Parallels® Server Image Tool ユーザー ガイド Copyright © 1999-2008 Parallels Software International Inc Copyright © 1999-2008 by Parallels Software International, Inc. All rights reserved. Parallels、Coherence、Parallels Transporter、Parallels Compressor、Parallels Desktop、および Parallels Explorer は、Parallels Software International, Inc. の登録商標です。Parallels ロゴは Parallels Software International, Inc. の商標です。 この製品は、複数の特許出願中の技術に基づいています。 この著作物またはこの著作物の二次著作物のあらゆる形式の頒布は、書面による許可を事前に著作権 所有者から取得している場合を除き、禁止されます。 Microsoft、Windows、Windows Server、Windows NT、Windows Vista、および MS-DOS は、Microsoft Corporation の登録商標です。 Linux は Linus Torvalds の登録商標です。 Apple、Bonjour、Finder、Mac、Macintosh、および Mac OS は、Apple Inc. の登録商標です。 Solaris は Sun Microsystems, Inc. の登録商標です。 eComStation は Serenity Systems International の商標です。 FreeBSD はThe FreeBSD Foundation の登録商標です。 Intel および Intel Core は、Intel Corporation の商標または登録商標です。 OS/2 Warp は International Business Machines Corporation の登録商標です。 VMware は VMware, Inc. の登録商標です。 本ガイドに記載したその他のマークおよび名前は、それぞれの所有者の商標である可能性があります。 3 目次 イントロダクション 4 Parallels Server Image Tool について ........................................................................................................ 4 このガイドについて .................................................................................................................................. 4 このガイドの構成 ........................................................................................................................... 5 表記規則 ........................................................................................................................................... 5 ヘルプ一覧 .................................................................................................................................................. 6 ご意見の送付先 .......................................................................................................................................... 7 システム要件 8 スタートアップ 9 Parallels Server Image Tool のインストール ............................................................................................ 9 Parallels Server Image Tool のアンインストール .................................................................................... 9 Parallels Image Tool の操作 10 Parallels Server Image Tool の起動 .......................................................................................................... 10 仮想ハード ディスクのサイズの拡大 ................................................................................................... 11 仮想ハード ディスクの種類の変更 ....................................................................................................... 13 仮想ハード ディスクのフォーマットの変更 ....................................................................................... 