平成19年第4回

平成19年第4回みどり市議会定例会会議録第3号
平成19年12月6日(木曜日)
議事日程 第3号
平成19年12月6日(木曜日)午前9時30分開議
日程第 1 一般質問
日程第 2 承認第
6号 専決処分した事件の承認について
日程第 3 諮問第
2号 人権擁護委員候補者の推薦について
日程第 4 諮問第
3号 人権擁護委員候補者の推薦について
日程第 5 議案第 91号 みどり市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について
日程第 6 議案第 92号 みどり市福祉医療費支給に関する条例の一部を改正する条例について
日程第 7 議案第 93号 みどり市国保診療所に勤務する医師等の給与及び特別勤務手当等の支
給等に関する条例の一部を改正する条例について
日程第 8 議案第 94号 みどり市国民宿舎事業利用料条例の一部を改正する条例について
日程第 9 議案第 95号 工事請負契約の締結について
日程第10 議案第 96号 市道の路線廃止について
日程第11 議案第 97号 市道の路線認定について
日程第12 議案第 99号 平成19年度みどり市一般会計補正予算(第4号)の設定について
日程第13 議案第100号 平成19年度みどり市鉄道経営対策事業特別会計補正予算(第2号)
の設定について
日程第14 議案第101号 平成19年度みどり市国民健康保険(事業勘定)特別会計補正予算(第
2号)の設定について
日程第15 議案第102号 平成19年度みどり市国民健康保険(診療所勘定)特別会計補正予算
(第2号)の設定について
日程第16 議案第103号 平成19年度みどり市老人保健特別会計補正予算(第3号)の設定に
ついて
日程第17 議案第104号 平成19年度みどり市介護保険(保険事業勘定)特別会計補正予算(第
2号)の設定について
日程第18 議案第105号 平成19年度みどり市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)の設
定について
日程第19 議案第106号 平成19年度みどり市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)
−181−
の設定について
日程第20 議案第107号 平成19年度みどり市富弘美術館事業特別会計補正予算(第3号)の
設定について
日程第21 議案第108号 平成19年度みどり市下水道事業特別会計補正予算(第2号)の設定
について
日程第22 議案第109号 平成19年度みどり市競艇事業特別会計補正予算(第4号)の設定に
ついて
日程第23 議案第111号 平成19年度みどり市農業共済事業会計補正予算(第1号)の設定に
ついて
日程第24 議案第112号 平成19年度みどり市国民宿舎事業会計補正予算(第2号)の設定に
ついて
本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
−182−
出席議員(22人)
1番
杉 山 英 行
2番
常 見 詔 子
3番
蓮
孝 道
4番
椎 名 祐 司
5番
鏑 木
豊
6番
須 藤 健 久
7番
大 澤 映 男
8番
古田島 和 茂
9番
髙草木 良 江
10番
宮 﨑
11番
伊 藤 正 雄
12番
坂 本 正 幸
13番
原 田 好 雄
14番
新 井 巖 雄
15番
武 井
清
16番
荻 野
忠
17番
小 内 信 一
18番
阿左美
守
19番
金 子
實
20番
上 岡 克 己
21番
山 口 慶 一
22番
藤 生 英 喜
武
欠席議員 なし
説明のため出席した者
市
長
石 原
条
副
市
長
松 山 治 子
陽 子
教
育
長
岡 﨑 紀 夫
会 計 管 理 者
関
総 務 部 長
赤 石 俊 雄
民 生 部 長
加賀谷 俊 秀
産業観光部長
吉 原 秀 雄
都市建設部長
鏑 木 芳 雄
競艇事業局長
松 井 芳 夫
水 道 局 長
荻 野 康 雄
教 育 部 長
荻 原 敏 雄
事務局職員出席者
事 務 局 長
瀬 谷 茂 男
局 長 補 佐
小 室 啓 二
議 事 係 長
松 島 君 子
議 事 係 主 査
岩 﨑 公 治
−183−
◎開
議
午前9時30分開議
○議長(藤生英喜) ただいまの出席議員は22人です。これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付申し上げたとおりであります。
◇
◎日程第1 一般質問
○議長(藤生英喜) 日程第1、昨日に引き続き一般質問を行います。
最初に、17番小内信一議員の発言を許します。
小内議員。
〔17番 小内信一議員発言〕
〇17番(小内信一) それでは、通告に従いまして3問質問させていただきます。
初めにお断りさせていただきます。私、今数日前より風邪を引いておりますので、せきやお聞き苦
しい点があろうかと思いますが、ぜひとも協力をお願いします。風邪に負けないようにしっかり質問
させていただきます。
初めに、市立小学校の適正化についてということで、(1)としまして、みどり市立学校適正化規
模検討委員会が発足して、
9月の28日と11月の29日に委員会が開かれていると聞いております。
その内容を部長のほうからお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(藤生英喜) 教育部長。
〔教育部長 荻原敏雄発言〕
○教育部長(荻原敏雄) みどり市立の学校適正化規模検討委員会でございますけれども、7月の2
7日に発足をしまして、この中の予定で最初に大規模化については1年かけて協議しまして、教育委
員会に報告した後、引き続き小規模化について1年かけて協議して教育委員会に報告することが報告
されました。また、その他の学校についても必要があれば協議を続けるということで、あわせて確認
したところでございます。
今議員さんのほうからのお話があったとおり、その9月18日には、笠懸の小学校を視察をしたと
ころでございます。このときは10名の方に行っていただきまして、校長の案内による校舎内の視察
後に、課題となっている施設とか体育館とかプールとか特別教室の使用状況とか災害時の避難経路と
か行事についての情報交換もしましたところでございます。そして、第2回の会議は9月の28日金
曜日午後7時から大間々庁舎で開催されたところでございます。その会議の内容の主な点でございま
すけれども、笠懸小学校の現状の視察の報告と旧笠懸町の経過についての報告を中心として意見交換
がされました。
意見交換の中で、笠小は、平成22年度に36学級になるということでございますけれども、何ら
かの早急な対処が必要ではないかという話が出まして、対処方法としては、学校を新設して分離する
−184−
こと、それから2つ目としては増改築すること、3つ目としては、学校区再編をすることの3通りに
ついてが意見が出て、
この辺について協議をしていこうと、
こういう話になったところでございます。
そして、この対処方法として、順次建築費などのシミュレーションを行いまして、検討協議を行って
いくことになったところでございます。
そして、第3回目は、11月29日木曜日、午後7時から大間々庁舎において開催されたところで
ございます。内容は、笠小の分離新設した場合の経費等を提示して、あくまでこれは案でございます
けれども、提示した上での協議も行ったところでございます。協議の中で新設する場合は建設費のみ
ならず毎年の維持管理費も発生して、多額の財政負担が伴うわけでございますけれども、市の財政事
情も委員としては把握する必要があると、こういうご意見や、検討委員会としては財政状況は考慮し
て実現可能な方法を協議するのか、あるいは教育環境の整備を第一に考えるか等の方向を出すべきで
あるなどの意見が出され、次回は増改築のシミュレーション及び学校区の再編を協議し、その後にこ
れらの方法について総合的に検討協議することになりました。
また、必要に応じまして、市の財政事情など財政担当にも説明してもらったらどうかというご意見
もありました。本当に概要でございますけれども、報告を申し上げます。
○議長(藤生英喜) 小内議員。
〔17番 小内信一議員発言〕
〇17番(小内信一) 適正化委員会で今は検討中ということでございます。やはり1年間見守らな
ければならないのかなと私も思っておりますけれども、やはり今の、また後で出てきますけれども、
笠小の児童数の増加は本当に日を追うごとに人数がふえていくような気がしてなりません。そうした
中で今の委員会の方向とすると、新設か増設かということで今検討中ということですけれども、この
委員会をもう少しスピードアップできないものか、
それから新設と増設の今検討中ということなので、
なかなか部長としても答弁はできないと思いますけれども、前回もありました。新設すると29億前
後とかという話もありましたけれども、やはり市の財政を考えると、新設するのは大分厳しいなんて
いう意見も聞いております。そうした中でなかなか方向性をつけられないと思うのですけれども、ぜ
ひとも私はスピードアップ、この委員会のスピードアップをさせていただいた中で、早急に私は新設
を要望するものでございますけれども、ぜひとも検討していただきたい。なかなか部長として答弁で
きないと思うのですけれども、新設か増設かの方向性で、委員会の今まで2回開かれた中でどのよう
な感じを受けるかお聞きしたいのですけれども、よろしくお願いします。
○議長(藤生英喜) 教育部長。
〔教育部長 荻原敏雄発言〕
○教育部長(荻原敏雄) 委員会を早くというご意見がございました。それから、さきの議会の中で
も小規模のほうも含めたらどうかというご意見が出ましたけれども、たしか第1回目の会議の中で、
重要な問題なので1年かけてやっていこうと、それから小規模についてはその後やっていこうと、こ
−185−
ういうふうに意見がまとまった経過がございます。
それから、この委員会は、先ほど申し上げましたかね、委員長さんに群馬大学工学部の副学長さん
の板橋さんをお願いしまして、副委員長さんには笠懸の商工会の青山さんを皆さんで選任していただ
きまして、かなり私と見ますと、幅広い考え方を持って、また自主性を持って考えていただいている
ところがございますので、その旨は伝えますけれども、委員会としての考え方もありますので、その
旨は伝えながら進めさせて、早くできるものであればということでの話はしてみたいというふうに思
っております。
それから、何事もそうなのですけれども、今議員さんのほうから新設とか増設とか再編の話が出ま
したけれども、
いろいろな考え方はあるのですけれども、
理想はそれぞれあると思うのですけれども、
いろいろな事情がございまして、それに向かってやらなければならないこともあろうかと思います。
ただ、こういう報告書をしながら、最終的には教育委員会の中でも議論していただきたいと思ってい
ます。
前回も申し上げましたけれども、教育委員会の委員さんは非常に積極的に自主的にも今勉強も何回
かなさったというふうに聞いておりますけれども、
そしてまた委員会の意見も聞きたいということで、
12月には委員会の委員長さんなり副委員長さんとご意見も伺うような会議も予定されてございます
ので、そういうところも尊重していきたい、そして最終的には市としてどうするかということになろ
うかと思うのですけれども、そういうことを含めて慎重に十分検討して出していきたいなと私として
は考えているところでございます。
○議長(藤生英喜) 小内議員。
〔17番 小内信一議員発言〕
〇17番(小内信一) わかりました。やはりまた12月に教育委員会との合同の会議を行うという
話であります。ぜひとも月1回教育委員会の会議も行われていますので、逐次ここのところの連携を
とって、なるべくスムーズのうちに方向性を出していただきたいなと思います。
(1)を終わりまして、2問目、学校給食と給食センターについてということで質問させていただ
きます。大間々の給食センターが老朽化しているということで、来年度ですか、もう実施設計に入る
という話を聞いております。その中で笠懸地区5校は自校方式でやっております。そうした中で笠懸
地区のPTAの役員さんや父兄の方が大変今合同の給食センターができるのではないかという話が上
がっているということで混乱しているような気がして私なりません。そうした中で今のそのPTAや
給食センターの見学会等が行われている模様でございますので、その内容と進捗状況をお教えを願い
ます。
○議長(藤生英喜) 教育部長。
〔教育部長 荻原敏雄発言〕
○教育部長(荻原敏雄) 給食センターの関係でございますけれども、この給食センターのことにつ
−186−
いては、今議員さんのほうからも話が出たとおり、大間々の給食センターが老朽化しておりまして、
ちょうどこれで29年になりましょうかね、そういうことで合併のときにそういう給食センターをつ
くっていくという話が出まして、笠懸の自校方式とどう調整するのかと、こういう話があったわけで
ございます。
そして、今ご指摘のとおり来年度を計画をしていきたいという計画にはなっているところでござい
ます。そういうことで昨年度も9月でしたけれども、笠懸地区の学校給食のことについての懇談会を
行いまして、事務局としては共同でやった場合にこうですよというお話をして、ご意見を伺ったとこ
ろでございます。多くの笠懸のPTAの皆さんからは、いや、自校でお願いしたいという話があった
わけでございます。
その後、いろいろ協議をしてきたところでございますけれども、7月には笠懸地区の給食の懇談会
をしたところでございます。この中でも多くの皆さんから自校方式を残してほしいという強い要望が
あったわけでございます。また、理由としては、センターの給食が余りよくないと、こういうご意見、
それから配送に不安があると、こういう話があったところでございまして、うまい、まずいというこ
とは、感覚的な問題もありますので、ぜひ共同のも食べたらどうですかと、こんなご意見もあって、
PTAの皆さんが10月の29日に大間々町の給食センターで給食を食べて、全体的にはうまいとい
うような話があったと思いますけれども、そういう話も実施をしてみたところでございます。これは
PTAが主体でやったわけでございます。
また、事務局としては、今年度に入って約10回ぐらいになりましょうか、打ち合わせ会議等を行
ってきたところでございます。その中で10月の初めの5日には、足利市のほうに行きまして、足利
市でやっている、ここが運営形態でございますけれども、共同調理場の運営方式とか経費の比較、民
間委託への経過、民間委託と業者との作業の区分、こういうものを学ばせていただきました。ここで
は市独自のやり方、それから公設民営のやり方、民設民営のやり方のこういう方法がありまして、大
変勉強になったところでございます。
そういう打ち合わせをする中で、大間々給食センターの設置する場合の関係について、いろいろ事
務局内では検討をしてきたところでございます。建築の方法、運営の方法、それから笠懸地区の自校
をした場合の方法等々10回ぐらい検討してきたところでございます。
いろいろなことを含めまして、
今後20年の予算査定もありますので、こういう中で年度内には方向性を示して、保護者の皆さんに
報告できればいいなというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
○議長(藤生英喜) 小内議員。
〔17番 小内信一議員発言〕
〇17番(小内信一) 今部長の答弁によりますと、年度内ということは、やはりこの19年度内に
結論を出すということなのでしょうか。はい。ぜひとも方向性を出していただきたいと思います。
−187−
そうした中で、
今お母さん方が一番心配しているセンター方式と自校方式のことなのですけれども、
やはり合同のセンターができないということになったときには、なるべく早くPTAや父母の方にこ
れを徹底していただかないと、うわさがずっと続きますので、早い、今年度中に決定ということであ
ったときには、ぜひとも方向性をしていただきたい。
それから、ついでですので、笠懸各校の給食の今の状況と、あとドライ化にしたときに、笠懸地区
の費用とか、そういうのもある程度検討をしているのでしょうか。あとそういう内容を父兄の方に連
絡しているのでしょうか。その内容を教えてください。
○議長(藤生英喜) 教育部長。
〔教育部長 荻原敏雄発言〕
○教育部長(荻原敏雄) 先ほど申し上げたのは年度内にそういう方向性を出して、予算の関係がご
ざいますので、どうなるかこれからの協議でございますけれども、いろいろご意見聞きながら進めさ
せていただきたいというふうに思っております。
それから、今笠懸地区の話が出たわけでございますけれども、笠懸地区は各5校自校でやっている
わけでございます。自校のメリット、デメリット、例えば自校でありますと、メリット的には多様な
献立ができて、いろいろなメニューができるというメリットもありますし、そばに給食がありますの
で、食育という面からもいい面があろうかと思います。
それから、笠懸地区ではまとまって給食を、これは施設の問題ですけれども、調理ではないのです
けれども、できるということで、そういう面では非常にメリットがあろうかと思います。デメリット
としますと、運営経費的にかかるのではないかと、自校であっても努力はこれからは、例えば主な人
を、責任者を置いて委託ということもあろうかと思います。そういう面ではまた努力もできると思っ
ております。そういうことも考えてこれからいかなければならない。あるいは考えているところでご
ざいます。
それから、今お話が出ましたように、今給食センターは、ウエット方式を持っておりまして、簡単
に言いますと、水がはねて、そこに細菌が出るということで、そのウエット方式をドライ方式に、新
しくする場合は、ドライ方式にしていきたいということで、これは文部省のほうでも言っているわけ
ですけれども、なるべく建築時にということになろうかと思いますけれども、まだ笠懸さんの各5校
は、地区の5校は、非常にそういう面で修理が非常に徹底しておりまして、まだまだ使えるというふ
うに見ております。ただ、これから直す場合は、そういうふうなドライ方式にしていきたいというふ
うに思っています。
そして、費用の問題でございますけれども、これはいろいろ算出方式があって、また誤解を生むと
困るのですけれども、8,000万円ぐらいという、1校でですね、話が今まで出ていますけれども、
私が考えるのには、約、つくり方にもよるのでしょうけれども、1億円ぐらいかかるかなというふう
に思っております。これもまず大間々地区のが先に、その後よく財政事情等も考えていかなければな
−188−
らないと思っていますので、今すぐすぐというわけにはいかないのかなというふうに、私としては考
えているところでございます。
○議長(藤生英喜) 小内議員。
〔17番 小内信一議員発言〕
〇17番(小内信一) 最後に、市長にお伺いします。
やはりこのような問題は、大変方向性つけるのに大変かなと思うのですけれども、市長といたしま
してどういう状況を乗り越えるか、方法がありましたらお聞かせください。
○議長(藤生英喜) 石原市長。
〔市長 石原 条発言〕
〇市長(石原 条) もちろん理論、理屈だけでは片づけられない問題というのがありまして、おい
しいとか温かいとか顔が見えるとかというそういう理論、理屈ではない部分があるのも事実でござい
ます。何を基準かと言えば、私の心が基準ではありません。子供の気持ちが基準であると、そう考え
ております。
○議長(藤生英喜) 小内議員。
〔17番 小内信一議員発言〕
〇17番(小内信一) 最後に、まず大間々給食センターを建設していただいた中で、その後笠懸の
自校方式かセンター方式かは今後まだ時間があると言います。今部長のお話ですと、まだ今の設備で
十分間に合うという話ですので、ぜひとも方向性をまず市民にお知らせをしていただいて、後の笠懸
地区のところは検討していただいたらよろしいかなと思います。ぜひともこれは私の要望です。よろ
しくお願いします。
続きまして、毎回私も質問させていただきます。笠懸小学校の過密対策についてという中で、もう
何度か質問しております。1点だけ、平成21年度より30人学級になった、導入がされたときには、
今の千七、八十人になるといった中で、それが早急に部屋のクラス数が間に合うのか間に合わないの
か、その点部長のほうからお答えをお願いします。
○議長(藤生英喜) 教育部長。
〔教育部長 荻原敏雄発言〕
○教育部長(荻原敏雄) 過密対策で非常に迷惑をしているところでございますけれども、現状では
いろいろなところの周りの体育館を使ったり、それから笠中のプールを利用したり、少人数学級につ
いては多目的ホールとか会議室等も活用して、今指導を行っているところでございます。とにかく工
夫をしながらやっているところでございます。
また、笠小では38学級までが一応対応的には可能ということで、そういうふうに考えると、一応
予定の24年度、これは人口動態を中心とした考え方があるわけですけれども、可能だということで
ございます。
−189−
○議長(藤生英喜) 小内議員。
〔17番 小内信一議員発言〕
〇17番(小内信一) 私が聞いているところによりますと、21年度より実施されるということは、
今部長が言ったところによりますと、24年という話ですので、やはり体育館というのは多分旧笠懸
地区の体育館のことだと思うのですけれども、私は思うのですけれども、21年度、来年1年きりあ
りませんので、これは本当にすぐ対応しなければならないのではないかなというふうに思うのですけ
れども、その点どうなのでしょう。
○議長(藤生英喜) 教育部長。
〔教育部長 荻原敏雄発言〕
○教育部長(荻原敏雄) すみません。学級がどういうふうになるかというのがまだ定まっていませ
んので、今のですと34学級が今19年度でございまして、このままいきますと、私がお話ししたの
は、38学級までは何とか可能だというお話をしたところでございます。
○議長(藤生英喜) 小内議員。
〔17番 小内信一議員発言〕
〇17番(小内信一) わかりました。いずれにしましても、そのときに来て対応がおくれることの
ないように検討をお願いします。
昨日新井議員が幼児の関係で、六区、七区、九区の地区の児童数の推移が甘いのではないかという
話もしまして、
私もそれに同感なのですけれども、
やはり子供さんのお生まれになる数字ではなくて、
今の集合住宅ですと出入りがあろうかと思うのですけれども、今我々地区を見ますと、戸建ての分譲
がすごく各業者が計画しておりますので、その推移を見ていただかないと、後で困るのではないかな
と思うのですけれども、
そこまで推測しての予想なのでしょうか。
あと25年をピークということで、
この前もらいました資料にはありましたけれども、その予測が全国的にはそれが25年度かなと私は
思うのですけれども、笠懸地区に関してはちょっと例外ではないのかなと思うのですけれども、その
点の検討はどうなのでしょうか。
○議長(藤生英喜) 教育部長。
〔教育部長 荻原敏雄発言〕
○教育部長(荻原敏雄) 議員さんのほうに学校教育課のほうから出した資料の考え方でございます
けれども、それについては国立社会保障人口問題研究所が出していますコーホート要因法というのを
用いたそうでございます。なるべく科学的なものが出せないかということで担当が一生懸命頑張って
調べていただいた方式がございまして、これが公表されているもので、2000年度の国税調査を踏
まえて各都道府県の将来推計人口を公表しまして、その後都道府県の人口の推計をもとに新たに市区
町村別の将来推定人口を出しまして、50年の推計をしているところでございます。そのコーホート
要因法を用いまして、笠懸町というのがありまして、これをもとに担当が一生懸命考えて、なるべく
−190−
科学的に出したらどうかということで出した方式によりますと、議員さんのほうに資料で出した平成
25年には1,141と、こういう数字が出ているそうでございまして、簡単に言いますと、グラフ
の流れをもとにつくる、継続していくということを考慮して、人口推計をしているものでございます
けれども、こういうもので出したものでございまして、あくまで推計でございます。
それから、今議員さんのご指摘のそういう例えばニュータウンのあれとかについては、この中では
多分大きくは入っていないと思いますけれども、人口動態の中でふえているものは流れの中ではある
のでしょうけれども、細かくは入っていないようで、推計でございまして、その辺についてはご理解
願いたいと思います。
○議長(藤生英喜) 小内議員。
〔17番 小内信一議員発言〕
〇17番(小内信一) わかりました。いずれにしましても、平成25年に1,141名を推測して
いるわけでございますので、
間違いなく毎年児童数はふえていくということは事実でございますので、
ぜひとも今言ったことを配慮して、早急に対応をしていただきたいなと思っています。そういうこと
でよろしくお願いいたします。
続きまして、2問目の地球温暖化とリサイクルについてということで質問させていただきます。地
球温暖化の面に際しまして、ハード面について一昨日ですか、上岡議員の質問がありましたので、い
ずれにしましてもこの地球温暖化について大変な時代になってくる。やはりきょうもテレビの中で毎
日今報道されております。そうした中で私はリサイクルについてを重点に置いて質問させていただき
ます。
6月の議会だと、これ違ったかな、3月議会ですか、資源ごみの持ち去り条例についてということ
で、ぜひともみどり市にも条例をつくっていただけないかということでお話ししておきましたけれど
も、その後の状況と方向性が変わったという民生部長からちょっと聞いておりますけれども、その内
容をお話しください。
○議長(藤生英喜) 民生部長。
〔民生部長 加賀谷俊秀発言〕
〇民生部長(加賀谷俊秀) ことしの3月議会に小内議員さんからのご質問、会議録等を見て、それ
から前の部長からお話を聞いて、内容は承知しているつもりなのですけれども、その前から議員さん
の幾名からかやはり同じようなことで心配するご質問があったというふうに認識しております。私4
月に部長になって、その3月のとき民生部長の答弁を読んで、1点は、その検挙も大変難しいと、あ
くまでも抑止力にするものだという警察の考え方、それから現場での検挙は難しいということと、費
用対効果も、あのときの部長の話では、四百数十万かけて効果が20万ぐらいしかないという返事等
を見て、環境課の職員と話し合いをしまして、一番いいのは、資源ごみの回収を各種団体やっている
その奨励金を使ってやるのがいいだろうというふうに思いましたので、その職員、課長以下呼んで4
−191−
月からその回収作業、回収する団体の呼びかけと、それから実施してもらうように働きかけてくれと
いう形でお願いをし、
それぞれの職員は各種団体等にお話しに行ったと、
そういうことでございます。
○議長(藤生英喜) 小内議員。
〔17番 小内信一議員発言〕
〇17番(小内信一) そういう方向性を変えたということであったときには、もう少し具体的にお
話をしてほしかったのですけれども、やはりこの集団回収のことにつきますけれども、大間々地区の
団体さんは、すごくこの金額を見ましても協力していただいている。笠懸地区、東地区、東地区はな
いに等しいぐらいの状況でございます。やはりこれは広報やいろんな手段で連絡しているということ
ですけれども、やはり資源ごみ持ち去り条例をしないということになったときには、やはりその前に
出さなければ持ち去られるわけはございませんので、その出さない方法と、今度団体によって今リサ
イクルのいろいろな古紙やいろんな品物が高騰しております。ですから、これは昔は回収しても余り
手間にならなかったという感じもございます。ですけれども、今は相当の金額になると私は思ってお
ります。ですから、そういうことを団体さんによく説明して、それの実質売価もありますし、その奨
励金もいただけるというダフルでその協力していただけるということをもう少し、どんな方法で今住
民に知らせているのか、あとは団体さんに知らせているのか、お知らせください。
○議長(藤生英喜) 民生部長。
〔民生部長 加賀谷俊秀発言〕
〇民生部長(加賀谷俊秀) 4月、5月にかけまして、直接職員が社協団体の代表の方にその旨のお
話に行っております。
直接お会いしたという方が公民館の利用者の会の代表の人、
婦人会の会長さん、
文化協会の会長さん、育成会の会長さん、それからスポーツ少年団体の代表の方等とお話しし、説明
をしました。その中から各種、もし地区にあれば地区の役員さん方に、代表の方にお願いをし、通知
を出して、ぜひ登録して協力してくださいというお話をしたのですけれども、それから社協団体につ
いては、社会教育関係の課長を通してやりました。その数は相当数のものです。ただ、今議員さんが
ご発言がありましたように、その内容の説明が不十分だったのか、9月現在でほとんど数が少ないと
いうことでしたので、
これではしようがいないということで、
11月の広報に再度そのことを載せて、
ぜひ協力してくださいという呼びかけを11月の広報にまたしてみました。
この年間計画がそれぞれの団体で出ておるのですけれども、今から12月と1月、2月というと
ころで幾つかの団体が今後とも回収をする予定ではありますけれども、思うように進んでいないとい
うのが現状でございます。集中的にお話をさせてもらったのが笠懸地区の社協団体とかそういうもの
にしました。大間々地区はほとんどもう資源ごみが出ないというような、新聞等も出ていないという
ことでございますので、今のところ引き続いて笠懸地区を中心にもう少し啓蒙啓発とご理解への協力
についてお願いに行ってきたいと思っております。
○議長(藤生英喜) 小内議員。
−192−
〔17番 小内信一議員発言〕
〇17番(小内信一) 本当に大事な資源ごみと私は今の時期は思っておりますので、昨日ですか、
生活環境課の指導がまだ徹底されていない。やはりもう少しこの住民や団体さんに指導していただい
て、少しでもこの回収の品物が減り、また収入もふえるという形をぜひとも検討していただきたいな
