平 成 27 年 度 議 案 提 案 説 明

平 成 27 年 度 議 案 提 案 説 明
目
1
次
市政運営の基本的な考え方
1
(2) 時代の転換期
1
(3) まちづくりの抱負~もっと前へ~
1
2
(1) はじめに
①
将来を見据えて
2
②
地方創生の扉~未来をひらく鍵 (ABC) ~
2
③
都市像の実現に向けて
4
平成27年度当初予算について
4
(2) 歳出予算の主な内容
5
3
(1) 予算編成の基本的な考え方
①
人が行き交う魅力とにぎわいあふれるまち
5
②
健やかに暮らせる安全で安心なまち
8
③
水と緑が輝く人と地球にやさしいまち
11
④
地域産業が元気で生き生きと働けるまち
13
⑤
学ぶよろこびが広がる誇りあるまち
15
⑥
市民生活を支える機能性の高い快適なまち
17
⑦
市民と行政が拓く協働と連携のまち
19
条例その他の案件について
21
平成27年度予算案及び条例その他の案件の審議をお願いするに当たり、
市政運営についての所信の一端を申し述べますとともに、 今回、 提案いたし
ております予算案等についてご説明申し上げます。
わが国においては、 世界に先駆けて人口減少・超高齢社会を迎える中、 経
済の再生、 社会保障の改革、 東日本大震災からの復興など、 さまざまな課題
への対応が求められています。
また、 国内の総人口は、 このままでは50年後に3分の2まで減少し、 地
域経済社会に甚大な影響を与えていくことが危惧されています。 このような
中、 国は 「まち・ひと・しごと創生総合戦略」 を策定し、 若者の就労や若い
世代の結婚・子育ての希望をかなえ、 安心して豊かな生活が営める地域社会
の形成に向けて、 地方と一体となって地方創生に取り組んでいくこととして
います。
地方においては、 自ら主体性を発揮する中で、 固有の歴史や文化、 人材、
産業など、 それぞれの潜在力を改めて掘り起こし、 英知を結集して、 地域の
新たな魅力や活力を創り出していくことが極めて重要であると考えています。
このような認識のもと、 市政をもっと前へ進めるためのまちづくりの抱負
を申し上げます。
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今から150年前の1865年、 幕末の混沌とした時代にあって、 若き薩
摩藩士らがイギリスに渡りました。 後に彼らは、 さまざまな分野で日本の近
代化に大きく貢献しました。 この留学生派遣を実現に導いたのは、 将来の国
づくりを提案した五代友厚の上申であり、 鎖国の中、 薩摩藩が下した英断で
した。 そこには、 まさに日本の行く末を案じ、 新たな時代を築こうとした人々
の先見の明、 チャレンジ精神がありました。
時代の大きな転換期を迎えつつある中、 今を生きる私たちには、 将来を見
据えた 「挑戦」 が求められています。 私は、 先に立ち上げた地方創生推進本
部を中心に、 本年度、 本市の地方創生に関する施策についての基本計画とな
る総合戦略を策定し、 定住人口の維持と交流人口の拡大を図ります。 そして、
誇りうる鹿児島のまちを、 次の世代に責任を持って引き継いでいけるよう、
地方創生への力強い一歩を踏み出す年として、 市民が生き生きと暮らし、 元
気に活動できるまちづくりに全力を傾けてまいります。
このため、 地方創生の扉を開く3つのキーワードを掲げ、 本市の未来に明
るく確かな展望が拓けるよう取り組みます。
1つ目のキーワードは、 「ささえる」、 「アシスト」 です。
少子高齢化が進む中、 市民誰もが豊かさを実感しながら安心して生活でき
ること。 このまちにずっと住み続けたいと思えること。 これらは、 今後のま
ちづくりにとってこれまで以上に大切になります。
次代を担う子どもが健やかに生まれ育つための支援強化、 互いに支えあう
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温もりのある地域コミュニティの形成、 日々の生活を守る安全・安心の確保
など、 「ひと」 の暮らしを 「ささえる」 環境を整えます。
2つ目のキーワードは、 「みがく」、 「ブラッシュアップ」 です。
本市には、 世界文化遺産登録を目指す 「明治日本の産業革命遺産」、 世界ジ
オパーク認定を目指す 「桜島・錦江湾」 など世界に誇りうる歴史や自然、 こ
れらが織りなす個性ある文化や美しい景観、 豊かな食など多彩な地域資源が
あります。 本市のブランド力を高め、 交流拠点都市としてさらなる発展を期
すためには、 これらを生かした観光の創造や文化の振興を一層進めるととも
に、 国内外のさまざまな都市と相互の特色を生かした交流の輪を広げていく
ことが重要です。
鹿児島ならではの資源に光をあて、 さらに価値を高め情報発信することに
より、 新たな交流とにぎわいが生み出されます。 そして、 それは住む人の我
がまちへの愛着と誇りの醸成にもつながります。 そのような 「まち」 の魅力
を 「みがく」 取組を推進します。
3つ目のキーワードは、 「つくる」、 「クリエイト」 です。
都市の活力を維持していくためには、 若者をはじめ、 あらゆる世代の市民
が生き生きと活躍できるまちを創っていくことが重要です。 また、 雇用を含
め、 生活する上での利便性の向上や安定した暮らしを送るための経済基盤を
