227号 - 埼玉県診療放射線技師会

埼玉放射線 第60巻 第5号 通巻227号 平成10年1月16日 第四種郵便物認可
ISSN 2186 571X
2012
No.
5
消化管検査における読影補助への取り組み 公益社団法人埼玉県診療放射線技師会
http://www.sart.jp
診療放射線技師による一次読影
埼玉放射線 抄録の書き方
E-mail [email protected]
R ADIOLOGICAL
S AITAMA
/9
2
1
0
2
BER
TEM
l.60
Vo
SEP
学術特集
CONTENTS
巻頭言
消化管検査における読影補助への取り組み
医療画像展
学術特集にあたって
副会長 橋本 里見─────────────── 1
さいたま市民医療センター 放射線技術科 今出 克利
(埼玉消化管撮影研究会 代表世話人)
─────────────────── 16
公益社団法人埼玉県診療放射線技師会
会 告
第28回埼玉放射線学術大会の開催─および─
演題募集について─ ─ 2
「消化管検査の読影補助への取り組み」
石心会─狭山病院 放射線室 伊藤 寿哉─ ──────────────── 17
「消化管検査の読影補助への取り組みについて」
レインボークリニック 志田 智樹────────────────────── 22
「消化管検査の読影補助への取り組みについて」
所沢市市民医療センター 放射線科 千田 俊秀─ ───────────── 29
「消化管検査の読影の補助への取り組みについて」
さいたま赤十字病院 大森 正司─ ──────────────────── 33
読影実践トレーニング
(胸部編)
──────────── 3
平成24年度 第4回CT認定講習会のお知らせ─ ──── 4
平成24年度 MRI基礎講習会のお知らせ─ ────── 6
平成24年度 第11回胸部認定講習会のお知らせ─ ─── 7
平成24年度
第12回上部消化管検査認定講習会のお知らせ─ ─── 8
お知らせ
平成24年度 関東甲信越診療放射線技─師学術大会─
開催にあたって── 11
平成24年度 関東甲信越放射線技師学術大会───── 12
平成24年度 MRI合同学術講演会────────── 13
「埼玉消化管撮影研究会 症例検討の紹介」
早期胃癌検診協会附属茅場町クリニック 放射線科 工藤 泰───────── 36
「上部消化管造影検査のレポート作成と実例」
埼玉県立がんセンター 放射線技術部 腰塚 慎二─ ──────────── 41
特 集
診療放射線技師による一次読影について
大垣市民病院 医療技術部─診療検査科─中央放射線室 高田 賢─────── 49
演題発表抄録および発表後抄録の書き方
獨協医科大学越谷病院 放射線部 諏訪 和明────────────── 53
埼玉県診療放射線技師会・埼玉CTテクノロジーセミナー合同企画── 14
「学会発表 ―演者席に立つまでの道のり―」
支部勉強会情報
支部勉強会情報───────────────── 57
投稿規程──────────────────58
年間スケジュール─ ──────────────59
編集後記
巻
巻 頭 言
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
頭
言
医療画像展
公益社団法人埼玉県診療放射線技師会
会
副会長 橋 本 里 見
ない。やはり当時の本会役員の先輩方も公益法人
団法人埼玉県診療放射線技
としては、会員だけではなく、県民にも目を向け
師会(以下、本会という)
た事業の開催が必須となるとの思いからの放射線
となり半年が過ぎようとし
展開催であったと推察する。
ている。事業活動について
医療画像展は、この第1回から現在まで継続さ
は、平成24年度の事業計画
れてきており、すばらしい実績であったと思う
が昨年度の予算総会で承認された計画通りに進
が、当時の担当役員から苦労話が掲載されてい
ら
み、これと言って大きな公益事業を推し進めてい
る。 来 場 者 数 を 見 る と、1日 目 か ら 順 に138人、
せ
るわけではないが、来年度はより充実した企画も
216人、263人、729人、201人、150人 で 合 計1697
検討していかなければならないと思う。
人が来場している。特に日曜日の開催では、729
学
公益事業として埼玉県に登録しているのは、学
人が来場しているので大成功と言っても良いと思
術
術セミナーの開催事業、放射線情報提供事業、そ
うが、なかなかすんなりとブースに入ってもらえ
特
して県民への知識普及啓発事業の3項目である。
ず、集客に苦労したと報告している。
集
この3項目の中で県民への知識普及啓発事業につ
話は少しずれるが、2年ほど前から開催してい
いて述べる。知識普及啓発事業の代表的な事業は
る「放射線被ばく相談窓口」の相談者は期待した
医療画像展である。現在、医療画像展は支部(地
よりも少ないと報告されている。しかし、期待を
区会)ごとに開催し、少額であるが予算を本会か
裏切る結果となった事業は創意工夫により、また
ら援助する事で協力をしている。開催内容も支部
違う結果を生み出す企画に変化していく可能性が
独自で各支部の特色を生かした企画を立て開催し
ある。新しい企画にチャレンジする精神は常に持
ており、支部役員と会員の協力により毎年継続開
ちたい。
催してきている。
近年の医療画像展は、各支部が地方自治体、公
では医療画像展はいつ頃始まったのか。それ
益法人、任意団体等の「健康まつり」に参画する
は、過去の会誌「埼玉県放射線技師会会誌」第73
形式で開催されている事が多い。つまり広報は本
号に開催報告が掲載されている。記念すべき第1
会だけで行うのではなく、参加団体全てで行うた
回は「あなたのための放射線展」と題して、浦和
め、どこの支部開催でも来場者数は多い。特に骨
コルソで開催している。他団体との合同ではなく
密度測定を行う場合は、予約していただく場合も
単独開催、講演会有り、日程は昭和61年12月11日
あると聞く。いずれにしても、医療画像展は毎年
から16日までの6日間継続開催であった。それに
盛況であるという報告を聞き喜ばしく思ってい
稿
しても、6日間連続開催は現在では考えられない。
る。
規
役員、会員、賛助会員協力の上での開催だったの
この事業は今後重要な位置を占めるため、予算
程
だろう。この昭和61年はおそらく社団法人化の準
のみではなく、役員全員の人的補助も検討し、事
備をしていたこともあり綿密な打ち合わせを経て
業活動の活発化をさらに行いたい。より良い企画
の開催と考えられる。そして昭和62年11月には社
を立案するには、多くの意見を取り入れる事が必
団法人化が埼玉県から許可されている。つまり公
須の条件であり、会員の皆様のご協力が是非とも
益法人化を目指す上での企画であり、是が非でも
必要だとあらためて感じている。
知
特
集
支部勉強会情報
投
年
間
スケジュール
225 (1)
お
開催したいとの執行部の考えがあったのかもしれ
告
平成24年4月1日に公益社
会 告
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
第28回埼玉放射線学術大会の開催および演題募集について
公益社団法人埼玉県診療放射線技師会
会長 小 川 清
第28回埼玉放射線学術大会の日程が決定致しました。今回の開催は、より皆さまの利便性を考え、会場
を大宮ソニックシティに移し、新たな企画も多数用意しております。メイン会場は国際会議室を使用し、
さらに市民ホールも全面学術大会にて使用します。
学術大会は埼玉県診療放射線技師会における最大のイベントであり、多数の会員に出席を頂きたいと考
えております。公私共々お忙しいと存じますが、ご参加お願い申し上げます。
つきましては、下記の通り一般演題の募集を行います。日ごろの研究結果や研鑽の成果を、この学術大
会にて発表していただければ幸いです。応募方法をご確認の上、ご応募いただけますようお願い申し上げ
ます。
なおプログラム詳細につきましては確定後、埼玉県診療放射線技師会Webサイトもしくは、会誌「埼
玉放射線」にてお知らせいたします。
記
「業務拡大への期待と責務」
大会テーマ 日 時:平成25年3月3日(日)
会 場:大宮ソニックシティ
〒330-8669 埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-7-5 ソニックシティ
参 加 費:2000円
内 容:会員研究発表、学生セッション、特別講演、県民公開講座、読影企画(乳腺、CT、
US、上部消化管:終日開催)、テクニカルディスカッション、その他企画は今後、埼
玉県診療放射線技師会Webサイトにアップいたします。
演題募集要項
応募方法:埼玉県診療放射線技師会Webサイト内の学術大会演題申し込み画面から、発表者名、
共同研究者名、施設名、会員番号(会員のみ)、発表概略を200字以内で入力して下さ
い。演題応募方法はWebサイトのみとさせて頂きます。
埼玉県診療放射線技師会ホームページ http://www.sart.jp/ コンテンツ→学術大会
から
募集期間:平成24年9月17日(月)∼11月30日(金)
(締切り間際は大変混雑しますので、余裕を持ってお申し込み下さい。)
採 否:学術大会プログラム委員会にて審査の上、12月中旬頃に、採否をご本人に通知いたし
ます。
問い合せ:公益社団法人埼玉県診療放射線技師会 学術委員会委員長 富田博信
電話048-253-1551(埼玉県済生会川口総合病院)
※本大会の発表後抄録は、データを電子化し、埼玉県診療放射線技師会の学術データベースに収
載の上、Web上に公開する予定です。発表される方は、予めご了解下さい。
226 (2)
巻
会 告
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
頭
言
会
読影実践トレーニング(胸部編)
主催 公益社団法人埼玉県診療放射線技師会
告
平成11年より認定講習会として胸部単純、上部消化管を開催してきました。現在ではCTを含め機器管
やすい症例(昨年認定講習会に使用した症例を含む)を用いて、実際の読影所見の表現方法をトレーニン
せ
か、どこまで所見として指摘するべきなのかが分からない方が多いと感じます。今回の企画では、わかり
ら
か変」と異常所見を察知する能力もあります。しかしながら、その異常所見をどのように表現すれば良い
知
私たち診療放射線技師はだれよりも数多くの画像を見ています。そして、「臨床的に何かおかしい」「何
お
理から検査法、読影までの内容で3モダリティを開催しております。
グしていく勉強会です。
座学よりも実践中心の勉強会で、同じ内容を年に通し4回行う予定です。ご自分の日程に合わせて参加
学
いただければ幸いです。またリピートも大歓迎です。
術
特
集
記
特
19:00∼20:00 胸部単純読影の実際
埼玉県立小児医療センター 田中 宏
20:00∼21:00 CT読影の実際
(終了)第 1 回 6月15日(金) 上尾中央総合病院 看護研修センター
(終了)第 2 回 9月 7日(金) 済生会川口総合病院 3F会議室1
第 3 回 10月12日(金) 熊谷文化創造館さくらめいと 第1会議室
第 4 回 11月16日(金) 日本医療科学大学
支部勉強会情報
日時および場所
集
済生会川口総合病院 富田 博信
投
参 加 費:500円
稿
申し込み:不要
規
程
問い合わせ先
公益社団法人埼玉県診療放射線技師会
総務担当 田中 宏 [email protected]
学術担当 富田博信 [email protected]
227 (3)
年
間
スケジュール
電話 048-664-2728(9:00∼12:00、13:00∼15:00)
会 告
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
平成24年度 第4回CT認定講習会のお知らせ
共催 公益社団法人埼玉県診療放射線技師会
共催 埼玉CTテクノロジーセミナー
CT認定講習会も本年度で4 回目を迎えました。昨年度より日本X線CT専門技師認定機構が立ち上がり、
その指定講習会の学習目標と照らし合わせ、足りない項目を補い、従来のCT認定講習会として開催しま
した。
本年度は、2日間開催とし、1日目は、日本X線CT専門技師認定機構の認定試験対策から各部位別撮影、
読影法の講義を行います。2日目は午前に物理特性測定講義、実習を中心に行います。受験資格の必須科
目ではありませんが、午後には研究発表の質の向上を目的とした研究会との合同企画を開催いたします。
奮ってご参加ください。
CT認定講習会 プログラム
平成24年10月27日(土)
9:00∼ 9:15 オリエンテーション
9:15∼11:00 日本X線CT専門技師認定機構
及び埼玉CT認定試験対策
富田 博信
済生会川口総合病院
11:00∼12:00 頭頚部CTの撮影法、読影講義
富田 博信
済生会川口総合病院
13:00∼14:00 胸部CTの撮影法、読影講義
染野 智弘
羽生総合病院
14:00∼15:00 腹部CTの撮影法、読影講義
八木沢英樹
埼玉社会保険病院
15:00∼16:00 造影技術概論
中根 淳
埼玉医科大学総合医療センター
16:00∼17:00 救急CTの撮影法、読影講義
田中 功
東京女子医科大学東医療センター
城處 洋輔
済生会川口総合病院
10:00∼11:00 ファントム作成 実習Ⅰ
志藤 正和
済生会川口総合病院
11:00∼12:30 実習Ⅱ(MTF、SSPZ、NPS)
双木 邦博
さいたま市立病院
平成24年10月28日(日)
9:00∼10:00 物理特性講義
13:30∼17:00 埼玉CTテクノロジーセミナー合同企画
埼玉CTテクノロジーセミナー合同企画 プログラム
1.基礎編
1−1物理特性研究のコツ、ファントムの置き方∼データの見せ方
講師 メディカルスキャニング
小澤 昌則
1−2造影CT検査の研究デザインから最低限抑えておきたいデータの取扱い
講師 埼玉医科大学総合医療センター
中根 淳 2.実践編
演題登録から当日発表までの道のり。SARTからJRC、ECRまで
スライド作成や抄録作成のポイントまで
講師 済生会川口総合病院
228 (4)
富田 博信
巻
会 告
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
頭
言
埼玉県川口市西川口6-9-7
会
場 所:平成24年10月27日(土) 済生会川口総合病院 看護学校講堂
平成24年10月28日(日) 済生会川口総合病院内 3階 第1会議室
埼玉県川口市西川口5-11-5
※1日目と2日目の開催場所が違いますのでご注意願います。
告
受 講 料:2日間4,000円(各2,000円)2日目午後のみ参加は500円
お
共に当日徴収
知
申込みください。http://www.sart.jp/member2005/ コンテンツ→認定技師から
せ
申込方法:全課程受講及び、平成24年10月28日(日)の物理特性受講申し込みは本会Webサイトよりお
ら
定 員:50名程度
申込期間:平成24年8月13日∼平成24年10月12日
連 絡 先:公益社団法人埼玉県診療放射線技師会 電話 048-664-2728 FAX 048-664-2733
学
問い合せ:済生会川口総合病院 富田博信 電話 048-253-1551
術
特
埼玉県川口市西川口6-9-7
集
〒332-0021
特
平成24年10月27日(土)
済生会川口総合病院 看護学校案内
病院からの地図を参照してください。
集
支部勉強会情報
投
稿
規
程
年
間
スケジュール
229 (5)
会 告
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
平成24年度 MRI基礎講習会のお知らせ
主催 公益社団法人埼玉県診療放射線技師会
共催 SAITAMA MRI Conference(SMC)
近年MRIの進歩に伴い基礎知識の必要性が益々重要になってきています。昨年度は「MR専門技術者認
定試験から学ぶMRIの基本知識」と言うことで、装置の性能評価項目を中心に講座を開催しました。今年
度は過去に行われた認定試験問題から、出題頻度の高い基本的な問題と安全に関する問題を抜粋し、解説
を含めて“MRIを扱うにあたり知っていて損のない知識”の向上を目的にセミナーを企画しました。専門
技師を目指そうとしている方のみならず、MRI業務に従事して間もない方まで多くの方の参加をお待ち申
し上げます。
プログラム(案)
平成24年11月18日(日)
12:30∼ 受付
13:00∼13:20 基礎問題Ⅰ模擬試験
13:20∼14:20 基礎問題Ⅰ解説
済生会川口総合病院 浜野洋平
14:30∼14:50 基礎問題Ⅱ模擬試験
14:50∼15:50 基礎問題Ⅱ解説
済生会栗橋病院 渡邉城大
16:00∼16:20 安全管理模擬試験
16:20∼17:20 安全管理解説
獨協医科大学越谷病院 宿谷俊郎
17:20∼ 質疑応答
日 時:平成24年11月18日(日)12:30∼ 受付開始
場 所:さいたま赤十字病院 5階講堂
〒338-8553 さいたま市中央区上落合8-3-33 電話 048-852-1111