15 追加した領域の使用 18 Windows での新しいパーティションの作成 ....................................................................................... 18 Linux での新しいパーティションの作成 ............................................................................................. 19 仮想ハード ディスクの種類 22 Index 23 4 第 1 章 イントロダクション 仮想マシンは、実際はハード ディスク イメージ ファイルである仮想ハード ディスク を使用します。仮想マシンを使用するうちに、仮想マシンのハード ディスクが自分の ニーズに合わなくなり、容量の拡大や種類およびプロパティの変更が必要になることが あります。Parallels は、仮想ハード ディスクの容量の拡大とプロパティの管理のため の特別なユーティリティとして Parallels Server Image Tool を開発しました。 この章の構成 Parallels Server Image Tool について ................................................................................ 4 このガイドについて ........................................................................................................... 4 ヘルプ一覧........................................................................................................................... 6 ご意見の送付先................................................................................................................... 7 Parallels Server Image Tool につ いて Parallels Server Image Tool は、仮想ハード ディスクの容量の拡大、種類およびフォー マットの変更、または仮想ハード ディスクを使用する仮想マシンのスナップショット のマージができる特別なユーティリティです。このユーティリティは、Parallels Server パッケージの一部であり、Parallels Server のインストール中に自動的にインストールさ れます。 このガイドについて このガイドは、容量の拡大、種類の変更、仮想マシンが使用するハード ディスクのス ナップショットのマージに Parallels Server Image Tool を使用するユーザーを対象とし ています。 イントロダクション 5 このガイドの構成 このガイドは、次の要素で構成されています。 「イントロダクション 『p. 4』」の章では、製品およびこのガイドについての基本 的な情報について説明します。 「システム要件 『p. 8』」の章では、製品のインストールと操作を正常に行うため にコンピュータが満たす必要があるシステム要件について説明します。 「スタートアップ 『p. 9』」の章では、Parallels Server Image Tool のインストール およびアンインストールの方法について説明します。 「Parallels Server Image Tool の操作 『p. 10』」の章では、仮想マシンをスタート せずにその内容にアクセスしたり変更したりするために Parallels Server Image Tool を使用する際のガイドラインを説明します。 「追加した領域の使用 『p. 18』」の章では、Windows および Linux オペレーティ ング システムで新しいパーティションを作成する方法について説明します。 「仮想ハード ディスクの種類 『p. 22』」の章では、Parallels 仮想マシンで使用さ れる仮想ハード ディスクの種類についての基本的な情報について説明します。 表記規則 当ガイドをご使用いただく前に、文書内の表記上の規則をご理解くださいますようお願 い致します。 当ガイドで使用されている特別な用語については、巻末の用語集をご参 照ください。 以下の表は現在のフォント規則です。 表記 意味 例 黒い三角形() 順を追った手順。 記載の指示 に従うと、特定のタスクを完 了できます コンテナを作成するには以下を 実行してください。 特殊太字 メニュー オプション、コマン [リソース]タブを開きます。 ドボタン、リスト内の項目な ど、ユーザが選択する必要の ある項目。 章、セクション、サブセクシ 「基本管理」の章をご覧ください。 ョンのタイトル。 斜体 固定幅フォント 初出用語または実際の名前や 値に置き換えられるコマンド ラインのプレースホルダーの 指定など、重要な箇所を強調 するために使用されます。 これが EZ テンプレート と呼ばれて いるものです。 コ ン テ ナ を 破 棄 す る に は 、 vzctl destroy ctid と入力してください。 コマンド、ファイル、ディレ コ ン テ ナ を 開 始 す る に は vzctl クトリの名前。 start を使用します。 イントロダクション 6 Saved parameters for Container 101 書式設定済みフォント ユーザコマンドラインセッシ ョンでの画面上のコンピュー タ出力、すなわち、XML や C++ やその他のプログラミン グ言語。 固定幅太字 入力した文字をコンピュータ 画面上の出力と区別 アルファベット大文字 キーボード上のキーの名前。 