確保することがより大切になります。
中心市街地の活性化や創業支援、 地域産業の競争力の強化など、 産学官の
連携のもと、 地域の創意工夫と特性を生かした経済の振興を図り、 「しごと」
で活力を 「つくる」 社会を目指します。
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第五次総合計画は、 少子高齢化の進行と人口減少局面への移行を見据えて
策定した計画です。 その都市像 「人・まち・みどり みんなで創る“豊かさ”
実感都市・かごしま」 は、 国が 「まち・ひと・しごと創生」 で目指す社会の
姿と相通じる、 私のまちづくりに対する思いが込められています。
このため、 市民の皆さま方に、 真に豊かさを実感していただけるよう、 都
市像の実現に向けて全力で取り組み、 本市の地方創生に向けた確かな道筋を
つけてまいります。
次に、 平成27年度当初予算について申し上げます。
国においては、 平成27年度の予算編成に当たり、 元気で豊かな地方の創
生に全力を挙げるとともに、 経済の好循環を確かなものとするため、 聖域を
設けることなく抜本的に歳出を見直した上で、 経済成長に資する施策に重点
化を図り、 経済再生と財政健全化の両立の実現を目指すとされています。
地方財政においては、 地方税収入は増加するものの、 社会保障関係経費の
増加に加え、 地方創生に向けた取組や公共施設の老朽化対策など、 増大する
財政需要に対処する必要があることから、 依然として大幅な財源不足が生じ
るものと見込まれています。
本市においては、 歳入面では法人所得の減や固定資産税の評価替えの影響
等により市税収入の減少が見込まれる一方、 歳出面では社会保障関係経費や
将来を見据えた都市基盤整備、 さらには、 地方創生や本市を取り巻く喫緊の
政策課題への対応などに多額の費用が見込まれることから、 財政状況はます
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ます厳しくなるものと予想されます。
これらのことを踏まえ、 予算編成に当たっては、 ゼロベースで徹底した事
務事業の峻別・見直しを行うなど創意工夫を重ねる中で、 財政の健全性を維
持しながら、 マニフェストにおける7つの基本政策を力強く推進するととも
に、 市民の皆さまに約束した諸施策について可能な限り予算に盛り込んだと
ころです。
このような基本的な考え方に基づき編成いたしました平成27年度の当初
予算案は、
一般会計
2, 418億7, 400万円
特別会計
1, 333億8, 000万円
企業会計
総額
654億円
4, 406億5, 400万円
となりました。
以下、 歳出予算の主な内容について、 基本政策ごとに順次ご説明申し上げ
ます。
まず、 第1は、 人が行き交う魅力とにぎわいあふれるまちです。
豊かな歴史や自然、 食など、 本市固有の地域資源を最大限に生かした観光・
交流をさらに推進することにより、 国内外からの交流人口の拡大を図り、 都
市の魅力や活力を高めます。
このため、 国際交流につきましては、 本年度は姉妹都市盟約からナポリ市
が55周年、 マイアミ市が25周年に当たるため、 訪問団の派遣、 受入を行
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うなど、 姉妹都市等との友好を深めるとともに、 カンボジア等のアジア諸国
を訪問し本市のPRと交流の拡大に努めます。
また、 薩摩藩英国留学生派遣150周年を記念し、 本市の青少年をイギリ
スに派遣するほか、 アジア青少年芸術祭が第10回の節目を迎えることから、
内容を拡充して開催します。
「明治日本の産業革命遺産
九州・山口と関連地域」 の世界文化遺産登録
に向けた取組につきましては、 本年度の登録を目指しユネスコ世界遺産委員
会への対応を図るとともに、 引き続き市民との協働行動計画を推進するほか、
史跡及び周辺の環境整備等を行います。
ウォーターフロント地区の魅力創出につきましては、 かごしま水族館の開
館20周年に向け、 展示コーナー等を更新するための基本・実施設計を行う
ほか、 路面電車の路線新設について、 基本計画策定委員会を設置し基本計画
を策定します。
平川動物公園におきましては、 どうぶつ学習館等の整備に着手するほか、
安全で快適に移動できるよう園路整備を行うとともに、 園内移動用車両を購
入します。
また、 来園車両の交通渋滞緩和対策について引き続き検討を進めます。
地域特性を生かした観光の魅力づくりにつきましては、 桜島・錦江湾ジオ
パークの世界認定に向け、 ジオガイドの養成を行うとともに、 案内機能の充
実を図ります。
また、 錦江湾魅力再発見クルーズの運航を拡充するとともに、 新たにサク
ラフェアリーの特色を生かしたロングクルーズを実施するほか、“美味のまち
鹿児島”薩摩美味維新を四季折々に開催します。
さらに、 明治維新150年カウントダウン事業として、 薩摩維新ふるさと
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博の内容を充実するとともに、 薩摩藩英国留学生及び集成館機械工場をテー
マとした薩英文化祭を開催します。
観光イベントにつきましては、 民間団体が実施する新規のイベントに対し
