日新火災の学校管理下中の個人行為補償学校賠償責任保険

****学校 御中
個人責任補償学校賠償総合プランのご案内
(学校管理下中の個人行為補償学校賠償責任保険)
23年11月
はじめに
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は弊社業務につきまして格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、我が国でも生活習慣や社会制度の変化などにより、「賠償問題」に対する社会的な意識は欧米並みに高まり
つつあります。また、「総合的な学習の時間」が平成14年4月より本格的に導入され、学校外での教育活動の機会
が増えると同時に、学校の外部の方に教育・指導協力を委託するなど、学校教育を取り巻く環境も大きく変化してい
ます。このような環境下、学校運営に起因する賠償事故に関するリスクは、次のように多様化しております。
①学校の教育活動に起因する教職員の行為によって、児童・生徒または第三者に損害を与えた。
②学校の教育活動中、教育活動に直接起因しない教職員の個人行為によって、児童・生徒または第三者に損害を
与えた。
③校外教育を含む教育活動中に児童・生徒が、第三者や他の児童・生徒に損害を与えた。
④学校教育指導の協力者が、第三者や児童・生徒に損害を与えた。
これまで、学校の賠償責任を補償する保険としては、上記①の学校の業務上の責任による賠償事故を補償する保険
が中心となっておりましたが、弊社では、学校の抱える賠償リスクの変化に対応して、これらのリスクを総合的に
補償する「個人責任補償学校賠償総合プラン」を販売しております。このプランにより、貴校の教職員の皆様が安心
して教育活動に専念できることとなるだけでなく、児童・生徒の学校生活や、指導協力者による学校教育活動が、安
全で充実したものになることと確信しております。
つきましては、以下にその概要をご案内いたしますので、ご高覧のうえご採用賜りますよう、よろしくお願い申し
上げます。
敬具
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1.個人責任補償学校賠償総合プランの特徴
①学校や教職員の業務(教育)に基づく賠償責任のほか、学校管理下における、教職員の個人行為
(業務に直接関連しない行為)に起因して児童・生徒や第三者にケガをさせたり物を壊した場合
の賠償責任も補償します。
②学校管理下における、児童や生徒の行為によって、他の児童・生徒や第三者に損害を与えた場合
の賠償責任も補償します。
③「総合的な学習の時間」の本格実施に対応して、学校管理下における、学校教育の指導協力者(注)
によって児童・生徒や第三者に損害を与えた場合の賠償責任も補償します。
(注)学校教育の指導協力者とは、学校教育の充実のため、学校が指導協力を依頼する専門的な知識や技術、経験を有する方を
いい、部活動指導協力者、水泳授業指導協力者、障がい児学級遠足の付添協力者、地域や社会教育の指導協力者などをい
います。
※指導協力者の傷害事故を補償するプランもございますのでお気軽にお申し付けください。
④全国市長会等の「学校災害賠償補償保険」に加入されていても、この上乗せ補償として、本プラ
ンにご加入いただくことも可能です。
⑤加入時の児童・生徒および教職員の人数によって保険料を算出しますので、保険期間満了時の保
険料の確定精算が不要です。
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2.個人責任補償学校賠償総合プラン(業務外個人行為補償特約付施設賠償責任保険・生産物賠償責任保険)の概要
◆プランのしくみ
学校管理下中の個人賠償責任補償学校賠償責任保険(「個人責任補償学校賠償総合プラン」
)は、次の2つの補償を
セットしたプランです。
①「学校賠償基本契約」
(施設所有(管理)者賠償責任保険、生産物賠償責任保険)
学校施設の使用・管理や教育活動の遂行に起因して、児童・生徒その他第三者に損害を与えた場合、学校(教職員
を含みます。
)が法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害を補償します。
②「個人賠償責任補償」
(業務外個人行為補償特約)
学校教育活動中または学校管理下中の、教職員、児童・生徒、教育指導協力者等の個人行為によって、児童・生
