わないと、 非常に脱着しづらい構造ですが今 回は別の作業方法を紹介します。 (写真1) トリム ボードとサービス ホール カバーを取外すと、 (写真 2 左リヤ ドア) のような構造となっています。 ○の部分に アウタ ハンドル取付けボルト(トルクス) がありますが、 リ ヤ ウインドウ ディビジョン バーが邪魔をして見えなくなっ ています。 そのため、 修理書では、 ガラス ラン、 ディビジョン バー、 ク オータ ガラス、 リヤ ドア ウインドウ ガラス、 レギュレータ など、 ドアの付属品をほぼ取外してからの作業手順が指示さ れています。 ルト(トルクス) を脱着することが出来ますので、 修理書に しかし、 (写真3) のようなL型トルクスを使用することで、 示されたドアの付属品を外さなくても、 アウタ ハンドルの ディビジョン バーを取外さなくてもアウタ ハンドルのボ 脱着が可能になります。 写真2 写真3 ディビジョンバー その2 カラーNo.ホンダNH-636P (3コートパール)塗色について ホンダ ステップワゴンRF4(13年式)を使用して塗装の 実作業を行いました。 ベースに微量のメタリックを配合している塗色が見られま す。 (図1) 一般的にホワイト パール(3コートパール)はカラー ベ 今回、 補修塗装したステップワゴンの塗色(カラーNo.NH- ース、パールベース、クリヤーと3層の塗膜構成からなって 636P)にもメタリックが5%ほど配合されていましたが、こ おり、 カラー ベースはホワイト ソリッドですが最近カラー のメタリックはカラー ベースのグレー色を変化させる役目 自研センターニュース 2002年6月号 9 をしており、メタリックを配合することで一般的な3コート 性を左右することなく、この程度の配合では、調色の難 パ−ル塗装より作業難度が高まることも予想されましたが、 易度も一般的な3コートパールと変わりませんでした。 光輝感を発揮するものではなく、また、フリップ フロップ 一般的な3コート パールの塗膜構成 NH-636P3コート パールの塗膜構成 クリヤー クリヤー パール パール ホワイトソリッド ホワイトソリッド+メタリック (注) フリップ フロップ性とは見る角度によって塗面の色が 違って見えること 海外情報の紹介 ぼかし塗装の標準時間テーブル ( Fade-out Painting Techniques Scheduled Tables ) 2001年のRCAR総会における、セスビ・アルゼンチンの題記発表の概要をお伝えします。 セスビ・アルゼンチン関連の保険会社は、対物賠償保 よりもカラーベースコートをぼかす必要性が高まって 険の損傷査定に関して塗装標準時間テーブルの中に います。その理由は、顔料に含まれるアルミやマイカ 「ぼかし塗装」を組み入れる必要性を強く感じています。 の粒子の配置が元の塗装と違うと、補修部品と元々の ぼかし塗装というのは、補修塗装の色調と元々の色調 部品の色調が違って見えるためです。我国でぼかし塗 の違いを分からなくするために、違った塗り方の色を 装が必要とされる技術的な理由は次のようなものです。 次第にぼかすことです。従来は標準時間テーブルの軽 a)2層塗装の車の割合が高い。b)古い車が多く走 損傷(Slight Damage)の章に従って見積りを行なっ っている。c)部品補修よりも部品交換が増加して ていたため、保険金の支払いが大幅に過大となってい いる。d)カーメーカーの同一工場の同一カラーコ ました。 ードでも色に違いがある。e)同一カラーコードで 一般的にカーメーカーの塗装は、1層塗りのソリッ 10 も、塗料メーカー間で色に違いがある。 ドカラーと2層塗りのメタリックカラーやパールカラ 以上のような背景からセスビ・アルゼンチンはぼか ーに分けられます。最近では2層塗りの車が多く、従来 し塗装の標準時間テーブルを作りました。標準時間テ 自研センターニュース 2002年6月号 *作業時間とカラーベースコート使用量について、パ ーブル作成の目標は、 作業時間と材料コストに関する ぼかし塗装係数( Fade-Out coefficients)を決める ネル全体塗装とぼかし塗装を比較分析する。 ことです。決定に関しては以下の条件を考慮しました。 *材料コストと作業時間の変動分について、 軽損傷と ■ 使用する塗料は現在我国で販売されていること。 ぼかし塗装を比較分析する。 ■ 最新の技術を用いること。 (塗装ブース、 重力式ス 第1段階では、最初にパネル全体塗装を調べ、次に隣 プレーガン) 接部品とのぼかし塗装を含んだ場合を調べました。 ■ 設備は正常に作動していること。 両者の差がぼかし塗装の作業時間とカラーベースコー ■ 修理塗装工場が購入可能な設備を用いること。 ト使用量になります。 このようにして、 以下のパラメー ■ パネル全体塗装とぼかし塗装の両者に関して作業 タを調査しました。 1.パネル全体塗装の単位面積あたり作業時間(分/ 条件と設備が同一であること。 g) ■ 関係する全ての塗料メーカーの技術仕様に適合す 2.ぼかし塗装の単位面積あたり作業時間(分/g) ること。 3.パネル全体塗装の単位面積あたりカラーベースコ テストはフォード・フィエスタを使い、 車体の各外板 部品に対して隣接部品のぼかし塗装を実施しました。 塗料は、Akzo Nobel -Sikkens、Renner - Dupont、 ート使用量(g/g) 4.ぼかし塗装の単位面積あたりカラーベースコート 使用量(g/g) ICI - Autocolor、PPGおよびStandoxのものを使用 しました。色は、メタリックカラー: Gris Iceberg, 表1および表2 に示すように、 ぼかし塗装の単位面積 Azul Unique, Rojo Fenix 、パールカラー: Azul あたり作業時間はパネル全体塗装の1.7%、 カラーベー Miramar, Rojo Persa, Verde Borneoです。 