引き続き助成するとともに、 おはら祭において、 新たに踊り連コンテストを
実施するほか、 かごしま錦江湾サマーナイト大花火大会、 桜島火の島祭り、
錦江湾潮風フェスタなどを開催します。
また、 新たに光の空間を創出する天文館ミリオネーション (仮称) を冬季
に開催するとともに、 本市の魅力を体感できる鹿児島マラソン (仮称) を平
成28年3月に開催します。
本市観光の魅力発信につきましては、 プロスポーツイベント等を活用した
トップセールスを実施するとともに、 薩摩観光維新隊を各地のイベントへ派
遣するほか、 テレビ広報等のメディアミックスによるPRを行います。
また、 関係団体と連携した観光キャンペーン等に取り組むとともに、 本市
での映画撮影等に対し助成します。
このほか、 本年12月に本市で行われる全日本少年サッカー大会決勝大会
の開催を支援するとともに、 本市で開催される大学生を対象としたスポーツ
大会に参加する県外のチームに対し新たに助成するなど、 大会・合宿の誘致
強化を図ります。
海外観光客の誘致受入につきましては、 公衆無線LAN等の整備に対し助
成するとともに、 新たに外国人を対象とした鹿児島ぶらりまち歩きを実施し
ます。
また、 韓国や台湾など東アジア地域等において観光プロモーションや関係
機関と連携した誘致セールス等を行います。
グリーン・ツーリズムの推進につきましては、 新たに農家民宿体験ツアー
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をはじめ、 農家民泊や農産物直売所運営に関する専門研修を開催するなど各
種の取組を行うとともに、 各種媒体によるPRを行います。
また、 観光農業公園において、 新たに南薩地域と連携したモニターツアー
を実施するとともに、 農作業等の体験や来園者同士の交流などを促進します。
このほか、 新たにふるさと魅力体験交流事業を開催するほか、 ぐるっとか
ごしまスタンプラリー事業を拡充します。
第2は、 健やかに暮らせる安全で安心なまちです。
市民の生命と財産を守る防災力を強化するとともに、 安心して子どもを生
み育てられる環境づくりや、 きめ細かな保健、 福祉、 医療の充実を図り、 市
民誰もが住み慣れた地域で健やかに暮らせる地域社会づくりを進めます。
このため、 自然災害対策につきましては、 災害時における避難行動要支援
者の支援体制の充実を図るとともに、 大規模災害の発生に備えた備蓄体制に
ついて、 食糧や生活必需品、 資機材等の備蓄を進めます。
また、 ホテル、 店舗等の大規模建築物の耐震診断に対し助成するとともに、
新たに耐震補強設計に対し助成します。
総合的な桜島爆発・降灰対策については、 引き続き総合防災訓練を実施す
るとともに、 退避壕の耐震診断を行います。
また、 町内会や商店街による降灰除去機の購入等に対し助成するとともに、
降灰地域防災営農対策事業を実施します。
原子力災害対策につきましては、 地域防災計画に基づき、 県と共同で原子
力防災訓練を実施するなど、 市民への避難方法等の啓発を行います。
消防・救急体制の充実につきましては、 消防緊急通信指令システムの再構
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築を行うとともに、 多種多様な災害や事故に対応するため都市型捜索救助訓
練体制の強化を図ります。
また、 桜島東分遣隊の救急車を高規格救急車に更新するとともに、 高度救
急資機材を整備するほか、 ドクターカーについては、 本格運用に向けた取組
を進めます。
安全・安心を実感できるまちづくりにつきましては、 本年度のセーフコミュ
ニティ認証取得を目指し、 現地審査に対応するとともに、 具体的取組施策の
推進を図ります。
また、 消費者対策として、 中・高等学校生等を対象とした啓発を行うとと
もに、 消費生活エキスポかごしまを開催するなど、 悪質商法や振り込め詐欺
の未然防止の啓発に取り組みます。
“子育てをするなら鹿児島市”を目指した取組につきましては、 子ども・
子育て支援新制度の実施に伴い、 認定こども園等を28か所設置し利用定員
を拡大するほか、 認可外保育施設の保育料の一部助成を拡充するとともに、
保育コーディネーターを増員します。
また、 一時預かり事業を実施する保育所や幼稚園等に対し助成するととも
に、 子育て支援サービスの利用に関する相談体制等を充実します。
さらに、 児童クラブの対象児童を小学6年生まで拡大するとともに、 放課
後児童支援員の資格取得に対する支援を行うほか、 児童クラブを4か所増設
します。
このほか、 私立幼稚園が行う3歳児保育の運営費等に対する助成を充実す
るとともに、 引き続き幼稚園就園奨励費補助や多子世帯に対する保育料の助
成を行います。
また、 西部親子つどいの広場 (仮称) の建築工事に着手するとともに、 子
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育て家庭の負担を軽減するため、 医療費助成を小学6年生までから中学3年
生までに拡大する市独自の助成制度を設けることとし、 本年度はシステム改
修等を行います。
障害者福祉につきましては、 基幹相談支援センターを運営するとともに、
障害児等が通う事業所に対し助成します。
また、 ひとり暮らしの重度身体障害者等の世帯に、 緊急通報システムを設