SHIFT、CTRL、ALT KEY+KEY ユーザがあるキーを押しなが CTRL+P、ALT+F4 ら他のキーを押す必要がある 組み合わせ。 # rpm -V virtuozzo-release フォント規則以外に、Parallels 資料に適用されている文書の構成規則についてもご承知 おきください。 すべてのガイドの章はセクションに分かれており、それがさらにサブ セクションに分かれています。 例えば「当ガイドについて」はセクションであり、「表 記規則」はサブセクションです。 ヘルプ一覧 Parallels Server Image Tool では、必要な情報に複数の方法でアクセスできます。 Parallels 仮想マシン ガイド。このドキュメントには、製品とその使用方法、および トラブルシューティングについての詳しい情報が含まれています。このガイドは、 以下のフォルダにあります。 Mac OS X の場合: /Applications/Parallels/ Windows の 場 合 : Desktop\Documentation\ C:\Program Files\Parallels\Parallels Linux の場合:/usr/share/parallels-server/docs/ [ヘルプ] ボタンをクリックし [ヘルプ] ボタン。Image Tool ウィンドウの下部の て、対応するヘルプ ページを開きます。 Parallels Web サイト 『http://www.parallels.com』。製品のヘルプ ファイルおよび FAQ セクションが含まれているサポート Web ページを参照してください。 イントロダクション 7 ご意見の送付先 当ガイドの表記ミスを見つけた場合や、当ガイドをより良いものにするアイデアがある 方は、弊社までご連絡いただければ幸いです。 コ メ ン ト の 送 信 に は 、 Parallels フ ォ ー ラ ム 『http://forum.swsoft.com/forumdisplay.php?s=&forumid=239』をご利用いただけます。 メールによるコメントの送信は、[email protected] までお願い致します。 コメント 送信の際には、章、セクション、サブセクション名や該当部分の文章を提示して問題を 特定しやすいようにしてくださいますようお願い致します。 8 第 2 章 システム要件 Parallels Server Image Tool は、Parallels Server パッケージの一部であり、インストール およびアンインストールのシステム要件は Parallels Server と同じです。 ハードウェアおよびソフトウェアのシステム要件の詳細については、Mac OS X ホスト コンピュータを参照してください。 9 第 3 章 スタートアップ この章では、Parallels Server Image Tool のインストールおよびアンインストールの方法 について説明します。 この章の構成 Parallels Server Image Tool のインストール .................................................................... 9 Parallels Server Image Tool のアンインストール ............................................................ 9 Parallels Server Image Tool のイ ンストール Parallels Server Image Tool は、Parallels Server をインストールすると自動的にインスト ールされます。 デフォルトでは、Parallels Server Image Tool は、ホスト コンピュータ上の以下のフォ ルダにインストールされます。 Mac OS X ホストの場合:/Library/Parallels/ Windows ホストの場合:C:\Program Files\Parallels\Parallels Server\ Linux ホストの場合:/usr/lib/parallels-server/ Parallels Server Image Tool のア ンインストール Parallels Server Image Tool は、Parallels Server をアンインストールすると自動的にアン インストールされます。 10 第 4 章 Parallels Image Tool の操作 Parallels Image Tool を使用すると、実行中の仮想マシンによって使用されていない既存 の仮想ハード ディスク イメージの容量を増やしたり、プロパティまたはフォーマット を変更できます。仮想ハード ディスクの種類およびフォーマットの詳細については、 「仮想ハード ディスクの種類 『p. 22』」を参照してください。 この章の構成 Parallels Server Image Tool の起動 .................................................................................... 10 仮想ハード ディスクのサイズの拡大 ............................................................................. 11 仮想ハード ディスクの種類の変更 ................................................................................. 13 仮想ハード ディスクのフォーマットの変更 ................................................................. 15 Parallels Server Image Tool の起 動 現在のバージョンの Parallels Server Image Tool ユーティリティは、ホスト コンピュ ータからのみ起動できます。 