平成24年度事業報告 Ⅰ 1 事 業 報 告 事業概要 平成24年度の日本経済は、年度後半から景気回復への期待を背景に明るい兆しが見えてきたも のの、総じて、長引く円高の高止まりや領土問題に端を発した近隣諸国との関係悪化など、先行き の不透明感が拭えない中で停滞傾向が続いた。 埼玉県内の景気動向もこれらの影響を強く受け、幅広い業種で厳しい状況が続いた。 このような中、当公社は、従来の中小企業支援の枠にとどまらず、新たに「創業・ベンチャー支 援センター埼玉」を運営して創業支援に取り組むなど、県内産業全体の発展に資する様々な事業の 展開に努めた。 今後とも、 「がんばる中小企業をとことん支援する」の基本理念のもと、企業が抱える種々の経営 課題に、現場重視・スピード重視・成果重視で対応し、県内中小企業の発展と本県産業の振興に貢 献していく。 平成24年度に実施した主な取組の概要は以下のとおりである。 (1)経営基盤・体力強化支援 ① 経営革新の促進 自社の現状分析や課題の整理、業績や経営資源の向上など、県内中小企業が抱える様々な課 題に対応するため、アドバイス並びに情報提供を行ったほか、専門性が高い課題の解決を支援 するため専門家派遣を実施した。 ② サービス産業の振興 今後成長が期待される介護・福祉関連分野に関して、セミナーを通じた情報提供を実施する とともに、埼玉県立大学と連携して、大学・学生と県内中小企業者の交流会を開催するなど、 サービス産業の振興を支援した。 (2)販路開拓支援 ① 受注取引の振興 受注企業の特色・技術力を積極的にPRし、取引機会を創出するため、広域的な商談会や交 流会、展示商談会などを開催するとともに、職員やアドバイザーによる企業訪問を行い、発注 案件の開拓を実施した。 ② 海外展開支援 県内中小企業の海外市場への進出を支援するため、実務経験豊富なアドバイザーによる貿易 投資相談や様々なセミナー、情報交換会を実施したほか、海外展示会において海外企業との商 談をセッティングするなど県内中小企業の海外展示会出展を支援した。 (3)技術競争力支援 ① 次世代自動車産業支援 県内の自動車関連企業に対し、次世代自動車の技術研究や既存自動車の高効率化、軽量化に 向けた技術開発、製造現場の改善指導、国内外の自動車メーカー等への販路拡大などを総合的 に支援した。 ② 産学連携支援 県内中小企業やベンチャー企業の研究開発と大学や研究機関等の研究分野をマッチングさせ るため、相談窓口を開設するとともに、競争的研究資金の獲得を支援するなど、産学連携によ る研究開発を総合的に支援した。 ③ 知的財産支援 県内中小企業等の知的財産の創造・保護・活用を促進するため、ワンストップで知的財産に 関する相談業務に対応するとともに、弁理士等の専門家を企業に派遣し、個別課題の解決を支 援したほか、知的財産に関する啓発や知識の向上を目的としたセミナーなどを実施した。 (4)人材の育成支援・情報提供 階層別研修や実務研修などを開催し、県内中小企業の人材育成を支援するとともに、情報誌や セミナーなどを通じて企業経営に役立つ情報を幅広く提供した。また、ITコンサルティング等 を実施して中小企業におけるITの有効活用を支援・促進した。 (5)創業・ベンチャー支援 創業予定者や創業間もない方を対象に、利用者の各ステージに合わせた相談業務を行うととも に、必要な知識を習得するセミナーを開催した。また、ベンチャー企業の成長を促進するための ビジネスマッチングを支援した。 2 理事会等開催状況 日 3 付 項 摘 要 平成24年 5月21日 監事監査 平成24年 5月31日 第1回理事会 平成23年度事業報告及び決算 平成24年 7月27日 第2回理事会 公益財団法人埼玉県産業振興公社定款 平成25年 3月28日 第3回理事会 平成23年度事業報告及び決算報告の監査 平成25年度事業計画及び収支予算 並びに平成24年度収支予算の補正等 評議員会開催状況 日 4 事 付 事 項 摘 要 平成24年 5月25日 第1回評議員会 平成23年度事業報告及び決算 平成24年 7月27日 第2回評議員会 公益財団法人埼玉県産業振興公社定款 平成24年10月29日 第3回評議員会 平成25年 3月26日 第4回評議員会 平成24年度上半期主要事業の実施状況 並びに主要事業の今後の取組 平成25年度事業計画及び収支予算 並びに平成24年度収支予算の補正等 役員の異動状況 就 任 役 職 理 専 理 名 事 務 理 氏 名 就 任 年 月 日 長 秋 山 秀 次 郎 平成24年4月 1日 事 小 川 良 和 平成24年4月 1日 西 村 和 義 平成24年5月15日 事 備 考 Ⅱ 事 業 実 施 状 況 1 経営基盤・体力強化支援 (1)経営革新の促進 ① 経営相談の実施 職員等による窓口相談、弁護士による法律相談を実施した。 相談件数 主な相談内容 経営全般(含・その他) 1,679件 技術 270件 ビジネスプラン・経営革新計画 261件 マーケティング 193件 2,542件 IT 62件 資金 39件 事業承継 25件 省エネ 13件 ② 支援専門家の派遣 ア 専門家派遣を行うため、支援専門家の登録を実施した。 支援専門家の登録者数 内 訳 中小企業診断士 184人 技術士 31人 社会保険労務士 21人 公認会計士・税理士 13人 358人 マネジメントシステム専門家 36人 (平成25年3月31日現在) IT関係専門家 38人 一級建築士・販売士・弁理士・弁護士 26人 コンサルタント業 35人 企業等OB人材 86人 *複数資格保有者がいるため、登録者数と内訳の合計は一致しない。 イ 経営、技術、情報などに関する課題解決のため、支援専門家を活用して診断助言を実施した。 (ア)プロジェクトマネージャー、サブマネージャーの配置 4名 (イ)支援企業数、派遣日数等 支援企業数 派遣日数 主な支援テーマ ・QCサークル活動の定着化 57社 348日 ・マーケティング戦略構築とその具体的推進の方法 ・切削加工技術の向上 ウ など 経済産業省関東経済産業局で実施している「中小企業支援ネットワーク強化事業」の専門家 派遣を活用して、経営革新に取り組む中小企業に対して診断助言を実施した。 支援企業数 派遣日数 主な支援テーマ 43社 102日 ・経営革新計画作成支援 ・資金繰り、経営改善計画の作成支援 ・売り上げ不振に対する支援 など ③ 中小企業シニア・サポート 中小企業の支援に意欲のある企業OB人材を登録し、ニーズに応じて中小企業に派遣するこ とにより、技術、生産管理、販売、経営戦略等の課題解決の支援を行った。 ア シニア人材コーディネーターの配置 1名 イ シニア人材の登録 218名 ウ 中小企業とのマッチング支援 115件 ④ 事業継続計画(BCP)導入支援 地震や風水害などの自然災害、火災、IT・ネットワーク障害、新型インフルエンザによる 従業員の集団感染などに遭遇したとき、自社の重要業務を中断せず、また中断しても早期復旧 を図るため緊急時の対応方法・手段を事前に取り決めておく、事業継続計画(BCP)の普及・ 啓発及び策定支援を実施した。 ア セミナーの開催 開 催 日 テーマ 事業継続計画(BCP)普及啓発 9月21日 セミナー 10月24日 イ ⑤ 事業継続計画(BCP)作成講座 BCP策定支援 講 師 参加者 村田 成巳 氏 67人 奥山 良一 氏 26人 3社(専門家派遣事業で支援) 経営革新計画の促進 経営革新にチャレンジする中小企業を対象にセミナーを開催するとともに、経営革新計画作成 支援等を実施した。 