徒その他第三者に損害を与えた場合、これらの方が法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害を補
償します。
網掛け部分が補償の対象
①学校賠償基本契約
学校施設の所有・使用・
管理、または教育活動に
起因する賠償事故を
補償
②個人賠償責任補償
学校の管理下中である
が、個人の行為に起因す
る賠償事故を補償
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これまで…個人賠償責任保険
(各個人が個別に加入)
個人の日常生活に起因
する賠償事故を補償
3.学校管理下中の賠償事故の責任について(その1-学校内を中心とした事故)
◆学校管理下中に児童・生徒が損害を被った場合の学校または教職員の賠償責任
学校管理下において、児童・生徒がケガをしてしまった場合、学校(教職員)が必ずしもその責任を負うべきも
のではありません。その根拠法である国家賠償法においても民法(不法行為)においても、学校側に故意または
過失がない場合は、損害賠償責任は発生しないことになります。児童・生徒がケガをしても、学校が充分に指導
や配慮をしていれば、賠償責任はないことになりますが、授業中または教育活動中の事故においては多くの場合、
学校側の責任が問われることになります。責任の有無は個別の状況によって判断されることになりますが、通学・
下校中、休み時間や始業前の事故であれば責任が認定される可能性は相対的に低くなると考えられます。
◆学校管理下中に児童・生徒同士の事故により児童・生徒が損害を被った場合の責任
学校管理下において、児童・生徒の過失等によって、他の児童・生徒がケガをしてしまった場合、加害者に損害賠償
責任が発生し、賠償義務を負います。これまでの学校賠償責任保険(施設所有(管理)者賠償責任保険や全国市長会
学校災害賠償補償保険等をいいます。
)では、これらの児童・生徒の加害行為は補償の対象としておりません。ケー
スによっては児童・生徒の責任のほか、教職員にも監督責任が認められ、共同不法行為が認定される場合もあります。
※スポーツ中に、生徒同士が衝突して一方がケガをしたような場合は、通常不可抗力と解され、過失は認定されませんので、ケガ
をさせた生徒に必ずしも責任が生じるわけではありません。
◆教職員の行った職務に関係のない行為に起因する賠償責任について
学校賠償責任保険では、学校または教職員の行った行為に起因して他人に損害を与えた場合が支払の対象となっ
ていますが、この行為とは職務による行為に限定されます。例えば、放課後に教員が趣味でゴルフの素振りを校
庭で行っていた際に、生徒にケガをさせてしまった場合は、民法の不法行為により責任を負いますが、職務に関
係しない個人の日常生活上の個人責任(個人賠償責任)によるものであり、これまでの学校賠償責任保険では対
象となりませんでした。
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4.学校管理下中の賠償事故の責任について(その2-校外活動等における事故)
◆校外活動における賠償事故の特色
学校、児童・生徒の事故の態様における責任関係については前記(その1)とほぼ同様の取扱いとなります。た
だし、「総合的な学習の時間」の増加と共に、学校外での教育活動の機会が飛躍的に増加してくると考えられま
すが、学校外では、当然ながら外部の方と接触する機会が増えるため、賠償事故の発生の可能性が増えると共に、
被害者が他人であることから強く賠償を求めてくる傾向があると考えられます。さらに、歩行中に他人の家屋の
塀を壊すなどの事故を想定した場合、引率者はすべての児童・生徒の行動を完全に管理することは不可能ですか
ら、児童・生徒個人の責任が認められる事案も増えてくると思われます。
◆学校教育の指導協力者の賠償責任
学校管理下において教育の指導協力者の行為によって、他人(児童・生徒等を含みます。)に損害を与えた場合、
指導協力者は学校の職員(公務員)ではありませんから、国家賠償法ではなく、不法行為によって責任を問われ
ることになります。基本的には学校の委託によって指導を行っているわけですから、学校賠償責任保険の対象と
なりますが、例えば休日におけるスポーツの個別指導や、学校までの移動の際の賠償事故など、指導協力者の個
