平成28年5月分 タイの自動車市場の状況について 他

タイ駐在レポート
No.18
平成 28 年 5 月 6 日
伊予銀行国際部付 カシコン銀行派遣
<経済>
タイの自動車市場の状況について
今回は、タイの主要産業の一つである自動車産業の現状と見通しについて報告します。
タイには、日系・非日系自動車メーカーが多く進出していることもあり、自動車普及率は増加傾向
にあります。2014 年はクーデターの影響から 1 人当たり名目 GDP は減少しましたが、それでも実質経
済成長率は 0.8%と経済成長を遂げています。現在も着実に成長を続けており、自動車普及率の上昇
がまだまだ見込める国であることから、今後も自動車産業が経済・消費の牽引役を担っていくものと
考えられます。
主要国の自動車普及率と名目 GDP
米国
日本
タイ
インドネシア
マレーシア
フィリピン
ベトナム
ロシア
中国
インド
1,000人当たり自動車普及率
2012年
2013年
2014年
798.91
796.86
807.72
598.75
603.37
608.76
1 8 9 .8 1
2 0 6 .4
2 3 0 .4 1
72.58
86.41
82.03
398.75
400.78
408.93
34.85
35.24
35.66
20.36
21.33
22.28
316.99
335.72
352.09
80.58
92.99
104
17.9
19.54
21.61
(単位:台/千人、米ドル)
1人あたり名目GDP
2012年
2013年
2014年
51,319
52,543
54,306
46,856
38,741
36,298
5 ,9 1 8
6 ,2 2 9
5 ,9 7 7
3,701
3,624
3,492
10,508
10,628
10,933
2,606
2,788
2,871
1,725
1,874
2,015
14,070
14,501
12,972
6,250
6,986
7,617
1479
1513
1,586
出典:Global Note
しかし、2011 年 9 月~2012 年 12 月まで実施されていたファーストカー制度(インラック政権時に
実施された、
初めて自動車を購入する国民は 10 万バーツの税還付を受けられる制度)
が終了した後は、
国内外の経済成長が足踏みしている影響もあり、自動車生産台数、国内販売・輸出台数とも低調に推
移しているのが現状です。
先日、タイ工業連盟(FTI)から発表された 2016 年 3 月の自動車生産台数は前年同月比 8%増加の
19 万 2811 台と、前年実績を超えるのは 4 か月ぶり、19 万台を超えるのは 30 か月ぶりとなりました。
しかしながらこれは、タイの正月や自動車展示会を見越した季節的要因の強い増産で、一時的なもの
であると推測されます。各メーカーが販売増を期待していた自動車展示会での成約件数は前回比 12%
減少と、思うように伸びなかったという結果からすれば、やはり自動車産業の現状はあまり芳しいと
は言えません。
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No.18
タイ駐在レポート
平成 28 年 5 月 6 日
伊予銀行国際部付 カシコン銀行派遣
タイ実質 GDP 成長率、自動車生産台数および国内販売台数
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
実質GDP成長率
7.5%
0.8%
7.3%
2.8%
0.8%
2.8%
自動車生産台数
1,644,513
1,457,798
2,429,142
2,457,057
1,880,587
1,915,420
国内乗用車販売台数
346,644
360,441
660,214
631,225
369,826
304,872
国内商用車販売台数
453,713
433,640
763,366
699,465
511,984
492,707
出典:Global Note
一方で、年末から生産量・販売量ともに回復してくるのではないかという予測もあります。タイで
は 5 年間のリース契約で車を所有するケースが多く、2011 年の大洪水時に多くの企業が車両の買い替
えを余儀なくされた経緯があるため、年末からはリース期間満了による買替特需が発生するという見
方をする人がいるためです。自動車産業は当地での重要な産業の一つであり、業況については今後も
注視していきたいと思います。
<社会>
2016 年ソンクラーン(水かけ祭り)の開催
今年も、ソンクラーンと呼ばれる「水かけ祭り」が 4 月 13 日~15 日の日程で開催されました。
本来であればソンクラーンはタイの旧正月にあたるため、毎年日程が変わるはずなのですが、ソン
クラーン期間中に来泰する観光客が毎年増加するなど、年々観光色が強くなっていることから、タイ
政府が 4 月 13 日~15 日を国民的な祝日に制定しました。これにより、毎年同じ日程でソンクラーン
が開催されるようになりました。
通常の年であれば、バンコクではソンクラーン休暇前日の 12 日の夜中から水かけ祭りが始まり、期
間中は深夜まで老若男女がお互いに水をかけあうのが通例となっているのですが、今年は干ばつの影
響により、開始は 13 日の昼から、夜は 21 時までという規制の中での開催でした。
私は MRT(地下鉄)シーロム駅周辺のソンクラーンに参加しました。初めて参加する私からすれば、
街中が水をかけあう人たちであふれかえっている印象でしたが、タイに長く住む人や社内のタイ人ス
タッフに聞くと、参加人数や水の量が例年より少なく、今年は小規模なものだったようです。
タイに赴任して約 1 か月が経ちますが、雨が全くと言っていいほど降っておらず、この状態が続く
と断水になる可能性があるようです。小学生のころに大渇水を経験した身としては、バンコクで断水
が起きないことを願うばかりです。
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タイ駐在レポート
No.18
平成 28 年 5 月 6 日
伊予銀行国際部付 カシコン銀行派遣
タイの見本市情報(2016 年 5 月~2016 年 6 月)
BITEC
名 称
期 間
INTERMACH 2016
5 月 11 日~5 月 14 日
SUBCON THAILAND 2016
5 月 11 日~5 月 14 日
SHEET METAL ASIA 2016
5 月 11 日~5 月 14 日
Lifestyle Furniture & Décor Expo
Asian Paper Bangkok
5 月 21~5 月 29 日
6 月 1~6 月 3 日
PUMPS & VALVES ASIA 2016
6 月 1 日~6 月 4 日
Manufacturing Expo
6 月 22~6 月 25 日
IMPACT
名 称
期 間
Thailand Biggest Fair 2016, Super Car 7 Import Car Show 2016
5 月 7 日~5 月 15 日
THAIFEX-World Of Food Asia 2016
5 月 25 日~5 月 29 日
Furniture Show Fashion & Jewelry Show 2016
6 月 11 日~6 月 19 日
Bangkok International Auto Salon 2016
6 月 22 日~6 月 26 日
QSNCC
名 称
期 間
Thailand Dive Expo 2016
5 月 12 日~5 月 15 日
Thailand Golf Expo 2016
5 月 12 日~5 月 15 日
Pet Expo Thailand 2016
5 月 26 日~5 月 29 日
e-Commerce Expo 2016
5 月 28 日
24th Thailand Baby & Kids Best Buy 2016
6 月 2 日~6 月 5 日
Wedding Fair 2016 by NEO
6 月 9 日~6 月 11 日
20th Saha Group Fair
6 月 29 日~6 月 30 日
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