内 容 実 績 ア 経営革新セミナー(埼玉県等共催) 1回 イ 経営革新計画作成支援 9社 (ネットワーク専門家派遣7社、職員2社) ウ 経営革新計画フォローアップ 3社 (ネットワーク専門家派遣) ⑥ 若手経営者支援【フォース21】 県内中小企業の後継者・若手経営者の交流クラブ「フォース21」の充実を図り、経営トッ プとしての資質の向上、人的ネットワークづくりや情報収集体制の構築等について支援するた め、定例会並びにテーマ別研究会を開催した。(平成24年度末現在8グループ、102名) 内 容 実 ア 定例会の開催 4回 イ テーマ別研究会の開催 国際ビジネス研究会 2回 ヒューマンパワー研究会 経営革新研究会 ウ グループ別例会 2回 1回 29回 績 ⑦ マネジメントシステム導入支援 ア マネジメントシステム導入支援 ISO等のマネジメントシステムを構築しようとする中小企業へのコンサルティングを実施 した。 事 業 名 実 績 概 要 ISO9001(品質)2社、ISO14001(環境) ISO等認証取得支援 1社、ISO13485(医療機器)1社 6社 Pマーク(個人情報)1社 JISQ9100(航空宇宙)1社 イ ISOフォローアップ支援 ISO認証取得企業へのフォローアップを実施した。 事 業 名 品質マネジメントシステム (ISO9001) 環境マネジメントシステム (ISO14001) ウ 実 績 概 要 6社 派遣回数 9回 1社 派遣回数 1回 環境法規制関連情報提供 公社会員を対象に、環境法規制の関連情報を提供した。 利用会員数 89社 ⑧ 経営診断等事業 公社在籍の中小企業診断士を活用し、川口市から中小企業の経営診断等を受託した。 事 業 名 実 績 概 要 経営診断 2件 製造業、卸売業 少人数私募債診断 1件 不動産業 訪問相談 12件 窓口相談 12回 特別相談会 4日間 相談件数 7件 ⑨ 事業承継支援 事業承継の重要性を広く知らしめるとともに、事業承継相談に対応するため、東京中小企業投 資育成(株)との共催により事業承継セミナーを開催した。 開催日 テーマ 講 師 参加者 6月21日 事業承継計画書作成の要点 城所 弘明 氏 (城所会計事務所所長・税理士) 46人 9月28日 事例に学ぶ失敗しない事業承継 (経営者(親)編) 高柳 正盛 氏 (日経トップリーダー編集長) 37人 10月26日 事例に学ぶ失敗しない事業承継 (後継者(子)編) 高柳 正盛 氏 (日経トップリーダー編集長) 38人 ※会場は各回とも公社研修室 (2)サービス産業の振興 ① 戦略会議・プロジェクトへの参加 生活サポート産業の振興策を検討するために、埼玉県が実施する生活サポート産業ネット ワークづくり事業に係る「戦略会議」に参加するとともに、医療・福祉に係るプロジェクトに 参加した。 ア 生活サポート戦略会議 イ プロジェクトへの参加 3回 (ア)車いす製作プロジェクト 県内の中小企業者(9社)が参加し、医療機関・福祉施設の改善・開発ニーズに基づき、 座席の高さや幅の調節が可能な軽量の車いすの開発を行った。1月30日、31日に開催し た「彩の国ビジネスアリーナ2013」に試作品を出展した。 (イ)高齢者向け商品・サービス提供プロジェクト 目盛が大きく高齢者に使いやすいほ乳瓶を企画・開発しようとする県内中小企業に対し 芝浦工業大学やベビー用品メーカーとともに支援を行った。 ② セミナー・交流会の開催 生活サポート産業に関する業界動向の提供、経営力向上等を目的としたセミナーを開催する とともに、埼玉県立大学と連携した交流会を開催した。 ア 生活サポート産業支援セミナー 開催日 3回 テーマ 講 師 参加者 宮城発、大人気、驚異の足 鈴木 堅之 氏 こぎ車いす (株式会社TESS) 当社の新しい提案、電源の 鈴木 正太郎 氏 プロが創るエコ自転車 (株式会社ベルニクス) 6月 1日 東京工業大学発、先進生活 中西 穂高 氏 サポート技術 (東京工業大学) 当社の革新的な車いすシ ーティング技術 109人 佐野 公治 氏 (株式会社ユーキ・トレーディング) 浜松発、中小企業によるエ 池戸 孝治 氏 コな電動バイク (株式会社池戸溶接製作所) イ 2月26日 高齢者が求める生活ニー ズはこれだ! 柏木 孝之 氏 (西武文理大学サービス経営学部長) 54人 3月25日 生活の質を高めるサービ スや商品とは? 桑原 静 氏 (シゴトラボ合同会社代表) 32人 県立大学との交流会 開催日 12月12日 1回 テーマ 講 師 埼玉県立大学産学官交流 セミナー 横井 博之 氏 (株式会社ICST社長) 「健康と暮らしに活かす 共通価値の創出」 市原 清二 氏 (株式会社健盛社社長)ほか 参加者 88人 2 販路開拓支援 (1)受注取引の振興 ① 受注企業振興 厳しい経営環境下にある受注企業の取引機会の拡大を図り、健全な発展を促進するため、積極 的な企業巡回訪問による経営支援及びニーズの把握に努めた。また、広域的な取引のあっせんを 進めるため、展示商談会「彩の国ビジネスアリーナ2013」の開催や独立行政法人宇宙航空研 究開発機構JAXAとの展示商談会を実施するとともに、5県合同商談会、9都県市合同商談会、 地域密着型のミニ商談会の実施や海外販路拡大のための支援を実施した。 ア 受発注企業の登録促進 発注・受注企業の登録状況 区 分 23年度末の登録 24年度中 新規 の増減数 削除 24年度末の登録 事 業 名 受発注企業巡回訪問 イ 発 注 企 業 1,691 26 16 1,701 受 (単位:社) 合 計 4,827 104 45 4,886 注 企 業 3,136 78 29 3,185 受発注企業巡回訪問の状況 績 概 要 アドバイザーによる経営・技術向上支援の巡回訪問 273社 482社 職員による巡回訪問 209社 実 あっせん あっせん件数及びあっせん結果 (単位:件) あ っ せ ん 件 数 本年度 前年度 折衝分 合 あ っ せ ん 結 果 計 2,740 2,250 4,990 ウ 成 立 140 不成立 折衝中 2,729 2,121 合 計 4,990 調査情報提供 取引あっせん・紹介業務の基礎情報として、主要発注登録企業における外注計画等の動向を 把握するための新規外注計画調査や、受注登録企業の最新の設備・取引状況等の実態を把握す る調査を行った。 事 業 名 実 績 概 要 発注企業を対象に新規外注計画等を調査 第1回 5月15日~31日 調査対象企業997社 回答企業199社(回答率20.0%) 新規外注計画調査 2回 発注希望あり79社39.7% 第2回 12月5日~12日 調査対象企業997社 回答企業118社(回答率11.8%) 発注希望あり51社43.2% 受注登録企業を対象に保有設備等を調査 8月31日~9月21日 受注登録企業設備調査 1回 受注登録企業1,022社 回答企業497社(回答率48.6%) ② 受注取引拡大支援 受注企業の取引機会の確保を図るため、発注企業を招いた各種商談会や中小企業の加工技術・ 製品等を展示し広くPRする「彩の国ビジネスアリーナ2013」を実施した。 また、独立行政法人宇宙航空研究開発機構JAXAにおいて展示商談会を実施するとともに、 関東5県合同商談会、9都県市合同商談会を実施し広域的な取引機会の拡大を図った。さらに海 外展開支援として展示会出展、商談会ミッションを実施した。 