(平成28年10月1日発行)[PDF:11MB]

ふじみ野市環境情報誌
はらっぱ
第7号
10・22
環境フェア
ふじみ野市環境情報誌はらっぱ 第 7 号
平成 28 年 10 月 1 日発行
発行 ふじみ野市環境情報ネット
協力 ふじみ野市環境課 〒 356-8501 ふじみ野市福岡1-1-1 TEL 049-262-9021
もくじ
1P ■巻頭言 /
環ふじみ野グリーンサミットを開催しよう
2~4P ■特集 / 食品ロス
もったいない!食べられるものを
捨てていませんか?
4P ■ふじみ野市・三芳町環境センター稼動 ■イベント情報 11・26 新河岸川清掃活動
5P ■市内散策マップ
上福岡駅東口~長宮氷川神社方面
6P ■市立鶴ケ丘小学校環境活動紹介
7P ■市内環境団体紹介 / 織部塚等景観保存会
■イベント情報 10・22 環境フェア
8P ■エコ企業訪問 / 日本無線硝子株式会社
かん
環ふじみ野グリーンサミットを開催しよう
みどり豊かなまちづくりの実現にむけて
ふじみ野市の環境を守ろうとする市民活動は、近
年盛んになってきたように思われます。
新河岸川では「舟運・ふじみんの郷」や「花と緑
の部会」が周辺の環境整備や美化活動を、大井地区
では「おらほう来ねか大井郷」や「ふじみ野こども
エコクラブ」などが大井の自然や歴史文化を掘り下
げた活動を。また、
「織部塚(一本松)等景観保存会」
が発足して織部塚の保存と周辺の景観整備に尽力し
ています。下福岡地区では「エコ田んぼ NORA」が
文京学院大学や環境団体とつながり自然農法による
米づくりに取り組んでいます。昨年は「福岡中央公
園を愛し育てる会」が福岡中央公園に見事な花壇の
帯を作りあげました。また、
「文京学院大学環境教
育研究センター」は学生たちによる環境まちづくり
に取組んでいます。その他にも、独自の環境活動を
展開している市民団体が数多く存在しています。
しかしながら、多くの市民にはこれら団体の活動
がよく知られていないのが現状のようです。また、
それぞれの団体活動がつながらない、広がらないと
いう悩みも見え隠れしています。
ふじみ野市の地図をひろげると、緑地が意外にも
市の周辺地域に分散しているのに気がつきます。新
河岸川の緑地や権現山は川越市と境を接している
し、八丁緑地の雑木林も川越市と隣接しています。
大井弁天の森のお隣は三芳町です。また、その間を
流れる砂川堀は三芳町の斜面林と接し、市内の縦横
に数多くの公園や緑地・緑道が点在しているのが判
ります。つまり、まとまった緑地こそ少ないものの、
こうしてみると各々がみどりの回廊としてつながる
貴重な存在であることに気づくのです。
ふじみ野市環境情報ネット
野瀬 祥男
ちょっと古くなりますが、2012 年に環境学習部
会という市民団体の主催で「こんな “ まち „ に住み
たいな!」というタイトルのワークショップが開催
されました。そこで多くの人たちに支持された「住
みたい “ まち „」とは「緑豊かな潤いある “ まち „」
でした。つまり、参加した人たちの多くはふじみ野
市が緑豊かなまちだと認識していない。だからこそ
「住みたい “ まち „」として「緑豊かな潤いある “ ま
ち „」を求めたのだと思うのです。
市の都市計画マスタープランには「自然資源や景
観要素を都市計画へ積極的に位置づけ、水辺拠点と
緑地拠点を連結してうるおい・やすらぎ空間として
ネットワーク化を進める」( 要約 ) とうたわれていま
す。
私は水辺拠点と緑地拠点を連結してネットワーク
化を進めるためには、市内環境団体のネットワーク
化を進めることが必要だと考えています。個々に活
動している環境団体が情報を共有して、ノウハウを
提供しあい、既存緑地をより豊かなものにして、緑
地空白地域の解消を図ることができたら、緑豊かな
まちづくりの大きな前進になるのではないでしょう
か。つまり、“ 環ふじみ野グリーンベルト ” を完成
させることです。
そのために、市内環境団体による “ 環ふじみ野グ
リーンサミット ” の開催を提案します。
幸い今年 10 月に新環境センターがオープンしま
す。新環境センターが “ 環ふじみ野グリーンベルト ”
の結び目として機能することができたら素晴らしい
と思うのです。
1
ふじみ野市環境情報誌はらっぱ 第 7 号
特集●食品ロス もったいない!食べられるものを捨てていませんか? もったいない!