人賠償責任に関する事故として、学校賠償責任保険では対象とならない事故も想定され、そのような場合に対処
すべき保険手当が重要な課題となります。
◆PTA役員の活動に関する賠償事故
PTAの活動により賠償事故が発生した場合、PTA活動は児童・生徒の保護者を中心とした自発的な集まりで
あることから、その活動は学校の業務とはみなされず、学校賠償責任保険の対象とはなりません。しかしながら、
PTA役員の業務については、教育活動に密接する場合も散見され、個人の奉仕に基づく活動であることから、
その際の賠償事故の保険カバーのニーズもあります。
→この危険は別途「PTA賠償責任保険」にてお引受けします。
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5.学校賠償基本契約(基本補償)の概要(その1)
<概要>
学校賠償基本契約(基本補償)は、学校施設の欠陥や教育活動の遂行の不備に伴う事故が発生した場合で、第三者(児童・生徒等を
含みます。)の身体に障害を与えたり財物を損壊させたりして学校が法律上の損害賠償責任を負担するときに、これにより被る損害を
補償する保険です。
<保険の構成(賠償責任保険普通保険約款+施設所有(管理)者特別約款+生産物特別約款)>
学校賠償基本契約は、次の保険契約によって構成されています。
① 施設所有(管理)者賠償責任保険
学校施設の欠陥や教育活動の遂行に伴う賠償事故が発生した場合を補償
② 生産物賠償責任保険
給食や行事の際に学校が提供した飲食物(生産物)によって食中毒などの賠償事故が発生した場合を補償
<対象となる施設>
貴校の所有、使用または管理する、校舎やその他の建物、門・塀、プールその他の学校敷地内のすべての構築物、設備、競技場等の
施設が対象となります。
<対象となる業務>
教育課程に基づく授業として行われる教育活動のほか、クラブ活動、遠足や運動会等の学校行事、課外指導等の教育活動をいいます。
※個人責任補償学校賠償総合プランは、「学校賠償基本契約」と「個人賠償責任補償」をセットしたプランであり、基本契約は必ず契
約しなければなりません。また、全国市長会「学校災害賠償補償保険」等の学校賠償責任保険にご加入の場合は、基本契約を最小限の
上乗せ保険として契約することができます。
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6.学校賠償基本契約(基本補償)の概要(その2)
<お支払いする保険金等>
法律上の損害賠償責任を負担して支出した損害賠償金(人身事故の場合は、治療費や休業補償、慰謝料などがあげられます。)の
ほか、裁判費用や弁護士費用、損害の発生または拡大を防止するために支出した必要または有益な費用等もお支払いします。
<お支払いの対象となる賠償事故の例>
●校舎の階段の手すりや滑り止めが破損しており、これによって生徒が転んでケガをした。
●プールの授業中に、排水溝に脚を吸い込まれ、生徒が溺死した。
●遠足の際、悪天候にもかかわらず登山を決行し、大雨によってがけ崩れが発生したことによって、生徒が負傷した。
●課外授業で、清掃工場見学の際、生徒に適切な注意を行わなかったため、設備を壊してしまった(状況によっては生徒個人の
責任が問われたり、共同して責任を負う場合もあります。)。
など
<保険金をお支払いできない主な場合>
・戦争、外国の武力行使、革命、内乱または暴動等によって生じた事故
・保険契約者、被保険者またはこれらの方の法定代理人の故意によって生じた事故
・地震、噴火、津波、洪水または高潮
・他人から借りたり預かったりしている物について生じた損害賠償責任
・教職員が、学校の業務に従事中に被った身体の障害に起因する損害賠償責任(労災補償)
・被保険者と同居する親族の身体の障害または親族が所有、使用または管理する財物の損壊に起因する損害賠償責任
・日本国外での事故または国外で提訴された損害賠償
・排水または排気(煙を含みます。)に起因する損害賠償責任
・昇降機、自動車等の所有、使用または管理に起因する損害賠償責任
など
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7.個人賠償責任補償の概要(その1)
<概要(業務外個人行為補償特約(学校用)>
個人賠償責任補償は、学校の業務中または管理下における、①業務(教育活動)に直接関係のない教職員の個人行為、②児童・生