受 講 料:2000円(非会員4000円)当日徴収します。
定 員:40名程度
申込方法:本会Webサイトより。http://www.sart.jp/member2005/ コンテンツ→認定技師から
申込期間:平成24年8月13日∼平成24年11月8日
連 絡 先:埼玉県診療放射線技師会 電話 048-664-2728 FAX 048-664-2733
問い合せ:済生会栗橋病院 栗田 幸喜 電話 0480-52-3611
埼玉医科大学病院 平野 雅弥 電話 049-276-1264
※埼玉県診療放射線技師会の会員以外であっても、日本診療放射線技師会か各都道府県放射線技
師会の会員であれば会員とみなします。
230 (6)
巻
会 告
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
頭
言
会
平成24年度 第11回胸部認定講習会のお知らせ
主催 公益社団法人埼玉県診療放射線技師会
告
知
ら
せ
学
術
特
集
特
記
場 所:上尾中央総合病院 住所 〒362-8588 上尾市柏座1-10-10
電 話 048-773-1111 看護研修センター
お
プログラム
平成24年12月2日(日)
8:30∼ 8:50 受付
8:50∼ 9:00 オリエンテーション
9:00∼10:00 胸部単純写真の撮影法
10:00∼11:00 装置の基礎
11:00∼11:10 休憩
11:10∼12:30 胸部単純撮影の臨床と読影
12:30∼13:30 昼休み
13:30∼14:30 小児胸部撮影について
14:30∼15:30 胸部のCT診断
15:30∼15:40 休憩
15:40∼16:40 診療放射線技師に必要な胸部単純撮影の読影(初級編)
16:40∼ オリエンテーション、試験案内
集
支部勉強会情報
正面入口
投
程
年
間
スケジュール
231 (7)
規
埼放技会員3,000円
非会員6,000円
2)再認定受験のみ
埼放技会員1,000円
非会員2,000円
昨年度同様、認定試験は別日開催となります。
受講料は当日徴収します。
定 員:なし
申込方法:本会Webサイトより。http://www.sart.jp/member2005/ コンテンツ→認定技師から
締め切り:平成24年8月13日∼平成24年11月18日
連 絡 先:公益社団法人埼玉県診療放射線技師会 電話 048-664-2728 FAX 048-664-2733
問い合せ:上尾中央総合病院 佐々木 健 電話 048-773-1111 E-Mail [email protected]
稿
受 講 料:1)全課程受講、認定試験含む
会 告
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
平成24年度 第12回上部消化管検査認定講習会のお知らせ
主催 公益社団法人埼玉県診療放射線技師会
共催 埼玉消化管撮影研究会
今年度も上部消化管検査認定講習会を企画いたしました。基礎から応用技術まで幅広く内容を構成して
おりますので、初心者ばかりでなくベテランの方も奮ってご参加くださいますよう、よろしくお願い致し
ます。多くの方の受講をお待ちしております。
プログラム(敬称略)
① 平成24年12月9日(日):上部消化管撮影 認定講習会
10:00∼ 受付開始
10:30∼12:00 X線透視装置の基礎:画質:性能評価
前田道利(日立メディコ株式会社)
12:00∼13:00 ランチョンセミナー
製品紹介
柴田 太(日立メディコ株式会社)
基準撮影法の解説
今出克利(さいたま市民医療センター)
13:00∼13:50 被ばく管理
工藤安幸(東松山市民病院)
14:00∼14:30 造影剤のリスクマネジメント
バリウムメーカー
14:30∼15:00 受診者管理
志田智樹(レインボークリニック)
15:10∼16:10 上部消化管撮影技術:精密検査法
工藤 泰(早期胃がん検診協会)
16:20∼17:20 読影およびレポート作成
大森正司(さいたま赤十字病院)
② 平成25年 日程未定(日):埼玉消化管撮影研究会と合同開催
10:00∼ 受付開始
10:30∼12:00 上部消化管(読影法)
馬場保昌(安房地域医療センター)
12:00∼13:00 ランチョンセミナー
13:00∼14:30 上部消化管(病理と画像)
大倉康男(杏林大学病院 臨床病理部)
14:40∼15:40 一般演題
15:50∼17:00 症例検討会
③ 平成25年 日程未定
時間未定 認定試験(画像評価、筆記試験、読影試験)
記
日 程:②③につきましては日時および会場が未定です。確定しましたら、お知らせいたします。
認定試験を受ける方は①と②の2日間受講をすることが条件となります。
場 所:① さいたま赤十字病院 5階 会議室
② さいたま赤十字病院(予定)
③ さいたま赤十字病院(予定)
受 講 料: 1 )全課程受講および認定試験
会員 5,000円(非会員 10,000円)
2 )①のみ受講を希望する場合
会員 3,000円(非会員 6,000円)
3 )再認定受験のみ
会員 1,000円(非会員 2,000円)
全て当日徴収となります
定 員:30名程度。
申込方法:本会Webサイトより。http://www.sart.jp/member2005/ コンテンツ→認定技師から
申込期間:平成24年8月13日∼平成24年11月30日。
連 絡 先:公益社団法人 埼玉県診療放射線技師会 電話 048-664-2728 FAX:048-664-2733
問い合せ:さいたま市民医療センター 今出 克利 電話 048-626-0011(PHS:7725)
Mail:[email protected]
232 (8)
以上
巻
お 知 ら せ
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
頭
言
会
告
お
知
ら
せ
学
術
特
集
特
集
支部勉強会情報
投
稿
規
程
年
間
スケジュール
233 (9)
お 知 ら せ
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
234 (10)
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お 知 ら せ
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
頭
言
会
平成24年度 関東甲信越診療放射線技師学術大会開催にあたって
平成24年度関東甲信越診療放射線技師学術大会
告
大会長 神 山 辰 彦
(社団法人 栃木県放射線技師会会長)
お
せ
た。
ら
宇都宮市にある栃木県総合文化センターおよび宇都宮東武ホテルグランデにて開催することとなりまし
知
平成24年度関東甲信越診療放射線技師学術大会を平成24年10月6日(土)∼7日(日)の2日間、栃木県
今年のテーマとして、『日本の今、医療界の今、そして未来へ』とさせていただきました。本大会は、
学
深刻な経済不況と円高、医療費の削減、医療技術の急激な進展、福島第一原発による放射線被ばく、医療
術
供していくための「情報の共有」および「技術の共有」の場にしていきたいと思っております。
集
来に向けて、今必要なもの、足りないもの、そして学ぶべきものを見つけだし、「安心安全な医療」を提
特
の質の向上、チーム医療の推進など、診療放射線技師を取り囲む日本と医療界の現状を見つめ、将来・未
学術大会の内容として、特別講演は、社団法人日本放射線技師会の中澤靖夫会長、教育セミナーは、①
特
小児関連(とちぎ子ども医療センター 古川理恵子先生)②救急関連(済生会横浜市東部病院 船曳知弘
先生)③Ai関連(千葉大学医学部附属病院Aiセンター 山本正二先生)を企画しております。市民公開
講座は、自治医科大学医療安全学教授の河野龍太郎先生、FM栃木アナウンサーの鹿島田千帆先生からご
5部門から各県会員に発表していただき、会場を交えて討論していただく予定であります。
から100分の位置にあり、おなじみの「餃子」の消費量は宇都宮市が全国1位となっております。「ジャズ
の街」
・
「カクテルの街」・「サイクリングの街」としても有名で、ホテルのレンタサイクルで市内観光をす
るのもよし、昼に餃子を食べ、夜はカクテルを飲み、そしてジャズを聴くというのも(アリ)だと思いま
す。そして3連休の最後は、足を延ばして世界遺産「日光の社寺」や温泉地「鬼怒川温泉」、避暑地の「那
支部勉強会情報
県都の宇都宮市は、人口50万人で東京から90km、東京駅から東北新幹線で50分、スカイツリーの浅草
集
講演をいただく予定であります。シンポジウムとして、治療・核医学・単純・造影・コンピュータ断層の
須高原」
、陶芸の里「益子」など訪れてはいかがでしょう。
投
開催時期の10月6日(土)∼7日(日)は3連休となりますが、前の週は日本放射線技師会の全国学術大
稿
会(名古屋市)があり、同じ週の木曜から土曜日は日本放射線技術学会の秋季学術大会が(東京)で開催
規
されるという非常にタイトな時期の開催となってしまいました。地方都市の宇都宮市には訪れる機会が少
程
ないと思いますので、学術的研究、職能団体の特長を生かした研究、全国大会の追加報告や若い方の登竜
門として、そして学生方々も演題を登録し、是非とも宇都宮市の大会に参加していただきますよう切にお
最後に、1題でも多くの演題発表と一人でも多くの皆さまに参加していただき、さらなる研鑽を積まれ
ますことを実行委員一同心より願っております。
平成24年3月吉日
235 (11)
年
間
スケジュール
願い申し上げます。
お 知 ら せ
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
平成24年度 関東甲信越放射線技師学術大会
大会テーマ 『日本の今、医療界の今、そして未来へ』
1 .会 期:平成24年10月6日(土)∼7日(日)
2 .会 場:栃木県総合文化センター:JR宇都宮駅(約1,600m)・東武宇都宮駅(約700m)
〒320-8530 栃木県宇都宮市本町1-8 TEL:028-643-1000
宇都宮東武ホテルグランデ(情報交換会)
〒320-0033 栃木県宇都宮市本町5-12 TEL:028-627-0111
3 .大会HP http://www.tartnet.com/2012kantogakkai/index.html
4 .主 催:公益社団法人日本診療放射線技師会
社団法人新潟県放射線技師会・社団法人栃木県放射線技師会
社団法人茨城県放射線技師会・社団法人群馬県放射線技師会
公益社団法人埼玉県診療放射線技師会
一般社団法人千葉県診療放射線技師会・公益社団法人東京都放射線技師会
社団法人神奈川県放射線技師会・社団法人山梨県放射線技師会
社団法人長野県放射線技師会
5 .実 施:社団法人栃木県放射線技師会
6 .後 援:栃木県・宇都宮市・下野新聞社・(社)栃木県看護協会
7 .参加登録費:大会HP上で事前登録
3,000円(会員事前登録)、 5,000円(非会員事前登録)
5,000円(会員当日登録)、 7,000円(非会員当日登録)
1,000円(学生参加費:事前・当日登録)
8 .情報交換会会費:大会HP上で事前登録
5,000円(会員事前登録)、 7,000円(非会員事前登録)
7,000円(会員当日登録)、11,000円(非会員当日登録)
9 .プログラム
特別講演・市民公開講座・教育セミナー・シンポジウム
一般研究発表・ランチョンセミナー・企業展示
大会会長 神山 辰彦 自治医科大学附属病院
実行委員長 野澤 幸二 栃木県立がんセンター
大会事務局:〒320-0033 栃木県宇都宮市本町12番11号 栃木会館2階
社団法人 栃木県放射線技師会事務所
TEL・FAX:028-625-7979
URL:http://www.tartnet.com/
E-mail:[email protected]
236 (12)
巻
お 知 ら せ
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
頭
言
会
平成24年度 MRI合同学術講演会
(第26回SAITAMA MRI Conference(SMC)
/関東MR研究会)
告
謹啓
野にご高名な先生に講演をしていただけます。ぜひ奮って皆様の参加をお待ちしております。
せ
謹白
ら
ます。実際の検査に必要な基礎知識から最先端の情報、臨床まで幅広く網羅した内容となっており、各分
知
この度、平成22年度以来二度目となります、関東部会関東MR研究会と合同でMRI講演会を開催いたし
お
時下ますますご清祥の段、誠にお慶び申し上げます。
記
日 時:平成24年10月27日(土) 受付開始13:15∼
学
会 場:大宮法科大学院大学 講堂
術
住所 埼玉県さいたま市大宮区桜木町4-33-13
特
交通のアクセスは、http://www.omiyalaw.ac.jp/をご覧ください
集
参加費:1,000円
総合司会 獨協医科大学越谷病院 放射線部 宿谷 俊郎
特
プログラム
13:40 開会の挨拶
13:45∼14:35
座長 群馬大学医学部付属病院 放射線部 氏田 浩一
集
1.いつまでも変わらない!撮像技術の基本
【知っている気になっていたMRの基礎、再考】
14:35∼15:25
2.新味を求めて!最近の撮像技術
【再収束フリップ角可変高速スピンエコー法の基礎と臨床】
座長 埼玉医科大学病院 中央放射線部 平野 雅弥
稿
15:40∼16:40
投
講師 八重洲クリニック 米山 正己先生
支部勉強会情報
講師 茨城県立医療大学 保健医療学部 放射線技術科学科 石森 佳幸先生
規
3.本質は臨床に直結する画像!
程
【関節MRI撮像のコツと主な病態】
講師 埼玉医科大学 放射線科 教授 新津 守先生
共催:SMC/関東MR研究会/バイエル薬品株式会社
本研究会は日本磁気共鳴専門技術者認定機構より認定を受けております。
237 (13)
年
間
スケジュール
16:40 閉会の挨拶
お 知 ら せ
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
埼玉県診療放射線技師会・埼玉CTテクノロジーセミナー合同企画
「学会発表 ―演者席に立つまでの道のり―」
∼初心者からベテランまで超実践編∼
共催:埼玉県診療放射線技師会
埼玉CTテクノロジーセミナー
日 時:平成24年10月28日(日) 13:30∼17:00
場 所:済生会川口総合病院 3階 第一会議室
参加費:500円
プログラム
13:30∼13:35 開会のご挨拶
SCTT代表世話人挨拶 済生会川口総合病院
富田 博信
13:35∼15:45 基礎編
1.物理特性研究のコツ、ファントムの置き方∼データの見せ方
講師 メディカルスキャニング 小澤 昌則
2.造影CT検査の研究デザインから最低限抑えておきたいデータの取扱い
講師 埼玉医科大学総合医療センター 中根 淳
15:55∼16:55 実践編
演題登録から当日発表までの道のり。SARTからJRC、ECRまで
∼スライド作成や抄録作成のポイントまで∼
講師 済生会川口総合病院
富田 博信
16:55∼17:00 閉会のご挨拶
埼玉県診療放射線技師会常任理事
済生会川口総合病院 238 (14)
富田 博信
巻
学 術 特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
頭
言
会
告
お
知
ら
せ
学
術
特
集
特
集
支部勉強会情報
投
稿
規
程
年
間
スケジュール
239 (15)
学 術 特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
学術特集にあたって
さいたま市民医療センター
放射線技術科 今出 克利
(埼玉消化管撮影研究会 代表世話人)
平 成22年4月30日 付、 厚 生 労 働 省 医 政 局 か ら
線技師が質の高い検査と1次読影を行い、有効性
「医療スタッフの協働,連携によるチーム医療の
を国民にアピールしていかなければ他の検診に置
推進について」の通達が出されてから早くも2年
き換わってしまい、消化管造影検査は衰退し消滅
が経過しました。その中の画像診断における読影
してしまいます。そのような危機感を感じている
の補助の取り組みについて、どのように関わり、
のは、私だけではないと思います。これからが非
問題点や今後の展望などを4施設の方に紹介して
常に大事な時期です。みんなで頑張っていきま
いただきます。また研究会で行われている症例検
しょう。
討の紹介と、検査レポートの作成と実例について
埼玉消化管撮影研究会は年4回ほど開催してお
詳細に書いていただきました。皆さんの施設の現
り、撮影技術、読影方法、症例検討会などを行っ
状と照らし合わせ、参考になれば幸いです。検査
ています。初心者の方から上級者の方まで、満足
は撮影したら終わりではなく、画像を評価・読影
できるような企画を考えていますので、消化管造
し結果と対比して、自身の行った検査を見直し、
影検査に携わっている方や興味のある方のご参加
再評価することを繰り返すことで検査精度の向上
をお待ちしています。
を図ることが出来ると思います。まだ実施してい
