1 本書について 本書は、平成5∼ 15 年迄に製作されていた乗用車のうち 235 台分の補機駆動用ベルトについて、 その 「点検(たわみ量・ 張力の測定箇所及び基準値) 」 、 「調整」 、 「交換」の方法をまとめたものです。 収録車種については、背表紙もしくは各目次を参照してください。また、同一型式で車名の異なるもの(例:カロー ラとスプリンター)は車名ごとに掲載しています。なお、 ハイエース、 キャラバンなど一部の貨物車も収録しています。 ベルトのたわみ量・張力を調整する方法として、オルタネータなどの補機を移動させて調整するものを本書では「手 動調整式」としています。手動調整式を採用しているエンジンについては、 「交換」の項目を省略している場合があ りますので、その場合は、 「調整」を参考にベルトを緩めて交換を行ってください。また、オートテンショナを採用 しているエンジンについては、点検、調整の方法を省略しています(下記 2 注意点 参照) 。 注意点(必ずお読みください) 点検・調整時 ①ベルトのたわみ量、張力は、定められたプーリ間で測定する。 ②ベルト取り付け直後の張り点検は、基準値に調整後、プーリ間のたるみのバラツキをなくするため、クランクシャフ トを2回転(メーカーにより異なる場合がある)以上回して再度測定し、基準値に調整すること。 ③新品のベルトに交換するときは、「 新品時 」 の基準値の中央値(メーカーにより異なる場合がある)に調整する。 ④ベルトテンショナゲージを使用する場合は、マスタゲージで精度チェックを行ってから測定する。 オートテンショナのベルトの点検・調整 ①調整は不要であり、ベルトの点検はインジケータにより行う。 ※トヨタ アリスト(S16 系)2JZ-GE エンジンの例 ※トヨタ ソアラ(Z40 系)1JZ-GTE エンジンの例 自動車メーカーによる変更等について ①内容は、各自動車メーカー発行の平成 23 年7月時点の各整備書に基づいて編集しています。従って平成 23 年7月 以降に仕様等の変更があった場合、本書の内容と現車が異なる場合があります。その場合は、内容をお調べしてお答 えいたしますので、お手数ですが下記までご連絡ください。 ②また、整備書において補機ベルトの調整方法等の記述が省略されているものについては本書にも記載はありませんの で、その場合は、他車を参照してください。 株式会社 自動車公論社 ☎ 03-3837-5730 補機ベルト交換&調整マニュアル 担当:安藤 《参考》弊社発行の書籍「実践・経験と勘 自動車整備 第2弾(三浦 嚴 著) 」では、 三菱ミニカ(H3 系) 、 パジェロミニ(H56 系)の 4A30 エンジンについて、下記のようにベルト交換・調整時のアドバイスをしています。 ※テンションプーリがベルトの張力で傾き、固定用ボルトを規定トルクで締め付けてもテンションプーリが傾いた ままの場合がある(ベルトの鳴き、外れる等の原因となる) 。その場合、以下の手順で作業を試みる。 ①固定用ボルトと調整用ボルトを緩め、ベルトを取り外す。 ②ベルト不着用のまま、固定用ボルトを一杯に締め付ける。 テンションプーリ (断面図) ③固定用ボルトを再度 1/2 回転緩める。 ④ベルトを取り付ける。 ⑤調整用ボルトでベルトの張力を調整する。 ⑥固定用ボルトを一杯に(1/2 回転以上)締め付ける。 ⑦ベルトの張力を点検し、異常がなければ作業は完了。 −1− 固定用ボルト 補機ベルト 傾き 目 次 (H1 系)・・・・・・・・・・・・・・・ 41 トヨタ bB(P3 系)・・・・・・・・・・・・・・ 4 MR-S(W3 系) ・・・・・・・・・・・ 5 RAV4 L/J(A2 系) ・・・・・・・・ 5 アリオン/プレミオ(T24 系) ・ 5 アリスト(S16 系)・・・・・・・・・ 7 アルテッツァ(E10 系) 、 アルテッツァ ジータ(E15 系)・ 7 イプサム(M1 系)・・・・・・・・・・ 9 ヴィッツ(P1 系)・・・・・・・・・ 10 ウィンダム(V2 系) ・・・・・・・ 