<支部山行計画書 増毛山道トレッキング> 日本山岳会北海道支部 国民の祝日として、「山の日」が制定され、多様な登山の形や、山にまつわる歴史や文化への関心も高まって います。そんなタイミングで北海道の山岳文化遺産の一つとしての「よみがえる古道」を歩いてみよう、という 支部山行の計画です。 幕末に開削された増毛山道は、増毛町別刈から天狗岳や雄冬山の中腹を巻いて、石狩市浜益区幌まで37kmの ロングコースですが、肝0増毛山道の会が、別刈一一岩尾間16kmをトレッキングコースとして復元しています。 増毛天狗岳中腹には武好駅逓跡があり、昭和の始め頃は、北大山岳部の伊藤秀五郎や坂本直行がここで登山を 楽しんでいました。明治期の電信柱や石積みの橋の遺構、1等水準点も歴史遺産として残っています。 スケッチ、写真撮影などをしながらの余裕をもった行程と、途中から雄冬山肩までの往復をめざすオプション とを計画しました。 日時:9月28日(日) *今年度事業計画では、10月11日実施となっておりましたが、変更になりましたので、ご注意ください 集合:増毛町岩老温泉駐車場 7:45 解散:岩老温泉16:00 <コース概略> 岩老温泉(20m)8:00−−バス(20人乗り)…別刈一一循環林道と増毛山道交差点、バス下車(580m)9:00−−武好駅逓跡 (650血)10‥00弓日武好橋(600m)11:00−− 岩老分岐(630Idll:30‥石積み橋遺構(320m)13‥00−−道有林界(180m)13:30−−岩老温泉(20m)14:00 <オプション> 岩老分岐(630m)11:30−一雄冬山肩(1050m)付近13:00…岩老分岐(630血)14:00−−岩老温泉(20m)16:00 <距離と標高差> バス下車地点(580m)一一岩尾温泉(20m)間 約10km、最高標高点650m、所要4.5時間 オプション 雄冬山肩往復コース 約19km、最高標高点1050m、所要7時間 *雄冬山肩付近までは、開削の進捗状況により到達地点が左右されます <入林許可>増毛山道の会を通じて、留萌振興局森林室に入林許可を申請。参加者の氏名・住所を記入します。 <2.5万地形図>「別苅」「雄冬」(地図に山道の記入なし。参加者には増毛山道の会作成の5万地形図を配布) <利用バス会社>(株)暑寒観光(20人乗り)→参加申し込みは先着20名限定になります <費用>バス代(参加者数により頭書川)+増毛山道の会資料代ガイド料(1,000円) <装備>夏山(低山)装備、雨具 <共同装備>ツェルト、救急用品、GPS <エスケープルート>特になし、豪雨予報時中止 <申込み締切り>9月14日 <支部通信>7月末号に掲載 <参考資料> 伊藤秀五郎「雄冬山付近の山道と漁村風景」(「北の山」所収) 坂本直行「武好の春」(「原野から見た山」所収) 高澤光雄「探索・増毛山道と武好駅逓」(「北海道の登山史研究」所収) 高重陽二郎「雄冬山と群別岳」(「山と人」所収) 滝本幸夫「増毛山道」(「新日本山岳誌」所収) 海老名名保「復活した増毛山道」(「ヌプリ」所載) NPO増毛山道の会HP httr)://www.kosu由一Sl).iT)/sando/01.html <担当>板垣(携帯:09062646483 メール:ita.nz@miftvcom)、海老名、神埜
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