平成 25 年 11 月 ひとくらクラブ活動報告 活動日 出席者 平成 25 年 11 月 10 日(日) 天気 雨 13 名 活動内容「昆虫観察会」 講師 昆虫研究家 山口剛氏(午前:講義 午後:虫探し) *フンコロガシ、世界一長い昆虫ナナフシ、モルフォチョウの標本を見ながら説明を受ける。 *フンコロガシはシカのフンに卵を産む。金属的な色をしていて地域により色が違う。ダイコクコガネは牛 のフンに卵を産む。フン虫は動物のフンの分解者。 *中南米に分布する青色に光るモルフォチョウは、鱗粉には色がついてなくて翅(はね)のミゾに光があ たると光る。翅の色は濃い茶色で目立たず、翅を閉じると急に見えなくなり、鳥などから身を守る。他 の蝶は鱗粉に色がついている。 *エノキの葉を食べるテングチョウ、オオムラサキ、ゴマダラチョウが 6 月頃一庫公園で見られる。 *テングチョウは 5~6 月頃出てきて、夏は夏眠し、又出てきて成虫で冬を過ごす。オオムラサキ、ゴマ ダラチョウは幼虫で冬を過ごす。 *虫は春から秋にかけて活動するが、朝早く食べ物を探し陽がさし暑くなると葉陰などで休む虫、昼間に 活動する虫、夜活動する虫など一日の過ごし方も違う。時間差、季節差で活動するので、狭い範囲で もたくさんの種類の虫が生きていける。*生き物は過密になると微妙なバランスで食べ合い調整して いく。農薬の問題も含め人間との共生の林の見直しを。 *エノキの下の落ち葉を掃き清めるのでなく、落ち葉を残すなどするとオオムラサキ、テングチョウ、ゴマ ダラチョウが冬をその下で過ごし、公園の身近なところで見られるようになるのではないだろうか。 少なくなったきれいなオオムラサキなどが棲みやすい公園管理ができないだろうか。 モルフォチョウ 午後:虫探し フンコロガシ ナナフシ ダイコクコガネ オオムラサキ 一庫公園 2013 年 7 月 10 日
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