12 ヴォクシー/ノア(R6 系)・・・ 13 エスティマ L/T(R3 ・ 4 系)・・ 13 エスティマ ハイブリッド(R1 系) ・・・・・・・・・・・・・・ 14 プリメーラカミノ(P11 系)・・ 94 46 ブルーバード(U14 系)・・・・・ 95 ハリアー(U1 カムリ/カムリグラシア(V2 系) 18 カリーナ/ コロナ/コロナ プレミオ(T21 系) 19 カローラ/カローラ レビン/ スプリンター/ スプリンター カリブ/ スプリンター トレノ(E11 系) 24 カローラ/ カローラ フィールダー/ カローラ ランクス/ アレックス(E12 系)・・・・・・・ 27 クラウン セダン・ハードトップ (S15 系)・・・・・・・・・・・・・・ 29 クラウン アスリート/ クラウン エステート/ クラウン ロイヤル/ クラウン マイルドハイブリッド/ クラウン マジェスタ(S17 系) 31 グランドハイエース/ グランビア(H1 系) ・・・・・・・ 32 スープラ(A8 系)・・・・・・・・・ 34 セリカ(T23 系)・・・・・・・・・・ 35 セルシオ(F2 系)・・・・・・・・・ 35 セルシオ(F3 系)・・・・・・・・・ 36 センチュリー(G5 系)・・・・・・ 36 ソアラ(Z30 系)・・・・・・・・・・ 37 タウンエース バン・ノア/ ライトエース バン・ノア (R4 ・ 5 系)・・・・・・・・・・・・ 38 プレーリー リバティ/ マークⅡ/ リバティ(M12 系)・・・・・・・・ 97 クレスタ/ プレジデント(G50 系)・・・・・ 98 チェイサー(X10 系)・・・・・・・ 48 プレセア(R11 系)・・・・・・・・ 98 マーチ(K11 系)・・・・・・・・・・ 99 マークⅡ/ 51 ラシーン(NB14 系)・・・・・・ 101 マークⅡワゴン クオリス(V2 系) ラルゴ(W30 系)・・・・・・・・ 102 ・・・・・・・・・・・・・・ 52 ローレル(C35 系)・・・・・・・ 103 系)・・・・・・・・・・・ 53 ヴェロッサ(X11 ラウム(Z1 系)・・・・・・・ ホンダ ランドクルーザー 80(J8 系)・ 54 56 ランドクルーザー 100(J10 系) ランドクルーザー プラド(J9 系) ・・・・・・・・・・・・・・ 57 HR-V(GH1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 系)・ 106 NSX / NSX-R(NA1・2 系) 106 アヴァンシア(TA1 ∼ 4 系) 108 アクティ(HA6 ・ 7、HH5 ・ 6 系) AD / ウイングロード(Y11 系)・・・・ 60 バモス(HM1 ・ 2 系)・・・・・・ 109 アコード/ アベニール/ 系)・・・・・ 63 エクストレイル(T30 系) ・・・ 65 トルネオ (CF3∼7、CH9、CL1∼3 系)110 インスパイア/ エルグランド/ キャラバン・ホーミーエルグランド (E50 系) ・・・・・・・・・・・・・ 66 キャラバン/ホーミー(E24 系)68 キューブ(Z10 系)・・・・・・・・ 70 セイバー(UA1 ∼ 3 系)・・・・ 110 インスパイア/ セイバー(UA4 ・ 5 系) ・・・・ 112 インテグラ (DB6 ・ 8 ・ 9、DC1 ・ 2 系)112 サニー/ ルキノ(B14 CR-V(RD1 ・ 2 系)・・・・・・ 105 S-MX(RH1・2 系)・・・・・・ 107 日 産 エキスパート(W11 カルディナ/ ・・・・・・・・・・・・・・ 系)・・・・・・・・・ ブレビス/プログレ(G1 系)・ 48 16 カムリ/ビスタ(SV4・CV4 系) カムリ(V3 系)・・・・・・・・・・・ 17 プリメーラ/ ハイラックス サーフ(N18 系) 44 ガイア(M1 系)・・・・・・・・・・ 14 ・・・・・・・・・・・・・・ フェアレディZ(Z32 系)・・・・ 