食べられるものを捨てていませんか?
全世界で生産される食糧の 3 分
の1にあたる 13 億トンの食糧
が廃棄されています。その一方
で世界の9人に1人は健康を維
持するために必要な食事をとる
ことができないのです。
年間 642 万トンをも捨てている!
食べること、それは私たちの生活に欠かすこと
のできないことです。エネルギーをとり入れ、か
らだを維持していくためには食物を食べることが
必須ですが、それ以上に私たちは、おいしいもの
を食べて至福のひと時を過したり、家族や仲間と
の食事の中で団らんのひと時を楽しむことができ
ます。
スーパーやコンビニへ行けば、様々な食べもの
がたくさん並んでいます。
「おいしそうだから」
「値
段が安かったから」とつい余分に買ってしまい、
食べきれずに捨ててしまうことがありませんか。
食事を残したり、食べられる物を捨てたりすると
よく耳にしたのが「もったいない」という言葉で
した。忘れかけた日本のこの言葉「MOTTAINAI」
を世界の合言葉に提唱したのが、ケニヤ人の女性
ノーベル賞受賞者ワンガリ・マータイさんでした。
私たちはいったいどれぐらいの食品を無駄にし
ているのでしょうか?
本当はまだ食べられるのにもかかわらず捨てら
れている食べもの ( これを「食品ロス」といいま
す ) は、世界全体で 13 億トン。それは全世界で生
産される食糧の3分の1にものぼります。その傍
らで世界人口の9人に1人のひとたちは、健康を
維持するために必要とする食事を、とることがで
きないのです。
2
日本では年間約 642 万トンもの「食品ロス」(
平成 24 年度 ) が発生しています。これは、世界で
食糧難に苦しむ人々に国連食糧計画が人道援助し
ている量、390 万トンをはるかに上回る食料を捨
てていることになるのです。
それを国民一人当たりに換算すると、毎日おに
ぎり1個半も捨てていることになります。このう
ち家庭で捨てられている食べものが 312 万トンと
全体の半数近くに及んでいます。残りの半分は事
業系(食品製造・卸売業・小売業)の食品ロスです。
輸入に頼り日本の食糧自給率は低レベルに
日本の食糧自給率 ( カロリーベース ) は約 39%
ですから、食べもの多くを輸入に頼っているのが
現状です。輸入には異常気象や自然災害などが大
きく影響するだけでなく、長距離輸送による大き
なエネルギーの消費や地球温暖化につながる温室
効果ガス排出を増やすなど多くの問題を含んでい
ます。
食糧を生産するためには、多くの水やエネルギ
ーが必要です。仮に世界中の人々が平均的な日本
人と同じ食生活をすると、地球全体で供給できる
資源の 1.64 倍も必要だといわれています。( エコ
ロジカル・フットプント *)
これは世界全体が食糧破たん状態になるという
ことを意味しています。
※エコロジカル・フットプリント/地球の環境容量を表す指標。人間活動が環境に与える負荷を資源の再生産および廃棄物の
浄化に必要な面積として示した数値。
ふじみ野市環境情報誌はらっぱ 第 7 号
特集●食品ロス もったいない!食べられるものを捨てていませんか? 身近な食品ごみの行方は
一方、埼玉県内では年間 35 万トン~ 45 万トン
の食品ごみが発生していると試算されています。
ふじみ野市における食品ごみの量を調べるため
に、市環境課を訪ねました。
市ではごみの分別収集を徹底して行い、ベラン
ダ de キエーロの普及などによって、生ごみの削
減を進めていますが、まだ「もやすごみ」の中に
は、約3割も厨芥類(食品ごみ)が含まれていま
す。平成 27 年度は、もやすごみ総量 23,772t の
う ち、 厨 芥 類
ふじみ野市のもやすごみの中身
量 6,537t です。
(湿ベース 平成 27 年度)
平成 26 年度は
草木類
紙・布類
その他3%
9%
厨芥類
もやすごみ総
45%
27%
量 23,821t の
う ち、 厨 芥 類
量 は 6,860t で
プラスチック
し た の で、 前
ゴム類16%
の年に比べて
総量・厨芥類量共に減少しています。この中には、
スーパーなど事業者から廃棄される厨芥類量(一
