データ保存用のメディア(記憶媒体)について 1.メディアの種類 フロッピーディスクや CD-R など、パソコンで作成したデータを保存しておくための媒体をメディア(記憶媒体)といい ます。 主なメディアの特徴を説明します。 記憶容量 学内 利用 1.44MB × 記憶容量が小さい。磁力に弱く、壊れやすい。 以前は主流だったが現在は廃れつつある。 ○ 記憶容量が大きく、互換性があり、持ち運びに便利。 書き換え回数に制限があり、静電気などの電気的な 要因で壊れやすい。 ○ データや音楽ファイルの保存に利用されている。 保存方法は FD やハードディスクと異なり、書き込み ソフトが必要。(学内のパソコンでは不要。)書き込み 方式によっては、他のパソコンで見れないことがある ので注意が必要。 ○ CD-R/RW より容量が大きく、動画ファイルの保存に 利用されている。 保存には書き込みソフトが必要。書き込みソフトに よっては、DVD プレーヤーで再生できるフォーマット で保存することも可能。 25GB × DVD-R/RW より容量が大きく、ハイビジョン映像など を高画質で保存できる。 専用ドライブ・書き込みソフトが必要。 メモリカード 数 MB~64GB △※1 SD カード、スマートメディアなどカードの種類が多 い。携帯電話、デジタルカメラ、音楽プレーヤーの画 像や音楽保存用として利用されている。 外付け HDD (ハードディスクドライブ) 数 GB~数 TB △※2 容量が大きくパソコンのデータ保存、バックアップな どに利用されている。持ち運びしやすいポータブル タイプも販売されている。 × 耐久性が高く、データを長期に保存するのに適して いる。CD や DVD とは違って、MOドライブはパソコン に標準装備されてないので、別途、購入する必要が ある。そのため、最近はあまり利用されていない。 × 見た目は FD に似ているが互換性はない。 海外ではよく利用されていたが、日本では MO が先 に普及していたため、あまり普及しなかった。 MO と同じように専用のドライブが必要。 メディア 3.5 インチ FD (フロッピーディスク) USB フラッシュメモリ CD-R/RW DVD-R/RW BD-R/RE 光磁器ディスク (MO) ZIP 数 MB~256GB 650MB~700MB 4.7GB 128MB~2.3GB 100MB~750MB 特徴 ※1・・・カードリーダーが必要です。メモリカードの種類、容量により利用できない場合があります。 ※2・・・USB 接続で電源供給不要なものであれば利用できます。 1/3 2.各メディアの利用方法 学内で利用できるメディアの利用方法を説明します。 ■USB フラッシュメモリ ・接続方法 USB フラッシュメモリを USB の差込み口に接続します。 学内のパソコンにはパソコンの前面と後ろに USB の差込み口があります。 ・データの参照、保存方法 [コンピュータ]→[リムーバブルディスク]をダブルクリックすると、USB フラッシュメモリに保存したファイルを参照する ことができます。 Word や Excel で作成したファイルを保存する場合、[ファイル]メニュー→[名前を付けて保存]の保存先で[リムーバ ブルディスク]を選択し保存します。 ・取り外し方 ファイルを保存し、アプリケーションを終了します。 デスクトップ右下のタスクトレイ内にある、[ハードウェアの安全な取り外し] ボタンをクリックします。 [USB の取り出し] (USB Flash Disk の取り出し、USB mass storage device の取り出しなど使用する USB フラッシュメ モリによって表示は異なります。) をクリックし、「安全に取り外すことができます」 と表示されたら、USB フラッシュメモ リをパソコンから取り外します。 ・注意点 USB フラッシュメモリに保存したファイルが開かないというトラブルも何件か発生しています。持ち運びしやすく便利 ですが、取扱いには注意して下さい。 また、書き込み回数やデータ保持期間にも制限があります。大事なデータは必ず U ドライブやほかの媒体などに バックアップするようにしましょう。 ■CD-R/RW、DVD/RW ・接続方法 CD/DVD ドライブのボタンを押すとトレイが開きます。CD/DVD をしっかりとトレイにはめて扉を閉じます。トレイに はまっていない状態で扉を閉じると、CD/DVD が内部で落下することがありますので注意して下さい。 ・データの参照、保存方法 [コンピュータ]→[DVD-RW ドライブ]をダブルクリックすると、CD/DVD に保存したファイルを参照することができま す。 USB メモリと異なり、Word や Excel から直接ファイルを CD/DVD に保存することはできません。一旦 U ドライブなど に保存したファイルを CD/DVD に書き込みます。 書き込み方法については情報メディアセンターのマニュアルを参照して下さい。 http://www.tachibana-u.ac.jp/inside/media/manual/cd-r_dvd-r.pdf 2/3 ・取り外し方 CD/DVD ドライブを開き、CD/DVD を取り出します。 CD/DVD ドライブはパソコンの電源が入っていないと開きませんので、シャットダウンする前に取り出しましょう。 ・注意点 傷がつくと使えなくなりますので、専用ケースに入れて持ち運ぶようにして下さい。 ■メモリカード ・接続方法 カードリーダーを USB の差込み口に接続し、カードリーダーにメモリカードを挿入します。 カードリーダーはメディアセンターのカウンターで貸出しますので、学生証を持ってカウンターに来て下さい。 なお、カードリーダーはメディアセンター内で利用して下さい。 ・データの参照、保存方法 [コンピュータ]→[リムーバブルディスク]をダブルクリックすると、メモリカードに保存したファイルを参照することがで きます。 Word や Excel で作成したファイルを保存する場合、[ファイル]メニュー→[名前を付けて保存]の保存先で[リムーバ ブルディスク]を選択し保存します。 ・取り外し方 ファイルを保存し、アプリケーションを終了します。 取り外し方は USB フラッシュメモリと同じです。 ・注意点 メモリカードは小さいので紛失しないように気をつけて下さい。 また、薄いのでカードリーダーに挿入する時に破損しないように注意して下さい。 ■外付け HDD 使用方法は USB フラッシュメモリと同じです。 ★その他注意点 ・メディアへのアクセス回数が増えると壊れやすいので、ファイルの内容を変更する場合は、メディアからハードディスク (学内の場合、U ドライブ)にコピーし、コピーしたファイルを変更して下さい。 変更後、ハードディスクからメディアにファイルを戻して下さい。 ・レポート、卒論提出時期に、メディアにアクセスできない、保存したファイルが開かないなどのトラブルが増えています。 重要なデータは自宅のパソコン、学内の U ドライブ、メディアなど複数の保存場所にこまめに保存しましょう。 バックアップは忘れずに。 ・自宅と大学で作業を行う場合、自宅でインターネットが利用できるのであれば、メディアだけを大学に持ってきて作業 するのではなく、自宅のメールから大学のアドレス宛に作業するファイルを添付して送信しておきましょう。万一メディア のファイルが壊れても安心です。 3/3
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