Parallels Server Image Tool ユーティリティを起動するには、以下を実行します。 Finder で /Applications/Parallels/ フォルダを開き、Parallels Server Image Tool アプリケーションを起動します。 Parallels Image Tool の操作 11 仮想ハード ディスクのサイズ の拡大 仮想マシンのハード ディスクの容量が自分のニーズに合わなくなった場合は、Parallels Server Image Tool を使用して容量を増やすことができます。 警告: 仮想ハード ディスクに Parallels Tools をインストールしている場合は、それ を削除してからディスクを処理してください。 仮想ハード ディスクの容量を増やすには 1 Parallels Server Image Tool を起動します。 2 [イントロダクション] ウィンドウで、[続行] をクリックします。 3 [ソース仮想ディスク イメージ ファイル] ウィンドウで、容量を増やすハード デ ィスク イメージ ファイルへのパスを指定し、[続行] をクリックします。パスを入 力するか、[選択] ボタンを使用してファイルを選択します。 警告: スナップショットを持つ仮想マシンによって使用されているハード ディス クを選択する場合は、最新のスナップショットを除くすべてのスナップショットが 削除されます。 4 [処理の選択] ウィンドウで、[ディスク容量を増やす] を選択し、[続行] をクリック します。 Parallels Image Tool の操作 5 12 [仮想ディスクの容量] ウィンドウで、ディスクの新しい容量を指定し、[スタート] をクリックします。矢印ボタンを使用して、必要な容量を設定します。 注意: 指定した仮想ハード ディスク イメージ ファイルが古いフォーマットであ る場合は、自動的に新しいフォーマットに変換されます。 6 処理の進行状況は、[ファイル処理中] ウィンドウで確認できます。[キャンセル] を クリックすると、処理が中止されます。 7 ディスク イメージが変更されると、[実行が完了しました] ウィンドウが表示され ます。[完了] をクリックしてアシスタントを閉じます。 仮想マシンにインストールされているゲスト オペレーティング システムでは、追加し た領域が未割り当て領域として表示されます。領域を使用するには、その領域を割り当 てておく必要があります。追加した領域の割り当て方法については、「追加した領域の 使用 『p. 18』」を参照してください。 Parallels Image Tool の操作 13 仮想ハード ディスクの種類の 変更 Parallels Server Image Tool では、仮想マシン ハード ディスクのプロパティを管理でき ます。仮想ハード ディスクの種類を容量固定 『p. 22』から拡張可能 『p. 22』に、ま たはその逆に変更したり、ディスクの一部を分割またはマージしたり、仮想ハード デ ィスクを使用する仮想マシンのスナップショットをマージしたりできます。 警告: 仮想ハード ディスクに Parallels Tools をインストールしている場合は、それ を削除してからディスクを処理してください。 仮想ハード ディスクの種類を変更するには 1 Parallels Server Image Tool を起動します。 2 [イントロダクション] ウィンドウで、[続行] をクリックします。 3 [ソース仮想ディスク イメージ ファイル] ウィンドウで、変更するハード ディス ク イメージ ファイルを指定し、[続行] をクリックします。パスおよびファイル名 を入力するか、[選択] ボタンを使用してファイルを選択します。 4 [処理の選択] ウィンドウで、[ディスク プロパティを管理する] を選択し、[続行] を クリックします。 Parallels Image Tool の操作 5 14 [操作の選択] ウィンドウで、ディスクに対して実行する操作を選択し、[スタート] をクリックします。オプションは、複数選択できます。 指定した仮想ハード ディスク イメージが拡張可能仮想ハード ディスクの場合 は、[仮想ハード ディスク イメージ ファイルを分割] オプションがデフォルト で選択されます。 容量固定ディスクの場合は、[拡張可能フォーマットに変換] オプションがデフォ ルトで選択されます。 選択したハード ディスク イメージにスナップショットがある場合は、[スナッ プショットをマージ] オプションがデフォルトで選択されます。このオプション を選択解除することはできません。 注意: 指定した仮想ハード ディスク イメージ ファイルが古いフォーマットであ る場合は、自動的に新しいフォーマットに変換されます。 6 処理の進行状況は、[ファイル処理中] ウィンドウで確認できます。[キャンセル] を クリックすると、処理が中止されます。 7 ディスク イメージが変更されると、[実行が完了しました] ウィンドウが表示され ます。[完了] をクリックしてアシスタントを閉じます。 Parallels Image Tool の操作 15 仮想ハード ディスクのフォー マットの変更 仮想マシンを他の Parallels 仮想化製品 (Parallels Workstation、Parallels Desktop など) で使用する場合は、Parallels Server Image Tool を使用してこの仮想マシンのハード デ ィスク イメージ ファイルを古いフォーマットに変換します。Image Tool は、Parallels Desktop 2.5 および 3.0 などの他の Parallels 仮想化製品で作成された仮想ハード ディ スク イメージ ファイルを、Parallels Server でサポートされている新しいフォーマット に変換する場合にも使用できます。 警告: 仮想ハード ディスクに Parallels Tools をインストールしている場合は、それ を削除してからディスクを処理してください。 