と思っています。
それからまた、同じ、今度は生ごみの問題ですけれども、この生ごみの分別化の徹底を私はもう少
ししていただきたい。その生ごみも水分を切って出していただくとか、その本当の細かいことかもし
れませんけれども、それを焼却するのに、あるネットで調べましたら、相当のエネルギーを要して経
費がかかってしまうのだという話があります。そこで、まだまだこのみどり市地区は生ごみを家庭で
処理できるのではないかなと、私は思っております。簡単に紙も生ごみも一緒に出してしまうという
家庭がまだまだ見受けられるような気がしてなりません。ですから、生ごみは本当の家屋敷がない方
は結構難しいかなと思うのですけれども、都内のほうでは何も、ベランダでもできるという方式があ
るそうでございます。私も今回まだそこまで研究していませんけれども、やはりまだまだみどり市区
域は土地の有する家庭が大多数でございますので、ぜひともその分別の方法をもう少し細かく、住民
には手間がかかることなのですけれども、
その方法は考えているのでしょうか、
いないのでしょうか。
○議長(藤生英喜) 民生部長。
〔民生部長 加賀谷俊秀発言〕
〇民生部長(加賀谷俊秀) 生ごみによりますその焼却の重油等の増といいますか、必要のことにつ
いて、特に広報等で、あるいは団体等に周知したことは、私になってからはありません。大変お話し
聞きますと、勉強不足だったなと思いますけれども、生ごみの処理機の購入については補助金を出し
ておるのですけれども、それしか今のところはやっておりません。それから、その分別についてもこ
としの4月からは生ごみは畑に出してくださいとかと、そういうのをやっておりませんので、もう一
度帰りまして再検討してみたいと思っています。
○議長(藤生英喜) 小内議員。
〔17番 小内信一議員発言〕
〇17番(小内信一) やはりまだその指導が足らなかったのかなと私は思っております。簡単に三、
四千円で買えるコンポストというのですか、本当の小さな容器がこのみどり市地区に庭に置いてある
家庭が少ないかなと私は思っております。私も2基買って今置いてありますけれども、やはりそのこ
との徹底、これをぜひ広報に載せていただいた中で協力していただくと、相当数まだ生ごみの量が減
るのではないかな、そしてそれをこぬかやいろんな薬がございますけれども、まず今余りかからない
ところであればこぬかを少し入れて、家庭で家庭菜園をつくったりするのに、わざわざ店で買って、
有機質のを買ってこなくても、自分のところでつくれると私は思っておりますので、手間をかけてい
ただいた中で、ぜひともその半分の今の補助があるということですけれども、今の状況はどれくらい
−193−
の今利用者がみどり市内であるのでしょうか。
○議長(藤生英喜) 民生部長。
〔民生部長 加賀谷俊秀発言〕
〇民生部長(加賀谷俊秀) 11月の広報の中で家庭用の生ごみ処理機の補助金についてお知らせを
する中では、こういうことで重油が大変かかってしまうので乾燥してから出してくださいと、こうい
うお話、掲載はしております。今議員さんが言ったように、あえて野菜等については、畑にとか、そ
ういうことは載せていないというそういう意味で、お話を先ほどはしました。その実績はどうかとい
うことでございますけれども、18年につきましては、29件の購入で、補助が75万8,000円
でした。19年については今現在12件で32万6,000円の補助という形になっております。
以上です。
○議長(藤生英喜) 小内議員。
〔17番 小内信一議員発言〕
〇17番(小内信一) これはやっぱり指導の徹底がまだ足らないのかなと思っておりますので、ぜ
ひともこのみどり地区内で1年間で75件ということですから、まだことしは12件ということです
ので、もう少し広報等で周知徹底していただきたいと思います。
それから、廃食用油の問題でございます。このことについて一昨日の事例を少し出していただいた
と思うのですけれども、4月1日から、来春からこのみどり市も実施するということを聞きましたの
で、その方法はどういう形で回収していくのか、あと一般家庭のてんぷら油や食用の廃油をどう集め
るのかお知らせください。
○議長(藤生英喜) 民生部長。
〔民生部長 加賀谷俊秀発言〕
〇民生部長(加賀谷俊秀) 今現在具体的に4月1日からというふうに具体的にできると思っており
ますのは、給食センター、市内にあります給食センターと学校でございます。その2つを対象に桐生
にありますNPO法人のチームエコというところにお願いしまして、実際的には多少金額を出して、
その廃油を、食用油を買うのだそうですけれども、それで回収していただいて、そのチームエコのほ
うに精製業者に出してもらって、チームエコが買い、それから私ども市のほうのディーゼル車に使う
と、そういう形で、今4月1日の施行は給食センター並びに学校等を考えております。
各家庭につきましては、秋ごろにはやっていきたいという形で、各地区の公民館に拠点を設けまし
て、回収場所を設け、そこに各家庭から持ち寄っていただき、チームエコのほうに回収してもらうと
いう考えであります。
それから、もう一つは、民間の事業者のほうにもご協力いただき、何度か秋前に、一般家庭の前に
は商工会、それから食品衛生協会等と話し合いをしまして、夏ごろでも目安にしまして、同じような
方向でチームエコに回収してもらい精製し、その精製したものを市にあります、市が持っております
−194−
車のほうに使いたいと、こういうふうに考えております。
○議長(藤生英喜) 小内議員。
〔17番 小内信一議員発言〕
〇17番(小内信一) そうしますと、バイオディーゼルの車がみどり市として購入してあるのでし
ょうか。
それからもう一点、やはり事業所や大きなところの廃油だけではなくして、この家庭の廃油が一番
問題だと私は思っております。やはり札幌や、もう伊勢崎市では、ペットボトルに入れて回収をして
いるということでございますので、やはりこの廃油を回収するのであったときには、ぜひとも家庭の
植物のてんぷら油等からの廃油を集めていただきたいなと思っています。これが今の私思うのですけ
れども、一般家庭で心ない人は、これを普通の下水に流してしまうという方が多々あると私は思って
おります。余り信じたくないのですけれども、これが一番今私は、これだけリサイクルできる植物油
ということでございますので、これの徹底をしてもらうと、この環境に本当にやさしいのかなと私は
思っていますので、これを手がけるとしたときには、ぜひスタートからペットボトルに入れて各家庭
の植物油の回収は、これは第一条件かなと私は思っていますので、ぜひそのことについてお聞かせく
ださい。
○議長(藤生英喜) 民生部長。
〔民生部長 加賀谷俊秀発言〕
〇民生部長(加賀谷俊秀) この公用車の管理につきましては、総務部の財政の管財課と協議をして
おります。その専門の車かどうかはわかりませんけれども、一応使えるという話になっておりますの
で、そちらに使っていきたいと、こういう話になっております。
それから、一般家庭を一刻も早くということでございますけれども、今議員さんから出ております
伊勢崎市、それから9月に高草木議員さんからご質問あったその桐生市等の先進地の研修等をあの後
してきました。桐生市の状況についてはまだ職員が持ってきているという形なのだそうです。まだ各
地区ではという形で、それから伊勢崎市でもやっぱり試行的に今までやっていて、モデル地区をつく
ってきているという状況で、ことしの12月からは地区を拡大していきたいということで、やはり試
行的にやっているようでございます。そういうことで私どもの今秋ごろに各家庭をしたいということ
でお話ししていますけれども、それは地区の方々にご理解いただき、ご協力いただき、それらの設備
等をしなくてはならないということがありますので、今の中では余り早い時期を言えるほど自信があ
りませんので、少なくとも秋ごろにはやりたいという考えでお話ししているつもりでございます。
以上です。
○議長(藤生英喜) 小内議員。
〔17番 小内信一議員発言〕
〇17番(小内信一) 早急に検討して実施していただきたいなと思っています。
−195−
それから、ちょっとこの市の管轄ではないのかなというふうに感じしますけれども、これは市長に
お願いなのですけれども、今全国の24自治体で森林環境税という形の中で今検討しているところが
あり、スタートして四、五年たっている県もあるというふうに聞いております。私、なぜこのような
質問させてもらうかというと、私も栃木県に事業所を持っているものですから、そこに今、ここにあ
りますけれども、4月1日から栃木県では栃木の元気な森づくり県民税ということで、4月1日から
徴収することになっております。個人が700円、法人が資本金によるのですけれども、1,400
円から5万6,000円ということで、これを10年間計画しているそうです。ぜひともこの、私も
昨日よく休憩室で見たのですけれども、このみどり市の、緑豊かなみどり市ですから、この森林が相
当面積がございますので、これをぜひとも県議の須藤さんや市長会やいろんな会合等があろうと思い
ますので、今部長にお聞きしたかったのですけれども、時間がなくなりますので、聞きませんでした
けれども、係に聞きましたら、まだ群馬県は検討中ということだけで、全然話が進んでいないような
気がしてなりません。ですから、ぜひとも市長に要望なり県知事の大澤知事のほうへ出していただく
なり、
県当局に働きをかけて、
ぜひともこれを早急に群馬県も実施していただけるようにお願いして、
このみどり市にも還元していただきたい。
その内容がものすごくこの栃木県の人口も200万前後ですから、群馬県とほとんど変わらないと
私は思っております。その中で栃木県の計画でありますと、森林を1年間に4,000ヘクタール、
それから我々と言っては悪いのですけれども、みどり市の北部はこれに該当すると思うのですね。そ
れから、これが1年間で4億5,000万の執行できるという、そしてそれから里山に関しても90
0ヘクタールで2億円、それから今度はボランティア団体に1億5,000万というこれだけの経費
を使える、約8億を見込んでいるらしいのですけれども、そして10年間で80億という大きな財源
確保を栃木県が行おうとしております。そして、全国でも24自治体が行おうとしておりますので、
ぜひともこの群馬県にも要請し、
またこのみどり市に還元できるのではないかと思うのですけれども、
このことに関しまして市長さんの意見をお聞かせください。
○議長(藤生英喜) 石原市長。
〔市長 石原 条発言〕
〇市長(石原 条) 大変いい質問だと思っております。経過を話しますと、森林環境税に関する群
馬県の対応なのですけれども、以前ですけれども、以前といいますか、これはことしの6月なのです
けれども、県議会の中で、当時の小寺知事の言葉なのですけれども、森林環境税ということも含めた
税のあり方についての答弁の中で、税の課税については納税者のコンセンサス、これは同意という意
味でしょうけれども、同意を得てからでないとということで、導入には慎重であるべきという答弁を
されております。そして、その9月になりますと、もう知事がかわりました。大澤知事の答弁では、
同じくこの森林環境税という話の中で、まずは庁内組織を設置し、既に導入済みの各県の事業効果や
導入プロセスを調査するとともに、本県の森林環境税のあり方について総合的に検討していきたいと
−196−
いうことの答弁でありました。
それを受けて県では、ことしの11月、先月でありますけれども、庁内組織、これは多分研究会程
度のものだと思うのですけれども、それにしても組織を設けまして、森林保全に関する税制について
検討を既にもう開始をしておるということを聞き及んでおります。ですから、端緒についたと、もう
動いているというふうに理解はしておるところであります。
そして、ではみどり市はどうかという話になりますと、当然みどり市独自の税金というのは、これ
から自治体のあり方の中で考えていく必要が当然あろうかと思っております。きょうの質問は、森林
環境税という話になりましたけれども、きのうか一昨日か忘れましたけれども、議員さんから都市計
画税をもう一回また復活しろという話も当然ありましたし、これは税金という意味では全く同じだと
思っております。なお、群馬県では以前からもう十数年前から、ちょっと大きな話になりますけれど
も、群馬アマゾンの森というのがありまして、ブラジルに群馬県の森をつくって、それは多分買った
と思うのですけれども、群馬県の持ち物としてその森林伐採の防止とか、あるいは環境問題に配慮し
たことをブラジルのアマゾンでもやっております。当然そういう全体的な話も、もっと大きな話も必
要なのですけれども、では我々の市として、また個人として何ができるかということも当然検討しな
くてはならないと思っておりまして、その税金というのも、税を課すというのも1つの方法であろう
かとは思っております。要は税を課すという、お金を取ることが目的ではなくて、意識を高めてもら
うと、関心を持ってもらうということが主たる目的になると、私はそう思っております。
以上です。
○議長(藤生英喜) 小内議員。
〔17番 小内信一議員発言〕
〇17番(小内信一) ありがとうございます。やはりこれは我々の国民の義務でございますので、
ぜひともこのリサイクルに関しましての今後より住民の徹底をお願いしたいなと思います。
それでは、
2問目を終わります。
3問目の農林業振興対策についてということで、まず今穀物や飼料、原油の高騰によって、大変農
家に打撃を与えていると思います。そうした中で今畜産農家が大変危機的な状況にあるというふうに
私は認識しております。そして、四十何戸ですか、このみどり市内にも畜産農家があるということで、
大変今後穀物の高騰がまだまだ上げどまりにならないのかなと私は思っていますけれども、このこと
に関しましてやはり原油もそうなのですけれども、施設園芸農家も大変この経営を圧迫していると聞
いております。そうした中でこの農業振興に関しまして、時間ございませんので、短縮していろいろ
聞かせてもらいます。
みどり農協や農業団体との関係でどのような協力をとって今対応しているのか、部長のほうからお
話を願いたいと思うのですけれども、よろしくお願いします。
○議長(藤生英喜) 産業観光部長。
−197−
〔産業観光部長 吉原秀雄発言〕
〇産業観光部長(吉原秀雄) 農業を取り巻く環境は非常に厳しいものがございます。今小内議員の
質問の中の原油高騰、あるいは穀物の高騰というのが非常に重要課題になっておりまして、国でも重
要課題として受けとめているようでございます。これはみどり市単独では対応が非常に難しい問題で
ございますので、農協等連絡して連携をとりまして、今後いろいろ国あるいは県が緊急対策等を既に
打ち出しておりますけれども、農協と歩調をともにしてそういう緊急対策的なものを行っていきたい
という考えでございます。
○議長(藤生英喜) 小内議員。
〔17番 小内信一議員発言〕
〇17番(小内信一) 一般的な答弁で具体的な内容が示されていませんけれども、やはり今後ぜひ
この畜産農家や地域の農業者に関しまして、
市としてのバックアップの体制を強化していただきたい。
それで、その次に入りますけれども、過疎地域対策費を有効に利用して地域振興対策をしていただ
きたいということでございます。これはある農業新聞でしたか、載っておりました。津市の美杉町と
いう、たぶん津市と合併した地域だと思っております。その旧美杉村という形の中で、その地域振興
をどうしても深めたいということで、二地域移住と言って、自宅は都市や都市部にあって、土日や予
定がとれるところに滞在していただくというような、地域の今、東地区にも相当の農地のあいている
ところがあろうかと思いますので、その過疎対策を使って、そのガーデンですよね、ちょっとした小
屋を、寝泊まりができるところをつくって、年間50万円を使用いただくということですけれども、
今空き室を待っているというところだそうです。ぜひともそういうところの検討もしていただき、ぜ
ひ今後何かの地域おこしができないものかと思うのですけれども、部長、どうお考えでしょうか。
○議長(藤生英喜) 産業観光部長。
〔産業観光部長 吉原秀雄発言〕
〇産業観光部長(吉原秀雄) 過疎地域といいますと、みどり市では東地区ということになると思い
ます。今のお考えは非常にいいなと思いました。今後、遊休農地もかなりありますので、そういうも
のが何とか活用できないかということかと思いますけれども、一番いいのは、例えば交通の便がある
程度いいと、例えばわた渓で来て、余り駅から離れていない地域で何とかそういうものができないか
というようなことが重要かなと思いますので、そういう観点から今後勉強をさせていただきます。
○議長(藤生英喜) 小内議員。
〔17番 小内信一議員発言〕
〇17番(小内信一) 前進的な発言がなかなか、取り組む姿勢がなかなか見えないのでございます
けれども、私は、わた渓という話が出ましたので、やはりこのみどり市が抱えているというとあれな
のですけれども、通過する大間々駅、上神梅、花輪、中野、小中、神戸、沢入駅というところがあろ
うかと思うのですね。そこのところに1駅ずつやはり地域の発信をして、わた渓を利用していただい
−198−
たり、ある農業新聞には、駅舎が水沼温泉ではありませんけれども、駅舎がそば屋さんだった、手打
ちそばをやっているとかという話もございます。ですから、やはり東地区にはいろんな特産があろう
かと思います。駅々にそういう駅舎をつくっていただいた中で、そこへ地域の方の協力を得て、ボラ
ンティアやいろんな方の協力を得てやっていただくのも……終わりです。済みませんでした。
では最後に、市長に意見を聞かせてもらいたいと思います。
○議長(藤生英喜) 石原市長。
〔市長 石原 条発言〕
〇市長(石原 条) 農産物のみならず、今月の初めからもイルミネーションも始めたり、それぞれ
の季節によっては物品を販売したりは今取り組んでおるところであります。いずれにしてもわた渓と
もタイアップをしながら、この沿線の農林業の発展のために寄与はしていきたいと考えております。
以上です。
〔17番 小内信一議員発言〕
〇17番(小内信一) 終わります。
○議長(藤生英喜) 以上で小内議員の一般質問は終了いたしました。
○議長(藤生英喜) ここで暫時休憩いたします。
午前10時31分休憩
午前10時45分再開
○議長(藤生英喜) 再開します。
○議長(藤生英喜) 一般質問を続けます。
次に、21番山口慶一議員の発言を許可します。
山口議員。
〔21番 山口慶一議員発言〕
〇21番(山口慶一) ただいま議長から許可を得ましたので、質問させていただきます。
私の質問は、2つです。防災、耐震調査その後、それから社会体育館についての2つです。
まず、防災、耐震調査のその後はどうなっているか。これはさきの議会において質問いたしました。
ほとんどのところが対応していないというあれがありましたので、ただそれだけで聞きおきしておく
だけではなくて、その後の追跡として、多少は頭の中か腹の中に少しでも残ったかなと思って質問す
るわけです。
各施設、随分老朽化施設がございます。その老朽化した施設に対して、耐震関係全然考えていなか
った、そんなようなことでは困るので、ある程度のことは考えておったのだけれども、こうなのだと
−199−
いう、そんなような説明もしくは言いわけでも結構です。していただければありがたいと思うのです
けれども……。
とにかく備えあれば憂いなし、そんなような言葉もございます。災い転じて福となすではないです
けれども、災いの起きない前に福でありますように、その対策はしておいて十分だと思います。中越
地震みたいに、下に断層の構造があった、どうのこうの、この辺はないから大丈夫だなんて、そんな
こと言っているとやっぱり大変だと思います。先ほど蓮君も国道のがけ崩れの問題、側壁の崩れの問
題だとか、そんなことも質問していましたけれども、やっぱり何かの形であるのではないか、極端に
言えばもう最悪のことを考えておいて、それでしようがないやということだったらいいのですけれど
も、ああ、そんなことは考えていないのだというそれでは困るので、どんな建物でもやっぱりこれは
取り壊すべきだ、これはそうでなくて残すべきだと、どのくらいの耐震構造になっていて、どのくら
いの工事費によって存続させて使用できるのだというような、そんなことでもちらっとでも担当の人
たちが考えておけば、後々幸せが来ると思いますので、よろしくお願いいたします。
まず、とにかく一番初めには、笠懸庁舎の問題が一番クローズアップされますけれども、それによ
ってどのくらいのあれですね、工事費がかかったり何だということは恐らく出ると思います。それよ
り建てかえてしまったほうが世話はないのだというようなことも出るかもしれないし、その辺の調査
もしてあると思います。また、学校関係はいろいろ生徒がございますので、とにかく最近取りざたさ
れている北部3校、大間々の場合ですね、3校の場合でもやっぱり合併云々する前に、やっぱり耐震
検査だけはしておかなければならないのではないかな、そんなこと考えておりますので、もし各セク
ションの耐震の調査してあるかしてないか、またしていなければいつごろまでにしたいのだという、
予算の関係もございますでしょうから、その辺のことをお答えいただければありがたいと思います。
よろしくお願いいたします。
○議長(藤生英喜) 総務部長。
〔総務部長 赤石俊雄発言〕
〇総務部長(赤石俊雄) それでは、最初に総務部が所管しています庁舎、3庁舎については、さき
の議会でもお話ししたとおり、笠懸だけが古いために耐震がクリアしていないということでございま
す。これにつきましては、今回の合併補助金がいただけるということになりましたので、それによっ
て笠懸庁舎の耐震の調査を繰り上げてやるということで、19年度中に調査をしたいということで、
今決裁とっております。これは県の住宅供給公社に依頼をして調査をする予定でございます。その結
果を踏まえて、現在では21年度に、当初予算等はもうできていますので、21年度にはその対策と
して工事をしたいというふうに思っております。
その診断が終わらないと事業費はわかりませんので、
それについてはまた相談したいというふうに思っています。
それから、総務のほうでは災害の問題も関係していますので、まず全体的なお話をちょっとしたい
と思います。これは3年に1度耐震の調査を行っていますけれども、公共建造物の耐震調査というの
−200−
がありますけれども、18年の4月1日現在で報告したものがございます。それによりますと、みど
り市の中では公共施設、施設数では65なのですけれども、棟数としては107ありますけれども、
これは学校は校舎は1つ、体育館は1つということで分けていますけれども、対象になっているのは
107ございます。このうちの古い建物が56年以前ですね、これが63ありまして、51.4%を
占めているということ、ではなくて、このうち、63のうち8棟は耐震をクリアしていますので、実
際には55なのですけれども、56年以前のが63あるのですけれども、8棟はクリアしていますか
ら55、率が51.4%、古いものがあるということなのですけれども、全体で考えますと、19年
度末の耐震化率は55.1%になるということでございます。107分の76ということでなるわけ
ですけれども、全体はそんな報告になっています。
そして、前回もお話ししました避難場所に各学校の体育館、大間々、東については校舎も避難場所
になっているのですけれども、笠懸の場合は体育館だけなのですけれども、体育館、それから各地区
の公民館、これは市の所有ではありませんけれども、そういったものも避難場所として指定していま
すので、そういったことを含めて、現在防災の避難場所としているのが74施設で93棟というふう
になっております。そのうちの67棟が56年以前のものというふうになっています。72%は56
年以前の建物というようになっております。
そして、その中で先ほど言ったように改修の必要がないというのが4棟、それからもう診断をして
改修が済んだもの、これが9棟、合わせて14%ぐらいあるわけですけれども、それからこれから診
断を予定して改築の予定は立っているもの、
これもやはり13棟ということで14%、
合計で100%
になるわけですけれども、こんな計画でおりますので、先ほど議員さんが言ったように、それぞれ調
査にも、
先ほど言ったように、
笠懸庁舎だけでもかなり値段的には優遇してもらっていますけれども、
500万以上調査にかかってしまうということでございますので、本工事については何千万、億とい
う金がかかるのだと思うのですけれども、そういったことでやっぱりお金がかかりますので、早急に
全棟というわけにはいきませんけれども、必要によって順次調査をしていきたいというふうに思って
います。
それでは、各部から状況のほうを報告させますので……。
○議長(藤生英喜) 民生部長。
〔民生部長 加賀谷俊秀発言〕
〇民生部長(加賀谷俊秀) 民生部での対象建物といたしましては、笠懸の保健センターが該当にな
るというふうに思っております。10月に群馬県の住宅供給公社にお願いしまして、第一次調査とし
て出しております。きのう現在は出ておりませんけれども、もし本調査が必要だということになりま
すと、財政と協議しながらやるという、そういう話になっております。
以上です。
○議長(藤生英喜) 産業観光部長。
−201−
〔産業観光部長 吉原秀雄発言〕
〇産業観光部長(吉原秀雄) 済みません。産業観光部の管轄の建物につきましては、その後対応に
ついては進行しておりません。
○議長(藤生英喜) 都市建設部長。
〔都市建設部長 鏑木芳雄発言〕
○都市建設部長(鏑木芳雄) 都市建設部関係におきましては、市営住宅等々が関係してくるかと思
いますが、現在市営住宅735戸ございます。そのうち内訳といたしまして市営住宅が695戸、市
有住宅が35戸、特定公共優良賃貸住宅7戸となっております。そして、市営住宅965戸のうち耐
震診断後の耐震改修が必要な戸数は、新耐震基準、昭和56年に設定されておりますが、その以前に
建築許可を受けた建築物及び構造的基準、RC壁構造を満たしていない木造平家建て及び簡易耐火ブ
ロックづくりが341戸ございます。そして、現在入居している戸数が260戸ございます。そして、
市営住宅33戸につきましては、22戸が対象となるわけでございます。また、特定優良賃貸住宅は、
新耐震基準で建築のため、改修が必要ないという建築物でございます。
よって、耐震診断後の耐震改修が必要と思われる市営住宅、合計しますと、今現在では282戸ご
ざいます。そして、これらの建物については、平家建てが主でございます。先ほど話したとおりです
ね。これらを診断して改修をしていくか、これは政策的に今この建物については用途廃止をしていき
たいということで、取り壊しをしていきたいという建物でございます。282戸。ですから、これら
は現在入居させている以上は、これらの改修等は必要だとは思われますが、やはり経済的に非常に金
額もかかるというような状況になろうかと思いますので、耐震の構造にした場合ですね。ですから、
これらの入居者については、耐震をもう既に済んでいる建物のほうに徐々に移動していくほうが一番
ベターではないかということで考えておりますので、これらについては関係課と協議をさせていただ
きますが、要するに耐震の構造にするには金額は膨大な金額かかりますので、こういうことで今現在
は都市建設部のほうでは考えているという状況でございます。
以上でございます。
○議長(藤生英喜) 教育部長。
〔教育部長 荻原敏雄発言〕
○教育部長(荻原敏雄) 教育委員会においては、施設の耐震の関係については、年度ごとの計画を
立てましているところでございます。そして、3カ年程度計画立てたわけでございますけれども、対
処を早くしたいということで、財政当局と20年度で100%できるようにお願いをしているところ
でございます。
○議長(藤生英喜) 水道局長。
〔水道局長 荻野康雄発言〕
○水道局長(荻野康雄) 水道局で耐震基準を満たしていない以前のものの関係につきましては、建
−202−
物としては塩原浄水場の管理棟、それから水道の給水・配水施設等につきましては、桐原の配水池と
鹿田山の配水池がございます。これらにつきましては、現在、地域水道ビジョンというのを立ち上げ
ておりますけれども、その策定項目の中におきましては、対策の基本的な大まかな要綱は現在盛り込
んでおります。そういった中でこれらをいつの時期にどのようにするかにつきましては、具体的実施
項目を設定するときにおいて、設定をしていきたいというふうに考えております。
ただ、今現在想定をされる部分の調査の費用につきましては、大まか出ているわけですけれども、
相当な額に上りますので、これについてもビジョンの中での他の施設の増、いわゆる配水管の新設、
あるいは石綿管の更新等の内容等も含めて検討してまいりたいというふうに思っております。
○議長(藤生英喜) 山口議員。
〔21番 山口慶一議員発言〕
〇21番(山口慶一) 幾つか問題点があると思います。特に住宅関係ですね。住宅関係、立ち退け
ば取り壊していくというような、そんなような状況になっている状態ですよね、建物自体がね。もう
随分古くなって、それからちょっと問題なのですけれども、塩原、大間々地区なのですけれども、大
間々の塩原地区ですか、塩原地区に2棟あるのか、2棟って、3階建ての住宅ですか、あれが2つあ
りますね。それから、神梅に、全然入っていない棟のあれもあるのではないのかな、住宅ね。あれも
3階かな。あの辺の建物は耐震、恐らく新しい基準ができる前のときの建築物ですよね。耐震調査の
対象になるのではないのかな、その辺どうなっているか、ちょっと調べていただければありがたいの
ですけれども……。
それから、前からよく言っていたですよね、神梅のところに入る予定がないのではないかなんて、
1つ、1棟ですね。その辺のあれ、以前にも取り壊してしまったほうがすっきりするのではないのか
ななんてそんな話もございましたので、その辺も考えてあれですね、壊して、耐震をしなくてはなら
ないのか、
費用どのくらいかかるのか、
