道路交通法第1 0 8条の34の規定による使用者に対する通知の事務処理について (通達) (昭和58年3月24日佐警本例規(交指)第4号) 道路交通法(昭和35年法律第105号)第108条の34及び佐賀県道路交 通法施行細則(昭和35年佐賀県公安委員会規則第3号)第30条の規定による 通知の事務は、次により処理することとしたので、誤りのないようにされたい。 なお、「道路交通法第108条の規定による雇用者等に対する通知の事務処理 について」(昭和41年佐警本例規(交)第19号)は、廃止する。 記 1 使用者に対する通知を必要とする事案の範囲 使用者の業務に関してなされたと認められる道路交通法違反のうち、次の各 号のいずれかに該当するものとする。ただし、交通事故のうち、運転者の過失 率が低いもの及び特に通知を必要としないと認められる事案を除く。 (1) 死者を生じた交通事故 (2) 治療に1月以上を要すると認められる負傷者を生じた交通事故 (3) ひき逃げ事件 (4) 無免許運転(免許停止処分中のもの及び無資格運転を含む。) (5) 酒酔い及び酒気帯び運転 (6) 過労運転等 (7) 過積載運転 (8) 最高速度違反(非反則行為に限る。) (9) その他重大又は特異な交通事故 2 使用者に対する通知の方法 通知を必要とする事案を処理した警察署は、当該事案の内容をそれぞれ次の 区分により、使用者に対し通知しなければならない。 (1) 使用者が自署管内の場合 ア 当該使用者が道路運送法の規定による自動車運送事業者又は通運事業法 の規定による通運事業者であるときは、当該事業者及び佐賀県陸運支局長 に対し道路交通法違反内容通知書(別記様式第1、第2)より通知するも のとする。 この場合において、佐賀県陸運支局長に対する通知は、警察本部交通指 導課を経由して行うものとする。 イ 当該使用者が前記アの事業者以外の者であるときは、当該使用者に対し 別記様式第1により通知するものとする。 (2) 使用者が他署(他県を含む。)管内の場合 当該使用者の住所地又は事業所の所在地を管轄する警察署長に対し、道路 交通法違反内容通報書(別記様式第3)により通報するとともに、同署を経 由して前記(1) の要領によりそれぞれ通知するものとする。この場合におい て陸運支局長に対する通知及び他県の関係警察署長に対する通報は、警察本 部交通指導課を経由して行うものとする。 3 通知控簿の作成及び整理 当該使用者に対する通知を行ったときは、当該事案を処理した警察署長及び 当該使用者の住所地又は事業所の所在地を管轄する警察署長は、当該通知の状 況を明らかにし、使用者の監督状況の実熊を把握するため、道路交通法違反内 容通知控簿(別記様式第4)を作成し、次の各号により整理のうえ保管するも のとする。 (1) 道路交通法違反内容通報書の取扱い 他署からの道路交通法違反内容通報書は、通知控として取り扱い、通知控 簿に編てつすること。 (2) 索引の作成 通知控簿の巻頭に索引(別記様式第5)を付しておくこと。 4 (1) その他 様式第1から様式第4までの通知書及び通報書は、記載内容を同一にし複 写式としているので、個々の事案の通知に際して作成を要しないものがあれ ば、あらかじめ削除する等の措置を講ずること。 (2) 機動隊員及び交通機動隊員が処理した事案については、通報書等の記載内 容を充足のうえ、所轄警察署長に引き継ぐこと。 (様式第1∼5省路)
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