94 ハイエース/レジアスエース 系)・・・・・・・・・・ 71 サニー(B15 系)・・・・・・・・・・ 72 インテグラ SJ(EK3 系)・・・ 113 オデッセイ サファリ(Y61 系)・・・・・・・・ 74 (RA1 ∼ 5、RA6 ∼ 9 系) 114 77 オルティア(EL1 ∼ 3 系)・・ 116 シルビア(S14、S15 系)・・・・ 78 キャパ(GA4 ・ 6 系)・・・・・・ 117 シーマ(Y33 系)・・・・・・・・・・ スカイライン(R34 系)・・・・・ 79 ステージア(C34 系) ・・・・・・ 80 シビック(EK2 ∼ 4 ・ 9 系)、 シビッククーペ(EJ7 系) 、 シビックフェリオ セドリック/ (EK2 ∼ 5 ・ 8 系) ・・・・・・ 118 グロリア(Y33、Y34 系)、 レパード(Y33 系)・・・・・・・・ 80 ステップワゴン(RF1 ・ 2 系) 119 セフィーロ(A33 系) ・・・・・・ 83 ステップワゴン(RF3 ∼ 8 系)120 セレナ/セレナ カーゴ/ ストリーム(RN1 ∼ 5 系)・・ 120 バネットセレナ/ パートナー(EY6 ∼ 9 系)・・ 121 バネットセレナカーゴ フィット/ (C23 系) ・・・・・・・・・・・・・ 84 ダットサン(D22 系) ・・・・・・ 86 フィットアリア (GD1∼4 / 6∼9 系)・・・ 122 プレリュード(BB5 ∼ 8 系) 123 テラノ/ レグラス(R50 系)・・・・・・・・ 88 ライフ(JA4 系)・・・・・・・・・ 123 ライフ/ライフダンク バサラ/ プレサージュ(U30 系)・・・・・ 90 (JB1 ∼ 4 系)・・・・・・・・・ 124 レジェンド(KA9 系) ・・・・・ 125 パルサー/ ルキノ(N15 系)・・・・・・・・・・ 92 −2− ロゴ(GA3 ・ 5 系)・・・・・・・ 126 プロシード/ 三 菱 FTO(DE2 ・ 3 系) ・・・・・・・ 127 GTO(Z15 ・ 16 系)・・・・・・ 128 RVR / RVR スポーツギア(N6 ・ 7 系) ・・・・・・・・・・・・・ 129 ギャラン/ ワゴンR(MC 系)・・・・・・・・ 205 プロシード マービー ワゴンRソリオ/ (UF/UV 系) ・・・・・・・・・ 175 (MA34・64 / MA63 系) ・ 206 ボンゴ(SS 系)、 ボンゴブローニー(SR 系)・・ 176 アスパイア(EA、EC 系)・・・・ 131 シャリオ グランディス (N8 ・ 9 系)・・・・・・・・・・・ 133 チャレンジャー(K9 系) ・・・ 134 ボンゴブローニー(SK 系)・・ 179 ミレーニア/ ユーノス 800(TA 系)・・・・・ 183 ロードスター(NA 系)・・・・・ 184 ロードスター(NB 系)・・・・・ 185 ディアマンテ(F3 ・ 4 系)・・・ 137 ディオン(CR 系)・・・・・・・・ 138 デリカ スペースギア/ デリカ カーゴ(PA∼PF 系)・ 139 デリカ バン/ワゴン 〈スターワゴン〉(P 系)・・・ 142 パジェロ(V1 ∼ 5 系)・・・・・ 145 パジェロ(V6 ・ 7 系) ・・・・・ 149 パジェロ イオ(H6 ・ 7 系)・・ 151 パジェロ ジュニア(H57 系) 151 パジェロ ミニ(H51 ・ 56 系) 152 パジェロ ミニ(H53 ・ 58 系) 153 ミニカ/ ブラボー(U4 系)・・・・・・・・ 155 ミニキャブ/ タウンボックス(U6 系) ・・・ 156 ミラージュ/ (CJ、CK、CL、CM、CN 系) ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 157 リベロ(CB、CD 系) ・・・・・ 161 マツダ MPV(LV 系) ・・・・・・・・・・ 164 MPV(LW 系)・・・・・・・・・・ 166 RX-7(FD 