それによって壊してしまったほうが早いのではないかという、
その辺の判断というのは早くつけなくてはならないのではないのかななんて、そう思います。その辺
のあれも、これは返事のほうはいいです。結構です。そんなところも考えておいてください。
それから、1つ問題は、サンレイク全然考えていないというけれども、サンレイクの場合にも耐震
の対象にはなりますよね、お客さんを泊めるのですから、そのときのあれのほうはどうなのだろう。
県のほうの検査はないのかね、宿泊施設で。あるような気がするのだけれどもね、報告が。もしある
のだとすれば、出していないとすれば怠慢なあれになりますから、その辺はよく調べてやったほうが
いいと思いますよ。特にお客さんが泊まっているときに建物が崩れたなんていったら、補償の問題だ
けに、1人亡くなった、2人亡くなっただけで、建物建てるほうが安くあがったなんていうことにな
る可能性もございますから、よく検討しておいてください。
それから、塩原の配水場の管理棟、耐震していないし、まだ補修の見当もついていないというあれ
でありますけれども、いろいろな問題が水道の問題ありますけれども、そっちが優先になるかどうか
−203−
わからないのですけれども、この辺の地道なところも調査しておいたほうがいいような気がしますの
で、よろしく頭の中に入れてやっておいてください。お願いします。
いざとなったときに壊れて、先ほどもちょっと市営住宅ですか、関係で、壊れてから、それから人
が死傷しただとか何かのときに、その補償の問題だとか何かという問題のほうが発生しますと、検査
しておけばよかったとかなんか、対策しておけばよかったなんていう、そんなようなことに後でなら
ないように、
事前に考えておいていただかないと大変だと思いますので、
よろしくお願いいたします。
それで、もし予算的なあれが多額になってあれだとすれば、庁内のほうでここの課は何年度までと
かなんか総務課のほうで把握してあれしておくといいと思いますので、何年計画でも結構です。とに
かく災害の起きないように祈りながら、災害が起きた場合でも対処できるようにしていただければあ
りがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。耐震のほうはそのところで結構です。
続いて、社会体育館についての質問に移らせていただきます。社会体育館、来年の10月ですか、
供用開始になるというお話でございます。ただいま一生懸命建設に向かってやっていることですけれ
ども、一番の、今回のところに、質問の中にきちんと書いておかなかったのですけれども、工事に関
して、その輸送のトラックだとか、それから材料の搬入関係で道路の整備の問題のほうが非常に大切
になってきますよね。特に踏切があります。それで、大型車が荷物積んで、鉄骨だとか何か積んで、
恐らく通るでしょう。
そのときに通らないで、
ただ運ぶ方法なんかもあるかもしれないですけれども、
やっぱり運搬車両によって運ぶのが随分多いでしょうから、そうするとその運搬車両が通るときの道
路の問題ですね。あそこは特にいろいろあれしていますと、大型車が入ってくる道というのが1カ所
に限られているのかな、今のところは、かなりこちらから行きますと、50号を通り過ぎてしまって、
それからやっと戻りながら入ってくるという交差点、交差点のところ、あそこも曲がれるかどうかも
大変だし、かなり進入路が大変だと思いますね。それから、鹿のほうの交差点ですか、あれから行っ
た場合には、入ってくる道がないですね、大型車が。特に鉄骨なんかの、社会体育館の場合には鉄骨、
大型トレーラーとかなんかで運ぶようなあれがあると思いますね。まさかあの1本でできているもの
を幾つか裁断して小さくしてあれですね、
つないで建てるなんていうと、
耐用の問題もございますし、
かなりのものが工場でつくってから運ばれるというものがあると思います。その辺の対策を講じるに
は、建物が始まる前にもうあれですね、進入路の確保などはして、整備がしておかないと、荷物の運
搬が大変だと思うのです。まず、その進入口の問題と、それからあとあれですね、踏切の問題、踏切
のところも急激にカーブして入ってきますから、あの辺の整備の問題ですね。かなり整備をしてから
でないと工事に取りかかれないのではないのかというような、私たちちょっと素人だからあれなので
すけれども、そんな心配しているので、心配なくてできるのだよというのだったら結構でございます
けれども、社会体育館の本体の建設よりも以前に道路のほうの整備というのが大切になってくると思
います。約、最初の予算の関係だと3億ぐらいですか、何かありましたね、整備しておくという関係
がございましたね、道路の、進入路の。その辺やってあるのかどうか、また進行中なのか、その辺が
−204−
わかったらちょっとご報告願いたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(藤生英喜) 都市建設部長。
〔都市建設部長 鏑木芳雄発言〕
○都市建設部長(鏑木芳雄) 総合社会体育館の進入路ということでございますが、今現在は、県道
世良田大間々線、
鹿の交差点から下がって行ったほうから入る口、
それと太田県道を下がって行って、
パルの南というのですか、あそこにちょっと魚屋さんがあるのですけれども、ちょっと名前が思い出
せないので申しわけないのですけれども、そこのところから入ってくる道路等々が考えられるわけで
ございますが、議員ご指摘の工事する前に進入道路を作成してからというようなお話でございました
が、笠懸町の時代に世良田線から、鹿の信号のほうから入る路線については、用地買収を着手してお
ります。そして、全部ではないのですけれども、しんなし川、あそこを東のほうに行きますと、しん
なし川という川がございますが、そこまでの用地買収等々については、拡幅はされていないのですけ
れども、後退等して、いつでも工事できるような状況になって、これは今年度工事する予定で発注し
ております。それから先の関係でございますが、社会体育館のもう入り口、玄関と申しましょうか、
そこから入っていく道路については、
1軒ばかり、
今回補正させていただいたと思うのですけれども、
補償費等の関係、また不動産鑑定士ですか、失礼しました。不動産鑑定の17万円ぐらいの補正をさ
せていただいたと思うのですけれども、その1軒の角の方が移転しなければ社会体育館のほうに入っ
て行くことができないということで、大型バス等々ができないということで、用地買収等々させてい
ただき、整備をさせていただくような関係でございますが、今建設課のほうでは、既にお話しさせて
いただきました、買収が済んでいるところについては今年度工事させていただく、そしてまだ未買収
のところについては、体育館建設が完了するまで、建設が完了しますと大型バス等々が入ってきます
から、それまでに道路整備をしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
工事の車両関係については落札業者がそれなりに現況の道路を把握して材料等を運搬等しているか
と思いますので、特に建設課のほうにそういう苦情等は今のところは来ていませんけれども、確かに
狭いしカーブがありますから、残土とかの搬出、また資材の搬入等については、それなりに業者とし
ては努力してやっているかと思いますが、
私のほうからは以上でございます。
よろしくお願いします。
○議長(藤生英喜) 山口議員。
〔21番 山口慶一議員発言〕
〇21番(山口慶一) 都市建設部長、そんなのでいいのかな。請け負ったJVのほうもそれをどう
やって運ぶかとかなんとかと言ってこないから、恐らくそのあれはないのだろうと思うのですけれど
も、我々が考えると社会体育館の鉄骨関係なんていうのはかなり大きなものが入ってくるような気が
するのですよね。本当に短くて全部ジョイントしながらつくるような建物だと、あと耐震の関係だと
か何かいろいろ困ると思うので、その辺もよく確かめておいたほうがいいですよね。それと、もとも
と整備しなくてはならない道路というのは、なるべく一日でも早く……
−205−
○議長(藤生英喜) 山口議員に申し上げます。質問通告からそれてきておりますので、本題に戻っ
てお願いいたします。
〔21番 山口慶一議員発言〕
〇21番(山口慶一) わかりました。こじつけになってしまうのですけれども、申しわけありませ
ん。
続いて、社会体育館の運営方法についてを質問いたします。社会体育館の運営方法、もう10月だ
からそろそろ骨子ができていると思いますので、運営方法をどのような運営方法をとっていくのか、
その辺を考えているのか、もし運営方法を考えているのであればお答えいただきたいと思います。よ
ろしくお願いします。
○議長(藤生英喜) 教育部長。
〔教育部長 荻原敏雄発言〕
○教育部長(荻原敏雄) 社会体育館の運営の方法でございますけれども、基本的な考えとしては、
第1に競技力の向上、生涯スポーツの振興及び市民の皆さんの健康増進に資することを1番目として
います。
2つとしては、利用者の平等な利用の確保を図ること、3つ目としては、最大限に有効利用される
ように利用の促進に努めること、4つ目としては、利用者が常に安全かつ安心に利用できるように適
切な維持管理を行いたいと、こんなところが基本なところでございます。
今議員さんの管理運営のご質問でございますけれども、現在課内で、スポーツ振興課内で検討して
いるところでございますけれども、
いろいろな方法があるわけでございますけれども、
1つとしては、
市が直接管理運営する方法があります。また、指定管理者制度で業務委託する方法もあるかと思いま
す。今課としては、21年度は課で管理をしまして、一部トレーニングルームを委託する方法も考え
て、22年度からは運営委託する方法はどうだろうかと、こんな案が出ていまして、いろいろな方法
含めて今現在検討しているところでございます。
また、使用の方法や使用料金についても、近隣の市町村や同規模程度の施設等を参考にしながら、
これから設定していきたいというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
○議長(藤生英喜) 山口議員。
〔21番 山口慶一議員発言〕
〇21番(山口慶一) 特に運営方法の件に関しては、いろいろ民間委託だとか、それからトレーニ
ングのマシンですか、
トレーニングマシンの選定もできているのですかね。
そうするとそれによって、
例えばトレーニングの方法だとかなんかというのは、やっぱり専属のトレーナーがいないといろいろ
な問題が出てくると思います。その器具の使用によってけがしたりなんかするという問題も出てきま
すし、効果出るようなトレーナーをきちんと置かなくてはならない。それにはどんな方法をとったら
−206−
いいか、とにかくもうそろそろあれですね、検討だけではなくて決定のほうに向かってしていかない
と大変だろうと思います。
それから、さっき言っていたランニングコストの問題ですね。下のほうの1階のコートの関係は、
いろいろな使い方できると思います。バドミントン、バレー、それからバスケット等ですね、そうい
うものに対して定期的に貸したり何かするということもあると思いますけれども、そのときの使用料
の問題だとか、それから管理の問題が一番になってくると思います。こちらからただ貸したからとい
っただけで、かぎだけ渡して帰ってくるのではなくて、やっぱりその施設についていて、使用状況の
ときにきちんとした、何というのですか、館長、常任の館長みたいなのが必要ではないかと思うので
すけれども、その辺をどう考えているかどうなのですか。トレーニングルームだけではなくて、社会
体育館全体の管理関係は常設にするのか、それから常設ではなくて臨時で行ってそれで済むのか、そ
の辺の考え方もまだ決まっていなかったら決まっていなかったで結構なのですけれども、早急に決ま
っていなければ決めていかないと間に合わなくなると思いますので、いかがなのですか。
○議長(藤生英喜) 教育部長。
〔教育部長 荻原敏雄発言〕
○教育部長(荻原敏雄) 当然大きい施設でございますので、管理についてはきちっとしていかなけ
ればならないと思っています。そういう意味ではやっぱり常勤で置いて、これはまたよく相談してい
かなければなりませんけれども、常勤で置いてきちっとした管理ができるようにしていきたいと思い
ます。ただ、その中でもなるべく人件費のことも考えながら考えていきたいというふうに思っており
ます。
以上でございます。
○議長(藤生英喜) 山口議員。
〔21番 山口慶一議員発言〕
〇21番(山口慶一) とにかく慎重に考えて、なるべく早くその決定を、市長もいろいろ考えがあ
るでしょうから、決めて、早くそれに向かって進んでいただきたいと思います。
特にこの社会体育館を利用することによって、
1人でも2人でも病気になる人たちが少なくなれば、
それも効果の一環として考えられるので、特にトレーナーですね、慎重に、それからトレーニングマ
シンの関係、よく考えてやっていただけたらと思います。
それからもう一つ、社会体育館に関しては、以前にもちょっとトイレの数の問題で質問しました。
そのときにトイレこれでいいのだというようなことを言っていましたけれども、ただ2階に観覧席が
あって、大会などが行われたときにやっぱり2階からトイレ行く、トイレの数が2つですかね。それ
から、女子トイレが2つで、あと両方で使えるようなのが2つあるのですけれども、それで済みます
か。もしできれば幾つかでもどこかでも早いうちに利用できるような場所でもあれば、継ぎ足しでも
何でも結構ですけれども、もうちょっとトイレの数をふやしていただかないと、ちょっと大変だと思
−207−
うので、その辺いかがですかね。あとから設計変更になるとやっぱりお金も大分かかりますし、余り
かからないうちに対処していただきたいなと思います。
○議長(藤生英喜) 教育部長。
〔教育部長 荻原敏雄発言〕
○教育部長(荻原敏雄) ご指摘のトイレについては、体育協会さん等から要望が上がっておるとこ
ろでございます。ただ、設計書のトイレの設置数は、430人規模の観客数の基準は満たしているわ
けでございまして、この設計は日本体育施設協会の推奨基準による便器の設置数は、実はクリアして
いるわけでございます。しかし、そういう要望でございますので、極力どうしてものところは変更あ
り得るわけですけれども、なるべくお金のほうもいろいろかかりますので、できるだけその範囲内で
今努力をしているところでございますけれども、
今ご指摘の部分については、
女性のほうについては、
2つ程度ですね、それから男性のほうについては小さいほうを3つ程度を今考えておりまして、設計
のほうと今調整を図って、これも大きく影響しないように、今そういう方向で行ければということで
努力させていただきたいというふうに思っているところでございます。
以上でございます。
○議長(藤生英喜) 山口議員。
〔21番 山口慶一議員発言〕
〇21番(山口慶一) とにかくせっかくの社会体育館ですので、なるべく大会等開いたときに、観
客の方たちに不快感を与えないように細心の注意を払ってやってくれれば、最初からそれを考えてや
ってくれればいいと思いますので、ぜひまたいろいろ考えがございましたら、設計変更なり何なりで
もやって、使いいい体育館にしていただきたいと思います。
幾つか問題がありました。これは通告のほうに、ちょっと議長にも注意されましたけれども、交通
の問題、進入路の問題ですね。これは一番大切なので考慮していただければありがたいと思います。
とにかくみんなで努力していい体育館をつくって、いい運営をしていただければ、私のほうのあれ
は文句ないので、とにかくそうしていただきたいと思います。努力していただきたいと思います。
市長も積極的に社会体育館に関して運営だとか何かに口を挟んでいただいて、よい社会体育館にし
ていきましょう。よろしくお願いします。
どうもありがとうございました。
○議長(藤生英喜) 以上で山口慶一議員の一般質問は終了いたしました。
○議長(藤生英喜) 次に、6番須藤健久議員の発言を許可します。
須藤議員。
〔6番 須藤健久議員発言〕
〇6番(須藤健久) 議長から発言の許可をいただきましたので、通告に従い質問をさせていただき
−208−
ます。
早いもので私が当選をさせていただきましてから3回目の質問となります。12月も残すところあ
と二十数日になり、慌ただしさを増してまいりました。今議会で私は一番重要であり大切である子育
て支援に対する支援について、子供たちが育っていく過程のボランティア活動についての質問をした
いと思います。よろしくお願い申し上げます。
それでは、最初の質問として、子育て支援に関連したボランティアへの行政支援に関する質問をし
たいと思います。少子化の問題に関しては、国を初め各自治体でさまざまな取り組みがなされている
ところです。子供は改めて申し上げるまでもなく、それぞれの家庭の宝であり、次の世代を担う貴重
な人材であります。みどり市においても少子化は市やそれぞれの地域づくりを考える上で極めて重要
な問題です。市内の多くのお母さんたちが安心して子供を産み育てる環境づくりを進める上に必要で
あると考えております。
さて、9月の議会においてみどり市総合計画基本構想を議決したところですが、その中で子育て支
援に関して記述が幾つか出てまいります。例えば行政や企業、地域など社会全体で子供を安心して産
み育てていけるような仕組みを整えることが必要であるというものです。安心して子育てができる環
境をつくり上げ、本市にいつまでも住み続けたいと思える施策を進めることが必要ともあります。ま
た同時に、市民と協働をさまざまな部分で呼びかけてもおります。私もこの計画に掲げる理念に大い
に賛同するところです。ぜひ着実に推進してほしいと思っております。
みどり市においても都市計画化の進展や核家族化の波はとまってはおりません。こうした社会環境
の下では、子育ての支援施策を進める上で市民との協働は欠かすことのできないものであり、NPO
やボランティア団体などに積極的な参加を求める必要があると思います。また、ボランティア団体の
育成にも力を注ぐべきだと考えております。
そこで、
教育部長にお尋ねします。
市内にはさまざまなNPOやボランティアがあると思いますが、
学童の情操教育にかかわる団体はどの程度あるのかお答えください。
○議長(藤生英喜) 教育部長。
〔教育部長 荻原敏雄発言〕
○教育部長
(荻原敏雄) ご質問の学童の情操教育にかかわるボランティア団体でありますけれども、
教育関係で把握しています団体は、子供たちの読み聞かせのボランティア団体でございます。笠懸町
で2団体、大間々町で2団体の4団体が活動しているところでございます。ほかに保護者を中心とし
た読み聞かせ活動等々、そういうものが各小学校区でもあるところでございます。
○議長(藤生英喜) 須藤議員。
〔6番 須藤健久議員発言〕
〇6番(須藤健久) 続いて、民生部長に、あったらお願いしたいと思います。
○議長(藤生英喜) 民生部長。
−209−
〔民生部長 加賀谷俊秀発言〕
〇民生部長(加賀谷俊秀) 社会福祉協議会が把握しておりますボランティア団体といいますのは、
28団体ございます。その会員数は19年度は2,992名ということで、調べてみますと笠懸地区
の老人クラブ連合会が入っておりますので、この人数が2,118人でございます。これを抜きます
と約800名前後の方がボランティアに入っているという、そういう印象を把握しております。
以上です。
○議長(藤生英喜) 須藤議員。
〔6番 須藤健久議員発言〕
〇6番(須藤健久) 今ボランティアの団体が幾つかあるということで、笠懸のほうも大分人数が多
く参加しているような感じがとれます。また、私は子育てのことについて、三つ子の魂百までもとい
う考えの中で、幼児教育の推進として読み聞かせという中で、小さいうちから人の気持ちをわからせ
るような、お母さんたちがボランティアで活動していくということがとても大切だと思われます。
また、群馬県では、「子供のためのルールブック50」というこの本がありますけれども、この本
の中にいろいろな、食事をしっかりとろうとか、また人にはうそをつかないとか、友達と仲よくしよ
うとかというふうないろいろな記述が載って、こういう本があります。こういう本をある程度まで市
のほうも用意して配っているとは思うのですけれども、今後こういう資料を、県との連絡をとりなが
ら、よりよい方向に小さい幼児教育にプラスしていければ、私たちも安心して子供が育っていけるの
ではないかという感じでおります。どうか今後ともいろいろな県との情報交換をしながら、推進して
いっていただきたいと思います。どうもありがとうございました。
今お答えしていただいた団体の中に入っていると思われる大間々図書館を拠点に活動しているわら
べの会というボランティア団体があります。この団体は、昭和61年に発足し、図書館の児童コーナ
ーでの読み聞かせや小中学校での朝読書などを中心に活動しております。本年4月には、長年の活動
が認められ、文部科学大臣表彰を受賞しております。こうした読み聞かせや読書は国語教育の一環で
もあります。感情や情緒をはぐくみ、創造的で個性的な心の働きを豊かにするための情操教育と言え
ます。
このわらべの会の方と先日お会いする機会がありました。その折、会の運営費に話が及びました。
現在17名の会員がいらっしゃるということですが、この17名の方が会の運営費を出し合い、賄っ
ているとのことでした。聞くところによればみどり市誕生に伴い、それまで支給されていた補助金が
廃止され、会員の浄財による運営となったとのことであります。運営は決して楽ではなさそうです。
ボランティアとはみずから進んで社会事業に奉仕する人や無償の奉仕活動などを指すとされていると
ころです。このような解釈からすると、補助金はそもそもなじまないとも思われますが、社会構造が
大きく変化する中で、
子育て支援や高齢対策、
環境対策など多くの市民やボランティアと連携をとり、
協力を得ながら各施策を進める必要があります。こうした背景を考えるとき、行政としてボランティ
−210−
ア団体等に何らかの支援も必要かと思いますが、そこで市ではボランティア団体との現状をどうとら
えているのか。また、補助金等にかかわる何らかの支援を考えているのかどうか、この2点について
お答えしていただきたいと思います。教育部長にお願いします。
○議長(藤生英喜) 教育部長。
〔教育部長 荻原敏雄発言〕
○教育部長(荻原敏雄) ボランティア団体の現状をどうとらえているかということでございますけ
れども、その概要について述べさせていただきます。
笠懸町の団体でございますけれども、読み聞かせサークルのあしの会というのがございまして、昭
和58年に発足しまして、現在28名の方が活動しております。図書館での毎月1回の読み聞かせ、
あるいは小学校での読み聞かせ、あるいは幼児から小学校の低学年を対象とした家族が楽しめる活動
としての七夕お話会やクリスマス会等を開催しまして、発足以来25年読み聞かせの普及と定着に力
を注いでいると聞いております。
また、ぴよぴよの会がございまして、9人の活動者がおいでになりまして、平成13年発足以来、
図書館での活動等々行っているところでございます。この関係についても一生懸命努力をしていただ
いているところでございます。
大間々町においては、あらくさ読書会、大間々読書サークル、むつみ読書会、つくし読書会の4団
体が大間々読書会連絡協議会を平成5年に組織しまして、現在29名によりまして大間々図書館の主
催事業の文芸講演会や文芸講座に協力をいただくほか、4団体で同じ図書を読書した感じたことなど
を意見交換しながら、みずからも読書を楽しんでいるというふうに聞いておるところでございます。
もう一つの読み聞かせグループ、わらべの会でございますけれども、61年に発足して現在17名
によりまして、図書館の児童コーナーで毎週土曜日に読み聞かせ活動を行い、図書館と共催によりま
すクリスマス会においても、読み聞かせや紙芝居等の開催、あるいは著名作家人を呼んだ講演会など
とも協力をしていただいています。また、学校に目を向けて、学校からの依頼による朝読書の開催も
行っております。この今、わらべの会については、須藤議員さんのほうからお話が出たとおりでござ
いまして、本年4月に子供読書活動の実践にすぐれた効果があるということから、文部科学大臣賞を
受賞したところでございます。
このわらべの会なのですけれども、昨年の例でございますけれども、大間々図書館においては読み
聞かせの活動を52回実施しまして、延べで405名の方の児童が本に親しんだり、本に興味を持っ
たということを聞いております。また、わらべの会は、昨年5校に24回出向いて読み聞かせを実施
したと聞いております。会員さんの中に各大間々地区の学校の図書司書の補助員さんが、これは市費
の臨時でございますけれども、いまして、積極的に推進をしていただいておりまして、本当に心から
感謝を申し上げているところでございます。
大間々町においては、平成14年から読書が大切なので、学校で読書の活動を推進しようというこ
−211−
とで、校長会等でも私のほうでお願いして、そういう活動をしているところでございます。
そういうところで読み聞かせを、今後のことでございますけれども、須藤議員さんから出たボラン
ティアの補助金の支援でございますけれども、特に今図書館で行っております読み聞かせ活動、ある
いは親子を対象としたクリスマス会、七夕お話会等の開催に当たって、団体に負担のかからないよう
に、また取り組みやすいように、大間々図書館で可能な支援を今後も行ってまいりたいというふうに
考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
以上でございます。
○議長(藤生英喜) 須藤議員。
〔6番 須藤健久議員発言〕
〇6番(須藤健久) 今教育部長の答弁にありましたように、非常にこの団体、わらべの会の会員の
方から、ご苦労しているというお話を聞いた中で、この間大間々商工会でやっていますはねたきフェ
スティバルの中で、フリーマーケットの店を出して、活動資金をつくっているという苦労もしている
ことも話を聞き、また今月は15日にわらべの会の恒例のクリスマス会ということで、きのうの桐生
タイムスに出ておりますけれども、この中、いろいろのこの資金の面で苦労なさっているということ
を聞きましたので、どうか今後図書館の予算の範囲でやるのがいいか、また別にこういうボランティ
ア団体に対して支援をいただけるのか検討をお願いしたいとは思います。
なかなか支援について市財政が厳しく、市長を先頭に改革に取り組まれているわけですけれども、
先ほど申し上げたようにボランティアであるとはいえ、一定の支援を行政として考えるべきでしょう
というふうに思います。総合計画でも協働の必要性を掲げておりますので、行政のボランティア支援
は、質問している子育て支援の地ならしとし、また環境づくりでもあります。ぜひ再度検討され、市
としての何らかの今後ご支援を講じられるように強く要望したいと思います。
よろしくお願いします。
また、私も子育てというマニフェストの中、思っていることを1つ述べさせていただきたいと思い
ます。少子化対策として積極的な子育て支援が必要であると考えるわけですけれども、今夫婦と子供
のみという子育て家庭がふえて、おじいちゃん、おばあちゃん近くに住んでいないなどと血縁関係に
よる子育てが非常に難しい状態になっております。子育ての過程は、さまざまな心理的、肉体的負担
感を募らせていると思います。子育てが家庭の責任だけでなく、家族の責任だけではなく、行われる
のではなく、地域社会全体で子供を育てる支援をしていかなくてはならないかと、大切であるのでは
ないかと、そのためには子育てボランティアの活用が重要であると考えています。子育てが一段済ん
だ世代が子育ての豊富な経験を持ったボランティア活動の中で生かしてもらえるかどうかということ
で、子育ての真っ最中の世代にとっては大変大きな安心感につながると、やっぱり先輩方がいろいろ
経験した中、子育て真っ最中の大変なお母さんたちに安心していただけるようなつながりを持ってい
ただきたいと思います。
また、子育てボランティア活動を始めたいからと、活動したいきっかけがなかなかないと、見つか
−212−
らないという声も聞いております。もっともっと市側から情報を発信してボランティア活動の参加を
募るべきですということを私は思います。
少子化と核家族化が進行する中、地域に密着した活動を行う子育てボランティアの役割はますます
重要だと思っておりますので、なお一層の取り組みをお願いします。
こういうことで私は思っているわけですけれども、最後に市長さんにその総合的な意見を求めたい
のですけれども、よろしくお願いします。
○議長(藤生英喜) 石原市長。
〔市長 石原 条発言〕
〇市長(石原 条) ボランティアについての形態は、何も無料だからボランティアというわけでは
なくて、当然最近では有料ボランティアという言葉もあるとおり、その場面場面においてかなり変質
はしてきていると思っております。また、ボランティアと一口でくくっても、さまざまなボランティ
アがありまして、今言った子育てから始まって、消防団なんかも当然これはボランティアの1つに入
るわけでありまして、本当にかなり広い範囲で行政そのものがお世話になっているというふうになる
わけであります。
もちろん篤志家だけがボランティアをするものではなくて、これは一般の方々がだれでも参加でき
るボランティアが一番望まれると私は思っております。地域には必ずその経験者がいるわけでありま
して、子育てなら子育ての経験者がいます。消防なら消防の経験者がいるわけであります。こういっ
た経験者がリーダーとなって参加ができるような、まず場所の提供というのを我々行政としてもやっ
ていきたいと、場所の提供というのは、イコールやっぱり情報の提供と共有だと思っております。例
えばいついつどこでこういうことがありますよとか、今度はこういう勉強会がありますよなんていう
告知、情報を提供することも行政の役目だというふうに思っております。こんな社会情勢ですから、