ア 商談会等の開催 事 業 名 実 績 8月22日 9:15~16:00 緊急商談会 新都心ビジネス交流プラザ 発注企業38社/受注企業76社 商談件数344件 第2回 9月4日 10:00~17:00 関東5県合同商談会 東京ビッグサイト 発注企業61社/受注企業189社 うち県内42社 商談件数181件 第3回 1月31日 10:00~17:00 9都県市合同商談会 さいたまスーパーアリーナ 発注企業64社/受注企業200社 うち県内77社 商談件数464件 11月2日 9:00~16:00 JAXA筑波宇宙センター(茨城県つくば市) 出展企業21社、来場者132人 商談件数132件 第1回 広域商談会 JAXA向け展示商談会 彩の国ビジネスアリーナ 2013 地域別商談会 1月30日 10:00~18:00 1月31日 10:00~17:00 さいたまスーパーアリーナ 出展数783小間(企業、団体、グループ556社) 入場者16,487人 第1回 11月6日 14:00~17:00 北部技術交流会商談会(ものつくり大学) 発注企業7社/受注企業27社 商談件数61件 第2回 11月15日 14:00~18:00 西部地域ミニ商談会 発注企業16社/受注企業60社 商談件数124件 第3回 2月20日 14:00~18:00 寄居町ミニ商談会 発注企業5社/受注企業24社 商談件数42件 第4回 2月22日 14:00~18:00 鴻巣市ミニ商談会 発注企業5社/受注企業19社 商談件数45件 事 業 名 ビジネスマッチング イ 企業情報の発信 インターネットを利用して広域的な受発注取引の促進や新たな取引機会の拡大を図るため、 情報発信を希望する企業を公社のホームページに掲載した。 内 容 実 績 概 要 企業情報の発信 ウ エ 755社 公社ホームページに企業情報を掲載 取引の適正化 発注企業及び受注企業を対象に、講習会の開催や情報誌により下請関係法令の周知を図ると ともに下請取引の適正化を促進した。 また、展示商談会における効果的な出展方法のセミナーを開催した。 事 業 名 実 績 概 要 7月19日 会場 埼玉県県民健康センター 参加者 209人 下請取引改善講習会 2回 1月31日 会場 さいたまスーパーアリーナ 参加者 153人 12月19日 会場 大宮ソニックシティ小ホール 参加者 369人 展示会活用セミナー 2回 3月22日 会場 埼玉県産業振興公社 研修室B 参加者 17人 かけこみ寺相談事業 下請取引に関する様々な相談に応じた。 相談件数 主な相談内容 39件 オ 実 績 とやまテクノフェア2012 9月27日~29日 出展企業数 3社、名刺交換数 90件 メッセナゴヤ2012 11月7日~10日 出展企業数 8社、名刺交換数 199件 国際ナノテクノロジー総合展 1月30日~2月1日 出展企業数 4社、名刺交換数 429件 量産試作加工技術展 2月27日~3月1日 出展企業数 3社、名刺交換数 700件 代金支払遅延、契約解消 ほか 異業種グループ支援 異業種グループの定例会等に参加し、企業に必要と思われる情報を提供するとともに中小企 業のニーズの把握に努めた。 (2)海外展開支援 ① 中小企業国際化支援 ア 貿易投資相談 相談実績 392件 実務経験豊富なアドバイザーによる貿易投資相談(毎週 火・水・金曜日)等を活用して、 貿易・投資に関する様々な相談に応じた。 イ 交流会(企業連携)、セミナーの実施 グローバル市場で勝てる中小企業を育成するため、埼玉国際ビジネスサポートセンターが長 年培ってきたネットワークを活かし、交流会や情報交換会等を通じて、中小企業間及び中小企 業と支援機関との連携を強化し、中小企業の国際競争力の向上を図った。 <主なセミナー・イベント等開催実績> (ア)国際ビジネスセミナー 開 催 日 開催実績 20回 テーマ 6月22日 アセアン地域ビジネスセミナー 7月30日 日台企業連携セミナー 8月10日 9月18日 10月 1日 97人 米国経済セミナー 公社研修室A 76人 インドネシアビジネスセミナー 公社研修室A 75人 ベトナムビジネスセミナー 公社研修室A 55人 ソニックシティビル 903 33人 公社研修室A 46人 公社研修室A 65人 新都心ビジネス交流 プラザ会議室B 15人 公社研修室A 47人 「強み発掘・発信力向上講座」第1弾 公社研修室A・B 47人 「強み発掘・発信力向上講座」第2弾 加須市商工会会議室 16人 「強み発掘・発信力向上講座」第3弾 寄居町商工会会議室 10人 知財戦略セミナー 5日 2月18日 5月11日 5月22日 参加者 ソニックシティビル 601 12月 2月 所 62人 ヨーロッパ経済セミナー 1月24日 場 公社研修室A 11月29日 6日 参加者合計681人 世界・アジア・日本の経済の現状と見通 し 米国政治経済セミナー 海外ビジネスセミナー (コラボ産学官埼玉支部と共催) 5月31日 9月 10月 7日 4日 10月11日 11月27日 10月 3日 10月19日 11月 9日 「海外販路開拓ビジネスモデル講座」 公社研修室B ソニックシティビル 904 37人 (イ)医療機器部品分野ビジネスセミナー 開 催 日 開催実績 5回 参加者合計144人 テーマ 場 所 新都心ビジネス交流 参加者 4月26日 医療機器部品分野ビジネスセミナー 5月28日 医療機器部品分野ビジネスセミナー 公社研修室B 22人 9月 5日 医療機器部品分野ビジネスセミナー 公社研修室B 22人 10月30日 医療機器部品分野ビジネスセミナー 公社研修室A 38人 医療機器部品分野ビジネスセミナー 東部地域振興 12月19日 (企業訪問ほか) (ウ)エクセレントカンパニー交流会 開 催 3月 日 4日 概 ふれあい拠点施設 開催実績 催 場 所 講演「市場のグローバル化とものづくり ソニックシティビル 中小企業の市場開拓戦略」ほか 市民ホール 401・402 日 44人 18人 1回 要 (エ)情報交換会:先端技術情報交換会ほか 開 プラザA、B 開催実績 10回 参加者 55人 参加者合計221人 テーマ 場 所 公社研修室A 参加者 7月19日 中国事情情報交換会 9月20日 台湾事情情報交換会 9月27日 中国事情情報交換会 公社研修室A 14人 10月25日 食品ビジネス情報交換会 公社研修室B 17人 11月26日 中国事情情報交換会 公社研修室A 34人 12月 7日 韓国事情情報交換会 公社研修室A 17人 2月 4日 中国事情情報交換会 公社研修室A 19人 3月 7日 医療機器ビジネス情報交換会 ソニックシティビル 604 38人 公社研修室B 23人 ソニックシティビル 602 41人 台北世界貿易 センター会議室 3月13日 台湾ビジネス情報交換会 3月28日 アセアンビジネス情報交換会 (オ)国際情勢勉強会(愛知淑徳大学 (カ)留学生就職支援交流会 真田教授を囲む会)開催実績 開催実績 14人 4人 11回、参加者461人 1回 埼玉県県民生活部国際課等と連携し、外国人留学生と県内企業との就職マッチング会を実 施し、国際ビジネスを担当する人材確保の支援を行った。 開 催 日 概 要 場 所 「ものづくり中小企業の海外市場開拓へ 8月 ウ 1日 の取組」~英語でビジネスのできる人材 の必要性~ 参加者 学生46人 公社研修室A・B 企業18社 見学 2社 海外での現地支援事業 埼玉県上海ビジネスサポートセンターや埼玉県アセアンビジネスサポートデスクと連携し、 中国・アセアン市場進出等をサポートした。 概 要 取次案件 上海ビジネスサポートセンターとの連携 47件 アセアンビジネスサポートデスクとの連携 64件 ② 主な取次内容 情報提供24件 取引先発掘・紹介13件 など 現地訪問支援19件 貿易・投資相談18件 など グローバル市場開拓支援 中小企業のグローバル市場開拓を支援するため、独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ) や海外の支援機関等と連携し、展示会出展支援、経済ミッション派遣及び県内における海外企業 との技術交流会の開催等を行った。 