第3章 段組み Word には新聞や雑誌のように、文書を複数の段に分けてレイアウトすることで、長い文章を読み やすくするための段組みの機能が用意されています。この章では、段組みについて学習します。 1 段組みの 段組みの設定 みの設定 1 行の文字数が多くて読みにくい場合には、段組みを利用すると便利です。[ページ レイアウト]タブの[段組み]ボタンを使用 すれば、3 段までの段組みが簡単に設定できます。また 4 段以上の段組みを設定するには、[段組み]ダイアログボックスを使 用します。[段組み]ダイアログボックスでは、段数だけでなく、段の幅や設定対象、境界線の設定なども行えます。 <こんな方法も!!> 段組みの範囲 1 行目が表題のため 2 行目以降の本文を段組みにしたい場合などは、[段組み]ダイ アログボックスの[設定対象]から[これ以降]を、文書の一部分だけを段組みしたい 場合は、[選択している文字列]を選択します。 ※ 文書の一部分のみを段組みする場合は、あらかじめ範囲選択が必要です。 <操作手順> 操作手順> 1. 段組みを開始したい位置にカーソルを移動します。(例 : 2 行目から開始したいの であれば、2 行目の行頭にカーソルを移動します) 2. [ページ レイアウト]タブの[段組み] ボタンをクリックし、[段組み の詳細設定]をクリックして、[段組み]ダイアログボックスを表示します。 3. 設定する段数を[種類]の中から選択し、[設定対象]ボックスから[これ以降]を選択 して、 OK ボタンをクリックします。 ※ [段組み]ボタンの[1 段]、[2 段]、[3 段]は文書全体が設定対象になります。 ただし、範囲選択していれば選択文字列が設定対象になります。 3章―1 操作してみよう 操作してみよう! してみよう! ここでは、段組みの設定方法を確認しましょう。 STEP 1 ドキュメントフォルダから“3 章(1)段組みの設定.docx”ファイルを開きましょう。 STEP 2 2 行目から 18 行目までの青字の部分を 3 段組みに設定しましょう。 STEP 3 STEP 2 で設定した 3 段組みを 2 段組みに変更しましょう。 30 4 段以上に設定する場合は、[段数] スピンボックスを使用します。 第3章 段組み STEP 4 “3 章(2)段組みの設定.docx”というファイル名を付けて、ドキュメントフォルダ内の“保存用”フォルダに保存しましょう。 STEP 5 Word を終了しましょう。 完成例 参照) ドキュメントフォルダ内の“3 章(2)段組みの設定.docx”ファイル 31 第3章 段組み 2 段の幅と間隔 段組みは、既定ではすべての段が同じ幅で設定されます。[ページ レイアウト]タブの[段組み]ボタンから[1 段目を狭く]また は[2 段目を狭く]を選択すれば、1 段目または 2 段目の幅を狭く設定することができます。また、[段組み]ダイアログボックス を利用すれば、段の幅や間隔を数値で指定したり、段と段の間に境界線を設定したりすることもできます。 [段の幅]や段と段の[間隔]を設定する 時は、スピンボタンまたはキーボード からの入力で数値を変更します。 [境界線を引く]チェックボックスを オンにすると、段と段の間に境界線 を引くことができます。 特定の[段の幅]を変えたい時は、[段 の幅をすべて同じにする]チェック ボックスを先にオフにします。 1 段目の文字数を 27 字、 [境界線を引く]チェック ボックスをオンに設定 3 段区切り 段区切り 段組みを設定した際に、特定の文字列から段の先頭に配置したい場合には、『段区切り』を挿入します。段区切りを挿入する と、段区切り直後の文字列は次の段の先頭に配置されます。段区切りを挿入するには、[ページ レイアウト]タブの[区切り]ボ タンをクリックし、[段区切り]をクリックします。 <こんな方法も!!> 段区切りの挿入 Ctrl + Shift + Enter キーを使用すると、段区切りを素早く挿入することができます。 空白行の挿入 段区切りを挿入した後、ドロップキャップなどのように段の先頭に書式設定を行う場合は、あらかじめ各段の先頭に空 白行を挿入してから設定します。空白行を挿入せずに設定を行うと、設定内容が前の段の最後尾に反映されてしまいま すので注意しましょう。 32 第3章 段組み 3章―2 操作してみよう 操作してみよう! してみよう! ここでは、段の幅と間隔、段区切りの設定方法を確認しましょう。 STEP 1 ドキュメントフォルダから“3 章(2)段組みの設定.docx”ファイルを開きましょう。 (3 章-1 : 操作してみよう!を練習した場合は、ドキュメントフォルダ内の“保存用”フォルダから開きます) STEP 2 [段組み]ボタンを利用して、1 段目の段の幅を狭くしましょう。 STEP 3 [段組み]ボタンを利用して、2 段目の段の幅を狭くしましょう。 STEP 4 1 段目の段の幅を 12 字に変更し、段と段の間に境界線を引きましょう。 STEP 5 1 段目 16 行目の“織物参考館紫~”からの文字列が、2 段目の先頭に来るように段区切りを挿入しましょう。 STEP 6 各段の最初の 1 文字に 2 行分のドロップキャップを設定しましょう。 STEP 7 “3 章段組みの設定.docx”というファイル名を付けて、ドキュメントフォルダ内の“保存用”フォルダに保存しましょう。 STEP 8 Word を終了しましょう。 完成例 参照) 完成フォルダ内の“3 章段組みの設定_完成.docx”ファイル 33 第3章 段組み 第3章のトレーニング 完成例を確認しながら、段組みの設定を練習しましょう。 STEP 1 ドキュメントフォルダから“3 章トレーニング.docx”ファイルを開きましょう。 STEP 2 4 行目の“木々が色づいて~”から 10 行目の“~版画「月齢」を差し上げます。 ”までの文字列を 2 段の段組みにしましょう。 STEP 3 STEP 2 で設定した段組みの中の“今回のテーマは~”からの文字列が、右側の段の先頭にくるように段区切りを挿入しましょう。 STEP 4 1 段目の段の幅を 19 字に変更し、段と段の間に境界線を挿入しましょう。 STEP 5 各段の最初の 1 文字に 2 行分のドロップキャップを設定しましょう。フォントは MS ゴシックにしましょう。 STEP 6 28 行目の“風流会 秋の展覧会”の段落を中央揃えに設定し、段落後に間隔を追加しましょう。 STEP 7 29 行目の“日時” 、30 行目の“会場”の段落に 10 字の左インデントを設定しましょう。 STEP 8 完成例を参考に地図、クリップアート、オートシェイプの位置を整えましょう。 STEP 9 現在と同じファイル名(“3 章トレーニング.docx”)で、ドキュメントフォルダ内の“保存用”フォルダに保存しましょう。 STEP10 Word を終了しましょう。 34 第3章 段組み 完成例 参照) 完成フォルダ内の“3 章トレーニング_完成.docx”ファイル 35
© Copyright 2024 Paperzz