スコートの単位面積あたり使用量は7.5%にしか過ぎま 本プロジェクトは次の2段階に分けて進めました。 せん。 表1 Average application time of colourbasecoat persqmt 0.45 Auto paneloverall finishing Vs.Faded-Outpiece (hrs.) 0.40 0.401 0.35 0.30 0.25 0.20 0.15 0.10 0.007(1.7%) 0.05 0.00 Auto panel overall finishing 表2 Average consumptiom of colourbasecoat perm2 350 Auto paneloverall finishing Vs Faded-out piece 300 Faded-Out piece 311.8 250 200 150 100 23.3(7.5%) 50 0 Auto paneloverall finishing Faded-Out piece 自研センターニュース 2002年6月号 11 第2段階では、 作業時間と材料コストについて塗装 あたりの洗浄シンナー、 バフ布、 シリコンクリーナ 標準時間テーブルの軽損傷の章とぼかし塗装の比較を ー、マスキングテープとペーパー、 カラーベースコ 実施しました。 ートおよびクリアコートの単位面積あたりのコス ト。 ($/g) 求めたパラメータは以下です。 1.ぼかし塗装の単位面積あたり所要時間:洗浄、トッ プコートのサンディング、 マスキングおよびカラー ベースコートとクリアコートの塗装に要した単位 面積あたりの時間。 (時間/g) 4.軽損傷の材料コスト:部品表面0∼8%損傷の標準時 間テーブルによる材料コスト。 表3に示すように、 ぼかし塗装の作業時間の平均は、 軽損傷塗装の35%となりました。ぼかし塗装の時間の 2.軽損傷の総所要時間:部品表面0∼8%損傷の標準時 中には、 ウォッシュプライマー、 パテおよびプライマー は含んでいません。 またマスキング、 サンディングおよ 間テーブルよる作業時間。 3.ぼかし塗装の単位面積あたり材料コスト:単位面積 びバフは仕上げ段階のみを対象としています。 表3 Average application time perm2 3.0 2.600 Slight damager levelvs.Fade-Out technique (hrs.) 2.5 2.0 1.5 0.904 1.0 0.5 0.0 Slight damage level 表4 に両者の全材料コストを示します。 ぼかし塗装 のコストは軽損傷修理塗装の44%に過ぎませんでした。 塗装標準時間テーブルの軽損傷と対比して、 ぼかし Fade-Out technique 的なフロント・ドアについてぼかし塗装を行なう例で は、軽損傷標準時間テーブルでは総所要時間が6時間で、 材料コストが$56となります。一方ぼかし塗装標準時 間テーブルを用いると、所要時間は4時間に、材料コス 塗装の2つの係数を決定しました。 ぼかし作業時間係数:CDT=0.35DL トは$40に下がり、 平均賃率を考えると合計$55のコ ぼかし作業材料コスト係数:CCD=0.44DL スト削減となります。 結論的には、 セスビ・アルゼンチ 関連保険会社の損傷査定データに基いて、 軽損傷レ ン関連各保険会社の平均コスト削減可能額は年間 ベルの代わりにぼかし塗装レベルを用いて査定を行っ $60,940となり、 またセスビ・グループ関連保険会社の た場合の保険支払い金の低減額を分析しました。 標準 コスト削減可能額の合計は$548,460となります。 表4 Average cost of paint materials 25 23.1 Slight damage level Vs Fade-Out technique 20 15 10.2(44%) 10 5 0 Slight damage level 12 自研センターニュース 2002年6月号 Fade-Out technique 指数テーブル マニュアル作業項目の解説 −29− まれます。 前回(本誌5月号)は指数テーブル マニュアル(2001年 10月発行)のM120 フロント サスペンションAssy脱着、両 (3)必要範囲の付属品の脱着 側分解・点検・組立・調整について解説しました。 今回も指数 エンジン オイル パン本体部品に取付けられている付属 テーブル マニュアル(2001年10月発行)を基本に、メカ系 品として、 エンジン ステフナー ブラケット、 エンジン ステフ の作業項目『M130 エンジン オイル パン取替』 について解説 ナ、 トランスミッション ツウ エンジン ガセット等の脱着が します。 (図1) 含まれます。 1.前提条件および基本的な作業 (4) エンジン オイル パン ガスケット、 シール類の作業 (剥離、 清掃、脱脂、塗布等の作業) 『フロント パネル グループ、 ラジエータ、 クーラ コンデ 3. 除く作業 ンサおよびエンジン・トランスミッションを取外した状態か (1)エンジン オイル パンの再使用 らの作業です。』 2.指数に含まれる主な作業 エンジン オイル パンは取替を前提に作成していますの (1) エンジン オイルの入替え で、 エンジン オイル パンの再使用に関係する作業について (2) エキゾースト パイプ脱着(必要な車種) は含んでいません。 4. 補足 エキゾースト パイプはエンジン・トランスミッション脱 着に含まれている車種もありますので注意してください。 (1)エンジン オイル パンがNo,1 (アルミ製)、No,2 (スチ なお、 エンジン・トランスミッション脱着で含まれていな ール製)の2部品構成の場合にオイル パンNo,2のみのが作 いエキゾースト パイプが『エンジン オイル パン取替』 の作 業の対象範囲となっている場合がありますので指数使用に 業で必要となる場合においてエキゾースト パイプ脱着が含 当たっては対象部位・範囲を確認の上ご利用ください。 