仮想ハード ディスク イメージ ファイルのフォーマットを変更するには 1 Parallels Server Image Tool を起動します。 2 [イントロダクション] ウィンドウで、[続行] をクリックします。 3 [ソース仮想ディスク イメージ ファイル] ウィンドウで、変換するハード ディス ク イメージ ファイルを指定し、[続行] をクリックします。 パスおよびファイル名 を入力するか、[選択] ボタンを使用してファイルを選択します。 4 [処理の選択] ウィンドウで、[仮想ハード ディスク ファイルを古いフォーマットに 変換] または [仮想ハード ディスク ファイルを新しいフォーマットに変換] を選 択します。[スタート] をクリックします。 Parallels Image Tool の操作 5 16 ディスクを新しいフォーマットに変換する場合は、次の手順に進みます。 ディスクを古いフォーマットに変換する場合は、インストールされているゲスト OS の再構成が必要になることがあります。このためには、ディスクにインストー ルされているゲスト OS のインストール メディアが必要になります。メディアを コンピュータの CD/DVD-ROM ドライブに挿入するか、使用するインストール メ ディアを [詳細オプション] 領域で選択します。準備が完了した後、[スタート] をク リックします。 6 処理の進行状況は、[ファイル処理中] ウィンドウで確認できます。[キャンセル] を クリックすると、処理が中止されます。 Parallels Image Tool の操作 7 17 ディスク イメージ ファイルが変更されると、[実行が完了しました] ウィンドウが 表示されます。[完了] をクリックしてアシスタントを閉じます。 18 第 5 章 追加した領域の使用 仮想ハード ディスクの容量を増やすと、追加した領域が、未割り当て領域として仮想 マシンに表示されます。この追加した未割り当て領域を使用するには、この領域に新し いパーティションを作成するか、既存のパーティションを拡張します。パーティション の割り当て方法は、ゲスト Windows および Linux オペレーティング システムで異な ります。 この章では、ゲスト Windows および Linux オペレーティング システムで新しいパー ティションを作成する一般的なガイドラインを示します。 この章の構成 Windows での新しいパーティションの作成.................................................................. 18 Linux での新しいパーティションの作成 ....................................................................... 19 Windows での新しいパーティシ ョンの作成 仮想ハード ディスクの未割り当て領域に新しいパーティションを作成するには、ハー ド ディスクをパーティション化するための Windows の組み込みユーティリティであ る "ディスクの管理" を使用できます。以下の手順は、追加した領域を Windows XP で パーティション化する手順です。他の Windows オペレーティング システムでの手順 も非常によく似ています。 Windows XP で新しいパーティションを作成するには 1 拡張した仮想ディスクを使用する仮想マシンをスタートします。 2 ディスクの管理ユーティリティを起動するには、[スタート] メニューから [コント ロール パネル] を選択します。[管理ツール] をダブルクリックし、[コンピュータの 管理] を開きます。[記憶域] セクションで [ディスクの管理] を選択します。 または [スタート] メニューの [ファイル名を指定して実行] を選択し、次のように入力しま す。 diskmgmt.msc [OK] をクリックします。 追加した領域の使用 19 3 [ディスクの管理] ウィンドウで、[未割り当て] を右クリックし、ショートカット メ ニューから [新しいパーティション] を選択します。 4 新しいパーティション ウィザードの [新しいパーティション ウィザードの開始] ウィンドウで、[次へ] をクリックします。 5 [パーティションの種類を選択] ウィンドウで、[プライマリ パーティション] を選 択し、[次へ] をクリックします。 6 パーティションのサイズを指定し、[次へ] をクリックします。 7 新しいパーティションのドライブ文字を割り当て、[次へ] をクリックします。 8 [パーティションのフォーマット] ウィンドウで、[このパーティションを以下の設定 でフォーマット] を選択します。[ファイル システム] を [NTFS]に、また [アロケー ション ユニット サイズ] を [デフォルト] に設定します。 [ボリューム ラベル] フ ィールドにボリューム名を入力し、[次へ] をクリックします。 9 設定を確認し、[完了] をクリックしてフォーマットを開始します。 操作が完了すると、新しいボリュームが [コンピュータの管理] ウィンドウおよび [マ イ コンピュータ] に表示されます。 Linux での新しいパーティショ ンの作成 ほとんどの Linux システムでは、fdisk ユーティリティを使用して、新しいパーティ ションを作成したり他のディスク管理操作を実行したりできます。 注意: Linux で新しいパーティションの作成に必要なコマンドを実行するには、root 権限が必要です。 fdisk はテキスト インターフェイスのツールなので、コマンドを fdisk コマンド ラインに入力する必要があります。次の fdisk コマンドが役立ちます。 オプション 説明 m 利用可能なコマンドを表示します。 p hda ドライブ上の既存のパーティションを一覧表示します。パーティシ ョン化されていない領域は表示されません。 n 新しいパーティションを作成します。 q 変更を保存しないで fdisk を終了します。 l パーティションの種類を一覧表示します。 w 変更をパーティション テーブルに書き込みます。 