ビジネス研究科パンフレット(日本語) [PDF 3.5MB]

DOSHISHA BUSINESS SCHOOL : DBS
MBA PROGRAM
2017
同志社大学大学院ビジネス研究科ビジネス専攻
MBAプログラム2017
同志社ビジネススクール
同志社大学大学院ビジネス研究科
Contents
研究科長からのメッセージ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
同志社大学大学院ビジネス研究科ビジネス専攻とは
専門職大学院について/専門職大学院としての同志社ビジネススクール・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・2
DBSの「人材養成目的」
「アドミッション・ポリシー」
および
「ディプロマ・ポリシー」
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・3
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・4
DBSの教育プログラム・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・5
DBSで養成される実践的応用力・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・6
社会人が学びやすい環境・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・7
開講スケジュール・
履修パターン・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・8
カリキュラム
DBSの
「カリキュラム・ポリシー」・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・9
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・ 10
カリキュラム・
主要科目の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
専任教員・客員教員および担当科目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
兼担教員・嘱託教員および担当科目・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20
公開講座・特別講座・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22
同志社MOTコース
(ダブル・ディグリー)/国際連携プログラム・・・・・・・・・・・・・・ 24
グローバル経営研究専攻(修士課程)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25
学習環境 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26
2017年度募集概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28
修了生からのメッセージ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30
DBSネットワーク・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31
サポート・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 32
同志社大学大学院ビジネス研究
科は、2013年度に㈶大学基準協
会の認証評価を受け、
同協会の定
める経営系専門職大学院基準に
「適合」
していると認定されました。
研究科長からのメッセージ
同志社大学大学院ビジネス研究科(同志社ビジネススクール、
DBS)は、創立以来、着実な成長を遂げています。その基礎にある
のは、No sweat, no gloryという考え方です。目標に到達するため
に、汗を流す。決してスマートな生き方ではないかもしれません。
しかし、大きな成果を得るためには、努力の積み重ねが不可欠なの
です。
日本企業は、正念場を迎えています。数10年前には、日本は輝
いていました。「21世紀は日本の時代」だと多くの人々が予測し、
また、確信していました。しかし残念ながら、この予測は的中しな
かったようです。日本企業の国際競争力は著しく低下しています。
世界最高と言われていた品質にも翳りがみられます。真のグローバ
ル化を目指すべきなのに、英語能力試験の受験者数や試験での高得
点者の増加に関心が奪われ、目標と手段の置換が行われています。
ビジネス研究科長 加登 豊
そして、なによりも、組織から活気が失われ始めています。旧来の
仕組みや考え方の全面的な棚卸しを行い、抜本的な変革に取り組む
べき時期を迎えているといってよいでしょう。このような変革を主
導する人材が、いま社会から待望されています。
本学創設者新島襄は、1888年の同志社大学の設立趣意書の中で、
「一国の良心を育成したい」と高らかに謳いました。また、新島は一
学生への手紙の中で「良心の全身に充満したる丈夫の起り来らん事
を(良心が全身に充満した青年が世の中に現れることを望んでやま
ない)」とも書いています。同志社ビジネススクールは、良心に満ち
溢れた人材を輩出し、閉塞感のあるわが国にイノベーションの風を
吹き込みたいと考えています。
同志社ビジネススクールは、「ビジネス専攻」と、「グローバル経
営研究専攻」という二つの教育体系を有しています。グローバル経
営研究専攻では、世界の20数ヶ国から学生が集まり、講義はすべ
て英語で行われています。講義も相互の交流があり、来学されれば、
同志社ビジネススクールが、世界の縮図であることを肌で感じるこ
とができるでしょう。
同志社ビジネススクールが送り出した修了生のみなさんは、グ
ローバルに様々な分野で活躍しています。これこそが我々の誇りで
す。皆様にも、同志社大学大学院ビジネス研究科で学び、良心に満
ち溢れた丈夫(ますらお)として汗をかき、変革の先頭に立っていた
だきたいと心からお願いいたします。
ビジネス研究科長
1
同志社大学大学院ビジネス研究科ビジネス専攻とは̶1
専門職大学院について
専門職大学院は高度専門職業人の養成を行うこ
専門職大学院としての
同志社ビジネススクール
とを目的とした大学院です。もともと大学院は研
同志社大学大学院ビジネス研究科(DBS)は
究者の養成と高度で専門的な職業能力を有する人
2004年4月に設置された専門職大学院で、主とし
材の養成という2つの目的を持っていましたが、
て社会人を対象に優れた経営教育を実現すると共
経済・社会の発展と共に価値観の多様化が進み、
に、常に企業と社会に開かれた教育と研究を行う
また科学技術の高度化、経済や文化のグローバル
ことを目的としています。
化、情報集積の革新化などにより多くの複雑な問
題が生じてきていますので、これらに対処するた
昨今の企業経営を巡る経済環境の様々な変化や
めに高度な専門性を有する人材や、多様な視野で
経済活動の多様化・高度化は、従来の企業内教育
経験をもち国際的に競争や貢献のできる人材の必
では対応しきれない多くの問題を招いています。
要性が高まってきています。専門職大学院にはこ
このような環境の中で、大学には、企業にとって
のような幅広い高度専門分野における人材育成を
有益な情報や知識を提供する機関であることはも
担う大学院としての機能が期待されています。
とより、企業や社会が求める優れた人材教育を実
践する場としての役割が期待されているところで
博士課程前期としての修士課程とは異なり、実
す。このような要請に応えるべく、本研究科は、
社会において高度専門知識、技能を実践的に発揮
同志社大学建学の精神である良心教育を教学の基
できる人材を育成することが目的ですので、専門
本理念としつつ、今日の企業と社会が真に必要と
職学位課程においては、それぞれの専門分野に関
する、教育研究の場を提供しています。
連する高度な知識を修得するとともに、それらの
知識を実社会に応用できる能力の養成が必要とな
ります。
このため、実社会において一定の実務経験を備
えた社会人が、それぞれの経験を踏まえて専門分
野について一段の知識習得、思考の深化を目指し
て学ぶ場として専門職大学院が位置付けられるこ
とになります。つまり、「社会人の学びの場」で
あり、様々な業務分野を経験された社会人が集ま
り、現実の問題を専門知識を活用しながら解きほ
ぐしていく場が専門職大学院です。
儻不羈
新島襄の遺言を徳富蘇峰が口述筆記したもの
原文
同志社ニ於てハ 儻不羈なる書生ヲ圧束せす務めて其の本性ニ従ひ之ヲ順導し以て天下
の人物を養成す可き事
現代語訳
同志社では 儻不羈(てきとうふき)
なる書生〔信念と独立心とに富み、才気があって常規
では律しがたい学生〕
を圧迫しないで、
できるだけ彼らの本性にしたがって個性を伸ばすよ
うにして天下の人物を養成すること
DBSでは、
グローバル化するビジネス環境には新島の遺言にある
「
要であると考えています。
2
儻不羈」
な人材が必
人材養成目的
7. 特定の専門領域にとらわれず、組織マネジメ
ント、人的資源管理、経営戦略等に関する総
ビジネス研究科ビジネス専攻は、変化の激しい
合的な知識を活かして、経営のさらなる高度
現代企業が抱えるさまざまな課題に的確かつダイ
化を図ることを企図している経営者、あるい
ナミックに対応するための経営教育を実現すべ
は、次世代経営者としての職にある学生。
く、建学の精神である国際主義及び良心主義を教
学の基本理念とし、常に企業と社会に開かれた教
育と研究をとおして、企業や組織の持続的成長の
ための戦略を策定し、それを実行できるビジネス
パーソンを育成する。
ディプロマ・ポリシー
●変化の激しい現代企業が抱える様々な課題を的
確かつダイナミックに対応できる経営知識が理
解できるようになる。
アドミッション・ポリシー
ビジネス研究科ビジネス専攻は、国際主義と良
心主義という同志社大学の建学の理念に基づき、
●国際主義、良心主義を尊重し、企業経営を常に
社会とのかかわりにおいて考え、知識を有効に活
用できるようになる。
変化する社会と経済に的確に対応できる能力を持
ち、企業や組織の持続的な発展のための戦略を策
●変化の激しい中、企業や組織の持続的成長をも
定、実行し、それを成功に結び付ける実力を持つビ
たらす経営戦略を策定し、それらを効果的に実
ジネスパーソンを養成することを目的としていま
行できるようになる。
す。そのために、次のような学生を求めています。
ビジネス研究科ビジネス専攻の求める学生像
1. 多様で広い視野を持ち、経済のグローバル化
や技術革新・地球環境問題において積極的に
ビジネス分野で活躍をめざす学生。
2. 中小企業の起業・成長・継承をめざす学生、
あるいは、地域の経済・社会の発展に貢献す
る意欲を持つ学生。
3. イノベーションに取り組み、単なる「ものづ
くり」企業からの脱皮と、市場のグローバル
化、製品等のコモディティ化に対応しうるマ
ネジメントのあり方に解をみつけようとする
高い意欲を有する学生。
4. マーケティングの分野で専門的な知識を獲得し、