また埼玉県診療放射線技師会の主催で上部消化
ない方は、これから実践していくことをお勧めい
管認定講習会を毎年開催しています。馬場先生や
たします。
大倉先生の講演は、1度聞いただけでは理解する
近年の消化管造影検査の減少は皆さんも感じて
ことが難しいですが、2回3回と聞いているうちに
いることと思います。胃がん検診では、ABCリ
理解が深まり、撮影技術や読影能力も飛躍的に向
スク検診や内視鏡検診の普及により医師のX線検
上するのではないかと思います。今年も企画しま
査離れが起こり、医師が消化管造影検査を撮影も
したので、そちらのご参加もお待ちしておりま
しくは読影する機会も少なくなってきています。
す。
今後はさらに胃X線検査の読影医は減少していく
最後に今回原稿を執筆していただいた方々にこ
ことが予想されます。今後も胃X線検査における
の場をお借りして感謝を申し上げるとともに、今
胃がん検診を継続させていくためには、診療放射
後の益々のご活躍を祈念いたします。
240 (16)
巻
学 術 特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
頭
言
「消化管検査の読影補助への取り組み」
会
石心会 狭山病院
学
術
特
集
特
集
支部勉強会情報
投
稿
規
程
図5:佐藤秋生氏
241 (17)
年
間
スケジュール
図4:基準撮影法Ⅱ
図3:健診センター
せ
2.はじめに
当施設は、入院・救急部門を担う狭山病院と、
外来部門を担うさやま総合クリニックとの2施設
に分かれています。また、さやま総合クリニック
には2009年4月より今までの健診部門を統括した
『健診センター』が開設されています。
外来部門と別れたことにより検査がスムーズに
行われ、患者の待ち時間も減少しました。また女
性専用ホールを設けて女性職員のみで対応するな
ど、患者により良い検査を提供できる環境作りを
目指しています。
ら
図2:石心会さやま総合クリニック
知
図1:石心会狭山病院
3.概要
装置:Winscope 6000(2台)
Winscope Plessart
使用製剤:バリトゲンHD(伏見製薬)
200w/v% 150ml
バリトップHD(カイゲン)
200w/v% 150ml
いずれかを使用
バルギン発泡顆粒 5g
撮影方法:基準撮影法Ⅱ
撮影時間:1人10分(ドック・検診)
撮影人数:1日平均10∼15人(最大20人)
(検診・ドック)年間約3300人(2011年度)
読影方法:モニター診断 2Mを使用
(全てフィルムレス)
4.基準撮影法
当施設ではNPO日本消化器がん検診精度管理評
価機構により、任意型検診を目的に人間ドックや
個別検診で行われる従来の直接X線撮影が主な対
象となるとされている『基準撮影法Ⅱ』を取り入
れています。以下は当施設で撮影を行った『基準
撮影法Ⅱ』の写真とそれを撮影した当施設の診療
放射線技師です。参考までに提示させて頂きます。
お
1.施設紹介
開 設:昭和62年4月(1987年)
所在地:埼玉県狭山市鵜ノ木1-33
病床数:一般349床
(ICU・CCU 8床、HR 7床)
診療放射線技師:30名(女性5名)
告
放射線室 伊藤 寿哉
学 術 特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
5.当施設の読影の取り組み
当施設では現在、超音波検査、上部消化管検
査、下部消化管検査において、読影の補助を行っ
ています。
まず技師による1次レポートを作成します。そ
の後、1次レポートを確認した読影医による読影
が行われ、検査をオーダーした主治医へと結果が
伝わります。
しかし当施設では、夜勤帯など読影医が不在の
場合が多々あり、緊急検査の際は上記モダリティ
以外のCTやMRIにおいても技師の意見を求めら
れることがあるのが現状です。
そのため運営上必要である、超音波検査、上
部・下部消化管検査における読影力の向上だけで
なく、我々診療放射線技師が関わる全ての検査に
おいて、読影力を向上させる必要があると考えて
います。
6.消化管検査における読影システム
消化管検査においては、現在2通りの方法で読
影の補助を行っています。
まず、検診の場合は紙による報告書を作成して
います。この紙は実際に市の検診で提出するもの
をコピーして使用しています。
以下にその報告書の一部を提示します。
次に外来の検査ですが、こちらは電子カルテ上
の運用を行っています。
基本は下図のように自由に文を記載することで
レポートを作成しています。
図7:レポート作成画面①
このレポーティングシステムには、あらかじめ
テンプレートが作成してありますので、撮影され
た病変に適していると思われる部位や所見を選択
し、大きさなど必要事項を記載することにより、
簡便にレポートが作成できます。
図8:レポート作成画面②
テンプレート挿入後も自由に文を作成すること
が可能ですので、検査時の情報や、医師に伝えた
いことなどを挿入しています。
図6:紙による報告書(一部)
図6の様にこの報告書では、主にコード表の中
から部位や、所見、診断を選択し記入するといっ
た簡易的なものとなっています。そのため、病変
の質的な診断ではなく、あくまで存在の診断に使
用しています。
もし、上記のコードだけで情報を伝えるのが困
難な場合があれば、空白の箇所に図を描いたり、
コメントを記載するなどをして読影医に伝えるよ
うにしています。
図9:レポート作成画面③
このテンプレートは埼玉消化管撮影研究会で毎
回行われている症例検討の資料を参考にさせて頂
き、当院外科医師・消化器内科医師と相談し情報
の必要・不必要を選択して作成を行いました。
表現も研究会を参考にさせて頂いていますの
242 (18)
巻
学 術 特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
頭
言
告
お
知
のが現状です。その差を少しでも軽減させ、放射
線科全体の質の向上を目指すことを目的に、当施
設では定期的に勉強会を行っております。現在で
は大きく分けて2種類の勉強会を開催しています。
まず一つは朝礼の前の時間を利用した勉強会で
す。週に2日、15分∼30分程度で、比較的経験の
浅い技師が中心になり、日常の疑問について調べ
たことや、先輩技師から与えられた課題について
調べた内容をまとめて発表しています。
会
ら
で、病変に対する表現の方法や、必要な情報の記
載など、撮影した技師の違いによる差が軽減され
ています。
またあらかじめ記載すべき必要な情報がテンプ
レートにありますので、精密検査を行う際など、
事前にどのような写真を撮影すべきか、どう病変
にアプローチしていくかの計画を立てることが可
能です。これらにより経験の少ない技師でも、よ
り良い撮影、的確な表現での読影レポートの作成
を身に付ける事が出来ると考えています。
せ
学
術
特
集
支部勉強会情報
投
稿
規
程
年
間
スケジュール
243 (19)
集
7.読影の精度管理
読影の補助を行うという事は、前向きに考えれ
ば診断の一助になるということですが、技師の知
識や技術が不足していると、正確な診断の妨げに
なる可能性があります。そういった症例を少しで
も軽減するために日々の精度管理は非常に重要と
なります。
当施設で行われている取り組みを紹介させて頂
きます。
1)積極的な勉強会への参加
埼玉消化管撮影研究会のような院外で行われる
勉強会には、積極的に参加するように心掛けてい
ます。また参加するのも個人ではなく、出来る限
り上司や部下を誘い、皆で参加するようにしてい
ます。モダリティや勉強会の大小に関わらず、開
催情報を共有し、時には業務調整を行いながら、
放射線科全体で勉強会に参加できる環境作りをし
ています。
2)定期的な勉強会の開催
院外の勉強会は、業務の都合により技師全員で
の参加は困難です。またプライベートの時間なの
で個人の都合や、意識に大きく左右されてしまう
ことが多く、技師間に差が生じやすくなっている
業務開始前の時間を利用することで、参加人数
も多く、様々な情報の交換の出来る場となってい
ます。定期的に勉強の出来る環境でもあり、若い
技師の勉強方法の確認も出来るという長所があり
ます。
もう一つは業務終了後、週に1回30分∼60分程
度で勉強会を開催しています。
こちらは朝の勉強会とは違い、中堅技師が中心とな
り、現場に必要な知識や技術などをまとめた内容
や、実際の症例を提示し、読影の進め方や撮影の
方法などを発表してい
ます。中堅技師が中心
となることで、後輩技
師に必要な知識や、リ
アルタイムで起きた事
例の復習など、放射線
科の状況に合わせた勉
強会が運営できます。
また業務中では伝えき
れない知識・技術を後
輩に伝えることが可能
図12:勉強会風景②
です。
院内で勉強会を開催することにより、知識や技
術の向上はもちろんのこと、院外の勉強会と違い
特
図11:勉強会風景①
図10:レポート作成風景
学 術 特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
演者・視聴者が全て同じ施設の技師であるため、
初歩的な疑問や、説明の補足を気軽に依頼するこ
とが出来ます。また時間を気にすることなく納得
のいくまで検討を重ねることが出来るのも長所の
一つです。
以上のように、当施設では読影の精度管理を行
うため日々の勉強会に重点をおいています。
読影を行うために必要な知識・技術を学ぶ場を
数多く設けることにより、モダリティに関わら
ず、まず日常から積極的に読影を行うという意識
を持たせて、
『撮影するだけ技師』で終わらない
ような技師教育を目指して日々業務を行っていま
す。
8.消化器検査における読影の精度管理
当施設の消化器検査は2名から3名の技師を中心
に『X線TV検査チーム』として精度管理を行っ
ています。
機器のトラブルの対応、検査を潤滑に行うため
の調整などの業務をはじめ、日常業務について常
に切磋琢磨し、より良い検査が提供できるよう
日々努力しています。
その中で、読影の精度管理として行われている
取り組みを紹介させて頂きます。
1)消化器検査における新人教育
当施設では消化器検査を教育する際、撮影をす
る教育と、読影する教育を同時進行で行います。
これらを同時に行うことにより、負担は大きく
はなりますが、撮影中の意識を撮影だけに置か
ず、病変を見つけることにも置くことができるよ
うになり、自然と病変を探せるような視線の流れ
を身に付けることが出来ます。またあらかじめ読
影の基礎を教えることにより、読影に必要な画
像、読影には適していない画像の区別をつけるこ
とが可能となり、早い段階に自分自身で画像の良
し悪しを判断できるようになります。
読影補助を行う準備段階として、撮影の教育と
同時に読影の基礎を教育し、読影への一歩を踏み
出しやすくしています。
2)消化器チームにおける勉強会
この勉強会は前述した勉強会とは違い、消化管
検査に携わる技師だけを集め、TVチームが中心
となり行っています。内容は主に症例検討を行っ
ています。過去に撮影された精密検査の写真を提
示し、各々で読影を行い、最終的には手術の結果
と比較しながら、検討を行っています。読影の練
習が第一の目的ですが、撮影における反省点など
様々な意見を交換する場ともなっています。また
症例検討以外にも、バリウムや発泡剤について
TVチームが行った実験結果の報告・検討や、新
しい情報の発信などにも有効活用されています。
図13:消化器チームに
よる勉強会風景
図14:当施設消化器チーム
3)医師との合同カンファレンス
このカンファレンスも基本的にはTVチームが
中心となり、消化管検査に携わる技師と、外科・
消化器内科医師とで行っています。内容は特に決
まっておらず、技師から症例に関する質問をした
り、医師からの症例に対する、読影のアドバイス
や注意事項などを教えて頂いたりと、様々な討論
を行っています。
医師と技師が定期的にカンファレンスを行いコ
ミュニケーションを取ることで、医師の求める画
像や読影を行うことが出来るようになると考えて
います。
図15:医師・技師カンファレンス風景
9.最後に
今日、診療放射線技師による一次読影の話題が
様々なモダリティで取り上げられ始めました。
求められているのは、『撮影するだけ技師』で
はなく撮影したその先も視野に入れることのでき
る技師になってきています。そのため、装置に関
244 (20)
巻
学 術 特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
頭
言
会
わる専門的な知識だけでなく、幅広い分野の知識
を習得することが必要となってきます。今後、一
次読影が通常業務に加えられ、さらにその先へと
診療放射線技師の業務を拡大し、病院内での新し
い立ち位置を確立するためには、より一層の努力
が求められると思います。
しかし、我々は読影医ではありませんので、現
場での業務が中心となります。そのため、診療放
射線技師としての専門知識が備わっているのはも
ちろんのこと、そこから更に単純に読影力(存
在・質的診断を行うための読影力)を身に付ける
だけではなく、そこに検査中の患者の状況を織り
交ぜるなど、診療放射線技師オリジナルの読影力
を身に付ける必要があるのではないかと思いま
す。
例えば、撮影した写真を読影するだけでなく、
胃の精密検査のように検査中の写真を確認し、そ
こから最適なアプローチを導き出したり、CT検
査で単純画像を確認し、そこから最適な造影条件
や撮影プロトコルなどを導き出すために必要な読
影力(最善な撮影を行うための読影力)、また救
急検査時など、検査中に一般撮影やCT画像など
を確認し、瞬時に撮影方法や撮影部位の変更を医
師に提案したり、患者の検査の流れを変更したり
など、状況を的確に判断するための読影力(救急
で的確な判断を行うための読影力)など様々な状
況に応じた読影が身に付いている必要があるので
はないかと思います。
モニターに向かいじっと画像を眺め正確に存
在・質的診断をするのではなく、現場の状況に応
じて画像を確認・判断し、常に先の状況を見据え
ながら検査を行い、その中で少しずつでも診断の
補助が出来るようにすることが、読影の補助への
第一歩ではないかと私は考えます。
告
お
知
ら
せ
学
術
特
集
特
集
支部勉強会情報
投
稿
規
程
伊藤 寿哉
1983年生
図16:今後、理想とする診療放射線技師
2005年石心会狭山病院入職
消化管担当歴:約5年
245 (21)
年
間
スケジュール
[執筆者略歴]
学 術 特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
「消化管検査の読影補助への取り組みについて」
「消
消化管検
検査の読
読影補助
助への取り組みに
について
て」
レインボークリニック
レ
レインボーク
クリニック 志田 智樹
志田
志
智樹
診療放射線技師が、テクニカルレポート(読
診療放射線技
診
技師が、テクニ
ニカルレポー
ート(読影)
影)というかたちで報告を始めたのは、平成6年
とい
いうかたちで
で報告を始め
めたのは、平
平成 6 年頃か
か
頃からである。平成15年からは、医師の了承のも
らで
である。
平成 15 年からは
は、
医師の了承
承のもと『胃
と『胃X-P所見報告』と名称を変更し、所見の報
X-P
P 所見報告』
と名称を変
変更し、所見
見の報告を開
開
告を開始している。平成23年4月からはPACSが
始し
している。平
平成 23 年 4 月
月からは PACS が導入さ
れフ
フルデジタル
ル化となった
た。それに伴
伴い所見用紙
紙
導入されフルデジタル化となった。それに伴い所
で の 運見用紙での運用を廃止し検診読影所見入力システ
用を廃止し検診読影所見入力システム
(F
FUJIFILM MEDICAL MC-RR)を採用し
した。
ム(FUJIFILM MEDICAL MC-R)を採用した。
材料・その他
他
3. 使用機器材
3.使用機器材料・その他
1) X 線 TV2 台
1.はじめに
1. はじめに
I.I.DR
I 1)X線TV2台
Winscope 20000XG (TOSHI
IBA)
当院で行っている『消化管検査の読影補助の取
当院で行
行っている『消化管検査の読影補助の
の取
2000XG(TOSHIBA)
I.I.DR
I I.I.DR Winscope
medites FIT
(HITACHI
I)
り組みにつ
ついて』述べる。
り組みについて』述べる。
PACS
P I.I.DR medites
SYNAPSE (FUJI)
FIT(HITACHI)
読影所見入力
読 PACS SYNAPSE
力システム MC-R(FUJI)
(FUJ
JI)
の読影への取
取り組み
2.当院の
2.当院の読影への取り組み
2) バリウム
読影所見入力システム MC-R(FUJI)
当施設は
は、人間ドックをはじめ生
生活習慣病・企
当施設は、人間ドックをはじめ生活習慣病・企
業検診も含
含めた健診専
専門施設である。
高濃度低粘性
高
性粉末(混合
合)
2)バリウム
濃度
濃
210W/V%
高濃度低粘性粉末(混合)
業検診も含めた健診専門施設である。
1 日の予