般廃棄物)も一部含まれています。規模の大きい
事業者の中には独自の食品廃棄やリサイクルルー
トを持っている企業もあります。
今回、市内のスーパーの食品廃棄物処理を請け
負っている企業を取材しました。
この企業では食品リサイクル事業として、養豚
用飼料と農業用肥料を製造しています。しかも、
自社の牧場と農場も経営しています。同社は、収
集段階で排出側が分別して出すよう依頼すること
で、廃棄食品が良好なリサイクル素材となって、
良好な製品を作ることにつなげていました。しか
しこのような食品リサイクルを確立している事業
者は、まだまだ一部でしかないということです。
賢い買い物をしよう
家庭から出る食べもののごみは、食べものを買
うという、いわば入口の問題です。日ごろから新
しいライフスタイルの実践に取組んでいる「上福
岡くらしの会」会長の横田充代さんにお話を伺い
しました。
横田さんが一番に心がけていること、それは “ 賢
い買いもの „ をすることだそうです。
少し前の時代にさかのぼりますが、スーパーマ
ーケットの出現と冷蔵庫の普及は私たちの買い物
スタイルを一変してしまいました。さらにマイカ
ーの普及がそれを後押ししました。つまり、大量
の食品をまとめ買いするということです。そうす
ることによって空いた時間が生まれ、私たちは多
様なライフスタイルを楽しむことができました。
しかし、大量生産、大量消費の時代は、すでに
遠い過去の物語となりつつあります。地球温暖化
による様々な影響が私たちの生活に暗い影を落し
はじめたからです。
食べ物を無駄にしない
「私たちは世の中の仕組みを変えるほど大きなこ
とはできないかもしれません。でも、自分たちの
暮らしの中で取組むことの出来る小さな約束ごと
を実行することならできるはずです。それを多く
の市民が行うことが出来れば、世の中はきっと変
わります。
」横田さんはこう言います。その小さな
約束ごとって何でしょうか?
それは食べ物を無駄にしないことです。なんだ、
そんなこと当たり前じゃないか、と誰でも思うで
しょうが。それがそうでもないのです。
食べ物を無駄にしない、そのための創意・工夫
をみんなで考えてみましょう。
●小さな約束ごとの例
冷蔵庫をチェック
古い食品が奥の方に眠っていないか、昨日の食べ残しが入っ
ていないか、まず冷蔵庫の中を整理しよう。
買い物リストをつくる
その日のメニューを前もって考え、衝動買いは止める。
小さめのマイバックを持っていく
買い過ぎ防止のためマイバックは小さめのものを。
捨てる前に自分の五感で確かめる
消費期限や賞味期限ばかりにとらわれず、自分の目で見、自
分の鼻で匂いを嗅いで傷み具合を確かめる。
地元で採れたものを食べる(地産地消)
新鮮なものが手に入り、輸送エネルギーを削減できます。
旬の食材を使う
季節外の食材は私たちの手にる前に、多くのエネルギーが使
われています。
適切な保存でおいしく長持ち
何でも冷蔵庫は間違い。
調理の工夫で美味しく食べる
大根や人参の葉、キャベツや白菜の外側の葉などは工夫すれ
ば美味しく食べられます。生ごみの大幅減少と栄養価の高い
部分を活かせます。
作りすぎず、残さず
食事は作り過ぎず、作ったものは残さず食べる。
3
ふじみ野市環境情報誌はらっぱ 第 7 号
特集●食品ロス もったいない!食べられるものを捨てていませんか? 1530運動を展開中
ふじみ野市では平成26年度から “ 1530運動 „
を展開しています。この運動は3つの柱があります。
●毎月 15 日はエコクッキングデ―
旬の食材の使用、
地産地消、
食材の使い切り、
3R、
省エネ、水を汚さない工夫をして料理を作ろう。
●毎月 30 日は冷蔵庫クリーンアップデー
冷蔵庫の中の賞味期限の近いもの、傷みやすい
ものを積極的に使って冷蔵庫を空にしよう。
●食事会で最初の 30 分、お開き前の 15 分は席を
立たずに料理を楽しもう、という運動です。
また、ふじみ野市では、
「食べきり写真」も募集
しています。詳しくは、ふじみ野市ホームページ
をご覧下さい。
地球は私たちの生活を支え守っています。しか
し、私たち自身の生活のあり方が地球を支え守る
ことでもあります。