企業や組織の発展に寄与する意欲を持つ学生。
5. 会計・ファイナンスの分野で専門的な知識を
獲得し、社会、経済、企業の発展に寄与しよ
うとする学生。
ビジネス研究科図書室書架
6. 企業を取り巻くビジネス環境の現状と今後の
動向に関心を持つとともに、ビジネス環境に
関する知識を駆使して、社会、経済、企業の
発展に貢献することをめざす学生。
Doshisha Business School MBA program
3
同志社大学大学院ビジネス研究科ビジネス専攻とは̶2
DBSの教育プログラム
DBSの教育課程を修了するとビジネス修士(専門職)
Master of Business Administration:MBAの学位が授与されます。
基 本 的 な 専 門 知 識と能 力の 修 得
MBAに期待される幅広い知識と能力の基盤
高度専門性の修得
目的に即した科目で問題解決型の分析
専門知識を実践的に活用する応用力
ソリュ ー シ ョン レ ポ ー ト
自らが設定した課題(未解決の問題)
へのアプローチ
すぐれた企業経営者となるには、自身の経験だけでは十分ではありません。優れた先人の経験に照らし
て自分の経験を相対的に位置づけることや、先人の叡智に学ぶことがきわめて大切です。「学問とはわずか
なときの間に、数百千年の人類の経験を受けとることである」「学べば学ぶほど何も知らないということが
分かるようになる。何も知らないと分かるようになるほど、もっと学びたくなる」のです。学問と実践との
間には深い溝があると思う人もいるかもしれませんが、実は、意外にその距離は離れていないのです。
上記のことを踏まえて、DBSにおける教育は次のステップで展開されます。まず、コアとなるビジネス
の基本的な専門知識と必要な能力の修得を目指します。これらは、いつの時代、どこの国、どんな産業、
組織においても共通して変わらぬ必須条件です。こうした基本的な知識、能力を修得することでMBAに期
待される幅広い基盤形成が実現します。次に、それぞれの人材が活躍する様々な分野、業種、職種に対応
した高度専門性を身につける段階に進みます。ここでは、それぞれの目的に即した科目を履修し、問題解
決型の分析を学びます。こうして、専門知識をいかに実践的に活用するかという応用力が磨かれる事にな
ります。そして、最終段階では、自らが設定した課題について、これまでに蓄積された先人たちの叡智を
確認したうえで、未解決の問題にどのようにアプローチすればよいかを長いストーリーとして記述するソ
リューションレポートの作成に取り組みます。
いかに流暢に話せる人でも、また、スマートなプレゼンテーション資料を作れる人でも、それらの人が説
得力のある簡潔な文章が書けるわけではありません。データを活用し、ロジックを一つ一つ積み上げること
で、はじめてすぐれた文章が完成します。解決案の提示を文章で行うこと、また、レポート作成プロセスで
の体験は、みなさんをさらに大きく成長させることでしょう。
4
DBSで養成される実践的応用力
MBAとしての実践的応用力は、「ソリューションレポート」の作成によって磨かれます。
「ソリューションレポート」の作成は、演習科目である
「プロジェクト研究」→演習科目である
「プロジェクト研究基礎」
お
よび「プロジェクト研究」
により、
それぞれのテーマを専門分野とする教員の指導の下に進められます。
テーマが多くの分
野にわたる場合は、複数の教員が相互に協力して指導に当たるシステムになっています。
握ができていることを示す文献レビュー論文になる
ソリューションレポートとは
ことが多いのです。修士論文を踏まえて、独自に設
「ソリューションレポート」
と研究者養成のための
定した研究テーマについて、研究完成にもっとも適
大学院における修士論文との違いはどこにあるの
した研究方法を採用して、オリジナルな博士論文を
でしょうか。次の表をご覧下さい。
完成させます。一方、ビジネススクールでは、実務
ソリューションレポート
研究動機
蓄積された叡智の活用
研究方法
論文の価値
実務経験に基づいた問題意識
から生まれる動機
修士論文
研究関心および研究の
なお一層の進展
実務経験、書籍、論文、雑誌記事、 書籍、論文、
雑誌記事、
新聞記事、統計データ等
新聞記事、統計データ等
記述的方法、統計的分析、
フィールド研究、
文献レビュー等
実践的インプリケーション
文献レビュー、統計的分析、
モデル分析、数理的モデル、
実験室実験、歴史研究、
フィールド研究等
既存研究の進展、
新たな研究的知見
経験に触発されて設定したテーマについて、研究を
通じて実践的インプリケーションのあるレポートを
作成します。限られた修学期間中に修得できる研
究方法は限定されているかもしれませんが、研究
者の卵たちが採用する多様な研究方法を使用して
ももちろんかまいません。実務的インプリケーショ
ンは、十分な証拠、明快なロジック、既存知識の確
認等があって初めて導出することができるのです。
研究者養成のための大学院では、通常、5年間の
「…べきである」
「…と思われる」
「…と推察される」
と
研究期間を前提に研究を進めます。そのため、最初
いう文章を書きたくなりますが、
「べきである」
と断
の2 年間で、研究を行うための専門分野・周辺分野
定する根拠を示すことはとても難しいことです。
「…
の知識の獲得と研究対象分野の研究蓄積の全容把
と思われる」
「…と推察される」
という文は、ロジッ
握、研究を実施するための研究方法論を学びます。
クが断絶していることや思考を途中で停止したこと
修士論文では、研究対象分野の研究蓄積の全容把
を自ら宣言しているわけです。
実務に直結するソリューションレポート
研究者の卵たちが書く論文よりも、実務経験という社会人のみが体得した知識や経験が追加されること、さら
には、実践的インプリケーションを必ず持たなければならないという点で、ビジネススクールで作成する「ソリョ
ーションレポート」は、研究論文よりも一段と高度なものが要求されることになるでしょう。
「問題発見」
→
「問題
分析」
→
「問題分析結果(実践的インプリケーション)の提示」というプロセスを経て、
「ソリューションレポート」
は完成します。完成に至るプロセスでの体験は、
MBA 取得後に、
間違いなく実務に応用できるものとなるでしょう。
・ ソリューションレポートのテーマ
・ 文献渉猟方法(文献・資料DBの活用方法)
・ レポート執筆方法 ・ 引用・脚注の方法
・ 参考文献リスト表記法
レポート原稿執筆
推敲
・ 校閲(ロジック、章立て、段落立て、文章等)
・ 追加文献・データの探索
レポート原稿修正・加筆
推敲(満足できるまで何度も)
ソリューションレポートの完成
ソリューションレポートのテーマ例
「電子書籍による事業創造の可能性 ̶大人向け電子書籍の需要検証̶」
「国内大手電機メーカーの両手使いの経営能力(Ambidexterity)に関する研究」
「利益調整と減損会計 ̶利益調整行動の将来利益に与える影響分析̶」
「資本財メーカーの企業価値に及ぼす事業及び技術の多角化の影響」
「製薬企業によるビジネスと社会貢献の両立をめざしたCSR活動
̶疾患啓発活動を一例として̶」
「メディア発信重視の地域活性化モデル ̶京橋地域における実践と検証̶」
Doshisha Business School MBA program
5
同志社大学大学院ビジネス研究科ビジネス専攻とは̶3
社会人が学びやすい環境
働きながら学ぶということ、それは「時間的な制約の中でいかに効率的に計画を立て、それぞれの目標
に向かっていくか」という問題に対処することでもあります。この問題に効率的に対処するために、DBS
では、様々なキャリアデザインに対応できるカリキュラムを提供すると同時に、専任教員が入学から修了
まで一貫して指導に当たる体制を敷いています。これにより、一人ひとりのバックグラウンドに応じた科
目選択が可能になります。また、それぞれの目標に向かった効率的な履修計画、あるいは問題解決に向け
た専門知識や手法の修得についても、専任教員によるサポートが得られます。このような充実した指導体
制により、限られた時間の中で仕事と勉学とを効率的に進めることが可能となり、設定した目標が達成で
きるのです。
データで見る学生の姿(下の円グラフ)
●年齢構成 ― 30歳・40歳代が中心
原則として社会人を対象としているため、職務経験をもつ30歳代・40歳代の働きながら学ぶ社会人学生が大半
を占めています。
また、毎年若干名の学部新卒者も入学しています。
●主な出身業界 ― 多様な背景
製造業やサービス業従事者が比較的多く見られますが、
かなり多様な業界から学びに来ています。
●出身学部 ― 自然科学系出身者も多い
技術畑で一定の職務経験を積んだ自然科学系学部出身者が比較的多く見られるのもひとつの特徴です。
■年齢構成
■主な出身業界
55∼59歳
2.0%
60歳∼
1.6%
建設・不動産
3.8%
50∼54歳
3.8%
未就業
13.9%
∼24歳
10.1%
45∼49歳
6.6%
40∼44歳
17.1%
35∼39歳
19.5%
平均年齢
35.40歳
公務員
1.2%
25∼29歳
18.7%
弁護士・会計士など
国家資格を
有するもの
(士業)
2.4%
その他
5.8%
製造業
39.0%
サービス
14.5%
30∼34歳
20.6%
金融・保険
5.4%
卸売・小売
6.4%
運輸
1.4%
2004年の開設以来、今日までDBSに集い学んできたMBAの多様な姿を紹介します。
6
通信・IT
5.4%
電気・ガス
0.8%
開講スケジュール
社会人が学びやすいように、DBSでは、今出
川校地(寒梅館)のほかにも大阪(梅田)のサテ
日の夜間には、大阪サテライト・キャンパスでも
今出川校地と同じ教員による同じ授業を開講して
2、3科目受講し、土曜日の昼間に今出川校地で2
科目を毎学期受講すると、2年間で無理なくDBS
の教育課程を修了することができます。
寒梅館に設置されている図書室やその他の学
習スペースは年間を通じて24時間利用可能で、
平日には仕事で時間が取りにくい方も、週末等
に十分時間をかけて勉強できるよう配慮されて
います。
2限
くと修了必要単位46単位のうち、40単位を講義
で取得する必要があります。修了希望年限を考慮
し、計画的に受講計画を立ててください。
■出身学部
金
今出川校地で開講
※主にグローバル経営研究専攻科目
昼休み
3限
13:10∼14:40
4限
14:55∼16:25
5限
今出川校地で開講
※主にグローバル経営研究専攻科目
土
16:40∼18:10
6限
18:25∼19:55
20:05∼21:35
大 阪
プロジェクト研究基礎、プロジェクト研究I,IIを除
木
12:15∼13:10
7限
ソリューションレポートの作成指導が行われる
水
10:45∼12:15
今 出 川
います。例えば、平日夜間に利便性のよい校地で
1限
9:00∼10:30
火
土曜は今出川校地で開講
ライト・キャンパス内に教室を置いています。平
月
6限
18:25∼19:55
平日夜間は
今出川校地および
大阪サテライト・キャンパスで
同じ科目を曜日を変えて開講
7限
20:05∼21:35
■性別構成
その他
11.0%
女性
17.5%
人文科学系
11.8%
社会科学系
50.6%
自然科学系
26.6%
男性
82.5%
