マーケットの格言集

マーケットの格言集
トレンドは友達
Trend is friend.
トレードはトレンド方向に沿って行いなさい、上昇トレンド銘柄は買いで、下
降トレンド銘柄は売りでトレードしなさい、ということ。
相場に王道なし
株式評論家やアナリストの予測通りに売買しても利益を蓄積することはできま
せんよ、自ら努力して勉強して、チャートを読んで、マネジメントをきちんと
するという当たり前のことを当たり前に行う以外に勝組トレーダーになる道は
ありません、ということ。
もうはまだなり、まだはもうなり
「もうこのへんが底値だろう。」と思って買うと、まだまだ下げ続けて悲鳴をあ
げたり、「まだまだ上がるぞ。うっしし。」と思っていると、翌日からストップ
安になって泣くこと。
明日も市場はある
あせって買ったり売ったりしてはいけません。よく検討してから判断しましょ
う、ということ。また、じっくり勉強してからトレードしましょう。マーケッ
トは明日もあるわけで、決してなくなりはしません。あなたが十分に訓練を積
むまでマーケットは待っててくれますよ、ということ。
相場は理外の理
好業績銘柄がストップ安になったり、負債を抱える銘柄が上昇したり、理屈ど
おりには株価は動いてくれない、ということ。
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相場師は孤独を愛す
マーケットで成功を収めるトレーダーは常に孤独であるということ。マーケッ
トではその他大勢の負け組み投資家と同調して一緒に仲良くしていたのでは成
功は出来ません。わが道を貫ける人だけが成功できるのです。
株価のお里帰り
上昇トレンドの株価が永遠に上げ続けることはあり得ない。時がたてば元の水
準まで下げてしまう場合もあるので腹八分で欲張らずに利食いしましょうとい
うこと。
株を買うより時期を買え
ウォール街では「麦わら帽子は冬に買え」と言われます。売買のタイミングは
銘柄選択よりも重要だということ。
株を買うより時を買え
好業績の銘柄を選んでも買いのタイミングを間違えると株価は上がらなかった
り、あるいは天井圏で買ってしまって損をすることもあるということ。株式投
資では銘柄選別以上に売買のタイミングが重要ということ。
素直な心で株を見よ
邪心を捨て素直な心で相場に接しなさい、そうすれば株の動きが見えますよ、
というありがたいお言葉。
押し目待ちに押し目なく、戻り待ちに戻りなし
「よーし、押し目を買うぞ。」と待っているとなかなか株価は下げず、押し目を
形成しない。「よーし、戻したところを売るぞ。」と思っているとなかなか戻さ
ないと言う、リトレイスメントを重視する当会にとっては困った格言。
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初押しは買い
ブレイクアウト後に急上昇する銘柄でもあせって飛びついてはいけません。必
ず上昇速度が鈍り、一服する場面が出てきます。いわゆる「押し」です。ここ
が上昇相場初期の買い場ですよ、ということ。新高値を更新した後の押しで必
ず仕掛けるトレーダーは多くいます。
「押し目待ちに押し目なく、戻り待ちに戻
りなし」とは対照的な格言。
損は切れ、利益には乗れ
損失は限定し、利益は伸ばしなさい、というこれ以外の方法では資産形成が不
可能な格言。具体的に言うと理論的なロスカットポイントを設定し、利が乗っ
てきたらトレイリングストップで後追いしなさい、ということ。
相場のことは相場に聞け
上がるはずと思って購入した株が値下がりすると「おかしい。間違ってる。業
績も良いし、好材料も出た。何故上がらない?相場が間違っている。かならず
値を上げてくるはすだ。」と思っているとさらに株価は下がり、塩漬けになりま
す。あなたにはわからない、相場には相場の事情があるのです。相場のことは
業績や材料に聞くのではなく、値動きそのものに聞きなさい、ということ。
材料は相場が生む
一般的には材料があって株価が変動する。しかし、実際のマーケットでは株価
が変動してから、後付で材料による株価上昇の理由づけが行われることも多い
ということ。円高になったので日経 225 が下げたのではなく、
「日経 225 が下が
ったのは円高を嫌気した売り注文が殺到したため。」という後付のコメントに振
り回されるな、ということ。
人の行く裏に道あり花の山
「友なき方へ行くべし」。マーケットの8割以上は損勘定です。つまり他の人と
同じ事をやってると、間違いなく失敗しますよ、ということ。
「相場は常に間違
っている」とはジョージ・ソロスの言葉。
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人気の初めは人気につけ
長期間の保ち合いからブレイクアウトし、上放れたときにはすぐに買え、とい
うこと。
「藤原式投資法」の藤原氏の言葉では「均衡を破る株価の上昇」という
場面で買うということ。
思いつきで株を買うな
そのとおりです。
山高ければ谷また深し
上昇率の高い銘柄は下落率も高い、下落率の高い銘柄は上昇するときは上昇率
が高い、ということ。急上昇を続けている銘柄に飛びつくと急落する恐れがあ
りますよ、ということ。
懐疑の中で育つ