図1 M130 エンジン オイル パン取替 *エンジンを取外した状態から行う作業 ●印の部品は当該作業範囲 各種オイルパンの作業範囲 オイルパンNo.2のみ策定 指数に含まれる主な作業 *エンジンオイルの入替え *エキゾーストパイプ(必要な車種) *必要範囲の付属品の脱着または取替 主な付属品 ・ガスケット ・シール類 自研センターニュース 2002年6月号 13 リサーチング ザ スケルトンズ 日産 ステージア (M35系) リヤ サイド メンバ エクステンションには後端部に小型の この「Researching The Skeletons」では外部から確認す ることができないフロント サイド メンバおよびリヤ サイド リインホースメントが配置されています。 フロント サイド メンバ先端部のカット位置は日産のボ メンバ リヤ内側のリインホースメント等の位置や板厚を分 かり易く紹介していくもので、 データは実際に自研センター デー修理書に記載されているカット位置です。 ステージアのフロント サイド メンバは、 日産 スカイライ で調査した内容を転記したものです。 今回は日産 ステージア(M35系)を取り上げます。 ン(V35系)と非常によく似た構造となっています。 この車のフロント サイド メンバには潰れビード(前端部) 今回のステージアよりリヤ サイド メンバ リヤ部も追加し やリインホースメント(斜線部分) を効果的に配置する事に て載せることとなりました。 今後発表する車種について随時 より潰れモードの最適化を図り、 衝突エネルギーを有効に吸 掲載していきますのでご活用ください。 収する構造になっています。 フロント サイド メンバ 左外側 左内側 カット位置 カット位置 0.8mm 1.2mm 1.8mm 1.2mm 0.8mm 0.8mm 1.8mm 0.8mm 右外側 右内側 カット位置 カット位置 0.8mm 0.8mm 1.2mm 0.8mm 14 自研センターニュース 2002年6月号 1.8mm 0.8mm 1.2mm 1.8mm 1.8mm 1.8mm 1.8mm 1.8mm リヤ正面(リヤ アッパ パネル取付状態) リヤ正面(リヤ アッパ パネル取外し状態) リヤ サイド メンバ エクステンション リヤ上側(リヤ フロア リヤ取付状態) リヤ サイド メンバ エクステンション リヤ上面(リヤ フロア リヤ取外し状態) 1.0mm リヤ サイド メンバ エクステンション 1.0mm 1.7mm 1.7mm リヤ下側 自研センターニュース 2002年6月号 15 お客様相談室 レポート お客様相談室の近況 当社から発表される技術資料について、 お客様のご質問、 ご照会が数多く寄せられています。 なかでも指数に 関する質問が多く寄せられていますので最近の状況と併せてご紹介します。 1.総受付件数 となっており、指数に関するものが81%でそのほとんど を占めています。 指数以外が増加していますが、 これは内容 ' 01年度受付件数は年間1386件(月平均116件)と昨年よ に関する照会以外(指数の有無、 指数テーブル購入他) を今 り16%増加しています。 年度から指数以外に含めたためです。 その内訳は、 W/T 前年比 q脱着・取替指数関係 650件 (47%)( +4%) w補修塗装指数 410件 (29%)( △9%) 指数についての相談件数を分類したものが表1です。 「作 e内板骨格修正指数 50件 ( 4%) ( +22%) 業範囲&指数値内訳」 が最も多く指数関係の受付件数1127 r外板板金修正指数 17件 ( 1%) ( 件中の527件と47%を占めています。 t指数以外 2.指数関係全般の相談内容 0%) 259件 (19%) (+424%) 計1386件(100%) ( +16%) 表1 指数関係の分析結果 (件数) 550 527 500 98年度 98年度指数関係1,086件/受付件数1,161件 471 450 445 99年度 99年度指数関係1,101件/受付件数1,216件 447 00年度 00年度指数関係1,135件/受付件数1,196件 01年度 01年度指数関係1,127件/受付件数1,386件 400 350 300 261 250 248 236 235 222 220 200 160 150 130 100 89 98 93 98 49 49 50 0 A B 17 14 15 3 0 C D 54 66 69 50 64 5 6 14 E F J その他 A:作業範囲&指数値内訳 E:指数作成方法 B:指数テーブルの充実(00年度まで) F:指数と実作業のへだたり C:指数テーブルの購入方法(00年度まで) J:指数値問合せ D:指数テーブルの見方・使い方 ※B、Cは01年度から指数以外に含めています。 16 自研センターニュース 2002年6月号 3.脱着・取替指数関係の相談内容 フロントまたはリヤドア取替、 「B290」 ボデー 取替、 「B210」 脱着・取替指数についての相談件数を作業項目別に分類し ロワ バックパネル取替、 「 B390」バックドア取替、 「 B020」 たものが表2で、' 01年統計では、 「B270」クォータ パネル フロント バンパ取替に関する相談が上位を占めています。 