※2009年秋に開設されたグローバルMBAコース・2014年秋に開設されたグローバル経営研究専攻の学生は、
員数に含まれていません。
Doshisha Business School MBA program
7
同志社大学大学院ビジネス研究科ビジネス専攻とは̶4
履修パターン
履修パターン(2年修了の場合)
個々人の目的に即したカスタムメイドのカリキュラムが組めます。
各学期開始前に個別の履修指導を行ないます。
これにより、個々人のキャリアデザインに即した履修計画を作成
し、効率的な学習を進めることが可能になります。
1年目
2年目
春学期
前半
共通科目A
3科目
(6単位)
秋学期
後半
3科目
(6単位)
春学期
秋学期
後半
前半
後半
前半
後半
共通科目B
2科目
(4単位)
1科目
(2単位)
専門科目
3科目
(6単位)
2科目
(4単位)
1科目
(2単位)
1科目
(2単位)
専門科目
2科目
(4単位)
2科目
(4単位)
プロジェクト研究
2科目
(4単位)
前半
ソリューションレポート
(6単位)
(6単位)
(6単位)
(8単位)
(6単位)
(2単位)
(4単位)
(8単位)
修業年限
●入学前の学習歴、職務経験等から、各専門分野の
基礎知識を有している場合は、
「 共通科目A」
をス
標準修業年限は2年です。
ただし、個人の状況に合
キップし、
「共通科目B」
「専門科目」
を履修すること
わせて3年修了を選ぶことができます。1年修了の選
ができます。
ただ、
自らの知識の確認と知識の体系
択を希望する場合は、問い合わせてください。
的整理を行うことも重要ですので、
「共通科目A」
の
履修を推奨します。
学期・授業
入学は、毎年4月で、春・秋の2学期制です。各学期
は前半と後半に分かれています。
●社会経験がない場合は1年目にフィールドスタディ
を履修し、一定期間のインターンシップなどを経験
することが効果的です。
●ソリューションレポートはプロジェクト研究を通じ
授業は、1回に2時限連続(90分 2)で開講しま
て作成していくことになりますが、1年目から自らの
す。1つの科目は、8週間(試験期間を含む)
で完結し、
問題を明確にし、
テーマの設定に取り掛かることが
2単位が修得できます。
必要です。
履修計画
●2年修了の場合、
1年目にMBAとしての基礎的な
修了要件
下記の要件を満たしたものを課程の修了とします。
専門性を修得するために
「共通科目A」
(各専門分
①本課程に原則として2年以上在学すること。
野の基礎科目)
および
「共通科目B」
(各専門分野の
②所定の46単位以上を修得すること。
発展科目)
を主に履修します。秋学期後半には
「プ
③ソリューションレポートの審査に合格すること。
ロジェクト研究基礎」
(必修)
で本格的な
「プロジェ
クト研究」
の準備を進めます。
そして、
2年目に設定
したテーマについての「プロジェクト研究」
( 必修)
に加えて、
プロジェクト研究遂行に必要な
「専門科
ビジネス修士(専門職)
目」
を履修しながら、
「ソリューションレポート」
を作
Master of Business Administration (MBA)
成します。
8
取得学位
カリキュラム
カリキュラム・ポリシー
●変化の激しい現代企業が抱える様々な課題に対応
◆「会計・ファイナンス」分野には、企業のCFO
する人物を育成するために、共通科目A、共通科
等を展望した人材を育成するために、財務関連
目Bおよび専門科目群を設置する。多様な経歴、目
の専門性を高める科目を設置。
的に対応するために、個々の学生に対しては個別
の履修指導によりそれぞれのキャリアデザインに
◆「ビジネス環境分析」
分野には、外部環境の分析か
ら経営戦略に活かす専門性を高める科目を設置。
即した履修計画を策定する。また、課題への的確
◆「ゼネラルマネジメント」分野には、組織や組織
かつダイナミックな対応能力を身に付け、実践的
間でのマネジメントに活かす専門性を高める科
経営能力を育成するために、議論に重点を置いた
目を設置。
授業形式を採用し、問題解決型の能力を養成する。
●共通科目Aは、6つの専門分野それぞれにおける
基礎科目である。MBAとして不可欠な知識を獲
得するために、自らの専門分野外の科目について
ビジネス研究科の1年
各学期ごとに科目登録・成績発表を行います
も、学業歴、職業歴等を踏まえたうえでできるだ
春学期履修指導 科目登録期間
け受講することが望ましい。共通科目Aは、1年
4月
次の春学期前半・後半、秋学期前半に配置され
ており、多くの科目は土曜日に開講される。
May
をさらに発展させる科目である。共通科目Bは、
あるいは土曜日昼間の今出川教室で開講される。
●専門科目は時代に即応した持続的成長を実現で
春 学 期
れらの科目は、平日夜間の今出川教室・大阪教室、
授業
(春学期前半)
5月
●共通科目Bは、6つの専門分野の基礎科目の知識
春学期後半、秋学期前半・後半に配置される。こ
■入学式
オリエンテーション
April
試験
6月
June
7月
授業
(春学期後半)
July
きるビジネスパーソンを育成するために幅広い
専門分野について必要な科目を設置する。専門
試験
8月
分野は
「中小企業・地域経営」
、
「イノベーション」
、
August
「マーケティング」
、
「会計・ファイナンス」
、
「ビジ
9月
ネス環境分析」
、
「ゼネラルマネジメント」
の6分
秋学期履修指導 科目登録期間
配置される。これらの科目は、平日夜間の今出川
October
室で開講される。
11月
November
を目的とした専門性の修得を目的とした科目を
設置。
◆「イノベーション」分野には、企業のCTO等を
展望した人材を育成するためにMOTの 専 門 性
を高めることを目的とした科目を設置。
◆「マーケティング」分野には、幅広いマーケティ
ング業務に従事できる専門性を育成するための
科目を設置。
秋 学 期
ァミリービジネス等の経営、あるいは企業継承
■ソリューションレポート
ワークショップ
■春学期ソリューション
レポート審査
10月
教室・大阪教室、あるいは土曜日昼間の今出川教
◆「中小企業・地域経営」分野には、中小企業、フ
■夏期休暇
■春学期学位授与式
September
野に分類されている。専門科目は、年間を通じて
■ゴールデンウィーク
(休講)
授業
(秋学期前半)
試験
■創立記念行事週間
(休講)
12月
December
1月
授業
(秋学期後半)
■冬期休暇
January
試験
2月
■秋学期ソリューション
レポート審査
February
3月
March
在学生春学期履修指導
■秋学期学位授与式
Doshisha Business School MBA program
9
カリキュラム(設置科目)
ソリューションレポート
ソリューションレポート
プロジェクト研究Ⅱ
プロジェクト研究Ⅰ
プロジェクト研究
プロジェクト研究基礎
中小企業・地域経営
イノベーション
マーケティング
○産業集積と立地戦略
○オープンイノベーション ○サービスマーケティング
○中小企業経営演習
○ITビジネス戦略
○ベンチャーファイナンス
○サプライチェーンマネジメント ○広告・コミュニケーション
○戦略的企業再生
○技術マーケティング
○中小企業経営コンサルティング ○知財マネジメント
○観光マーケティング
○組織イノベーション
○京都の知恵ビジネス
○MOT特殊講義
○地域ブランド戦略
○イノベーション特殊研究
(価値創造の財務戦略)
○マーケティング戦略
○消費者行動
○商品・ブランド開発
○マーケティング特殊研究
専門科目
各専門分野について、
より高度で最
新の知識を獲得するための応用科
目です。
○中小企業・地域経営特殊研究
(中小企業経営戦略) ○イノベーション特殊研究
(経営ワークショップ)
○中小企業・地域経営特殊研究
(起業マネジメント)
共通科目B
○事業創造マネジメント
○京都の伝統産業と
文化ビジネス
○プロジェクトマネジメント ○マーケティングリサーチ
各専門分野の共通科目Aで獲得し
○製品・サービス開発
イノベーション
た基礎知識をさらに拡充する発展
○消費者問題
科目です。共通科目Aで獲得した知
識を前提としている点にご留意くだ
さい。
共通科目A
○中小企業経営
○ベンチャー企業経営
○イノベーション
マネジメント
○マーケティング
DBSでは、
6つの専門分野(中小企
業・地域経営、
イノベーション、
マー
ケティング、会計・ファイナンス、
ビジ
ネス環境分析、ゼネラルマネジメン
ト)を設定しています。共通科目A
は、各専門分野における基礎科目
です。MBAとして不可欠な知識を
獲得するために、
できるだけ履修す
ることが望ましい科目です。
履修科目の選択について
入学時に、履修相談を担当する履修指導教員が決められます。履修科目の選択や履修計画については、履修指導教員の指導を
必ず受けてください。
なお、
「プロジェクト研究基礎」
の指導教員
(ゼミ担当教員)決定後は、指導教員が履修指導教員となります。
10
ソリューションレポート
ソリューションレポート
プロジェクト研究Ⅱ
プロジェクト研究Ⅰ
プロジェクト研究
プロジェクト研究基礎
会計・ファイナンス
○マクロ経済分析
○リスクマネジメント
○内外通貨金融環境
○ナレッジマネジメント
(通貨と金融の国際経済学)
○投資戦略
○税務戦略
○ビジネスコミュニケーション
○国際関係と経営戦略
○リーガルマインド
○ビジネス環境分析
特殊研究
○グローバル経営人材開発
○M&A戦略
○会計・ファイナンス特殊研究
(パーソナルファイナンス)
○ゼネラルマネジメント特殊研究
(組織行動各論)
○会計・ファイナンス特殊研究
(実践M&A)
○コーポレートガバナンス
共通科目A
○コーポレートファイナンス
○管理会計
○組織間関係マネジメント
○ゼネラルマネジメント特殊研究
(組織設計と組織構造)
○コストマネジメント
共通科目B
ゼネラルマネジメント
○金融工学
○会計・監査
専門科目
ビジネス環境分析
○ゼネラルマネジメント特殊研究
(組織行動論)
○内外マクロ経済環境
○リーダーシップ
(グローバル時代をどう読むか)
○グローバル企業経営
○ミクロ経済分析
○企業の社会的・国際的役割
○ビジネス会計学
○ビジネス経済学
○人的資源管理
○ビジネスファイナンス
○ビジネス統計学
○組織マネジメント
○経営戦略
プライベートバンカー(PB)資格試験一部免除について
公益社団法人日本証券アナリスト協会実施のプライマリー・プライベートバンカー(PB)資格試験において、2015年度よりビジネ
ス研究科設置科目のうちPB資格試験に対応する科目の単位を取得した方に資格試験の一部免除をすることになりました。
対応科目は以下の通りです。詳細はビジネス研究科事務室までお問い合わせください。
【プライマリーPB資格試験 一部免除対応科目】
①ビジネスファイナンス
(共通科目A)
②ビジネス会計学(共通科目A)
ないし中小企業経営(共通科目A)
③コーポレートファイナンス
(共通科目B) ④投資戦略(専門科目)
Doshisha Business School MBA program
11
主要科目の概要 (2016年度開講科目)
専任教員が担当する主な授業科目について、講義の目的や講義内容、授業の進め方など、科目の概要を紹介していま
す。下記科目をはじめ、2016年度開講科目の詳細は、
同志社大学ホームページからシラバスをご覧ください。