系)・・・・・・・・・・ 168 カペラ(GF、GW 系)・・・・・・ 169 センティア(HE 系) ・・・・・・ 170 デミオ(DW 系)・・・・・・・・・ 171 ファミリア(BJ 系) ・・・・・・ 172 プレマシー(CP 系)・・・・・・ 174 オプティ(L800 系)・・・・・・ 209 ストーリア(M100 系)・・・・ 210 186 パイザー(G300 系)・・・・・・ 214 インプレッサ(GD、GG 系) 187 ミゼットⅡ(K100 系)・・・・・ 215 サンバー(KS、KV 系)・・・・ 188 ミラ(L500 系)・・・・・・・・・ 216 サンバー(TT、TV、TW 系) 189 ミラ(L700 系) ・・・・・・・・・ 217 フォレスター(SF 系)・・・・・ 190 ムーヴ(L600 系)・・・・・・・・ 218 プレオ(RA、RV 系) ・・・・・ 191 ムーヴ(L900 系)・・・・・・・・ 219 インプレッサ(GC、GF レガシィ(BD、BG、BH 系)、 いすゞ レガシィ B4(BE 系) ・・・・・ 192 レガシィ/ レガシィ B4(BL / BP 系)・ 193 ミュー(UES25 ・ 73 系)・・・ 221 アルト(HA12・22・23 系)・・ 194 アルト(HA11・21、HB11・21、 系)・・ 194 エスクード(TA02・52、TD02・32・ ・・・・・ 195 エブリィ(DE51、DF51 系)、 キャリイ(DC51、DD51 系)・ 197 エブリィ(DA52・62、DB52 系)、 キャリイ(DA52・62・63・65、 DB52 系)・・・・・・ 198 カルタス/ カルタス クレセント (GA、GB、GC、GD 系)・・・・ 199 ジムニー(JA11・12・22 系)・ 200 ジムニー(JB23 系)・・・・・・ 201 ジムニー シエラ/ワイド (JB33・43系) ・・・・・・・・・ 202 ジムニー 1300 シエラ (JB31・32 系)・・・・・・・・・ 202 スイフト(HT51、81 系)・・・ 204 ワゴンR(CT、CV 系)・・・・・ 204 −3− (UER25/UES25・73 系)、 ビッグホーン(UBS26・73 系)、 Kei(HN11・12・21・22 系)、 HC11、HD11 ウィザード ビークロス(UGS25 系)、 スズキ ランサーエボリューションⅣ ハイゼット(S200 系)・・・・・ 208 テリオス ルキア(J111 系)・ 213 系)・ グランド エスクード(TX92 系) ランサー/ アトレー/ テリオス キッド/ 52・62、TL52 系)、 ミラージュ アスティ/ ハイゼット(S100 系)・・・・・ 207 アルシオーネ SVX(CX 系)・ 186 ミニカ/ ミニキャブ/ アトレー/ テリオス(J100 系)・・・・・・ 212 スバル トッポ BJ(H4 系)・・・・・・・ 153 ミニカ トッポ(H3 系) ・・・・ 154 ダイハツ ボンゴ/ ボンゴフレンディ(SG 系)・・ 181 レグナム/ ワゴンR+ ビッグホーン(UBS25・69 系)、 ミュー/ ミューウィザード (UCS69 系)・・・・・・・・・・ 222 トヨタ 1 bB(P3 系)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 bB(P3 系) 1NZ-FE エンジン(1.5 ℓ、手動調整式) 2NZ-FE エンジン(1.3 ℓ、手動調整式) MR-S(W3 系) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 RAV4 L/J(A2 系) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 点検 アリオン/プレミオ(T24 系) ・・・・・・・・・・・・・・ 5 ▪測定位置 アリスト(S16 