表2 脱着・取替指数項目別内訳 (件数) 30 23 24 20 20 20 17 17 13 12 9 10 3 0 8 8 7 M010 4 3 54 3 2 M020 (件数) 60 5 11 M040 10 9 3 5 8 8 5 6 4 9 5 4 2 2 6 3 3 0 M041 M050 M070 M140 M150 M200 M230 M250 22 1 3 M270 12 10 8 1 0 M260 10 B010 B020 5 2 1 0 B030 B040 99年度 663件/99年度受付件数1,216件 98年度 570件/98年度受付件数1,161件 00年度 628件/00年度受付件数1,196件 99年度 663件/99年度受付件数1,216件 01年度 650件/01年度受付件数1,386件 00年度 628件/00年度受付件数1,196件 50 B060 54 4746 40 40 31 29 30 20 17 15 10 9 8 2 30 6 5 4 1 B070 12 1211 11 4 2 9 7 66 5 4 2 11 5 34 2 B095 B100 B110 B130 B140 5 2 B150 B190 B191 1 2 B210 B216 5 5 1 1 B230 B240 0 B200 7 6 4 11 B170 8 7 6 0 B085 12 10 8 B260 B270 (件数) 40 35 32 30 27 27 23 20 20 12 13 10 12 10 9 7 4 0 B290 B310 8 6 2 B326 3 1 B330 7 6 6 5 33 B340 1 2 4 B342 11 B410 B420 M010 :クーラコンデンサASSY脱着または取替 M050 :エンジン・トランスミッション&FrサスペンションASSY脱着 M140 :エンジンルーム内配線・配管および付属品の脱着または取替 M230 :インストルメントパネル脱着 B020 :フロントバンパ取替 B040 :ヘッドランプASSY脱着または取替 B110 :フロントフェンダ取替 B170 :ラジエータサポート(ASSY)、片側フロントフェンダエプロンASSY…取替 B430 B450 10 5 5 4 B390 13 11 10 10 0 1 B550 2 3 333 G010 G020 5 6 G030 7 7 G040 B210 :フロントまたはリヤドア取替 B260 :ルーフパネル取替 B270 :クォータパネル取替 B290 :ボデーロワバックパネル取替 B390 :バックドア取替 B420 :リヤバンパ取替 G040 :バックウインドウガラス脱着または取替 自研センターニュース 2002年6月号 17 表3 塗装内訳 4. 補修塗装指数関係の相談内容 補修塗装についての相談件数をその内容に応じ分類した (件数) 250 98年度 430件/受付件数1,161件 99年度 385件/受付件数1,216件 00年度 449件/受付件数1,196件 01年度 410件/受付件数1,386件 ものが 表3です。 「仕組内容」 と「使い方」 についてのものだ 200 けで全体の72%を占めています。 204 5. 内板骨格修正指数についての相談内容 内板骨格修正指数の質問、 照会は「使い方」 と「仕組・内容」 160 152 139 132 150 144 110 100 98 93 108 80 に関するものがそのほとんどとなっています。 72 55 50 36 40 42 相談者の所属する組織を業界別 (表4) に分けてみますと、 W/T 前年比 q修理工場 w自動車ディーラー 655件 67件 47% 0 仕組内容 使い方 材料代 その他 +8% 5% +24% e損保関係 411件 30% +12% rその他 253件 18% +44% 表4 業界別内訳 (件数) 700 98年度 受付件数1,161件 99年度 受付件数1,216件 00年度 受付件数1,196件 01年度 受付件数1,386件 655 600 602 575 544 となっており、その他の44%増加はソフト会社からの照 500 会によるものです。 以上がお客様相談室で受付けたご相談について分類・整理 411 383 364 364 400 した結果です。 寄せられた質問・照会事項は、 当社の主要業務 の一つである指数作成業務や指数の作業範囲をより分り易 300 253 234 くするために指数テーブルへ反映させ、 また「構造調査シリ ーズ」 にも生かし、 より分り易い指数となるよう努めて参り 200 176 154 ます。 今後とも、ご理解とご支援をお願い致します。 100 68 55 54 67 0 修理工場 ディーラー 損 保 その他 「構造調査シリーズ」 新刊のご案内 自研センターでは新型車について、損傷した場合の復元 No. 車 名 型 式 修理の立場から見た車両構造、部品の補修形態、指数項目 とその作業範囲、ボデー寸法図など諸データを掲載した「構 造調査シリーズ」を発刊しておりますが、今月は右記新刊を ご案内しますので、ぜひご利用ください。定価は各1,120円 です(税込み、送料別)。 お申し込みは自研センター総務企画部までお願いします。 TEL 047-328-9111 FAX 047-327-6737 18 自研センターニュース 2002年6月号 J-292 ニッサン ステージア M35 J-293 ホンダ CR-V RD4,5 J-294 ミツビシ ekワゴン H81W 2001年度 自動車メーカーに対する改善提案状況がまとまる 自研センターでは2001年度中に発表された新型車(乗用 する部品の補給形態の変更や修理方法の改善あるいは車両 車) について、 その構造調査やD&Rを調査研究する過程で 構造の変更を伴う提案内容となっており、次回のモデルチ 明らかになった問題点を「改善提案」 として自動車メーカー ェンジ時に採用するとされたケースも採用に含まれており 各社に対し提案しておりますがその概要がまとまりました。 ます。 