30 1 段組みの設定 3章―1 操作してみよう!

第3章
段組み
Word には新聞や雑誌のように、文書を複数の段に分けてレイアウトすることで、長い文章を読み
やすくするための段組みの機能が用意されています。この章では、段組みについて学習します。
1 段組みの
段組みの設定
みの設定
1 行の文字数が多くて読みにくい場合には、段組みを利用すると便利です。[ページ レイアウト]タブの[段組み]ボタンを使用
すれば、3 段までの段組みが簡単に設定できます。また 4 段以上の段組みを設定するには、[段組み]ダイアログボックスを使
用します。[段組み]ダイアログボックスでは、段数だけでなく、段の幅や設定対象、境界線の設定なども行えます。
<こんな方法も!!> 段組みの範囲
1 行目が表題のため 2 行目以降の本文を段組みにしたい場合などは、[段組み]ダイ
アログボックスの[設定対象]から[これ以降]を、文書の一部分だけを段組みしたい
場合は、[選択している文字列]を選択します。
※
文書の一部分のみを段組みする場合は、あらかじめ範囲選択が必要です。
<操作手順>
操作手順>
1.
段組みを開始したい位置にカーソルを移動します。(例 : 2 行目から開始したいの
であれば、2 行目の行頭にカーソルを移動します)
2.
[ページ レイアウト]タブの[段組み]
ボタンをクリックし、[段組み
の詳細設定]をクリックして、[段組み]ダイアログボックスを表示します。
3.
設定する段数を[種類]の中から選択し、[設定対象]ボックスから[これ以降]を選択
して、 OK ボタンをクリックします。
※
[段組み]ボタンの[1 段]、[2 段]、[3 段]は文書全体が設定対象になります。
ただし、範囲選択していれば選択文字列が設定対象になります。
3章―1
操作してみよう
操作してみよう!
してみよう!
ここでは、段組みの設定方法を確認しましょう。
STEP 1
ドキュメントフォルダから“3 章(1)段組みの設定.docx”ファイルを開きましょう。
STEP 2
2 行目から 18 行目までの青字の部分を 3 段組みに設定しましょう。
STEP 3
STEP 2 で設定した 3 段組みを 2 段組みに変更しましょう。
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4 段以上に設定する場合は、[段数]
スピンボックスを使用します。
第3章
段組み
STEP 4
“3 章(2)段組みの設定.docx”というファイル名を付けて、ドキュメントフォルダ内の“保存用”フォルダに保存しましょう。
STEP 5
Word を終了しましょう。
完成例
参照) ドキュメントフォルダ内の“3 章(2)段組みの設定.docx”ファイル
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第3章
段組み
2 段の幅と間隔
段組みは、既定ではすべての段が同じ幅で設定されます。[ページ レイアウト]タブの[段組み]ボタンから[1 段目を狭く]また
は[2 段目を狭く]を選択すれば、1 段目または 2 段目の幅を狭く設定することができます。また、[段組み]ダイアログボックス
を利用すれば、段の幅や間隔を数値で指定したり、段と段の間に境界線を設定したりすることもできます。
[段の幅]や段と段の[間隔]を設定する
時は、スピンボタンまたはキーボード
からの入力で数値を変更します。
[境界線を引く]チェックボックスを
オンにすると、段と段の間に境界線
を引くことができます。
特定の[段の幅]を変えたい時は、[段
の幅をすべて同じにする]チェック
ボックスを先にオフにします。
1 段目の文字数を 27 字、
[境界線を引く]チェック
ボックスをオンに設定
3 段区切り
段区切り
段組みを設定した際に、特定の文字列から段の先頭に配置したい場合には、『段区切り』を挿入します。段区切りを挿入する
と、段区切り直後の文字列は次の段の先頭に配置されます。段区切りを挿入するには、[ページ レイアウト]タブの[区切り]ボ
タンをクリックし、[段区切り]をクリックします。
<こんな方法も!!> 段区切りの挿入
Ctrl + Shift + Enter キーを使用すると、段区切りを素早く挿入することができます。
空白行の挿入
段区切りを挿入した後、ドロップキャップなどのように段の先頭に書式設定を行う場合は、あらかじめ各段の先頭に空
白行を挿入してから設定します。空白行を挿入せずに設定を行うと、設定内容が前の段の最後尾に反映されてしまいま
すので注意しましょう。
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第3章
段組み
3章―2
操作してみよう
操作してみよう!
してみよう!
ここでは、段の幅と間隔、段区切りの設定方法を確認しましょう。
STEP 1
ドキュメントフォルダから“3 章(2)段組みの設定.docx”ファイルを開きましょう。
(3 章-1 : 操作してみよう!を練習した場合は、ドキュメントフォルダ内の“保存用”フォルダから開きます)
STEP 2
[段組み]ボタンを利用して、1 段目の段の幅を狭くしましょう。
STEP 3
[段組み]ボタンを利用して、2 段目の段の幅を狭くしましょう。
STEP 4
1 段目の段の幅を 12 字に変更し、段と段の間に境界線を引きましょう。
STEP 5
1 段目 16 行目の“織物参考館紫~”からの文字列が、2 段目の先頭に来るように段区切りを挿入しましょう。
STEP 6
各段の最初の 1 文字に 2 行分のドロップキャップを設定しましょう。
STEP 7
“3 章段組みの設定.docx”というファイル名を付けて、ドキュメントフォルダ内の“保存用”フォルダに保存しましょう。
STEP 8
Word を終了しましょう。
完成例
参照) 完成フォルダ内の“3 章段組みの設定_完成.docx”ファイル
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第3章
段組み
第3章のトレーニング
完成例を確認しながら、段組みの設定を練習しましょう。
STEP 1
ドキュメントフォルダから“3 章トレーニング.docx”ファイルを開きましょう。
STEP 2
4 行目の“木々が色づいて~”から 10 行目の“~版画「月齢」を差し上げます。
”までの文字列を 2 段の段組みにしましょう。
STEP 3
STEP 2 で設定した段組みの中の“今回のテーマは~”からの文字列が、右側の段の先頭にくるように段区切りを挿入しましょう。
STEP 4
1 段目の段の幅を 19 字に変更し、段と段の間に境界線を挿入しましょう。
STEP 5
各段の最初の 1 文字に 2 行分のドロップキャップを設定しましょう。フォントは MS ゴシックにしましょう。
STEP 6
28 行目の“風流会
秋の展覧会”の段落を中央揃えに設定し、段落後に間隔を追加しましょう。
STEP 7
29 行目の“日時”
、30 行目の“会場”の段落に 10 字の左インデントを設定しましょう。
STEP 8
完成例を参考に地図、クリップアート、オートシェイプの位置を整えましょう。
STEP 9
現在と同じファイル名(“3 章トレーニング.docx”)で、ドキュメントフォルダ内の“保存用”フォルダに保存しましょう。
STEP10
Word を終了しましょう。
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第3章
段組み
完成例
参照) 完成フォルダ内の“3 章トレーニング_完成.docx”ファイル
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