https://syllabus.doshisha.ac.jp/
管理会計
産業集積と立地戦略
管理会計の伝統的な知識を習得した後、多くの
産業集積は、生産の基盤や新事業の基盤として
企業で実践されている管理会計に潜む問題点を把
企業の立地環境を形成する。本科目では、オープン
握する。その後に、直面している問題を解決するた
イノベーションへの活用を含め産業集積を踏まえ
めの手法や理論を学ぶ。習得した諸手法に関しては
た企業の立地および新事業の創出、並びに、地域産
その理解だけにとどまらず、実際にこれらを活用す
業活性化の方策を検討する。このため、シリコンバ
るアクションラーニングを通じて、実践上のノウハ
レーやわが国で産業クラスター活動の代表例とみ
ウも合わせてマスターする。
なされる首都圏西部のTAMA産業活性化協会の活
本コースの受講者は下記の目標に到達すること
動などを事例として取り上げる。
ができる。
1 管理会計の企業経営における役割について正しい理解
が得られる。
2 管理会計の伝統的な知識
(conventional wisdom)
を獲得
するにとどまらず、これらの知識のうちで何が現時点で
も有用で、どこが陳腐化しているのかを確認できる。
3 日本企業が直面している諸問題を正しく認識し、管理
会計の知識を活用して問題の解決方法を提示できるよ
うになる。
4 管理会計、原価計算、
コストマネジメントの関係がわかる。
5 管理会計と他の経営学との関係がわかる。
ビジネス経済学
経済学は経済社会において人々が行う様々な行
動
(取引)
を対象とする学問です。私達がどのような
経済の枠組みの中で行動しているか、そしてそうし
た行動をどのように説明できるかを考えることで、
現実の経済の姿を理解しようとするものです。本科
目はMBAとしての様々な専門知識を修得する上で
欠かせない経済学の考え方を基礎から学ぶことを
目的としています。
オープンイノベーション
本講義は、日本企業凋落の原因のひとつと指摘
されている、技術の自前主義と組織とマネジメント
の閉鎖性を打ち破る企業経営の概念であるオープ
ンイノベーションを広い視点から議論する内容の
講義である。特に、最新の研究結果を踏まえて、オ
ープンイノベーションを企業組織内にいかに定着さ
せるための方法論にまで踏み込んだユニークな内
容の講義である。
講義風景
消費者問題
リーダーシップ
2009年、消費者庁が創設され、産業育成型から
消費者重視の行政へと、大きな変革があり、企業に
とって消費者問題への対応は、経営の中核課題に
なりました。消費者視点に立った経営を実現するた
め、品質管理の徹底、商品・サービスに消費者の声
を十分に反映する必要がある。これらの研究を通じ
て、企業倫理やコンプライアンス経営について検討
します。
12
This course is based on strong background
training in leadership skills and the development of
various roles to be effective leaders in continuously
changing organizations. The aim is to learn that
managers must become leaders and take the
responsibility for creating a vision for the future,
design the or ganizational envir onment that
determines the culture, inspire and motivate
individuals and teams, and create change in order to
improve organizational effectiveness.
コーポレートファイナンス
企業経営上
「財務
(Finance)
」
は極めて重要な意味
を持つ。企業は事業投資の判断、資金調達手段の
選択、配当政策の決定などを行う際に適正な判断
が要求される。一方金融技術の発展は多様な金融
取引の形を生み出し、資金の運用・調達の姿は大き
く変容した。本講義は体系的なファイナンス理論の
理解と応用力の深化を図り、事業経営の根幹を洞
察する能力の構築を目指す。
講義風景
京都の伝統産業と文化ビジネス
本講座では、京都の伝統産業と文化ビジネスの
現状分析を行い、その将来の方向性について議論、
組織マネジメント
私たちは日々、様々な組織と関わっています。勤
考察する。特に旧来の伝統産業からいかにして新た
務先、取引相手、そして家庭も一つの組織です。こ
な文化ビジネスが生み出せるかを考える。実際に
のように多様の、その一つ一つもまた多様な姿を見
伝統産業の革新に取り組む経営者や職人の話を聞
せます。伝統と革新、権限委譲と強力なリーダーシ
く機会を設けるほか、受講生が中心となり、伝統産
ップといった、相反する性質が求められることもあ
業を現代に即した文化ビジネスへと転換するため
ります。本講義では参加者間の議論を通じて学び
に必要となる要素を提言の形にまとめる。
を深め、個々の内省へと、そして成長へとつなげて
いきたいと考えています。
ビジネスファイナンス
本科目は、
「コーポレートファイナンス」
の基礎科
目と位置づけ、その理論と実務の概要について学
ぶ。講義では、まず企業のライフサイクルとコーポ
レートファイナンスとの関係を理解してもらう。続
いて企業価値評価、
M&A、資金調達の実施などフ
ァイナンスに係る諸活動をケースを用いて学習す
る。株主還元政策やIR戦略についても、実例を交え
て解説する内容とする。
グローバル経営人材開発
講義風景
マーケティング
世界の成長を日本に取り込む「グローバル経営
人材」は、たとえ国内志向のビジネスであっても必
要である。この授業では、ケース討論、心理学のワ
本講義では、企業のマーケティング活動に関連
ーク、マインドフルネス瞑想、NLP等を通じて、学
する諸概念の理解を目指す。企業は常に消費者の
生一人一人がグローバル社会で生き残っていくた
需要を満足させなければならない。この目的を達成
めの個としての自分の「キャリア」作りの旅への一
するために、どのように工夫し、展開していくのか、
歩を踏み出す。それは
「外への旅」
(グローバルイシ
それを考えるのがマーケティングの主題である。基
ューと経営戦略、国の見方、文化の見方、グローバ
礎概念を学び、現実の課題解決に沿ったケースス
ル組織の勘所)
と、
「内への旅」
(マインドフルネス、
タディを行うことで実践力を養成する。
リーダーシップ、自己認識)
の始まりである。
Doshisha Business School MBA program
13
専任教員・客員教員および担当科目(2016年度開講科目)
〈ビジネス専攻〉
教授 ビジネス研究科長
加登 豊
(50音順)
(かと ゆたか)
神戸大学大学院経営学研究科博士課程前期課程修了(経営学修士)、博士(経営学)
神戸大学大学院経営学研究科教授(元研究科長)を経て現職。現在バンドー化学株式会社取締役(独立役員)、小野薬
品株式会社取締役(独立役員)、神戸すまいまちづくり公社評議員、日本貨物鉄道株式会社第三者委員会委員長、石
原ケミカル株式会社独立委員を兼務。神戸大学名誉教授。これまでにノースカロライナ大学、コロラド大学、サン
ディエゴ州立大学、ゲント大学、ロンドンスクールオブエコノミクス、オックスフォード大学、マンチェスター大
学、シェフィールド大学にて客員研究員として研究に従事。
『管理会計』
『中小企業・地域経営特殊研究(起業マネジメント)』
『コストマネジメ
担当科目 <ビジネス専攻> 『経営戦略』
ント』
『ゼネラルマネジメント特殊研究(組織設計と組織構造)『
』プロジェクト研究 基礎』
専 門 分 野 管理会計、戦略的コスト・マネジメント、マネジメント・コントロール、事業創生戦略
教授
北 寿郎
(きた としろう)
名古屋大学大学院工学研究科機械工学専攻修士課程修了、工学博士
NTT研究所において、磁気ディスクにおける先駆的な研究を行う。NTT研究開発本部人事育成担当部長、広報渉外
部門長、知能情報研究部長、社会情報研究部長を歴任後、e-Japanのインフラとなる住民基本台帳ネットワークシス
テム構築の指揮を執る。
『
』製品・サービス開発イノベーション
(MOT科目)
』
担当科目 <ビジネス専攻> 『イノベーションマネジメント(MOT科目)
『オープンイノベーション』
『イノベーション特殊研究(経営ワークショップ)』
『プロジェクト研究 基礎・Ⅰ・Ⅱ』
<グローバル経営研究専攻> 『Strategic Management for Innovation and Change』
専 門 分 野 イノベーションマネジメント
教授
藏本 一也
(くらもと かずや)
関西学院大学法学部政治学科卒業
ミズノ(株)品質保証部長、
( 株)ミズノアベール社長、
( 社)消費者関連専門家会議理事長、内閣府や経済産業省の委
員などを歴任し、神戸大学大学院経営学研究科准教授を経て、2013年より現職。
( 独)国民生活センター紛争解決委
員会委員、関西TVオンブズカンテレ委員会委員長なども務める。
『コーポレート・ガバナンス』
『消費者問題』
『フィールドスタディ』
『プロ
担当科目 <ビジネス専攻> 『ビジネス会計学』
ジェクト研究 基礎・Ⅰ・Ⅱ』
専 門 分 野 コーポレート・ガバナンス、企業の社会的責任
教授
児玉 俊洋
(こだま としひろ)
東京大学経済学部卒業
通商産業省・経済産業省で、中小企業政策、地域産業政策を中心に実務と研究の両面に従事。特に、
「 産業クラスター
計画」の原型とされる首都圏西部地域における協議会組織の設立、経済企画庁において「景気ウォッチャー調査」の
創設に従事。研究職としては、埼玉大学大学院政策科学研究科助教授、独立行政法人経済産業研究所上席研究員、京
都大学経済研究所教授を歴任。日本政策金融公庫特別参与を経て2012年より現職。
『事業創造マネジメント』
『産業集積と立地戦略』
『中小企業経営演習』
担当科目 <ビジネス専攻> 『ベンチャー企業経営』
『プロジェクト研究 基礎・Ⅰ・Ⅱ』
専 門 分 野 産業クラスター、中小企業
14
教員による2017年度担当科目は一部変更があります。
決定次第ビジネス研究科ホームページに掲載します。
教員の履歴・研究業績は、
ホームページに掲載しております。併せてご覧ください。
URL:http://bs.doshisha.ac.jp/
教授
浜 矩子
(はま のりこ)
一橋大学経済学部卒業
前職は三菱総合研究所主席研究員。1990年から98年まで、同社初代英国駐在員事務所長としてロンドン勤務。帰国
後、経済動向に関するコメンテイターとして内外メディアに執筆や出演。
『内外マクロ経済環境(グローバル時代をどう読むか)』
『内外通貨金融環境
担当科目 <ビジネス専攻> 『ビジネス経済学』
(通貨と金融の国際経済学)『
』プロジェクト研究 基礎・Ⅰ・Ⅱ』
<グローバル経営研究専攻> 『Making Sense of the Global Economy』
専 門 分 野 国際経済学、国際金融論、欧州経済論
教授
Philippe BYOSIERE
(フィリップ ビオジェール)
ミシガン大学アンアーバー校 MA. Ph.D.
