(3) 農林漁業成長産業化ファンドについて ① 農林漁業成長産業化ファンドの流れ 対象事業者 (本図は資金・支援の流れを図示したもの) 直接出資 間接出資 貸付け 農林水産物等 (産業投資) 出資 (株)農林漁業 成長産業化支援機構 (A-FIVE) 支援対象事業 活動支援団体 出資 • 20年間の時限組織 出資 サブファンド 一体的 経営支援 民間等 食品企業、 金融機関等 • 出資期間は15年間 • 機構の出資割合は50%以下 • サブファンドは、同地域に複 数設立される場合も想定 出資 6次産業化事業体 ( 六次産業化・ 地産地消法の認定事業者) 出資 国 農林漁業者 民間等 地方自治体、農業団体、 金融機関、地元企業等 出資 技術、販路、 ノウハウ 6次産業化 パートナー 企業 出資 資本性劣後ローン 支援 地方自治体、 農林漁業団体 融資 地域金融機関等 連 携 6次産業化プランナー 等 経営支援 15 ② 支援対象事業者の資本結合による戦略的提携 ○ ファンドの出資対象は、農林漁業者等を主たる出資者として、加工・流通等のノウハウ等を有するパートナー企業が資本 参画することで形成される合弁事業体等(6次産業化事業体)。出資対象となるためには、六次産業化・地産地消法に基づ き総合化事業計画の認定を受けることが必要。 【6次産業化事業体】 事業に必要な資金 借入金 議決権のある株式構成 農林漁業者出資分 (A%) ・大規模供給能力 ・トレサビリティ対応力 ・生産者グループ形成力 etc. > 出資 成長資金+農林水産物供給 ・高品質生産 パートナー企業出資分 (B%) サブファンド出資分 (原則、上限50%) 資本金 農林漁業者 戦略的連携構築の実現! 成長資本と経営支援の一体提供 民間等 地方自治体、農業 団体、金融機関、 地元企業等 サブファンドの場合 成長資金+販路、ノウハウ 供給 パートナー企業 出資 ・販売ネットワーク 出資 (50%以下) ㈱農林漁業成長 産業化支援機構 (A-FIVE) ・マーケティング力 ・物流ノウハウ ・IT技術 etc. 16 ③ 出資対象となる事業体の設立手法 ○ 出資対象となる事業体は、農林漁業者からの①出資 ②現物出資 ③加工部門の分社化、等の手法に より、ファンドからの出資受け皿となる6次産業化事業体を用意。 ○ 既存の事業体を活用し、追加的にサブファンド、パートナー企業からの出資を受け入れることも可能。 ①出資型 ②現物出資型 農林漁業者 サブファンド 地域ファンド テーマファンド 出資金 加工 部門 パートナー 企業 サブファンド 地域ファンド テーマファンド • 加工部門の 分社化 出資金 出資金 加工 部門 6次産業化事業体 (合弁事業体) 出資金 パートナー 企業 二次 加工施設 6次産業化事業体 (合弁事業体) 地域ファンド テーマファンド 出資金 生産 部門 一次 加工施設 6次産業化事業体 (合弁事業体) サブファンド 農林漁業者 農林漁業者 出資金 パートナー 企業 ③分社化型 17 ④ 新たな政策ツールとしての「出資」 ○ これまでの補助金・融資に加え、新たな政策ツールとして「出資」を追加。 ○ ファンドからの「出資」により、①自由度の高い資金供給、②財務体質の強化(民間資金の呼び水)を通 じて、 6次産業化事業の取組強化・拡大を図る。 