置するとともに、 障害福祉サービス等に対する市独自の利用者負担軽減を行
います。
さらに、 友愛パス及び友愛タクシー券を交付するとともに、 社会貢献、 産
業就労などの分野において輝いている障害者等を表彰します。
高齢者福祉につきましては、 敬老パスを交付するとともに、 すこやか長寿
まつりを開催するほか、 グラウンド・ゴルフ場を本名地区に整備します。
また、 ひとり暮らしの高齢者等の世帯に、 緊急通報システムを設置すると
ともに、 地域優良賃貸住宅の供給を促進するほか、 高齢者福祉センター伊敷
(仮称) の建築工事に着手します。
後期高齢者の医療につきましては、 長寿健診を実施します。
介護保険につきましては、 介護を必要とする高齢者に対して保険給付を行
うとともに、 新たに地域包括支援センターに認知症初期集中支援チームを配
置し、 早期診断・対応に向けた支援体制を充実します。
臨時福祉給付金及び子育て世帯臨時特例給付金につきましては、 引き続き
支給します。
健康づくりの推進につきましては、 新たに企業との協働により、 働く世代
の健康づくり事業に取り組むとともに、 食に関する学習や体験活動を通じて
食育の推進を図るため、 鹿児島女子短期大学と連携し新たに食育フェスタを
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開催します。
市民の健康増進及び疾病予防につきましては、 元気いきいき検診における
特定年齢者の乳がん、 子宮頸がん等の無料検診を実施するとともに、 成人用
の肺炎球菌ワクチンの接種を一部公費負担で実施します。
妊産婦及び乳幼児の健康対策につきましては、 新たにロタウイルスワクチ
ンの接種費用について助成するとともに、 引き続き妊婦健康診査を公費負担
で実施するほか、 不妊治療に対する助成を行います。
また、 発達に気がかりがある子どもの相談体制の充実を図るほか、 慢性的
な疾病を抱える児童及びその家族に対して、 必要な情報提供や助言等を行う
とともに、 各種支援策の計画策定等を行う自立支援員を配置します。
国民健康保険につきましては、 被保険者の疾病に対する保険給付を行うと
ともに、 特定健康診査や訪問保健指導などを実施します。
病院事業につきましては、 本年5月に新病院を開設するとともに、 医師等
の増員による診療体制の充実を図ります。
第3は、 水と緑が輝く人と地球にやさしいまちです。
地球環境への負荷の少ない低炭素・循環型社会の構築に向けた取組を推進
するとともに、 まちなかへの緑の創出などを通じて、 潤いと安らぎのある人
と環境にやさしいまちを創ります。
このため、 地球温暖化対策につきましては、 公用車への電気自動車の導入
を進めるとともに、 電気自動車や電動アシスト自転車の購入及び住宅用太陽
光発電システムの設置に対し助成するほか、 環境管理事業所の環境配慮設備
の設置に対する助成を行います。
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また、 みずほ通線等の自転車走行空間を整備します。
バイオガス施設につきましては、 南部清掃工場のごみ焼却施設との一体的
な整備に向け、 生活環境影響調査等を実施するとともに、 基本設計を行いま
す。
公共建築物における低炭素化の取組につきましては、 既存施設における省
エネルギー運転を行うとともに、 施設の新築や改修設計において環境対策技
術の導入検討を行い、 省エネルギーを推進します。
かごしま環境未来館におきましては、 参加体験型の環境学習講座等の各種
事業に取り組みます。
ごみの減量化・資源化の推進につきましては、 子どもたちの3R意識の高
揚を図るとともに、 生ごみ処理機器の購入に対し助成するほか、 ダンボール
コンポストの普及に努めます。
また、 一般廃棄物処理基本計画の改訂に向け、 市民意識調査を実施すると
ともに、 事業系ごみの排出抑制・適正処理に向けた取組を進めます。
緑の街並みづくりの推進につきましては、 道路や公園において、 樹木の植
替等による緑の快適環境を整備する花と緑のハーモニー事業を実施します。
また、 キャンセビルにおいて壁面緑化の試験施工を実施し、 その効果等に
ついて検証します。
自然環境の保全につきましては、 生物多様性地域戦略に基づき、 市民活動
団体等の自主的・継続的な保全活動の支援等を行います。
また、 城山公園については、 保全計画に基づき、 園路整備工事を行うとと
もに、 園内の外来種の除去等を行います。
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第4は、 地域産業が元気で生き生きと働けるまちです。
新産業の創出や販路拡大等の支援など地元企業の競争力の強化を図るとと
もに、 中心市街地のにぎわい創出や農林水産業の振興などにさらに取り組み、
若者をはじめ市民が生き生きと働ける雇用の確保と地域経済の活性化を図り
ます。
このため、 商工業の振興につきましては、 健康・環境分野における新商品
開発に向けた共同研究等に対し助成するとともに、 試作品等のマーケティン
グを行うほか、 食品関連産業の人材育成から商品開発、 販路開拓までを一貫
して支援する体制の充実を図ります。
また、 かごしまデザインアワードに学生部門を新設するとともに、 新たに