徒の行為、③学校教育の指導協力者の行為によって、第三者の身体に障害を与えたり財物を損壊させたりしてこれらの方が法律上
の損害賠償責任を負担する場合に、これにより被る損害を補償するものです。
<この補償の被保険者>
① 校長、理事、教職員等(臨時職員、臨時講師を含みます。)
② 学校教育の指導協力者(PTAは学校の指導協力者として行動している間のみ被保険者となります。)
③ 児童・生徒(児童・生徒の行為について監督義務者が責任を負う場合その監督義務者)
※事故が発生した場合、備え付けの名簿等により対象者であることが確認できることが必要です。
<この補償で補償される教職員の業務に直接関係のない個人行為とは>
学校の教育業務中または管理下で行われる、業務に直接関係のない歩行、食事、放課後の個人的なスポーツなど日常生活上の行為
をいいます(学校賠償基本契約で対象とならない業務性のない行為をいいます。)
。
<学校の業務中・学校管理下とは>
次の場所で行われる、学校業務(教育活動、クラブ活動、学校行事、課外指導等の教育活動等)を学校または教職員が遂行してい
る間、およびその業務の遂行や運営について指示・監督を行うべき状態の下にあることをいいます。
① 保険証券記載の学校施設または事業場
② 業務が遂行される場所(移動中を含みます。)
③ 上記の相互間または、被保険者の自宅との間の通常の往復経路
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8.個人賠償責任補償の概要(その2)
<お支払いする保険金等>
法律上の損害賠償責任を負担して支出した損害賠償金のほか、裁判費用や弁護士費用、損害の発生または拡大を防止するために支
出した必要または有益な費用等もお支払いします(学校賠償基本契約と同じです。
)。
<お支払いの対象となる賠償事故の例>
●教職員が、昼休みに児童と一緒に野球をし、素振りをしたところバットが別の児童にぶつかりケガをさせた(業務性が認められ
る場合は、基本補償の対象となります。)。
●教職員が、社会見学の課外活動で、電車で移動する際に、駅の階段で他人とぶつかり転倒させ、ケガを負わせた。
●児童が、昼休みに一輪車の練習をしていたところ、バランスを崩し、通りかかった別の児童に衝突し、ケガをさせた。
●生徒が、課外授業で、スーパーマーケットを見学の際、積んであった食品を倒し損害を生じさせた。
●学校から依頼を受け、児童に竹細工の作り方を教える指導協力者が、あやまって小刀を落とし、児童にケガを負わせた。
●サッカー指導を行う指導協力者が、模範でシュートをしたところ、誤って隣家のガラスを割ってしまった。
など
<保険金をお支払いできない主な場合>
基本補償での「保険金をお支払いできない主な場合」のほか、以下の場合も対象となりません。
・被保険者の心神喪失に起因する損害賠償責任
・被保険者または被保険者の指示による暴行・殴打に起因する損害賠償責任
など
※児童・生徒同士の運動中の事故など、不可抗力として(過失が認定されず)もともと賠償責任が存在しないケースもあります。
これらの被保険者に責任が認定されない事故は、基本補償でも、この補償でもお支払いできません。なお、これらの児童・生徒
のケガについては独立行政法人日本スポーツ振興センターの災害給付制度が適用されます。
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9.ご加入方法について
◆保険契約者
自治体または貴校となります。
◆保険期間
1年間とします。
◆保険料のご負担について
原則として、学校賠償基本契約部分は自治体または貴校でご負担いただき、個人賠償責任補償部分は各教職員・生
徒(PTA)の皆様にご負担いただきます。※PTA 向け案内文書例を別紙1として添付しておりますのでご参照ください。
◆他の制度との関係
①全国市長会等の学校災害賠償補償保険との関係
・この保険は学校賠償責任保険と学校災害補償保険(ケガによる見舞金の給付補償)から構成されていますが、こ
のうち学校賠償責任保険は、本プランの「学校賠償基本契約」と同様の補償内容です。
・この保険にご加入されている場合、「学校賠償基本契約」を最低の補償金額で、この保険の上乗せ補償としてご
加入いただきます。
②独立行政法人日本スポーツ振興センター災害共済給付制度との関係