補助金 特 徴 • 事業要件が厳格 • 担保・保証不要 • 資金使途が限定的 • 担保・保証等が課題 • 資金使途が限定的 • 事業設計の自由度が高い • 担保・保証不要 • 財務体質を強化 平均的な自己資本比率の逆数を借入限度額とみなした場合、自己資金の何倍まで資金調達できるかを検討 ① ① • 仮に補助率1/2の場合、自己資金の2 倍の規模まで事業規模を考えられる 資金調達 補助金 自己資金 資金 調達 資金 調達 自 己 資 金 と 事 業 資 金 の 関 係 出資(本ファンド) 融資 融資 ④ 自己資金 ① • 事業者の信用力によるが、一般的な水準 (※)では、自己資金の2倍~5倍の規模 まで考えられる 金融機関等 からの融資 (※) ⑯ 資本性劣後ローン ファンド出資分 ② 自己資金(パートナー事業者) ① 自己資金(農林漁業者) ① • パートナーやファンドの出資が活かされ ることで、自己資金の20倍程度の規模 の事業も考えられる (※)資本性劣後ローンとは、金融機関が財務状況を判断するに当たって、負債ではなく、資本とみなすことができる借入金。 18 ⑤ ファンドの積極的な活用に向けた今後の対応 ○ ファンドの積極的な活用を促すため、以下のような運用改善を実施。 ① 植物工場を含め、合弁事業体等が6次産業化に必要な農業生産を行う場合について、A‐FIVEの出資対象。 ② 加工・流通等のノウハウを持ち、資本力もある農業参入した企業等に対し、ファンド活用のガイドラインを示し、明確に 農林漁業者と位置付けること等により、出資案件の形成を促進。 ③ サブファンドの出資割合の引き上げ、資本性劣後ローンの活用、農林漁業者の共同出資等多様な資金調達を行うとと もに、目利き人材を活用することで、ファンドの活用を推進。 A-FIVEによる 植物工場等への支援 ① 植物工場への出資 加工・流通等の取組と 併せて植物工場を整備 する場合に出資。 企業によるファンド活用の推進 ① 農業に参入した企業によるファンド活 用の推進 (ⅰ)農業参入したグループ企業 のパートナー企業として参加 農林漁業者等 出資分 (グループ企業) 多様な資金調達等によるファンド活用の推進 ① 農林漁業者の実質的な出資負担の軽減 (東日本大震災の被災地域などに配慮) (ⅰ) 一定の条件の下、サブファン 農林漁業者出資分 ドの出資割合の引き上げ 1/2 パートナー企業 出資分 (本体企業) サブファンド出資分 パートナー企業 出資分 サブファンド出資分 (ⅱ) 資本性劣後ローンの活用 農林漁業者等 パートナー企業 出資分 出資分 (17%) (16%) A-FIVE 資本性劣後ローン (33.3%) (ⅱ)リース方式により自ら農業 参入し、農業者として参加 農林漁業者等 出資分 (本体企業) パートナー企業 出資分 サブファンド出資分 ( 33.3% ) (ⅲ) 1人当たりの出資負担額の縮 小 サブファンド出資分 ② 農業分野への出資 加工・流通等の取組に 必要な農業生産につい て出資。 ② ガイドラインの策定 加工・流通のノウハウを持ち、資本力も ある農業参入した企業等に対し、ガイドライ ンを示し出資案件の形成を促進。 農林漁業者出資分 (8.7%) (8.7%) (8.7%) パートナー企業 出資分 ( 24% ) サブファンド出資分 ( 50% ) ② 目利き人材の活用 A-FIVEの業務運営に当たっては、引き続き、ファンド、食品 会社出身者等を活用。 ③ サブファンドとの連携強化 A-FIVEとサブファンドとのコミュニケーションの強化。 19 ⑥ サブファンドの設立状況について H27.3.23現在 1.地方金融機関中心の サブファンド 52サブファンド 総額748.02億円 (うちA-FIVE分374.01億円) 2.