受賞作品のマッチング機会を提供します。
さらに、 中小企業の販路拡大を促進するため、 国内外での合同展示会への
出展等に対し助成するとともに、 新製品の開発等の取組に対し助成するほか、
札幌市等で物産と観光のPRを行います。
このほか、 新規創業者等については、 インキュベーション・マネージャー
による相談等に加え、 創業スキル養成講座やビジネススキルアップセミナー
などを開催します。
商店街の活性化につきましては、 頑張る商店街支援事業を実施するととも
に、 実践的なセミナーや臨店指導を行い、 地域商業の中核となる繁盛店を育
成します。
中小企業融資につきましては、 産業振興資金などの信用保証料に対し助成
するほか、 新規開業支援利子補給制度を実施します。
中心市街地の活性化につきましては、 中心市街地活性化協議会に対する支
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援等を行うとともに、 空き店舗を活用したテナントミックス事業を行う商店
街等に対し助成します。
また、 千日町1番街区及び4番街区における市街地再開発の事業化に向け、
再開発コーディネーターの派遣を行うなど地元の活動に対し支援を行います。
農業の振興につきましては、 地域の自主的な話し合い活動を促進するとと
もに、 引き続き6次産業化を促進するため、 本市特産物を活用した新商品の
開発や販売促進活動に対し支援します。
また、 市内産の農林水産物を広く市民等にPR販売するとともに、 本年3
月にオープンする都市農村交流センターお茶の里において、 加工体験教室等
を開催するほか、 かごしまお茶まつりを本市で開催します。
さらに、 農地中間管理機構を活用した農地の集積・集約化等への対応を進
めるとともに、 青年就農給付金の給付等を実施します。
林業の振興につきましては、 森林資源の整備に対し助成するとともに、 松
くい虫防除等を実施するほか、 松元南部地区における林道整備を進めます。
水産業の振興につきましては、 水産資源の確保のため、 魚礁を設置すると
ともに、 マダイ等の稚魚の放流やヒジキの養殖に対し助成します。
企業立地の推進につきましては、 企業訪問活動を行うとともに、 県内外企
業の立地に対し、 新規雇用や設備投資等への支援を行います。
雇用対策につきましては、 雇用創出の基金事業を活用するとともに、 新た
にものづくり職人の人材育成に対し助成するほか、 引き続き職場体験や事業
所とのマッチングの支援等を行います。
中央卸売市場につきましては、 生鮮食料品等の取引の適正化と流通の円滑
化を図るとともに、 市場の活性化に関係団体等と一体となって取り組むほか、
開設80周年を記念したイベントを開催します。
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また、 引き続き青果市場施設の屋根付荷捌場の整備工事等を行うとともに、
魚類市場施設の仮設市場棟の建築工事等を進めます。
第5は、 学ぶよろこびが広がる誇りあるまちです。
子どもたちの郷土を学び愛する心や新しい時代をたくましく生きる力を育
むとともに、 生涯を通じて生き生きと学習やスポーツ活動ができる環境づく
りや、 心の豊かさをもたらす市民文化の創造を図ります。
このため、 学校教育につきましては、 小・中学校で10月から第2土曜日
に授業を実施するとともに、 地域の人材等の活用による体験活動やキャリア
教育などを実施します。
また、 特別支援教育を推進するため、 ペアレントトレーニング研修を実施
するなど、 引き続き障害のある児童生徒等の保護者に対し支援します。
学校の施設整備につきましては、 校舎、 屋内運動場の増改築、 大規模改造、
外壁改修及びプールの改築等を行うとともに、 鹿児島女子高等学校の多目的
グラウンドの整備工事に着手します。
学校における環境への取組につきましては、 小・中学校において年次的に
校庭の一部を芝生化するとともに、 緑陰空間の整備や緑のカーテンの設置を
行います。
学校のいじめ問題への対応につきましては、 児童生徒、 保護者、 教職員に
対し、 教育相談室相談員やスクールカウンセラー等による、 よりきめ細かな
教育相談を行うとともに、 心因性の相談について臨床心理相談員による専門
的な対応を行います。
不登校対策につきましては、 適応指導相談員や学習支援員による学校復帰
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に向けた集団生活の支援や学習支援等を行います。
次世代を切り拓くたくましい人材の育成につきましては、 新・郷中教育推
進事業を拡充するとともに、 少年自然の家において、 グローバルな人材を育
成するための機会と場を提供する、 かごしま創志塾を開設するほか、 京都賞
受賞者鹿児島講演会の開催を支援します。
生涯学習の推進につきましては、 吉野公民館にエレベーターを設置すると
ともに、 各公民館などにおいて高齢者いきいき元気塾など、 各世代を対象と
した講座を実施します。
市民のスポーツ・レクリエーションの振興につきましては、 郡山体育館が
平成28年1月にオープンするとともに、 桜島総合体育館の空調設備工事を
行うほか、 鹿児島アリーナの施設設備の改修等を行います。