次の世代に美しい地球を引き継ぎ「食品ロス」
を減らすために、日々の暮らしをチョッとだけ見
(編集委員 野瀬・川上・石子)
直し工夫してみましょう。
10 月 31 日 ふじみ野市・三芳町
環境センター 本格稼動
ことし10月31日に新しい境環センターが本格
え、建物は震度 6 強の揺れに耐えられる構造です。
エコパは福祉避難所としての役割を果たし、万一
電力会社からの電気の供給が止まっても、ごみ焼
却による発電によって電気が止まる心配はありませ
ん。さらに施設内には防災調整池があって、洪水な
どによる雨水を一時的に溜めて、調整しながら新河
岸川に流す役割も持っています。
市民の皆さん、環境センターがオープンしたら、
ぜひ見学にお出でください。
●見学申込み 環境課 049-261-2611
花の木中
岸
河
新
川
ス
パ
イ
バ
運動公園
環境センター
さぎの森小
至 富士見
イベント情報●新河岸川清掃活動 11/26( 土 )10:00 ~
4
第 16 回清掃活動です。清掃終了後、午前 11
時 20 分から福岡河岸記念館の見学を予定してい
ます。
ふじみ野市・三芳町
環境センター
所在地 駒林 1117
TEL 049-257-5374
至 川越
稼働します。新環境センターの内容をご紹介します。
環境センターは熱回収・リサイクルセンターと管
理啓発施設、それにエコパの3施設で構成されてい
ます。エコパは健康増進施設として平成 26 年 6 月
に先行オープンして多くの市民に親しまれていま
す。ごみを燃やす熱回収施設は全連続式ストーカ炉
2基を備え、一日 142 トンの処理能力があります。
ゴミを燃やすことよって年間 4500 世帯分の電気も
作り、全施設の電力をまかないます。リサイクルセ
ンターはもやさないごみ、粗大ごみ、容器包装以外
プラスチック類、飲み物のかんをリサイクルするた
めに破砕処理・選別などを行う場所で、一日21ト
ンの処理能力を持っています。
管理・啓発施設は1階にリサイクル工房や施設の
模型などの展示スペースを、2~3階に研修室や多
目的室を備えて、環境について幅広く学べる施設と
して活用されます。また、屋上庭園や休憩スペース
も備えて、センターを見学する人たちの憩いの場と
して提供されます。
環境センターは万一の災害に備えた対策を取り入
れたことが大きな特徴です。
センターの地面は1~2メートル高くして洪水に備
養老橋船着場
●開催日時 11 月 26 日 ( 土 ) 午前 10 時~正午
●会場 養老橋船着場集合
●問合せ先 花と緑部会 ( 小坂 049-264-3665)
ふじみ野市環境情報誌はらっぱ 第 7 号
(編集委員 佐々木)
5
ふじみ野市環境情報誌はらっぱ 第 7 号
活動紹介●ふじみ野市立鶴ケ丘小学校の環境活動
鶴ヶ丘小学校は目指す学校像を “「生きる
力」を育む生き生きとした学校 „ とし、日々
教育活動に取り組んでいます。環境活動には
家庭・地域・児童・教職員が協力しあって取
り組んでいます。そのいくつかを紹介しま
す。
園芸委員会活動
職員玄関横の学校花
壇作りを行っています。
児童が毎日の水やりや
雑草取り等日々の活動
を積極的に行っていま
す。 ダ ン ゴ ム シ に び っ
く り し た り、 雑 草 と 花
の苗の違いを学んだり
しながら取り組んでい
ます。
学校応援団 ガーデニングボランティア
ボランティアの方々
が、 新 た に 学 校 花 壇 を
増やし花壇のデザイン
を考え花壇作りを行い
ま し た。 コ ス ト 削 減 の
た め、 小 さ い 苗 を ポ ッ
ト苗に育てて挿し木作
業 を 行 い、 土 を 掘 り 返
して花壇が完成です。
栽培活動
6
生 活 科 や 理 科、 自 立
活動の学習でキュウリ・
な す・ 枝 豆・ 大 根 な ど
の野菜を育てています。
収 穫 が 楽 し み で す。 ま
た、朝顔・ホウセンカ・
マリーゴールドなどの
花 も 育 て て い ま す。 太
陽の光を受け鮮やかに
咲いてくれるのを楽し
みにしています。
リサイクル活動
全校でエコキャップの回
収活動や牛乳パックリサイ
クル活動を行っています。