応用組織心理学者
(applied organizational psychologist)
として、
主に、
異なる部署間や国際的に比較してみた場合の、
組織における個人の役割に関す
る教授、
研究、
およびコンサルティングを行う。
ミシガン大学での様々な研究職および教職、
アンアーバーの交通研究機関での自動車分析部門の客員研
究教授職を経て現職。
その研究は、
the Handbook of Organizational and Industrial Psychology、
the Handbook of Organizational Learning and Knowledgeをはじめ、
International Business Research、
Project Management Journal、
Journal of Knowledge Management、
Women in Management Reviewなどの
ジャーナルに掲載されている。
米国ではパーデュ大学、
ラトガーズ大学、
ハワイ大学に在籍。
日本では先端科学技術大学院大学
(JAIST)
および一橋大学で、
ヨーロッパではルーベンや
マドリード等で研究職に従事する。
米国、
ヨーロッパ、
日本の民間団体、
公的機関において、
多数研究教育活動に携わる。在京都ベルギー王国名誉領事。
『組織イノベーション』
『ナレッジマネジメント』
『ゼネラルマネジメント
担当科目 <ビジネス専攻> 『リーダーシップ』
特殊研究(組織行動論)』
『プロジェクト研究 基礎』
専 門 分 野 知識創造とイノベーション、リーダーシップと組織行動、ジョブストレス
教授
藤原 浩一
(ふじわら こういち)
慶應義塾大学大学院商学研究科商学専攻博士課程修了
慶應義塾大学大学院修了後、弘前大学人文学部経済学科、福島大学経済学部助教授を経て現職。
地元企業、上場企業において戦略立案指導に携わる。
『コーポレートファイナンス』
『ミクロ経済分析』
『戦略的企業再生』
『金融
担当科目 <ビジネス専攻> 『ビジネス統計学』
工学』
『プロジェクト研究 基礎・Ⅰ・Ⅱ』
専 門 分 野 金融工学、統計学、経済学、技術経営
教授
村山 裕三
(むらやま ゆうぞう)
米国ワシントン大学修了、Ph.D.(経済学)
1982年にアメリカ経済史で博士号を取得後、野村総合研究所に勤務、アメリカ及びヨーロッパのハイテク企業の
調査研究に携わる。その後、関西外国語大学助教授、大阪外国語大学教授を経て現職。
『京都の伝統産業と文化ビジネス』
『国際関係と経営戦略』
『プロ
担当科目 <ビジネス専攻> 『企業の社会的・国際的役割』
ジェクト研究 基礎・Ⅰ・Ⅱ』
専 門 分 野 企業の社会的責任、経済安全保障、技術政策、文化ビジネス
Doshisha Business School MBA program
15
〈ビジネス専攻〉
(50音順)
教授
山下 貴子
(やました たかこ)
神戸大学大学院経営学研究科博士課程後期課程企業システム専攻修了、博士(商学)
東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士後期課程中退、博士(学術)
流通科学大学商学部、同大学大学院流通科学研究科博士後期課程教授を経て現職。
『広告・コミュニケーション』
『消費者行動』
『商品・ブランド開発』
『プロジェ
担当科目 <ビジネス専攻> 『マーケティング』
クト研究 基礎・Ⅰ・Ⅱ』
専 門 分 野 マーケティング、消費者行動
准教授
小橋 勉
(こばし つとむ)
名古屋大学大学院経済学研究科経営学専攻博士後期課程修了、博士(経済学)
大学院修了後、名古屋大学経済学部助手、愛知工業大学経営学部准教授を経て現職。
この間カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)にて客員研究員として研究に従事。
『中小企業・地域経営特殊研究(中小企業経営戦略)』
『組織間関係マネジ
担当科目 <ビジネス専攻> 『組織マネジメント』
メント』
『ゼネラルマネジメント特殊研究(組織行動各論)』
『プロジェクト研究 基礎』
専 門 分 野 組織間関係論、組織構造論、経営戦略論
准教授
野瀬 義明
(のせ よしあき)
神戸大学大学院自然科学研究科博士前期課程修了、修士(理学)
筑波大学大学院ビジネス科学研究科博士後期課程修了、博士(経営学)
1997年に大和総研へ入社。主に上場企業への経営コンサルティングと、M&A案件でのビジネスデューディリジェ
ンスに従事。2008年に大和SMBCキャピタル(現大和企業投資)に転籍。バイアウトファンドの投資担当者として
様々な買収案件に参画。2012年からは桃山学院大学経済学部に転じ、ファイナンスを担当。2016年より現職。
『ベンチャーファイナンス』
『投資戦略』
『会計・ファイナンス特殊研
担当科目 <ビジネス専攻> 『ビジネスファイナンス』
究(パーソナルファイナンス)』
『プロジェクト研究 基礎』
専 門 分 野 コーポレートファイナンスに関する実証分析
客員教授
鈴木 吉宣
(すずき よしのり)
慶応義塾大学商学部卒業
現職はオムロン株式会社代表取締役副社長CFO。立石電機株式会社(現オムロン株式会社)に入社後、経理・財務、米
国子会社コントローラ、グループ戦略室経営戦略部長、経営企画室長、オムロンオートモーティブエレクトロニク
ス株式会社代表取締役、
(兼)オムロン飯田株式会社代表取締役を歴任。
担当科目 <ビジネス専攻> 『グローバル企業経営』
専 門 分 野 財務・経理、企業戦略
16
教員による2017年度担当科目は一部変更があります。
決定次第ビジネス研究科ホームページに掲載します。
教員の履歴・研究業績は、
ホームページに掲載しております。併せてご覧ください。
URL:http://bs.doshisha.ac.jp/
客員教授
山内 麻理
(やまうち まり)
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)修士課程修了、博士(商学 慶應義塾大学)
JPモルガン証券会社など主に米系の金融機関を経て、2005∼2011年UBS証券会社勤務、ウェルスマネジメント部門・
商品開発責任者、マネージングディレクターを務める。2000年には取締役副社長としてITベンチャーの株式公開に参
画。東京証券取引所初の外国人CEOの誕生に貢献。2012年∼2013年カリフォルニア大学バークレー校客員研究員。
2015年∼ 仏・労働経済社会研究所客員研究員。主要著訳書に『雇用システムの多様化と国際的収斂−グローバル化へ
の変容プロセス』
(2013年第36回労働関係図書優秀賞受賞、2014年日本労務学会学術賞受賞)、
『「日本型」戦略の変
化̶経営戦略と人事戦略の補完性から探る』、
『外資が変える日本的経営−ハイブリッド経営の組織論』、
『コーチング
アクロスカルチャーズ』などがある。
担当科目 <ビジネス専攻> 『人的資源管理』
専 門 分 野 比較人的資源管理、比較コーポレートガバナンス、異文化マネジメント
客員教授
領内 修
1951年
1975年
1984年
85∼86年
90年
2004年
2006年
2009年
2014年
2015年
(りょうない おさむ)
奈良生まれ
早稲田大学法学部卒業後、
旧東京銀行に入行
米国の子銀行勤務
海外不動産投資や買収担当として、
種々の案件に関わる
帰国
大日本スクリーンに転籍
最高財務責任者
(CFO)
リーマンショックによる企業の最大危機を陣頭指揮で乗り切る
金融誌
「インスティテューショナル・インベスター」
ベストCFO選出
顧問 10月1日よりDBS客員教授
担当科目 <ビジネス専攻> 『イノベーション特殊研究(価値創造の財務戦略)』
専 門 分 野 企業経営課題を金融面で捉える
客員教授
森下 俊三
(もりした しゅんぞう)
名古屋大学大学院工学研究科修士課程(工学修士)
日本電信電話株式会社取締役設備企画部長、東日本電信電話株式会社代表取締役副社長、西日本電信電話株式会社
代表取締役社長、関西経済連合会副会長などを歴任し、現在は西日本電信電話株式会社シニアアドバイザー、大阪
ガス株式会社社外取締役。大阪府公安委員会委員長、一般財団法人関西情報センター会長、日本放送協会(NHK)経
営委員会経営委員なども務める。
Doshisha Business School MBA program
17
〈グローバル経営研究専攻〉
(50音順)
教授
飯塚 まり (いいづか まり)
同志社大学
(心理学)
、
スタンフォード大学MBA、
MA
(開発経済)
、
京都大学Ph.D.
外資系企業から、
世界銀行
(ワシントンDC)
、
アジア経営大学院、
立命館アジア太平洋大学を経て現職。
INSEAD
(仏)
他、
客員
研究員。
アジア各国での経営者トップセミナーを始めとして、
多国籍企業や50カ国以上出身のMBAを対象とした豊富な教
育経験を有する。
米国NLP協会準トレーナー。
グーグル発のマインドフルネスリーダーシップの公式トレーナー資格取得予
定
(日本人3名の内の一人)
。
日本能率協会Kaika Awards 審査委員。
日本グローバルコンパクト・アカデミックネットワーク
(J-GCAN)
会長。
同志社大学Well-beingリサーチセンター センター長。
担当科目 <ビジネス専攻> 『グローバル経営人材開発』
<グローバル経営研究専攻> 『Business and Society in the Global Context』
『 Responsible Leadership in the
Global Context』
『 Strategic Management』
『 Understanding Japanese Corporations』
『 Critical and Analytical
Thinking』
『Master Thesis and Research ProjectⅠ・Ⅱ・Ⅲ』
専 門 分 野 グローバル経営人材、国際経営戦略(含 グローバルイシューと経営戦略)、新興国の経営と組織、心理学(マインドフルネス等)と経営
教授
殷 勇
(イン ユウ)
東北大学大学院経済学研究科経営学専攻博士課程後期修了、経営学博士
山形大学教授を経て現職
現在は中国西北工業大学、西安理工大学、南京理工大学などの客員教授。
Asian Journal of Management Science and Applicationsなど三つの国際学術誌のExecutive Editor等を担当し、
The Asian Association of Management Science and Applicationsの会長(2013-2015)も務める。
『Foundations for Sustainable Management』
担当科目 <グローバル経営研究専攻> 『Operations Management』
『Operations Management in Asia』
『 National and Regional System of Technology and Innovation』
『Statistics』
『Critical and Analytical Thinking』
『Master Thesis and Research Project Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』
専 門 分 野 持続可能な生産システム、ものづくり経営学、経営定量分析
教授
Keith JACKSON
(キース ジャクソン)
Keith Jackson has a PhD from SOAS, University of London, where he has taught international management and public
sector management. He is a mentor for individual professional development has worked as a corporate consultant in
human resource management and cross-cultural business communications in Europe, the Middle East, Africa and Asia.