2001 年度はまだまだ満足できる状況ではありませんが、 ご参考までに1999年度は改善提案13件に対し11件が採用 全体で67件の改善提案を自動車メーカー各社に提出し、そ され、 2000年度は23件の改善提案に対し17件が採用された の内26件(約 38.8%)が採用され、18件(約26.9%)が保留、 実績を残しており、 徐々にではありますが提案件数も増加し 23件(約34.3%)が不採用という結果となっています。自研 ております。 センターが行う改善提案活動は、 当然のことではありますが 今年度も業際企業としての当社の特色を生かし、 自動車メ 自動車の安全性を損なうことなく、 事故車をいかに合理的で ーカーにとどまらず関連する業界に対し様々な角度から自 適正な価格で復元出来るかという観点から提案を行ってい 研センターならではの改善提案活動を積極的に行いたいと ます。 各自動車メーカーに採用されたケースの修理時に使用 考えております。 2002年版メーカー別カラーNo.一覧表の追加分(国産車・外国車) 自研センターニュース1995年6月から掲載しているメーカー別カラーNo. 一覧表(5481色) の2002年版 追加分[2001年4月∼2002年3月発表( ] 231色含む外国車)を作成しましたので紹介します。 メーカー トヨタ トヨタ トヨタ トヨタ トヨタ トヨタ トヨタ トヨタ トヨタ トヨタ トヨタ トヨタ トヨタ トヨタ トヨタ トヨタ トヨタ カラーNo. 065 066 067 068 069 1D5 1D9 1E0 1E2 1E4 3P3 3P4 3P6 3P7 3P9 3Q1 3Q2 新車ライン塗装 補修 対応 ホワイトパールクリスタルシャインパール アイボリーパールクリスタルシャインパール バニラホワイト ホワイト クールホワイト シルバーマイカM シルバーメタリックグラファイト ダークグレーマイカ ダークグレーマイカM シルバーM ローズメタリックオパール ローズマイカM ブラキッシュレッドマイカ シェルマイカM ブラックチェリーマイカ ライトローズマイカM ダークレッドマイカM 3P 3P S S S 2PM 2M 2M★ 2PM 2M 2M 2PM 2P 2M★ 2P 2P★ 2P メーカー トヨタ トヨタ トヨタ トヨタ トヨタ トヨタ トヨタ トヨタ トヨタ トヨタ トヨタ トヨタ トヨタ トヨタ トヨタ トヨタ トヨタ カラーNo. 4P7 4Q8 6Q2 6S5 767 768 769 770 771 8P7 8Q1 946 947 A505 M7A MAH4 UCA83 新車ライン塗装 ベージュM ベージュマイカM ライトグリーンM グリーンマイカM ターコイズマイカM アクアM ターコイズマイカM ターコイズマイカM アクアM ライトブルーマイカM ブルーマイカM ダークパープルマイカM ホワイテッシュラベンダ− ゴールド ハッピーチューングリーン ブラックガラスフレークパール グレーM 自研センターニュース 2002年6月号 補修 対応 M 2PM M 2PM 2PM★ 2M★ 2PM 2PM M 2PM 2M★ 2P★ S M S 3P★ M 19 メーカー トヨタ トヨタ トヨタ トヨタ 日産 日産 日産 日産 日産 日産 日産 日産 日産 日産 日産 日産 日産 日産 日産 ホンダ ホンダ ホンダ ホンダ ホンダ ホンダ ホンダ ホンダ ホンダ ホンダ ホンダ ホンダ ホンダ ホンダ ホンダ ホンダ ホンダ マツダ マツダ マツダ マツダ マツダ マツダ ミツビシ ミツビシ ミツビシ ミツビシ ミツビシ ミツビシ ミツビシ ミツビシ スバル スバル スバル スバル スバル スバル スバル スバル スバル スバル スズキ スズキ 20 カラーNo. 新車ライン塗装 補修 対応 メーカー カラーNo. 新車ライン塗装 補修 対応 UCAF0 UCAF3 UCAF1 UCAF4 AX5 AX6 AX7 AY2 BX9 CY0 EY0 FX0 JY0 KX3 KX4 KX6 KY0 LX1 QX1 B-505M B-506M B-507P B-509M B-96P G-502M G-505M G-506M NH-642M PB-77M R-507p R-515P R-516P RP-33M Y-63 YR-532M YR-534M 23F 23G 24A 24C 24E 25D T10 T11 T12 Y01 A02 C02 G57 X08 022 033 048 11R 12R 14L 16L 17L 18L 19Y Z8S ZD9 ライトローズマイカ グレーイッシュブルーマイカM グレーマイカM ダークブルーM アルミナレッド2P バーニングレッド2S クランベリーピンク2M フレアレッド2PM ライトブルー2TM アーバンブレンズ2PM シリカブレス2RPM グリーン2M イエローイッシュグリーン2M パープリッシュシルバー2TM チタニウムシルバー2M シャンパンシルバー2TM ダイヤモンドシルバー2M オパールラベンダー2TM ホワイト3P(M) アクアブリーズオパールM アイスブルーM アークティックブルーP エフェクトブルーM エターナルブルーP アクアグリーンM アイランダーグリーンM ミントオパールグリーンM ストームシルバーM ラベンダーミストM ファイヤーペッパーP コーラルレッドP アイリスレッドP ライラックシルバーM オーキッドイエロー フレッシュカッパーM デザートイルバーM ギャラクシーゴールドM オリエントグリーンMC スターリーブルーMC ブレージンググリーンM スパークリングシルバーM スノーフレークホワイトパールMC フレンチブルー グランブルーP アーバングレーP ダンデライオンイエロー アイゼングレーP ルーセントブラウンM デライトグリーンP ピレネーブラックP ローズM チェイスイエロー グロスホワイトパール3P クォーツグレーオパール アッシュグッレーM ノーティックブルーマイカ ウッドランドグリーンマイカ カッパーオレンジマイカ ブラックトパーズマイカ ミストグリーンオパール シルバーM