予約人数を制限し高い検査
査精度を提供
供す
1日の予約人数を制限し、高い検査精度を提供
ることを掲
掲げており、上部消化管検
検査は、1 日 30
飲用量
飲
130mL
(温調器採用
温度
温 濃度 210W/V%
約 35℃~37℃
3
用)
飲用量 130mL
することを掲げており、上部消化管検査は1日30
人の予約枠
枠で行っている。
3)発泡剤
2005 年当
当初、日本消
消化器がん検
検診学会より新・
人の予約枠で行っている。
5gまたは
5 温度 約35℃∼37℃(温調器採用)
6gを 20mL の
の紅茶にて服用
胃 X 線ガイ
イドラインが
が刊行された
た。その成果と
とし
2005年当初、日本消化器がん検診学会より新・
(今後は
Ba での飲用も検
検討)
3)発泡剤
て、主に対
対策型検診の撮影法が広く普及し標準
準化
4)鎮痙剤使用
用
5gまたは6gを20mLの紅茶にて服用
胃X線ガイドラインが刊行された。その成果とし
が進みつつ
つある。しかし任意型検診
診では、撮影
影法
鎮痙剤の有
有無は、問診
診と心電図の
の結果から医
医
や撮影体位
位、撮影順序
序に統一性がなく、標準化
化と
師が判断する
師
る。また過去
去の有無は健
健診システム
いう普及ま
まで至らなかった。そこで
で 2011 年に
に新・
からも反映さ
か
され禁忌者の
のリスク管理
理を行ってい
い
て、主に対策型検診の撮影法が広く普及し標準化
が進みつつある。しかし任意型検診では、撮影法
や撮影体位、撮影順序に統一性がなく、標準化と
胃X線撮影
影法ガイドライン(改訂版
版)が発刊さ
され
(今後はBaでの飲用も検討)
4)鎮痙剤使用
鎮痙剤の有無は、問診と心電図の結果から医師
る。
る
が判断する。また過去の有無は健診システムから
いう普及まで至らなかった。そこで2011年に新・
対策型検診
診撮影法・任
任意型検診撮影
影法が提示さ
され
5)検査人数
胃X線撮影法ガイドライン(改訂版)が発刊され
撮影方法の
の統一化を図るべく、ガイ
イドラインが
が刊
胃部
胃 も反映され、禁忌者のリスク管理を行っている。
X-P 300 人/日
行された。当施設の撮
撮影法について
ては、基準撮
撮影
対策型検診撮影法・任意型検診撮影法が提示され
0 分/人
撮影時間:1
撮 5)検査人数
法と一部相
相違しており、撮影の順番
番などについ
いて
撮影方法の統一化を図るべく、ガイドラインが刊
現在検討中
中である。
行された。当施設の撮影法については、基準撮影
胃部X-P 30人/日
撮影時間:10分/人
法と一部相違しており、撮影の順番などについて
現在検討中である。
246 (22)
巻
学 術 特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
頭
言
会
4.当施設の健診システムについて
告
お
知
ら
せ
学
術
特
図1:健診システムとMC-R
ては、MC-R(FUJIFILM MEDICAL)という検
テム(FUJIFILM MEDICAL MC-R)より読影
診読影所見入力システムにて報告をしている。マ
結果をCSVファイルにて送信し、所見の受け渡し
ンモグラフィにおいては、現在PACSに画像を取
を行っている。診療放射線技師の読影であるが、
り込んでいない状況である。読影については、所
検査終了後PACS(MC-R)端末に移動し、撮影
見入力用紙に記載し報告をしている。
した診療放射線技師が1次読影を行う。診療放射
それでは、当院で採用しているMC-R(検診読
線技師の読影が終わった後に医師が2次読影を行
影所見入力システム)について述べる。
う。3次読影については、本院(丸山記念総合病
健診システムとMC-R(検診読影所見入力シス
院)の消化器外科(外科)の医師が行う。
テム)の構築について図1に示す。健診システム
当院の読影方法について、図2に示す。
(HITACHI社製 ヘルゼアネオ)から、『けんし
支部勉強会情報
ヘルゼアネオ)の連携は、検診読影所見入力シス
集
部X-P、マンモグラフィである。胃部X-Pについ
特
またPACSと検診システム(HITACHI社製 集
診療放射線技師が読影を行うモダリティは、胃
ん君』サーバー(アークテック社製 通過管理シ
投
ステム)へ受診者属性、検査依頼項目を送信す
稿
る。
『けんしん君』端末は、各検査装置1台ずつに
規
設置されている。受診者に、バーコードが打って
程
ある受診カードを持参してもらう。検査直前、
『けんしん君』端末に付属してあるバーコード
年
間
スケジュール
リーダーで読み取りを行い、検査装置側へ受診者
属性の送信を行う。撮影が終了すると検査担当者
が、
『けんしん君』端末を操作する。その状況が
管理モニタへ反映され、検診の通過管理が行われ
る。
図2:読影方法
247 (23)
学
術 特 集 システムについて
5.検診読
読影所見入力
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
当院で行
行っている
MCC-R
(読影所見
見入力システ
システムに
5.検診読
読影所見入力
ついて テム)
について図
図行っている
3 に示す。MCC-R(読影所見
当院で行
見入力システ
テム)
師が使用して
当院の診
診療放射線技
ているモニタ
タは、
システムに
5.検診読
読影所見入力
ついて
について図
図 3 に示す。
当院で行
行っている
MCC-R(読影所見
見入力システ
面モニタ+1
2 テム)
2M カラー2
7 師が使用して
インチモニ
ニタと
3M 白黒
当院の診
診療放射線技
ているモニタ
タは、
5.検診読影所見入力システムについて
について図
図 3 に示す。
読2
面モニタ+1
17 面モニタ+1
インチモニ
ニタの
2 セッ
ットである。
2M 当院で行っているMC-R(読影所見入力システ
カラー2
7 インチモニ
ニタと 3M 白黒
当院の診
診療放射線技師が使用して
ているモニタ
タは、
ワードを保有
影者は、各
各人がユーザ
ー名とパス
有し
読
面モニタ+1
17 インチモニ
ニタの 2 セッ
ットである。
ム)について図3に示す。
2M カラー2 面モニタ+17 インチモニ
ニタと 3M 白黒 2
、医師用の読
ログインす
する。その他
読影端末が、
、2
当院の診療放射線技師が使用しているモニタ
ワードを保有
影者は、各
各人がユーザ
ー名とパス
有し
面モニタ+117 インチモニ
ニタの 2 セッ
ットである。読
セット設置
置されている
。、医師用の読
は、2Mカラー2面モニタ+17インチモニタと3M
ログインす
する。その他
読影端末が、
、2
影者は、各
各人がユーザー名とパスワードを保有
有し
白黒2面モニタ+17インチモニタの2セットであ
セット設置
置されている
。
、医師用の読
ログインす
する。その他
読影端末が、
、2
る。読影者は、各人がユーザー名とパスワードを
図 3:MC
C-R
セット設置
置されている。
保有しログインする。その他、医師用の読影端末
図 3:MC
C-R
が、2セット設置されている。
図図3:MC-R
3:MC
C-R
図 4:画像表示
4
図 4:画像表示
4
図 4:画像表示
4 図4:画像表示
図4
図4図4
検査日の選択と検診コースで絞り込みを行い、
検査日の選択
検
択と検診コー
ースで絞り込
込みを行い、
検査日の選択
検
択と検診コー
ースで絞り込
込みを行い、
検査日の選択
検
択と検診コー
ースで絞り込
込みを行い、
読影のワークリストを表示させる。
読影
影のワークリ
リストを表示
示させる。
読影
影のワークリ
リストを表示
示させる。
撮影した担当技師は、受診者を任意選択する
読影
影のワークリ
リストを表示
示させる。
撮影した担当
撮
当技師は、
受診
診者を任意選
選択すると、
撮影した担当
撮
当技師は、受診
診者を任意選
選択すると、
と、PACS(SYNAPSE)と連動した画像が、自
撮影した担当
撮
当技師は、受診
診者を任意選
選択すると、
PAC
CS(SYNAPSE)
)と連動した
た画像が、自
自動で呼び出
出
PAC
CS(SYNAPSE)
)と連動した
た画像が、自
自動で呼び出
出
動で呼び出し表示される(図4)
。その後、1次読
PAC
CS(SYNAPSE)
)と連動した
た画像が、自
自動で呼び出
出
し表
表示される
(図
4)。そ
その後、1
次読
読影を行う。
し表
表示される(図 4)。そ
その後、1 次読
読影を行う。
影を行う。診療放射線技師は、医師へ透視情報、
し表
表示される師は、医師へ
(図 4)。そ
その後、1 次読
読影を行う。
画像所見を
診療
療放射線技師
へ透視情報、
を
診療
療放射線技師
師は、医師へ
へ透視情報、画像所見を
を
:読影方法
図 5:
図5:読影方法
図 5:
:読影方法
図5 図5
図 5:
:読影方法
図5
画像所見を速やかに報告する。原則当日の読影を
画像所見を
診療
療放射線技師
師は、医師へ
へ透視情報、
を
速や
やかに報告す
する。原則当
当日の読影を
を行う。読影
影
速や
やかに報告す
する。原則当
当日の読影を
を行う。読影
影
行う。読影方法は、
『読影』という表示をクリッ
速や
やかに報告す
する。原則当
当日の読影を
を行う。読影
影
方法
法は、『読影
影』という表
表示をクリッ
ック(図
方法
法は、『読影
影』という表
表示をクリッ
ック(図5)
5)
ク(図5)することで、所見の入力画面が表示さ
方法
法は、『読影
影』という表
表示をクリッ
ック(図
5)
する
ることで、所
所見の入力画
画面が表示さ
される。所見
見
する
ることで、所
所見の入力画
画面が表示さ
される。所見
見
れる。所見を入力する方法は選択式となってお
を入
入力する方法
法は選択式と
となっており
、入力は簡
簡
する
ることで、所
所見の入力画
画面が表示さ
される。所見
見
を入
入力する方法
法は選択式と
となっており
、入力は簡
簡
り、入力は簡便である。
便で
である。法は選択式と
を入
入力する方法
となっており、入力は簡
簡
便で
である。
便で
である。
248 (24)
巻
学 術 特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
頭
言
会
胃部X-Pの入力画面を図6に記す。所見入力画
太郎
レインボー太
胃部
胃 X-P の入
入力画面を図
図6に記す。所見入力画
画
面は、各施設の運用にカスタマイズすることも可
40
面は
は、各施設の
の運用にカス
スタマイズす
することも可
可
1
能であり、当院は『人間ドック学会健診成績判定
能で
であり、当院
院は『人間ド
ドック学会健
健診成績判定
定
2
及び
び事後指導に
に関するガイ
イドライン』を採用して
て
いる(部位や所見名など準拠)
。
いる
る。(部位や
や所見名など
ど準拠)
GF→39才(ポリ
リープ)
② ②
胃壁面の
の選択
胃壁面の選択
③ ③
所見(診
診断名)の選
選択
所見(診断名)の選択
図6:所見入力画面Ⅰ
図
6:所
所見入力画面
面Ⅰ
せ
7
ら
所見部位の選択
① ①
所見部位
位の選択
検査メモ
知
3
お
図 6 図6に所見の入力画面の項目を記す。
に所見の
の入力画面の
の項目を記す
す。
4
6
告
及び事後指導に関するガイドライン』を採用して
5
④ ④
判定の選
選択、
判定の選択
ントの選択
⑤ ⑤
指導コメ
択
指導コメントの選択
学
⑥ 手入力所
所見欄
⑥ 手入力所見欄
術
⑦ 検査情報
報入力欄(フリー)
⑦ 検査情報入力欄(フリー)
特
集
所見入力画面
所
面の入力の仕
仕方は、各報
報告個所にチ
チ
志田 智樹
2099.01.01 レインボー太郎
郎
99999999999
読影済
済
志田
所見入力画面の入力の仕方は、各報告個所に
ェッ
ックを入れて
ていく方式で
である。所見
見は 3 つまで
で
特
チェックを入れていく方式である。所見は3つま
入力
力することが
ができる。診
診療放射線技
技師は、判定
定
で入力することができる。診療放射線技師は、判
の選
選択と指導コ
コメントの入
入力は行わな
ない。悪性を
を
定の選択と指導コメントの入力は行わない。悪性
疑う
う場合は、検
検査情報入力
力欄にて報告
告している。
集
を疑う場合は、検査情報入力欄にて報告してい
診療
療放射線技師
師の読影(所
所見)報告が
が終わると医
医
る。診療放射線技師の読影(所見)報告が終わる
師 2 次読影とな
なる。入力した
た画面は MC-R の受診者
者
ス表
表示となる。
まだ読影し
してない受診
診者リストが
が
受診者表示リストに反映され『読影済』というス
図
7:所
所見入力画面
面Ⅱ
図7:所見入力画面Ⅱ
ある
るとその残数
数が表示され
れる。
テータス表示となる。まだ読影してない受診者リ
ストがあるとその残数が表示される。
MC-R
M
には、シ
シングル読影
影、オープン
ン読影、ブラ
支部勉強会情報
表示
示リストに反
反映され『読
読影済』とい
いうステータ
と医師2次読影となる。入力した画面はMC-Rの
イン
ンド読影、チ
チェック読影
影などが選択
択できる。当
MC-Rには、シングル読影、オープン読影、ブ
ラインド読影、チェック読影などが選択できる。
投
当院における読影はオープン読影方式を採用し、
稿
2次読影者(医師)に1次読影の結果が表示される
規
ように設定してある。撮影者にしか分からない検
程
院に
における読影
影は、オープ
プン読影方式
式を採用し 2
次読
読影者(医師
師)に 1 次読
読影の結果が
が表示される
よう
うに設定して
てある。撮影
影者にしか分
分からない検
検
査状
状況や、透視
視情報を医師
師側へ伝える
るという目的
的
もあ
ある。医師の
の 2 次読影が
が終了すると
と、図 8 のよ
査状況や、透視情報を医師側へ伝えるという目的
うに
に表示さる。
同様に、3 次読影者も、1 次読影、
に表示される。同様に、3次読影者も、1次読影、
次読
読影の医師は
は、
両者の所見
見を確認し判
判定を行う。
2次読影の結果が閲覧できる設定となっている。3
次読影の医師は、両者の所見を確認し判定を行
図8:読影結果画面
図
8:読
読影結果画面
面
う。
249 (25)
年
間
スケジュール
2 次読影の結果
次 もある。医師の2次読影が終了すると、図8のよう
果が閲覧できる設定となっている。3
学 術 特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
6.読影精
精度管理
6.読影精度管理
1)前回所
所見の確認
6.読影精
精度管理
1)前回所見の確認
1)前回所
所見の確認
当院は、
、胃部
X-P 操作室内に、
操
当日、検査
査を
当院は、胃部X-P操作室内に、当日、検査を受
当院は、
、胃部
X-P
操
操作室内に、
当日、検査
査を
受ける方の
の照射録を机
机に並べて置
置いてある。担
ける方の照射録を机に並べて置いてある。担当技
担
受ける方の
の照射録を机
机に並べて置
置いてある。
当技師は、
、検査直前に
に照射録を引
引き抜く。照
照射
師は、検査直前に照射録を引き抜く。照射録に
当技師は、
、検査直前に
に照射録を引
引き抜く。照
照射
録には、受
受診者の過去
去所見、前回
回検査情報(切
は、受診者の過去所見、前回検査情報(切除胃、
録には、受
受診者の過去
去所見、前回
回検査情報(切
除胃、ゲップの有無や
や介助の有無
無を記載)が
が記
ゲップの有無や介助の有無を記載)が記載されて
除胃、ゲップの有無や
や介助の有無
無を記載)が
が記
載されてい
いる。これら
らを確認の上
上、撮影業務
務に
載されてい
いる。これら
らを確認の上
上、撮影業務
務に
いる。これらを確認の上、撮影業務に入ることに
入ることに
になっている
る。検査前情
情報として重
重要
入ることに
になっている
る。検査前情
情報として重
重要
なっている。検査前情報として重要な役割を果た
な役割を果
果たしている
る。前回指摘
摘した部位を
を確
な役割を果
果たしている
る。前回指摘
摘した部位を
を確
している。前回指摘した部位を確認することで、
認するこ
とで、所見の
の変化をとら
らえることが
がで
認するこ
とで、所見の
の変化をとら
らえることが
がで
所見の変化をとらえることができ診断に寄与して
き診断に寄
寄与している
ると考える。
き診断に寄
寄与している
ると考える。
いると考える。
医師 医師
2)比較読
読影
2)比較読
読影
2)比較読影
図図
9:X
線撮影
影照射録
図9:X線撮影照射録
9:X
線撮影
影照射録
図 10
0:比較読影
影
図10:比較読影
図 10
0:比較読影
影
3)内視鏡検査のフィードバック
診療放射線技師は、前回の写真と比較し読影を
診療放射
射線技師は、
、前回の写真
真と比較し読
読影
している。前回の写真と比較読影(図10)するこ
している。
。前回の写真
真と比較読影
影(図 10)す
する
診療放射
射線技師は、
、前回の写真
真と比較し読
読影
とで、良悪性の判断に役立つことも多い。