大手金融機関中心 のサブファンド 北海道銀行(30) 北洋銀行(30) JAグループ(100) 第四銀行(5) みずほ銀行(100)(注2) 北越銀行(5) 京都府内 4金融機関(10) みなと銀行(10) 但馬銀行(2) トマト銀行(10) 北日本銀行(5) 八十二銀行(10) 七十七銀行(20.2) 十六銀行(5) 福井銀行(10) 福島県内8金融機関等(20) 東和銀行(10) 中国銀行(5) 山陰合同銀行(10) 西京銀行(10) 東北の以下の4行と連携(20) 荘内銀行、北都銀行、 みちのく銀行、東北銀行 足利銀行等栃木県内10金融機 関と連携(20) 常陽銀行(10) 広島銀行(10) 三菱東京UFJ銀行(20) 福岡銀行(20) 埼玉りそな銀行(5) 西日本シティ銀行(20) 山梨中央銀行(5) 佐賀銀行(5) 十八銀行(10.02) 滋賀銀行(5) 肥後銀行(10) 千葉県内 11金融機関(20) 東北の以下の4行と連携 青森銀行、秋田銀行、 岩手銀行、山形銀行 静岡銀行(5) 愛知県内9金融機関(10.8) 三井住友銀行(20) 南都銀行(5) 大分銀行(20) 百五銀行(5) 紀陽銀行(10) 3.その他のサブファンド 宮崎銀行(10) 鹿児島銀行(10) 伊予銀行(20) 愛媛銀行(20) 琉球銀行(5) 四国銀行(10) 注1 当資料は設立準備中のサブファンドも含まれます。 阿波銀行(10) エー・ピーカンパニー(10) 百十四銀行(5) ぐるなび(10) 香川銀行、 徳島銀行(5) 主な出資金融機関等(ファンド総額 単位:億円) (A-FIVE出資分含む) 群馬県上野村(10) 注2 地域金融機関との連携による複数のサブファンド設立を想定する中で、100億円の支援決定を受けており、その一部としてサブファンドを組成。サブファンド数は2とカウント。 20 ⑦ 出資案件の地域別出資決定状況について H27.5.13現在 出資決定案件 59件 サブファンド出資決定額 37.82億円 (うちA-FIVE分18.91億円) 北海道 青森県 岩手県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 埼玉県 千葉県 4 2 2 1 2 4 1 1 4 東京都 新潟県 石川県 福井県 長野県 岐阜県 兵庫県 和歌山県 岡山県 2 2 1 1 3 1 1 3 2 広島県 山口県 徳島県 愛媛県 福岡県 熊本県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 ○47都道府県中で27道都県( 黄色 )から59案件が組成 2 1 1 3 4 5 2 2 2 (注) 所在地については、6次産業化事業体の所在地 21 4 A-FIVE 事業者名 サブファンド(SF) 主な出資者 出資案件について SFによる出資決定額 (単位:百万円) 平成27年5月13日現在 事業内容 出資同意 決定日 (株)OcciGabi Winery (北海道 余市町) 北洋銀行 SF 121.9(60.95)※ 出資総額 243.8 余市産ぶどうのみを使用した高品質・高価格ワイン を製造 H25.9.2 ジャパンホートビジネス(株) (千葉県 富里市) 千葉銀行等県内 11金融機関 SF 50(25)※ 出資総額 100 植木、盆栽を中国に加えEU、北南米等の輸出も志向 して新たな市場を開拓 H25.9.2 沖縄栽培水産(株) (沖縄県 与那国町) 西日本 シティ銀行 SF 40(20)※ 出資総額 80 沖縄県与那国島で高品質な車えびの周年販売を実現 H25.9.2 西日本水産(株) (福岡県 福岡市) 西日本 シティ銀行 SF 60(30)※ 出資総額 120 未成熟なウナギを一定の条件下で再肥育し、成熟した ウナギとして出荷 H25.10.9 (株)みらいトレーディング (東京都 千代田区) JAグループ SF 20(10)※ 出資総額 40 鮮度を保持できる新包装でレタスを流通 H25.11.11 (株)あおもり海山 (青森県 深浦町) みちのく銀行 SF 100(50)※ 出資総額 200 クロマグロを冷凍加工し、新たな販路を拡大 H26.1.27 (株)おおのミルク工房 (岩手県 洋野町) 東北銀行 SF 13(6.5)※ 出資総額 26 高温保持殺菌牛乳やソフトクリームミックス等の開発 