系)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 アルテッツァ/ アルテッツァ ジータ(E10 / E15 系)・・・・・・・・・ 7 イプサム(M1 系)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 ヴィッツ(P1 系)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10 ウィンダム(V2 系) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 ヴォクシー/ノア(R6 系)・・・・・・・・・・・・・・・・ 13 エスティマ L/T(R3 ・ 4 系)・・・・・・・・・・・・・・・ 13 エスティマ ハイブリッド(R1 系)・・・・・・・・・・・ 14 ガイア(M1 系)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14 ▪たわみ量 [ ]内は中央値、単位:mm カムリ/ビスタ(SV4・CV4 系) ・・・・・・・・・・・ 16 カムリ(V3 系)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17 カムリ/カムリグラシア(V2 系)・・・・・・・・・・・ 18 カリーナ/ 点検時 新品時 オルタネータ用 11 ∼ 13 7∼ 8.5[7.75] P/S 用 11 ∼ 13 8∼ 10[9] ▪張力 [ ]内は中央値、単位:N カルディナ/ コロナ/コロナ プレミオ(T21 系)・・・・・・・・・・ 19 カローラ/カローラ レビン/ スプリンター/スプリンター カリブ/ スプリンター トレノ(E11 系)・・・・・・・・・・・・・ 24 新品時 オルタネータ用 245 ∼ 392 539 ∼ 637[588] P/S 用 245 ∼ 343 441 ∼ 539[490] 調整 カローラ/カローラ フィールダー/カローラ ランクス/ アレックス(E12 系)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 27 点検時 オルタネータ用 ①固定用ボルト A、B を緩める。 クラウン セダン・ハードトップ(S15 系)・・・・・ 29 クラウン アスリート/クラウン エステート/ クラウン ロイヤル/クラウン マイルドハイブリッド/ クラウン マジェスタ(S17 系)・・・・・・・・・・・・・ 31 グランドハイエース/ グランビア(H1 系) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 32 スープラ(A8 系)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34 セリカ(T23 系)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35 セルシオ(F2 系)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35 セルシオ(F3 系)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36 センチュリー(G5 系)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36 ソアラ(Z30 系)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ②エクステンションバーなどを使用して、たわみ量を調 37 タウンエース バン・ノア/ 整し 、 固定用ボルト A(T=18.5N・m)を締め付ける。 ※ベルトを張る際は、オルタネータと RH マウントブ ライトエース バン・ノア(R4 ・ 5 系)・・・・・・・・ 38 ラケットの間にバーを差し込み、テンションをかけ ハイエース/レジアスエース(H1 系)・・・・・・・・ 41 ること。