ミスティーグリーンM 2PM 2PM★ 2PM★ 2M 2P S 2M★ 2PM 2M 2PM 2PM 2M 2M 2M 2M 2M 2M 2M 3P 2M★ 2M★ 2P★ 2M★ 2P 2M★ 2M★ 2M 2M★ 2M★ 2P 2M 2P★ 2M S 2M★ 2M 2M 2PM 2PM 2M 2M 3P S 2P 2P S 2P 2M 2P★ 2P★ 2M S 3P 2M 2M★ 2PM 2P 2PM 2P 2PM 2M 2M スズキ スズキ スズキ スズキ ダイハツ ダイハツ ダイハツ いすゞ いすゞ VW/AuDi VW/AuDi VW/AuDi VW/AuDi VW/AuDi VW/AuDi VW/AuDi VW/AuDi VW/AuDi VW/AuDi VW/AuDi VW/AuDi VW/AuDi VW/AuDi VW/AuDi VW/AuDi VW/AuDi VW/AuDi VW/AuDi VW/AuDi VW/AuDi VW/AuDi VW/AuDi VW/AuDi BMW BMW BMW BMW BMW BMW BMW BMW BMW BMW BMW BMW MERCEDES BENZ MERCEDES BENZ MERCEDES BENZ MERCEDES BENZ MERCEDES BENZ PORSCHE PORSCHE PORSCHE PORSCHE PORSCHE PEUGEOT PEUGEOT PEUGEOT ROVERCARS ROVERCARS ROVERCARS SAAB ZE9 ZF5 ZG1 ZJ3 B50 G37 T16 610 835 LA6C LA7W LC3K LC3X LG1N LG5A LR5A LR6A LX7Z LY1X LY3C LY6R LY7J LY7K LY7R LY7X LZ3L LZ3M LZ3W LZ5S LZ6W LZ6X LZ7X LZ8M 364 411 415 418 436 439 442 445 448 449 468 475 345 359 486 810 941 1A9 2A2 6A7 6B5 8A4 3F 6K(QK) 7F(RF) JEL/621 JFM/644 JZD/608 278 レイクブルーM ミスティーブルー バニラベージュ ブルーイッシュブラックパール3 ブルーMM ブリテッシュグリーンマイカ ライトローズM パールホワイトマイカ ブライトシルバーM EVER GREEN REFLEX SILVER MET CANYON RED PEARL MURANO RED PEARL EFEECT LEMON YELLOW CAMEO BLUE SOFT BLUE FANTASIA GREEN DOLPHIN GRAY PEARL EFFECT CANVAS BEIGE MET AMULET RED LAUREL GREEN MET AVUS SILVER MET MINERAL GRAY MET CRYSTAL BLUE MET ALABASTER GRAY MET HIBISCUS RED PEARL EFFECT MISANO RED PEARL EFFECT MERLIN PEARL NEMO BLUE PEARL EFEECT STEPPENGRASS PEARL EFFECT GOODWOOD GREEN PEARL EFFECT NIMBUS GRAY PEARL EFFECT SALSA PEARL TOPAZ BLUE MET PEARL BEIGE MET HELL RED 2 IMPALA BROWN MET MAHOGANY BROWN PEARL ICE BLUE MET GRAY GREEN MET PHOENIX YELLOW MET LAGUNA SECA BLUE SLATE GREEN MET PISTACHIO GREEN MET SAPPHIRE BLACK PEARL JASPER BLUE M TANZANITE BLUE(P) COPPER(P) PLAMATING GREEN(M) ARAGONITE BLUE(M) ZANZIBAR RED(P) RAINFOREST GREEN METALLIC MERIDIAN METALLIC SEAL GREY METALLIC ORIENT RED METALLIC AEGEAN BLUE LUGANO GREEN SHERWOOD GREEN ICELAND BLUE OSLO BLUE MONTE CARLO BLUE LASER RED 2M★ S S 2P 2M★ 2P 2M 3P 2M S 2M 2PM 2P★ S S S S 2P 2M S 2M★ 2PM 2M★ 2M 2PM 2P 2P 2PM 2P 2PM 2P 2P 2PM 2M★ 2P S 2M 2P 2M 2M 2M S 2M 2M 2P 2PM 2PM S 2M 2PM 2P 2P 2M 2P 2PM 2PM 2PM 2M 2PM 2P 2PM S 自研センターニュース 2002年6月号 メーカー SAAB VOLVO VOLVO VOLVO VOLVO VOLVO OPEL OPEL OPEL OPEL OPEL OPEL OPEL OPEL OPEL OPEL CHRYSLER CHRYSLER CHRYSLER CHRYSLER CHRYSLER CHRYSLER CHRYSLER CHRYSLER CHRYSLER CHRYSLER FORD FORD FORD FORD FORD FORD FORD GM GM GM CITROEN カラーNo. 