ボランティアに興味のある方は多分たくさんいらっしゃるかと思っております。ただ、その中できっ
かけづくりがないというのも現実でありまして、そういった意味できっかけづくりをこちらが支援す
るといいますか、積極的にそこにかかわっていくというふうな形をとっていければなというふうに思
っております。
いずれにしましても、すべてのボランティア活動に市民が気持ちよく参加できるような環境づくり
を行政としてはしていきたいと、かように思っておりますし、そうあるべきだというふうに思ってお
ります。
以上です。
○議長(藤生英喜) 須藤議員。
〔6番 須藤健久議員発言〕
〇6番(須藤健久) やはりボランティア団体の活動が活発すればするほど、まちの活性化につなが
っていくのかというふうに思われます。行政と連帯強化や行政のサイドから、ある程度の支援が必要
−213−
だと思います。各団体活動環境を行政が整えてやるのも活動の活性化に欠かすことのできない要素で
あります。ただいまの市長の答弁に対して、本当に市長みずから気がついているのだなというふうに
思うところでございます。本当にありがとうございました。
これで私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(藤生英喜) 以上で須藤健久議員の一般質問は終了いたしました。
○議長(藤生英喜) ここで昼食のため暫時休憩いたします。
午前11時48分休憩
午後1時再開
○議長(藤生英喜) 再開します。
○議長(藤生英喜) 一般質問を続けます。
5番鏑木豊議員の発言を許可します。
鏑木議員。
〔5番 鏑木 豊議員発言〕
〇5番(鏑木 豊) 議長から質問のお許しをいただきましたので、通告に従いまして一般質問をさ
せていただきます。
今回は、1点目、市庁舎の分庁方式の見直し、2点目、消防団の統合で生じる諸問題について、3
点目、フッ化物洗口の導入についての3問であります。
私個人の考えもありますが、多くの市民、多くの関係者の意見を聞いて執行部へ投げかけるもので
ありますことを冒頭に述べておきます。
まず1点目です。市庁舎の分庁方式の見直しでありますが、ある意味はれものであったのかもしれ
ませんが、今こそみどり市は市全域を見渡した市民重視、行政効率重視の分庁方式の見直しをするべ
きではないかと思うのです。合併協議の中でさまざまな問題が検討され、新市みどり市が誕生、昨年
は市長選、この春には市議選が行われ、名実ともにみどり市が動き出したのはことしの5月です。早
い時期に一体感のある市全域を考えた分庁方式にしなければならないと思うのです。
聞くところではことしの秋ごろに庁舎の間で部局の配置がえといいますか、そうしたものを用意し
ていた、準備していたということを聞きましたが、どのような計画であったのかお教えください。
○議長(藤生英喜) 総務部長。
〔総務部長 赤石俊雄発言〕
〇総務部長(赤石俊雄) この問題につきましては、前の議会でもいろいろ議論していただきました。
今議員さんが言ったように、18年の12月のときに、私のほうか事務局案として全協の中でお話を
−214−
させていただいたものは、今言っている案だと思います。そして、その後、19年4月からというこ
とで考えていたわけですけれども、それがいろいろなことから取りやめになったということでござい
ます。
このことにつきましては、
みどり市が総合サービス型分庁方式を合併協議によって決められました。
新庁舎建設までの間、笠懸庁舎、大間々庁舎、それから東庁舎、水道庁舎の4庁舎を利用して、従来
のサービスを落とさないようにするということが基本となっておりました。
そういったことを受けまして、みどり市として新体制で事務の運用を開始したわけでございますけ
れども、実際にやってみた中で職員から庁舎のアンバランス等があるので、活用をしてほしいという
要望が出されまして、私のほうで6月と12月に各課課長あてにヒアリングを実施いたしました、そ
ういった中で笠懸庁舎では職員が非常に多くなったということで、職員の厚生室も潰して事務室にし
ております。そういったことで職員の厚生室をつくってほしい。あるいは相談スペースが1部屋しか
なかったわけですね。そういったことから相談スペースが欲しい。プライバシーの話はとてもカウン
ターではできないというような要望が出され、また耐火金庫の要望など、税務課からはですね、貴重
な書類のための耐火金庫が欲しいというようなこと、また東庁舎では観光政策部が当時いたわけでご
ざいますけれども、会議をするたびに笠懸庁舎、大間々庁舎、事務連絡するためにこちらに来るとい
うことから、非常に職員が往復の時間にかかってしまうというようなことが出されました。そういっ
たこと、それから市長が防災対策のときには当然対策委員長になるわけでございますけれども、そう
いったための対策を笠懸庁舎で大丈夫なのかということ、それから議会と市長が同一がいいだろうと
いうようなことから、いろんなことから検討した事務局案だったわけでございます。そのときには笠
懸庁舎には今います市長、それから総務部がいますけれども、そこに教育委員会、教育長に行っても
らって、民生部はそのまま残ると、そして大間々庁舎には市長、それから総務部、産業観光部、議会、
監査委員等が入ると、水道庁舎には都市建設部と水道事業局を配したらどうかということで、4つの
庁舎を活用した方法として提案申し上げたところでございます。
以上です。
○議長(藤生英喜) 鏑木議員。
〔5番 鏑木 豊議員発言〕
〇5番(鏑木 豊) 詳しくお教えいただいたわけですけれども、まさしくそうしたことを実行に移
すべき今のみどり市の現状なのかなというふうに思うのですが、先ほどいろいろなことがあって今の
形におさまっているということもお聞きしましたけれども、いろいろあるのだと思います。さらにア
ンバランスというような部分でもあるのかと思います。
その中で今部長の答弁の中で重複する部分が出てくると思いますけれども、本来市長、総務部局と
市議会の部局が同一の建物、敷地内にあるのは、これは当然の考えだと思います。1つの市になった
ということで、かつての東村、大間々町、笠懸町というこの村と町の表現もなくなり、すべてが3つ
−215−
の町と、そして1つの新しい新市ができたということですから、そうした中でも1つの市になったみ
どり市であり、そこに市議会部局と市長、総務部局が別暮らしをしているというのは、全国的に見て
も珍しい市なのかなと思うのですが、こうしたものというのはほかにもどこかあったりするのでしょ
うか、お尋ねしたいのですが、もしわかりましたら。
○議長(藤生英喜) 総務部長。
〔総務部長 赤石俊雄発言〕
〇総務部長(赤石俊雄) このことで調査したことはございませんので、ちょっと申しわけないので
すが、わかりません。
○議長(藤生英喜) 石原市長。
〔市長 石原 条発言〕
〇市長(石原 条) 僕の知っている限りでは清水と静岡の、清静合併ってありますけれども、清水、
静岡が、かなり大きいまち、あそこはもう政令になりましたけれども、そこが議会が旧清水市、市庁
舎が静岡市というのは聞いております。
○議長(藤生英喜) 鏑木議員。
〔5番 鏑木 豊議員発言〕
〇5番(鏑木 豊) では、日本に2つあると、1つは政令指定都市のそうした市であり、そしても
う一つが5万3,000人余りのみどり市ということですけれども、やはり今の状態見ますと議会と
市長、総務部局がどうも関係が遠いというふうに感じてならないわけです。選挙に関することや議案
作成に関することは総務課と、そして議会事務局とこれは連絡を密にしなければいけない、まさしく
こうして議会をしているわけですけれども、こうした議案をつくっているのは笠懸庁舎にある総務課
がつくっているというようなことで、非常に不都合といいますか、連絡が密にいっていないようなも
のを感じます。やはり同じ屋根の下にあるのが、全国でもう一つあるということですけれども、当然
なのかなと、そしてそれができない庁舎ではないというふうに考えますし、先ほどの部長の答弁にも
あります部局配置で、まさしくそうしたものを持ってこようとしていたのだということであれば、そ
れをぜひ実行していただきたいというふうに思うわけです。
きょうの私の中では、やはり今の市議会、市長、総務部局の関係、ここに絡みまして、税務関係書
類の保存の問題、地域防災計画の問題、消防団関係の問題、そして上下水道、都市建設部等の業者の
出入りを考えた庁舎配分、教育関係の調査ということでの私なりの意見なのですけれども、聞いてい
ただきたいと思います。
まず、みどり市の地形を頭に浮かべてください。愛着のある形をしているようにも思えます。北を
上にしますと大きな東町、緑豊かな東町があり、南に小ぢんまりとまとまった人口の一番多い、経済
的にも今活性化のある笠懸町があります。この2町をつなぐところに大間々町が存在します。長い3
つの町村の合併ということであります。大間々には東に似たような山間部もあります。笠懸につなが
−216−
る平たんな市街地もあります。みどり市は、3町村の対等合併をして誕生した市であります。山積す
る多くの問題や難題を抱えながらも、結婚式を挙げることができたわけです。
市長は、市長選の公約の1つに、新しい庁舎は建設しない、こうしたことを掲げて当選されていま
す。庁舎建設の件だけでなく、多くの公約を打ち出し、多くの市民の支持を得て当選された1に決断
力、2に決断力、3に決断力の群馬で一番新しい市の群馬で一番若い市長であります。この意気込み
を今も今後も持ち続けてほしいと考えるわけです。市長、総務部局は今笠懸庁舎にありますが、すべ
て住民のこと、いろんなことを考えるとき、エレベーターがあればなと感じることもあるのではない
でしょうか。
私たち22名の議員は、選挙で選ばれたみどり市5万3,000人余りの代表です。活動の拠点を
大間々庁舎に置いています。3町の結婚式を挙げたにもかかわらず、市長、総務部局と市議会が挙式
を挙げた日から別居生活を送っているということは、いかがなものかと思うのです。市長と議長はあ
る意味夫婦のような関係だと思います。時には夫婦げんかもあるでしょう。でも、夫婦は1つの屋根
の下にいるべきです。この夫婦といいますのは、要するに連絡がとり合えるというような部分の夫婦
です。
現在耐震性を有する庁舎は東と大間々と水道庁舎です。逆に耐震性のない庁舎は笠懸ということで
す。このことは耐火書庫の有無とも関連するわけです。ほかにも公の建物で耐震性があり、市役所機
能を持てる施設は笠懸公民館、笠懸図書館、大間々図書館等が挙げられます。現在税務関係の書類は
どのような保管方法となっておりますか、お尋ねいたします。
○議長(藤生英喜) 総務部長。
〔総務部長 赤石俊雄発言〕
〇総務部長(赤石俊雄) この件につきましては、先ほど言った、18年に行ったヒアリングの中で、
課税台帳がもし焼失でもすると大変だということで、当時の税務課長から強い要望が出されました。
そういったことで現在は、笠懸庁舎の元議場を、これを会議室、それから応接室、記者室、それから
倉庫というふうに分けたほかに、そこに一部書庫をつくりまして、施錠ができるようにして、そこの
中に税務関係の書類を保管しております。ただ、これは耐火性ではございません。
○議長(藤生英喜) 鏑木議員。
〔5番 鏑木 豊議員発言〕
〇5番(鏑木 豊) 合併前はかぎもない状態であったということですので、かなりの前進だと思う
のですけれども、耐火ではないということで火災には耐えられないということです。燃えては困る大
切な書類はやはり税務の書類に限らず耐火書庫に一日も早く保管すべきではないかと思いますが、い
かがでしょうか。
○議長(藤生英喜) 総務部長。
〔総務部長 赤石俊雄発言〕
−217−
〇総務部長(赤石俊雄) 今議員さんの言ったとおり、当然貴重な書類等については災害があっても
保存をできるような方法ということで考えています。今現在笠懸庁舎に耐火金庫がないという中で、
この合併によって合併補助金がもらえるということから、現在笠懸庁舎では空調機器の入れかえを行
っております。笠懸庁舎につきましてはボイラーを使った一斉暖房等で庁舎を一括して空調をやって
おりましたけれども、築三十数年たった中ではあちこち傷んで、徐々に単独のエアコンというのにか
えてきたわけですけれども、基本的には1階のフロアすべてはそれで賄ってきたという中では、非常
に経済的に悪いということで、また機械が修理が出てきたという中で、ボイラーの撤去を今回実施し
ました。これは入札ではかなり安価な値段で落札されましたけれども、当初工事計画では4,000
万ぐらいの計画で、すべての部署にエアコンの設備を設置して、ボイラー一斉方式をやめたというこ
とで、そのボイラーが地下のところに設置されておりました。そのところがエアコンの設置によって
当然不要となりました。今回撤去をいたしました。笠懸の庁舎の地下には、文書書庫として100平
米の、これはもう当然耐火的なもので、周りがコンクリですから心配ないのですけれども、それと今
言ったように反対側にボイラー室があったわけですけれども、そのボイラー室が撤去されたというこ
とで、その分が全くあきます。そして、ただそこにはまだキューティクルが設置されております。こ
れを今回補正で予算の、合併補助金が残るということでございますので、それを活用して、外にキュ
ーティクル、非常に電気量が多くなってきましたので、当然増量が必要になってきましたので、外に
新たにつくって、地下のその部分すべてを書庫にしようということで今進めております。もしそこが
できれば、190平米の今言った文書書庫ができますので、ここに大事な書類を保管したいと、当然
耐火的なものになるということでございますので、そういったことで対応していきたいというふうに
考えております。
○議長(藤生英喜) 鏑木議員。
〔5番 鏑木 豊議員発言〕
〇5番(鏑木 豊) 現在この大間々庁舎ですけれども、地下、1階、2階、3階すべてに耐火性を
有する書庫があるわけですけれども、全体では209平米ぐらいの書庫ということで、やはり地下に
一番大きいのですけれども、138平米、そして1階、民生課のわき、建設課の奥、会計窓口のとこ
ろ、2階には第3会議室のもとの町史編さん室の奥、3階は議長室の前ということで、すべての階に
あるわけですけれども、こうしたものをこれからつくるというのではなく、既にあるものですから、
こうしたところに部局が動いてくるほうが能率がいいのかなと思います。耐火の関係はそうしたこと
ですから、今あるがっちりとしたところに大切な書類を一日も早く動かしてほしいというのが私の要
望です。
それと、笠懸の庁舎、現在大変多くの職員がいますけれども、何か市の職員の6割ぐらいがいるよ
うにも見えるのですけれども、その耐震性はない、今後計画されて、今年度中に耐震の設計をし、2
1年度に実施ということですけれども、こうした中にも当然耐震に合わせましてエレベーター等、そ
−218−
うしたものの設置も絡んでくると思います。そして、耐火書庫の設置ということで、金銭的にも耐震
化だけでなく、庁舎として最高の機能を有する、機能を発する工事をするということでしょうから、
当然多くの金額はかかる工事になってくるのだと思うのですけれども、そうした期間、今満杯状態に
職員がいる中で工事というのは、非常に厳しいのかと思います。小学校のように夏休みがあればその
期間集中的にもできますけれども、そうした機能を停滞することもできませんので、冒頭に戻ります
けれども、レイアウト変更する中で少し笠懸を工事ができる体制にして、そこで初めて半分して、動
かしてまた半分するというような形にするのが工事の通常のやり方になるのかなと思うのですけれど
も、そんな部分を含めて庁舎のいち早い効率のよい部局変更、部局移動を望みたいと思います。
それと、
また観点少し変えますけれども、
業者の出入りする部局の観点からということの提案です。
これは簡単に言いますと、水道庁舎を使ってくださいということです。今回の収賄事件に絡みまして
も、水道局のみが1つの館にいるというのはいかがなものかという部分で、水道庁舎を都市建設部局
ですか、こうしたものが動くような準備をしていたというようなことを聞いておるのですが、どのよ
うな準備をしておったのかお聞かせ願いたいと思います。
○議長(藤生英喜) 総務部長。
〔総務部長 赤石俊雄発言〕
〇総務部長(赤石俊雄) その前に、今お話のあった中で、前段の部分で、今この現在進めなければ
ならない体制ですけれども、先ほど言ったような理由から当初の計画どおりには移転できなかったわ
けですけれども、その中でも今の庁舎をどう活用する、どう組織をしていくかという中で、この4月
に経済部と産業観光部を合体し、大間々庁舎に置いたというようなことを行って、できるだけ効率的
な事務が進められるようにということで考えております。当然これはまだ十分なものではございませ
ん。先ほど冒頭言ったように、当初の計画についていろいろ各方面からもご意見いただきましたし、
笠懸地区の議員さんからも合併で協議されたものは新体制の議会の中で慎重に協議をすべきだという
お話もありましたので、こういった結果になっております。当然議員さんのようなお考えが出てくれ
ば、担当としてもそういった面では検討し、議会ともいろいろ細かい協議をしていきたいと思ってお
ります。ただ、それが今の時期なのかどうかというのは、また判断しなくてはならないと思うのです
けれども、そういったことでございますので、不十分な部分もありますけれども、今現在の体制で進
めているということはご理解いただきたいということでお願いいたします。
そして、本題のほうですけれども、水道庁舎なのですけれども、当初の計画では、あそこに都市建
設部が移って、みどり市は小さい組織を目指しておりましたので、今都市建設部、そして水道事業局
になっていますけれども、ハード部門は一緒にできないかということも考えています。ただ、これは
企業会計ですので、クリアすべき問題もあるのだと思うのですけれども、あそこにハード部門がすべ
て移れれば、またこれも効率的なのかなという考えもございました。そして、そのスペースは、庁舎
の中に十分とれると、そういうことから将来を見据えた合併補助金を使った改修は既に終わっており
−219−
ます。ご案内のとおり、以前は玄関入って右側には局長室というのが大きな部屋がありました。それ
を今現在は取り払って、ワンフロアの事務室になっておりますので、そこは今空きスペースになって
おります。そういったことで1階にそういった職員が入れるだけのスペースが確保できるというふう
になっておりまして、それに伴って駐車場のほうも整備をしてきましたので、そういう考え、そして
ハード部門については一般の方も当然来庁するわけですけれども、業者の出入りが多いだろうという
ことで、その部門の各庁舎への出先というのですか、市では振興室という係をつくって、その分担を
しましたけれども、それをしなくてもほぼ中央と考えられる部分にあれば、そういったものは必要な
いかなということで、その活用を考えたところでございます。
○議長(藤生英喜) 鏑木議員。
〔5番 鏑木 豊議員発言〕
〇5番(鏑木 豊) まさしく効率的なことがわかっていて、スペースが十分あることもわかってい
て、駐車場も準備してあると、そしてハード部門が1つになるということで、非常にこれはすぐにで
も実施するのが一番望ましいのかと思います。
そして、
何よりも水道局にこうした部門が入ることで、
人事交流が非常にしやすくなるのかと思います。
現在水道局には過去の企業団のときから見まして、人事交流が現在どのように実施されているかお
教え願えればと思うのですが……。
○議長(藤生英喜) 総務部長。
〔総務部長 赤石俊雄発言〕
〇総務部長(赤石俊雄) 水道局との交流は、合併のときに水道議会がなくなり、そういった事務の
合理化が図れましたので、職員がこちらにというか、この一般職というか、市長部局のほうへ、たし
か6名だと思うのですけれども、来ております。うちのほうからは、当時は1名が行っていると思う
のですけれども、そういったことぐらいの交流でございました。
しかし、今回この4月に局長が定年ということで、局長を入れかえました。そして、今回の事件で
絡んでいましたけれども、当時の工務課長を降格するに当たって、課長が不在になった時点で、現場
を非常に熟知している課長を工務課長として配置しました。そういったことで現在は局長、それから
工務課長、それから浄水場に1名がこちらから行って、水道からは先ほど言ったように6名プラスそ
の後2名ぐらいこちらに来たのですが、そういったことで交流は始まりました。そういったことでこ
れからは順次そういった面で一般の役職だけではなくて、一般職にというのですか、下まで含めた交
流を図っていきたいというふうには考えております。
○議長(藤生英喜) 鏑木議員。
〔5番 鏑木 豊議員発言〕
〇5番(鏑木 豊) ぜひ人事のしやすさからいっても1つのフロアの中にそうした部局があれば、
移動してもわからないことは聞き合えるし、またいろんな方の目も行き届きますので、業者の出入り
−220−
もしかり、そうした部分では非常にいいことか、また必要なことかと思いますので、ぜひ検討してい
ただきたいと思います。
次に、防災の観点からの提案をします。現在策定作業を進めていますみどり市地域防災計画であり
ますが、過日の中間報告では、やはり市長が言う笠懸庁舎に災害対策本部ということなのですけれど
も、今現在もうこのことは変更がないかと思いますが、市長はみどり市の消防長でもあるという肩書
があります。この広いみどり市を考えた場合に、過去において発生した災害、またこれから起こり得
る大きな災害を考えたときには、どうしても大間々以北に起きる可能性が大きいのかと思います。平
成9年3月、塩沢に起きました林野火災においては、3日間に及ぶ林野火災で25ヘクタールもの林
野を焼失しました。また、これは桐生市になりましたけれども、黒保根町には大型の鉄板を積んだト
レーラーが国道122号を突き破り、わ鐵の敷地内へ落ちたということで、もちろん即死だったわけ
ですけれども、この数分前にはわたらせ渓谷鐵道が通過をしているということで、このときの、これ
は黒保根ですけれども、みどり市も同じです。どこでこんなことが起きるかわかりません。大きな観
光バスが七曲からそのままということも絶対ないわけでもない。また、台風や大雨による土砂災害、
風水害、
こうしたものが起き得る可能性も、
山があり谷があり山紫水明というみどり市ですけれども、
がゆえに起こり得る大きな災害を秘めているのが大間々以北かと思います。3町の真ん中が大間々で
す。どこがどこというのではなく、大間々にというのではなく、常識的な考えからいって耐震性のあ
る安全な建物に市のトップである市長がいるべきであり、災害対策本部が設置されるべきであり、こ
うした中で必然的に、
なれば大間々庁舎に防災の拠点が置かれるべきなのかなと思うのですけれども、
その辺お伺いいたします。
○議長(藤生英喜) 石原市長。
〔市長 石原 条発言〕
〇市長(石原 条) それでは、先ほどからの質問の中で、ちょっとトータルとして答えさせていた
だきます。
もちろん防災に限らず今鏑木議員のおっしゃることはごもっともだと思います。理論や今の説明で
あれば、全くもって一点の曇りもないと私はそういうふうに思っております。ただ、今回の質問につ
いてなのですけれども、まず合併をする前の合併協の決定事項というのがもちろんありまして、それ
は先人たる先輩方が積み重ねてきたものだと思っております。もちろんきょう議場にいる方々も含め
てその協議に参加をした方もいらっしゃるというふうには思いますけれども、まずそれがベースにあ
ります。
そして、結論から言うと、ちょっとファジーな表現になりますけれども、ソフトランニングをした
いというのが私の本音であります。理論、理屈で押し切ってしまうというのもそれはそれでいいし、
もしかしたら先ほど言いましたように、全部の問題についての決断力やリーダーシップを持ってどん
どん決断していけというご意見も当然あろうかと思っております。ただ、さっきの給食センターの話
−221−
と全く同じ、実は根底からすれば同じ問題だというふうに思っております。まずは市民にとって何が
一番いいのかというのを考える必要があるわけでありまして、そのもとに意見の形成を図っていきた
いというふうに思っております。
私のこの市長になる前となった後の感覚的な話をさせていただきますと、
権力を持っていないとき、
例えば立候補者になったとか、選挙をやっているときということで理解してもらっても結構なのです
けれども、持っていないときは使ってみたいというすごく願望があるのです。ただ、実際当選をさせ
ていただいて市長になって、改めて権限の強さ、あるいは権力の強さというのを思い知るわけであり
ます。実際この権限や権力の強さを肌で感じますと、実は使うことに憶病になるわけであります。こ
れは憶病といいますか、慎重になるといった表現がいいかと思いますけれども、決断も大事です。リ
ーダーシップも大事です。ただ、だからといって、「おれは全部の権限を持っている、全部の権力を
持っている」ということであれば、それは市長として、あるいは権力者としての資質はないと思うわ
けであります。そういった実は微妙な心情の機微といいますか、変化があるわけでありまして、繰り
返しますけれども、この問題は全く同じであります。強いリーダーシップを発揮して、こうだという
ふうに言ってみたい気持ちもあるのですが、その反面ちょっと待てよと、きちんと民意の形成を図っ
てから決断をしても遅くはないのではないのかなと、それは理由はさっき言ったようにいっぱい理由
はあるのですけれども、そんなつもりで今おります。ただ、これがこの市にとって大事な問題である
ということだけは間違いありませんし、今鏑木議員がおっしゃったようなことは正論であると、私は
そう思っております。
以上です。
○議長(藤生英喜) 鏑木議員。
〔5番 鏑木 豊議員発言〕
〇5番(鏑木 豊) ほとんど、これがもう最終回答なのかなと思うのですけれども、防災意識の高
まり等もさきの防災訓練を見ましても、大間々、または大間々の消防団、高いのかなと思います。今
回は庁舎を使いましたけれども、要害山を災害に見立てて、全部水を引いて、また大間々の北小と南
小から水を引いて庁舎を火災現場に見立てた訓練とか、いろんなものをしているような部分も防災の
担当としてのご苦労もあると思いますが、
実際団と絡んで訓練をしてきた経緯などもあります。
また、
震災に備えての防火水槽の震災型防火水槽というのがあるのですけれども、こうしたものも市全体で
は23基で、40トンが大間々13、東6、60トンが大間々6というような形で着々とそうしたも
のも備えているのかと思うのですが、こうしたものへの準備というのもいつ起きるかわからない震災
ですから、必要なのかなというふうにも思います。
いずれにしましても、この庁舎の問題、今度多くの部長も退職されていくわけですけれども、この
新市になって事務を行ってきてみてどうだったかというような部分も置き土産としまして、本来こう
にあるべきなのではないかというようなものもレイアウトの助言をぜひまた後に残ります部局、また
−222−
は市長を初めそうした方々へ助言としていただいて、総合的なものを判断して、一番いい市民のため
ということですから、一番それが市民のため、また議会も市民のためにあるので、そうしたものがや
りやすいように、またこうした今回の大きな事件、こうしたものを綿密に議会といろいろな打ち合わ
せをするなり方向性を見出していくにも、やはり1つのところにいるのが一番問題の解決にも早道な
のかなと思います。ぜひ決断力を、決断力といいますか、決断をした中で、最高の一番いい、市民の
ためを思った決断をしていただきたいと思って、1問目を終わります。
次、2問目に移ります。消防団の統合で生じる諸問題ということでありますが、これにつきまして
は行政側のほうの主導でもあります、
大間々が今8団あるものを5団にするということですけれども、
机の上では非常に簡単な統合です。東が5、笠懸が5ということで大間々も8あるものを5というこ
とで5にそろえるというような部分もあるのかと思うのですが、机上では簡単なのですけれども、現
場の団にしてみますと、非常にこれは厳しい問題であります。これを当局のほうでは大間々のことだ
から大間々の団長に任せているのですよと言いますけれども、団長とはいえ非常にこのような大事な
問題をどことどこが一緒になってくれというのがなかなか言い出せない現状にあるのです。水面下で
は決まっています。これは市の部局も決めてあると思います。大間々の団も承知しています。でも、
なかなか団長からはこうというのが指示が出せない。ぜひリーダーシップを市のほうで、部局のほう
でとっていただければ、非常にやりやすいのではないかと、これは現場の声です。今現在は、一歩引
いている立場のように見えますけれども、一歩踏み出して、リーダーシップをとって、消防長は市長、
担当部局は市の総務課です。こうしたところがリーダーシップで今後進めていただけないものかお聞
かせ願います。
○議長(藤生英喜) 総務部長。
〔総務部長 赤石俊雄発言〕
〇総務部長(赤石俊雄) 今リーダーシップということでございますけれども、我々は先ほど議員さ
んが言ったように、こちらから強制的にやるものではない。そのほうが円満にいくだろうということ
も聞いておりましたので、大変団長さんにはご苦労をかけてしまうわけですけれども、そういう団長
さんの判断をサポートするという格好だけで来てしまったので、もしそういう声があるとすれば、当
然これは我々も団長さんのお手伝いは当然していきたいというふうに思っておりますので、そういう
のが確認できればそうしたいと思います。
○議長(藤生英喜) 鏑木議員。
〔5番 鏑木 豊議員発言〕
〇5番(鏑木 豊) 多分そうなると思います。よろしくお願いしたいと思います。
まず、この地域性という部分で、消防団は本当に地域地域の住民を支える縁の下の力持ち的な存在
ですから、非常に過去何十年にわたる歴史と、そうしたものの上に今があります。その統合というこ
とで、非常に心配される問題があるわけです。ぜひ市が入った中で地元から要望が分団長として団長
−223−
に上がるなりしたときに、そうしたものを酌んでほしいと思います。