ことで、良
良悪性の判断
断に役立つこ
ことも多い。
している。
。前回の写真
真と比較読影
影(図
10)す
する
また読影時、受診者の内視鏡年齢と検査結果を
また読影
影時、受診者
者の内視鏡年
年齢と検査結
結果
ことで、良
良悪性の判断
断に役立つこ
ことも多い。
検診システムから確認している。その情報は、
を検診シス
ステムから確
確認している
る。その情報
報は、
3)内視鏡検査
査のフィード
ドバック
2次検査で、内視鏡を受けた方の結果を把握す
2 次検査で、
、内視鏡を受
受けた方の結
結果を把握す
す
3)
内視鏡検査
査のフィード
ドバック
る。症例があった場合は、内視鏡画像と病理結果
る。症例があ
る
あった場合は、内視鏡画像
像と病理結
を確認し画像(胃部X−P)と対比する。
果を確認し画
果
画像(胃部 X-
-P)と対比
比する。
2 次検査で、
、内視鏡を受
受けた方の結
結果を把握す
す
る。症例があ
る自施設の要
あった場合は
像と病理結
4)自施設の要精検率の把握
4)
要精検率の把
把握 、内視鏡画像
また読影
影時、受診者
者の内視鏡年
年齢と検査結
結果
MC-R(検診読影所見入力システム)の、検査情報
MC-R(検診
診読影所見入
入力システム
ム)の、検査
査情
果を確認し画
果
画像(胃部
X-
-P)と対比
比する。
自施設の要精検率を把握することは、精度の高
自施設の要
要精検率を把
把握すること
は、精度の
を検診シス
ステムから確
確認している
る。その情報
報は、
報入力欄に
に手入力し医
医師に伝わる
るようにして
てあ
入力欄に手入力し医師に伝わるようにしてある。
4)
自施設の要
要精検率の把
把握
、重要な要素
高い検査を提
高
提供する上で
素である。
い検査を提供する上で、重要な要素である。理想
る。 診読影所見入
MC-R(検診
入力システム
ム)の、検査
査情
要精検率が
理想的には、
理
低く、発見率
率が高いス
自施設の要
要精検率を把
把握すること
は、精度の
的には、要精検率が低く、発見率が高いスクリー
報入力欄に
に手入力し医
医師に伝わる
るようにして
てあ
クーリニング
ク
グ法が検診施
施設としては望
望ましい。
ニング法が検診施設としては望ましい。
、重要な要素
高い検査を提
高
提供する上で
素である。
る。
要精検率が低く、発見率
理想的には、
理
率が高いス
250 (26)
クーリニング
ク
グ法が検診施
施設としては望
望ましい。
巻
学 術 特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
頭
7.読影技師の教育
4)勉強会の例
言
1)所見拾い上げの基準化を図る
ら
せ
隆起性の所見が発見された例
隆起性の所見が発見された例
図 13:勉強会Ⅱ
図図13:勉強会Ⅱ
13:勉強会Ⅱ
図 13:勉強会Ⅱ
隆起性の所見が発見された例
うにしよう。
投
稿
規
程
年
間
スケジュール
影の知識と撮影技術の向上に努めなければならな
い。
251 (27)
い。
支部勉強会情報
の補助として何が求められているかを理解し、読
の補助として何が求められているかを理解し、読
の補助として何が求められているかを理解し、読
影の知識と撮影技術の向上に努めなければならな
集
量の多い画像を提供することが重要である。読影
い。
量の多い画像を提供することが重要である。読影
特
技術の向上についてお互い話し合う
固定観念や固執した考えをもたない
固定観念や固執した考えをもたない
診療放射線技師は、読影をする前提として情報
影の知識と撮影技術の向上に努めなければならな
診療放射線技師は、読影をする前提として情報
量の多い画像を提供することが重要である。読影
集
図 12:勉強会Ⅰ
図12
技術の向上についてお互い話し合う
9.おわりに
い。
の補助として何が求められているかを理解し、読
9.おわりに
診療放射線技師は、読影をする前提として情報
特
うにしよう。
術
を利用し、
異常所見がないか必ず確認するよ
動させ透視下で確認する。
体位の角度や呼吸
を利用し、異常所見がないか必ず確認するよ
図 13:勉強会Ⅱ
うにしよう。
を利用し、異常所見がないか必ず確認するよ
学
技術の向上についてお互い話し合う
図図12:勉強会Ⅰ
12:勉強会Ⅰ
図12
固定観念や固執した考えをもたない
知
バリウムで死角となった場合、
バリウムを移
動させ透視下で確認する。
体位の角度や呼吸
隆起性の所見が発見された例
動させ透視下で確認する。体位の角度や呼吸
影の知識と撮影技術の向上に努めなければならな
量の多い画像を提供することが重要である。読影
9.おわりに
固定観念や固執した考えをもたない
お
バリウムで死角となった場合、
バリウムを移
うにしよう。
バリウムで死角となった場合、
バリウムを移
2)資格取得励行と勉強会への参加(情報収集)
図
11:技師教育の一場面
図11:技師教育の一場面
日本消化器がん検診学会や各研究会への参加
図 11:技師教育の一場面
2)資格取得励行と勉強会への参加(情報収集)
胃がん検診専門技師の取得
図 11:技師教育の一場面
2)資格取得励行と勉強会への参加(情報収集)
日本消化器がん検診学会や各研究会への参加
勉強会内容を技師仲間へフィードバックし自施
2)資格取得励行と勉強会への参加(情報収集)
日本消化器がん検診学会や各研究会への参加
胃下部は萎縮(腸上皮化成)が始まりやす
設の改善点をみつける。
胃がん検診専門技師の取得
2)資格取得励行と勉強会への参加(情報収集)
胃がん検診専門技師の取得
日本消化器がん検診学会や各研究会への参加
く分化型の癌の割合が高い。小規模な辺縁
勉強会内容を技師仲間へフィードバックし自施
日本消化器がん検診学会や各研究会への参加
勉強会内容を技師仲間へフィードバックし自施
胃がん検診専門技師の取得
隆起や棘上変化を伴った悪性所見が多い場
3)撮影技術の探求
設の改善点をみつける。
胃下部は萎縮(腸上皮化成)が始まりやす
胃がん検診専門技師の取得
設の改善点をみつける。
勉強会内容を技師仲間へフィードバックし自施
所である。
診療放射線技師の本業である撮影技術を追求
く分化型の癌の割合が高い。小規模な辺縁
勉強会内容を技師仲間へフィードバックし自施
胃下部は萎縮(腸上皮化成)が始まりやす
圧迫枕の位置の検討をする
設の改善点をみつける。
する。写真評価をし、改善すべき点を考える。
3)撮影技術の探求
胃下部は萎縮(腸上皮化成)が始まりやす
隆起や棘上変化を伴った悪性所見が多い場
設の改善点をみつける。
3)撮影技術の探求
く分化型の癌の割合が高い。小規模な辺縁
図 14:勉強会Ⅲ
また自分以外の写真をみることにより他人の優
診療放射線技師の本業である撮影技術を追求す
く分化型の癌の割合が高い。小規模な辺縁
所である。
診療放射線技師の本業である撮影技術を追求
隆起や棘上変化を伴った悪性所見が多い場
3)撮影技術の探求
れている技術や欠点がわかる。お互い切磋琢磨
る。写真評価をし、改善すべき点を考える。また
圧迫枕の位置の検討をする
隆起や棘上変化を伴った悪性所見が多い場
する。写真評価をし、改善すべき点を考える。
3)撮影技術の探求
所である。
診療放射線技師の本業である撮影技術を追求
8.これからの展望
できる話しやすい環境づくりがとても大切であ
自分以外の写真を見る事により、他人の優れてい
図 14:勉強会Ⅲ
所である。
また自分以外の写真をみることにより他人の優
診療放射線技師の本業である撮影技術を追求
圧迫枕の位置の検討をする
する。写真評価をし、改善すべき点を考える。
所見を報告するだけでなく、鑑別診断や性状を
る。
る技術や欠点がわかる。お互い切磋琢磨できる話
圧迫枕の位置の検討をする
れている技術や欠点がわかる。お互い切磋琢磨
する。写真評価をし、改善すべき点を考える。
図 14:勉強会Ⅲ
また自分以外の写真をみることにより他人の優
加味した、
1 次読影の判定ができるようにしたい。
しやすい環境づくりがとても大切である。
8.これからの展望
できる話しやすい環境づくりがとても大切であ
図図14:勉強会Ⅲ
14:勉強会Ⅲ
また自分以外の写真をみることにより他人の優
れている技術や欠点がわかる。お互い切磋琢磨
所見を報告するだけでなく、鑑別診断や性状を
る。
れている技術や欠点がわかる。お互い切磋琢磨
9.おわりに
8.これからの展望
できる話しやすい環境づくりがとても大切であ 加味した、
1 次読影の判定ができるようにしたい。
8.これからの展望
できる話しやすい環境づくりがとても大切であ
診療放射線技師は、読影をする前提として情報
8.これからの展望
所見を報告するだけでなく、鑑別診断や性状を
る。
所見を報告するだけでなく、鑑別診断や性状を
る。
量の多い画像を提供することが重要である。読影
所見を報告するだけでなく、鑑別診断や性状を
加味した、
1 次読影の判定ができるようにしたい。
9.おわりに
加味した、
1 次読影の判定ができるようにしたい。
の補助として何が求められているかを理解し、読
加味した、1次読影の判定ができるようにしたい。
診療放射線技師は、読影をする前提として情報
技術の向上についてお互い話し合う
告
図 11:技師教育の一場面
会
所見記載の均一化を図り、技師間同志の認識
4)勉強会の例
7.読影技師の教育
4)勉強会の例
7.読影技師の教育
格差をなくする。自分が撮影した画像を仲間に
4)勉強会の例
7.読影技師の教育
4)勉強会の例
7.読影技師の教育
1)所見拾い上げの基準化を図る
1)所見拾い上げの基準化を図る
見てもらい、所見の拾い上げについて適正か確
1)所見拾い上げの基準化を図る
1)所見拾い上げの基準化を図る
所見記載の均一化を図り、技師間同士の認識格
所見記載の均一化を図り、技師間同志の認識
認する。
所見記載の均一化を図り、技師間同志の認識
所見記載の均一化を図り、技師間同志の認識
差をなくする。自分が撮影した画像を仲間に見て
格差をなくする。自分が撮影した画像を仲間に
格差をなくする。自分が撮影した画像を仲間に
格差をなくする。自分が撮影した画像を仲間に
もらい、所見の拾い上げについて適正か確認す
見てもらい、所見の拾い上げについて適正か確
見てもらい、所見の拾い上げについて適正か確
バリウムで死角となった場合、バリウムを移
見てもらい、所見の拾い上げについて適正か確
る。
認する。
認する。
動させ透視下で確認する。体位の角度や呼吸
認する。
を利用し、異常所見がないか必ず確認するよ
学 術 特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
影の知識と撮影技術の向上に努めなければならな
い。
[執筆者紹介]
志田 智樹
1971年生
技師歴13年
上部消化管撮影歴10年
胃がん検診専門技師
放射線管理士
放射線機器管理士
252 (28)
「消化
化管検査
査の読影 補助への
の取り組
組みにつ
ついて」
~人間
間ドック施設
設より~
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
放射線科
千田俊秀
頭
1.はじめ
めに
巻
所沢
沢市市民医療
療センター
学 術 特 集
含めた市民医
医療を最重点
点にした施設
設として昭和
和
も含
「消化
化管検査
査の読影 補助への
の取り組
組みにつ
ついて」
言
いて果たし得
家として医
医療現場にお
得る役割は大
大き
診療放射
射線技師に対
対して、
「医療技
技術の進展に
によ
平成22年4月30日付厚生労働省医政局から、
「医
なものとな
なっている。
それらの現状
状を踏まえて
て、
療スタッフの協働、連携によるチーム医療の推進
り悪性腫瘍
瘍の放射線治
療や画像検査
査等が一般的
的な
お
集
支部勉強会情報
医師
師の希望によ
より所見用紙
紙の提出は継
継続している。
特
モニタ診断に
モ
に移行してか
からも、現在
在の常勤読影
影
集
射線技師を積極的に活用することが望まれる。
」
容である。
との内容である。
その後、2 年が経過し
しているが、
「読影の補助
助業
その後、2年が経過しているが、「読影の補助業
務」がどの
の様に変化したか、当センターでの実
実際
務」がどの様に変化したか、当センターでの実際
の業務につ
ついてと、今後について検
検討した。
の業務についてと、今後について検討した。
月より人間ドックではモニタ診断が開始した。
19
年 1 月より人
人間ドックで
ではモニタ診
診断が開始
線写
写真だけでは
は伝わらない
い所見が有っ
ったため、撮
撮
読影は、開設当初から非常勤医師がX線写真読
した
た。
影担
担当技師が有
有所見や、疑
疑いの所見に
には所見報告
告
影を行っていた。今から20年程前、どうしてもX
読影は、開設
読
設当初から非
非常勤医師が X 線写真読
読
線写真だけでは伝わらない所見があり、撮影担当
用紙
紙を作成・記
記載し提出を
を始めた。
影を
を行っていた
た。今から 20
0 年程前、どうしても
ど
X
技師が有所見や、疑いの所見には所見報告用紙を
モニタ診断に
モ
に移行してか
からも、現在
在の常勤読影
影
作成・記載し提出を始めた。
線写
写真だけでは
は伝わらない
い所見が有っ
ったため、撮
撮
医師
師の希望によ
より所見用紙
紙の提出は継
継続している。
モニタ診断に移行してからも、現在の常勤読影
影担
担当技師が有
有所見や、疑
疑いの所見に
には所見報告
告
医師の希望により所見用紙の提出は継続している。
用紙
紙を作成・記
記載し提出を
を始めた。
特
師が実施す
することがで
きることかンターでの実
ら、診療放射
射線
の業務については現行制度の下において診療放射
務」がどの
たか、当セ
の様に変化し
実際
線技師が実施することができることから、診療放
ることが望ま
技師を積極
極的に活用す
まれる。
」との
の内
後について検
の業務につ
ついてと、今
検討した。
術
きなものとなっている。それらの現状を踏まえ
線検査等に
に関する説明、相談を行うことなどの
の業
容である。
て、画像診断における読影の補助を行うことや、
の下において
務について
ては現行制度
て診療放射線
線技
2
年が経過し
その後、
しているが、
「読影の補助
助業
放射線検査等に関する説明、相談を行うことなど
学
門家として医療現場において果たし得る役割は大
画像診断に
における読影
影の補助を行
うことや、放
放射
ることが望ま
技師を積極
極的に活用す
まれる。
」との
の内
せ
検査等に関する業務が増大する中、当該業務の専
なものとな
なっている。
それらの現状
状を踏まえて
て、
師が実施す
することがで
きることか
ら、診療放射
射線
ら
より悪性腫瘍の放射線治療や画像検査等が一般的
の下において
務について
ては現行制度
て診療放射線
線技
いて果たし得
家として医
医療現場にお
得る役割は大
大き
なものになるなど放射線治療・検査・管理や画像
知
について」の通達が出された。
画像診断に
における読影
影の補助を行
放射
など放射線
ものになる
線治療・検査うことや、放
・管理や画像
像検
診療放射線技師に対して、「医療技術の進展に
、相談を行
線検査等に
に関する説明
の業
査等に関す
大する中、うことなどの
する業務が増
当該業務の専
専門
51年9月1日から運営を開始した。診療科は内科、
ック
ク受診者数は
は、年間約 1
14,000 名。診
診療放射線
小児科で、ベッド数は49床。健診部門では、人間
人間ドック
クの概要 職員合わせて 8 名(女性 1
3.
ドック、定期健康診断などを行っている。人間
技師
師は、正職員
員、再任用職
ドック受診者数は、年間約14,000名。診療放射線
人
のコースには
は、1 日、半
半日、政府管
名)人間ドックの
。放射線科常
常勤医師
1名
名で健診・外来
来・入院の画
画
技師は、正職員、再任用職員合わせて8名(女性1
掌が
が有り、すべ
べてのコース
スで消化管検
検査を実施。
像読
読影業務など
どを行ってい
いる。
名)。放射線科常勤医師1名で健診・外来・入院の画
開設
設当初は 1 日平均
日
20 名ほどであったが、現在
像読影業務などを行っている。
人間ドック
クの概要
3.
は平
平均
65 名で
で 3 倍以上に増えている。
。また平成
3.人間ドックの概要
人年 1 月より人
のコースには
は、1
日、半
半日、政府管
19人間ドックの
人間ドックで
ではモニタ診
診断が開始
人間ドックのコースには、1日、半日、政府管
掌が
が有り、すべ
べてのコース
スで消化管検
検査を実施。
した
た。
掌があり、すべてのコースで消化管検査を実施。
開設
設当初は
1 日平均
日
20 名非常勤医師が
ほどであったが、現在
読影は、開設
読
設当初から非
読
X 線写真読
開設当初は1日平均20名ほどであったが、現在は
増えている。
は平
平均
65
名で
で
3
倍以上に
。また平成
平均65名で3倍以上に増えている。また平成19年1
影を
を行っていた
た。今から 20
0 年程前、どうしても
ど
X
告
1.はじめに
会
平成 22 年 4 月 30 日付厚生労働
日
