好吃(美味しい)

ハオチー
好吃(美味しい)♪大連
旅順監獄
次は、私の希望で行くことになった旅順
監獄。
駐車場から土産物屋を抜けていくように
ルートが作られている。
なるほどねぇ!
旅順日露監獄旧址
白い建物が青空に映えてキレイ!
ここが監獄だったとは思えない・・
ちょうど昼どきだったので土産物売場の女性たちは皆、弁当を食べていた。
客が来ても食べるのを止めることはない。
立ったまま食べ続けている!(この感覚は国民性の違いだろうなぁ・・)
さすがに若い女性には言えなかったが、同年配の女性
が金属製の器を持ってきたので「写真を撮らせて」と
頼んだ。
具のことを訊いていると勘違いして「ザーサイだ」と
答えながら、つまんで食べさせようとする。
土産物屋の女性の昼食
初めはカメラを向けたので嫌がっていたが、弁当の中身を
写しやすいように器をカメラに寄せてくれた♪優しい人だ!
先にようすを見に行ったガイドさんが、「12 時にならないと見学できないです。
」と言
うので、20 分くらい暖かい土産物屋で待機することになった。
それにしても、ひと昔前(いや、ひと昔どころじゃない!)の土産物ばかり売っている。
ゴムでできた蛇、貝殻で作った人形、ピストルや大砲の模型・・
こんなもの誰が買うんだろう?と思うが、中国人には売れるのかもしれない。
と、書いたが、私も大連の昔の写真を 50 元(1 元は約 20
(笑)
円)で買った。
昨日から何かと話しかけてくれるSさんは中国語ができ
るので助かった☆
『昔の大連』という名前の写真集
女性スタッフは、わざわざビニール袋を開けて中を
見せてくれた。
枚数が多く内容が良かったので買うことにした!
何故か監獄の入口に犬がいる。
ここのペットなのか?
つながれているワケじゃないので犬は時間に関係なく出
入りできる・・うらやましいな!
ただ今、日向ぼっこ中
柵の間を抜けて自由に出入り
していた。
3 匹とも吠えないおりこうさん♥
紫色のベンチコートを来た若い女性スタッフがグループ
ごとについて回る。
たぶん、時間を決めて一度に回らせるシステムだろう。
(中国人らしき人も一緒に見て回ったから・・)
私がトイレへ行った間にツアーはスタートしていた。
しんがりでついて行く・・
ニコリともしないスタッフは見学者が自分の気に入らな
いことをした時だけ、声を発する。
2 方に延びる通路を一度に監視できる場所に監視台があ
った。
たしかに、そこに立つと双方の異変がすぐに分かる!
監視台から見た左側の通路
通路の真ん中は金網なので上
を歩くと「そこを歩くな!」と言
われる。
拷問部屋
手前にある人型の台は、その形の通り
囚人の手足をくくり付けて叩いたり蹴っ
たりしたんだろう・・
実際に拷問を受けた人の証言が壁に展
示されていた。
監獄の病棟
ふつうの監獄にトイレらしきものは、
なかったが、ここは桶と蓋つきの桶
が置いてある。
大と小を分けて使うため?
囚人たちは作業の後、着ているものを全て脱がされ裸で検
査を受けてから監獄へ戻ったという。
寒い冬はたまらないだろうなぁ・・
建物から建物へ移動する度に最後の人が出るのを確認し
たスタッフがガッシャ~ンと鍵を掛ける音が何とも不気
味だ!
西棟ボディチェック室
工場では凶器になる器具を使用するので、持ち
出さないように毎日検査をしていたそうだ。
ここは伊藤博文を暗殺した安重根が処刑されたところとして有名だ。
いちばんの見所は絞首刑室。
ロープで吊された囚人が下に用意された棺桶に落ち
込むようにセットされている。
ご丁寧に、掘り出した棺桶入の骸骨も展示してある。
(吊るされたロープの右にあるガラスケース内)
処刑室の横には待機室があり畳半分くらいの部屋が
2 つある。
ここで処刑を待つ気分は、どんなものだっただろう
か。
絞首刑室
中国語では『絞刑室』。
中国人ガイドさんから「日本語で何と
言うか?」と訊かれた。
絞首刑室の外観
囚人は左手奥のドアから入り、右手の 2F部分
で処刑され、左手手前のドアから棺桶に入れら
れて山へ運ばれた。
土地の高低差を上手く利用したつくりだ・・
帰る途中、立ち寄らなかった建物を覗くと偶然、安
重根関係の資料があった。
覗き見!
ガラス窓から中を覗くと、安重根の胸
像があった。
実際は暗くてほとんど見えなかった。
立ち寄らない場所
理由は言わないが、パスされたところがある。
日本人に見せたくないところかもしれない・・
別の部屋を覗いた人が「安重根の書いた文
字を飾ってある!」と言うので写した。
肉眼では、ほとんど見えなかったがカメラ
には、はっきり写っていた!
日本にとっては負の遺産かもしれないが、
私たちは知る必要があると思う。
海上空子
安重根の書
この人のことは暗殺者ということしか知らないが、
少なくとも私より字が巧いのが分かった☆
7種類の器!
展示品の中で、いちばん興味があったのは
大きさの違う器。
どういうものか訊いたら、囚人の素行によって
食事の量が変わるというシステムだったそう
だ。
当然いちばん右がおりこうさん用で、左端が
態度の悪い人用!