及び販路拡大 H26.3.10 (株)熊本玄米研究所 (熊本県 大津町) 肥後銀行 SF 130(65)※ 出資総額 260 玄米ペーストによる製パン加工で学校給食・病院向け 等に販売 H26.3.10 (株)マイセンファインフード (福井県 鯖江市) JAグループ SF 50(25)※ 出資総額 100 玄米・大豆を原料とした精肉代替商品の商品開発・ 販売 H26.4.14 (株)ベジタコーポレーション (広島県 福山市) 中国銀行 SF 100(50)※ 出資総額 200 産地リレーにより九州全域及び消費地へのカット野菜 の製造販売 H26.4.14 いずも食品加工(株) (福岡県 糸島市) JAグループ SF 35(17.5)※ 出資総額 70 九州産の野菜を活用し、九州全域及び消費地向け惣菜 の販売 H26.4.14 ※:( )内はA-FIVE出資相当分 122 平成27年1月15日現在 事業者名 サブファンド(SF) 主な出資者 SFによる出資決定額 (単位:百万円) 事業内容 出資同意 決定日 (株)カゴシマバンズ (鹿児島県 霧島市) エー・ピー カンパニー SF 30(15)※ 出資総額 60(注1) 外食チェーン向け「黒さつま鶏」の加工販売 H26.4.14 (株)ひこま豚 (北海道 森町) 北洋銀行 SF 3(1.5)※ 出資総額 6 養豚事業者による独自ブランドの飲食店、直売及び外 食事業者等への販路拡大 H26.5.12 (株)J-ACEひびき (埼玉県 川越市) JAグループ SF 150(75)※ 出資総額 300 農業者団体が、鶏・豚肉を中心とした焼き鳥専門店等 の外食事業に進出 H26.5.12 (株)神明アグリイノベーション (東京都 中央区) 三井住友銀行 SF 10(5)※ 出資総額 20 需要者ニーズに基づき、多様な業務用の米需要に応じ た販売 H26.5.12 日本ワイン農業研究所(株) (長野県 東御市) 八十二銀行 SF 68.1(34.05)※ 出資総額 136.2 地元ぶどう・りんごのワイン及びシードルの醸造、販売 H26.5.12 (株)西粟倉・森の学校 (岡山県 西粟倉村) JAグループ SF 163.3(81.67)※ 出資総額 326.6 間伐材を原料とした加工品の製造、販売 H26.5.12 (株)いなほ農園 (愛媛県 八幡浜市) 愛媛銀行 SF 15(7.5)※ 出資総額 30 「媛っこ地鶏」を活用した加工品の販売と新たに飲食 店・直売所に進出する事業 H26.5.12 西日本フレッシュフーズ(株) (熊本県 熊本市) 西日本 シティ銀行 SF 150(75)※ 出資総額 300 生産者と青果卸が連携し、カット野菜・カット果物サ ラダ等の製造販売 H26.5.12 (株)ワンダーファーム (福島県 いわき市) 福島県 地域金融機関等 SF 240(120)※ 出資総額 480 トマト加工品の製造販売やレストラン運営事業に進出 し、被災地の復興を目指す事業 H26.5.30 香取プロセスセンター(株) (千葉県 香取市) 千葉銀行等県内 11金融機関 SF 50(25)※ 出資総額 100 地元産野菜を中心とした業務用カット野菜及び漬物の 製造販売 H26.5.30 (株)フレッシュベジ加工 (長野県長野市) 八十二銀行 SF 45(22.5)※ 出資総額 90 産地リレー体制による業務用及び消費者向けカット野 菜の製造販売 H26.5.30 (株)佐田岬の鬼 (愛媛県 松山市) 伊予銀行 SF 75(37.5)※ 出資総額 150 量販店、外食店の需要に応じた付加価値の高い手法に よるしらすの加工販売 H26.5.30 ※:( )内はA-FIVE出資相当分 (注1):無議決権株式を含む 2 23 事業者名 サブファンド(SF) 主な出資者 SFによる出資決定額 (単位:百万円) 事業内容 出資同意 決定日 (株)にいがたワインビレッジ (新潟県新潟市) 第四銀行 SF 50(25)※ 出資総額 100 新たな顧客層向けワイン生産や、農畜産物と併せた販 売・飲食事業 H26.6.23 (株)米心石川 (石川県 金沢市) JAグループ SF 260(130)※ 出資総額 520 石川県産米を使用した寿司加工品等の新商品開発や、 新規直営店の出店 H26.7.4 (株)マース (熊本県 益城町) 肥後銀行 SF 99.5(49.75)※ 出資総額 199 熊本県産農畜産物の加工品(野菜セットパック・ドラ イエイジングビーフ等)の製造販売 H26.7.4 (株)アグリゲート東北 (山形県 河北町) 七十七銀行 SF 6.9(3.48)※ 出資総額 13.9 果樹農家とパートナー企業が連携したギフトマーケッ トや輸出等による果物の加工販売 H26.8.8 SF 31(15.5)※ 出資総額 62 野菜農家が連携し、契約栽培による野菜等の周年出荷 販売事業 H26.8.8 (株)ジャパンアグリ イノベーション (茨城県 古河市) 三井住友銀行 常陽銀行 (注2) (三井住友24.8、常陽6.2) (株)ピュアディッシュ (千葉県 千葉市) JAグループ SF 60(30)※ 出資総額 120 新たな技術(真空低温調理法)を導入した野菜や鶏肉 等の国産農畜産物の加工・販売 H26.8.8 東京デリカテッセン(株) (千葉県 旭市) 千葉銀行等県 内11金融機関 SF 35(17.5)※ 出資総額 70 ブランド豚「なでしこポーク」を主材料とした外食事 業展開 H26.8.8 (株)食縁 (和歌山県 新宮市) 紀陽銀行 SF 134.9(67.45)※ 出資総額 269.8 ブリを中心とした養殖魚のフィレ加工品の輸出等販売 事業 H26.8.8 (株)ヒロサキ (青森県 弘前市) 青森銀行 SF 31.5(15.76)※ 出資総額 63 地元生産のりんごを使用したカットりんご等の加工・ 販売 H26.9.11 (株)つちのか (栃木県 足利市) 足利銀行 SF 9(4.5)※ 出資総額 18 マール牛やアスパラガス等の地元産農畜産物の加工食 品の製造・販売 H26.9.11 (株)特産野菜ネット (兵庫県 南あわじ市) みなと銀行 SF 40(20)※ 出資総額 80 淡路島産原料を中心とした国産乾燥野菜(たまねぎ 等)の製造・販売 H26.9.11 (株)アグリンクエブリイ広島 (広島県 福山市) 広島銀行 SF 40(20)※ 出資総額 80 白菜等を使用したキムチ・カット野菜等の製造・販売 H26.9.11 ※:( )内はA-FIVE出資相当分 (注2):複数のサブファンドからの共同出資 3 24 事業者名 サブファンド(SF) 主な出資者 SFによる出資決定額 (単位:百万円) 事業内容 出資同意 決定日 (株)はらだ牧場 (徳島県美馬市) 阿波銀行 SF 50(25)※ 出資総額 100 ブランド豚「阿波ポーク」を使用した外食事業 H26.11.6 里山アグリ(株) (岡山県倉敷市) トマト銀行 SF 10(5)※ 出資総額 20 県産農産物等を使用したレストラン、加工品の製 造・販売 H26.12.12 (株)食のかけはしカンパニー (沖縄県うるま市) 琉球銀行 SF 85(42.5)※ 出資総額 170 ハラール認証を取得した商品開発等、惣菜等加工品 の販売・輸出事業 H26.12.12 もったいねーべ(株) (茨城県水戸市) 足利銀行 SF 31(15.5)※ 出資総額 62 茨城県産のサツマイモ・栗を使用し、芋・栗ペースト 等の新商品の開発・販売 H27.1.15 (株)茨城もぎたてファクトりー (茨城県茨城町) JAグループ SF 50(25)※ 出資総額 100 