働省医政局か
から、
51 年 9 月 1 日か
から運営を開
開始した。
診療
療科は内科、
~人間
間ドック施設
設より~
「医療スタッフの協働
、連携によるチーム医療
療の
小児
児科でベッド
ド数は、49 床
床。健診部門
門では、人間
間
「消化管検査の読影補助への取り組みについて」
所沢
沢市市民医療
療センター
推進につい
いて」の通達
達が出された。
。
ドッ
ック、定期健
健康診断など
どを行ってい
いる。人間ド
ド
∼人間ドック施設より∼
放射線科 千田俊秀
診療放射
射線技師に対
対して、
「医療技
技術の進展に
によ
ック
ク受診者数は
は、年間約 1
14,000 名。診
診療放射線
1.はじめ
めに
含めた市民医
医療を最重点
点にした施設
設として昭和
和
も含
所沢市市民医療センター
り悪性腫瘍
瘍の放射線治療や画像検査
査等が一般的
的な
技師
師は、正職員
員、再任用職
職員合わせて 8 名(女性 1
平成 22 年 4 月 30 日付厚生労働
日
働省医政局か
から、
51 年 9 月 1 日か
から運営を開
開始した。
診療
療科は内科、
放射線科 千田 俊秀
ものになるなど放射線
線治療・検査・管理や画像
像検
名)。放射線科常
常勤医師 1 名
名で健診・外来
来・入院の画
画
「医療スタッフの協働、連携によるチーム医療
療の
小児
児科でベッド
ド数は、49 床
床。健診部門
門では、人間
間
査等に関す
大する中、当該業務の専
像読
する業務が増
専門
読影業務など
どを行ってい
いる。 いる。人間ド
推進につい
いて」の通達
達が出された。
。
ドッ
ック、定期健
健康診断など
どを行ってい
ド
投
稿
所
所沢市市民医
医療センター
ー外観
規
程
2.センター概要
所沢市市民医療センター外観
所
所沢市市民医
医療センター
ー外観
所沢市市
市民医療セン
ターは、公的
的医療機関と
とし
ー概要 高度医療あるいは救急医
2.センタ
持・増進を
を図り、また
医療
所沢市市民医療センターは、公的医療機関とし
て地域医療の確保と保健医療の向上及び健康維
所沢市市
市民医療センターは、公的
的医療機関と
とし
持・増進を図り、また高度医療あるいは救急医療
て地域医療
療の確保と保
保健医療の向上
上及び健康維
維
も含めた市民医療を最重点にした施設として昭和
持・増進を
を図り、また高度医療あるいは救急医
医療
253 (29)
図 1:検査使
使用機器等
年
間
スケジュール
図1:検査使用機器等
図 1:検査使
使用機器等
て地域医療
療の確保と保
保健医療の向上
上及び健康維
維
2.センター概要
学 術 特 集
4.人間ド
ドック消化管
管検査
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
してから当日
日検査を行っ
っている。
認し
X 線撮影
影装置は東芝製
製 DR を 2 台使用、自動
台
動肩
現在は、施設
現
設内の諸条件
件により「施
施設任意撮影
影
当てを装備
備、陰性造影
影剤、Ba 製剤
剤等について
ては
4.人間ド
ドック消化管
管検査
4.人間ド
ドック消化管
管検査
4.人間ド
ドック消化管
管検査
図1の通り
である。
4.人間ドック消化管検査
X 線撮影
影装置は東芝製
2 台使用、自動
台
動肩
X
影装置は東芝製
製
DR
を
2
台
動肩
X 線撮影
線撮影
影装置は東芝製
製製
DRDR
をを
2 台使用、自動
台
台使用、自動
動肩
X線撮影装置は東芝製DRを2台使用、自動肩当
当てを装備
備、陰性造影
影剤、Ba
製剤
剤等について
ては
当てを装備
備、陰性造影
影剤、Ba
製剤
剤等について
ては
当てを装備
備、陰性造影
影剤、Ba
製剤
剤等について
ては
てを装備、陰性造影剤、Ba製剤等については図1
図1の通り
である。
図1の通り
である。
図1の通り
である。
の通りである。
法」を行ってい
いる。今後健
健診施設とし
して基準撮影
影
してから当日
日検査を行っ
っている。
認し
認し
してから当日
日検査を行っ
っている。
してから当日
日検査を行っ
っている。
認し
法Ⅱ
Ⅱへ移行でき
きるよう科内
内の調整や、施設内の理
理
画像を予習確認してから当日検査を行っている。
現在は、施設
現
設内の諸条件
件により「施
施設任意撮影
影
現在は、施設
現
設内の諸条件
件により「施
施設任意撮影
影
現在は、施設
現
設内の諸条件
件により「施
施設任意撮影
影
解を
を経て進めて
て行きたいと
と考えている
る。
現在は、施設内の諸条件により「施設任意撮影
法」
を行ってい
いる。今後健
健診施設とし
して基準撮影
影
法」
を行ってい
いる。今後健
健診施設とし
して基準撮影
影
法」
を行ってい
いる。今後健
健診施設とし
して基準撮影
影
法」を行っている。今後健診施設として基準撮影
法Ⅱ
Ⅱへ移行でき
きるよう科内
内の調整や、施設内の理
施設内の理
理
法Ⅱ
Ⅱへ移行でき
きるよう科内
内の調整や、
理
法Ⅱ
Ⅱへ移行でき
きるよう科内
内の調整や、
施設内の理
理
法Ⅱへ移行できるよう科内の調整や、施設内の理
解を
を経て進めて
て行きたいと
と考えている
る。
解を経て進めて行きたいと考えている。
解を
を経て進めて
て行きたいと
と考えている
る。
解を
を経て進めて
て行きたいと
と考えている
る。
図 2:基
基準撮影法Ⅰ
写真 1:読
読影風景
図 2:基
基準撮影法Ⅰ
図
2:基
基準撮影法Ⅰ
図2:基準撮影法Ⅰ
図
2:基
基準撮影法Ⅰ
図 3:施設
設任意撮影法
法
4-1 撮影への
の取り組み
4-2
2 読影への取
取り組み・流れ
れについて
消化管撮影後
消
後の読影は、担当技師を
を中心に 4 名
写真1:読影風景
写真
1:読
読影風景
写真
1:読
読影風景
写真
1:読
読影風景
前後
後でモニタ読
読影を行って
ている。
4-2
2 読影への取
取り組み・流れ
れについて
4-2 読影への取り組み・流れについて
4-2
2 読影への取
読影への取
取り組み・流れ
れについて
4-2
2
取り組み・流れ
れについて
読影は高精細
読
細モニタ(2M
M)で行い、P
PC 入力画面
消化管撮影後の読影は、担当技師を中心に4名
消化管撮影後
消
後の読影は、担当技師を
を中心に 4 名
担当技師を
消化管撮影後
消
後の読影は、
を中心に
4
担当技師を
消化管撮影後
消
後の読影は、
を中心に
4名
名を
所見入力を
に所
所見が有った
た場合、疑わ
われた場合、
前後でモニタ読影を行っている。
前後
後でモニタ読
読影を行って
ている。
前後
後でモニタ読
読影を行って
ている。
前後
後でモニタ読
読影を行って
ている。
行っ
っている。な
なおその場合
合、所見用紙
紙も記載して
て
読影は高精細モニタ(2M)で行い、PC入力画
読影は高精細
読
細モニタ(2M
M)で行い、P
PC 入力画面
読影は高精細
読
細モニタ(2M
M)で行い、P
PC
入力画面
面に所見があった場合、疑われた場合、所見入力
読影は高精細
読
細モニタ(2M
M)で行い、P
PC ティーでは、
入力画面
読影
影医師へ提出
出している。
他
他のモダリテ
に所
所見が有った
た場合、疑わ
われた場合、所見入力を
を
を行っている。なおその場合、所見用紙も記載し
所見入力を
に所
所見が有った
た場合、疑わ
われた場合、
を
所見入力を
に所
所見が有った
た場合、疑わ
われた場合、
を
胸部
部読影は、消
消化管検査と
と同様で、胸
胸部 CT 読影
行っ
っている。な
なおその場合
合、所見用紙
紙も記載して
て
て読影医師へ提出している。他のモダリティーで
行っ
っている。な
なおその場合
合、所見用紙
て
行っ
っている。な
なおその場合
合、所見用紙
紙も記載して
て
は所
所見用紙の提
提出は無し。
MMG 紙も記載して
読影
影は、現在フ
読影
影医師へ提出
出している。他
他のモダリテ
ティーでは、
は、胸部読影の場合、消化管検査と同様。胸部
読影
影医師へ提出
出している。
他
他のモダリテ
ティーでは、
読影
影医師へ提出
出している。
他
他のモダリテ
ティーでは、
ィル
ルム出しの状
状況で医師診
診察後に担当
当技師を含め
め
CT読影は所見用紙の提出は無し。MMG読影は、
胸部
部読影は、消
消化管検査と
と同様で、胸
胸部 CT 読影
胸部
部読影は、消
消化管検査と
と同様で、胸
胸部
部読影は、消
消化管検査と
と同様で、胸
胸部 CT
CT 読影
読影
て必
必ず複数で読
読影を行って
ている。胸部
現在フィルム出しの状況で医師診察後に担当技師
は所
所見用紙の提
提出は無し。MMG 読影
影は、現在フ
は所
所見用紙の提
提出は無し。
MMG
読影
影は、現在フ
を含めて必ず複数で読影を行っている。
は所
所見用紙の提
提出は無し。
MMG
読影
影は、現在フ
消化管検査読
消
読影システム
ムの流れは、
担当技師を
ィル
ルム出しの状
状況で医師診
診察後に担当
当技師を含め
め
消化管検査読影システムの流れは、担当技師を
ィル
ルム出しの状
状況で医師診
診察後に担当
当技師を含め
め
ィル
ルム出しの状
状況で医師診
診察後に担当
当技師を含め
め影
含め
め複数で高精
精細モニタに
にて過去画像
像と比較読影
て必
必ず複数で読
読影を行って
ている。
含め複数で高精細モニタにて過去画像と比較読影
て必
必ず複数で読
読影を行って
ている。
て必
必ず複数で読
読影を行って
ている。
を行
行い(写真
1)
、PC
の入力
力画面(図 4)に
に所見の部
消化管検査読
消
読影システム
ムの流れは、
担当技師を
を行い(写真1)
、PCの入力画面(図4)に所見の
消化管検査読
消
読影システム
ムの流れは、
担当技師を
消化管検査読
消
読影システム
ムの流れは、
担当技師を
位と
とコメントを
を入力してい
いる。 像と比較読影
含め
め複数で高精
精細モニタに
にて過去画像
影
部位とコメントを入力している。
含め
め複数で高精
精細モニタに
にて過去画像
像と比較読影
影
含め
め複数で高精
精細モニタに
にて過去画像
像と比較読影
影
を行
行い(写真 1)、PC の入力
力画面(図 4)に
に所見の部
基本撮影
影法Ⅰ(図 2)を
を基に施設任
任意撮影法(図
図 3)
図 3:施設
設任意撮影法
法
図3:施設任意撮影法
図
3:施設
設任意撮影法
法
図 3:施設
設任意撮影法
法 14 曝射、1 時間
を行ってい
いる。食道撮影
影を行い、1
時
4-1 撮影への
の取り組み
4-1 撮影への取り組み
4-1
撮影への
の取り組み
4-1に約
撮影への
の取り組み
9 名の
の検査を行っ
ている。撮影
影体位は、立
立位
基本撮影
影法Ⅰ(図 2)を
を基に施設任
任意撮影法(図
図
3)
基本撮影法Ⅰ
(図2)
を基に施設任意撮影法
(図3)
基本撮影
影法Ⅰ(図
2)を
を基に施設任
任意撮影法(図
図胃部
3)
基本撮影
影法Ⅰ(図
2)を
を基に施設任
任意撮影法(図
図
3)
第1斜位(食
食道上部・下
下部)撮影を行
行う。次に胃
を行ってい
いる。食道撮影
影を行い、1
14 曝射、1 時間
時
を行っている。食道撮影を行い、14曝射、1時間
を行ってい
いる。食道撮影
影を行い、1
14
曝射、1
時
時間
を行ってい
いる。食道撮影
影を行い、1
14
曝射、1
時
時間
撮影。背臥
臥位正面位、
1 影体位は、立
斜
斜位、背臥位
位第
に約 9 名の
の検査を行っ背臥位第
ている。撮影
立位
に約9名の検査を行っている。撮影体位は、立位
に約
9
名の
の検査を行っ
ている。撮影
影体位は、立
立位
に約
9 名の
の検査を行っ
ている。撮影
影体位は、立
立位
臥位正面位(
2第1斜位(食
斜位、腹
(下部前壁:頭
頭低位)、腹臥
臥位
第1斜位(食道上部・下部)撮影を行う。次に胃
食道上部・下
下部)撮影を行
行う。次に胃
胃部
第1斜位(食
食道上部・下
下部)撮影を行
行う。次に胃
胃部
を行
行い(写真
1)
の入力
力画面(図
4)に
に所見の部
部撮影。背臥位正面位、背臥位第1斜位、背臥位
第1斜位(食
食道上部・下
下部)撮影を行
胃部
行い(写真
1)、PC
、PC
の入力
力画面(図
に所見の部
第1斜位(上
上部前壁)撮影
影を行う。ス
影は、
撮影。背臥
臥位正面位、
背臥位第行う。次に胃
1スポット撮影
斜
斜位、背臥位
位第 を行
位と
とコメントを
を入力してい
いる。 4)に
第2斜位、腹臥位正面位(下部前壁:頭低位)
、腹臥
撮影。背臥
臥位正面位、
背臥位第
1
斜
位第
とコメントを
を入力してい
いる。
撮影。背臥
臥位正面位、
背臥位第
1 斜位、背臥位
斜
斜位、背臥位
位第
位と
とコメントを
を入力してい
いる。
十二指腸・
小腸に Ba
流
流出でブライ
インドになっ
った 位と
臥位正面位(
2 斜位、腹
(下部前壁:頭
頭低位)、腹臥
臥位
位第1斜位(上部前壁)撮影を行う。スポット撮
臥位正面位(
2 斜位、腹
斜位、腹
(下部前壁:頭
頭低位)、腹臥
臥位
臥位正面位(
2
(下部前壁:頭
頭低位)、腹臥
臥位
部位を補助
助する体位を
撮影する。B
Ba 流出が少
少な
第1斜位(上
上部前壁)撮影
影を行う。ス
スポット撮影
影は、
影は、十二指腸・小腸にBa流出でブラインドに
第1斜位(上
上部前壁)撮影
影を行う。ス
スポット撮影
影は、
第1斜位(上
上部前壁)撮影
影を行う。ス
スポット撮影
影は、
前庭部、胃
い場合は、
角、体上部、
、体中部を撮
撮影
十二指腸・
小腸に Ba
流
流出でブライ
インドになっ
った
なった部位を補助する体位を撮影する。Ba流出が
十二指腸・
小腸に
Ba
流
インドになっ
った
十二指腸・
小腸に
Ba 流出でブライ
流 胃上部)、
流出でブライ
インドになっ
った
する。
続けて
て右側臥位(
背臥
臥位第
2 斜位
位(ふ
少ない場合は、前庭部、胃角、体上部、体中部を
部位を補助
助する体位を
撮影する。B
Ba 流出が少
少な
部位を補助
助する体位を
撮影する。B
Ba
流出が少
少な
撮影する。続けて右側臥位(胃上部)
、背臥位第2
部位を補助
助する体位を
撮影する。B
Ba
流出が少
少な
りわけ)、立
立位第
1 斜位
位(胃上部)撮
撮影で終了す
する。
前庭部、胃
い場合は、
角、体上部、
、体中部を撮
撮影
斜位(ふりわけ)
、立位第1斜位(胃上部)撮影で
前庭部、胃
い場合は、
角、体上部、
、体中部を撮
撮影
前庭部、胃
い場合は、
角、体上部、
、体中部を撮
撮影
術者による
追加撮影は
可能で制限
は設けていな
ない。
する。続けて
て右側臥位(
胃上部)、
背臥
臥位第
2 斜位
位(ふ
終了する。術者による追加撮影は可能で制限は設
する。
続けて
て右側臥位(
胃上部)、
背臥
臥位第
2
斜位
位(ふ
する。
続けて
て右側臥位(
胃上部)、
背臥
臥位第
2 斜位
位(ふ
なお、検査
日受診者リス
査前日には当
ストを印刷し
し、
りわけ)、立
立位第 1 斜位
位(胃上部)撮
撮影で終了す
する。
けていない。なお、検査前日には当日受診者リス
りわけ)、立
立位第
1
位(胃上部)撮
撮影で終了す
する。
りわけ)、立
立位第
1 斜位
斜位
位(胃上部)撮
撮影で終了す
する。
受診者の既
既往歴を
PC
にて検索し、
、画像を予習
習確
術者による
追加撮影は
可能で制限
は設けていな
ない。
トを印刷し、受診者の既往歴をPCにて検索し、
術者による
追加撮影は
可能で制限
は設けていな
ない。
術者による
追加撮影は
可能で制限
は設けていな
ない。
なお、検査
日受診者リス
査前日には当
ストを印刷し
し、
なお、検査
日受診者リス
査前日には当
ストを印刷し
し、
なお、検査
日受診者リス
査前日には当
ストを印刷し
し、
受診者の既
既往歴を PC
にて検索し、
、画像を予習
習確
254 (30)
受診者の既
既往歴を
、画像を予習
習確
受診者の既
既往歴を PC
PC にて検索し、
にて検索し、
、画像を予習
習確
図図4:PC所見入力画面
4:PC 所見
見入力画面
図 4:PC 所見
見入力画面
図
4:PC
所見
見入力画面
図 4:PC 所見
見入力画面
巻
学 術 特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
頭
知
ら
せ
学
術
特
集
特
集
支部勉強会情報
投
稿
規
程
年
間
スケジュール
<現在>
<
<現在>
<
<現在>
<
<今後>「標
<
標準化された
た報告書」使
使用
<今後>「標
<
標準化された
た報告書」使
使用
<今後>「標
<
標準化された
た報告書」使
使用
図 5:所見
図 7: 消化管検査の発展
見コメント一
一覧
図5:所見コメント一覧
図 5:所見
図 7: 消化管検査の発展
見コメント一
一覧
図7:消化管検査の発展
6.これから
図 5:所見
図
7: 消化管検査の発展
見コメント一
一覧
6.これから
現在行ってい
現これから いる多くの施
施設は、
存在読
読影である。
6.
