News Release

2011年6月14日
KHDPR-11-020
◆ News Release ◆
各 位
株式会社阪急阪神交通社ホールディングス
広 報 部
阪急阪神交通社グループ(平成22年度)決算報告
阪急阪神交通社グループ平成22年度(平成22年4月1日から平成23年3月31日まで)
決算内容をご報告申し上げます。
記
営業収益
百万円
平成22年度
(平成23年3月期)
平成21年度
(平成22年3月期)
67,710 (
営業利益
%
107.7 )
62,854
百万円
2,952 (
%
868.2 )
340
※阪急阪神交通社ホールディングス連結子会社 26社(旅行・国際輸送事業)の合計数値
●今後の方針
旅行事業では、「価格競争から価値競争への転換を図り、旅行業界のオンリーワンを目指す」と
いう事業方針に則り、「お客様満足度の向上」「企画旅行・団体旅行の強化」「安定的利益確保の
基盤整備」「経営資源の拡充」を今後も継続的に推し進めてまいります。
国際輸送事業では、中期経営計画に基づきグループ総合力を発揮し、引き続き高品質サービス
を提供することで阪急阪神ブランドの価値向上に努めてまいります。 また、重点戦略として、1.
品質向上、2.グローバルマルチセールス体制の構築、3.海運事業およびロジスティクス事業の
強化、 の3点を推進することで、収益源の多様化を図り、総合物流業者としての体制をさらに強
化することで、「いかなる環境下においても安定的な成長と利益を生み出すパワフルなエクセレン
トカンパニー」の実現を目指します。
──────────────<本件に関するお問い合わせ先>──────────────
株式会社阪急阪神交通社ホールディングス 広報部
〒105-0004 東京都港区新橋3-3-9
TEL:03-6745-7333/FAX:03-6745-7334
〒530-0001 大阪市北区梅田2-5-25 TEL:06-4795-5711/FAX:06-4795-5724
1/3
平成22年度取扱額
(平成22年4月1日~平成23年3月31日)
〈旅 行 事 業〉
●取扱額
会社名
阪急交通社
(単位:百万円)
年度
海外旅行
国内旅行
外国人旅行
総取扱額
平成22年度
222,820
124,391
1,132
348,415
平成21年度
218,130
133,503
1,230
352,944
対前年度比(%)
102.2%
93.2%
92.0%
98.7%
※総取扱額にはその他を含みます。
●平成22年度取扱実績(募集型企画旅行)
人数
前年度比
海外旅行
約82万人
約94%
国内旅行
約287万人
約94%
●海外旅行
急激な円高による旅行需要の高まりを背景に、主軸のヨーロッパ方面を中心に好調に推移してお
りましたが、エジプト・チュニジア政情不安、さらには東日本大震災等の影響を強く受け、第4四半
期では旅行需要が減退いたしました。
●国内旅行
平城遷都1300年祭、大河ドラマ「龍馬伝」等、話題性のあるイベントのあった地域への送客増もあ
り、全般的には堅調に推移いたしましたが、第4四半期に入り東日本大震災や新燃岳噴火の影響
を受け、東北・九州などを中心に伸び悩みました。
《今後の見通し》
東日本大震災に加え、イベントなどに対する自粛ムード、福島原発の放射能漏れ事故やそれにと
もなう風評被害、不安定な北アフリカ・中東情勢、さらには燃油サーチャージの高騰など、国内・海
外旅行、さらには訪日旅行といった旅行全般を取り巻く環境は、依然として厳しい状況が続くものと
予想されます。
2/3
平成22年度取扱額
(平成22年4月1日~平成23年3月31日)
〈国際輸送事業〉
(単位:百万円)
●売上額
会社名
阪急阪神エクスプレス
年度
航空輸出
航空輸入
海上輸出
海上輸入
総売上額
平成22 年度
22,700
6,976
6,139
8,939
46,068
平成21 年度
19,501
6,345
4,867
7,934
40,126
対前年度比(%)
116.4%
109.9%
126.1%
112.7%
114.8%
※総売上額にはロジスティクスおよびその他を含みます。
※平成21年4月から9月は旧阪急エクスプレスと旧阪神エアカーゴを合算した数値です。
●平成22年度取扱実績
航空輸出(重量)
航空輸入(件数)
海上輸出(件数)
海上輸入(件数)
実 績
前年度比
69,678トン
105.2%
236,279件
108.2%
51,394件
109.9%
75,021件
106.7%
●航空輸出
上期は、前年度下期からの回復傾向が継続し、北米向け、東アジア・アセアン向けを中心に取扱重量が前
年より増加しましたが、円高の影響、国内経済の回復の遅れ等の要因で荷動きが次第に鈍化し、冬以降は
前年実績を割り込みました。
●航空輸入
自動車部品関連が期を通じて好調であった一方、アジアからの衣料品や雑貨等の消費財関連は低調に推
移しました。また、2月には中国からのパンダの輸送を取り扱い、動物輸送のプロフェッショナルとしての存在
を広く社会にアピール出来ました。
●海上輸出
主力の中国・アセアン向け化学品、設備関連が安定した荷動きを示し、また、半導体製造装置関連の特需も
あり、取り扱い件数は前年度を上回りました。
●海上輸入
中国発ホームセンター関連や電子部品関連が堅調に推移したうえ、エコポイント特需で液晶テレビの取扱
が大幅に増加し、前年度を上回る取り扱い件数となりました。
《今後の見通し》
リーマンショック以降、景気回復の足取りが重い中、本年3月に発生した東日本大震災ならびに福島原発の
放射能漏れ事故等が我が国経済に与えるダメージは大きく、厳しい事業環境が継続することが予想されま
す。海外に目を転じましても、世界の多くの地域で景気持ち直しの動きも見られるものの、高成長を続ける地
域の中にはインフレ懸念を有する国家もあり、不透明な状況が続くことが予想されます。
3/3