・この給付制度は、独立行政法人日本スポーツ振興センター法に基づくもので、児童・生徒が学校管理下中に災害
を被った場合、医療費の一部または死亡・障害見舞金が支払われるものです。この給付制度にセットされる「免
責の特約」(給付が行われる場合で学校に賠償責任があるときでも、この特約がセットされているとセンターは
学校に求償をしません。)により実質的に学校側の賠償リスクの一部を補償するものであり、本プランの「学校
賠償基本契約」はこの給付制度の上乗せ保険となります。
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10.保険料について
<契約の概要と条件>
●施設の概要・名称
●児童・生徒数(
)名
●昇降機の有無
)名 合計(
教職員数(
)名
特約その他
項
目
学校賠償基本契約
個人賠償責任補償
合
免責金額
(自己負担額)
円
円
円
なし
支払限度額
身体・財物共通
身体・財物共通
計
保険料
円
円
円
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告 知 義 務 と 通 知 義 務 等 に つ い て
■ご契約締結時にご注意いただきたいこと(告知義務)
ご契約を締結いただく際に、ご契約者または被保険者には弊社が照会する重要な事項(告知事項)について正しくお申出いただく義務(告知義務)がございます。正しくお申出
いただきませんと、保険金をお支払いできなかったり、契約を解除させていただく場合がございますのでご注意ください。なお、告知事項とは危険(損害発生の可能性)にかかる
事項をいい、以下の項目が該当します。
①保険の対象となる施設
②被保険者となる人数(児童・生徒数、理事、校長、教職員および学校活動協力者等の合計人数) ③生産物の内容
④この保険契約の全部または一部に対して支払責任が同じである他の保険契約または共済契約の有無(有の場合はその内容)
■ご契約締結後にご注意いただきたいこと(通知義務等)
保険契約締結後、ご契約者または被保険者には、上記告知事項に変更がある場合は、弊社にお申出いただく義務(通知義務)があります。申込書または保険証券に記載されたこれらの事項
に変更がある場合には、遅滞なくご通知ください。遅滞なくご通知がない場合は、保険契約を解除させていただくことや保険金をお支払いできないことがあります。また、保険証券記載の住所
または通知先に変更がある場合に、ご通知いただけなかったときは、重要なお知らせやご案内ができないことがありますので、これらの変更につきましても必ず弊社へご連絡ください。
事 故 が 発 生 し た 場 合 の お 手 続 き お よ び 保 険 金 の お 支 払 時 期 に つ い て
■事故の通知について
1.この保険で補償される事故が生じた場合は、次の事項を遅滞なく取扱代理店または弊社へご連絡ください。
①事故の状況、被害者の住所、氏名 ②事故発生日時、事故場所 ③損害賠償の請求を受けた場合はその内容
●日新火災テレフォンサービスセンター フリーダイヤル0120-25-7474 (24時間・365日受付)
2.この保険には、保険会社が被害者との示談交渉を行う「示談交渉サービス」はございません。したがいまして、賠償をしなければならないと思われる事故が発生した場合、
事故の処理につきご相談ください。弊社からの助言に基づき、お客さまご自身が、被害者の方との示談交渉をすすめていただくことになります。また、あらかじめ弊社の承認を
得ず示談金や賠償金の額の合意をされた場合には、その一部または全部について保険金をお支払いできないことがありますのでご注意ください。
■賠償責任保険の保険金のお支払いについて
賠償事故によって被保険者の負担する損害賠償責任が発生した場合、その事故にかかわる賠償保険金は、被保険者が賠償金を被害者にお支払い済みである場合等を除き、原則とし
て被害者に直接お支払いします。なお、損害賠償請求権者(被害者またはその遺族)は、賠償保険金の支払を優先的に受ける権利(先取特権)を有し、これを行使することができます。
■保険金の請求に必要な書類等について
保険金のご請求にあたっては、事故の種類や内容に応じ、次の書類等のうち弊社が求めるものをご提出ください。なお、下記は例示であり、事故の種類・内容に応じて下記以
外の書類等の提出を依頼することがあります。事故のご連絡をいただいた後、弊社より改めて提出が必要な書類等のご案内をいたします。