新車ライン塗装 279 STEEL GREY(M) 339 RED PEARL(M) 343 ATLANTIC BLUE(M) 345 PEACOCK GREEN(P) 450 COSMIC BLUE(P) 451 MAYA YELLOW(M) 03L(88U) (40A) CORN YELLOW(S) 24L(20U) (20A) ARUBA BLUE(S) 25L(293) PREMIUM BLUE(M) 32L(387) JADE GREEN(M) 58L(58U) (299) PERSIA(P) 67U(591) CITY RED(M) 69U(388) SPACE GREEN(M) 76 L(573) TIZIAN RED(S) 80U(20N) BREEZE BLUE(M) 86U(386) FIFTES GREEN(S) VMT/PMT DEEP CRANBERRY P WU7/PU7 SIENNA P WYR/PYR VIPER RACE YELLOW XBQ/PBQ STEEL BLUE P XRV/PRV DARK GARNET RED P XS5/PS5 SILVER STONE P XV3/PV3 AMBER FIRE P YB2 STERLING BLUE M YBW/PBW DEEP SAPPHIRE BLUE P YUB/PU2 WOODLAND BROWN SATIN GLOW P 1 PEPPER RED MET B7/7000 ZINC YELLOW J AQUAMARINE FROST PEARL MET P COLORADO RED P SPRUCE GREEN PEARL MET T LT.SAPPHIR BLUE MET UA/6373 EBONY BLACK 14/391E STORM GRAY 32/648H DARK OTTER 34/647H DARK CLASSIC GREEN KLH BLEU LEMAN 補修 対応 2M 2PM 2M★ 2P 2PM 2M S S 2M 2PM 2P 2M 2M S S S 2P 2P S 2PM 2P 2PM 2PM 2M 2P 2M 2PM S 2M S 2PM 2M S 2M 2P 2PM 2P メーカー カラーNo. CITROEN CITROEN CITROEN CITROEN FIAT FIAT FIAT FIAT FIAT FIAT FIAT FIAT RENAULT RENAULT RENAULT RENAULT RENAULT JAGUAR JAGUAR JAGUAR JAGUAR JAGUAR HYUNDAI HYUNDAI HYUNDAI HYUNDAI HYUNDAI SMART SMART SMART SMART ROLLS-ROYCE ROLLS-ROYCE ROLLS-ROYCE ROLLS-ROYCE ROLLS-ROYCE KNA KRS KRU KRZ 373 427 647 682 689 693 810 895 369 603 B73 C99 D40 BDE/1921 HGE/1835 JHE/1806 JHG/1712 NEG/1942 LS MS NW PQ RH EA3 EA4 EA8 EAC 9560004 9560009 9560012 9560022 9561001 新車ライン塗装 GRILYEN VERT GALANT VERT CEYLAN VERT HURLEVENT VERDE ARGO BLU LIGHTNING GRIGIO STEEL VERDE GEMMA GRIGIO PLATINO SEAGULL BLUE BLU ELETTRICO BLU CASUAL GLACIER WHITE HOLOGRAMME GREY(M) CUIVRE RED(M) ABSYNTHE GREEN(M) VIOLET GREY(M) ROMAN BRONZE MET SHERWOOD GREEN MICA SAPPHIRE BLUE MET WESTMINSTER BLUE ONYX WHITE SMART SILVER MYSTIC TEAL NOBLE WHITE PINE GREEN CERISE RED HELLO YELLOW(S) JACK BLACK(S) PHAT RED(S) BAY GRAY(M) ROYAL BLUE MET SILVER PEARL BLACK SAPPHIRE MET SILVER TEMPEST MET ARCTICA 補修 対応 2M 2M 2M 2P 2M 2P 2M 2PM 2PM 2M 2PM 2P S 2PM 2P 2PM 2P 2PM 2P 2PM S S 2M 2P S 2PM 2P S S S 2M 2M 2PM 2P 2M★ S 記号例 S=ソリッド 2P=2コート パール M=メタリック 2PM=2コート メタリック 2M=メタリック 3P=3コート パール 注 :★は補修塗料メーカーにより調色顔料の種類(メタリック、パール等)が違う場合があります。 参考:メーカー別カラーNo.一覧表の2001年版追加分は、本誌2001年6月号に掲載してあります。 自研センターニュース 2002年6月号 21 第15回自研センター 募集結果 今年1月より募集いたしました自研センターの「一般提案」 は全国のアジャスターから115件の応募をい ただきました。 昨年に比べますと, 応募は減少傾向でしたが、 貴重な提案も多くいただき、 業務多忙な時期 にもかかわらず、 応募いただいた皆様の努力に心からお礼申し上げます。 ご応募いただいた提案は、 現在自 研センターの提案委員会で慎重に審査を進めており、結果が出次第損保・損調各社に7月中旬にはご案内 させていただき、 優秀提案は後日誌面で紹介させていただきます。 カーメーカーに対する提案は、 今年も多 くを占め各メーカーに申し入れて参りたいと考えております。 ●提案分類別応募件数 1 立会・見積技法の効率化 31件 4 カーメーカーへの改善提案 46件 2 修理技法の改善 1件 5 指数・アウダテックス関連の提案 18件 3 修理工具・機具の改善 6件 6 自研センターの出版物等の提案 13件 バリヤショット一般公開のお知らせ 当センターのバリヤ テスト装置(衝突実験場) は、設備的に高いレベルの ものです。