また、 プロサッカーチーム鹿児島ユナイテッドFC等の活動に対し支援し
ます。
このほか、 平成32年度に予定されている第75回国民体育大会の開催に
向け、 本市の準備委員会を設置し、 開催準備総合計画案を作成します。
文化の振興につきましては、 文化薫る地域の魅力づくりプランに基づき、
本市ゆかりの美術、 音楽、 伝統芸能を生かしたイベント等を実施するととも
に、 美術館開館30周年を記念し、 特別企画展を開催します。
また、 新たに児童文学の創作講座を開催するとともに、 優れた作品の出版
に対し助成するほか、 小学生を対象とした読み聞かせ会を実施します。
このほか、 第30回国民文化祭・かごしま2015を本年10月から11
月にかけて開催します。
文化財保護につきましては、 ふるさと考古歴史館のリニューアルに向け、
基本・実施設計を行うほか、 地域の貴重な伝統文化の伝承に係る取組等を引
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き続き行います。
人権尊重のまちづくりにつきましては、 人権教育・啓発に関する施策等を
総合的に推進するため、 人権啓発に関する懇話会を設置します。
また、 平和都市宣言25周年及び戦後70年に際し、 平和美術企画展等を
開催するとともに、 記念誌の作成などを行います。
男女共同参画につきましては、 学生向けにデートDV講演会を開催するな
ど啓発に努めるとともに、 男女共同参画計画の見直しに向け、 市民意識調査
を行います。
第6は、 市民生活を支える機能性の高い快適なまちです。
人口減少等を見据えたコンパクトな都市の実現と利便性の高い交通環境の
充実、 良好な都市景観づくりに取り組み、 市民が生活しやすい快適で機能的
な都市空間の形成を図ります。
このため、 計画的なまちづくりの推進につきましては、 新たに立地適正化
計画の策定に向け、 協議会等を設置し検討を行います。
また、 公共交通への利用転換を主軸としたエコ・コンパクトシティの実現
化方策として、 坂之上駅周辺の駐輪場及び自動車乗降場の整備に向けて取り
組みます。
市街地の再開発につきましては、 中央町19番街区及び20番街区の都市
計画決定を行うとともに、 地元地権者等が行う事業計画の策定に対し助成し
ます。
鹿児島駅周辺地区については、 駅周辺整備に係る都市計画決定に向けた取
組や東側駅前広場等の基本設計及び関係機関との協議などを行うとともに、
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市 (いち) ・にぎわいゾーン、 緑の空間ゾーンなどの整備工事に着手します。
魅力ある景観の保全、 再生につきましては、 景観づくり団体の活動や景観
形成重点地区における民間建造物の修景等に対し助成するとともに、 新たに
南洲門前通り地区における景観計画の策定に取り組みます。
土地区画整理事業につきましては、 吉野地区をはじめとする7地区の事業
を推進するとともに、 吉野第二地区の事業計画決定に向け、 事業計画書等の
作成を行います。
市営住宅につきましては、 玉里団地住宅の建替に着手するとともに、 星ヶ
峯みなみ台に子育て支援住宅の建設を進めます。
また、 地域活性化住宅を宮小学校区に建設するとともに、 既存集落活性化
住宅については、 小山田地区の造成工事を行います。
安全安心な住まいづくりの促進につきましては、 既存住宅の長寿命化を図
るため、 住宅リフォームや耐震補強等に対し助成するとともに、 倒壊の危険
性がある老朽空き家等の解体に対し助成します。
街路事業につきましては、鼓川通線の用地取得等を行うとともに、平成28
年3月の高架化に向け、 谷山地区連続立体交差事業の高架本体工事等を進め
ます。
港湾整備につきましては、 新港区や谷山二区などにおいて港湾整備事業を
促進するとともに、 桜島港浦之前地区の消波堤を整備します。
交通政策につきましては、 あいばすや乗合タクシー等の運行を行うととも
に、 個別の地域における公共交通不便地対策の基本計画を策定します。
また、 路面電車のLRT化に取り組む都市の市長等が一堂に会するLRT
都市サミット鹿児島2015を本年10月に開催します。
交通事業につきましては、 低公害低床型バスや観光バスを購入するほか、
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電車停留場及びバス停留所の上屋の整備を行います。
また、 新局舎・電車施設については、 本年5月から供用開始するとともに、
新バス施設については、 本年10月の移転に向け、 建設工事を進めます。
船舶事業につきましては、 桜島港施設整備計画に基づき、 第四バース車道
橋等の整備に取り組むとともに、 桜島港新フェリーターミナルの建設に着手
します。
地域下水道事業につきましては、 牟礼岡団地地域下水道施設の腐食対策に
係る実施設計や松陽台地域下水道の汚水処理施設の整備工事を行います。
水道事業につきましては、 河頭浄水場の電気設備などを更新するとともに、
福昌寺水源地に浄水設備を新設します。
工業用水道事業につきましては、 一倉工業団地の立地企業等に対し、 安定
的な給水に努めます。
公共下水道事業につきましては、 谷山処理場の水処理設備の増設や南部処
理場の整備等を行うとともに、 清和地区や土地区画整理事業区域等に汚水管