児 童 や PTA が 中 心 と な っ
て作業を行います。昨年は
地域の方からの協力も得る
ことができ、活動が充実し
ました。
クリーン作戦
親子で協力して、2 学期
に校舎内外の環境整備を行
っています。保護者の方が
中心となり、校内のトイレ
流しなどていねいにお掃除
して頂いています。児童・
職員・保護者が協力して校
地内の除草作業も行います。
暑い中ですがきれいに整備
された校地を見ると、すが
すがしい気持ちになります。
4 学年社会科
「移動下水道教室」
「ふじみ野市上下水道課」
と「埼玉県下水道公社」か
ら講師をお招きし、水の循
環・下水道の仕組みと役割、
正しい下水道の使い方につ
いて学びました。また、顕
微鏡による微生物の観察も
行い、微生物が動く様子に
びっくりしました。
5学年総合的な学習の時間
「伝えよう地球からの
メッセージ」
ふじみ野市環境課の支援
を頂き、花と緑部会の取り
組み、子どもエコクラブの
活動等ご紹介頂き、児童達
は環境活動に対する理解が
深まりました。今後の活動
への学習意欲が高められま
した。
ふじみ野市環境情報誌はらっぱ 第 7 号
市内環境団体紹介
おりべづか
● 織部塚 ( 一本松 ) 等景観保存会
平成 27 年 11 月 17 日設立
呼びかけ団体 おらほう来ねか大井郷・環境緑地保存会
森づくり集団「栞」・ふじみ野こどもエコクラブ
連絡先 保存会代表 緑川睦子 TEL:049-264-1728
大井郷開拓に尽力した四人衆の一人 新井織部の塚
~大井の歴史を伝えたい~
この会は平成 27 年 11 月に、500 年近い長い歴
史と共に伝承されてきた織部塚と、その周辺の原
風景を守り後世に残したいという地権者や住民の
声に賛同するメンバーが集まり会を発足しました。
賛同する団体や、町内会なども協力してくださる
ことになり、地域の力で保存していきたいと考え
ています。
織部塚のある大井郷周辺は戦国時代には小田原
北条氏の支配地であり、幾多の戦いに巻き込まれ、
大井郷も大きな影響を受け生活の場は荒廃しまし
た。織部塚は大井郷の開拓に尽力した四人衆(塩
野大膳、新井伊賀、小林出羽、新井織部)の一人
である「新井織部」の塚であると「大井町史」に
も記されており、今日まで織部塚として守られて
きました。今でもこの塚に「日神皇」と刻まれた
明治時代建立の石碑が新井織部の子孫により祀ら
れています。
保存会では織部塚の周辺を竹垣で囲い塚までの
参道に「ウッドチップ」を敷いて整備したり、花
を植えるなどして塚を訪れる子供たちや、散歩を
楽しむ人たちの憩いの場となるように努めていま
す。また市に寄付し文化財として残したいという
地権者の意向を一日も早く実現したいと思ってい
ます。
市の教育委員会からは、大井の歴史を勉強でき
る場所を作りたいという話もいただいています。
織部塚は大井の歴史を今に伝える数少ない貴重な
財産であり、ふじみ野市の宝でもあります。保存
会は織部塚を将来に伝えるべき歴史遺産として守
ってまいります。この活動にご興味がおありの方
はぜひご参加ください。お待ちしています。
イベント情報●環境フェア 10/22( 土 )10:00 ~
福岡中央公園
環境ヒーローショー(時空サムライジェ
イス)、水素カーの展示、環境団体の活動紹
介、体験コーナー、ふじみ野高校吹奏楽部
の演奏及び書道部の書道パフォーマンス、
福岡中学校吹奏楽部の演奏、リサイクルフ
リーマーケットなど盛り沢山。
秋の 1 日、ふじみ野市の環境について楽
しく学べる環境イベントです。みんな来て
ね! ●開催日時 10 月 22 日 ( 土 )
※雨天の場合翌 23 日 ( 日 )
午前 10 時から午後 3 時まで
●会場 福岡中央公園 ( 上福岡駅東口から
スクランブル交差点隣 )
●主催 ふじみ野市環境フェア実行委員会
●問合せ先 ふじみ野市環境課
TEL049-262-9021)
7
ふじみ野市環境情報誌はらっぱ 第 7 号
エコ企業訪問
日本無線硝子株式会社
” ニュートリノの発見 ” と ” スーパーカミオカンデ ” を
支える技術 所在地 ふじみ野市福岡 2-1-8 HP http://www.jrg.co.jp/