Keith is Honorary Visiting Research Fellow at Cass Business School, London, and Associate of both CIPD and CMI. He is
a founding co-editor and author of the Routledge 'Working in Asia series and reviews editor of Asia Pacific Business
Review, South Asian Journal of Global Business Research, and the China in Comparative Perspective Network (CCPN
Global).
『Sustainable Human Resource Management』
『Human
担当科目 <グローバル経営研究専攻> 『People and Organizations』
Resource Management in Asia』
『Business Research Methods』
『Critical and Analytical Thinking』
『Master Thesis and
Research Project Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』
専 門 分 野 Sustainability、Leadership Development、Human Resource Management、Professional Development
(Mentoring)、Public Sector Management、Research Methods
教授
須貝 フィリップ
(スガイ フィリップ)
早稲田大学 Ph.D. 、ニューヨーク大学スターンスクールMBA、タフツ大学BA
国際大学国際経営学研究科教授を経て現職。
『 Sustainable and Responsible Marketing』
『 e-Marketing』
担当科目 <グローバル経営研究専攻> 『Marketing』
『Marketing Research』
『Critical and Analytical Thinking』
『Master Thesis and Research Project Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』
専 門 分 野 Global Marketing、Innovation、Responsible Marketing
18
教員による2017年度担当科目は一部変更があります。
決定次第ビジネス研究科ホームページに掲載します。
教員の履歴・研究業績は、
ホームページに掲載しております。併せてご覧ください。
URL:http://bs.doshisha.ac.jp/
教授
Colin DAVIS
(コーリン デービス)
Bachelor of Commerce, Honours Economics, Saint Mary s University
Master of Economics, Graduate School of Economics and Business Administration, Hokkaido University
Doctor of Philosophy, Economics, Graduate School of Economics and Business Administration, Hokkaido
University
神戸大学大学院経済学研究科准教授を経て現職。
担当科目 <グローバル経営研究専攻> 『Finance-001』
専 門 分 野 Economic Growth、International Trade
准教授
Manish SHARMA
(マニーシュ シャルマ)
Studied and taught at some of the premier academic institutions including Jawaharlal Nehru University,
University of Tokyo, London School of Economics, Chuo University and Temple University.
Holds a PhD in financial economics.
Previously worked for a major investment bank as Director in the Corporate Finance Department. At their
Tokyo head office, worked on M&A/ Capital Market/PE transactions, though mostly on sector agnostic
basis. Also delved in government think tank, management consulting, corporate advisory, news
broadcasting, academic/corporate research and business teaching.
Co-founder of a rural education initiative in central India.
『Business Economics』
『Economics for Sustainable Development』
担当科目 <グローバル経営研究専攻> 『Finance-002』
『Investment in Asia』
『Critical and Analytical Thinking』
『Master Thesis and Research Project Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』
専 門 分 野 Financial Economics、Indian Economy、Emerging Markets、Sustainability、Corporate Finance、Investment
Banking、Capital Markets、Mergers and Acquisitions、Risk Management、Behavioural-Finance
准教授
Adam JOHNS
(アダム ジョンズ)
オーストラリア国立大学(ANU) PhD(公共政策)
早稲田大学大学院商学研究科 修士(商学)
立教大学経営学部助教を経て現職。
『The Business of Fashion Industry』
担当科目 <グローバル経営研究専攻> 『Cultural and Creative Industries』
『Marketing in Asia』
『Writing Skills for Effective Communication』
『Critical and Analytical Thinking』
『Master Thesis and Research Project Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』
専 門 分 野 国際マーケティング、国際経営戦略、文化と創造性産業、公共政策
准教授
竹田 宗継
(たけだ むねつぐ)
同志社大学商学部卒業
サンダーバード国際経営大学院 MBA
1980年より2010年までパナソニック(株)勤務。パナソニック・アメリカ社デバイス営業担当(米国駐在8年)、パ
ナソニック・ヨーロッパ社コーポレート・コミュニケーション担当(イギリス・ドイツ駐在3年)、本社グローバル企
業宣伝室室長などを経て2011年より現職。
『Master Thesis and Research ProjectⅠ・Ⅱ・Ⅲ』
担当科目 <グローバル経営研究専攻> 『Japanese Business Practices』
専 門 分 野 国際経営、異文化ビジネスコミュニケーション
Doshisha Business School MBA program
19
公開講座・特別講座
一般の方にもご参加いただける公開講座や授業公開の他、ビジネス研究科に属していることにより特別に参加できる
セミナーや特別講座などを幅広く開催しています。ビジネス研究科所属の教授陣が、各分野のホットな話題について、
多彩な切り口と的確な分析で今後の展望をご提示します。時に、本研究科での授業を擬似体験していただけます。また、
多方面の企業との交流セミナーや他大学講師の特別講義など、幅広い知識修得や価値創造を体感することができる画
期的な企画を開催しています。2015 年度には下記のような講座を開催しました。今後のイベントについては決定次第、
ビジネス研究科ホームページに掲載します。
MBA公開講座 後援:京都リサーチパーク株式会社
●『地球時代を事業創造で生き抜く』
実施日:2015年8月4日(火)
成長のための経営戦略講座2015:公益財団法人京都産業21と共同企画
京都府内製造業・情報通信業の中小企業経営層、幹部候補者を主対象とする
● 第 1 回『イノベーションマネジメント①』(コアコンピタンスとビジネスモデルについて)
実施日:2015年9月1日(火)
● 第 2 回『イノベーションマネジメント②』(オープンイノベーションと組織能力について)
実施日:2015年9月15日(火)
● 第 3 回『中小企業ファイナンス①』(中小企業の資金調達について)
実施日:2015年10月6日(火)
● 第 4 回『中小企業ファイナンス②』(財務視点からの企業経営について)
実施日:2015年10月20日(火)
● 第 5 回『中小企業の事業創造①』
(新事業の方向性を考える上での基本的な枠組みについて)
実施日:2015年11月10日(火)
● 第 6 回『中小企業の事業創造②』
(新事業とその実現に向けた経営資源の強化について)
実施日:2015年11月24日(火)
● 第 7 回『自社の成長戦略レポート』発表・ディスカッション
実施日:2015年12月15日(火)
22
2015 秋のMBA連続公開講座 協賛:公益財団法人京都産業21
● 第 1 回『マネジメントコントロールと経営戦略』
実施日:2015年9月26日(土)
● 第 3 回『国境無き時代の経済と経営
∼共感の経済学の視点から∼』
実施日:2015年11月28日(土)
● 第 2 回『企業のマーケティング戦略と消費者』
実施日:2015年10月24日(土)
(出所)京都府産業支援センター「クリエイティブ京都M&T」
2015年12月号(No.117)
育休MBA (職場復帰を控えた育児休暇中の女性を対象とした特別講義)
●『組織論∼日本企業が革新を産むために』
実施日:2015年12月12日(土)
京都先端企業シリーズセミナー第2期:最高財務責任者の考える企業価値創造
● 第 1 回『リスクの可視化とコントロール』
実施日:2015年12月13日(日)
● 第 2 回『ガバナンスコードに見る企業価値向上』
実施日:2016年1月17日(日)
● 第 3 回『企業経営の原点 ̶ Open and Fair の重要性』
実施日:2016年2月21日(日)
● 第 4 回『持続的な企業価値の向上』
実施日:2016年3月6日(日)
● 第 5 回『経営統合と企業価値』
実施日:2016年4月17日(日)
同志社ビジネススクール公開セミナー
●『オープンイノベーションの新たなアプローチ ̶GitHub を活用したサービス・製品開発̶』
実施日:2016年1月11日(月・祝)
トライアル講義
GitHub を活用したオープンイノベーション実践講座
● 第 1 回『GitHubの主要機能と実際の活用方法』
実施日:2016年2月11日 (木・祝)