を布設します。
第7は、 市民と行政が拓く協働と連携のまちです。
市民との協働を通して、 市民目線に立った施策と市民主体のまちづくりを
さらに進めるとともに、 質の高い市民サービスの提供、 将来を見据えた効率
的な行財政運営に取り組みます。
このため、 協働による個性的なまちづくりにつきましては、 地域コミュニ
ティ協議会の設立準備活動に対し助成するとともに、 地域連携コーディネー
ターを増員するなど、 市内全域での設立に向けた支援を強化します。
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また、 町内会が実施する加入促進活動に対する助成を拡充するとともに、
コミュニティ活動に対し助成します。
旧改新校区においては、 地域活性化を図るため、 旧改新小学校の校舎を地
域活動・交流の拠点とする施設整備に向けて改修工事等を行います。
広報及び広聴につきましては、 市民のひろばの発行や市長とふれあいトー
ク等を開催するとともに、 まちかどコメンテーター事業を拡充し、 市民の意
見やニーズの把握に努めるなど、 引き続き市民に身近で開かれた市政を進め
ます。
第五次総合計画につきましては、 後期基本計画の策定に向け、 基礎調査等
を行います。
効率的で質の高い市民サービスの提供につきましては、 コンビニエンスス
トアでの住民票等の交付や市税の収納を行うとともに、 平成28年1月から
開始する個人番号カードの円滑な交付に向けて取り組みます。
また、 本年4月の鹿児島県議会議員選挙から、 新たに鹿児島大学と勤労者
交流センターに期日前投票所を設置します。
庁舎整備につきましては、 別館 (A棟) の耐震補強等改修工事に着手しま
す。
行財政運営につきましては、 社会経済情勢の変化や市民ニーズに迅速に対
応できるよう、 組織・機構を柔軟に見直すとともに、 地方財政状況の変化に
的確に対応できるよう、 財政基盤の強化に努めます。
また、 公共施設等の現況及び将来の見通しを踏まえ、 更新、 長寿命化など
を計画的に行うため、 公共施設等総合管理計画の策定に取り組みます。
このほか、 真の分権型社会の実現に向け、 さらなる権限移譲や地方税財源
の充実確保等について、 全国市長会等を通じて、 国や県に要請を行います。
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次に、 条例その他の案件について、 ご説明申し上げます。
鹿児島市人権啓発に関する懇話会条例制定の件は、 人権教育・啓発に関す
る施策等を総合的かつ計画的に推進するため、 同懇話会を設置するものです。
鹿児島市民生委員定数条例制定の件は、 民生委員法第4条第1項の規定に
より、 民生委員の定数を定めるものです。
鹿児島市軽費老人ホームの設備及び運営の基準に関する条例及び鹿児島市
養護老人ホームの設備及び運営の基準に関する条例一部改正の件は、 介護保
険法の一部改正に伴い、 関係条例の整理をするものです。
鹿児島市特別養護老人ホームの設備及び運営の基準に関する条例一部改正
の件など9件 (別紙) は、 介護保険法に係る省令の一部改正に伴い、 関係条
文の整備をするものです。
鹿児島市介護保険条例一部改正の件は、 平成27年度から29年度までの
保険料率を定めるとともに、 介護予防・日常生活支援総合事業の実施時期に
係る経過措置を設けるものです。
鹿児島市保育所条例一部改正の件は、 児童福祉法の一部改正等に伴い、 市
立保育所の保育料等について定めるものです。
鹿児島市指定障害福祉サービスの事業の人員、 設備及び運営の基準に関す
る条例一部改正の件は、 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援する
ための法律に係る省令の一部改正に伴い、 関係条文の整備をするものです。
鹿児島市食品衛生法施行条例一部改正の件は、 食品衛生法に基づく国のガ
イドラインの一部改正等に伴い、 食品関係営業者が公衆衛生上講ずべき措置
の基準等を改めるものです。
鹿児島市手数料条例一部改正の件は、 医薬品、 医療機器等の品質、 有効性
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及び安全性の確保等に関する法律の一部改正に伴い高度管理医療機器等の販
売業の許可等に係る手数料を定めるとともに、 建築基準法等の一部改正に伴
い構造計算適合性判定に係る手数料の廃止等を行うものです。
鹿児島市保育の実施に関する条例廃止の件は、 児童福祉法の一部改正等に
より保育の実施基準が法令で定められることに伴い、 同条例を廃止するもの
です。
財産の無償貸付けの件は、 食肉センターの施設設備等を株式会社ミートセ
ンターかごしま及び鹿児島市部分肉加工協同組合に引き続き無償で貸し付け
るについて、 議会の議決を求めるものです。
鹿児島市中央卸売市場業務条例一部改正の件は、 最低せり数量が定められ
た野菜の品名についてその指定を解除するとともに、 食品表示法の施行等に
伴う関係条文の整理をするものです。
鹿児島市公営企業職員の給与の種類及び基準を定める条例一部改正の件は、
ドクターヘリ等の業務に従事した職員に対する特殊勤務手当を設けるととも
に、 人事院勧告の内容に準じて、 管理職員特別勤務手当の支給要件を拡大す