バリヤ衝突実験の模様を関係業界(団体)各社を始めとした一般 (業界外)の皆様方にも見学いただけるように年5回『バリヤ ショット一 般公開日』を計画し、毎回多くの方々が見学されています。 バリヤ ショット一般公開日のご案内資料等用意していますのでご希望 総務企画部 1 047-328-9111 自研センター来訪者一覧 4月25日(木) ニッセイ同和損害調査 (株)大木研修部長 他1名 自研センターニュース 2002年6月号 7月18日(木) 午後 2∼3時 衝突形態:乗用車のバリヤ衝突ま たは車対車衝突を予定 (注)衝突テスト形態は都合で変 更することがあります。 の方は下記まで御連絡ください。 22 次回公開日の予定 日本アウダテックス社 指数テーブル「2002年6月号」発行のご紹介 ●2002年 6月号指数テーブル(3メーカー・4車種) メーカー名 ホンダ ダイハツ フォルクスワーゲン 車 名 型 式 シビックTYPE R EP3系 マックス ゴルフ(2001モデル) L950S/L952S/L960S/L962S系 1JAPK系 ゴルフワゴン(2001モデル) 1JAPK系 ※「2002年6月号」 のみの単独販売は行っておりません。 ご購入を希望される方は「2002年版指数テーブル」セット (年間購読) 〈商品番号:2002価格:¥18,000〉をお求めくだ ※「2002年版指数テーブル」 を既に購入されているお客様には 「2002年6月号」は自動的に送付されます。 ◆「指数テーブル」のご注文およびお問い合わせ◆ さい。 日本アウダテックス株式会社 TEL:03-3356-3011(代) FAX:03-3356-3620 ●編集後記● ご承知の通り、4月12日新車販売時に購入者からリサイクル費用を徴収するとともに、 メーカーなどに再資 源化を義務付ける自動車リサイクル法案を政府が閣議決定したとマスコミが報道しました。 この法案はリサ イクル料金が1台2万円前後になる見込みで、 リサイクル負担は 「前払い方式」として消費者に義務付けられ、 メ ーカーと輸入業者には破砕くずのほか、 オゾン層を破壊するカーエアコンのフロン、 エアバッグの回収と再使 用を義務付けています。 また2004年の施行を目指すとされています。 これからも様々な観点から論議を呼ぶこ とと思いますが、 地球的規模での環境問題を考えれば国民レベルで納得感のある法律として成立することが 待たれます。 ところで自研センターとリサイクル法との関連はどうなのでしょうか、 自動車メーカーはきっと安全で、 壊 れにくく (D:ダメジャビリティ)、 修理し易い(R:リペアラビリティ)車造りに加え、 リサイクルし易い車造り を目指すことになるのでしょう。もしかすると当社の調査研究テーマにある 「D&R」にもう1つ 「R」が加わって 「D&RR (リサイクルビリティ) 」 になるのではと思い始めてしまいました。 〈お詫びと訂正〉 1. 2002年4月号の別冊新型車情報「ニッサン マーチ(K12)」に一部誤りがありましたのでお詫びの上以 下の通り訂正致します。 別冊 新型車情報「マーチ」2ペ−ジ目 5、塗装 (1)車体色仕様の塗料メーカー欄「日本油脂」 は全て誤りで正しくは「日本ペイント」 です。 _ _ 2. 2002年5月号本誌テクノセミナー:ディーゼル車の排出ガス規制の動向 その1 に誤りがありました ので、ここにお詫びの上以下の通り訂正いたします。 など (誤) *NOx:窒素酸化物のこと NO(一酸化炭素)やNO2(二酸化炭素) (正) *NOx:窒素酸化物のこと NO(一酸化窒素)やNO2(二酸化窒素) など 自研センターニュース 2002年6月号 23 自研センターニュース 2002.6(通巻321号)平成14年6月15日発行 昭和51年5月27日 第三種郵便物認可 定価336円(消費税込み、送料別途) C 発行所/株式会社自研センター Á272-0001 千葉県市川市二俣678-28 Tel(047)328-9111(代表) Fax(047)327-6737 発行人/加田康明 編集人/八束重宣 ⃝ ※乱丁、落丁の場合はお取り替えいたします。 http://jikencenter.co.jp/ 2002年度「リサイクル部品活用キャンペーン」 ・ 「部品補修キャンペーン」を実施しています (社)日本損害保険協会では、 「リサイクル部品活用キャンペーン」・ 「部品補修キャンペーン」を実施しています。 「リサイクル部品活用キャンペーン」は、自動車部品を交換しなければ ならない場合に、新品部品を使わず、リサイクル部品(中古・再生部品) を使用していただくことを自動車ユーザー・整備工場に呼びかける運動 です。また、 「部品補修キャンペーン」は、樹脂バンパーを始めとする自 動車部品の補修促進を目指すもので、小さなキズやへこみなら部品を交 換せずに補修していただくことをPRするものです。 リサイクル部品の活用や部品補修の促進は、資源の有効利用・産業廃 棄物問題の解決など社会的要請である環境保護に寄与することから、損 害保険業界では国土交通省・環境省・経済産業省のご後援を得て、本年 もキャンペーンに取り組むことにしました。併せて修理費や自動車保険 料など契約者の経済的な負担の軽減も目指しています。 キャンペーンでは、リサイクル部品を使っていただいた自動車ユーザ ー・整備工場の方を対象に、抽選で旅行券が当たる懸賞も実施され、ポ スターやチラシ等で広くPRされます。 2 自研センターニュース 1998年4月号 本誌の一部あるいは全部を無断で複写、複製、あるいは転載することは、法律で認められた場合を除き、著作者の 権利の侵害となりますので、その場合には予め、発行人あて、書面で許諾を求めてください。
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