看護学部 遠方に入院する軟部肉腫患者と家族の相互作用の特性 石切山 千恵 看護学部 ◦連 絡 先 TEL.054-202-2922 ◦教員プロフィール http://db.u-shizuoka-ken.ac.jp/show/prof672.html ◦メールアドレス [email protected] 軟部肉腫,家族,相互作用 軟部肉腫は発生頻度が稀な疾患であり、予後不良の疾患である。そのため、住み慣れた自宅 近くの医療施設ではなく、より高度で専門的な医療を提供する遠方の医療施設での治療を希 望し、そこで入院・治療を行っている患者がいる。遠方に入院している患者は、その期間、自宅 にいる家族とは物理的に離れた状態となっているが、患者と家族の間には、離れている期間に おいても何らかの相互作用がある。 軟部肉腫には様々な疾患が含まれるが、そのなかでも平滑筋肉腫、脂肪肉腫の治療のため、 遠方の病院に入院している患者と家族の相互作用に焦点を当て、研究を行っている。入院中の 患者よりインタビュー調査を行い、患者の視点から捉えた患者と家族の相互作用の特性を明 らかにする。遠方の病院に入院している患者と家族の相互作用の特性が明らかになることで、 臨床の看護師が看護を行ううえで重要な、患者への理解を深めることができると考えている。 ・遠方に入院している患者と家族の理解から、状況に応じた患者・家族 への看護ケア方法を検討していきたい。 研究シーズ集 2016-2017 177
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