6.これから
現在行ってい
現
いる多くの施
施設は、
存在読
読影である。
現在行っている多くの施設は、
存在読影である。
簡単
単な所見、簡
簡単なコメン
ント、簡単なチ
チェック、簡
簡
現在行ってい
現
いる多くの施
施設は、
存在読
読影である。
簡単
単な所見、簡
簡単なコメン
ント、簡単なチ
チェック、簡
簡
簡単な所見、簡単なコメント、簡単なチェック、
単な
なメモなどの
の入力・記載
載が現状と思
思われる。読
読
簡単
単な所見、簡
簡単なコメン
ント、簡単なチ
チェック、簡
簡
簡単なメモなどの入力・記載が現状と思われる。
単な
なメモなどの
の入力・記載
載が現状と思
思われる。読
読
影方
方法、記載方
方法には施設
設間または、
個人差が多
多
単な
なメモなどの
の入力・記載
載が現状と思
思われる。読
読
読影方法、記載方法には施設間または、個人差が
影方
方法、記載方
方法には施設
設間または、個人差が多
多
くあ
あるのも現状
状と思われる
る。その原因
因は、胃がん
ん
多くあるのも現状と思われる。その原因は、胃が
影方
方法、記載方
方法には施設
設間または、
個人差が多
多
くあ
あるのも現状
状と思われる
る。その原因
因は、胃がん
ん
んの肉眼所見、X線所見が多種多様に亘り系統的
の肉
肉眼所見、X
X 線所見が多
多種多様に亘
亘り系統的に
くあ
あるのも現状
状と思われる
る。その原因
因は、胃がん
ん
に整理することが難しい状況にあった。今後、X
の肉
肉眼所見、X
X 線所見が多
多種多様に亘
亘り系統的に
今後、X 線
整理
理することが
況にあった。
の肉
肉眼所見、X
Xが難しい状況
線所見が多
多種多様に亘
亘り系統的に
線所見(X線像)を共通した認識に整理する必要
整理
理することが
が難しい状況
況にあった。今後、X 線
識に整理す今後、X
所見
見(X 線像)を
を共通した認
る必要があ
整理
理することが
が難しい状況
況にあった。
線
があり、典型的な画像と所見(用語)を一致させ
識に整理す
所見
見(X
線像)を
を共通した認
る必要があ
る事が重要である。これからは、整理された「共
させる事が
り、
典型的な画
画像と所見(用
用語)を一致る必要があ
識に整理す
所見
見(X
線像)を
を共通した認
図6:読影所見用紙
り、典型的な画
画像と所見(用
用語)を一致させる事が
通のX線所見用語」また「標準化した読影報告書」
重要
整理された
図 6:読
読影所見用紙
紙
要である。こ
これからは、
た「共通の
させる事がX
り、
典型的な画
画像と所見(用
用語)を一致
が必要と考える。今後モデルとなる「標準化され
5.精度管理の維持について
重要
図 6:読
読影所見用紙
紙
要である。こ
これからは、整理された
た「共通の X
線所
所見用語」ま
また「標準化
化した読影報
報告書」が必
必
重要
整理された
図 6:読
読影所見用紙
紙
要である。こ
これからは、
た「共通の
X
た読影報告書」が発表され、各施設、個人に広く
精度の維持では、科内での症例検討会を月に1
線所
所見用語」ま
また「標準化
化した読影報
報告書」が必
必
5.精度管
管理の維持について
要と
と考える。今
今後モデルと
となる「標準
準化された読
読
線所
所見用語」ま
また「標準化
化した読影報
報告書」が必
必
使用される事と期待する。
我々診療放射線技師は、
度行っている。また各個人が積極的に色々な消化
5.精度管
管理の維持に
ついて
要と
と考える。今
今後モデルと
となる「標準
準化された読
読
管読影勉強会、研究会などへの参加をうながすと
内での症例検
精度の維
維持では、科ついて
検討会を月に
に 1 使用される「読影報告書」に存在読影だけではな
影報
報告書」が発
発表され、各
各施設、個人
人に広く使用
5.精度管
管理の維持に
要と
と考える。今
今後モデルと
となる「標準
準化された読
読
「隆起性病変
共に、読影医師とのコミュニケーションをはかる
精度の維
維持では、科内での症例検
検討会を月に
に 1 く、一つ先の詳細な所見、例えば、
影報
報告書」が発
発表され、各
各施設、個人
人に広く使用
度行ってい
いる。また各内での症例検
個人が積極的
的に色々な消
消化
され
れる事と期待
待する。我々
々診療放射線
線技師は、使
使
精度の維
維持では、科
検討会を月に
に
1
影報
報告書」が発
発表され、各
各施設、個人
人に広く使用
の場合」
その隆起の起始部や表面の性状と大きさ。
ことなどを行っている。
度行ってい
いる。また各個人が積極的
的に色々な消
消化
され
れる事と期待
待する。我々
々診療放射線
線技師は、使
使
管読影勉強
強会、研究会個人が積極的
などへの参加
加をうながす
すと 「陥凹性病変の場合」その陥凹の辺縁や面の性状
用さ
される「読影
報告書」
に存
存在読影だけ
けではなく、
度行ってい
いる。また各
的に色々な消
消化
され
れる事と期待
待する。我々
々診療放射線
線技師は、使
使
悪性所見や悪性が疑われた所見、撮影技師が気
管読影勉強
強会、研究会などへの参加
加をうながす
すと
用さ
される「読影報告書」
に存
存在読影だけ
けではなく、
付かなかった所見などは、フィードバックを行
共に、読影
影医師とのコなどへの参加
ミュニケー加をうながす
ションをはか
かる とひだ集中があった場合、その先端の性状等の所
一つ
つ先の詳細な
例えば
ば、
「隆起性病
病変の場合」
管読影勉強
強会、研究会
すと
用さ
される
「読影な所見、
報告書」
に存
存在読影だけ
けではなく、
共に、読影
影医師とのコミュニケーションをはか
かる
一つ
つ先の詳細な
な所見、
例えば
ば、
「隆起性病
病変の場合」
ことなど行
行っている。ミュニケーションをはか
その
の隆起の起始
始部や表面の
の性状と大き
きさ。
「陥凹性
性
共に、読影
影医師とのコ
かる
一つ
つ先の詳細な
な所見、
例えば
ば、
「隆起性病
病変の場合」
ことなど行
行っている。
の隆起の起始
始部や表面の
の性状と大き
きさ。
「陥凹性
性
255 (31)その
悪性所見
見や悪性が疑われた所見、
、撮影技師が
が気
病変
変の場合」そ
その陥凹の辺
辺縁や面の性
性状とひだ集
集
ことなど行
行っている。
その
の隆起の起始
始部や表面の
の性状と大き
きさ。
「陥凹性
性
悪性所見
見や悪性が疑われた所見、
、撮影技師が
が気
病変
変の場合」そ
その陥凹の辺
辺縁や面の性
性状とひだ集
集
た所見などわれた所見、
付かなかっ
は、フィード
ドバックを行
行い、
中が
が有った場合
合、
その先端の
の性状等の所
所見記載で、
悪性所見
見や悪性が疑
、撮影技師が
が気
病変
変の場合」そ
その陥凹の辺
辺縁や面の性
性状とひだ集
集
付かなかった所見などは、フィード
ドバックを行
行い、 中が
が有った場合
合、
その先端の
の性状等の所
所見記載で、
付かなかった所見などは、フィード
ドバックを行
行い、 中が
が有った場合
合、
その先端の
の性状等の所
所見記載で、
お
画像の質
質向上
読影力向上
読
画像の質
質向上
読影力向上
読
質向上
読影力向上
読
<相互関係>
> 画像の質
<相互関係>
>
<相互関係>
>
存在読影
存
質的読
読影
存在読影
存
質的読
読影
存在読影
存
質的読
読影
告
13,狭窄
13,狭窄
7,硬化像
1,隆起像
像
14,圧排像
8,二重輪郭 13,狭窄
2,ニッシェ
7,硬化像
1,隆起像
14,圧排像
像
8,二重輪
郭
2,ニッシェ
15, ア レ
像ア の 粗 大
9,短縮 郭 14,圧排像
3,陥凹
8,二重輪
2,ニッシェ
15, ア レ ア の 粗 大
9,短縮
3,陥凹
16,ひだの
15,
ア レ の粗大
アの粗大
10,憩室
4,バリウム斑 9,短縮
3,陥凹
16,ひだの
の粗大
10,憩室
4,バリウム斑
17,ビラン
ン
の粗大
化 16,ひだの
11,石灰化
整斑 10,憩室
5,粘膜不整
4,バリウム
17,ビラン
ン
化
11,石灰化
整
5,粘膜不整
18,伸展不
不良
17,ビラン
ン
12,変形
6,粘膜集中
化
11,石灰化
整
5,粘膜不整
18,伸展不
不良
12,変形
6,粘膜集中
18,伸展不
不良
12,変形
6,粘膜集中
会
技師コメント
技師コメント
技師コメント
7,硬化像
1,隆起像
言
所見コメントの選択
択は、約 18 項目ある(図
項
5)。
影手技などの
の画像の質、読影の方法
法などをもう
撮影
所見コメントの選択
択は、約 18 項目ある(図
項
5)。
影手技などの
の画像の質、読影の方法
法などをもう
撮影
それ以外に
に撮影担当技
師や読影技師
メン
一度
度再検討して
て、今後に活
活かすように
に消化管検査
査
所見コメ
ントの選択
択は、約
18 項目ある(図
項師からのコメ
5)。
影手技などの
の画像の質、
読影の方法
法などをもう
撮影
それ以外に
に撮影担当技師や読影技師
師からのコメ
メン
一度
度再検討して
て、今後に活
活かすように
に消化管検査
査
トも、入力
力可能となっ師や読影技師
ている。 師からのコメ
担当
当技師全員で
で行っている
る。また大学
学病院などか
か
それ以外に
に撮影担当技
メン
一度
度再検討して
て、今後に活
活かすように
に消化管検査
査
い、撮影手技などの画像の質、読影の方法などを
所見コメントの選択は、約18項目ある(図5)
。
トも、入力
力可能となっている。
担当
当技師全員で
で行っている
る。また大学
学病院などか
か
また胃部
部所見用紙(図
図
6)に、所見や
や病変のシェ
ェー もう一度再検討して、今後に活かすように消化管
ら返
返信された紹
紹介患者の手
手術、病理レ
レポート結果
果
トも、入力
力可能となっ
ている。
担当
当技師全員で
で行っている
る。また大学
学病院などか
か
それ以外に撮影担当技師や読影技師からのコメン
また胃部
部所見用紙(図
図 6)に、所見や
や病変のシェ
ェー
ら返
返信された紹
紹介患者の手
手術、病理レ
レポート結果
果
検査担当技師全員で行っている。また大学病院な
トも、入力可能となっている。
マを記載し
し、読影医師
師に提出する。
。
が添
添付され結果
果報告書が届
届いた場合は
は、モニタ画
画
また胃部
部所見用紙(図
図
6)に、所見や
や病変のシェ
ェー
ら返
返信された紹
紹介患者の手
手術、病理レ
レポート結果
果
マを記載し
し、読影医師
師に提出する。
。
が添
添付され結果
果報告書が届
届いた場合は
は、モニタ画
画
どから返信された紹介患者の手術、病理レポート
また胃部所見用紙(図6)に、所見や病変の
フィルム
ムレスになっ
た時点で所見
見用紙の使用
用を
像を
を再度確認す
する。また過
過去の画像も
も検討して今
今
マを記載し
し、読影医師
師に提出する。
。
が添
添付され結果
果報告書が届
届いた場合は
は、モニタ画
画
シェーマを記載し、読影医師に提出する。
フィルム
ムレスになった時点で所見
見用紙の使用
用を 結果が添付され結果報告書が届いた場合は、モニ
像を
を再度確認す
する。また過
過去の画像も
も検討して今
今
中止と考え
えていたが、た時点で所見
現在の常勤読
読影医師のた
たっ
後の
の読影、撮影
影技術の精度
度向上につと
とめている。
フィルム
ムレスになっ
見用紙の使用
用を
像を
を再度確認す
する。また過
過去の画像も
も検討して今
今
タ画像を再度確認する。また過去の画像も検討し
フィルムレスになった時点で所見用紙の使用を
中止と考え
えていたが、現在の常勤読
読影医師のた
たっ
後の
の読影、撮影
影技術の精度
度向上につと
とめている。
ての意向で
で現在に至っ現在の常勤読
ている。 読影医師のた
消化管検査精
消
精度の大柱は
は、
「読影力の
の向上」と
「画
画
中止と考え
えていたが、
たっ
後の
の読影、撮影
影技術の精度
度向上につと
とめている。
て今後の読影、撮影技術の精度向上につとめてい
中止と考えていたが、現在の常勤読影医師のたっ
ての意向で
で現在に至っ
ている。
消化管検査精
消
精度の大柱は
は、
「
読影力の
の向上」
と
「画
画
る。
ての意向で現在に至っている。
また必ず
ず技師が読影
影した後(入力
勤医
像の
の質の向上」
の 2 本立て
てでなければ
ばならないと
ての意向で
で現在に至っ
ている。 力後)に、常勤
消化管検査精
消
精度の大柱は
は、
「読影力の
の向上」
と
「画
画
消化管検査精度の大柱は、
「読影力の向上」と
また必ず技師が読影した後(入力後)に、常勤
また必ず
ず技師が読影
影した後(入力
力後)に、常勤
勤医
像の
の質の向上」の 2 本立て
てでなければ
ばならないと
師が読影を
を行う事とな
っている。
考え
えている(図 の
7)。
また必ず
ず技師が読影
影した後(入力
力後)に、常勤
勤医
像の
の質の向上」
2 本立て
てでなければ
ばならないと
「画像の質の向上」の2本立てでなければならない
医師が読影を行う事となっている。
師が読影を
を行う事となっている。
考え
えている(図 7)。
師が読影を
を行う事となっている。
考え
えている(図 7)。。
と考えている(図7)
質的読影ま
まで発展すると考える(図
図 7)。
質的読影ま
まで発展すると考える(図
図 7)。
学まで発展する
術 特 集 と考える(図
質的読影ま
図 7)。
参考
考文献
参考
考文献
NP
PO
法人日本消化器がん検
検診制度管理
理機構
参考
考文献
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
NP
PO 法人日本消化器がん検
検診制度管理
理機構
「胃
胃がん
X 線検
検査新しい基
基準撮影法マ
マニュアル」
7.おわりに
NP
PO
法人日本
検診制度管理
理機構
消化器がん検
「胃
胃がん X 線検
検査新しい基
基準撮影法マ
マニュアル」
7.おわりに
今後、消化
化管
携わる医師が
が減
テキ
キスト X 第1
1版
「胃
胃がん
線検
検査新しい基
基準撮影法マ
マニュアル」
7.おわり
に X 線検査や読影に携
今後、消化
化管 X 線検査や読影に携
携わる医師が
が減
テキ
キスト 第1
1版
少する事は
は間違いない
。また胃がん
ん検診の一次
次ス
医政
政発 0430
第
1 号厚生労
労働省医政局長より通達
今後、消化
化管 X 線検査や読影に携
携わる医師が
が減
テキ
キスト
第1
1版
少する事は
は間違いない。また胃がん
ん検診の一次
次ス
医政
政発 0430 第 1 号厚生労
労働省医政局長より通達
クリーニン
ングは消化管
X
線検査が
減少し、
簡易
易的
平成
成
22
年
4
月
30
日付
少する事は
は間違いない
。また胃がん
ん検診の一次
次ス
医政
政発
0430
第
1
号厚生労
労働省医政局
長より通達
参考文献
見記載で、質的読影まで発展すると考える(図7)
。
クリーニン
ングは消化管 X 線検査が減少し、
簡易
易的
平成
成 22 年 4 月 30 日付
血液検査の
の組み合わせ
せで行われ、
ク評
NPO法人日本消化器がん検診制度管理機構
クリーニン
ングは消化管
X 線検査が胃がんリスク
減少し、簡易
易的
平成
成 22 年 4 月 30 日付
血液検査の
の組み合わせ
せで行われ、
胃がんリスク
ク評
「胃がんX線検査新しい基準撮影法マニュアル」
7.おわりに
価は普及し
し、二次検査の
の内視鏡検査
査実施で、
「が
がん
血液検査の
の組み合わせ
せで行われ、
胃がんリスク
ク評
価は普及し
し、二次検査の
の内視鏡検査
査実施で、
「が
がん
テキスト 第1版
今後、消化管X線検査や読影に携わる医師が減
発見」とな
なる事が予測
される。 査実施で、
価は普及し
し、
二次検査の
の内視鏡検査
「が
がん
医政発0430第1号厚生労働省医政局長より通達平
少する事は間違いない。また胃がん検診の一次ス
発見」とな
なる事が予測される。
は、業務として行える消
我々診療
療放射線技師される。
消化
発見」とな
なる事が予測
成22年4月30日付
クリーニングは消化管X線検査が減少し、簡易的
我々診療
療放射線技師は、業務として行える消
消化
管血液検査の組み合わせで行われ、胃がんリスク評
X 線検査
査を画像・読
読影精度管理
のもと後世に
に継
は、業務として行える消
我々診療
療放射線技師
消化
管 X 線検査
査を画像・読
読影精度管理のもと後世に
に継
価は普及し、二次検査の内視鏡検査実施で、
「が
承する使命
命が有る。
管
X 線検査
査を画像・読
読影精度管理のもと後世に
に継
ん発見」となる事が予測される。
承する使命
命が有る。
厚生労働
働省医政局からの通達(図
図 8・9)は、診
診療
承する使命
命が有る。
我々診療放射線技師は、業務として行える消化
厚生労働
働省医政局からの通達(図
図 8・9)は、診
診療
放射線技師
師業務の拡大らの通達(図
と従い、携わ
自力
厚生労働
働省医政局か
図わる我々は自
8・9)は、診
診療
管X線検査を画像・読影精度管理のもと後世に継
放射線技師
師業務の拡大と従い、携わ
わる我々は自
自力
承する使命がある。
で発展しな
なければならと従い、携わ
ない。
放射線技師
師業務の拡大
わる我々は自
自力
で発展しな
なければならない。
厚生労働省医政局からの通達(図8・9)は、診
胃がんなければなら
X 線検診の基
基本理念は、
「X 線検査を
を通
で発展しな
ない。
療放射線技師業務の拡大と従い、携わる我々は自
胃がん X 線検診の基
基本理念は、「X 線検査を
を通
を発見し、多
して救命可
多くの人々を
を癌
胃がん 可能な胃がん
X 線検診の基
基本理念は、
「X
線検査を
を通
力で発展しなければならない。
して救命可
可能な胃がんを発見し、多
多くの人々を
を癌
胃がんX線検診の基本理念は、
「X線検査を通し
死から救い
い、社会の福を発見し、多
祉に貢献す
る」とある。
。
して救命可
可能な胃がん
多くの人々を
を癌
死から救い
い、社会の福祉に貢献する」とある。
。
て救命可能な胃がんを発見し、多くの人々を癌死
を果たすたる」とある。
診療放射線
線技師の使命祉に貢献す
めにも、新た
たな
死から救い
い、社会の福
。
から救い、社会の福祉に貢献する」とある。
診療放射線
線技師の使命を果たすためにも、新た
たな
対応が求め
められる。 を果たすためにも、新た
診療放射線
線技師の使命
たな
診療放射線技師の使命を果たすためにも、新た
対応が求め
められる。
[執筆
筆者紹介]
対応が求め
められる。
な対応が求められる。