茨城県産の野菜を使用し、冷凍総菜として外食事業 者等に販売 H27.1.15 ファンガーデン(株) (愛媛県松山市) 伊予銀行 SF 68(34)※ 出資総額 136 野菜苗・花苗等を小売店舗展開により消費者に直接販 売を行う事業 H27.1.15 (株)岡崎牧場 (宮崎県宮崎市) 宮崎銀行 SF 46.7(23.4)※ 出資総額 163.4(注1) 牛肉及びドライエイジングビーフ(熟成肉)の加工販 売及び外食事業 H27.1.15 (株)さつま福永牧場 (鹿児島県さつま町) 鹿児島銀行 SF 10(5)※ 出資総額 20 牛肉及びドライエージングビーフ(熟成肉)の加工販 売 H27.1.15 北海道そば製粉(株) (北海道苫小牧市) 北海道銀行 SF 100(50)※ 出資総額 200(注1) 北海道産玄そばを使用したそば粉の製造・販売 H27.2.10 (株)どさんこミュゼ (北海道七飯町) 北洋銀行 SF 149(74.5)※ 出資総額 316.6(注1) 農畜産物加工及び飲食施設等運営を行う滞在型観光 事業 H27.2.10 (株)岩手ファーマーズミート (岩手県奥州市) 北日本銀行 SF 50(25)※ 出資総額 100 岩手県産牛肉を冷凍技術により、鮮度維持を図り、 外食事業者等に販売 H27.2.10 ※:( )内はA-FIVE出資相当分 (注1):無議決権株式を含む 4 25 事業者名 サブファンド(SF) 主な出資者 SFによる出資決定額 (単位:百万円) 事業内容 出資同意 決定日 (株)さんまいん (山口県美祢市) 西京銀行 SF 15(7.5)※ 出資総額 30 コンテナ型保冷庫による菌床しいたけの加工販売 H27.2.10 (株)ヴァンベールフーズ (福岡県福岡市) 西日本 シティ銀行 SF 20(10)※ 出資総額 40 はちみつ及び柑橘類を使用した加工品の製造販売 H27.2.10 創成(株) (熊本県御船町) 肥後銀行 SF 50(25)※ 出資総額 100 大豆等を使用した健康食品・化粧品原材料の加工販 売 H27.2.10 ベルグ福島(株) (福島県川俣町) JAグループ SF 125(62.5)※ 出資総額 250 植物ワクチン接種技術を活用した野菜苗の加工販売 H27.3.2 (株)ポタジエ (和歌山県紀の川市) 南都銀行 SF 45(22.5)※ 出資総額 90 奈良県・和歌山県の農業者が中心となったカット野 菜の製造・販売 H27.3.2 (株)タケノフードサービス (福岡県福岡市) 西日本 シティ銀行 SF 70(35)※ 出資総額 140 養鶏農家が生産する鶏・卵を主体とした鶏しゃぶ等 の外食事業 H27.3.2 (株)ファームクリエイト (熊本県菊陽町) 西日本 シティ銀行 SF 42(21)※ 出資総額 84 畜産農家が生産する和牛・馬を使用した外食事業 H27.3.2 (株)みずほジャパン (茨城県つくば市) 常陽銀行 SF 13.8(6.9)※ 出資総額 27.6 茨城県産野菜・果物の輸出事業 H27.4.7 くしもと両濱(株) (和歌山県串本町) 三井住友銀行 SF 21(10.5)※ 出資総額 42 マグロ等魚類、海藻の加工販売事業 H27.4.7 (株)シイカトウ (宮崎県小林市) 宮崎銀行 SF 39(19.5)※ 出資総額 78 抹茶・大麦若葉の加工販売及び輸出事業 H27.4.7 (株)新潟農商 (新潟県新潟市) 第四銀行 SF 100(50)※ 出資総額 260 農業参入した企業と地域農業者による新潟県産米の 輸出拡大事業 H27.4.14 ※:( )内はA-FIVE出資相当分 5 26 事業者名 サブファンド(SF) 主な出資者 SFによる出資決定額 (単位:百万円) 事業内容 出資同意 決定日 (株)柿の木冷温フーズ (長野県長野市) 八十二銀行 SF 