①保険金請求書
②被保険者が損害賠償請求権者に対して負担する法律上の損害賠償責任の額を示す示談書および損害賠償金の支払または損害賠償請求権者の承諾があったことを示す書類
③被害が生じた物の価額を確認できる書類、修理等に要する費用の見積書(既に支払がなされた場合は、その領収書とします。)および被害が生じた物の写真(画像データを含みます。)
④死亡診断書または死体検案書、逸失利益の算定の基礎となる収入の額を示す書類および戸籍謄本
⑤後遺障害診断書および逸失利益の算定の基礎となる収入の額を示す書類
⑥診断書、治療等に要した費用の領収書および休業損害の額を示す書類
■保険金をお支払いする時期について
弊社が保険金のお支払いに必要な書類の取付を完了した日から、原則として30日以内に保険金をお支払いします。なお、次のような事由が生じた場合には、お客さまにその
理由と内容をご連絡のうえ、事由ごとに定めた日数を限度にお支払時期を延長させていただくことがあります。
①警察、検察、消防その他の公の機関による捜査・調査の結果を得る必要がある場合
②専門機関による鑑定等の結果を得る必要がある場合
等
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そ の 他 ご 契 約 に あ た り ご 注 意 い た だ き た い こ と
※このご案内は学校管理下中の個人責任補償学校賠償責任保険の簡単な説明を記載したものです。保険金の支払条件その他この保険の詳細につきましては、弊社
代理店または弊社にご照会ください。また、ご契約時およびご契約後に、特にご注意いただきたい事項を、契約申込書および重要事項説明書に記載しておりますの
でご確認ください。
●弊社代理店は、弊社との委託契約に基づき、保険契約の締結・保険料の領収・保険料領収証の交付・ご契約の管理業務等の代理業務を行っております。したがい
まして、弊社代理店とご締結いただいて有効に成立したご契約につきましては、弊社と直接契約されたものとなります。
●保険料をお支払いの際は、弊社所定の保険料領収証を発行しますのでお確かめください。ご契約後1か月を経過しても保険証券が届かない場合は、お手数ですが
弊社営業店にご照会ください。
●複数の保険会社による共同保険契約を締結される場合は、「共同保険に関する特約」に基づき幹事保険会社が他の保険会社の代理・代行を行います。引受保険会
社は各々の引受割合に応じて連帯することなく単独別個に保険契約上の責任を負います。
●保険金をお支払いできない場合やお支払いする保険金の制限額があります。詳細につきましては、弊社代理店または弊社にご照会いただくか、ご契約の約款等を
ご参照ください。
●弊社は、お預かりしたお客さまの個人情報を、適切に取り扱うとともにその安全管理に努めております。「お客さま情報のお取扱いに関するご案内」をお渡ししており
ますのでご確認ください。
代理店・営業担当
●お問合せは
本店/〒101-8329 東京都千代田区神田駿河台2―3
TEL/03(3292)8000 (代表)
お客さま相談窓口
フリーダイヤル/0120-17-2424 [9:00~17:00 (土日祝除く)]
ホームページアドレス http://www.nisshinfire.co.jp
保険デザインパートナーズ
〒600-8119
京都市下京区本塩竈町583-5 KAWARAMACHI PLACE 602
TEL 075-200-3368 FAX 050-3488-4006
【‘10 年 09 改】
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別紙1
案内文例(PTA向け)
平成○○年○月○日
PTA各位
○○小学校長
○○ ○○
「総合的な学習」の実施に伴う「個人責任補償学校賠償総合プラン」の導入について
拝啓
時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。PTA各位におかれましては、日頃より当校教
育活動に関し格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、ご高承のとおり平成 14 年度より「総合的な学習の時間」の導入が本格的に実施されています。
「総合的な学習の時間」は、これまでとかく画一的といわれた学校の授業を見直し、地域や児童または