ア 展示会出展支援 (ア)北米展示会(医療機器国際会議2012)出展支援 期 間:4月9日~14日 会 場:米国ミネソタ州・ミネアポリス市(ユニバーシティホテルミネアポリス) 出展企業:3社、商談件数:93件 (イ)台湾展示会(2012年台北国際発明展&テクノマート見本市)出展支援 期 会 間:9月18日~24日 場:台湾・台北市(台北世界貿易センター) 出展企業:3社、商談件数:35件 (ウ)中国展示会(オートメカニカ上海2012)出展支援 期 間:12月10日~14日 会 場:中国・上海市(上海新国際博覧中心) 出展企業:5社、商談件数:395件 (エ)北米展示会(MD&Mウエスト2013)出展支援 期 会 間:2月11日~16日 場:米国カリフォルニア州・アナハイム市 (アナハイム・コンベンション・センター) 出展企業:9社、商談件数:257件 イ ミッション派遣支援 (ア)日韓中小企業部品調達商談会 期 間:7月9日~12日 派遣場所:韓国・ソウル市 参加企業:6社、商談件数:61件 (イ)中国山西省経済ミッション派遣 期 間:8月19日~23日 派遣場所:中国・山西省太原市 参加企業:4社、商談件数10件 (ウ)北米医療機器ミッション派遣 期 間:9月17日~22日 派遣場所:米国ミネソタ州ミネアポリス市 参加企業:8社、商談件数:208件 (エ)中国上海経済ミッション派遣 期 間:10月30日~11月3日 派遣場所:中国・上海市 参加企業:8社、商談件数:48件 (オ)アセアンミッション派遣 期 間:11月19日~25日 派遣場所:ベトナム・ハノイ市周辺、タイ・バンコク市周辺 参加企業:9社、商談件数:51件 ウ 海外企業との技術交流会 (ア)日台技術交流会等 期 間:7月30日、31日 開催場所:埼玉県さいたま市(ソニックシティ601)ほか 参加企業:12社、商談件数:35件 (イ)米国医療機器クラスターとの技術交流会等 期 間:3月11日~13日 開催場所:埼玉県さいたま市(ホテルブリランテ武蔵野)ほか 参加企業:技術交流会9社、企業訪問5社、商談件数:14件 3 技術競争力支援 (1)次世代自動車産業支援 県内自動車関連企業の電動化・軽量化等に伴う技術開発、国内外の自動車メーカー等への販路 開拓、製造現場力の強化を図るため、「次世代自動車支援センター埼玉」を運営し、次世代の自 動車産業に参入ができるよう総合的支援を実施した。 ① 技術相談の実施 次世代自動車支援センター埼玉にコーディネーターを配置し、県内自動車関連企業からの自動 車技術に係る相談に応じるとともに、自動車メーカー・ティアワンとのマッチング、国・県にお ける研究資金の獲得支援を実施した。 内 容 実 自動車技術に関する相談件数 560件 研究開発テーマ支援数 ② 績 18件 販路拡大の支援 ア 国内における販路開拓の支援 (ア)ニーズ・シーズマッチング会 国内の自動車メーカー、ティアワン・サプライヤーなどが抽出した技術・開発における検 討課題に対して高度な加工技術を有する県内企業が新技術・新機能等の提案をし、取引に繋 げるための技術提案会を実施した。 内 容 実 績 商 談 会 ニーズ・シーズマッチング会 開 催 日 4月26日・5月10日 商談件数 15件 商談企業 日本コントロール工業(株) 成約件数 6件 商談内容 ディーゼルトラック用の排ガス浄化装置 成約金額 6,105万円 部品の機械加工等 (イ)彩の国ビジネスアリーナ2013 国内最大級のビジネスマッチングの機会として、県内外の自動車メーカー、ティアワン等 と技術開発力を有する県内の自動車関連企業に対して、次世代自動車ゾーンを設け、技術商 談を実施した。 内 容 実 展 示 会 彩の国ビジネスアリーナ2013 開 催 日 開催場所 1月30日・31日 さいたまスーパーアリーナ 招待企業 自動車メーカー 3 社 ホンダ技研工業(株)・日産自動車(株) 三菱自動車工業(株) ティアワンメーカー他 商談件数 12件 (うち 技術プレゼン 7件) 6 社 (株)ホンダロック・(株)チャレンジ (株)ニッシン自動車工業・東洋電装(株) 日本ピストンリング(株) (学)埼玉自動車大学校 績 イ 海外における販路開拓の支援 (ア)日韓中小企業部品調達商談会 韓国から安価な部品を調達して完成品の製造コストを削減し、国内での販路拡大に繋げる ため、韓国中小企業振興公団と連携した商談会を実施した。 内 容 実 商 談 会 日韓中小企業部品調達商談会 開 催 日 7月9日~12日 開催場所 韓国中小企業振興公団 参加企業 県内企業 (ソウル) 6社、韓国企業 36社 績 商談件数 61件 成約件数 3件 成約金額 245万円 (イ)ベトナム・タイ商談会 タイに進出している県内中小企業と現地ティアワンメーカーの商談を行い、新たな販路取 引の拡大を支援した。 内 容 実 績 商 談 会 ベトナム・タイ商談会 開 催 日 11月19日~25日 商談件数 51件 開催場所 ベトナム((株)ホンダロック他) 見積提案 7件 タイ(東洋電装(株)) 参加企業 タイ進出県内企業 9社 (ウ)オートメカニカ上海2012展示商談会 上海で開催したアジア最大級の自動車部品展示会への出展による新たな販路取引の拡大を 支援した。 内 容 実 商 談 会 オートメカニカ上海2012展示商談会 開 催 日 12月11日~14日 参加企業 北陸軽金属(株)・(株)タクモス精機 商談件数 績 49件 (株)アサノ・(株)シバサキ製作所 (株)RDS 県内企業 5社 ③ 製造現場力強化の支援 県内の自動車関連企業11社が参加した研究会において、各社が目標を掲げ作業時間の短縮や 不良率の向上など改革を行った。 内 容 現場力強化研究会 展開日程 第1回 第2回 4月 4日 合同訪問確認会 7月27日 展開説明会 第3回 9月28日 展開計画報告会 第4回 12月19日 中間報告会 第5回 2月14日 最終報告会 研究会参加企業 11社 (株)ミラーテック・エイトリー工業(株) 実 績 参加企業の成果 ・資材倉庫の作業時間29%削減 ・Lラインの作業工数36%削減 ・耐摩耗スリーブ工数50.9%削減 ・インシュレーター工程内不良80%削減 ・出荷時間の39.3%短縮 ・段取り時間の56.7%削減 ・製造機の不良率4%⇒0.21%改善 内 容 実 (株)フロロコート・(株)ドリマックス 績 ・スチールベルト塗装工程準備・片付けコス 上板塑性(株)・(株)ヤマザキ電機 ト37.8%削減 (株)ウイング・(株)中川機器製作所 ・面取り加工改善により生産性50%向上 日本ジッパーチュービング(株) ・U11生産工数40%削減 日本コントロール工業(株) ・全数検査工数削減の計画立案 東京ガスケット工業(株) ④ ア 研究開発力強化の支援 新製品・新技術研究会 県内の自動車関連企業が、次世代の自動車産業に参入できる技術を確立できるよう、モータ やパワーエレクトロニクス・軽量化技術を研究する場として、研究会を構築した。 内 1 容 モータ関連技術研究会 自動車産業が今後の更なる発展をする一助として、変化をチャンスと捉え、新たな モータ周辺技術の創出にチャレンジしていく企業を支援した。 【参加企業 第1回研究会 7月 12社 ・ 開発テーマ 1テーマ 】 4日 第2回研究会 10月 4日 第3回研究会 11月20日(モータ製作 ミツバ製モータKITの製作) 第4回研究会 12月11日 2 第5回研究会 1月16日(技術見学会 第6回研究会 3月 (株)安川電機) 6日 パワーエレクトロニクス研究会 パワーエレクトロニクスの進化について理解を深め、電動化により求められる技術 や機構部品の開発を支援した。 