1つには、1と2、これは1と2分団と5と6分団、4と7分団というこの3つが該当する地区で
すけれども、それぞれに地形が違います。平たんなところだけではない、山があり川がありがけがあ
り、
そうしたもの、
また川を挟んでというような部分のそうした地域地域の要望が多々ありますので、
これは同じではないです。全く違う問題が出てくると思います。それを行政側の指導で1つになって
くださいという部分ですから、ある意味妥協線を見つけて、市も相当なる理解を示して、そしていか
ないと、なかなか思うような合併が進んでいかないのが現状かと思います。
4と7には川が挟んである。また、キロ数で2.5キロ、時間でも4分ぐらいかかってしまって、
分団と分団があります。こうしたところが渡良瀬の川で寸断されていますので、できれば1問目にあ
りますポンプ車等装備品を継続してほしいという、組織上は1つでもいいのですよと、それはもうい
いです、出初めでも点検でも1つの隊として動きます。ただ、地域の方々の守り神ですから、そこに
ポンプ車がなくなるということは、非常に不安があり、燃えている家があるのに地元にないから行け
ないというジレンマもあると思います。そうした中のものも出てくると思います。
また、5と6に至っては、南北に20キロ、面積的には恐らく笠懸町全域ぐらいの広さを持ってい
ると思います。そうした、人口は少ないです。ただ、山と川と谷と、そうしたものの分団の統合です
から、要望がまた違った要望が出ると思います。そうした地区地区に出てくる要望をできればその1
つの座に担当者いまして、そうした統合を嫌がっているわけではないのです。やはり地域を守ってい
ける体制をとりながら統合していきたいということですから、その辺を受けとめていただいて、1つ
の新しい団の誕生というふうに向かっていってほしいと思いますけれども、その辺受け入れ側として
のそうした姿勢といいますか、一緒に入って取り組んでほしいという部分の回答をお願いします。
○議長(藤生英喜) 総務部長。
〔総務部長 赤石俊雄発言〕
〇総務部長(赤石俊雄) 今言ったようにいろいろな問題があるのだと思うのですね。地域の大きさ
もあるのだと思うのです。ただ、この統合をお願いしている部分については、団の中でその組織とし
て、あるいは出動として構成が難しくなってきた、要するに団員の確保が難しいというような状況も
あるのだと思うのですね。そういった状況を考えますと、今議員さんが言ったように、今ある施設を
どう活用するかということについては、その団の活動に際して必要なものであれれば、当然考慮して
いきたいというふうに思います。例えばポンプ車が2台になるわけですけれども、それは1台をもう
廃車しなくてもいいのかなというふうに思いますし、当然、ただ入れかえのときには、2台を新車に
するということは不可能だと思うのですけれども、それまでの間は、例えば2つ使っていくとかとい
うのは、それは可能なのかな、あるいは詰所についても2つあっても、当面は使うのか、あるいはど
こかにつくるかわかりませんけれども、
そういったことでその統合した団が活動しやすい面について、
これは財政との問題も絡みますけれども、そういった面では十分配慮をしていきたいというふうに思
−224−
います。ただ、今言った広い地域になりますと、今言ったように団員が散らばっている中で、ポンプ
車の出動になりますと、最低人間の3人、4人の数は必要になってくるのだろうと思うのですね。そ
ういった場合にそういうのを確保できるかどうかということもまた問題になってくるのかなと思いま
すので、こちらから1個になったから1個分の片方は全部要らないのだよというそういうことでは考
えていませんので、十分協議しながら団の統合については進めていきたいというふうに思っています
ので、よろしくお願いします。
○議長(藤生英喜) 鏑木議員。
〔5番 鏑木 豊議員発言〕
〇5番(鏑木 豊) まさしく人員確保が難しい地区の統合という部分でありますので、正直今昼間
火災がありますと、2人しか集まらないというのも現状です。ただ、夜になればふえるのです。日曜
日になればふえるのです。災害が起きたところへ行ったところに1人がふえ2人がふえということも
ありますので、そうしたものも理解していただきたいと思います。
それと、次の火災出動時に水利に着きやすい標識整備ということで、これは消火栓の標識なのです
けれども、これもある団員からの要望もありました。消防車で出ていくのだけれども、標識が横向い
ているからわからない。通常、議員から見ると真っ正面に赤い日の丸があります。これが普通の道路
標識のつき方です。それがみどり市、これは笠懸も大間々も東もあるのですけれども、通っていくと、
確かに垂直についているものも多いです。ただ、そのまま平行についている標識が非常に多いですか
ら、注意して見ていただきたいと思います。
そうしますとどういうことかというと、気づかずにスルーしてしまうわけです。日ごろから、これ
45度向けるだけでもよく見えるのですよ。これが平行ですから見えないのです。という部分で、今
ついている標識を担当者も、笠懸の担当者も東の担当者も聞いているかと思います。ちょっと緩めて
ひねってとめれば見えるようになるのです。これは本当のわずかな工夫です。日ごろ業務の中で動い
ている中で、この標識をちょっと変えようかなといえば変えられますので、ぜひお願いしたいと思い
ます。
あわせまして、真っ白に白っちゃけてしまって見えなくなった防火水槽、消火栓の標識も多くある
かと思います。また、これは順次交換ということになりますので、これはお金のかかることですから、
逐次お願いしたいと思うのですが、もう一つ、防火水槽の看板はちゃんとしたものがあるのだけれど
も、余りにも奥まっていて、道路から通っていて全く水利があることに気づかない標識というのが相
当数あります。これについては、やはり担当者よく現場を見ていただいて、1件1件で結構です。解
決に向けて、ぜひ道路から見える位置に引っ張り出してほしいというふうに思います。これは要望で
す。ぜひよろしくお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(藤生英喜) 総務部長。
〔総務部長 赤石俊雄発言〕
−225−
〇総務部長(赤石俊雄) 今お聞きした中身は、もうすぐできるものもありますし、当然今言ったよ
うにお金もかかるもの、あるいは時間のかかるものあるようでございますので、議員さんが言ったよ
うに、できるものから着実に進めていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。
○議長(藤生英喜) 鏑木議員。
〔5番 鏑木 豊議員発言〕
〇5番(鏑木 豊) 消防団の関係の最後です。
消防隊が到着するまでに地域住民なり消防団OBなりお手伝いなり初期消火をしていただける方と
いうのがたくさんいるかと思います。
こうした方に対しての万が一のけがや交通事故等も含めまして、
こうしたものに対して補うような、補償をいただけるような制度はありますか、お尋ねいたします。
○議長(藤生英喜) 総務部長。
〔総務部長 赤石俊雄発言〕
〇総務部長(赤石俊雄) 現在消防団も当然公務災害のほうに入ってございます。その中に消防団の
OBを含む民間の協力者の方が、消防隊が到着する前に消火活動、あるいは延焼の防止のために、さ
らに人命救助に従事した場合、こういった場合とか、火災現場付近で応援消火、義務者が行う応援消
火に協力した方、それから火災現場で消防吏員、あるいは団員から手伝ってくれないかと言われたよ
うな場合、こういった場合は先ほども申し上げました消防団員等が入っています公務災害補償制度の
対象となっております。当然、ですからもしけがをされても、そういった補償は受けられるというふ
うになっております。
ただ、問題なのは、こういう人たちがみんなが来ないからと消防車に乗ったり、この消防団員がや
るべきことになってしまった場合については、認められておりませんので、あくまでも現在の消防団
員の方の後方支援、あるいは初期消火の活動ということで対応いただければ公務災害の対象になると
いうふうに思っておりますので、よろしくお願いします。
○議長(藤生英喜) 鏑木議員。
〔5番 鏑木 豊議員発言〕
〇5番(鏑木 豊) 少し安心した部分です。こうしたちょっと問題が起きたときには、何とかなる
のかねという意見がまたありましたので、ちょっと問い合わせしてみました。少し安心というところ
です。
次に、3つ目の質問に移ります。現在みどり市においても、大間々町、東町でフッ化物洗口という
のが導入されているところが多くなってきました。フッ化物というのは、フッ素化物のうがいをする
ということなのですけれども、みどり市におけるフッ化物洗口の保育園、幼稚園、小学校の現状の取
り組み状況をお聞かせ願いたいと思います。
○議長(藤生英喜) 民生部長。
〔民生部長 加賀谷俊秀発言〕
−226−
〇民生部長(加賀谷俊秀) 議員さんは今小学校と幼稚園ということも含めてのご質問でございます
けれども、まず保育園につきましては、大間々にあります二葉保育園、それから大間々保育園、それ
から東保育園、赤城保育園、それからちえのみ保育園、小学校につきましては東小学校、それから幼
稚園につきましては、大間々南幼稚園がフッ化洗口をしております。
以上です。
○議長(藤生英喜) 鏑木議員。
〔5番 鏑木 豊議員発言〕
〇5番(鏑木 豊) そうしますと大間々にあります保育園、幼稚園は全園、それと東町は1園です
けれども、ちえのみが実施しているということで、笠懸はまだ実施していないということでよろしい
でしょうか。
○議長(藤生英喜) 民生部長。
〔民生部長 加賀谷俊秀発言〕
〇民生部長(加賀谷俊秀) 今限定して保育園、幼稚園、小学校ということのご質問でございました
ので、この範囲では笠懸はしておりません。
以上です。
○議長(藤生英喜) 鏑木議員。
〔5番 鏑木 豊議員発言〕
〇5番(鏑木 豊) これは歯科医師会の関係が笠懸におきましては太田、新田の歯科医師会という
ことで、この辺の関係もあろうかと思いますけれども、桐生歯科医師会に所属している大間々、東の
保育園、幼稚園は実施しているということでいいのかと思います。
県が推進した事業というので、東のほうでは実施した経緯があるかと思うのですけれども、この辺
についてお尋ねいたします。
○議長(藤生英喜) 民生部長。
〔民生部長 加賀谷俊秀発言〕
〇民生部長(加賀谷俊秀) 県ではこの14年のときに5地区を指定してモデル事業としてやったよ
うでございますけれども、その1つとして、旧東村の幼児の虫歯の保有者が多いということで、平成
14年度から県のモデル事業として保育園でのフッ化物洗口事業を開始しました。その事業は3カ年
だったのですけれども、その後フッ化物洗口を実施した子供さんのご父兄から、小学校でも継続して
ほしいというご要望がありまして、村では17年から独自にこの事業を継続し、合併後も東地区では
実施していると、こういう状況でございます。
○議長(藤生英喜) 鏑木議員。
〔5番 鏑木 豊議員発言〕
〇5番(鏑木 豊) 実施を望んでいる親の数を見ますと、ほとんどと言っていいぐらいのパーセン
−227−
トかと思います。1人、2人が望まないところもあります。これは自由ですから、親の承認を得て導
入ということですので、いろいろかと思うのですけれども、実施を決めた保育園、幼稚園、また実施
を継続している小学校では、悪くないから継続ないし導入を決めたのだと思います。今後みどり市に
おいては、どのような方向でこのフッ化物洗口の導入というのを考えてもしいっていただけるのか、
その辺の現状のお考えをお聞かせ願いたいと思います。
○議長(藤生英喜) 民生部長。
〔民生部長 加賀谷俊秀発言〕
〇民生部長(加賀谷俊秀) このフッ化物洗口につきましては、物の本では4歳から15歳ぐらいま
での方を対象にというのがフッ化物洗口で口の中でぶくぶくすると、1分間、そういうことが大きな
目安なのだと思うのですけれども、今みどり市全体ではフッ化物の塗布、歯に塗るという、そういう
ことにつきましては健康センターで全部の3地区の健康センターとも1歳半の健診と2歳児の健診と
3歳児の健診で塗布はしていると、そういうことでございますので、それで大間々と東は保育園でや
っているわけですから、やっていないのは、その笠懸地区の保育園の子供さんと、こういうことにな
るわけでございます。
この取り組みにつきましては、県がその14年、15年、16年やったのですけれども、その後余
り進展はしていないようでございまして、この周辺では、桐生地区でもすべての小学校がやっている
わけではなくて、また今議員さんからのお話がありましたように、太田の歯科医師会のほうでは、太
田市では全くしていないということになっておりますので、これらがなぜそういうことが実現してい
ないのかということは、一部問題であると思うのですけれども、いろいろな見方があると、こういう
ふうに保健師さんから聞いておりますので、この取り組みにつきましては、教育委員会が小学校1年
生からなるわけでございまして、教育委員会とよく相談をしながらしないと、継続ができないという
ことになりますので、教育委員会とまず相談をし、その後必要があれば太田の歯科医師会の方々と相
談して、必要があれば取り組んでいかなくてはならないと、こういうふうに考えております。
○議長(藤生英喜) 鏑木議員。
〔5番 鏑木 豊議員発言〕
〇5番(鏑木 豊) ほとんどが受益者負担で個人の家庭の負担で今現在実施しているようですけれ
ども、これはその施設によって合計人数で割ったりしますので、200円から400円前後とかとい
うことで、平均で300円ぐらいが1年間かかるらしいのですけれども、寄せられる要望の中で保育
園、幼稚園でやっている2年間なのに、小学校に行ってやっていない、これは大間々ですね。これで
は効果が出ないですよねと言われると、そのとおりなわけです。長く継続して初めて効果の出る虫歯
予防策ですので、小学校への導入という部分で教育委員会のほうになるかと思うのですが、今後どの
ようなお考えかお示し願いたいと思います。
○議長(藤生英喜) 教育部長。
−228−
〔教育部長 荻原敏雄発言〕
○教育部長(荻原敏雄) この関係なのですけれども、平成15年の1月14日に厚生労働省の医政
局長と健康局長名で各都道府県知事あてに、フッ素化物の洗口ガイドラインについてという通知が出
ております。そしてまた、日本学校歯科医師会が平成17年の3月に同様なガイドブックで明らかに
していますけれども、安全性については両方とも十分配慮して、保護者の同意を得て行うよう指導し
ているのが内容でございます。
また、本年7月に、桐生歯科医師会が学校保健活動におけるフッ化物の洗口事業のお勧めというこ
とで通知を幼稚園、保育園、小中学校長さんあてに出しているというふうに聞いております。近年歯
科の疾患で特に虫歯についての発生は減少傾向にあります。しかし、歯質、歯の質でございますけれ
ども、この強化等については、フッ化物の活用が大変有効であるというふうにお聞きをしているとこ
ろでございます。
今後は、学校保健会の考えや養護の先生、あるいは父兄の方のご意見を聞きながら進めてまいりた
いというふうに思っておりますけれども、導入する場合には、学校歯科医さん、それから学校側、双
方の積極的な導入の意欲がないと難しいわけですので、また保護者の同意が必要ということでござい
ますので、3者の意向が一致しなければ行われないということになろうかと思います。
それで、先ほど桐生の話が出ましたけれども、桐生はたしか34校中4校がやっているというふう
に私のほうは聞いているところでございまして、こういうところも含めてよく十分検討させていただ
きたいというふうに考えておるところでございます。
○議長(藤生英喜) 鏑木議員。
〔5番 鏑木 豊議員発言〕
〇5番(鏑木 豊) 群馬の先進は富岡かと思います。富岡で児童数で2,000名以上とか、また
桐生がそれに匹敵するぐらい導入しています。そのほかの市町村は意外とまだ普及が遅い。これは都
道府県見ましてもほとんどのところで取り組んでいるところ、新潟や静岡や愛知、これは進んでいる
のですけれども、逆に進まないところ、東京都とかいろいろあるのですけれども、本当に賛否両論か
と思いますけれども、歯がよくなるといいますか、80歳で20本自分の歯を持とうというそうした
中、やはり歯がいいのは人生の財産だと思います。やはり医療費の問題等もこの議会で出ていますけ
れども、やはり歯医者に通わない、これにこしたことないわけです。できれば一番行きたくない医者
が歯医者も1つなのかなとも思うのですけれども、大人でもなかなか行きたくない、子供であればな
おさらです。また1度行ってもすぐ治るものでなく、何回も行かなければ歯が治せない。そうしたと
きに一番ガードさせるためのフッ化物洗口ですから、やはり親御さんにしてみれば、子供が一生涯健
康な歯を一本でも多く持って年を重ねてほしいというふうに思うのは親の常だと思います。私も子を
持つ親としてフッ化物洗口をぜひ導入をしてほしいという推進派の一人として、意見として提案させ
ていただきました。
−229−
市内4,200名ぐらいの該当児童数、保育園、幼稚園、小学校、毎年います。300円ぐらいだ
としても120万円ぐらいかなと思うのですけれども、公費で賄えない部分かとも思います。ただ、
わずかな金額で丈夫な歯が維持できるのであれば、ぜひみどり市は導入に向けて勉強し、取り組んで
いただければよろしいかなと思って、個人的な要望を含めて質問を終わります。ありがとうございま
した。
○議長(藤生英喜) 以上で鏑木議員の一般質問は終了いたしました。
○議長(藤生英喜) ここで暫時休憩いたします。
午後1時59分休憩
午後2時11分再開
○議長(藤生英喜) 休憩を解いて会議を再開いたします。
○議長(藤生英喜) 次に、19番金子實議員の発言を許します。
金子議員。
〔19番 金子 實議員発言〕
〇19番(金子 實) それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。
まず、1問目の北関東自動車道IC、いわゆるインターチェンジでございますが、ICへのみどり
市の名称付加についてお伺いをいたします。
仮称でございます伊勢崎ICから太田IC間が全国都市緑化群馬フェアに合わせまして、半年前倒
しして来年3月下旬に開通するという新聞報道がありました。関係市町村にとっては待望の開通であ
り、経済効果やこれからのまちづくりに対して大きな期待を寄せているものと思います。
旧笠懸町、大間々町もこのアクセス道路関係町村として本線の早期開通とアクセス道路の早期整備
について、長年にわたって要望活動に参加をしてまいったわけでございます。合併後も同様の努力を
されてきたというふうに思っております。
また、あわせまして、みどり市の(仮称)藪塚ICへの付加につきましても、同様の要望活動をし
てきたものと思います。しかしながら、10月4日、それと11月1日付の桐生タイムスの報道によ
りますと、開通予定のICの名称は太田桐生IC、太田藪塚ICと、県も了承し、国土交通省で審議
答申され、
日本高速道路保有債務返済機構が決定する見通しであると、
特に太田桐生ICについては、
隣接する桐生市がIC名に桐生を付加することを強く望み、強く要望していたことなどを考慮して、
桐生が付加されたというふうな報道がされております。
IC名にみどり市の名前が載ることは、市の知名度アップのみならず、市民の一体感の高揚等、本
市にとってははかり知れないメリットがあったのではないかというふうに考えております。まことに
−230−
残念のきわみでございます。私もこの関係につきましては、現在の都市建設部長さんを初め努力して
きた一員でございます。
そこでお聞きします。新聞報道は新聞報道といたしまして、みどり市としてはこれまでにどのよう
な要望活動をされてきたのか、また県等のやりとりを含めて、付加されなかった経過について都市建
設部長さんにお伺いをいたします。
○議長(藤生英喜) 都市建設部長。
〔都市建設部長 鏑木芳雄発言〕
○都市建設部長(鏑木芳雄) インターチェンジの名称の決定の流れ等については、今金子議員のお
っしゃるとおり、道路公団が民営化になり、東日本高速道路北関東支社高崎工事事務所、ネクスコと
今現在呼んでおりますが、そこで案を取りまとめ、各自治体からの要望を取りまとめたわけでござい
ます。そして、群馬県が了承したということで10月4日、また11月1日の新聞等で掲載されたわ
けでございますが、この過程についてはいろいろ各自治体の要望等、また意見等聞いてネクスコのほ
うで案をまとめ、県のほうに了解をとったという過程でございます。これが新聞に掲載されたわけで
ございます。
そして、この後、議員の指摘のとおり国土交通省、それから日本高速道路保有債務返済機構で決定
され、正式な名称になるわけでございます。これが来年、20年の3月末に開通するということでご
ざいますので、そのような手続で進められるわけでございます。
そして、この名称の決定の基準をちょっと申し上げますが、まず包括的な基準といたしまして、わ
かりやすく簡潔であること、そして2番目といたしまして、所在地を明確に示すもの、そして3番目
といたしまして、他の地名、施設と混同しないもの等が挙げられるわけでございます。
そして次に、個別的な基準といたしましては、出発地及び目的地の意味を持つため、所在する市町
村名を使用するということが挙げられているわけでございます。このことからインターチェンジの名
称は、所在地を明確に示すため所在する市町村名を用い、近隣市町村の名前を付することはないとさ
れておりますが、なぜ太田藪塚インターチェンジの名称に付加されなかったかという質問でございま
すが、これについては名称決定について、今述べたとおりでございます。基本的には決定基準に基づ
いて決定しております。ただし、例外的に1つ、これは関越道でございます。渋川伊香保ということ
で、伊香保は直接には関係しておりません。隣接市町村名を取り込まれた例がございますが、ご承知
のとおり伊香保におきましては、大変全国的に有名な観光地であり温泉地であるということで取り上
げられたかと思います。
また、この太田藪塚については、旧藪塚地域の意向が非常に強く、そして藪塚温泉もある、藪塚の
名称を削除するのは非常に難しいということでございました。そして、太田藪塚インターにみどり市
を付加した場合、通常は2地区、2地域までの併記であるが、3地域の併記となって、名称が長くな
り過ぎてしまう、複雑になってしまうということなどにより、付加されなかったということでござい
−231−
ます。
そして、これまでの要望活動でございますが、これにつきましては18年3月27日、3町が合併
したわけでございます。みどり市がスタートを切ったわけでございますが、このインターチェンジの
名称に採用されることは、
みどり市にとって議員のご指摘のとおり、
一体感の醸成なり郷土への愛着、
またはかり知れないみどり市の発展につながるということは、我々も感じて要望活動を行ってきたわ
けでございます。そして、合併前の笠懸町のときにおきまして、17年7月になりますが、道路公団、
当時はまだ道路公団高崎工事事務所という名称でございましたが、
そこを訪問しております。
そして、
決定基準、そして要望活動について確認をしてきたわけでございますが、このときは道路公団も民営
化を控えているため、正式な要望はまだ今受けることはできないということで、民営化が決定した後
に要望してください。そして、要望の時期は、この高速道路が供用開始になる1年前に決定するのが
一般的であるということで言われてきておりました。
そうした中、合併後、平成18年の7月でございますが、副市長、そして私等が群馬県及びネクス
コの東日本を訪問してきました。みどり市の考えを説明し、正式に文書で要望書を提出した旨を伝え
て、8月28日付で市長及び市の議会議長連名で要望書を提出してきたわけでございます。
そして、年が明け、平成19年の1月5日でございますが、直接関係します太田市長とみどり市長
との会談の設定について、群馬県の北関道の対策室長と打ち合わせを行わせていただき、その後1月
11日には太田市、北関道の対策課と調整を行って、1月22日に太田市長へインターチェンジの名
称にみどり市の名前を入れていただくよう、市長とともにお願いに伺ったわけでございます。
そのような要望活動を行ってきたわけではございますが、平成19年8月には、ネクスコの東日本
高崎工事事務所長が来庁し、今までの検討の結果、インターチェンジ名称にみどり市を採用すること
は困難である。みどり市としての要望を考慮し、方面及び出口の予告に、その標識にみどり市という
名称を採用したいということで申し出がございました。この件につきましては、みどり市としてもイ
ンターチェンジ名に入れることが不可能であれば、この出口、方面の予告にみどり市ということで了
解したわけでございます。
以上が要望活動並びに付加されなかった主な理由でございます。
以上でございます。
○議長(藤生英喜) 金子議員。
〔19番 金子 實議員発言〕
〇19番(金子 實) 経過等につきましては、よく理解できたわけでございますけれども、皆さん
もご承知のとおり、時間的に見ても距離的に見ても、桐生市から太田の只上まで、久宮地域から薮塚
の大久保までは多分みどり市のほうが近いのではないのかなというふうに思っております。それと、
藪塚はもう合併で太田市に入っているわけでございまして、太田藪塚が1つととらえれば、みどり市
を付加していただいても何ら太田のほうの地域には影響がなかったのではないのかなと、これは私の
−232−
個人的な考えでございますけれども、恐らく同様な隣接する市が太田という1つの市に名称を望んで
いたという中では、政治的な判断も加わってきたのではないのかなというふうに思わざるを得ないわ
けでございます。
そこで、残念なことではありますけれども、まだ正式決定までには多少の時間があるのではないの
かと思います。
変更要望等まだする余地があるのかないのか、
都市建設部長さんにお伺いいたします。
○議長(藤生英喜) 都市建設部長。
〔都市建設部長 鏑木芳雄発言〕
○都市建設部長(鏑木芳雄) 今のインターチェンジの名称の流れといたしまして、群馬県が了承し、
そして国土交通省のほうに上がっている、審議され、また答申され、そして日本高速道路保有債務返
済機構が決定されるというような状況の中で、群馬県が了承したということで新聞等に掲載されたと
いうのは先ほど述べました。この名称をここでもう一度議員のご指摘のとおりみどり市を付加するこ
とができるかどうかということでございますが、現実からいってなかなか難しい。これは今流れでは
こういうところまで来ている。それと、もう一つは、太田市との関係でございます。たまたま(仮称)
太田インターチェンジについては、桐生市ということで太田桐生ということになりましたが、合併す
る前に藪塚がございました。これが太田と合併し、太田藪塚ということになりまして、非常にこの藪
塚の住民の方がこの名称について強い要望があるということで、太田市長のほうからも言われてきま
した。そんな関係もございますので、まずみどり市がここでこのインターチェンジの名称について、
もう一度このネクスコ、そして群馬県等々に要望を働きかけても、まず群馬県とすると、返ってくる
言葉が「地元でよく」という話になってくると思います。地元となると太田とみどり市になるわけで
ございますが、先ほど申したとおり、太田市も非常にこの藪塚という合併したときのいろいろな関係
があると思います。そして、この太田みどりということには非常にならないというようなことを想定
されるわけでございます。そんな関係で、ちょっと前向きな答弁ではないのですけれども、今の状況
ですと、非常に困難ではないかと思っております。
以上でございます。
○議長(藤生英喜) 金子議員。
〔19番 金子 實議員発言〕
〇19番(金子 實) 努力をした結果ということでございますので、なかなかこれを覆すというこ
とは難しい状況であるということは理解できるわけでございますが、群馬県内の高速道路の中で、名
称が載らないのが多分みどり市と、あとは多分安中市が地図見ても、全国地図見ても道路地図見ても
載っておりません。多分この群馬県では2つになるのかなと、12市中ですね。そういうことを考え
ますと、寂しい思いをこれから住民もしていかなくてはならないということであろうかと思います。
ただ、こういった一連の動きを見てみますと、心配されますのが桐生市が当初アクセス道路として
藪塚インターを目指していたわけですね。中通り線もしかり、桐生大橋線、それと桐生伊勢崎線が多
−233−
分今でも桐生市のアクセス道路に位置づけられていると、そういう中で具体的に整備が進んでいる状
況にあると思います。しかし、心配されますのは、今後アクセス道路の西部幹線と言われている桐生
伊勢崎線以北のアクセス道路ですね、50号にぶつかります。そういった建設にも影響が出てくるの
ではないのかなと、あるいは大橋線、桐生伊勢崎線の今交差点改良で整備を進めておりますが、アク
セス道路としての位置づけが実質的になくなってくるという中では、その整備に大きな影響が出てく
るのではないのかなというふうに受け取れるわけでございます。
また、もう一点は、藪塚インターからのアクセス道路が50号までは多分実現可能ではないのかな
と思いますが、122までの間がこれが一番心配されるわけでございます。知事もかわりまして、高
速道路までの30分構想ですか、それらが大幅に見直されるということも新聞報道に掲載されたわけ
でございます。そういった中で私も前回の質問で陸の孤島にならないような努力をお願いしたいとい
う質問をさせていただいております。そういうのが何か陸の孤島になるのが一歩一歩現実を帯びてき
ているのかなというふうに感も受けております。
そんな、
これは私個人の印象でございますけれども、
これからの県の道路行政全般に対して、あるいはみどり市の道路行政、みどり市のリーダーとして市
長さんはどのような感想と今後の取り組みのお考えを持っているのかお伺いしまして、この1問目の