るものです。
鹿児島市立病院職員定数条例一部改正の件は、 診療体制及び看護体制の充
実強化を図るため、 職員の定数を改めるものです。
鹿児島市立病院料金条例一部改正の件は、 新病院の開設に合わせて、 特別
室差額使用料の限度額を改めるものです。
鹿児島市水道局職員定数条例一部改正の件は、 事務事業の見直しに伴い、
職員の定数を改めるものです。
町の区域の変更に関する件は、 田上町の一部に住居表示を実施するに当た
り、 田上町、 広木二丁目及び広木三丁目の町の区域を変更するについて、 議
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会の議決を求めるものです。
住居表示の実施についてその区域及び方法を定める件は、 田上町の一部に
住居表示を実施するについて、 議会の議決を求めるものです。
鹿児島市営住宅条例一部改正の件は、 特定公共賃貸住宅である西白浜住宅
等の空き家5戸について、 住戸の有効活用を図るため、 その他住宅に用途を
変更するものです。
鹿児島市教育長の職務に専念する義務の特例に関する条例制定の件は、 地
方教育行政の組織及び運営に関する法律第11条第5項の規定に基づき、 教
育長の職務に専念する義務の特例を定めるものです。
鹿児島市いじめ問題等調査委員会条例制定の件は、 いじめ防止対策推進法
第14条第3項の規定に基づくいじめ防止等のための実効的な対策等を行う
ため、 同委員会を設置するものです。
鹿児島市立幼稚園保育料条例一部改正の件は、 子ども・子育て支援法の施
行に伴い、 市立幼稚園に係る保育料の徴収方法等を改めるものです。
鹿児島市教育に関する事務の職務権限の特例を定める条例一部改正の件は、
地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正に伴い、 関係条文の整
理をするものです。
鹿児島市体育施設条例一部改正の件は、 東俣町に郡山体育館を設置すると
ともに、 その使用料等を定めるものです。
鹿児島市職員に対する退職手当に関する条例等一部改正の件は、 独立行政
法人通則法の一部改正に伴い、 関係条例の整理をするものです。
鹿児島市行政手続条例一部改正の件は、 行政手続法の一部改正に合わせて、
行政指導の中止等の求めに係る手続等を追加するものです。
鹿児島市職員定数条例一部改正の件は、 地方創生推進室、 ジオパーク推進
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室及び国体準備室の設置、 地域コミュニティ協議会の設立支援、 鹿児島マラ
ソン (仮称) 開催への対応、 ドクターカーの運用等に伴い、 職員の定数を改
めるものです。
特別職の職員の給与に関する条例等一部改正等の件は、 地方教育行政の組
織及び運営に関する法律の一部改正により教育長が常勤の特別職となること
等に伴い、 関係条例の整備をするものです。
包括外部監査契約締結の件は、 包括外部監査契約を締結するについて、 議
会の議決を求めるものです。
以上、市政に対する私の所信の一端を申し述べ、今回提案しました平成27
年度予算案及び条例その他の案件についての説明を終わります。
これらの施策の推進に当たりましては、 市議会のご理解とご協力をいただ
くとともに市民の市政への参画を高め、 市民とともにまちづくりを進めてま
いる所存でございます。
なにとぞ、 よろしくご審議のうえ、 議決していただきますようお願いいた
します。
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(別紙)
1
鹿児島市特別養護老人ホームの設備及び運営の基準に関する条例一部
改正の件
2
鹿児島市指定居宅サービス等の事業の人員、 設備及び運営の基準に関
する条例一部改正の件
3
鹿児島市指定介護予防サービス等の事業の人員、 設備及び運営並びに
指定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法の
基準に関する条例一部改正の件
4
鹿児島市指定地域密着型サービスの事業の人員、 設備及び運営の基準
に関する条例一部改正の件
5
鹿児島市介護老人保健施設の人員、 施設及び設備並びに運営の基準に
関する条例一部改正の件
6
鹿児島市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、 設備及び運
営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果
的な支援の方法の基準に関する条例一部改正の件
7
鹿児島市指定介護療養型医療施設の人員、 設備及び運営の基準に関す
る条例一部改正の件
8
鹿児島市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営の基準に関する条
例一部改正の件
9
鹿児島市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予
防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準に関する条
例一部改正の件
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