第1回研究会 【参加企業 4月17日 開発テーマ 7テーマ】 第2回研究会 7月12日 第3回研究会 10月24日(技術見学会 (株)東芝府中事業所) 第4回研究会 11月29日 第5回研究会 1月16日(技術見学会 (株)安川電機) 第6回研究会 3月 開発試作 3部品 (株)塚本製作所 東特塗料(株) 3 14社 ・ 6日 サーボプレスによるヒートシンクの開発 金属基板用高耐熱、高熱伝導率接着シートの開発 日本FTB(株) 軽量化研究会 絶縁熱伝導性樹脂モジュールの開発 県内企業の保有する加工、成形、金型技術を基盤として、軽量化が期待できる新素 材(CFRP・マグネ、軽量アルミ)等を研究し、技術開発を支援した。 第1回研究会 【参加企業 4月12日 第2回研究会 8月 3日 14社・ 開発テーマ 3テーマ】 内 第3回研究会 容 12月 5日 開発試作 3部品 東京鋲螺工機(株) 超硬合金への直彫加工技術の高度化 (株)山添製作所 部品軽量化のための鍛造、切削部品の強化実証試験 エイトリー工業(株) ガラス繊維入ナイロン樹脂のサクションブロー成形技術開発 イ 埼玉県次世代産業参入支援事業費補助金 県内の自動車関連企業で、製品・技術開発に取り組む企業に対して、研究開発の資金獲得に 向けた県補助金の申請への支援・採択後の開発フォロー等を行った。 内 容 研究テーマ 1 液晶ポリマーによる耐熱グリップリングのウエルドレス成形技術開発 研究体制 2 東洋樹脂(株) 944万円 採択金額 470万円 次世代自動車用効率化動力駆動システムの開発 研究体制 ウ 採択金額 ジェーピーイー(株) 車両分解研究会 研究会を通じて、EV・HEV等の先進自動車の機能や構造を理解するため、車両を分解し た後、機構部品単位で研究テーマを創出し、次世代の自動車産業に参入できる可能性を探り、 企業の研究開発を支援した。 内 容 車両分解研究会 対象車種 活動状況 トヨタ自動車(株) アクア 第1回研究会【技術提案会】 開催日 6月20日 参加者 17社 ・ 45名 場所 埼玉県産業技術総合センター 第2回・第3回研究会【試乗及び分解見学】 開催日 ①10月16日 ②11月6日・7日 参加者 29社・119名 場所 埼玉自動車大学校 第4回研究会【基調講演会】 参加者 開催日 11月15日 場所 埼玉自動車大学校 第5回研究会【分解研究報告会】 開催日 エ 3月13日 26社 ・46名 場所 参加者 17社 ・36名 新都心ビジネス交流プラザ 技術セミナー・講演会 次世代自動車産業への参入意欲の向上に繋げるべく、自動車産業の最新動向や、新しいビジ ネス分野の情報提供を行い、県内企業の技術開発を支援した。 内 容 【講演会】 4月12日 炭素繊維の将来と自動車用途展開について 三菱レイヨン(株) 秋山 浩一 氏 4月17日 パワーエレクトロニクスユニットの現状と動向 東京理科大学 星 伸一 氏 受講者 55名 受講者 38名 7月 内 容 4日 電動車両の市場動向とモーター周辺技術動向 (株)本田技術研究所 山本 恵一 氏 受講者 7月12日 パワーデバイス活用のための技術と開発実務について 8月 (株)東 芝 3日 ダイカスト鋳造と実際運営 (株)アーレスティ 69名 西谷 和展 氏 受講者 60名 榊原 勝弥 氏 受講者 39名 11月15日 ハイブリットカー(アクア)の開発について 12月 トヨタ自動車(株) 5日 チタンの特性と応用分野 (社)日本チタン協会 柳原 雅彦 氏 受講者110名 伊藤 均 氏 受講者 34名 清水 浩 氏 受講者 9名 伊藤 均 氏 受講者 50名 12月20日 高性能EV試作車の開発 (株)SIM-Drive 3月19日 大成プラスのあくなき挑戦 (株)日本チタン協会 (2)産学連携支援 県内中小企業の新製品・新技術開発、新規産業への参入促進、技術競争力の強化を図るため、 「産学連携支援センター埼玉」を運営し、中小企業からの産学連携相談、大学・研究機関とのマ ッチング、競争的資金の獲得など、産学連携に係る総合的支援を実施した。 ① 産学連携相談等の実施 産学連携支援センター埼玉にコーディネータを配置し、県内中小企業からの産学連携相談に応 じるとともに、大学・研究機関とのマッチング、共同研究体の形成や競争的資金の獲得などの支 援を実施した。 内 容 実 績 産 学 連 携 相 談 件 数 1,663件 マ ッ チ ン グ 支 援 数 307件 産学共同研究取組支援数 63件 46件 競争的資金獲得支援数 (うち獲得件数 8件) また、産学連携支援セミナーを開催し、公募型競争的資金等の情報提供を行った。 内 容 実 績 開催日 :3月21日 開催場所:新都心ビジネス交流プラザ 参加者 63名 開催内容:・経済産業省による公募型競争的資金の 最新情報とポイント ・埼玉県による公募型競争的資金の最新 情報とポイント ・ものづくり中小企業・小規模事業者試 作開発等支援補助金の応募について ② 産学連携支援ネットワーク事業 県内で産学連携に取り組む機関で構成する埼玉県産学連携支援ネットワーク会議を運営し、情 報交換や県内中小企業を対象としたセミナーを実施した。 内 容 産学連携支援ネットワーク会議「総会」 開催日 :6月26日 開催場所:新都心ビジネス交流プラザ 開催内容:・平成23年度事業報告 ・平成24年度事業計画 ・構成機関における平成24年度産学連携事業 実 参加者 績 40名 (27機関) 産学連携支援ネットワーク会議「セミナー」 開催日 :3月7日 開催場所:埼玉大学 開催内容:・再生可能エネルギー関連支援事業の紹介 ・産学官連携事例紹介 参加者 141名 ・埼玉大学における環境・再生可能エネルギー 技術開発への取組事例発表 ・施設見学、研究室公開、ポスター展示 ③ 産学連携に関する情報提供、交流の促進 大学・研究機関の技術シーズの展示紹介や企業とのマッチングを行う産学連携フェアを開催 するとともに、メールマガジンによる情報発信を行った。 内 容 実 績 産学連携フェア 開催日 :1月30日~31日 来訪者数 4,136名 開催場所:さいたまスーパーアリーナ 相談件数 684件 出展機関:大学25、支援機関3 産学連携支援メールマガジン 配信回数 13回 ④ 次世代産業プロジェクトの推進 新エネルギー産業分野、医療機器産業分野をターゲットに、県内中小企業・大学による研究プ ロジェクトを運営し、県内中小企業の次世代産業分野への参入を支援した。 内 容 実 績 新型太陽電池開発プロジェクト 研究会開催 10回 彩の国ビジネスアリーナ2013への出展 太陽光パネル改良プロジェクト 研究会開催 10回 彩の国ビジネスアリーナ2013への出展 医療検査機器開発プロジェクト 研究会開催 15回 彩の国ビジネスアリーナ2013への出展 ⑤ 戦略的基盤技術高度化支援事業 経済産業省関東経済産業局の競争的研究資金を得て、県内製造業の国際競争力の強化と新たな 事業の創出を目指し、中小企業のものづくり基盤技術(鋳造、鍛造、切削加工、めっき等)の高 度化に資する研究開発から試作段階までの取組を促進した。 