オルタネータと OCV(インマニ側)の間に ハイラックス サーフ(N18 系)・・・・・・・・・・・・・ 44 バーを差し込むと、OCV を破損させる恐れがあるた ハリアー(U1 系)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 46 め、絶対に行わない。 ブレビス/プログレ(G1 系)・・・・・・・・・・・・・・ 48 マークⅡ/クレスタ/チェイサー(X10 系)・・・・ 48 マークⅡ/ヴェロッサ(X11 系)・・・・・・・・・・・・ 51 マークⅡワゴン クオリス(V2 系)・・・・・・・・・・・ 52 ラウム(Z1 系)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 53 ランドクルーザー 80(J8 系)・・・・・・・・・・・・・・ 54 ランドクルーザー 100(J10 系)・・・・・・・・・・・・ 56 ランドクルーザー プラド(J9 系)・・・・・・・・・・・ 57 −4− ※ベルトテンショナ調整時等で、OCV に負荷をかけな ③固定用ボルト B(T=54N・m)を締め付ける。 い。 ④ベルトの張力又はたわみ量を確認する。 P/S 用 ※ OCV 本体に外部から衝撃力を加えない。 ①エンジンアンダカバー RH を取り外す。 ②固定用ボルト A、B を緩める。 ③エクステンションバーなどを使用して、たわみ量を調 整し 、 固定用ボルト A(T=44N・m)を締め付ける。 ④固定用ボルト B(T=44N・m)を締め付ける。 1ZZ-FE エンジン(1.8 ℓ、オートテンショナ) 交換 ※必要であれば事前にシリンダヘッドカバー No.2 及び エンジンアンダカバー RH を取り外す。 ⑤ベルトの張力又はたわみ量を確認する。 ①図のようにベルトテンショナを移動させ、ベルトを取 り外す。 2 MR-S(W3 系) 1ZZ-FE エンジン(1.8 ℓ、オートテンショナ) 交換 ※必要であれば事前にチャコールキャニスタ ASSY 及び チャコールキャニスタベースブラケット(T=7.5N・m) を取り外す。 ①ベルトテンショナを図のように移動させ、ベルトを取 り外す。 4 アリオン/プレミオ(T24 系) 1AZ-FSE エンジン(2.0 ℓ、オートテンショナ) 交換 ①フロントフェンダエプロンシール RH を取り外す。 ② SST を使用してベルトテンショナを図のように圧縮さ せ、ベルトを取り外す。 ※ベルトテンショナを圧縮させる際、3秒以上かけて 3 ゆっくり行う。 RAV4 L/J(A2 系) 1AZ-FSE エンジン(2.0 ℓ、オートテンショナ) 交換 ※必要であれば事前にエンジンアンダカバー RH を取り 外す。 ①オフセットレンチを使用して、ベルトテンショナを図 のように圧縮させ、ベルトを取り外す。 ※ベルトテンショナを圧縮させる際、3秒以上かけて ゆっくり行う。 −5− 調整 オルタネータ用 ①調整用ボルト A 及び固定用ボルト B を緩める。 1NZ-FE エンジン(1.5 ℓ、手動調整式) ②オルタネータと RH マウントブラケットの間にバーを 差し込み、車両 FR 側に引いてたわみ量を調整する。 点検 ※調整時、オルタネータと OCV(インマニ側)の間に ▪測定位置 バーを差し込むと、OCV を破損させる恐れがあるた 【オルタネータ用】 め、絶対に行わない。 【P/S 用】 ③調整用ボルト A(T=19N・m)を締め付けてから、固定 用ボルト B(T=54N・m)を締め付ける。 ④ベルトの張力又はたわみ量を確認する。 P/S 用 ①固定用ボルト A 及び調整用ボルト B を緩める。 ②ベルトの張力を調整し、調整用ボルト B(T=44N・m) を締め付ける。 ③固定用ボルト A(T=44N・m)を締め付ける。 ▪たわみ量 [ ]内は中央値、単位:mm 点検時 新品時 オルタネータ用 11 ∼ 13 7∼ 8.5[7.75] P/S 用 11 ∼ 13 8∼ 10[9] ▪張力 [ ]内は中央値、単位:N 点検時 新品時 オルタネータ用 245 ∼ 392 539 ∼ 637[588] P/S 用 196 ∼ 392 392 ∼ 588[490] ④ベルトの張力又はたわみ量を確認する。 −6− 1ZZ-FE エンジン(1.8 ℓ、オートテンショナ) 6 交換 ①フロントフェンダエプロンシール RH を取り外す。 1G-FE エンジン(2.0 ℓ、手動調整式) ②ベルトテンショナをゆっくり時計方向に回してベルト を取り外す。 アルテッツァ/アルテッツァ ジータ (E10 / E15 系) 点検 ▪測定箇所 ▪たわみ量 [ ]内は中央値、単位:mm 5 アリスト(S16 系) 点検時 新品時 14 ∼ 18 11 ∼ 13[12] P/S 用 7∼9 5.5 ∼7[6.25] A/C 用 9∼ 10 7∼8[7.5] オルタネータ用 2JZ-GE エンジン(3.0 ℓ、オートテンショナ) 2JZ-GTE エンジン(3.0 ℓ、オートテンショナ) ▪張力 [ ]内は中央値、単位:N 交換 取り外し ①テンショナプーリを左に移動させ、張力を緩めて取り 外す。 点検時 新品時 オルタネータ用 245 ∼ 390 540 ∼ 635[587.5] P/S 用 195 ∼ 345 440 ∼ 540[490] A/C 用 295 ∼ 390 520 ∼ 755[637.5] 調整 オルタネータ用 ①固定用ボルト A、B を緩める。 ②アジャスティングボルト C を回して、張力を調整する。 ③固定用ボルト A(T=13N・m)を締め付けた後、固定用 ボルト B(T=70N・m)を締め付ける。 取り付け ①テンショナプーリを左に移動させた状態で、P/S ポン ププーリにベルトを掛ける。 ④ベルトの張力又はたわみ量を確認する。 A/C 用 ①固定用ナット A を緩める。 ②アジャスティングボルト B を回して、張力を調整する。 ③固定用ナット A(T=39.2N・m)を締め付ける。 ②オートテンショナのインジケータマークが基準値内で あることを確認する。 −7− 取り付け ①テンショナプーリ以外にベルトをかける。 ②テンショナのプーリセットボルトに SST をかけ、テン ショナを左に移動させた状態でテンショナプーリにベ ルトをかける。 ※テンショナプーリはベルトの背面側をかける。 ④ベルトの張力又はたわみ量を確認する。 P/S 用 ①固定用ボルト A、B を緩める。 ②ハブナットレンチなどを使用して、P/S ポンプを押し ボルト B(T=39.2N・m)を締め付ける。 ③ボルト A(T=57.8N・m)を締め付ける。 ③エンジンアンダカバー No.1 を取り付ける。 ④エアクリーナインレット No.1 を取り付ける。 3S-GE エンジン(2.0 ℓ、手動調整式) 点検 ▪測定箇所 ④ベルトの張力又はたわみ量を確認する。 2JZ-GE エンジン(3.0 ℓ、オートテンショナ) 交換 取り外し ①エアクリーナインレット No.1 を取り外す。 ▪たわみ量 [ ]内は中央値、単位:mm ②エンジンアンダカバー No.1 を取り外す。 点検時 ③図の範囲内でテンショナのプーリセットボルトに SST をかけ、テンショナプーリを左に移動させて張力を緩 め、ベルトを取り外す。 ※車両上方より行うとテンショナが破損する恐れがあ 新品時 オルタネータ用 10 ∼ 13 8∼ 10[9] A/C 用 13 ∼ 16 10 ∼ 13[11.5] ▪張力 [ ]内は中央値、単位:N る。 点検時 新品時 オルタネータ用 343 ∼ 539 588 ∼ 784[686] A/C 用 196 ∼ 343 686 ∼ 785[735.5] 調整 A/C 用 ①アイドラプーリ固定用ナット A を緩める。 ②調整用ボルト B を回して、基準の張力に調整する。 ③固定用ナット A(T=42N・m)を締め付ける。 −8− ▪張力 [ ]内は中央値、単位:N 点検時 新品時 245 ∼ 441 490 ∼ 686[588] ∼平成 10.4 245 ∼ 392 441 ∼ 539[490] 539 ∼ 637[588] 平成 10.4 ∼ 197 ∼ 395 523 ∼ 760[641.5] オルタネータ用 P/S 用 調整 オルタネータ用 ④ベルトの張力又はたわみ量を確認する。 ①固定用ボルト A、B を緩める。 オルタネータ用 ②調整用ボルト C を回して、基準の張力に調整する。 ①固定用ボルト A、B を緩める。 ③固定用ボルト A(T=46.6N・m)及び B(T=18.1N・m) ②調整用ボルト C を回して、基準の張力に調整する。 を締め付ける。 ③固定用ボルト A(T=52N・m)及び B(T=28N・m)を締 め付ける。 ④ベルトの張力又はたわみ量を確認する。 P/S 用 ④ベルトの張力又はたわみ量を確認する。 ①アイドラプーリ固定用ナット A を緩める。 ②調整用ボルト B を回して、基準の張力に調整する。 7 ③固定用ナット A(T=38.2N・m)を締め付ける。 イプサム(M1 系) 3C-TE エンジン(2.2 ℓ、手動調整式) 点検 ▪測定箇所 ④ベルトの張力又はたわみ量を確認する。 3S-FE エンジン(2.0 ℓ、手動調整式) 点検 ▪測定箇所 ▪たわみ量 [ ]内は中央値、単位:mm オルタ ネータ用 P/S 用 点検時 新品時 ∼平成 10.4 13 ∼ 16 12 ∼ 14 10 ∼ 11 [10.5] 9∼ 11[10] 平成 10.4 ∼ 12 ∼ 14 9∼ 11[10] ∼平成 10.4 10 ∼ 13 15 ∼ 18 8∼ 10[9] 11 ∼ 14[13] 平成 10.4 ∼ 13.5 ∼ 16.5 11 ∼ 13[12] ※トヨタ自動車発行の修理書のページにより数値が異なるため、 数値を併記(編集部) 。 −9− ▪たわみ量 [ ]内は中央値、単位:mm 点検時 新品時 オルタネータ用 9∼ 11 6∼9[7.5] P/S 用 10 ∼ 13 8∼ 10[9] ▪張力 [ ]内は中央値、単位:N 点検時 新品時 オルタネータ用 441 ∼ 539 686 ∼ 784[735] P/S 用 245 ∼ 392 441 ∼ 539[490] 調整 ④ベルトの張力又はたわみ量を確認する。 オルタネータ用 ①固定用ボルト A、B を緩める。 ②アジャスティングボルト C を回して、張力を調整する。 ③固定用ボルト A(T=54N・m)を締め付けた後、B(T= 19N・m)を締め付ける。 8 ヴィッツ(P1 系) 1NZ-FE エンジン(1.5 ℓ、手動調整式) 2NZ-FE エンジン(1.3 ℓ、手動調整式) 点検 ▪測定箇所 ④ベルトの張力又はたわみ量を確認する。 P/S 用 【FF 車】 ▪たわみ量 [ ]内は中央値、単位:mm ①固定用ボルト A、B を緩める。 ②ハブナットレンチを使用して、ポンプブラケット下端 を支点に P/S ポンプを押し、ボルト B(T=43N・m)を 締め付ける。 点検時 新品時 オルタネータ用 11 ∼ 13 7∼ 8.5[7.75] P/S 用 11 ∼ 13 8∼ 10[9] ▪張力 [ ]内は中央値、単位:N ③ボルト A(T=43N・m)を締め付ける。 オルタネータ用 P/S 用 点検時 新品時 245 ∼ 392 539 ∼ 637[588] ∼平成 12.10 245 ∼ 343 255 ∼ 343 平成 12.10 ∼ 245 ∼ 343 441 ∼ 539[490] 441 ∼ 561[501] 441 ∼ 539[490] ※トヨタ自動車発行の修理書のページにより数値が異なるため、 数値を併記(編集部)。 ④ベルトの張力又はたわみ量を確認する。 【4WD 車】 ①固定用ボルト A、B を緩める。 ②アジャスティングボルト C を回して、張力を調整する。 ③固定用ボルト A を締め付けた後、B(共に T=43N・m) を締め付ける。 − 10 −
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