● 第 3 回『GitHub活用に適した組織文化と大企業での活用事例』
実施日:2016年3月12日 (土)
● 第 2 回『GitHubを使ったオープンイノベーション活動』 ● 第 4 回『GitHubを使ったサービス・製品開発成果の発表』
実施日:2016年2月27日 (土)
実施日:2016年3月26日 (土)
Doshisha Business School MBA program
23
同志社MOT(Management of Technology)コース(ダブル・ディグリー)
3年間でビジネス修士(専門職)と修士(工学/理学)の2つの学位が取得できます
同志社大学大学院ビジネス研究科と理工学研究科で
単位修得例
1年目
14
単位
る優れた人材を養成するため、
高度で実践的な教育研究
春学期
は、技術を経営に生かし企業のイノベーションを促進す
ビジネス研究科修了後理工学研究科へ進学する場合
ビジネス研究科
14単位
を行う技術経営コースを設けています。
本コースは、
両研
年間でのダブル・ディグリー取得を可能とするもので、
本
なお、本コース修了者には、ビジネス研究科を修了し
点で修士
(工学)
もしくは修士
(理学)
の学位が授与される
とともに、本コースの修了証が交付されます。
6単位
6
6単位
46単位
10単位
6
66
単位
始まります。
(右の単位修得例参照)
続いて理工学研究科に進学し理工学研究科を修了した時
理工学研究科
30単位
※1 ビジネス研究科在籍中にMOT分野の指定科目を修得した場合は、理工学研究科修了必要単位数に
6単位を上限として算入されます。
また、
ビジネス研究科2年次に理工学研究科に設置された研究実
験Ⅰ・Ⅱ
(計4単位)
を履修しなければなりませんが、
これは、
ビジネス研究科、
理工学研究科とも修了必
要単位数に算入されます。
※2 ビジネス研究科在籍中にも、理工学研究科設置科目を履修することができます。
これらはビジネス研
究科の修了必要単位数には算入されませんが、理工学研究科へ進学した際には既修得単位として理
工学研究科修了必要単位数に算入されます。
国際連携プログラム
ビジネス研究科は、
下記のような大学院との間で単位互換等の提携を行っ
ています。
詳細は、
ビジネス研究科事務室へお問合せください。
ヨーテボリ大学大学院 School of Business, Economics and Law,
University of Gothenburg
ヨーテボリ大学経済商法学部図書館
19世紀、
スウェーデン第2の都市、ヨーテボリに設立。独立したビジネスス
クールとして国際的視野を持つ人材育成を目標とする、由緒ある大学院です。
Faculty of Economics and Social Sciences,
テュービンゲン大学経済社会学研究科 University of Tuebingen
1477年創立。ドイツ政府によりエクセレンス・イニシアティブに採択され、エ
クセレンスの称号を受けた、ドイツにおいて最も権威のある大学のひとつです。
テュービンゲン大学の新講堂
Daniels College of Business,
デンバー大学ダニエルズカレッジオブビジネス University of Denver
1864年、ロッキー山脈の麓、コロラド州デンバーに設立。1908年にビジネ
ススクールを開設して以来、世界のトップビジネススクールに名を連ね、MBA
教育の評価・認証機関であるthe Association to Advance Collegiate Schools
of Business (AACSB)によって認定されたビジネススクールのひとつです。
24
︵最小必要単位数︶
研究科1年次生の秋学期から理工学研究科科目の履修が
12
4単位
2単位
単位
︻修了必要単位数︼
の計3年間同志社大学大学院で学ぶこととなり、ビジネス
た時点でビジネス修士
(専門職)
の学位が授与され、引き
2単位
(MOT指定科目)
単位
本コースでは、ビジネス研究科2年、理工学研究科1年
14
(研究実験)
秋学期
本コース履修に必要な知識、適性等の判定を行います。
2単位
修士論文
の入学試験を行います。入学試験では、面接試験により
4単位
(研究実験)
※1
春学期
3年目
ビジネス研究科に入学した年度の7月頃に本コースへ
4単位
※2
4単位
(MOT指定科目)
単位
秋学期
コースの概要
4単位
単位
界からのMOT人材育成の要望に応えるものです。
14単位
フィールドスタディ
含む
ソリューションレポート
2年目
春学期
学におけるMOT教育の水準向上に資するとともに、
産業
14
単位
秋学期
究科における履修課程をシームレスに結ぶことにより、
3
デンバー大学ダニエルズカレッジオブビジネス
グローバル経営研究専攻(修士課程)
グローバル経営研究専攻の特色
2014年度、
ビジネス研究科では、英語で学位を取得することができるグローバルMBAコースを更に発展・充実させ、
新たに「グローバル経営研究専攻」を設けました。本専攻は、英語での授業や多様な留学生と触れ合うグローバルな環境
を提供し、MBA取得に意欲のある日本人学生と、世界各国からの留学生とが共に学び、将来は日本企業等の国際化に貢
献することが期待されています。
また、社会的使命を持つ国際ビジネスリーダーとして様々な課題に対応できる経営知識
修得を目指します。
人材養成目的
ビジネス研究科グローバル経営研究専攻修士課程は、
グローバル化の中で社会的使命を持ち、
サステナビリティとグリーンビ
ジネス、文化と創造性ビジネス、
アジアビジネスへの理解と研究を通して、国際ビジネスリーダーとして必要な視点や能力を身に
付けて、
日本と母国の経済発展を支える人物の養成を目的とする。
中心的学問分野
Sustainability and Green Business
サステナビリティとグリーンビジネス
Cultural and Creativity
文化と創造性ビジネス
Business in Asia
アジアビジネス
日本を含むアジア各国固有の経営システムへの理
経済発展と環境問題、環境マネジメントの課題な
ポップカルチャー、ファッション、アニメ、伝統
どを包摂し、実際の経営と地球環境の諸問題を探
文化などの産業を中心に、多様な文化、発展の傾
解、比較研究を軸に、アジアビジネスが世界に果
求する。
向を比較分析し、社会との関係性を解明する。
たす役割を制度論的に追及する。
グローバル経営研究専攻のより詳しい内容に関しては…
U R L http://gmba.doshisha.ac.jp/en/ E-mail [email protected]
Doshisha Business School MBA program
25
学習環境
「学びのオアシス」
を目指して
教室やラウンジ、図書室などの学習環境を整備しハード面でも充実したサポート体制で学習を支援しています。
対面式階段教室
全席に情報コンセントおよび電源が備え付けられています
まなびや
最新の設備をもつ学舎
通学に便利な立地
教 室
教室は、対面式の階段教室で、学生と教員が、
あるいは
同志社大学今出川校地の北西に位置する寒梅館の2
学生同士がコミュニケーションをはかりやすいように設計さ
階・3階に、ビジネス研究科の本校があります。京都駅か
れています。
すべての教室で無線LANが使用できるほか、
プ
ら地下鉄で10分という好立地にある学舎は、忙しいビジ
ロジェクター等の機器も完備されています。
まなびや
ネスパーソンには好適です。
寒梅館2階には教室が、3階にはラウンジ、プロジェクト
ルーム、図書室、教員研究室、事務室等があります。また、
寒梅館は大小さまざまな会議室やイベントホール、レスト
ランなどの施設も備えています。
24時間利用できる専用スペース
知的な交流空間
寒梅館3階のビジネス研究科専用スペースには、
ラウン
ジやプロジェクトルーム、図書室などの施設があり、24時
間・365日利用可能です。勤務後に立ち寄り学習する学生
もみられます。深夜まで学習する学生のためのセキュリティ
ー管理も万全です。
ここは、学習を効果的におこなうための
機能性だけでなく、知的な交流空間としての雰囲気を大切
に考えた設計となっています。
(随時見学も可能です)
ビジネススクール教室棟への
エントランス
土日も営業している寒梅館レストラン
26
ラウンジ
もうひとつの議論の場
ラウンジ・プロジェクトルーム
様々なキャリアをもつ学生が、教室を離れて自由に議
論ができるもうひとつの交流空間、それがラウンジとプ
ロジェクトルームです。
ラウンジには、数名のグループで議論をおこなった
り、データベースを利用しながら意見交換ができるよう
図書室パソコンコーナー
LANを完備した大小多数のテーブルが置かれています。
また、個人専用のロッカーも設置されています。
プロジェクトルームでも、LANやプロジェクターを利
用して議論やグループワークを行うことができ、ラウン
ジと同様、日曜や祝日にも活発に利用されています。
大阪サテライト・キャンパス
働きながらMBA取得を目指す社会人にとって、オフィ
スからキャンパスまでの距離や移動時間は重要なポイン
トです。ビジネス研究科では、今出川校地(寒梅館)の
ほかに、大阪(梅田)のサテライト・キャンパス内に教室
を設け、大阪付近に勤務している人にも学びやすい環境
を整えています。
大阪サテライト・キャンパスでは、平日の夜間(6限・
7限18:25∼21:35)に今出川本校と同じ教員による同じ
授業を開講しています。
ラウンジ
大阪サテライト・キャンパスには、教室のほか、パソ
コンを設置したラウンジや、教科書や専門書、辞書など
を配備した閲覧室があり、学習をサポートしています。
プロジェクトルーム
大阪サテライト・キャンパス
24時間利用可能な専用図書室
経営戦略、
マネジメント、
マーケティング、会計、
ファイナン
ス、情報、その他関連分野の図書・雑誌等を所蔵していま
す。
ビジネス研究科学生専用のデスクトップパソコンや、有
線・無線のLANも完備され、蔵書検索や各種オンラインデ
ータベースの利用も可能です。静かで広々とした閲覧スペー
スには、55席の閲覧席が設置されています。
大阪サテライト・キャンパスパソコンコーナー
シニアアシスタント(SrA)制度
ビジネス研究科修了後も講義に参加し、最新のビジネ
ス教育を受けることができる充実したフォローアップ制
度です。社会のさまざまな分野で活躍している修了生が
講義に参加することで議論の高度化、活性化に繋がると
共に、修了生と現役生そして教員間の交流による新たな
図書室
ネットワークの構築が期待できます。
Doshisha Business School MBA program
27
2017年度募集概要
ビジネス研究科ビジネス専攻(専門職学位課程)
募集人数 30名
修業年限
2年を標準としますが、3年修了もできます。
1年修了を希望する場合は問い合わせて下さい。
入試概要
■ 対象(出願資格)
大学卒業またはそれと同等の学力※を有し、入学時に原則として 3年以上の実務経験を有する方。
ただし、1年修了コースを希望する方は、入学時に5年以上の実務経験およびTOEICスコア700点以上等の英語能力を有し、
入学後、昼夜にわたって勉学に専念できる環境にあることなどの条件を満たす必要があります。
※出願に先立って出願資格の認定が必要です。所定の期日までに申し出て、出願資格の認定審査を受けてください。
■ 入学者選抜 第1次選考(書類選考)/第2次選考(口述試験):第1次選考合格者についておこないます。
■ 入学試験日程
項
目
秋期実施入試
春期実施入試
出願期間
2016年8月22日(月)∼8月29日(月)
2017年1月6日(金)∼1月13日(金)
第 1 次選考
選考結果を2016年9月3日(土)付で、
本人あてに郵送します。
選考結果を2017年1月21日(土)付で、
