不動産の購入は生涯で最も高価な買い物といえます。

購入に関しての注意点・落とし穴|シンワ不動産販売
不動産の購入は生涯で最も高価な買い物といえます。それだけに、色々な事に気をつけなけれ
ばなりません。 ここでは代表的な不動産の購入の失敗例を交えてご紹介させていただく事によ
り、失敗しない住まい選びと上手な住まいの購入法をわかりやすく解説します。
3年前、新築の一戸建を購入したが、最近になって引越しを考えています。理由は購入当時は
物件自体をとても気に入り、価格も安いと感じ、見学して即購入を決意したが、子供ができた
こともあり様々な不満がでてきた。不満とは、まず駅や学校が遠いこと・意外と家の手入れに
手間がかかること(庭の手入れ等)・間取りは4LDKなのだが一部屋はまったく使用しておら
ず必要なかった・駐車スペースが一台分しかないので別に駐車場代がかかってしまうこと(購
入当初はマイカーは1台の予定だった)
買い替えのご相談などで、このようなお悩みはよくおうかがいします。この内容をご覧になっ
て「何でそんなことも考えないで購入したんだ」と思う方もいらっしゃると思いますが、この
例は決して特別な例ではありません。住宅を購入する際色々と悩んで、多くの物件を一所懸命
探していて、気に入った物件を見つけると、ある種の興奮状態に陥りがちです。買いたいとい
う気持ちが優先して、大事な所を忘れてしまうのです。住宅を購入するという事は、その不動
産を購入するというだけでなく、ある意味周辺環境や後々のライフステージも購入するという
ことなのです。
7年前に新築マンションを購入したが、転勤が決まり家族会議の結果、マンションは売却し家
族4人で引っ越すことにした、不動産業者に相談したところ査定価格は2400万円との事、住
宅ローンの残債はまだ3000万円以上残っていた為、数社の不動産業者に査定依頼をしたが、
どこも査定価格は2400万円前後だった、現在600万円の出費があると子供の教育費などを考
えると無理があるので、賃貸に出すことも検討した、しかし家賃相場は月12万円がいいとこ
ろ、マンションにかかる月々の費用は住宅ローン返済額・管理費・修繕積立金合わせて14万
円以上かかる、残された選択肢は15年勤めた会社を辞め転職することぐらいしか見当たらな
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い。
売却査定でこのようなお悩みもよくおうかがいします、どんな不動産会社でも相場からかけ離
れた価格で売却は出来ませんし、貸すことも出来ません。 少しでも転勤の可能性がある方、家
族が増えるなど、大きなライフスタイルの変更が想定される方は、不動産を購入するときその
リスクも検討した上で購入しなければなりません。将来の売却可能金額を正確に予想するの
は、経済情勢なども影響する為、どんな専門家でも想定が不可能です。しかし賃貸の家賃相場
は地価に比べ比較的安定しています、100%のリスク回避は無理な場合もありますが、出来る
限り様々な事態を想定して、検証する必要があるのです。
かねてからの夢であった注文住宅を建てる準備ができたので、売り地を探していた、建築費用
も考えると、予算内で希望エリア・面積・ロケーションを満たす物件がなかなか見つからな
い。ある不動産業者から紹介された土地が条件に合致した、しかも価格は予算以下、早速現地
を見に行くと、ひな壇になっており建築の際、擁壁(ヨウヘキ)工事が必要になるとのこと。
工事費用を不動産業者の担当者に聞くと大体200万円〜300万円とのこと、その工事費用を計
算しても相場より安く予算内で収まるので、売買契約を締結し手付金200万円を支払った。
そしていざ建築業者に見積を依頼したところ擁壁工事で500万円かかるとのこと、これでは
かなりの予算オーバーの為、売買契約を解除したいと不動産業者に申し出たが、解除するので
あれば手付金の200万円は放棄しなければ解除できないといわれてしまう。おかしいと思
い、専門家に重要事項説明書・売買契約書などの書類をチェックしてもらったが、不動産業者
が言うとおりだった。 契約を解除しても、そのまま建築しても結局損をしてしまう。最終的
にはかねてからの夢であった広い浴室などをあきらめ予算内で建築した。
このような例は、頻発しているわけではないと思いますが、訴訟に発展するなど大変な時間と
お金が費やされる可能性があります、またその不動産業者が確信犯であれば、裁判をおこして
も、負けてしまう可能性の方が高いでしょう。基本的には相場からかけ離れて安い物件という
のはありません、安いには安いなりの理由が必ずあります。不動産取引で失敗しないためには
専門的な知識が必要になります、信頼できて知識レベルの高い不動産業者にまかせるのが不動
産購入で失敗しないための第一歩です。
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10年前夢であった自宅を購入した、購入価格は当時4,000万円、新築の建売だった。 購入
の際不動産業者に資金計画を相談し、月々の支払いは安全なラインとのことだったし物件も非
常に気に入ったので購入した。10年間何も問題なく過ごしていたが最近家の傷みが気になっ
てきた、特に外壁はひび割れがひどく、塗装業者に相談したところ、80万円〜100万円程
度かかるとのこと、予想より高額だったのでまた余裕が出た頃にと思ったが、早いうちに工事
をしないと、漏水の可能性も出てくるとのことだったので、貯金を切り崩し工事を依頼した、
もっと前から計画的に予定していればと後悔した。
このような例は、失敗とはいえないかもしれませんが、よく耳にするお話です、どんな家で
も、年数ごとに劣化するものです、メンテナンス費用がきついからといって放っておくと
後々、もっと高額な工事が必要になる可能性もあります。定期的に適切なメンテナンスをする
ことによって、良好な状態に保つことができ、資産価値の維持にもつながります。自宅を購入
する際、修繕工事の計画を立て、計画にあわせて貯金をすれば、結果的に工事費用も最小です
みますし、資産価値も最大限に維持できるのです。
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