質問を終わりたいと思います。
○議長(藤生英喜) 石原市長。
〔市長 石原 条発言〕
〇市長(石原 条) 高速道路の名前、これは新しくて古い問題であり、古くて新しい問題であると
認識しております。私ももともとこの太田藪塚インターという名称は、藪塚インターとばっかりずっ
と思っていまして、途中から太田と、合併があったのでしょうけれども、太田という名前がついてき
たわけであります。
私の持論としますと、インターチェンジの名前というのは、シンプルでわかりやすいのが一番いい
と思っております。それはなぜかというと、地元の人が標識を見て来るのではなくて、よそから来る
人がわかりやすい標識が一番わかりやすい標識だと思っております。目的を持ってその場所に行くわ
けですから、標識はシンプルでわかりやすいほうがいいと、事実、私今ナビつきの車ばかり乗ってい
るわけではありませんで、たまにオートバイも乗るのですけれども、つい先々月ぐらいもオートバイ
で出かけるときに、一応意識の中では、具体名を出しますと、相模湖に行ったのですけれども、相模
湖インターというのと相模湖南インターというのが実はあって、オードバイだからバイクなのですけ
れども、途中でどっちだったっけなと逆にわからなくなってしまって、おり口のところをちょっとち
ゅうちょした記憶が最近も実はあります。
そうすると、今言ったように太田藪塚と太田桐生という名称については、私は非常にわかりづらい
というふうに思っております。シンプルに言えば、もし藪塚のほうのインターは藪塚でもいいし太田
インターでもいいと思いますし、
東の太田桐生については桐生だっていいわけであります。
ですから、
−234−
訪れる人にわかりやすいのが標識の意味があろうかと思っております。
それと、この手の話って結構政治的な話も多いわけでありまして、いろんな意味で国会議員やら県
会議員やら、我々もそうですけれども、いろんな陳情活動をしたりお願いをしてきたことも事実であ
ります。そこで、先ほど部長から説明があったように、これだけの、この太田藪塚だけの話をさせて
もらいますと、ことしの1月といってももう1年ぐらい前になりますけれども、清水市長とお話をさ
せてもらったのですけれども、実感とすると、もうそのときには何となく雰囲気が今の名前に固まり
つつあるのかなというのは、実は感じました。感じたものの私は私の人脈で地元の国会議員やあるい
は関係者に皆さん方の気持ちを代表して、ぜひみどりが入るようにという陳情は全力でさせていただ
いたつもりであります。私の持論は持論でいいのですけれども、地元の特に50号南の笠懸地区の方
の気持ちを考えると、ぜひとも入れてほしいのだという陳情はさせていただいてきたつもりでありま
す。100%とは言わず120%ぐらいの努力はしたつもりでありまして、それの結果でありますの
で、ここで悔しさを吐露しても話が戻るわけではないのですが、ただ副表示としてみどり市というの
が出るのですが、それはそれでもう結果だからしようがないのかなというふうに受けとめたいという
ふうには思っております。ただ、何度も言うように、まだ決定したわけではないという、1%でも可
能性があるのだったらそこに向かって行きたいとは思っているのですけれども、折に触れてそういう
話はしていきたいとは思っております。
そして、まとめの話になりますけれども、インターの名称がつかないことによって地域の、今どき
に言うとモチベーションというのですか、動機づけというかやる気というか、それがうせるのではな
いかというご心配の指摘もございましたけれども、そうならないような高速交通網に沿った施策をき
ちんと展開をして、逆に太田藪塚インターというのがもうみどり市に今度は変えたほうがいいのでは
ないかというふうな話が盛り上がるぐらい、そういった施策を考えていきたいと思っております。
以上です。
○議長(藤生英喜) 金子議員。
〔19番 金子 實議員発言〕
〇19番(金子 實) ぜひ今後みどり市のまちづくりを進めていく上でも、50号のバイパスを初
めアクセス道路、あるいは現在進められております大橋線、伊勢崎県道の整備、そういうものはみど
り市の背骨になったりあばらになっているということでございますので、ぜひそこら辺を今後ともご
努力をお願いしたいというふうに思います。
それでは、次の2問目に移らせていただきます。みどり市行政改革実施計画、いわゆる集中改革プ
ランについてでございます。
①の路線バスの見直し、②のわたらせ渓谷鐵道についてということでございますけれども、関連が
ありますので、行政改革の視点からあわせてお伺いをしたいというふうに思います。
公共交通は、高齢化社会あるいは地球温暖化問題などを背景に、その必要性は高まっているという
−235−
ことは私自身も認識をしているところでございます。群馬県におきましても、地域交通のあるべき姿
を示す「はばたけ群馬地域交通政策基本指針」を策定し、将来にわたって持続可能な交通機関のあり
方について検討し、今後の政策の基本的な方向性を打ち出すと、そのような報道が12月2日の上毛
新聞に掲載されております。市町村の公共交通施策にとって、指針の策定結果と財政支援などを含め
た具体的な政策がこの県の考え方にも期待を持てるものが策定されてほしいというふうに思っており
ます。
さて、本市の公共交通など市民の足は、鉄道4路線、路線バス、スクールバス、障害者福祉タクシ
ーなど多岐にわたっておるわけでございます。鉄道支援を初めそれぞれの事業の財政支出は、決して
少額とはいえない現状にあると思います。
加えて、平成20年度予算編成方針の重点施策に新しい交通手段としてデマンドバスシステムの導
入が挙げられております。このシステムの導入は、ことし3月に策定されました、いわゆる集中プラ
ンにおいて、路線バスの見直し項目で取り組みの内容として、地域の実情と需要規模に応じた適切か
つ効率的な路線バスの見直しと、もう一つが新たな交通手段の確立と、これがデマンドバスシステム
の導入ということだと思いますが、これらの2本が見直しの柱になっているということであろうかと
思います。計画年度におきましては、18年度が調査検討、19年度が施行、20年度が実施という
形になってございます。
そこで、お聞きしたいのですが、20年度のデマンドバス導入は、この集中改革プランに沿っての
施策かどうか、お聞かせを総務部長にお願いいたします。
○議長(藤生英喜) 総務部長。
〔総務部長 赤石俊雄発言〕
〇総務部長(赤石俊雄) このデマンドバスの見直しにつきましては、現在行っております路線バス
の赤字対策として行政改革プランにのせております。その赤字路線の見直しの方策として、また公共
交通を守るためにという検討の中からデマンドバスを導入しようということでございます。
○議長(藤生英喜) 金子議員。
〔19番 金子 實議員発言〕
〇19番(金子 實) そうしますと、解釈としては、プランにのっとった方向性の上で検討してき
たという考え方でよろしいわけでしょうか。
それでは、18年度調査検討という形になっておりますが、住民ニーズを把握するためにどのよう
な調査が行われ、現状の路線バスへの意見ですね、意見、不満いろいろとあると思いますが、それか
ら路線バスからデマンドバスという要望がどのくらいあったのか、数字的にわかれば総務部長さんに
お答え願いたいというふうに思います。
○議長(藤生英喜) 総務部長。
〔総務部長 赤石俊雄発言〕
−236−
〇総務部長(赤石俊雄) 18年に調査ということで調査を実施しましたのは、アンケートを行いま
した。これは19年の2月20日から3月19日まで、笠懸、大間々地域の方で70歳以上の高齢者
福祉タクシーを利用している方ということでございます。調査の方法は、民生委員さんによって聞き
取りをしていただいたところでございます。この中でデマンドを運行したら利用するかしないかとい
う項目がありましたけれども、その中で55.66%の方が利用したいと、44.34%の方は利用
しないということがございました。そういった結果ではございましたけれども、現在のその路線バス
が笠懸地域では一部しか運行していないということ、また今年度も赤字が出ておりますけれども、莫
大な費用がかかっている。もし路線を、路線というか、今のまま路線をふやす場合は、さらに赤字が
ふえて、効率的な運行は難しいというようなことで、効率的な運行、あるいは路線変更や時刻表の改
正、またバスが現在入れかえの時期に来ております。そういったことでバスの入れかえ、それに伴う
小型化等々を検討して結果、定時の路線バスをこのままいくのでは、一部地域に利用できない部分が
出ていることは解消できませんし、
全地域を網羅すれば大幅な経費削減にならないというようなこと、
あるいは利便性を考えた中で、デマンドバスの運行は適当であるというようなことで、今現在検討し
ております。
○議長(藤生英喜) 金子議員。
〔19番 金子 實議員発言〕
〇19番(金子 實) そうしますと、具体的にはどの地域にデマンドバスを運行するのかをお聞か
せ願いたいと思います。
○議長(藤生英喜) 総務部長。
〔総務部長 赤石俊雄発言〕
〇総務部長(赤石俊雄) 現在の路線バスにつきましては、東地域、それから大間々地域のものを一
部延ばした笠懸地域と、東と大間々地域と、大間々地域の路線を延ばした笠懸地域というふうになっ
ていますけれども、デマンドバスで運行する予定は、笠懸地域全域、それから大間々地域の福岡橋の
南を計画区域として今現在検討しております。
○議長(藤生英喜) 金子議員。
〔19番 金子 實議員発言〕
〇19番(金子 實) そうしますと、私別にデマンドバスの導入に反対するとかしないとかという
ことではないのですけれども、予算編成方針、行革の方針の中にも基本的な考え方としてうたわれて
おりますのが、スクラップ・アンド・ビルドということが基本的な考えになっていると思います。す
ると、いわゆる新たな交通手段として導入すると、路線バスについては一部見直しという考え方でよ
ろしいのでしょうか。
○議長(藤生英喜) 総務部長。
〔総務部長 赤石俊雄発言〕
−237−
〇総務部長(赤石俊雄) 済みません。説明が足りなくて申しわけなかったです。
現在運行しています大間々地域の中にあります市内の循環、それから小平等に行っている路線、笠
懸のほうにも来ています路線、それについては廃止したいと、路線バスで残すのは、東地域だけを残
したいと、大間々地域、笠懸地域については、デマンドバスの運行で賄いたいということでございま
すので、二重投資にはならないということでございます。
○議長(藤生英喜) 金子議員。
〔19番 金子 實議員発言〕
〇19番(金子 實) いや、私は逆だと思ったのですね。人口減少地域についてデマンドバスかな
と思っていたのです、当初。といいますのは、今みどり市の高齢化率ですか、それ見ますと、20%
ちょっとということだと思います。特に笠懸と旧大間々の諸町、あと南ですか、原ですね。そこは大
体同じような状況で、かなり高齢化率は低い、だと思います。昼間ほとんど歩っているのを見ていな
いと、というのは元気なお年寄りでも運転免許証を持っている方は、自分で80歳になっても日帰り
温泉に行っているというのが現状でございます。ですから、現在の路線バスが停留所が少ない、多い
ではなくて、基本的に需要が少ないから乗客する方も少ないのではないかなと、いわゆる20%の高
齢化率を見ても、大間々の南側と笠懸まぜても高齢化率が20%としても、3万と見ても、二三が六
千人ですよね。そういう中でどれだけの住民ニーズがあるかなと、今お聞きしましたら、福祉タクシ
ー券の受給者だということですよね。ですから、福祉タクシーを受給されている方は、車を所有して
いない、一定の所得まで満たしていない、の老人世帯だと思います。そういう方は逆に福祉タクシー
券を拡充していただいたほうが利用価値は高いわけですよね、
私はそう思っています。
住民の立場に、
自分がそういう立場に立てば、そう思っています。
ですから、交通が比較的不便で高齢化率が高い地域については、有効性というのは増してくるので
はないかなと、私は逆なのではないのかなというような気がします。それは今後のいろんな有識者の
意見も聞いた中で決めていくことだと思いますが、いわゆるデマンドバスを動かすのでしたら、やは
り全体的なものを見直して、限られた財源の中で運行するわけですから、ダブらないような形で効率
的にやっていただくのがやっぱりベターだと思います。
もう一点お聞きしたいのですが、プランによりますと、路線バスの見直し、あるいはデマンドバス
の導入によって、乗客の目標値ですか、が平成17年のときは227人と、1日ですね。それで、目
標が22年ですか、平成22年、261人、いわゆる15%を目標にしているのだと、これを逆算し
ますと、この数字は確実だということはなくて、目安として、1年間に1万2,000人を増員しな
ければならないという数字ですね。5万2,000の中において、高齢化率が20%の市町村でこれ
だけの需要が見込めるかどうかというのがやっぱり私は慎重に検討をしなければならないのではない
のかなと、それらのお考えについて部長さんにお聞きします。
○議長(藤生英喜) 総務部長。
−238−
〔総務部長 赤石俊雄発言〕
〇総務部長(赤石俊雄) 確かに高齢化率等を考えていくと、多少は少なくなるということですけれ
ども、このデマンドバスについては、そういったことも当然カバーしなくてはならない部分だという
ふうに思っています。将来、我々もそうですけれども、60ですので、あと20年したら80歳とい
うことですけれども、確かに議員さんが言うように、元気で車の運転される方も当然おられるのだろ
うと思うのですけれども、そういった車に乗れない方も多分ふえてくるのだろうなということで、公
共交通が整備されていれば、無理に車に乗らないで、その公共交通を使ってもらう方もふえてくるだ
ろうというふうには思いますけれども、現在取り組んでいますのは、福祉タクシーのかわりをしよう
というものではあくまでもございませんで、健康な方というか、若い方でも乗っていただけるような
システムにしたいというふうなことでございますので、まだ全く試行してございませんので、どのよ
うな方が利用されるかというのはわからない部分が多いのですけれども、一方では、これは今考えて
いる中では、運行時間が8時半から5時でしたっけ、ということしか考えていませんから、余り……
8時半から夜7時までですね、ですので、例えば朝学生さんが駅までということは、多分利用できな
いわけですよね、これは朝はもう間に合いませんから、しかし帰りは学生さんでも電話をすれば、家
族の方がいなくても利用できるというようなことも考えられますので、どこかでパニックが起きるの
ではないかという逆にちょっとした心配もございますけれども、そういったことで福祉タクシーのか
わりではなくて、公共交通としてみどり市の中にだれでも利用できるものを残そうということで考え
ています。
そういった考えのもとに、今みたいな路線バス、定時のバスを走らせると空気を運んでいると言わ
れているぐらい、今現在確かに乗っておりませんので、デマンドになりますと、電話がなければその
バスは動かないということが考えますと、効率的な運用ができるかなというふうに思っています。
また一方で、先ほど言った小平地区には現在スクールバスが走っておりますけれども、その8時半
からにしたというのは、その間はその小平地区のスクールバスのかわりにその車を使って子供たちを
学校に届けたいという、スクールバスのかわりを兼ねて、スクールバスが終わったらこのデマンドに
したいというようなことも考えておりますので、議員さんが心配しているように、確かに利用者がふ
えるのかという心配は全くないわけではございませんけれども、公共交通を残すという意味、それか
らこれから将来ふえていくだろう、健康なのだけれども、車に乗らない方がふえていくだろうという
ことから、公共交通が大事なのかなということで考えておりますので、ご理解いただきたいと思いま
す。
○議長(藤生英喜) 金子議員。
〔19番 金子 實議員発言〕
〇19番(金子 實) 公共交通という基本的な考え方は、だれでも利用できるということが公共交
通の本来の姿ではないのかなと思うのですよね。
みどり市を地区割して、
そうせざるを得ない理由は、
−239−
わたらせ渓谷鐵道の問題だとかいろいろあろうかと思います。ただ、先ほどの立案のお話を聞きます
と、東さんは考えていないと、ただ果たして住民がそれで納得するかということだってあるのだと思
うのですよ。そのいい例として、合併時に大間々、東さんが路線バスを動かしているという中で笠懸
もその路線バスを延長しろという議論があったわけですよね。だけれども、それを、いや、高齢化率
が低く、ほとんど車社会で皆さん生活していらっしゃる方が多いと、それプラス福祉タクシー券等が
あると、そういってももう言うこと聞いてくれる方はいないわけですよね。実際そういう機運が高ま
れば。だから、私は今の計画では東さんは除くということになっていますけれども、これはきちんと
その地域からそういう話が出てくれば、わ鐵があるからデマンドバスはだめですよと、そういう理論
にならないと思っています。ですから、限定的なものというのはそれなりのきちっとした裏づけ、そ
れには住民ニーズをきちっとつかむことだと思います。福祉タクシー券の受給者調べれば、それは玄
関まで回ってくれるのだと思いますよ。福祉タクシー券というのは玄関まで来てくれるのですから、
そういう考えでやれば55のそれは賛成者出ますよ。動かないよりは動いたほうがいいと、絶対だれ
だって考えますから、ただそこに個人の負担を含めて税金という形で財政が投入されるということも
やっぱり考えていかなければならないということだと思います。
それともう一点は、11月1日の桐生・みどり市長連携推進会議におきまして、バスの利便性の向
上ということで、相互乗り入れが合意されております。こういった整合性はどのようにとるおつもり
だか、お聞かせ願いたいと思います。
○議長(藤生英喜) 総務部長。
〔総務部長 赤石俊雄発言〕
〇総務部長(赤石俊雄) これはまだ決まったわけではございませんけれども、きのうもご質問があ
った、桐生市さんは現在バスの運行形態を検討しているようです。うちのほうでその桐生市のバスの
連携なのですけれども、今考えておりますのは、余り奥のほうまで入っていくということは考えてお
りませんけれども、例えば郡界というか、市界のそばにあります、例えばの例ですけれども、ヤオコ
ーのところぐらいまでを、こちらから行って、そこで市のバスに乗りかえてもらうような格好、きの
うは新井さんの質問では、例えば厚生病院というような具体的な名前が出ましたけれども、そういっ
た奥まではやはりバスの数、あるいは運行の形態から余り奥まで行っている時間はないのだろうなと
いうふうに考えていますので、市界に近いところに、桐生市のバスが来るところに接続できるものを
選んで、こちらから行ったバスでおりて、今度は桐生のバスに乗りかえてもらって桐生市内に行ける
ような、そういうようなことで考えています。
現在確認されていますのは、桐生市さんのバスが今度は大間々の一部地域に、みどり市内を少し巡
回して、バス停を回るところがあるようですけれども、そういった今現在の中では一部分でやってい
るだけですけれども、今後はデマンドになった場合は、そういった笠懸地域、あるいは大間々地域で、
そういった桐生市と接点する場があれば、そういったところで桐生市さんのバスに乗りかえられるよ
−240−
うな方法を検討したいというふうに考えております。
○議長(藤生英喜) 金子議員。
〔19番 金子 實議員発言〕
〇19番(金子 實) いずれにしましても、住民の足ということで至れり尽くせりという形になっ
てくるのかなと、それは決して悪いことではないのかなと思います。ただ、私がもう一つ心配してお
りますのは、先ほど申しましたとおり、一部地域だけを利便性を高めるということが果たしてどうな
のかなというふうに思っております。特にわ鐵との関連は、いろいろ今わ鐵についても経営努力して
いる最中ですよね。そういう中で利便性を選ぶのは行政が選ぶわけではないわけです。住民が利便性
を選ぶわけですね。ですから、そういうことで人口は減少している地域、あるいは増加している地域、
それは住民が経済性だとか経済活動だとか利便性だとか選んでそこに集落を形成していくということ
だと思います。そういうことの基本に立てば、そこら辺をやはりよく考えて立案、実行に移していか
ないと、
昔から二兎を追うものは一兎も得ずという結果になってしまうのかなというふうに思います。
私は冒頭申し上げましたとおり、公共交通については年々高まってくると、その要求がですね、と
は思っております。しかし、限られた財源という中で行政の責務というのは、事務事業全般にわたっ
て最少の経費で最大の効果を上げるということが課せられた義務だと思っています。そういうことは
行政改革大綱、あるいは今度の予算編成方針の中にもうたわれております。そういったものを意識を
十分していただきまして、いい形で運行できるような立案をしていただきたいというふうに思ってお
ります。
また、きのうの新井議員さんの質問にもありましたとおり、民間会社への影響、特にわ鐵への影響
等をきちっと考えていただいて、早期にやはり協議会の設立をして、意見の集約を図ることが大事な
ことかなというふうに思います。
最後に、市長さんのお考えをお聞きしまして、この質問を終わりたいと思います。
○議長(藤生英喜) 石原市長。
〔市長 石原 条発言〕
〇市長(石原 条) もとよりサービスの押し売りをするつもりはありません。住民が何を望んでい
るか、またどういうサービスを欲しているかということをきちんと調査をし、現場に出て確認をしな
がらサービスをつくっていきたいと思っております。
今の路線バスについても全くそのとおりでありまして、現在の状況と将来の状況は変わってくると
考えております。現在のおじいちゃん、おばあちゃんというのは、運転免許証を持っていない方が結
構いらっしゃると思いますが、多分これから団塊も含めて、これから社会から多少一線を引くという
か、一線を退くという方も含めますと、これからの方は多分免許を皆さん持っていらっしゃる方がふ
えるわけでありまして、
今議員おっしゃったように80歳でも車を運転する方も大変多うございます。
これからはもっとふえるというふうに考えてきますので、そうしますとそういった高齢者も運転がで
−241−
きる、免許を持っているという前提で路線バスも含めた交通体制を確立をしなければなりません。そ
こにわた渓があり、路線バスがあり、デマンドバスがありというように、いろんな意味で複雑に絡ん
でくるわけでありまして、きょうこの話が未来永劫このまま固めていきますという話ではないという
ふうに自分は認識をしておりますし、これからの社会情勢、高齢化社会の進捗、そしてその実際の中
身をきちんと確認をしながら交通政策をしていきたいと思っております。
何度も言いますけれども、サービスというのは住民の意思に沿ってやっていきたいし、またそのニ
ーズに沿ってやっていきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(藤生英喜) 総務部長。
〔総務部長 赤石俊雄発言〕
〇総務部長(赤石俊雄) 議員さんにちょっと私誤解与えてしまったようなのですけれども、東地域
にデマンドやらないという理由は、東地域にはNPOという有償運送法に基づいたものがございまし
たので、その活動に期待しております。それで、その方たちは、東地域の方はその方を利用して、わ
た渓までのこの基本的にはそのNPOの方に輸送してもらえるということが残っておりますので、そ
れを大事にしたいということで、
今回のデマンドバスからは除いているということでございますので、
ご理解いただきたいと思います。
○議長(藤生英喜) 金子議員。
〔19番 金子 實議員発言〕
〇19番(金子 實) ですから、そこら辺をよく整理して、住民にわかりやすいですね、福祉もデ
マンドも路線も今言ったNPOの活動も、ごっちゃに受け取られるようなことのないような形できち
っと立案をしていただくということが肝要ではないのかなというふうに思います。
それでは、次に、3問目の桐生・みどり連携推進市長会議の合意事業についてに移らせていただき
ます。この件につきましては、11月1日付桐生タイムスで報道があったところですが、両市長の記
者会見で、両市の行政サービスの差異を解消する第一弾として共同歩調をとることになったと、そし
て合意した連携交流事業は、小学3年生までの医療費の無料化を初め職員の人事交流、バスの相互乗
り入れの検討など全9項目にわたっております。さらに、桐生市長は最終目的は合併であるというよ
うな記者会見の発言がございます。
当市長におきましては、市長は温度差を一定に保つ必要があると、かっかせずがっかりせず粘り強
くやることが大事、その延長線上に合併がある。まず、飛び地合併の不便さを解消したいという発言
がございます。みどり市にとって飛び地合併の不便さ、あるいは行政サービスの差異を解消するとい
うことが住民の視点から見て、どのようにあるのか、市長さんにお伺いいたします。
○議長(藤生英喜) 石原市長。
〔市長 石原 条発言〕
−242−
〇市長(石原 条) まず、この会議の基本的な考え方でありますけれども、市民ニーズが多様化、
広域化する中で、行政区域を越えた地域の事情に合ったきめ細やかなサービスが今現在求められてい
るというその中で、今回は8項目にわたって連携交流事業ということでやらせていただきたいと思っ
ているのですけれども、もともとこの地域は桐生広域圏としていろんな事業を共同して行ってきたわ
けであります。その中で合併が進み、桐生市とみどりというふうな、その広域圏が2つの自治体にな
ったわけであります。そこで、みどり市民という観点からいたしますと、飛び地合併の不便さという
表現をさせていただきましたけれども、この言葉自体は、桐生市が主体となって言った話でありまし
て、特に何が不便という具体的な話ではなくて、飛び地合併により本来得られるはずの地域の一体性
ですね、これが欠いた状態にあるという、これはやっぱり心理、マインドの部分が非常に大きいウエ
ートを占めているというふうに考えております。
ただ、ではそのマインドって何ですかというふうな話になりますと、これはすべてのことに影響を
するぐらい実は大事な話であると思っております。この心理状態がある意味不便であるというふうに
理解をしてもいいのかなというふうに思っております。いつも私思うのですけれども、自分のことを
しっかりしていないのに、
心はしっかりしていないのに、
他人様のことを言うつもりはないのですが、
ただこの広域圏で考えた、この桐生広域圏ということですね、考えた場合に、市長としては何を置い
てもみどり市のことが一番でありますし、みどり市民のことが一番であることは言うまでもありませ
ん。ただ、その裏返しの部分として、言いかえれば、ではみどり市がよければほかは何でもいいのか
というような実はジレンマがあります。みどり市さえよければいいのですよという発想ではいけない
と思って取り組んではいるものの、やはり一番最初に来るのがみどり市のことであることは言うまで
もありません。ただ、そういったトータルの部分としてこの広域圏をどうしようかということでは、
これから前向きに話し合いはしていきたいと思っておりますし、そのための心理的な意味での不便さ
は解消をしていきたいというふうに考えておるというところでございます。
以上です。
○議長(藤生英喜) 金子議員。
〔19番 金子 實議員発言〕
〇19番(金子 實) この関係につきましては、私も新聞報道のみで知るのみでございまして、住
民の角度から見ますと、市長さんおっしゃいましたように、飛び地、みどり市の市民が飛び地の不便
さを恐らくそんなに感じていることはないのではないかと、あるいはきのう宮﨑委員のほうからも発
言ありましたとおり、行政サービスの差異をなくすということは、財政的な面が絡んでくるわけでご
ざいます。そういった面からなぜ差異をなくさなくてはならないのだ、どっちに差異があるのだとい
う、まずそこから始まってくるわけでございまして、ちょっと誤解を受ける面もあるのではないのか
なという観点からお聞きしたわけでございます。
また、今後も財政問題、あるいは競艇問題等が議論されてくる時期もあるのではないのかと思いま
−243−
すけれども、いずれにしてもそれぞれの住民の意思で、まだ合併して2年前後でございます。そうい
った中でまだ新しいまちづくりの緒についたばかりと、これは両市に言えることでございます。そう
いった中でこの時期に両市の合併云々ということが大見出しで、あるいは小見出しで載るということ
は、ちょっといかがなものかという感がいたしました。
いろんなすり合わせをやって、いい方向に向いていくということについては、これは住民も我々も
特に異論はございません。ただ、合併ということが記事にも掲載されておりますので、まだ地につい
たみどり市でもございませんし、桐生もそうだと思います。そういった中ではまだまだまちづくりに
精力を費やしていくということが正道であると思います。そういったことで、これ以上ご質問はしま
せんけれども、そういった合意された施策がみどり市の施策として、合意された事業がみどり市の施
策として実施されるという場合には、ぜひ議会全体に情報を開示していただいて、議論が必要なもの
は一定の議論をした中で施策が実施できるような、そんな体制をつくっていただきたいということを
お願いいたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(藤生英喜) 金子議員の一般質問が終了いたしました。
○議長(藤生英喜) ここで暫時休憩いたします。
午後3時10分休憩
午後3時21分再開
○議長(藤生英喜) 休憩を解いて会議を再開いたします。
○議長(藤生英喜) 次に、7番大澤映男議員の発言を許します。
大澤議員。
〔7番 大澤映男議員発言〕
〇7番(大澤映男) 通告に従いまして質問をさせていただきます。
その前にひとり言を言わせていただきます。先日、ことしの4月まで一緒に市会議員をやっていた