市役所の先に、ひときわ高い煙突が見える。通る
たびに気になっていたのが今回の会社でした。昭和
54 年に旧日本無線硝子(東京都)と旧東芝硝子(神
奈川県)の一部との合併会社として設立され、両工
場を統合して旧火工廠跡地の現在地に移転しました。
この会社は、社名の通りガラス製品を作っていま
す。今話題のニュートリノ研究でノーベル物理学賞
を受賞した、スーパーカミオカンデの心臓部ともい
える、1万個にも及ぶ光電子増倍管のバルブを製作
している会社なのです。
高度な熟練した匠の技無くしては作れない、国内
でも数少ない貴重な会社であることが分かりました。
職人技による手吹きと型を利用した成型技術と加工
技術により、用途に応じたバルブ(電球)を製造し
ており、電子管用バルブや照明・街路灯・水銀灯・
X線管などの医療用まで幅広く、需要は少ないが社
会のニーズに応じて製造する、多品種少量生産に対
応していました。
取締役総務部長芦野さんと環境グループ主任渡辺
さんの案内で、工場内を見て
回りました。ガラス製品の製
造なので高熱の溶鉱炉と、息
もつけないサウナ状態をイ
メージして入ったところ、工
場内は各製品に応じたエリア
に炉が配置され、1500 度近い
*制作協力者を募集しています*
環境情報誌「はらっぱ」では制作にご協力いただける方
を大募集しています。興味のある方は気軽な気持ちで参加
してみませんか?多くの方々の参加で、更なる紙面の充実
に努めていきたいと思います。
引き続き、皆様からのご意見、情報を募集しています。
日頃の出来事、感動したお話など何でも結構です。お待ち
しています。
■情報お寄せ先・お問合せ先 ふじみ野市 環境課
TEL: 049-262-9021 E-mail : [email protected]
●本誌の新タイトル「はらっぱ」について
皆さまと共に環境のこと未来のことを考え、情報交換し、気軽に
のんびりと集える「はらっぱ」のような身近な存在にしていきたい
8
という思いが込められています。
編集・レイアウト/ひいらぎ まはえ
温度で溶かされた黄赤
色のガラスがマグマの
ように見えていまし
た。しかし空調の太い
ダクトが各職人に冷風
を送る仕組になっている上に、大型の工業用扇風機
が冷風を送っており、意外な程涼しく、良く整理・
整頓された環境に感心しました。熱中症対策も怠り
なく、水や塩分補給と休憩を細やかに取り入れ、体
調管理にも細心の注意を払っているようでした。
日本のロケット打ち上げを町工場が支えていると
言うことも知れられていますが、この会社はその大
型版とも言えるもので、規模が大きい分技術を次に
つなげる事や後継者育成にも力を入れており、65 歳
定年制をはじめ技術者を再雇用し高齢の職人でも技
を活かせる体制を敷いており、時代に応じた前向き
な働きやすい企業だと感じました。
最後に煙突についてお聞きしたら、重油を燃料にし
ていた時代の負の遺産的なもので、現在はガスと電気
に変わり使われていないとのこと。建設時に耐震対策
もされており、3.11 の地震でも影響はなかったと言う。
会社としては安全性の問題もあり、今後解体撤去する
予定とのこと。産業遺産に興味のある者としては少々
寂しい気持ちでしたが、時代の流れの中では、仕方の
ない事なのかなとも感じた訪問でした。 ( 編集委員 石子 )
編集後記
犬の散歩中に木々や空など
自然の美しい景色を見かける
と、スマホで写真を撮りツイ
ッターに投稿します。知らな
い国の知らない人が、私の投
稿した写真を「いいね」して
くれたりリツイートしてくれ
たりします。私も、知らない
誰かが撮影した美しい風景写
真をリツイートします。
「自然
を美しいと思う気持ち」が世
界中を飛び回っているのです♪
きっかけは福岡中央公園のケヤキでした。何度も通
ったことのある場所なのに、2年前の秋、ケヤキの黄
葉の美しさに突然気づいて感動!それから木々や空の
写真をよく撮るようになりました。美しい自然を見る
と幸せな気分になります。自然が美しく見えるときは、
地球(テラ)の意識と自分の意識がぴったりと重なっ
ているときなんですって!(峰)