ア シリコンウエハのスライス加工に対応したレーザー加工システムの開発 研 究 実 施 者 株式会社ラステック、信越ポリマー株式会社、埼玉大学 平成24年度受託額 21,887千円 受 平成22年度~24年度の3年間 託 期 間 イ 発酵食品製造における微生物汚染防止のための品質管理システムの開発 研 ウ 施 者 コージンバイオ株式会社、有限会社エスカル、アース環境サービ ス株式会社、埼玉県産業技術総合センター 22,457千円 受 平成22年度~24年度の3年間 託 期 間 レーザー顕微鏡のZ軸位置決め高速化技術の開発 究 実 施 者 株式会社フォブ、埼玉大学、株式会社ニコンインステック 平成24年度受託額 29,990千円 受 平成23年度~25年度の3年間 託 期 間 硬質六価クロムめっきに代わる微粒子分散複合めっき技術の開発 研 オ 実 平成24年度受託額 研 エ 究 究 実 施 者 吉野電化工業株式会社、株式会社吉野ハード、株式会社金子製 作所、関東学院大学、埼玉県産業技術総合センター 平成24年度受託額 29,855千円 受 平成23年度~25年度の3年間 託 期 間 金属粉末成形用の金型潤滑油と塗布システムの開発 研 究 実 施 者 株式会社青木科学研究所、ポーライト株式会社、アルゴット株 式会社、静岡大学、埼玉県産業技術総合センター、群馬県立群 馬産業技術センター 平成24年度受託額 44,992千円 受 平成24年度~26年度の3年間 託 期 間 カ 新冷凍システム技術による魚介類の高品質・低コスト省エネ凍結システムの開発 中山エンジニヤリング株式会社、株式会社エコニクス、宮城県漁 研 究 実 施 者 業協同組合志津川支所 平成24年度受託額 44,992千円 受 託 期 間 平成24年度~26年度の3年間 キ 世界初の中間酸化膜による新型 ND フィルター及び一体型 NDIR カットフィルターの開発 研 ク 究 実 施 者 株式会社タナカ技研、宇都宮大学 平成24年度受託額 44,782千円 受 平成24年度~26年度の3年間 託 期 間 電動車用高性能・高電圧直流用新型ヒューズの開発 研 究 実 施 者 株式会社宇都宮電機製作所、株式会社ネモト・センサエンジニア リング、双信電機株式会社、大平電子株式会社、埼玉大学 平成24年度受託額 44,999千円 受 平成24年度~26年度の3年間 託 期 間 ⑥ 埼玉バイオプロジェクト推進事業 文部科学省の補助事業「地域イノベーション戦略支援プログラム(都市エリア型)【埼玉・圏 央エリア】」として補助を受け、先端バイオ産業の創出、バイオ・ものづくりクラスターの形成 を推進した。 また、同事業の推進を図るため、埼玉バイオ研究室(埼玉県産業技術総合センター内)の維持・ 管理等を行った。 ○テ ー マ:「高速分子進化技術を核とするバイオ・ものづくりクラスターの形成」 ○事業期間:平成22年度~平成24年度 ア イ ウ 事業運営会議等の開催 内 容 事 業 運 営 会 テ ー マ 別 班 会 事 業 化 推 進 委 員 外 部 評 価 委 員 議 議 会 会 実 績 4回 3回 1回 1回 共同研究推進委員会等の開催 内 容 共同研究推進委員会・拡大会議 研 究 交 流 会 実 績 1回 1回 成果発表会等の開催 内 容 実 績 成 果 発 表 会 1回 産学連携フェアへの出展 1回 <参考> 参加共同研究機関(平成25年3月現在:24機関) 【大学:7校】埼玉大学、東京大学、九州大学、新潟大学、豊橋技術科学大学、 お茶の水女子大学、埼玉医科大学 【公設研究機関:3機関】(独)理化学研究所、埼玉県立がんセンター、 埼玉県産業技術総合センター 【企業:14社】(株)カイオム・バイオサイエンス、アスビオファーマ(株)、 (株)ライフテック、ジェナシス(株)、シスメックス(株)、 (株)エヌビィー健康研究所、SANSHO(株)、 トミーデジタルバイオロジー(株)、(株)イムノ・プローブ、 (株)ビー・エム・エル、(株)ニコンインステック、(株)オプトクエスト、 (株)埼玉三技協、(株)ホークビジョン (3)知的財産支援 中小企業等の知的財産の創造・保護・活用を促進して「知的財産立県づくり」を進めるため に、「知的財産総合支援センター埼玉」を運営し、知的財産に係る相談業務をワンストップ で行った。 ① 知的財産の相談支援 知的財産に関する幅広い知識・経験を有する民間企業OBを知的財産アドバイザー(7人)、 特許活用コーディネーター(1人:兼務)として配置し、相談に対応するとともに、より専門性 の高い相談に対しては、弁理士・弁護士による専門相談を実施した。 また、知的財産アドバイザーによる出張相談会を県内7会場において実施したほか、特許活用 コーディネーター(1人)による技術ニーズに対する知財マッチング、技術連携コーディネータ ー(2人)による、医療・福祉分野のものづくりに関する企業等訪問を通じた情報収集を行った。 内 相 談 容 件 実 数 出張相談会開催回数 技術ニーズに対する 知財マッチング件数 技術連携コーディネーター 企業等訪問件数 3,034件<国からの受託事業1,363件を含む> (うち専門相談 119件)(うち出張相談会 81件) 28回 (川口、朝霞、川越、所沢、東松山、熊谷、春日部の県内7 か所で各4回実施) 7件 64件 相談内容(区分別) 図1:知的財産区分 ② ア 績 図2:相談区分 知財経営促進・人材育成 知財専門家の派遣 知的財産を企業経営の中で戦略的に活用するため、弁理士等を派遣して、中小企業の知的財産 に関する具体的な課題の解決を支援し、有望な知的財産の創造や効果的な保護・活用を促進する とともに、中小企業の知財活用体制強化の支援を行った。 支 援 企 業 数 延 べ 支 援 回 数 10社 イ 41回 外国出願支援事業 優れた特許等を有し、かつ、海外において戦略的に活用しようとする県内中小企業に対し、 弁理士と連携を図り、外国特許庁への出願支援を行った。 国別の出願状況は、中国4件、米国4件、韓国3件、他12件である。 支援対象企業 6社(特許4社、商標2社) ウ 企業内知財人材養成講座 中小企業の企業内において、知財経営推進の核となる知財人材を養成するため、訪問支援によ る講座を実施した。 主な内容は、知財の基本習得、特許電子図書館(IPDL)の活用方法、出願明細書の書き方 等である。 支援対象企業 10社 エ 各種セミナー 知的財産に関する啓発や知識の向上を目的に、関係機関等と連携して海外知財制度セミナー、 知財侵害対策セミナー、知財入門セミナーを合計6回開催した。 内 容 開 催 日 参加者 共 催 【海外知財制度セミナー】 「知的財産の活用とリスク」 6月25日 22人 独立行政法人工業所有権情報・研修館 【知財侵害対策セミナー】 知財戦略セミナー 6日 46人 【知財入門セミナー】 初任者が学ぶ「技術の活かし 方、守り方」 7月17日 10人 特許出願明細書作成講習会 2月 1日 10人 4月19日 85人 飯能信用金庫 2月20日 13人 川口市 【知財入門セミナー・地域】 知的財産経営について 特許の基礎知識と有効活用 ③ ア 12月 独立行政法人日本貿易振興機構 その他 知財総合支援窓口設置事業 関東経済産業局からの委託を受け、知的財産に関する幅広い知識・経験を有する民間企業OB を窓口支援担当者(知的財産アドバイザーを兼ねる:7人)として配置し、知財に関する総合相 談に対応した。 【再掲】 内 容 実 績 相談件数 1,363件 4 人材の育成支援・情報提供 (1)人材育成 ① 研修 経営環境の変化に対応できる人材の育成を目的に、新入社員から経営者までの各層に合わせ た階層別研修やテーマ別の実務研修、技能研修を78テーマ・113回実施した。 平成24年度は、新たに、巻き込み力強化研修、提案営業研修、改善体験実践研修、測定基 礎研修、金属材料と熱処理研修などを加えた。 また、原価管理入門研修や6S・VM推進工場視察研修などは申込者数が定員を大幅に超え たため追加実施した。 研修受講者数と開催回数の推移 ※オーダーメイド出前研修及び通信教育を除く ア 階層別研修 (ア)新入社員研修 新入社員を対象に、企業人としての自覚を促すとともに、仕事への取り組み方、職場の人間 関係、自己啓発の進め方、企業人としての基本行動等について学ぶ研修を17回開催した。 (イ)中堅社員研修 中堅社員を対象に、その果たすべき役割と責任を認識させるとともに、仕事の管理、問題解 決、リーダーシップ等の能力向上について学ぶ研修を9回開催した。 (ウ)管理者研修 新任管理監督者及び管理監督者を対象に、管理監督者として必要な知識、役割、リーダーシ ップのあり方等について具体例を通して習得する研修を3回開催した。 (エ)経営者研修 新たな経営ビジョンや経営戦略策定に必要なマネジメント能力の向上とともに、経営者とし て自己革新が図れるよう、実践的な経営ノウハウを学ぶ研修を1回開催した。 イ 実務研修 中堅社員、実務担当者等を対象に、生産管理、財務・会計、人事・労務など、テーマ別の専門 的知識及び実践的技法等を習得する研修を64回開催した。 ウ 技能研修 県立高等技術専門校と連携し、旋盤操作や切削技術向上、設計図解読など、中小企業の製造現 場で働く若手社員を対象にした技能研修を19回開催した。 エ 特別研修 (ア)オーダーメイド出前研修 個別企業のニーズに合わせた研修カリキュラムを設計して実施する出前研修を15社に 対し28回(37日間:延べ受講者769名)開催した。 (イ)通信教育 社員の自己啓発及び業務遂行能力の向上を図る通信教育を(株)日本能率協会マネジメン トセンターと提携実施し、93名が受講した。 平成24年度 通 常 研 修 特研 別修 ② 研修実施実績 分 類 新入社員研修 中堅社員研修 階層別研修 管理者研修 経営者研修 (小 計) 生産管理 現場改善 品質管理 財務・会計 効率化 実務研修 人事・労務 組織活性化 営業 技法取得 ISO (小 計) 技能研修 通常研修 合計 オーダーメイド出前研修 通信教育 特別研修 合計 合 計 回数(回) 総日数(日) 受講者数(人) 17 32 555 9 18 188 3 7 95 1 1 11 30 58 849 6 12 187 7 13 194 4 9 145 2 4 51 3 4 84 3 5 69 6 7 121 6 8 130 10 13 233 17 39 418 64 114 1,632 19 51 142 113 223 2,623 28 37 769 - - 93 28 37 862 141 260 3,485 明日を担うものづくり人材育成事業 埼玉県教育局等と連携を図りながら、将来のものづくりを担う人材の育成を図った。 ア 第22回埼玉県産業教育フェア 埼玉県教育局、埼玉県産業文化センター等との共催により開催した。当日は、企業3社が体 験コーナーに出展し、子供たちにものづくりの楽しさを体験するイベントを実施した。 期 日 11月10日・11日 場 所 大宮ソニックシティ地下1階展示場、鐘塚公園 来場者数 約22,700名 イ 高校生ものづくりコンテスト 県内の工業高校生を対象に埼玉県工業教育研究会が実施する「ものづくりコンテスト」に協 賛し、理事長賞を授与した。 開催日 6月 会 部門 場 9日 旋盤作業 ものつくり大学(行田市) 6月23日 電気工事 電気工事組合会館(さいたま市) 7月15日 木材加工 日本工業大学(宮代町) 7月21日 電子回路 ものつくり大学(行田市) 8月 7日 化学分析 久喜工業高等学校(久喜市) 8月 9日 測量 いずみ高等学校(さいたま市) (2)情報支援・IT活用サポート ① 中小企業情報提供事業 中小企業が直面している様々な経営課題などに関する情報等を収集・分析・加工し、インター ネットや情報誌、セミナー等で迅速に提供した。 ア イ ウ 月刊誌の発行 公社事業を広く紹介するのをはじめ、県内の企業紹介や法律、税制、国際化など経営に役立 つ情報を幅広く、タイムリーに提供した。 情報誌「アクセス埼玉」の発行 12回 (A4判20ページ 3,500部印刷/月) アクセス埼玉文庫の発行 「現場改善 ムダ取りの基本」シリーズ1~5巻を、合計2,016冊を頒布した。 企業経営座談会の開催 開催日 10月23日 エ 内 容 テーマ:「新卒採用時のミスマッチを探る」 ~大学と中小企業における新卒採用の現状と課題~ 出席者:小原歯車工業(株)代表取締役社長 小原 敏治 氏 (株)MIKAMI 代表取締役社長 三上 誠 氏 埼玉大学 工学部 機械工学科教授 池野 順一 氏 東洋大学 理工学部 機械工学科講師 山田 和明 氏 コーディネーター:(財)埼玉県産業振興公社 専務理事 小川 月刊誌掲載:平成25年1月号 調査の実施 賞与予測調査を実施し、その結果を経営情報として提供した。 事 業 名 実 績 概 賞与予測調査の実施 2回 要 製造業 2,000社対象 有効回答率 夏季20.5% 冬季19.1% 良和 オ 会員優待セミナーの開催 会員サービスの一環として、中小企業の経営課題にスポットを当てたセミナーを実施した。 開催日 テーマ 参加者 会 場 5月24日 「即効!節電セミナー」 19名 公社研修室 7月17日 知財入門セミナー 10名 公社研修室 10月10日 5分から始める部下育成研修 36名 公社会議室 10月25日 女性人材活用セミナー 25名 公社研修室 11月 8日 女性限定工場視察(アルビオン化粧品) 24名 (株)アルビオン 12月 7日 フェイスブック活用セミナー 57名 公社研修室 リスティング広告活用セミナー 28名 公社研修室 特許出願明細書作成セミナー 10名 新都心ビジネス交流プラザ 12月13日 2月 カ 1日 公社会員等交流事業 公社会員企業相互の交流と企業間ネットワークづくりを促進するため、経営者、後継者、経 営幹部が一堂に会する講演会及び情報交換会を実施した。 事 業 名 実 績 概 要 公社会員感謝の集い 1回 開催日:3月5日 テーマ:「旭山動物園革命」 ~夢を実現した復活プロジェクト~ 講 師:旭山動物園 前園長 小菅 正夫 氏 参加者:128名 公社会員の推移 公社会員数 (単位:社) 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 1,218 1,235 1,241 1,270 1,317 (平成24年度における入退会の状況) 新規入会 退会 会員数増 129 82 47 キ DVD・ビデオソフトの貸出 経営や技術、人材教育などに関するDVD・ビデオソフト等を整備し、貸出サービスを 行った。 事 業 名 実 績 概 要 DVD・ビデオソフト貸出 ② (収集) 15本 (貸出)855本 ビジネスマナー、メンタルヘルス、危機 管理 など IT活用サポート事業 中小企業の情報化を促進するため、ITコンサルティングやIT関連セミナー、ビジネスソフ ト研修を実施した。 ア ITコンサルティング事業 県内中小企業をIT専門家とともに訪問し、企業ホームページのアクセス数向上やSEO対 策等のテーマでコンサルティングを実施した。 実施数 イ 19社 地域連携ITセミナー事業 開催日 (延べ46回) テーマ 3月12日 動画製作テクニックセミナー ウ 参加者 会場 32名 蕨商工会議所 バックリンク支援事業 公社ホームページにバックリンク専用サイトを構築し、中小企業のホームページのSEO対 策を支援した。 リンク企業数 1,020社 エ Web活用支援セミナー事業 開催日 テーマ 9月20日 中小企業のためのホームページ活用セミナー オ 参加者 会場 27名 公社研修室 ITスキルアップ研修 利用頻度の高いビジネスソフト(ワープロ・表計算・プレゼンテーション・データベース) やインターネットを有効活用するための講座を10テーマ16回開催した。 