本人あてに郵送します。
第 2 次選考
2016年9月10日(土)、11日(日)のうち、
大学が指定するいずれか1日。
2017年2月11日(土・祝)、12日(日)のうち、
大学が指定するいずれか1日。
合格者発表
2016年9月16日(金)
2017年2月17日(金)
上記入学試験のほか、ビジネス研究科ビジネス専攻では「企業・団体等推薦入試」
「本学学部在学生推薦入試」および「外国人
留学生入試(留学生別科生推薦を含む)」を設けています。出願資格、日程等が異なりますので、それぞれの入試要項または
ホームページでご確認ください(入試要項請求方法は、最終頁参照)。
■ 企業・団体等推薦入試
所属企業等よりビジネス研究科への派遣の推薦を受けた方を対象に「企業・団体等推薦入試」を実施しています。「企業・団
体等推薦入試」では、出願の日程や要件が上記の入試と異なりますので、事前にビジネス研究科事務室へお問い合わせのう
え「企業・団体等推薦入試要項」をご請求ください。
■ 本学学部在学生推薦入試
本学の社会学部・法学部・経済学部・商学部・政策学部在学生で学部長推薦を受けた方を対象とし、若干名受入れます。
詳しくは、
「学部在学生推薦入試要項」をご請求ください。学部長による推薦書については所属の学部事務室へお問い合わ
せください。
■ 外国人留学生入試(本学留学生別科生推薦を含む)
詳しくは、「同志社大学大学院外国人留学生入試要項」をご請求ください。
■ ビジネス研究科グローバル経営研究専攻(修士課程)(本パンフレット P.25参照)
上記入試制度以外にグローバル経営研究専攻(募集人数45名)の入試を設けています。
詳しくはホームページ(http://gmba.doshisha.ac.jp/en/)を参照してください。
入試説明会
ビジネス研究科では「オープンスクール」
(入試説明会、模擬授業、個別相談、施設見学他)、
「入試説明会」および「授業公開」
などをおこなっています。日程等はホームページにてご確認ください。また、本研究科の授業は、「MBA公開講座」
(本
パンフレット P.22参照)でも疑似体験していただけます。
28
学 費
■ 学生納付金
2017年度入学生の学費は、決定次第公表します。
(http://www.doshisha.ac.jp/admissions_guraduate/payment/pgs.html)
(参考)2016 年度入学生の学生納付金は以下のとおりです。(単位:円)
2年修了の場合の標準学費
第 1 年次
入 学 金
第 2 年次
280,000
48,000 46 単位
単位授業料
教育充実費
220,000
総計
(2年間)
220,000
2,928,000
3年修了の場合の標準学費
第 1 年次
入 学 金
第 2 年次
第 3 年次
280,000
単位授業料
48,000 46 単位
教育充実費
220,000
220,000
総計
(3年間)
110,000
3,038,000
奨学金制度(2016年度)
名 称
種類
金 額
同志社大学 貸与 ①一般貸付 30,000円以内
短期貸付金 (無利子) ②特別貸付 100,000円以内
対 象
家計基準(*1)
成績基準
やむを得ない事情で、一時的に
採用 願書
[出願] 交付
(2015年実績)
(*2)
①0
②0
生活費支弁が困難になった者
月額
本人および配偶者の
日本学生支援機構
下記金額から選択制
貸与
収入金額の合計額
大学院
50,000円
(無利子)
299万円以下
第一種奨学金
88,000円
成績が特に優れ、
学術研究者として
適格と認められる者
出願
期間
採否
決定
緊急の場合に随時
(事務室開室時間)
(*3)
第一種
264
うち追加採用
3月
11
月額
成績が平均水準以上 [266] 下旬
下記金額から選択制
日本学生支援機構
∼
50,000円 本人および配偶者の で、特定の分野に
おいて特に優れた
第二種
貸与
大学院
80,000円 収入金額の合計額
資質能力があると
26
第二種奨学金 (有利子)
100,000円 536万円以下
認められる者
[132]
130,000円
150,000円
4月
7月
上旬
上旬
備 考
一般貸付の返還は3か月以内、
特別貸付は10か月以内の月賦返還
標準修業年限まで貸与
借用総額により異なるが修了後
10∼20年以内に返還
新入生には、初回振込時、10万円、
20万円、30万円、40万円、50万円
から選択して増額可能な制度あり
第二種奨学金の利率は3%を
上限として変動
外国人留学生は出願不可
第一種奨学金には「特に優れた業
績による返還免除」制度あり
(*1)採用人数に限度があるため、上記基準内であっても採用されない場合があります。
(*2)全課程の全研究科採用者数
(*3)博士前期課程・修士課程(専門職学位課程のうちビジネス研究科含む)の全研究科採用者数
教育訓練給付制度
ビジネス研究科ビジネス専攻(専門職学位課程)は、
「教育訓練給付制度」の対象講座として指定されています。この制度は、
一定の条件を満たす雇用保険の一般被保険者(在職者)または一般被保険者であった方(離職者)が、ビジネス研究科ビジネ
ス専攻(専門職学位課程)に正規学生として入学し、修了後本人が公共職業安定所(ハローワーク)へ申請することにより教
育訓練経費の一部が教育訓練給付金(上限10万円<支給要件期間3年以上>)として支給されるものです。なお、雇用保険
の状況により支給を受けられない場合もありますので、受給資格要件の詳細等についてはお近くのハローワークにてお尋
ねください。
Doshisha Business School MBA program
29
サポート
入学前から修了まで、多様なニーズに対応する充実したサポート体制
ビジネス研究科には、様々な職務経験をもつ社会人から、大学生まで、幅広い年齢層の多様な人々が入学し、個々人の
学ぶ目的やキャリア目標なども多様です。
このような多様性に富むビジネススクールという特徴を踏まえて、入学前から
修了まで、多様なニーズに対応する充実したサポート体制を整えています。
在学中の学習指導・支援
入学相談
入学後、修了までは、一貫して専任教員が様々な指導や
ビジネス研究科には、
「DBSでは何を学
相談に当たります。各人のキャリアデザインに対応する履修
ぶことができるのか」
「仕事との両立や、学
計画の策定や専門分野に関する指導ばかりではなく、研究
ぶためにはどのくらいの時間的余裕が必
科での生活全般にわたる相談・アドバイスを行います。
要か」など様々な入学に関する相談が寄
また、在学中に英語能力を向上させるため
「課外英語学
習プログラム」
を提供しています。
ビジネス英語の能力向上
のためのオンライン学習を、定期的なスクーリングによって
サポートします。
立元 義弘
たちもと よしひろ
企業派遣担当
プログラムディレクター
せられます。
このような相談に対応するた
め、適宜入試説明会を開催するほか、
オー
プンスクールを実施し、実際の授業を体
験していただく機会を設けています。
説明には、専任教員ならびに専門のプログラムディレクタ
課外英語学習プログラム
オンライン英語自習プログラムと対面授業を
組み合わせた英語力養成プログラムを提供
みなさんはDBSで国際ビジネスの高度専門知識を修得
していきますが、その知識と技術を国際ビジネスの場で展
ーが当たり、入学に関する個別の相談に常時対応する体制
を整えています。
また、留学生や海外ビジネススクールとの
連携についても相談に応じています。
企業派遣をお考えの方については、企業派遣担当のプロ
グラムディレクターが窓口となり、企業を訪問しての説明に
も対応しております。
開するときには英語が必須・不可欠になるでしょう。
しかし、
高度な英語力というより前に考えるべきことがあります。
コ
ミュニケーションは1人では成り立ちません。常に他者、相
キャリアアドバイス
手を意識して、理解し合えるよう考える必要があります。
こ
企業で長年様々な業務に携わってきた
のプログラムe-learningという
「自習」
プログラムに
「対面」
経験豊かなアドバイザーが、
ビジネス研究
授業が組み込まれている意味もそこにあります。
「 対面」授
科専従のキャリアアドバイザーとして、企
業では、
自然に個人での学習から他者とのコミュニケーショ
業内におけるキャリアパスに関する相談、
ンが必要になります。
さらに、
コミュニケーションは、
ただ
「英
語で話せればいい」
というだけではありません。前述のよう
に他者の
「気持ち」
「背景(文化)」
などを考慮した言葉づか
青木 洋二
あおき ようじ
キャリアアドバイザー
新たなキャリアに向けての相談など、
キャ
リアに関する様々な相談に応じています。
また、本学キャリアセンターにも、
キャリア
い
(語法・表現)、
その基礎となる文法・発音も意識する必要
カウンセラーやアドバイザーが常駐し、
いろいろなアドバイ
があります。
これらをビジネス英語の側面から確認、確立し
ス、情報提供を行っています。寒梅館3階には、
キャリア関連
ていきたいと思います。
の資料を集めたコーナーも設けています。
DBSで学ぶ皆さんにとって、
現代の、
そして次世代の国際社
会で活躍するためのプログラムになることを祈念しています。
様々な機会を通じて本研究科の紹介・入学相談を実施しています。
●授業公開:本研究科の実際の授業の一部を聴講していただけます。
山田 正義
やまだ まさよし
関西大学・近畿大学非常勤講師
主な共著書:
「英語百科」
「TOEIC ® TEST
470レベル文法・語法・語彙」
「同 600レベ
ル」
「同 730レベル」
「Score High on the
TOEIC ® Test」
「ジーニアス英和辞典第4
版」
「ジーニアス和英辞典第3版」
「ジーニア
ス英和辞典第5版」
「ジーニアス英和辞典活
用問題集」
32
●オープンスクール:専任教員、修了生・在校生が本研究科の説明や
入学相談に応じます。
●入試説明会:秋・春それぞれの入試について説明をいたします。
※日程等詳細につきましてはビジネス研究科ホームページ
(http://bs.doshisha.ac.jp/)をご覧ください。
●個別相談:常時受けつけています。
相談をご希望の方は下記へご連絡ください。
TEL:075-251-4600/FAX:075-251-4710
E-mail: [email protected]
問合せ・入試要項請求
同志社大学大学院ビジネス研究科
〒602-8580 京都市上京区今出川通烏丸東入
TEL 075-251-4600 FAX 075-251-4710
E-mail [email protected]
URL h t t p : / / b s . d o s h i s h a . a c . j p /
ビジネス研究科ホームページの「お問い合わせ・資料請求」ページより請求してください。
( 無料)
http://bs.doshisha.ac.jp/inquiry/inquiry.html
今出川校地 寒梅館
今出川校地 寒梅館
〒602-8580 京都市上京区今出川通烏丸東入
TEL 075-251-4600
地下鉄
「今出川」
駅/徒歩1分
京阪
「出町柳」
駅/徒歩15分
E-mail [email protected]
URL http://bs.doshisha.ac.jp/
大阪サテライト・キャンパス
阪急梅田駅
阪急百貨店
駅
大阪
JR
西梅田駅
四ツ橋筋
ヒルトン
大阪
大阪
マルビル
四ツ橋筋
〒530-0001
大阪市北区梅田1-12-17
梅田スクエアビルディング17階
阪神百貨店
第1ビル
第2ビル
2016.6.3500
梅田スクエア
ビルディング
第3ビル
JR東西線
北新地駅
堂島川
京阪中之島線
TEL 06-4799-3255
JR線
「大阪」
駅/徒歩3分
曾根崎警察署
土佐堀川