方に笠懸町内でお会いをいたしました。そのままの言葉で言いますので、ちょっと汚いところがある
のですが、ご勘弁願いたいと思います。「大澤、おまえは犬のくその話をしているけども、あんなも
んはシルバーセンターに任せておけばいいんだ」というような言葉をされました。それを聞いたとき
に私の隣にはシルバーで働いている人が「大澤さん、どうしてあんなに笠懸の資料館の芝生の上、ま
た鹿ノ川沼の周りに犬のふんが片づけないであるんだろうね」と言った人が私の隣にいました。二、
三話をして、その人と別れたのですけれども、「あの人はだれだい」ということで、あれはことしの
4月まで市会議員をしていただれだれだよと、そういうようなお話をいたしました。その人はがっか
りしていたのですが、それ以来、いろいろな今回の一般質問とまた全協等で、いろいろな問題が出て
−244−
きた。そういう人が町会議員をやり市会議員をやったために、ある町のいろんな問題がたくさんあっ
たと、そういうことで大体の、この町はこの程度かというふうに感心をいたしました。これは私のひ
とり言でございますので、全員がそうでなかったと思うのですが、そういう考えをいたしました。こ
れは私のひとり言でございます。
さて、本題に入らせていただきます。国民である義務なのですが、人である義務ということで、教
育、勤労、納税ということで義務を果たす、この義務を果たせばいろいろな問題も起きないでみどり
市もすばらしい町になるのではないかなというふうに思われております。先ほど申しました愛犬を連
れて歩って、うちの庭でやらせるよりも、公共のところでそういう用を足したほうが楽なのだなとい
うふうに考えると、町のほうも大変な出費もかかるということでございます。
さて、初めに教育のほうの教育の義務ということでお聞きしたいのですが、適正化検討委員会の経
過ということでございますけれども、前の前任者がお聞きをしておるわけで、大体わかるのですが、
時間が余り余ってしまうと大変なので、もう一度教育部長のほうからお聞きしたいと思います。よろ
しくお願いいたします。
○議長(藤生英喜) 教育部長。
〔教育部長 荻原敏雄発言〕
○教育部長(荻原敏雄) 適正化の検討委員会の経過でございますけれども、全体的には先ほどの小
内議員さんのでお答えしましたけれども、簡単と言っては失礼ですけれども、私のほうからも再度経
過について説明させていただきたいと思います。
まず、第1回目の検討委員会は7月の27日に開催しまして、現在笠懸の小学校の大規模化につい
ての協議を進めているところでございます。そして、9月の18日には笠小の視察を行いまして、い
ろいろな問題点を出していただいたところでございます。9月28日と11月の29日には、検討委
員会をして、これまたお金のことも含めた検討を、あくまで案でございますけれども、出してたたい
ていただいて、検討をしてきたところでございます。今後も協議を重ねまして、初めのお願いのとお
り、約全体では2年にわたるわけですけれども、大規模化については来年の7月をめどに報告書を9
月までには出していただきたいというのが事務局の案でございまして、その後神梅小を含めた北部の
小規模校についても移って、全体では2年の中で報告書をお願いしたいと、こういうことで求めてい
るところでございます。
この検討委員会にも委員長さん、群馬大学工学部の副学長さんの板橋委員長さんが主体的な考えを
持ちながら進めていただいているところでございますし、また教育委員さんも非常に真剣に持ってお
りまして、それぞれ事務局と別にもちょっとみんなで集まって会議もお話し合いもしているように聞
いておりますので、
そういう中で真剣な議論をしているところでございます。
よろしくお願いします。
○議長(藤生英喜) 大澤議員。
〔7番 大澤映男議員発言〕
−245−
〇7番(大澤映男) 真剣な討議は、これは当然なことだと思うのですが、前のときに笠懸の商工会
長がその中に入っているというようなことを耳にしたのですが、この検討委員会の委員会の中でお金
の問題が必ず、何の、私が最後なのですけれども、17人の方々が一般質問して、みんな各執行部の
部長さん、大変な自信がありまして、まず議員の質問、要望に対してはもっともだと、だけれども最
後はお金がないということで、自信のある市の運営をしていってくれるのだなと思うのですが、少子
化の対策をうたっている反面、学校はお金がないからということで、万が一今現在鹿地区、久宮地区
の現場を、学校の現場ではなくて、住宅がどのように開発されてできているかを、そういうところか
ら見れば、今若い人、本当に二十四、五の人たちがあの家をつくっているわけなのですけれども、あ
れから、今から子供がすぐできても、5年、6年、7年先にはもう学校へ上がるということ、そうい
うことなのですよ。それで、どんどん、どんどん土地がなくなっていくと、まさか笠懸小学校が満杯
になったからといって、大間々地区のほうへ学校をつくる気でいるのではないのだろうなと私は考え
るのですけれども、そのくらい笠懸の土地がなくなっている、家ができていると、集合住宅の場合に
は年配者も入るのでしょうけれども、新しい家は若い人が入っている。それも目まぐるしく笠懸小学
校地区にできている。私は毎朝見ているのですけれども、私の隣組は、この間まで17軒だった。今
新しい人が40軒入ってきた。そのような状態で家がどんどん、どんどん開発されているというふう
でございます。そういうことですから、また来春から、また十何棟の家が分譲されるというふうに聞
いております。そういうところを見てやっていただければと思います。
大学教授だとかいろいろな方々がいろいろな場面で出てきて、いろいろなことをやっていて、今ま
で合ったことがない、全部間違い、方針が、私はそういうふうに考えています。だから、私はいつも
国の方針に従わないほうが間違いないのだと、そういうふうに私はいつも言っているわけでございま
す。
ですから、あの人たちが言うよりも、私のことを信じてやれば絶対に間違いないというのが、私の
持論でございます。だから、部長も余り県だの国だののほうからの意見よりも、私の意見を聞いてい
ただければ間違いないというふうに思っております。
それから、いじめ問題なのですが、教育委員会のほうにはいじめに対する学校からなかなか上がっ
てこないようでございますけれども、どの程度のものが教育委員会のほうに上がってくるのかお聞き
したいと思います。
○議長(藤生英喜) 教育部長。
〔教育部長 荻原敏雄発言〕
○教育部長(荻原敏雄) 実際に起こっている事例と、それからアンケートをとって、それで……も
のがございます。これは国のほうが示したように、いじめと感じた場合はいじめだということでの件
数で、毎月集計をして、今は去年から、私のほうが去年の12月だったのですけれども、教頭会のほ
うでこのいじめ対策会議を目に見えるような形でお願いしたいということで、12月からは毎月いじ
−246−
め対策会議を持ちまして、それについて対応しているところでございます。
○議長(藤生英喜) 大澤議員。
〔7番 大澤映男議員発言〕
〇7番(大澤映男) そうですよね。収賄とかそういうのがよその市町村の出来事かなと今までは思
ったのですが、現実にこのみどり市でも起きたと、いじめ問題で自殺したり、不登校になったり、そ
ういういろいろなその問題が他の市町村のことかと思っていると、
とんでもないときにこの市町村で、
我々の町でも出てくる可能性というのがあるのですが、部長ちょっと目をつぶって、私が今お話しす
る幻想をちょっと頭に浮かべていただきたいのですが、肌寒い9月の下旬から10月の上旬の秋雨の
降る中に、7歳、8歳の子供が半ズボン半そででいすに座っている。立ったり座ったりしている。そ
こへ30歳から40歳の若者が今この時期になって、もう温かいようなトレーニングウエアを着て、
雨にもかかわらずサングラスをかけている。そういう姿を見たとき、教育部長はどのように感じるか
お聞きしたいのです。
○議長(藤生英喜) 教育部長。
〔教育部長 荻原敏雄発言〕
○教育部長(荻原敏雄) 十分想像ができなくて申しわけないのですけれども、ただ現実でそういう
のが今はあり得るのかなというふうに思っております。例えばこれは何回か言ったかもしれませんけ
れども、朝食は当然食べてくるというふうに私は思っていたのですけれども、そういうので会議で、
教頭会でしたかね、校長会でお願いしたのですけれども、アンケートをとってみますと、今回のアン
ケートだったかと思うのですけれども、4%ぐらいの方が朝食をお母さんも子供さんもとっていない
と、こういうことを聞きまして、現実にそういうところで朝、家庭ではないところで、ファミレスと
いうのですか、そういうところで食べている例も見たわけでございまして、こういうケースもあるの
かなというふうに感じているところでございます。
○議長(藤生英喜) 大澤議員。
〔7番 大澤映男議員発言〕
〇7番(大澤映男) 私が言っているのはそういうことではなくて、私が実際こういう姿を見たので
すけれども、本当に何をしているのだろうなというのが実際でした。これは笠懸小学校の運動会の2
日目の出来事です。子供たちは半そでで半ズボンでいすに座ったりしていて、雨がしとしと降ってい
る。先生はトレーニングウエアを着て、温かいシャツを着て、左手をポッケに入れて、雨が降ってい
るのにサングラスをかけて、そういう人が教育者なのですよ、教育者。それで、うちは孫がいるので、
余計に感じたのかもしれないのですけれども、こんなことをしていていいのだろうかということで、
このまま続けるのですかというふうに私言ったら、「ええ、きょうやっちゃうんです」と、私には考
えられない。そういう教育者が多数いると、子供と同じ半そでで半ズボンで一緒に運動会に参加して
くれているのだったら私はいいのですけれども、先生たちは全部長そで、それで温かい服装をして、
−247−
それでいるのですね。私はこれを見たときに、いじめがあるかないかなんていうのは、もうそっちの
け、少しぐらいないじめはどうでもいい。それで、そういうのを教育委員会に話しすれば問題になる。
そういうことですから、現場の人たちがそういうことをしているから、子供たちのいじめぐらいは何
とも思わないというのがそうなのだろうなと、そういうふうに感じたわけです。
いろいろな行事行事のときに、教育長だけに任せるのではなくて、部長も出ていって、よくその先
生のやっている態度、ああいう雨の中、本当にやっていいのかなと、それは中止ということだと、当
然のことなのですけれども、やっていると、それでも子供たちは震えて真っ青な唇して、いすに座っ
ているような状態なのです。そういうことは先生が子供、いじめの中の一種だと私は思いながら見て
おりました。
それから、今全国的に給食費等々の未納状況なのですけれども、みどり市における学校で引き落と
しですか、そういうものは給食費だけらしいのですが、全体で、幼稚園も給食あるのかな、給食費に
関する未納者はどのような状況になっているか、現実を教えていただきたいと思います。
○議長(藤生英喜) 教育部長。
〔教育部長 荻原敏雄発言〕
○教育部長(荻原敏雄) 給食費の未納状況でございますけれども、18年度の関係については、9
月の議会でもお話ししましたけれども、大分減りまして、当初は5月のときには250万ぐらいあっ
たわけでございますけれども、8月段階では230万円ぐらいということで、これも申し上げたかと
思うのですけれども、平均的には1校当たりの未納額というのは15万5,690円でございます。
1校当たりの年間支払額が小学校ですと4万5,100円で割りますと、各1校当たり3.45人分
ぐらいが未納になっているところでございます。
また、未納対策で春から積極的に努力をお願いしているのですけれども、成果が上がっているとこ
ろは2校ありまして、未納額がゼロというところで出てきておりまして、そういうところを見ながら
未納対策も今後も継続していただくように学校側にお願いしているところでございます。
○議長(藤生英喜) 大澤議員。
〔7番 大澤映男議員発言〕
〇7番(大澤映男) 成果が上がったということなので、すばらしいことだと思いますが、実際納め
られない家も多分あろうかと思うのですけれども、あきらめないで、食事をすることですから、その
子供はわからないでしょうけれども、中にはすばらしい車に乗っていても納めないのだよと、そうい
うような人とか、またうちの子供は好き嫌いがあるから給食をとらないからとか、そういうことを言
っているというようなうわさを聞きますけれども、徐々にそういうことがなくなって、全校でそうい
う人がいないように、大変でしょうけれども、努力していただきたいと思います。
続きまして、勤労についてお聞きいたします。私、予算書を見ていつもこれは何なのだろうなとい
うふうに関心があったのですけれども、今回は聞かせていただきたいと思います。勤勉手当というの
−248−
が公務員の中にはあるようなのですけれども、勤勉手当というのはどういう人にくれるのかお聞きし
ます。
○議長(藤生英喜) 総務部長。
〔総務部長 赤石俊雄発言〕
〇総務部長(赤石俊雄) 戦後の公務員給与は制度的には職務、職責に応じた給与を支給することを
基本としていまして、成績に応じて昇級や昇格、そしてボーナスの支給を行うとされてきました。そ
の中にその職務に応じて勤勉手当というのが支給されるというふうになっております。現実的には評
価をするのはなかなか難しいということの中から、一律的に払われているというのが実態でございま
す。
○議長(藤生英喜) 大澤議員。
〔7番 大澤映男議員発言〕
〇7番(大澤映男) 私もサラリーマンの経験が約8年ぐらいあったのですけれども、そのときにい
つも1年に何回か鉢巻きをして、労働歌を歌っているのですけれども、勤務評定というのを毎年毎年
させられていたのですが、なかなか勤勉手当というのは私は8年間で一度ももらったことはない。果
たしてどういうのだろうなということで、字引を引いてみましたら、一心に仕事をする様子と、勤勉
ということはそういうふうになっていました。それで、それはだれが査定するのかなということにな
ったら、それは責任者、その職場の責任者が決定をするのだと、そういうふうになっているわけなの
です。もし全員にばらにくれるのだったら、勤勉手当ではなくてももう少し違う名前ですれば、こう
いう一般質問がないと思うのですが、仕事しないで収賄、それが随分長い間、悪いことしていても勤
勉手当がもらえるというのは、この辺が少し私には解せないと思うのですよ。だれにでもくれるのだ
ったらだれでも手当とか、いいと思うのですよ。実際、それ今のは極端だけれども、勤勉というのは
そういうふうに仕事を真剣にやっている人、そうすると真剣になって本当にやっている職員もいるだ
ろうし、普通にやっている人もいるだろうし、怠けてやっている人もいるだろうし、同じにそのもら
えるというのは、これは生産会社ではないから評定ができないのはたしかなのですよね。それでも、
その勤勉手当というのは考えなくてはならないのではないのかなというふうに、万が一そういうふう
に本当の勤勉手当であるのであれば、その今度の事件を起こした人の上司が見る目がなかったと、こ
れはもういかぬかなというふうに思うわけですね。上司としての資格があるかないかというのが問わ
れるのではないかと、私はこういうふうに思うわけなのですけれども、この辺をもう少し、まただれ
にでもくれるような手当は、そういう手当ではなくて、違う手当にしてもらったほうがいいのではな
いかなと思います。
どういう手当がいいか私には今現在わからないのですが、私は真剣になって努めて仕事を覚えてき
たのですけれども、
それでも勤勉手当というのがもらえなかった人間は、
本当にがっかりしてしまう。
この公務員というのは本当にいいな、だから入所する人たちが随分パーセントが高い競争率になるの
−249−
だなというふうに思っています。その辺は今後申し送り事項として、うまい名前の手当にしていただ
ければありがたいなと思うわけでございます。
次に、納税に移りたいのですが、大変今軽の車がちょこちょこ、ちょこちょこうちの近所も役場の
車が出入りしているように見受けられますけれども、もしかするとあの人たちは税金の集金に来てい
るのかなと思われるわけですが、収納対策の課ができて、現状それはどのようにやったか状況を教え
ていただきたいのです。
○議長(藤生英喜) 総務部長。
〔総務部長 赤石俊雄発言〕
〇総務部長(赤石俊雄) このことについては、前回の質問でもお答え、きのうですか、お答えしま
したけれども、収納対策として昨年度室をつくりまして、本年も4月から増強してまいりまして、ま
ずは未納者の納税を推進するために、督促のための行動、例えば不動産の差し押さえ、あるいは電話
催告等々を、そういったものを強化してまいりました。そして、一方では、その納めやすい環境をつ
くるということで、時間内ではなく、例えば土日にもお願いに行ったり、あるいは時間外にその窓口
を開いたり、
あるいは来年から行いますけれども、
マルチペイメントのうちのコンビニの納入方法等々、
そういった納めやすい環境整備という2面からやっております。
以上です。
○議長(藤生英喜) 大澤議員。
〔7番 大澤映男議員発言〕
〇7番(大澤映男) 納めづらくて納めていないのですね、これは。これは税金を納めない人、私も
それで済むのならそれでいいのですが、だれも納めたくて納めているのではないのですよ、これね。
納めなくてはならない義務があるから納めているのであって、納めない人というのは、納めづらいか
ら納めないのではない。納めなくも済むから納めないのであって、これはよくきちんきちんと給料か
ら引かれて納めている人は、その辺がよくわからない。納めなくていいものだったら納めなくても済
むし、納めづらいから納めないのではないのですね、これは。納めたくないから納めない。だから、
いろいろ個人情報保護法って余り格好いい名前ではないのですけれども、そういうものができていて
云々、集金の人が行くと、そこの家にわかりやすい役場の職員らしい人が行くとうまくないから行か
ないだとか、コンビニで納める。コンビニにわざわざ行くのだったら役場行ったほうがもうわかって
いることですから納められるのですよ。だから、どうにか納めなくてはならないという人も中にはい
るのですね。うちは生活が苦しくて苦しくてどうしようもないのだと、だけれどもどうしても市営の
住宅に入りたいために、滞納してしまうと入れないからということで、もう本当に生活を切り詰めて
切り詰めて、それで納めている人もいる。実際納めないと随分いい車があったり家屋敷があったり、
それを差し押さえをできる滞納者もいる。
それで、毎年毎年不納欠損等々の金額が出てきて、毎年あれだけの税金が消えていくというような
−250−
こと、外国の人たちが税金を納めないでいて、それで帰ってしまうと、そうするとブラジルでもどこ
でも、韓国でも追いかけて行けないから、それが不納欠損になってしまうのだというようなお話を聞
くのですけれども、恐らくみどり市の中にいても不納欠損に該当する人がいるのではないかなという
ふうに私は思うわけなのですけれども、その辺もう少し、どうしても税金を納められない人はいます
よ、これは。だけれども、それは収納のその担当ではなくて、ある程度のプロジェクトをつくって、
それでどんどん部課長が出ていって、それでやると、そういう方法をとってもらわないと、納めなく
てもいいような人が出てきてしまう。そういうふうに感じるわけです。
私たちも商工業者の中でも、私が耳にするところには、なかなか事業税等々が払えないとか、法人
税が払えないとか、そういうお話も聞きます。そこで、私前々から考えているのですけれども、みど
り市の中の商工業者は零細企業の企業がたくさんあるわけなのですね。それは大間々地区には大企業
の企業があります。笠懸にもあります。しかしながら、社長、社長と言われる人間もみんな零細企業、
家内業か本当に零細企業、町工場的な会社の人たちもいる。そういう人たちのところへ仕事をくれて
いる企業さんがあると思うのですが、ある一定のその所得というのですか、その下請をしていただい
て、お金をもらうものなのですけれども、年間1企業が大体5,000万なら5,000万収入入れ
れば、10年すれば5億、20年すれば10億と、それがみどり市の人たちに入ってくる。そういう
企業さんをみどり市、別々の商工会でもよろしいのですけれども、やって、市長が感謝の弁を述べる
と、そういうことによって事業、滞納すると大変なのだなというようなあれをしたほうがよろしいの
かなと思うのですけれども、産業観光部長大変お暇そうなのでお聞きしますけれども、もしそういう
ことをやる気があるかないかお聞きします。
○議長(藤生英喜) 産業観光部長。
〔産業観光部長 吉原秀雄発言〕
〇産業観光部長(吉原秀雄) 確かに中小企業の方は数としては圧倒的に多いわけでして、そういう
方々に経済効果が及ぶような施策というのは、例えば幾つか考えられるわけです。例えば小規模業者
に限って発注するとかいう制度も今現在やっておりますけれども、そういうターゲットを絞ったやり
方も確かにあるというふうに思います。
○議長(藤生英喜) 大澤議員。
〔7番 大澤映男議員発言〕
〇7番(大澤映男) そういうことによって、もしその企業がみどり市、どこかへ出たいというよう
な話が耳にできれば、ぜひみどり市のほうへ誘致をしていただいて、みどり市のいろいろな繊維、鉄
工、いろいろなその業種の人たちが会社が近くなるとか、また経済効果があるというようなことも考
えられるのではないかなというふうに、
ちょっときのう寝ながら考えたので、
申したのですけれども、
ぜひそういう何かの機会があったら、各商工会ごとにでも結構ですから、そういうのをやっていただ
いて、多くの税収が上がり、法人税にしても何にしても市税に貢献できるように努力をしていただけ
−251−
ればと、そういうふうに考えています。
ぜひともいろんな問題はお金が何でも、私を含め18人の一般質問の中でみんなお金のかかる問題
があるのですけれども、
最終的には問題はお金がないということが最後の答えでございます。
しかし、
お金がなくも学校のようにつくらなければならない状態が来たとき、お金がないからといってバラッ
クで教育をするわけにはいきませんから、ぜひその収納方法等々も考えていただきたいと思っており
ます。
それから、ことしの6月から地方税が上がったのですが、通知を見たら余りにもお金が多いので、
びっくりいたしました。最初に、桐生のほうから従業員の給料をこれだけ引いてくださいというふう
な通知が来てびっくりして、桐生市へ電話をかけたら、よく内容を見てくださいということで、それ
で何週間かたったらまたみどり市のほうから私の地方税が、大して収入が変わっていないのに随分納
めなくてはならないということで、これでは生活できないのではないのかなというぐらい高くなった
ように記憶をしています。それで、納税の方法なのですけれども、特別の納税方法を相談をして、私
は6月から5月まで1年間を通しての納税方法を市役所のほうの税務課へ行って、そういうことにさ
せていただきました。その場合には多分延滞税の免除がないのだと私は思っているのですが、なぜあ
あいうふうに4期とか5期とかということで約半年で納めなくてはならないのか、あれを1年通して
納められる方法があれば、納税の方法もいいのではないか、そういう考えでいるのですけれども、そ
の辺の納税方法についてお答え願いたいのです。
○議長(藤生英喜) 総務部長。
〔総務部長 赤石俊雄発言〕
〇総務部長(赤石俊雄) この今回の税制改正によって、所得税が減って振りかえたということで、
国では変わらないと言っています。しかし、減税措置がなくなったために、非常にふえたという感覚
が出ているのは事実なのではないかなと思っております。
今大澤さんが言っているのは、多分中小企業に働く方の給料から天引きの問題と、納期が4期にな
っていますのを月払いにしてもらえないかということだと思うのですけれども、でも今現在担当課の
ほうでは、個人経営や農家や商店、それから工場などの事業主などが現行法では特別徴収ではなくて
普通徴収の方法で納めていただいております。市では一人でも多くの給与所得者が特別徴収によって
納税できるように、昨年の12月とことしの9月に特別徴収を行っていない一定規模以上の事業所に
対して、普通徴収から特別徴収への切りかえをお願いしております。そういったことでその文書を発
送したり、それから電話でお願いしたり、また直接事業所へ訪問して、切りかえをお願いしていると
ころです。その結果、24の事業所の方に特別徴収への切りかえを承諾していただいております。こ
ういった活動を今後続けていきまして、引き続きこの会社の加入を勧めて、その特別徴収への切りか
えをお願いすれば、今議員さんが言ったようなことが少しでも解消できるのかなというふうに思って
おります。
−252−
○議長(藤生英喜) 大澤議員。
〔7番 大澤映男議員発言〕
〇7番(大澤映男) これは、では中小企業とか農家とか、そういうのには出向いて、そういう方法
があるのだよということを言ってくれているわけですね。
うちは鹿の倉沢のこっちなのですけれども、うちには来てくれなかったので、こっちが出向いてい
ったのですけれども、何かのときにはわからなかったら、うちの電話番号すれば、カーナビにも出ま
すので、よろしくお願いいたしますね。
そういうことで払いやすい、確かに1回滞納してしまうと、なかなか払えないような状況、1回が
払えないのだから2回はもう払えないということなのです。
ぜひそれは延滞金はつかないのですよね。
5カ月ぐらい延びるけれどもね。そうですね。そういうことで毎月払えて、皆さんが市民の方が納税
しやすい方法をとっていただいて、滞納がないように努力をお願いしたいと思います。
終わらせていただきます。
○議長(藤生英喜) 以上で大澤議員の一般質問が終了いたしました。
◎発言の訂正
○議長(藤生英喜) 総務部長から発言を求められておりますので、許します。
〔総務部長 赤石俊雄発言〕
〇総務部長(赤石俊雄) 先ほど金子議員の質問に、私デマンドバスの区域の中で、笠懸、大間々地
域と言ったつもりだったのですけれども、何か福岡大橋の下までというふうにしか言わなかったよう
なので、大間々地域全域と笠懸地域ということで、デマンドバスの対象になっておりますので、訂正
をしたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(藤生英喜) 一般質問はすべて終了いたしました。
◇
◎日程第2 承認第6号 専決処分した事件の承認について
○議長(藤生英喜) 次に、日程第2、承認第6号 専決処分した事件の承認についてを議題といた
します。
朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
総務部長。
〔総務部長 赤石俊雄発言〕
〇総務部長(赤石俊雄) 承認第6号 専決処分した事件の承認について、提案説明を申し上げます。
本件は、平成19年度みどり市競艇事業特別会計予算に補正の措置が必要となりましたので、平成
19年10月24日付で、地方自治法第179条第1項の規定により、専決処分を行いました。よっ
−253−
て、同条第3項の規定に基づき、平成19年度みどり市競艇事業特別会計補正予算(第3号)の報告
をさせていただきます。
別冊の専決処分書が付されました平成19年度補正予算書の1ページをごらんください。今回の補
正は、第1条のとおり、歳出での補正予算につき予算総額の変更はせず、歳出予算内の組み替えを行
いました。
2ページの第1表をごらんください。補正内容は、委託場外発売が当初見込みより好調なことに伴
い、これに係る支出対応として2款の開催事業費で、委託場外発売事務委託料を5億3,797万9,
000円、委託場外発売施設借上料を3,255万円、総額で5億7,052万9,000円を増額
させていただきました。
4款の予備費では、2款で増額になった5億7,052万9,000円を予備費から充てました。
よろしくお願いします。以上、平成19年度みどり市競艇事業特別会計補正予算(第3号)の専決
処分についてご報告をいたしました。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
◇
◎日程第3 諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦について
◎日程第4 諮問第3号 人権擁護委員候補者の推薦について
○議長(藤生英喜) 次に、日程第3、諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦について、日程第4、
諮問第3号 人権擁護委員候補者の推薦についてを一括議題といたします。
朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
総務部長。
〔総務部長 赤石俊雄発言〕
〇総務部長(赤石俊雄) 諮問第2号と諮問第3号の人権擁護委員候補者の推薦について、提案説明
を申し上げます。
現在、本市が推薦している人権擁護委員山越敏雄氏と小屋雅義氏の任期が平成20年3月31日を
もって任期満了になることに伴い、前橋地方法務局から後任候補者の推薦依頼がありました。
山越、小屋両氏は、人権擁護委員として既に平成17年よりご活躍をいただいており、経験豊富で
人格、識見とも申し分のない方でございます。
よって、引き続き両氏を候補者として法務大臣に推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の
規定により、本市議会の意見を求めるものであります。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
◇
◎日程第5 議案第91号 みどり市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について
○議長(藤生英喜) 日程第5、議案第91号 みどり市職員の給与に関する条例の一部を改正する
条例についてを議題といたします。
朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