49(24.5)※ 出資総額 98 長野県のきのこ生産者による冷凍カットきのこ(え のき茸)等の製造販売事業 H27.5.13 (株)マンナン工房ひだ (岐阜県下呂市) 十六銀行 SF 25(12.5)※ 出資総額 50 岐阜県下呂市やその近郊で収穫されるこんにゃく芋 を使用した冷凍用こんにゃく等の製造販売事業 H27.5.13 ※:( )内はA-FIVE出資相当分 累計 59件 サブファンド 3,782百万円 (1,891百万円)※ 出資総額 7,712百万円 資本性劣後ローン 10件:508百万円 6 27 農林漁業成長産業化ファンドを活用した事例 ① 余市産ぶどうのワイナリープロジェクト 農林漁業者 パートナー 良質なワイン専用品種 の提供 農林漁業者 自社店舗網を生かした 販路提供 (株)OcciGabi Winery 【千葉県千葉市】 【北海道余市町】 ○ ドイツでワイン造りを学んだ事業者が、国内有数 のワイン用ぶどう産地の北海道余市町にワイナリー とレストランをオープン。 ○ 余市地域におけるワイン産地の形成とブランド化 を目指す。 ○ 総合化事業計画認定(平成25年9月) ・契約栽培による ぶどう生産 ・希少品種の生産 による原料の 付加価値化 農業者団体による安定的な原料 供給及び販路の提供 (株)ピュアディッシュ オチガビワイナリー 生産 国産農畜産物の加工・販売 加工 ・余市町産 ワイン専用品種 ぶどうを原料に 特色あるワイン 醸造 販売 ・ワイナリー施設で 地場産食材を使用 したレストランでの ワインの提供・直売 鶏胸肉のレモン オイル煮 ○ 農協組織が立ち上げた6次産業化事業体において、 新たな技術を導入して、組合員が生産した農産物を 活用し、外食等向けに調理済食品を製造・販売。 ○ 有名シェフと連携して商品開発を行い、国産農畜 水産物の消費拡大、農業者の経営の安定向上を図 る。 ○ 総合化事業計画認定(平成26年8月) 生産 ・ 全国のJAグループ を中心に生産 ・外食店等からの 顧客ニーズを生産 へフィードバック 加工 販売 ・真空低温調理法 を導入し、専門家と 連携した商品開発 ・ JAグループの ネットワークを活用 ・外食企業等向けに 販売 28 農林漁業成長産業化ファンドを活用した事例 ② 養殖鰤(ブリ)の加工・輸出事業 農林漁業者 新規需要米を主原料としたパンの製造販売 パートナー 農林漁業者 玄米および玄米ペースト 独自製法の提供 加工ノウハウ、販路提供 養殖鰤の提供 しょくえん (株)熊本玄米研究所 (株)食縁 【熊本県大津町】 【和歌山県新宮市】 冷凍ブリフィレ ○ 産学連携により研究が進められてきた鰤の鮮度 を保持し、食味を落とさない技術を導入。 鰤をフィレ加工し、国内はもとより海外へ販売。 ○ 国内養殖業の活性化を図る。 ○ 総合化事業計画認定(平成26年8月) ○ 新たな製造加工技術を導入し、小麦並みのコストで 玄米を主原料にしたパンを製造。 ○ 小麦アレルギーにも対応できることから、学校給食・ 病院食への販路を指向。 ○ 総合化事業計画認定(平成26年3月) 生産 加工 販売 生産 加工 販売 ・三重、愛媛、大分、 長崎県など生産者 間で連携し、原料の 安定供給を図る ・鰤のメト化(酸化に よる変色)防止処理 を行い、食味を落と さないフィレ加工 ・海外販路を持つ 商社経由で、主に 米国向けを中心に 冷凍ブリフィレを 販売 ・加工用に品種改良 された低コスト、 多収量品種 「ミズホチカラ」を 生産 ・県産玄米を ペースト状にする 独自の製法で、 栄養価の高い 玄米パンを開発 ・店舗販売及び将 来的には新しい和 食文化として玄米 ペーストのパン生 地の輸出を目指す 29
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