学校の実態に応じて創意工夫を生かした特色ある教育や、国際理解、情報、環境、福祉・健康といった
従来の教科をまたがる課題に関する学習を行える時間を創出するものです。これらの学習によって、子
供たちが各教科等の学習で得た個々の知識を結びつけ、総合的に働かせることによって、主体性・独創
性を育み、自ら学び考える力を育成することを目指しています。
このような総合的な学習の時間の創設により、学校外での教育活動や行事が増加することになります
が、これによって様々な事故が発生する可能性が増大する側面もあります。児童自身がケガを被った場
合には、独立行政法人日本スポーツ振興センターの災害共済給付が適用されますが、児童が他人にケガ
をさせたり他人の物を壊したりといった賠償責任については補償がありません。校外の授業や行事が増
加するのに伴い、このような第三者に対する賠償責任の危険は増大すると考えられ、これに対する保険
の手当が重要であると考えております。
つきましては、このような学校管理下中または通学中の「賠償責任」を補償する「個人責任補償学校
賠償総合プラン」を採用したくご案内申し上げます。このプランは学校の管理下における児童の責任を
一括して補償するもので、学校の管理下中に補償を限定することにより格安に加入できる保険です。な
お、個人の責任を補償するという性質上、保険料は一部PTA負担となるものですが、趣旨をご理解い
ただき、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。別紙にその概要と学校の賠償責任についてまとめま
したので、ご高覧ください。
敬具
記
1.
補償額:対人事故・対物事故とも共通で 1 事故
2.保険料:PTA負担分、児童 1 名当たり
億円
円
3.お支払方法:○月○日までに現金にて納入ください。
以上
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別紙
個人責任補償学校賠償総合プラン(業務外個人行為補償特約付施設所有(管理)者賠償責任保険・生産物賠償責任保険)の概要
1.概要
「個人責任補償学校賠償総合プラン」は、次の2つの補償をセットしたプランで、学校の施設や業務
に起因する賠償事故または学校の管理下中の児童・生徒の行為に起因する賠償事故を補償します。
① 「学校賠償基本契約」
学校の施設の使用・管理や教育活動の遂行に起因して、児童・生徒その他第三者にケガをさせたり
第三者の物を壊した場合、学校(教職員を含みます。)が法律上の損害賠償責任を負担することに
よって被る損害を補償します。
② 「個人賠償責任補償」
学校教育活動中または学校管理下中の児童・生徒の個人行為によって、他の児童・生徒その他第
三者に損害を与えた場合、これらの方が法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害
を補償します。
※学校管理下中とは、学校業務(教育活動、クラブ活動、学校行事、課外指導等の教育活動等)を
学校または教職員が遂行している間、およびその業務の遂行や運営について指示・監督を行うべ
き状態の下にあることをいいます。学校業務が行われている場所、および移動中、自宅との往復
途上が対象となります。
2.対象となる事故の例
<「個人賠償責任補償」部分>
● 児童が、校外授業で電車に乗って移動する際、階段でお年寄りにぶつかり、転倒させケガを負わ
せた。
● 児童が、昼休みに一輪車の練習をしていたところ、バランスを崩し、通りかかった別の児童に衝
突し、ケガをさせた。
● 児童が、工場見学の際、誤って精密機械に触れてしまい、機械を破損させてしまった。
※これらの事故は、学校と個人の過失の割合によって共同して責任を問われる場合もあります。
3.補償金額と保険料
学校賠償基本契約
1 事故支払補限度額
(生産物事故は期間中限度額)
免責(自己負担額)1 万円
(
個人賠償責任補償
1事故支払限度額
(対人対物共通)
免責(自己負担額)なし
1 名あたり保険料
(生徒 1 名あたり)
)
円
1 名あたり保険料
(生徒・教職員 1 名あたり)
円
※学校賠償基本契約は、公費負担とし、個人賠償責任補償は児童・生徒(保護者)負担となります。
以上
[’10.09(改)]
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