−254−
総務部長。
〔総務部長 赤石俊雄発言〕
〇総務部長(赤石俊雄) 議案第91号 みどり市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例に
ついて、提案説明を申し上げます。
今回の改正は、平成19年度人事院勧告による国家公務員の給与改定に準じ、本市職員の給与条例
を改正するものであります。まず、民間との間に差が生じている初任給を中心に、若年層に限定した
俸給月額の引き上げを実施するものです。
次に、子などを扶養する職員の家計負担の実情や我が国全体として少子化対策が推進されているこ
とに配慮し、扶養手当における子などの支給月額を6,000円から6,500円へ引き上げるもの
であります。また、勤勉手当については、民間の特別給の支給割合との均衡を図るため、0.05カ
月分引き上げるものです。俸給月額及び扶養手当の改定については平成19年4月から、また勤勉手
当の引き上げについては、平成19年12月からの改定を行いたく、よろしくご審議のほどお願い申
し上げます。
◇
◎日程第6 議案第92号 みどり市福祉医療費支給に関する条例の一部を改正する条例について
○議長(藤生英喜) 日程第6、議案第92号 みどり市福祉医療費支給に関する条例の一部を改正
する条例についてを議題といたします。
朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
総務部長。
〔総務部長 赤石俊雄発言〕
〇総務部長(赤石俊雄) 議案第92号 みどり市福祉医療費支給に関する条例の一部を改正する条
例について、提案説明を申し上げます。
今回の改正は、平成20年度から子育て支援の一環として県の福祉医療費補助金交付制度の乳幼児
に係る補助対象年齢が、入院は中学校卒業まで、通院は小学校就学前まで拡大されること、そして少
子化対策として医療費保険制度が見直され、現行3歳未満までの医療費2割自己負担が小学校就学前
まで拡大されることから、
桐生市と歩調を同じくして子供の医療費助成を拡大しようとするものです。
改正の内容につきましては、
市の乳幼児に係る福祉医療費受給資格を県の拡大に合わせるとともに、
市独自で実施しております小学校1年生から3年生の医療費2割分の償還払い方式による助成方法を
市が3割分を負担する医療費の無料化と窓口での医療費負担がなくなる現物給付方式に改正しようと
するものです。
あわせて小学校4年生から中学校3年生の入院についても現物給付方式にいたします。
この改正により平成20年4月から、入院は中学校卒業まで、通院は小学校3年生までの医療費の自
己負担分について、福祉医療の補助対象範囲を拡大して無料化を実施するものです。
以上が主な改正内容であります。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
−255−
◇
◎日程第7 議案第93号 みどり市国保診療所に勤務する医師等の給与及び特別勤務手当等の支給
等に関する条例の一部を改正する条例について
○議長(藤生英喜) 日程第7、議案第93号 みどり市国保診療所に勤務する医師等の給与及び特
別勤務手当等の支給等に関する条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。
朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
総務部長。
〔総務部長 赤石俊雄発言〕
〇総務部長(赤石俊雄) 議案第93号 みどり市国保診療所に勤務する医師等の給与及び特別勤務
手当等の支給等に関する条例の一部を改正する条例について、提案説明を申し上げます。
今回の改正は、診療所の医師の負担増に伴う手当の支給を行うものです。平成17年1月から診療
所の医師は2人体制から1人体制となり、医師の手当は患者の減少を見込んで現状のままで続けたい
旨を伝えてきましたが、窓口取り扱い件数は2人体制のときから1日平均約60件であり、減少をし
ておりません。また、今年度は笠懸町内の65歳以上の基本健診が個別健診となり、結果567名の
方が受診し、それに伴い診療収入も今年度は8月までの実績は前年比13.8%の増となっておりま
す。一般患者の診療に加え、これらの住民の健診及びその後のケアにより医師にかかる負担が増大し
ております。来年1月からは医師の診療日をふやし、診療に対応していくため、手当を支給したく改
正を行うものです。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
◇
◎日程第8 議案第94号 みどり市国民宿舎事業利用料条例の一部を改正する条例について
○議長(藤生英喜) 日程第8、議案第94号 みどり市国民宿舎事業利用料条例の一部を改正する
条例についてを議題といたします。
朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
総務部長。
〔総務部長 赤石俊雄発言〕
〇総務部長(赤石俊雄) 議案第94号 みどり市国民宿舎事業利用料条例の一部を改正する条例に
ついて、提案説明を申し上げます。
現在、宿泊利用料については、「1泊2食」または「素泊まり」の料金設定になっておりますが、
昨今の宿泊業界の料金体系は部屋料金と食事料金を別体系にする「泊食分離」方式が主流になってき
ております。今回料金体系を見直すことで、料金の明確化とサービスの選択制を確保し、利用者のニ
ーズにおこたえできる状態にしたいと考えております。
主な改正点ですが、宿泊利用料を基本宿泊料と基本食事料に分け、特別期間料金、人数別加算料金
については、基本宿泊料にそれぞれ加算するものとしました。休憩利用料については、入浴料金を別
−256−
とし、各部屋の大きさに応じた料金設定とし、午前11時から午後3時まで利用できる旨明記をいた
しました。また、野外プール料金については、管理が教育委員会に移管する予定のため削除しました。
さらに、これまでキャンセル料の規定がありませんでしたが、得べかりし利益の請求権を担保するた
めに、新たに規定を設けるものです。なお、施行日については、フロント・会計システムの変更、新
料金の周知期間などを考慮し、平成20年4月1日といたします。よろしくご審議のほどお願い申し
上げます。
◇
◎日程第9 議案第95号 工事請負契約の締結について
○議長(藤生英喜) 日程第9、議案第95号 工事請負契約の締結についてを議題といたします。
朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
総務部長。
〔総務部長 赤石俊雄発言〕
〇総務部長(赤石俊雄) 議案第95号 工事請負契約の締結について、提案説明を申し上げます。
東地区営農飲雑用水施設工事は、市民に安全で安定した水を供給するために、新たな浄水場を建設
するための工事です。工事概要は、土木工事一式、配管工事一式、機械棟建築工事一式、機械設備工
事一式、電気設備工事一式です。
入札の方法は、条件つき一般競争入札としました。入札公告により公募を行った結果、株式会社新
井土木、株式会社山藤組、株式会社神寛、星野管工株式会社、天笠工業株式会社、小池物産株式会社、
株式会社上州、石川建設株式会社、以上8社により入札参加資格確認申請書の提出がありました。こ
の8社により入札を行った結果、小池物産株式会社が3億5,175万円で落札候補となり、入札参
加資格(資格要件等)の審査を行った結果、資格要件を満たしておりましたので、工事請負契約の締
結を行うものです。なお、この工事は、債務負担行為の設定により約15カ月間の事業として行うも
ので、
平成21年2月27日までに完成させるものです。
よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
◇
◎日程第10 議案第96号 市道の路線廃止について
◎日程第11 議案第97号 市道の路線認定について
○議長(藤生英喜) 日程第10、議案第96号 市道の路線廃止について、日程第11、議案第9
7号 市道の路線認定についてを一括議題といたします。
朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
総務部長。
〔総務部長 赤石俊雄発言〕
〇総務部長(赤石俊雄) 議案第96号 市道の路線廃止、議案第97号 市道の路線認定について、
関連がございますので、一括で提案説明を申し上げます。
−257−
別冊「市道の路線廃止及び認定調書」の2枚目をごらんください。市道大間々3333号線、市道
大間々3334号線、市道大間々3335号線は、公図上に道路形態がないにもかかわらず市道認定
されており、新設道路の計画もないため廃止するものです。市道笠懸2036号線は、教育委員会で
計画している水生公園・古代米水田等の整備予定地内を通っているため、廃止するものです。
以上、道路法第10条第3項の規定により、路線廃止するものです。
次に、5枚目をごらんください。市道笠懸3198号線、市道笠懸3199号線、市道笠懸438
0号線は、土地開発指導要綱により道路敷地の寄附受け入れに伴い認定するもので、道路法第8条第
2項の規定により路線認定の提案をするものです。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
◎会議時間の延長について
○議長(藤生英喜) 途中でございますが、ここで時間延長をお認め願います。
◇
◎日程第12 議案第 99号 平成19年度みどり市一般会計補正予算(第4号)の設定について
◎日程第13 議案第100号 平成19年度みどり市鉄道経営対策事業特別会計補正予算
(第2号)
の設定について
◎日程第14 議案第101号 平成19年度みどり市国民健康保険(事業勘定)特別会計補正予算
(第2号)の設定について
◎日程第15 議案第102号 平成19年度みどり市国民健康保険(診療所勘定)特別会計補正予
算(第2号)の設定について
◎日程第16 議案第103号 平成19年度みどり市老人保健特別会計補正予算(第3号)の設定
について
◎日程第17 議案第104号 平成19年度みどり市介護保険(保険事業勘定)特別会計補正予算
(第2号)の設定について
◎日程第18 議案第105号 平成19年度みどり市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)の
設定について
◎日程第19 議案第106号 平成19年度みどり市農業集落排水事業特別会計補正予算
(第2号)
の設定について
◎日程第20 議案第107号 平成19年度みどり市富弘美術館事業特別会計補正予算(第3号)
の設定について
◎日程第21 議案第108号 平成19年度みどり市下水道事業特別会計補正予算(第2号)の設
定について
◎日程第22 議案第109号 平成19年度みどり市競艇事業特別会計補正予算(第4号)の設定
について
−258−
◎日程第23 議案第111号 平成19年度みどり市農業共済事業会計補正予算(第1号)の設定
について
◎日程第24 議案第112号 平成19年度みどり市国民宿舎事業会計補正予算(第2号)の設定
について
○議長(藤生英喜) 日程第12、議案第99号 平成19年度みどり市一般会計補正予算(第4号)
の設定について、日程第13、議案第100号 平成19年度みどり市鉄道経営対策事業特別会計補
正予算(第2号)の設定について、日程第14、議案第101号 平成19年度みどり市国民健康保
険(事業勘定)特別会計補正予算(第2号)の設定について、日程第15、議案第102号 平成1
9年度みどり市国民健康保険(診療所勘定)特別会計補正予算(第2号)の設定について、日程第1
6、議案第103号 平成19年度みどり市老人保健特別会計補正予算(第3号)の設定について、
日程第17、議案第104号 平成19年度みどり市介護保険(保険事業勘定)特別会計補正予算(第
2号)の設定について、日程第18、議案第105号 平成19年度みどり市簡易水道事業特別会計
補正予算(第2号)の設定について、日程第19、議案第106号 平成19年度みどり市農業集落
排水事業特別会計補正予算(第2号)の設定について、日程第20、議案第107号 平成19年度
みどり市富弘美術館事業特別会計補正予算(第3号)の設定について、日程第21、議案第108号
平成19年度みどり市下水道事業特別会計補正予算(第2号)の設定について、日程第22、議案
第109号 平成19年度みどり市競艇事業特別会計補正予算(第4号)の設定について、日程第2
3、議案第111号 平成19年度みどり市農業共済事業会計補正予算(第1号)の設定について、
日程第24、議案第112号 平成19年度みどり市国民宿舎事業会計補正予算(第2号)の設定に
ついてを一括議題といたします。
朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めます。
総務部長。
〔総務部長 赤石俊雄発言〕
〇総務部長(赤石俊雄) 議案第99号から議案第112号まで、関連がございますので、一括で提
案理由の説明を申し上げます。
最初に、議案第99号 平成19年度みどり市一般会計補正予算(第4号)の設定について、提案
理由の説明を申し上げます。
ご案内の平成19年度補正予算書(案)の1ページをごらんください。今回の補正は、第1条にお
いて、既定の歳入歳出予算の予算総額にそれぞれ1億6,792万9,000円を追加し、補正後の
歳入歳出予算の総額を169億4,001万8,000円に定めようとするものです。また、第2条
で、地方債の起債限度額の設定変更をお願いするものです。
2ページ、3ページをごらんください。主な歳入補正でありますが、14款の国庫支出金で保育所
運営費国庫負担金やまちづくり交付金などの増により、総額で3,318万3,000円の増額とな
−259−
ります。
15款の県支出金で、中山間地域総合整備事業による浄水場の総事業費の減に伴い、補助金が4,
930万7,000円減になりますが、保育所運営費県負担金が1,165万7,000円、大間々
高津戸線委託金が4,150万円、それぞれ増となり、総額では550万5,000円の増額となり
ます。
18款の繰入金では、歳入歳出の差し引きによる財源不足額について、財政調整基金から7,48
6万8,000円、市債の繰上償還分として減債基金から1,696万5,000円をそれぞれ取り
崩し、基金の繰入金として総額で9,183万3,000円を増額するものです。
20款の諸収入では、自治宝くじ事業の助成金、桐生市消防負担金過年度分返還金、競艇収益事業
収入の増などにより、総額で1億1,040万4,000円の増額となります。21款の市債につき
ましては、中山間地域総合整備事業による浄水場の総事業費の減に伴い、7,700万円を減額する
ものです。
4ページ、5ページをごらんください。主な歳出補正でありますが、2款の総務費では、例規デー
タ更新業務委託、交通安全施設工事、一般コミュニティ活動助成事業、鹿ノ川沼西側駐車場整備工事
などの増により、総額で2,465万5,000円の増額となります。
3款の民生費では、障害福祉費の国・県支出金の平成18年度分返還金、民営保育園運営委託料、
待機児童解消対策として平成20年度から実施する第二保育園の分園のための施設改修経費などの増
により、総額で9,915万6,000円の増額となります。
4款の衛生費では、年利7%以上の市債の繰上償還のための簡易水道事業特別会計への繰出金、浄
化槽設置整備事業補助金、老人保健事業のがん検診などの検診通知を地域組織による配布から郵送に
変更することに伴う通信運搬費や電算処理委託料などの増により、総額で2,424万5,000円
の増額となります。
6款の農林水産業費では、中山間地域総合整備事業による浄水場の総事業費の減に伴い、工事費や
設計監理委託料が大幅に減になったことなどにより、総額で1億1,074万2,000円の減額と
なります。
7款の商工費では、新規の旧石材加工センターののり面補修工事、高津戸峡遊歩道落石防止工事、
ながめ公園北駐車場の仮設トイレ設置工事などの増により、総額で1,301万5,000円の増額
となります。
8款の土木費では、県道駒形大間々線の拡幅改良工事に伴う県からの委託事業である物件補償費や
県への工事負担金などの増により、総額で8,412万7,000円の増額となります。
10款の教育費では、小学校のプール配管改修工事、中学校のプール防水改修工事、笠懸図書館の
臨時職員賃金などの増により、総額で1,342万5,000円の増額となります。
12款の公債費では、年利7%以上の市債の繰上償還のための公債費が1,696万5,000円
−260−
増額となります。
6ページをごらんください。第2表、地方債補正ですが、中山間地域総合整備事業による浄水場の
総事業費の減に伴い、過疎対策事業債を3,800万円、簡易水道事業債を3,900万円、それぞ
れ減額するため、起債限度額の設定変更をお願いするものです。
続きまして、37ページをごらんください。議案第100号 平成19年度みどり市鉄道経営対策
事業特別会計補正予算(第2号)の設定について、提案理由の説明を申し上げます。
今回の補正は、第1条において、既定の歳入歳出の総額にそれぞれ27万9,000円を追加し、
補正後の歳入歳出予算の総額を1億5,029万7,000円に定めようとするものです。
38ページ、39ページの第1表をごらんください。歳入ですが、2款1項の財産運用収入で、預
金利率の改定に伴い鉄道経営対策事業基金の利子収入が増加したため、
27万9,
000円を増額し、
その増加分を歳出の1款1項の総務管理費で基金に積み立てようとするものです。
45ページをごらんください。議案第101号 平成19年度みどり市国民健康保険(事業勘定)
特別会計補正予算(第2号)の設定について、提案理由の説明を申し上げます。
今回の補正は、第1条において、既定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ3億1,373万2,00
0円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を56億665万4,000円に定めようとするもので
す。
46ページ、47ページの第1表をごらんください。歳入については、3款1項の療養給付費など
の交付金で、毎月の実績により支払基金から概算交付される退職者医療の交付金の現年度分が現時点
における確定見込みにより3億1,000万円、過年度分が前年度分の確定により373万2,00
0円、それぞれ増になり、総額で3億1,373万2,000円を増額するものです。
歳出については、1款1項の総務管理費で、平成20年度から実施される国保特定健診に伴う電算
処理委託料として31万5,000円を増額するものです。
1款2項の徴税費では、マルチペイメントシステムリース料の入札差益とスタート時期が変更にな
ったことにより、21万4,000円を減額するものです。
2款1項の療養諸費及び2款2項の高額療養費では、医療費の伸びによる不足に対応するため、療
養諸費を2億4,724万円、高額療養費を668万円、それぞれ増額するものです。
3款1項の老人保健拠出金では、老人保健の医療費の増加により、支払基金への拠出額が当初見積
もった金額より増になったため、1億899万円を増額するものです。
4款1項の介護納付金では、支払基金から平成19年度の請求額の確定を受け、2,694万円を
減額するものです。
8款1項の償還金及び還付加算金では、保険証のカード化で個人ごとの加入状況がわかりやすくな
り、過年度にさかのぼっての国民健康保険喪失が多く発生したことに伴う一般被保険者への保険税還
付の増と、平成14から16年度分の国庫支出金における調整交付金の返還金により、2,415万
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1,000円を増額するものです。
9款1項の予備費では、歳入歳出の差引額4,649万円を予備費から充てるものです。
57ページをごらんください。議案第102号 平成19年度みどり市国民健康保険(診療所勘定)
特別会計補正予算(第2号)の設定について、提案理由の説明を申し上げます。
今回の補正は、第1条のとおり、歳出での補正予算につき予算総額は変更せず、歳出予算内の組み
替えを行うものです。
58ページの第1表をごらんください。1款1項の総務管理費で、職員の業務繁忙に伴う諸手当や
人事院勧告に伴う手当を81万円増額するものです。
3款1項の予備費では、1款で増額になった81万円を予備費から充てるものです。
61ページをごらんください。議案第103号 平成19年度みどり市老人保健特別会計補正予算
(第3号)の設定について、提案理由の説明を申し上げます。
今回の補正は、第1条のとおり、歳出での補正予算につき予算総額は変更せず、歳出予算内の組み
替えを行うものです。
62ページの第1表をごらんください。3款1項の償還金で、国庫支出金返還金41万7,000
円と県支出金返還金907万6,000円の増により、総額で949万3,000円を増額するもの
です。
なお、国庫支出金は、医療費適正化事業に対して補助金が交付され、県支出金は医療費に対して公
費負担割合で県費が負担金として交付されますが、両方とも現年度中は概算で交付され、翌年度に前
年度の実績により精算するもので、平成18年度は交付額が多かったため、返還となります。
4款1項の予備費では、3款で増額になった949万3,000円を予備費から充てるものです。
65ページをごらんください。議案第104号 平成19年度みどり市介護保険(保険事業勘定)
特別会計補正予算(第2号)の設定について、提案理由の説明を申し上げます。
今回の補正は、第1条のとおり、歳出での補正予算につき予算総額は変更せず、歳出予算内の組み
替えを行うものです。
66ページの第1表をごらんください。5款の基金積立金を13万円減額し、7款の諸支出金で平
成18年度分の調整交付金の返還金13万円に充てるものです。
69ページをごらんください。議案第105号 平成19年度みどり市簡易水道事業特別会計補正
予算(第2号)の設定について、提案理由の説明を申し上げます。
今回の補正は、第1条において、既定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ1,243万9,000円
を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を8,199万円に定めようとするものです。
70ページ、71ページの第1表をごらんください。歳入については、3款の財産収入で簡易水道
基金積み立て利子の増により、4,000円を増額するものです。
4款の繰入金では、簡易水道基金の繰り入れが317万5,000円減になりますが、市債の繰上
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償還分として一般会計からの繰入金が1,243万5,000円増になるため、総額で926万円を
増額するものです。
7款の県支出金では、新規の水道事業費補助金により317万5,000円を増額するものです。
歳出については、1款の維持管理費で嘱託職員の人件費などにより136万2,000円を増額す
るものです。
3款の公債費では、年利7%以上の高金利の市債の繰上償還のための公債費が1,243万5,0
00円増額となります。
4款の予備費では、歳入歳出の差引額135万8,000円を予備費から充てるものです。
79ページをごらんください。議案第106号 平成19年度みどり市農業集落排水事業特別会計
補正予算(第2号)の設定について、提案理由の説明を申し上げます。
今回の補正は、第1条において、既定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ300万円を追加し、補正
後の歳入歳出予算の総額を9,470万円に定めようとするものです。
80、81ページの第1表をごらんください。歳入については、3款1項の一般会計繰入金で30
0万円増額するものです。
歳出については、1款1項の総務管理費で平成16から18年度の消費税納付金の増などにより3
15万1,000円を増額するものです。
4款1項の予備費では、歳入歳出の差引額15万1,000円を予備費から充てるものです。
87ページをごらんください。議案第107号 平成19年度みどり市富弘美術館事業特別会計補
正予算(第3号)の設定について、提案理由の説明を申し上げます。
今回の補正は、第1条において、既定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ82万円を追加し、補正後
の歳入歳出予算の総額を3億8万5,000円に定めようとするものです。
88、89ページの第1表をごらんください。歳入ついては、2款の財産収入で富弘美術館基金利
子が新たに82万円発生するため、増額するものです。
歳出については、1款の総務費で、臨時職員と嘱託職員の社会保険料の組み替えや東京周辺の小中
学校へのチラシ発送と施設用務員派遣の委託料の組み替えを行うとともに、富弘美術館基金利子積立
金として82万円を増額するものです。
2款の事業費で、食品衛生責任者講習会の受講料として9,000円を増額するものです。
4款の予備費では、歳入歳出の差引額9,000円を予備費から充てるものです。
95ページをごらんください。議案第108号 平成19年度みどり市下水道事業特別会計補正予
算(第2号)の設定について、提案理由の説明を申し上げます。
今回の補正は、第1条において、既定の歳入歳出予算の総額から、それぞれ250万円を減額し、
補正後の歳入歳出予算の総額を14億1,350万円に定めようとするものです。
96、97ページの第1表をごらんください。歳入については、3款1項の国庫補助金で、250
−263−
万円を減額するものです。
歳出については、1款1項の総務管理費で職員手当の増により、40万6,000円を増額するも
のです。
2款1項の事業費では、雨水事業費が1,400万減になりますが、汚水事業費が2,920万6,
000円増となり、総額で1,520万6,000円を増額するものです。
4款1項の予備費では、歳入歳出の差引額1,811万2,000円を予備費から充てるものです。
103ページをごらんください。議案第109号 平成19年度みどり市競艇事業特別会計補正予
算(第4号)の設定について、提案理由の説明を申し上げます。
今回の補正は、第1条において、既定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ50億2,601万円を追
加し、補正後の歳入歳出予算の総額を761億7,339万4,000円に定めようとするものです。
104、105ページの第1表をごらんください。歳入については、1款の競艇事業収入で、勝舟
投票券発売収入のうち、売り上げ不調な自場発売収入が減になりますが、電話投票及び他場発売収入
が当初見込みよりも好調なため、総額で50億円を増額するものです。
2款の財産収入では、競艇駐車場財政調整基金積み立て利子の増により、1万円を増額するもので
す。
4款の諸収入では、時効収入及び端数切り捨て金収入が当初見込みより多いため、総額で2,60
0万円を増額するものです。
歳出について、1款の競艇総務費では、競艇事業債調整基金及び競艇駐車場財政調整基金の積立金
として総額で1億2,000万8,000円を増額するものです。
2款の開催事業費では、発売収入の増額に伴う払戻金、法定交納付金、場外発売事務委託料、電話
投票委託料、電話投票借上料、施設借上料、ボートネットワーク委託料などが増になるため、総額で
44億5,547万1,000円を増額するものです。
3款の諸支出金については、収益事業分として一般会計に繰り出すため、9,999万9,000
円を増額するものです。
4款の予備費では、歳入歳出の差引額3億4,353万2,000円を予備費に充て、収支の調整
を図っております。
別冊の平成19年度農業共済事業会計補正予算書(案)の1ページをごらんください。議案第11
1号 平成19年度みどり市農業共済事業会計補正予算(第1号)の設定について、提案理由の説明
を申し上げます。
今回の補正につきましては、第2条において、既定の収益的収入及び支出の予算総額から、それぞ
れ314万円を減額し、補正後の収益的収入及び支出の総額をそれぞれ2億8,842万7,000
円に定めようとするものです。
補正理由としては、業務勘定における退職者の発生による人員の配置変更に伴う人件費の補正措置
−264−
でございます。よって、収益的収入の1款2項の事業外収益で、事務引当金戻入を314万減額し、
収益的支出の1款1項の事業費用では、一般管理費の給料、手当、法定福利費及び退職手当負担金が
797万円の減額になりますが、群馬県農業共済組合連合会からの人的支援の負担金が483万円追
加になるため、総額では314万円を減額するものです。
続きまして、別冊の平成19年度国民宿舎事業補正予算書(案)の1ページをごらんください。議
案第112号 平成19年度みどり市国民宿舎事業会計補正予算(第2号)の設定について、提案理
由の説明を申し上げます。
今回の補正予算につきましては、第2条において、収益的支出の1款1項の営業費用を622万円
増額しようとするものです。増額理由としては、合併に伴う職員給料の調整及び人事異動に係る人件
費の補正で、給料を282万円、手当を237万円、法定福利費を103万円、それぞれ追加計上す
るものです。資金運用につきましては、経費の節減、効率的な執行に引き続き配慮していきたいと考
えております。
以上、議案第99号から議案第112号までの提案理由の説明をさせていただきました。よろしく
ご審議のほどお願い申し上げます。
◇
◎散
会
○議長(藤生英喜) 以上をもちまして本日の日程は終了いたしました。
本日は、これをもって散会いたします。
午後4時47分散会
−265−