追加した領域の使用 20 Linux で新しいパーティションを作成するには 1 ターミナルを起動します。 2 次のコマンドを使用して fdisk を起動します。 /sbin/fdisk /dev/hda /dev/hda は、パーティション化するハード ドライブです。 3 fdisk で新しいパーティションを作成するには、次のコマンドを入力します。 n 「Partition type」のプロンプトで、プライマリ パーティションを作成する場合は 「p」、拡張パーティションを作成する場合は「e」と入力します。プライマリ パ ーティションは 4 つまで作成できます。5 つ以上のパーティションを作成する 場合は、4 つ目のパーティションを拡張します。このパーティションが、他の論 理パーティションのコンテナになります。 「Number」のプロンプトでは、ほとんどの場合は「3」と入力します。これは、 "一般的な" Linux 仮想マシンにはデフォルトで 2 つのパーティションがあるか らです。 「Start cylinder」のプロンプトで、先頭のシリンダ番号を入力するか、Return を 押して利用可能な最初のシリンダを使用します。 「Last cylinder」のプロンプトで、利用可能なすべての領域を割り当てる場合は Return を押します。利用可能なすべての領域を使用しない場合は、シリンダ 内の新しいパーティションのサイズを指定します。 デフォルトでは、fdisk は、System ID が 83 のパーティションを作成します。パ ーティションの System ID がわからない場合は、 l コマンドを使用して確認します。 4 コマンド w を使用して、変更をパーティション テーブルに書き込みます。 5 コマンド reboot を入力して、仮想マシンを再スタートします。 追加した領域の使用 6 21 再スタートした後、新しいパーティションにファイル システムを作成します。ファ イル システムは、他のパーティションと同じにすることをお勧めします。 ほとん どの場合、Ext3 ファイル システムまたは ReiserFS ファイル システムのいず れかです。たとえば、Ext3 ファイル システムを作成するには、次のコマンドを入 力します。 /sbin/mkfs -t ext3 /dev/hda3 7 新しいパーティションのマウント ポイントとなるディレクトリを作成します。たと えば、ディレクトリの名前を "data" とするには、次のように入力します。 mkdir /data 8 作成したディレクトリに、次のコマンドを使用して新しいパーティションをマウン トします。 mount /dev/hda3 /data 9 テキスト エディタを使用して /etc/fstab ファイルを編集し、静的ファイル シ ステム情報を変更します。たとえば、このファイルに次の文字列を追加します。 /dev/hda3 /data ext3 defaults 0 0 この文字列の「/dev/hda3」は、先に作成したパーティションです。また、「/data」 は新しいパーティションのマウント ポイント、「Ext3」は新しいパーティション のファイル タイプです。この文字列内のその他の項目の正確な意味については、 mount コマンドおよび fstab コマンドについての Linux のマニュアルを参照し てください。 10 /etc/fstab ファイルを保存します。 22 第 6 章 仮想ハード ディスクの種類 この章では、Parallels 仮想マシンで使用される仮想ハード ディスクの種類の基本的な 情報について説明します。 拡張可能ディスク 拡張可能 ディスクは、最初は小さいですが、ゲスト OS でアプリケーションやデータ を仮想ハード ディスクに追加するにつれて大きくなります。ディスクの作成時に指定 するサイズは、ディスクの最大サイズです。このフォーマットのディスクを使用すると、 ホスト コンピュータのハード ディスクの領域を節約できます。 容量固定ディスク 容量固定仮想ディスクのイメージを保存するファイルは、プライマリ オペレーティン グ システムに配置され、作成時点からサイズは一定です。容量固定ディスクは、カス タム モードで仮想マシンを作成する場合に作成できます。 分割ディスク 容量固定と拡張可能の両方の仮想ハード ディスクは、単一のディスクにも分割ディス クにもできます。デフォルトで、分割ディスクは 2 GB ずつに分けられますが、1 つの HDD ファイルとして格納されます。分割ディスクでは、容量が限られるため大きなイ メージ ファイルを格納できない USB ドライブまたは他のメディアを使用する部分ご とに、分割ディスクに格納されたデータを転送できます。 古いフォーマットのディスク 古いフォーマットのディスクは、他の Parallels 仮想化製品で作成され使用されます。 新しいフォーマットのディスク 新しいフォーマットのディスクは、Parallels Server で作成され使用されます。 23 Index I Image Tool アンインストール, 9 インストール, 9 システム要件, 8 スタート, 10 し システム要件, 8 は ハード ディスク イメージ 仮想ハード ディスクの種類, 22 拡張可能への変換, 13 古いフォーマットへの変換, 15 新しいフォーマットへの変換, 15 前のバージョンで使用するためのフォーマット 変換, 15 容量の拡大, 11 容量固定への変換, 13 ハード ディスク イメージの変換 拡張可能から容量固定へ, 13 容量固定から拡張可能へ, 13 ハード ディスクの分割, 13 ハード ディスクの容量の拡大, 11 漢字 概要 Parallels Image Tool について, 4 このガイドについて, 4 追加した領域の割り当て Linux ゲスト OS の場合, 19 Windows ゲスト OS の場合, 18 変更 ハード ディスクのフォーマット, 15 ハード ディスクの種類, 13
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