強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福と共
に去っていく、というウォール街の有名な格言。
夜明け前がいちばん暗い
冬来たりなば春遠からじ、株価の下落が長期間続くと投資家やマスコミは総悲
観になってしまいます。連日連夜、「バブル後最安値更新」「不況、不況」の大
合唱。でも「強気相場は総悲観の中で生まれる」といわれるようにここが投資
のタイミングでもある、ということ。
情報は常に偏る
相場情報は個人投資家の手元に届くまでにかなりのフィルターがかかってしま
います。大事なことは情報を過信しすぎないことです。自分で判断しなさい、
ということ。
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最高の予言者は過去なり
「現在を知りたいならば過去を調べなさい、未来を知りたいならば現在を調べ
なさい」ということ。具体的にはチャートで過去の事例を検証し、銘柄のクセ
や売買のタイミングの共通項を調べなさい、ということ。
たまごは一つのカゴに盛るな
卵を一つのカゴに盛って、もしそのカゴを落としてしまったら全部割れてしま
うからリスクが大きいですよ、ということ。具体的には一つの銘柄に全資金を
つぎ込んではいけません、分散投資しなさい、ということ。
上昇局面で良い材料に反応しなくなってきたらそれは天上
上昇銘柄に好材料が出たのにあまり株価が反応しなくなったら、そろそろ下降
を開始するので手仕舞いしましょう、ということ。反対は下降局面で悪い材料
に反応しなくなってきたらそれは底。
休むも相場
年がら年中売り買いしてはいけませんよ、相場の方向性がはっきりしないとき
や自信が無いときはお休みしましょう、ということ。ゆっくり休んでじっくり
検討する時間も必要ということ。
買いは慎重に、売りは脱兎の如く
トレードは買うよりも売る方が難しい。買いは慌てずに慎重に検討してから行
動して、売ると決めたらは躊躇せず機敏に売りましょう、ということ。
驕るなよ、丸い月夜もただ一夜
株価が上昇し高値圏内にいる期間は短い。いつまでも欲をだして持ち続けてい
てはいけませんよ、ということ。
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森をみて木を見ず、木を見て森を見ず
森とはマーケット全体を指し、木とは個々の銘柄を指していますが、日経平均
が続落を続ける中で買い手に回っても益は少ないですよ、ということ。マーケ
ットに逆らって売買してもいいことはありません。
知ったら仕舞い
好材料はテレビや新聞に出たらすでに株価に織り込み済みになっていて、そこ
が天井であることが多いということ。
相場師は天井売らず、底買わず
株価の底で買って、天井で売るのは不可能だが、天井と底を当てなくても、十
分に利は取れますよ、ということ。
野も山もみな一面に弱気ならたわけになりて買いの種蒔け
投資家や世間が総じて弱気なら、あなたは馬鹿になって買いまくりなさい、と
いうこと。万人が総悲観の中で、あなただけは買い場と判断して立ち上がりな
さい、ということ。騰落レシオが60%以下の時に、ボロ株を買う「永澤式投
資法」はこの格言を実行していますよね。
下手なナンピン怪我の元
買った株が値下がりした場合、その銘柄をさらに買い増すことによって平均買
いコストを下げ、次の上昇時に利喰いしやすくすることをナンピンといいます。
しかし、このナンピンはその時期を間違えると損失が拡大し、失敗することが
多いですよ、ということ。
行き過ぎも相場なり
「それは行き過ぎだよ!」といっても過言ではないほどに株が適正な価格以上
に買われすぎたり、売られすぎたりするのはマーケットの大きな特徴であると
いうこと。
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損切りを惜しんで望みをつなぎ、後で損を大きくするよりも、
早めに小さく損するほうがはるかにましである
株価が下がったのに「すぐに値を戻すさ。」と考えて損切りが出来ない人は、何
度か儲かったとしても、いつか大負けをしてしまいますよ、ということ。
早耳の早倒れ
情報の入手スピードの速さと利益の間には相関関係はありません、ということ。
誰よりも早く情報を手に入れようと専用端末を入れても利益はでなかった、と
いうことですね。
見切り千両
損切りは千両に値する、ということ。損切りは損には違いないが、それによっ
て大損が避けられるのなら千金の価値があります。
小利も積もれば大をなす
「この銘柄はまだ上がるはず。」
「この程度の小さな利益では仕方がない。」とあ
まりに欲が深すぎると元も子もなくす場合がありますよ、欲もほどほどに、と
いうこと。
賭けは1人でやれ
一般大衆はマーケットが活況であれば「我も我も」と参入してきますが、マー
ケットが急落するとうろたえてパニック売りを引き起こします。成功するトレ
ーダーは本来孤独なもので自分ひとりを信じ行動します。いつまでも群れてい
てはいけませんよ、自立心を持つ持ちましょう、ということ。
ルールその一:ルールを破るな。 ルールその二:ルールその一を破るな。
自分で決めたことは守りましょう。
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