講 座 名 開催回数(参加者) ワード 1回( 8名) エクセル関連(3テーマ) 8回(103名) パワーポイント 1回( 14名) アクセス 1回( 14名) ホームページ作成関連(4テーマ) 5回( 54名) カ ③ 情報化訪問サポート事業 企業内にIT関連業務に精通した社員がいない企業からの支援要請に対し、公社職員が訪問 し課題解決をアドバイスした。 出張サポート数 1社(1回) 公社内IT管理事業 ア 公社内IT管理 大宮事務所と北与野事務所間のネットワーク化、公社共通企業データベース及びグループ ウェア(サイボウズ)の管理、運用による公社内の情報共有化を推進した。 イ インターネット情報提供 中小企業が経営に有用な情報を入手する機会の増大を図るため、インターネットを活用して 情報を提供した。 公社ホームページ アクセス数 2,156,941件 公社メールニュース 24回配信(毎月2回、登録者1,539名) 5 創業・ベンチャー支援 創業予定者や創業間もない方、ベンチャー企業の成長を支援するために「創業・ベンチャー支援 センター埼玉」を運営し、利用者の各ステージに合わせた様々な相談業務を行った。 また、創業に必要な知識を体系的に学ぶためのセミナーの開催や、ベンチャー企業の成長を促進 するためにビジネスマッチングを図った。 ① 創業相談支援 創業・ベンチャー支援センター埼玉を運営し、創業前、創業時、創業後の相談者の各ステージ ごとの課題解決を図るため、経験豊富な開業アドバイザー(6人)を配置し、相談に対応すると ともに、より専門的な相談に対しては、司法書士や税理士、社会保険労務士等各士業団体との連 携による専門相談会を実施した。 図1:相談内容区分 ア 相談件数 内 容 実 1,963件 (うち専門相談 相談件数 績 その他 11.9% 創業全般 26.4% 経営 11.0% 103件) 技術 5.4% イ 公的融資申請支援件数 内 容 資金調達 35.0% 申請受付件数 県制度資金 121件 日本政策金融公庫 ウ 販路開拓 10.3% 図2:創業者の業種区分 19件 製 造業 5.9% 創業件数 飲 食業 8.4% 創業件数 202件 サ ービス 業 63.9% 卸 小売業 21.8% ② セミナーの開催 創業までの心構えから創業後のマーケティング等まで、ステージに合わせたセミナーを開催し た。 内 容 開 催 日 参加者 備 考 ① 起業準備集中セミナー(入門編) 内 容 6月30日 7月 7日 ② 8月25日 9月 1日 ③11月10日 11月17日 ④ 1月19日 1月26日 開 催 日 20人 16人 26人 22人 16人 14人 30人 25人 参加者 備 考 起業準備集中セミナー(実践編) 会社設立の基礎知識セミナー 実践!会社設立・起業セミナー 財務・税務の基礎知識セミナー ネットショップ開店セミナー マーケティングセミナー ①10月20日 10月27日 ② 3月 2日 3月 9日 13人 10人 23人 23人 ① 7月21日 ②10月18日 ③ 1月24日 ① 8月 4日 ②12月 1日 ③ 2月 2日 ① 8月30日 ②11月15日 ③ 2月 9日 ① 9月13日 ②12月 6日 ③ 2月20日 ① 9月29日 ② 2月23日 23人 38人 19人 18人 14人 37人 34人 20人 35人 38人 33人 73人 31人 31人 女性創業セミナー 12月 8日 28人 3月16日 32人 10月15日 16人 9月11日 1月30日 9人 6人 10月24日 10月31日 11月 7日 11月14日 11月21日 11月28日 19人 17人 15人 18人 17人 11人 起業セミナー ①11月20日 ② 2月26日 33人 31人 確定申告セミナー ① ② 1月17日 2月16日 7人 28人 女性プチ起業セミナー 3月13日 19人 共催:入間市 社会起業家セミナー 3月20日 39人 共催:県立図書館 ホームページ作成セミナー ステップアップセミナー 会計ソフト体験セミナー (弥生会計編) ① ② 創業体験セミナー 計 ③ ア ③共催:春日部市他 43日 ①共催:川口市他 ②共催:所沢市他 1,027人 ベンチャー成長支援 ビジネスマッチング支援 資金調達や販路開拓、事業提携などの課題を抱えるベンチャー企業を対象に、ベンチャー キャピタルや金融機関、大手企業との「出会いの場」を設け、ビジネスマッチングを図った。 また、彩の国ベンチャーマーケット出場企業6社のうち、彩の国ビジネスアリーナへの出展 を希望した4社に対し出展を支援した。 事 業 名 開催日 支援企業数 マッチング件数 彩の国ベンチャーマーケット 彩の国ビジネスアリーナ イ 6 11月28日 6社 20件 1月30日・31日 4社 37件 ベンチャー支援セミナーの開催 独創的なビジネスモデルや経営戦略を実践している起業家や経営者を講師に迎えたセミ ナーを開催した。 内 容 開催日 参加者 備 考 【ビジネス交流会】 「逆境を生き抜く発想~松下 幸之助に学ぶ「志」の力~ 6月 2日 101人 共催:NPO法人さいたま起業家 協議会 【「論語と算盤」塾】 「古典に学ぶ人生の生き方」 2月18日 161人 共催:新都心ビジネス交流プラザ 運営協議会 現役社長の経営力直伝セミナー 12月12日 ①「チャレンジする経営者」 24人 会場:(株)K&Dレストランズ (さいたま市) ②「複合材技術で世界をリード する企業へ」 11人 会場:(株)UCHIDA (三芳町) その他 2月26日 (1)総務管理費 簡素で効率的な事務の執行を促進し、公社の円滑な運営を行うとともに、公社の経営基盤の 強化に努めた。 ア 公社運営経費 (ア)職員人件費 (イ)事務室使用料、外部監査等運営経費 (ウ)公社事業PR推進費 (エ)事務費等総務共通費 イ 職員の能力開発 職員を各種の専門研修等に参加させるとともに、公社事業を進める上で必要な専門能力の向 上を図った。 ウ 業務の効率化の推進 公社の全体的な業務改善活動を積極的に推進し、ITの活用や業務の効率化・省力化をさら に進めた。 (2)貸与事後処理費 設備貸与及び設備資金貸付先の債権管理等を行った。 ア 設備貸与(国庫・県単)事業 (ア)通常債権対策 計画的に貸与先企業の経営実態を把握するとともに、設備が適正かつ効率的に使用される よう経営に関する情報等を提供した。 (イ)償却債権対策 企業倒産や経営不振により償還が滞っている償却債権については、債務者又は連帯保証人 に対して電話又は訪問による継続的な督促を行い、回収に努めた。 イ 設備資金貸付事業 創業者・小規模企業者等に対し貸し付けた小規模企業者等設備導入資金の債権を管理した。 (3)投資育成事業 サ フ ィ ッ ク 投資育成事業は、平成16年度に統合した(財)埼玉県創造的企業投資育成財団(SAFIC) の事業を引き継いで実施している。 地域中核企業投資育成事業の投資先企業2社、ベンチャー企業投資育成事業の投資先企業 2社に対して経営支援を行った。 ア イ 投資先企業等への支援 事 業 名 実 績 経営力向上セミナー 2回 フォローアップ事業 22回 投資概要 概 要 上場企業経営者の体験談や経営方針、株式公開に向 けての基礎知識、事業承継税務に関する研修会を実施 地域中核企業14回、ベンチャー企業8回 個別訪問によるフォローアップを実施 事 業 名 企 業 (平成24年度末現在) 投 資 残 高 数 地域中核企業投資育成事業 2社 直接投資 2社 31,100千円 ベンチャー企業投資育成事業 2社 直接投資 2社 9,900千円 直接投資:SAFICが投資の可否を決定し、当該企業の社債を直接引き受け、又はSAFIC が当該企業の第三者割当増資を引き受ける形式(株式投資)により投資したもの。
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