平成 26年度 3回第流通関連セミナー行列のできる賃貸住宅！？入居者・オーナーともに喜ぶ “カスタマイズ賃貸” とは？平成26年度第3回流通関連セミナーを平成27年2月6日（金）、埼玉県さいたま市の埼玉会館で開催しました。テーマは「行列のできる賃貸住宅！？入居者・オーナーともに喜ぶ“カスタマイズ賃貸”とは？」。株式会社メゾン青樹代表取締役の青木純氏による講演に、多数の参加者が集まり熱心に耳を傾けました。青木純氏　株式会社メゾン青樹代表取締役　が始めた大家業を継ぐことになりました。を選べるようにしました。入居者に選んでも 36歳の時でした。この時引き継いだのが、らうことで、中古マンションを購入したよう豊島区東池袋にあるロイヤルアネックスな気分を味わってもらえ、次の入居者も壁という賃貸マンションです。SRC造・13 紙を選び張り替えるので、原状回復も必階建て、当時築23年の中古マンションで要ないのです。す。 1階が店舗、2階が事務所、3 最初に申し込んでくれた入居希望者と ∼ 13階が住居（63戸）。この裏側に築37 は2時間かけて面談し、若草色の壁紙を年の建物（7戸）もあり、全体で70戸。場選んでもらいました。大家が店子と話すこ所は、都電荒川線向原駅から徒歩2分、とができるのは、クレームの時だけです。山手線大塚駅から徒歩8分。壁紙を選ぶという行為でフラットな状態で新築当時はハイグレードマンションで話ができました。私自身この時間は楽しくしたが、今ではいわゆる普通の賃貸物て仕方ありませんでした。件。築年数も古いですから、検索もされ最初は上手くいきませんでしたが、一ず、空き部屋が増えていくばかり。さらに、部屋ずつ手間をかけて、行列のできる私自身はもともと売買専門の仲介会社私が家業を継いだ2011年には東日本大賃貸マンションになっていきました。上手にいて、自分の家を探す以外は、賃貸事震災が起こりました。空室率は約25％超とくいったのではなく、上手くいかせ続けた業は経験がありませんでした。その後、不なってしまいました。のです。例えば、住民が実際に住んでい動産ポータルサイトの事業責任者を務対策として思いつくことはすべてやりましる部屋をモデルルームにさせてもらいましめましたが、そこでも中古売買が中心でした。それでも1 ∼ 2部屋しか決まりません。た。住民も自分が作りあげた部屋に愛着た。そもそも賃貸はあまり好きではなかった。そこで、従来型のやり方ではなく根本的にと自信をもっているので、快く協力してくれまず安っぽくて、自由度がない。真っ白い見直そう、価値を再構築しなければいけます。住民がリアリティをもって説明してく壁のまま入居して、画鋲1つも打てない。そないと考えました。そして、思いついたのがれるので非常に説得力があり、多くの入空室率25％超の築古マンションが行列物件にうした窮屈さを感じていました。ところが2011年1月、思いがけず祖父「壁紙」でした。若干コストはかかりますが、国産の品質の良い壁紙や輸入壁紙居者の獲得につながりました。年数を経るごとに、入居者の自分たち 3