[執筆
筆者紹介]
[執筆者紹介]
[執筆
筆者紹介]
図 8:厚生
生労働省より
図 8:厚生
生労働省より
図図8:厚生労働省より
8:厚生
生労働省より
図図9:厚生労働省より
9:厚生
生労働省より
図 9:厚生
生労働省より
図 9:厚生
生労働省より
千田
田俊秀(チダ トシヒデ)
千田俊秀(チダ トシヒデ)
千田
田俊秀(チダ トシヒデ)
S39
9.05.21 北海
海道奥尻島生
千田
田俊秀(チダ
トシヒデ)生まれ
S39.05.21
北海道奥尻島生まれ
S39
9.05.21
北海
海道奥尻島生
生まれ
S61
1.03
射線技術専門
門学校卒
S39
9.05.21
北海
海道奥尻島生
生まれ
S61.03城西放射
城西放射線技術専門学校卒
S61
1.03 城西放射
射線技術専門
門学校卒
S62
2.07
所沢市市
市民医療セン
ンター入職
S61
1.03
城西放射
射線技術専門
門学校卒
S62.07
所沢市市民医療センター入職
S62
2.07 所沢市市
市民医療セン
ンター入職
歴 24 年
技師
師歴
26
年 市民医療セン
消化管担当歴
S62
2.07
所沢市市
ンター入職
技師歴26年 消化管担当歴24年
歴 24 年
技師
師歴 26 年 消化管担当歴
歴 24 年
技師
師歴 26 年 消化管担当歴
れた皆さまに
に心よりお見
見舞い申し
3.13.11で被災された皆さまに心よりお見舞い申
1 で被災され
れた皆さまに
に心よりお見
見舞い申し
3.11 で被災され
し上げます。
上げ
げます。
れた皆さまに
に心よりお見
見舞い申し
3.1
1 で被災され
上げ
げます。
私の故郷も20年前、
1993.7.11に被災しました。
私の
の故郷も
20 年前、1993
3.7.11 に被災
災しました。
上げ
げます。
私の
の故郷も
20
年前、1993
3.7.11 に被災
災しました。
その際、埼放技会員皆さまをはじめ、日本中
日本中の温
その
の際、埼放技
まをはじめ、
温
私の
の故郷も
20技会員皆さま
年前、1993
3.7.11 に被災
災しました。
その
の際、埼放技
技会員皆さま
まをはじめ、日本中の温
温
の温かい応援や支援のお蔭で復興する事が出
かい
い応援や支援
援のお蔭で復
復興する事が
が出来ました
た。
日本中の温
その
の際、埼放技
技会員皆さま
まをはじめ、
温
かい
い応援や支援
援のお蔭で復
復興する事が
が出来ました
た。
来ました。
3.1い応援や支援
1 で被災され
れた皆様、
「
今はあずま
しくない、
かい
援のお蔭で復
復興する事が
が出来ました
た。
3.11 で被災され
れた皆様、
「今はあずましくない、
3.11で被災された皆様、
「今はあずましくな
ゆる
るぐない生活
活と思います
すが、東北魂
魂で“けっぱ
ぱ
3.1
1 で被災され
れた皆様、
「
今はあずま
しくない、
い、ゆるぐない生活と思いますが、東北魂で
ゆる
るぐない生活
活と思います
すが、東北魂
魂で“けっぱ
ぱ
れー
ー”!」 活と思います
ゆる
るぐない生活
すが、東北魂
魂で“けっぱ
ぱ
“けっぱれー”
!」
れー
ー”!」
れー
ー”!」
256 (32)
巻
学 術 特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
頭
言
「消化管検査の読影の補助への取り組みについて」
会
さいたま赤十字病院
お
2-1 当院の撮影体位
告
大森 正司
知
ら
背臥位正面位
(胃角正面)
背臥位第1斜位
背臥位第2斜位
腹臥位正面位
腹臥位第2斜位
腹臥位第1斜位
右側臥位
半臥位第2斜位
背臥位第2斜位
立位第1斜位
立位正面位
立位圧迫
術
特
集
特
集
2.健診部門
医師2名、看護師2名、事務員5名
診療放射線技師1名(健診従事者4名)
臨床検査技師2名
健診受診者数:7,659名/平成23年度
背臥位正面位
学
1.施設概要
県南地域における中核病院として、第3次救急
医療を担う救命救急センターとしてICU・CCU等
の施設を併設し高度診療機能を有するほか、災害
拠点病院として地域に密着した医療を推進してい
る。また健診センターなどの施設も整備し、皆さ
まの健康管理に努めるとともに、他の医療機関と
の連携を図った急性期医療を展開し、地域に根差
した医療を提供している。
病床数:605床、外来数:340名/日
食道立位第1斜位
せ
さいたま赤十字病院
支部勉強会情報
投
稿
図1:撮影法
年
間
スケジュール
14枚18ショット
程
257 (33)
規
装置:
(株)日立メディコ EXAVISTA
使用薬剤
バリトップHD + バリトップP = 2:1
210W/V% 130∼150ml 、発泡剤 5g 、鎮
痙剤使用
撮影法(図1)
基準撮影法2+追加撮影2体位
(背臥位正面位、胃上部立位正面位)
撮影時間: 6∼7人/h、1日20人程度
学 術 特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
3.技師の読影への取り組み
消化管撮影(胃透視、注腸、小腸造影)、
乳房撮影において読影レポートを作成。
4.読影システム
図2:
(株)ドクターネット読影システム
3Mモニター2台と1Mモニター1台にて読影
経過観察症例については、過去画像と対比し観
察する。
6)胃部X線判定
健診結果票に反映するための判定入力
A :異常なし
B :わずかに異常を認めますが、日常生活に
差し支えありません
C :わずかに異常を認めます。経過観察を要
します
D1:治療を要します
D2:精密検査を要します
E:現在治療中
7)胃部X線区分
胃部は、年に1回検査を受けてください
胃部は、必ず内視鏡を受けてください
このような文書を、読影レポートを見ながら技師
が入力する。
6.読影風景
5.健診システムの所見入力画面
図4:読影中
図3:健診システムの所見入力画面
1)胃部カテゴリー
1:異常なし
2:良性と確信できる所見あり
3:良性しかし悪性を完全に否定できない
4:悪性を疑う
5:悪性
2)胃部所見
胃前庭部、陥凹性病変、早期がんの疑いなどと
入力する。
3)胃部部位
所見用紙の胃部位マップを参考に数字を入力し
次回検査に反映させる。
4)胃部方針
経過観察、要内視鏡、要精検などの指示を入力
する。
5)ブスコパンの有無
禁忌の場合、次回検査に反映させる。
当院は、以前から消化管検査については技師が
透視所見という形で読影レポートを書いている。
しかし、健診の読影は医師の仕事とされており、
ようやく今年の5月から読影業務に参入できるこ
とになった。
7.読影レポート
258 (34)
旧)
図5:新旧読影レポート
新)
巻
学 術 特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
頭
言
3)医師との術前カンファレンス
毎週木曜日に行われている外科の術前カンファ
レンスに技師も同席し、討論にも積極的に参加し
ている。
会
告
健診の読影は、技師がレポートを記入し、読影
医と担当技師の2名にて二次読影を行っている。
旧読影レポートには、技師の読影記入欄は無く
読影時に口頭で伝えていた。しかし、新読影レ
ポートは、技師のサイン、読影、病変のシェーマ
などを書くようになった。
例)
お
知
ら
せ
特
集
支部勉強会情報
投
2)年間1∼2回行われる、撮影法と読影法の講義
集
図7:読影教育
稿
[執筆者紹介]
1963年2月23日生まれ、魚座、技師歴:27年、
消化管:13年
現 在 は、 ヒ マ ラ ヤ ン( 猫 )2頭、 ラ ブ ラ
ドールレトリバー(犬)1頭、トイプードル
(犬)1頭、人間2人と暮らしています。自分
以外は全てメスで、一家をオス1匹にて支え
ています。
特
8.読影の精度管理
1)技師の読影教育
症例に対し、撮影手技および読影レポートの評
価を不定期(月2∼3回)に行っている。これによ
り、読影に必要な撮影技術の習得、読影法を学ぶ。
術
図6:新読影レポート抜粋
9.今後の展望
病変の存在診断ではなく、病変の質的診断の出
来る追加撮影を志す。病変に気がついたら、積極
的に追加撮影を行うことにより読影の見逃しが減
る。また質的診断が得られる画像を提供すること
により良悪性の評価が可能となる。
そのためには
・がんを見つけようとする熱意と執念を持つ
・粘膜が描出されるようなバリウムの付着
・バリウムを流しながらの透視観察
・質的診断の出来る画像工夫
これらを念頭に日々精進してゆくことが必要であ
ると考える。
学
図8:カンファレンス
規
程
個人のレベルアップを目的にし、検査目的に応
じた技術を身につける。
259 (35)
年
間
スケジュール
図8:撮影・読影教育
学 術 特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
「埼玉消化管撮影研究会 症例検討の紹介」
「埼玉消化管撮影研究会 症例検討の紹介」
「埼玉消化管撮影研究会
症例検討の紹介」
∼読影およびX線像と手術標本の対比∼
~読影および X 線像と手術標本の対比~
~読影および X 線像と手術標本の対比~
早期胃癌検診協会附属茅場町クリニック
早期胃癌検診協会附属茅場町クリニック
早期胃癌検診協会附属茅場町クリニック
放射線科 工藤 泰
放射線科 工藤 泰
放射線科 工藤 泰
い。背臥位二重造影第一斜位(写真 2a)、胃壁辺
1.はじめに
い。背臥位二重造影第一斜位(写真 2a)、胃壁辺
1.はじめに
1.はじめに
い。背臥位二重造影第一斜位(写真2a)
、胃壁辺
縁の変化は胃角部小彎の複線化と胃体下部小彎線
消化管 X 線検査では検査担当者の読影とレポー
縁の変化は胃角部小彎の複線化と胃体下部小彎線
消化管 X 線検査では検査担当者の読影とレポー
消化管X線検査では検査担当者の読影とレポー
縁の変化は胃角部小彎の複線化と胃体下部小彎線
の乱れが認められる。胃壁面には異常なバリウム
トが必要である。透視観察中の所見や追加撮影の
の乱れが認められる。胃壁面には異常なバリウム
トが必要である。透視観察中の所見や追加撮影の
トが必要である。透視観察中の所見や追加撮影の
の乱れが認められる。胃壁面には異常なバリウム
の溜まり、はじき像を認めない。背臥位二重造影
意図など、検査中の情報をレポートとして提出し
の溜まり、はじき像を認めない。背臥位二重造影
意図など、検査中の情報をレポートとして提出し
意図など、検査中の情報をレポートとして提出し
の溜まり、はじき像を認めない。背臥位二重造影
第二斜位(写真 2b)、胃壁辺縁および胃壁面に異
診断医と情報を共有することで、より精度の高い
第二斜位(写真 2b)、胃壁辺縁および胃壁面に異
診断医と情報を共有することで、より精度の高い
診断医と情報を共有することで、より精度の高い
第二斜位(写真2b)、胃壁辺縁および胃壁面に異
常所見を認めない。
X 線診断が可能になると考えられるからである。
常所見を認めない。
X 線診断が可能になると考えられるからである。
X線診断が可能になると考えられるからである。
常所見を認めない。
今回は埼玉消化管撮影研究会において、読影能力
今回は埼玉消化管撮影研究会において、読影能力
写真1
今回は埼玉消化管撮影研究会において、読影能
写真1
向上を目的として行われている症例検討について
向上を目的として行われている症例検討について
力向上を目的として行われている症例検討につい
紹介する。
紹介する。
て紹介する。
2.症例
2.症例
2.症例
胃がん X 線検診 8 画像と手術標本、組織像が提
胃がんX線検診8画像と手術標本、組織像が提
胃がん X 線検診 8 画像と手術標本、組織像が提
示された。胃がん X 線検診撮影時の使用機器と造
示された。胃がんX線検診撮影時の使用機器と造
示された。胃がん X 線検診撮影時の使用機器と造
影剤を以下に示す。
影剤を以下に示す。
影剤を以下に示す。
・撮影装置:東芝社製 Ulti
MaxMax
・撮影装置:東芝社製 Ulti
・撮影装置:東芝社製 Ulti Max
・検出器:東芝社製 直接変換方式FPD
・検出器:東芝社製 直接変換方式 FPD
・検出器:東芝社製 直接変換方式 FPD
・バリウム:伏見製薬 バリトゲンHD200w/v
・バリウム:伏見製薬 バリトゲン HD200w/v
・バリウム:伏見製薬 バリトゲン HD200w/v
150ml
150ml
写真2b
写真2a
150ml
写真2b
写真2a
・発泡剤:伏見製薬 バリエース発泡顆粒 5g
・ 発泡剤:伏見製薬 バリエース発泡顆粒 5g
・ 発泡剤:伏見製薬 バリエース発泡顆粒 5g
・鎮痙剤:無し
・ 鎮痙剤:無し
・ 鎮痙剤:無し
3.X線画像の読影
3.X 線画像の読影
3.X 線画像の読影
胃X線検査画像の読影順番としては、撮影され
胃 X 線検査画像の読影順番としては、撮影され
た順に読影する。胃がん検診ガイドラインでは、
胃 X 線検査画像の読影順番としては、撮影され
た順に読影する。胃がん検診ガイドラインでは、
食道、背臥位二重造影、前壁二重造影、胃上部二
た順に読影する。胃がん検診ガイドラインでは、
食道、背臥位二重造影、前壁二重造影、胃上部二
重造影、圧迫の順となる。各撮影像読影は基本的
食道、背臥位二重造影、前壁二重造影、胃上部二
重造影、圧迫の順となる。各撮影像読影は基本的
に画像全体から局所へと読影し、局所では胃壁辺
重造影、圧迫の順となる。各撮影像読影は基本的
に画像全体から局所へと読影し、局所では胃壁辺
縁から胃壁面へと読影する。次に所見を拾い上
に画像全体から局所へと読影し、局所では胃壁辺
げ、拾い上げられた所見を分析し統合してどのよ
、胃壁辺縁に
縁から胃壁面へと読影する。
次に所見を拾い上げ、 腹臥位二重造影正面位(写真3a)
縁から胃壁面へと読影する。
次に所見を拾い上げ、
うな病変なのかを推測する。
異常所見を認めない。幽門部前壁にバリウムのは
拾いあげられた所見を分析し統合してどのような
腹臥位二重造影正面位(写真 3a)、胃壁辺縁に異
拾いあげられた所見を分析し統合してどのような
腹臥位二重造影正面位(写真 3a)、胃壁辺縁に異
胃がんX線検診画像の読影、背臥位二重造影正
じき像を認める。腹臥位二重造影正面位、幽門部
病変なのかを推測する。
常所見を認めない。幽門部前壁にバリウムのはじ
病変なのかを推測する。
常所見を認めない。幽門部前壁にバリウムのはじ
面位(写真1)では胃体部∼胃角部∼幽門部の主
拡大追加撮影(写真3b)肛門側は一部十二指腸
胃がん X 線検診画像の読影、背臥位二重造影正
き像を認める。腹臥位二重造影正面位、幽門部拡
胃がん X 線検診画像の読影、背臥位二重造影正
き像を認める。腹臥位二重造影正面位、幽門部拡
に後壁が描出されている体位である。胃壁辺縁の
の陰影と重なっており不明であるが、歪な形のバ
面位(写真 1)では胃体部~胃角部~幽門部の主
大追加撮影(写真 3b)肛門側は一部十二指腸の陰
面位(写真 1)では胃体部~胃角部~幽門部の主
大追加撮影(写真 3b)肛門側は一部十二指腸の陰
変化は胃角部小彎線の複線化と胃体部大彎線に波
リウム陰影斑を認め、陰影斑の辺縁は外側に向け
に後壁が描出されている体位である。胃壁辺縁の
影と重なっており不明であるが、歪な形のバリウ
に後壁が描出されている体位である。胃壁辺縁の
影と重なっており不明であるが、歪な形のバリウ
打つような線の乱れが認められる。また幽門部小
棘状である。陰影斑の辺縁には、立ち上がりが明
変化は胃角部小彎線の複線化と胃体部大彎線に波
ム陰影斑を認め、陰影斑の辺縁は外側に向け棘状
変化は胃角部小彎線の複線化と胃体部大彎線に波
ム陰影斑を認め、陰影斑の辺縁は外側に向け棘状
彎と大彎には対称性に彎入が認められる。胃壁面
瞭な辺縁隆起を認め、辺縁隆起を伴った陥凹性病
打つような線の乱れが認められる、また幽門部小
である。陰影斑の辺縁には、立ち上がりが明瞭な
には異常なバリウムの溜まり、はじき像を認めな
変であると思われる。
打つような線の乱れが認められる、また幽門部小
である。陰影斑の辺縁には、立ち上がりが明瞭な
彎と大彎には対称性に彎入が認められる。胃壁面
辺縁隆起を認め、辺縁隆起を伴った陥凹性病変で
彎と大彎には対称性に彎入が認められる。胃壁面
辺縁隆起を認め、辺縁隆起を伴った陥凹性病変で
には異常なバリウムの溜まり、はじき像を認めな
あると思われる。
260
(36)
には異常なバリウムの溜まり、はじき像を認めな
あると思われる。
巻
学 術 特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
頭
言
写真5b
写真5b
写真5b
ら
写真5a
写真5a
写真5a
知
写真3b
写真3b
写真3b
お
せ
写真3a
写真3a
写真3a
ではない。胃角部小彎線の複線化と胃体下部小彎
た対称性であることから生理的収縮と思われ病変
ではない。胃角部小彎線の複線化と胃体下部小彎
ではない。胃角部小彎線の複線化と胃体下部小彎
ではない。胃角部小彎線の複線化と胃体下部小彎
線の乱れは、背臥位二重造影正面位及び第一斜位
線の乱れは、背臥位二重造影正面位及び第一斜位
線の乱れは、背臥位二重造影正面位及び第一斜位
線の乱れは、背臥位二重造影正面位及び第一斜位
で認められ恒常性があるが、所見を正面として捉
で認められ恒常性があるが、所見を正面として捉
で認められ恒常性があるが、所見を正面として捉
で認められ恒常性があるが、所見を正面として捉
えられないので潰瘍瘢痕か癌かの判断は困難であ
えられないので潰瘍瘢痕か癌かの判断は困難であ
えられないので潰瘍瘢痕か癌かの判断は困難であ
えられないので潰瘍瘢痕か癌かの判断は困難であ
るが、胃癌の特徴的所見を認めないため潰瘍瘢痕
るが、胃癌の特徴的所見を認めないため潰瘍瘢痕
るが、胃癌の特徴的所見を認めないため潰瘍瘢痕
るが、胃癌の特徴的所見を認めないため潰瘍瘢痕
疑いとした。
疑いとした。
疑いとした。
疑いとした。
告
撮影した、陥凹は周囲を隆起に囲まれ、周囲の健
(写真4a)肛門側の十二指腸の陰影との重なりを
撮影した、陥凹は周囲を隆起に囲まれ、周囲の健
撮影した、陥凹は周囲を隆起に囲まれ、周囲の健
外し撮影した。陥凹は周囲を隆起に囲まれ、周囲
常粘膜と境界をもった局面を形成している。辺縁
常粘膜と境界をもった局面を形成している。辺縁
常粘膜と境界をもった局面を形成している。辺縁
の健常粘膜と境界をもった局面を形成している。
隆起の表面は平滑で立ち上がりは明瞭、所々括れ
隆起の表面は平滑で立ち上がりは明瞭、所々括れ
隆起の表面は平滑で立ち上がりは明瞭、所々括れ
辺縁隆起の表面は平滑で立ち上がりは明瞭、所々
た不規則な形をしている。周囲からの粘膜集中や
た不規則な形をしている。周囲からの粘膜集中や
た不規則な形をしている。周囲からの粘膜集中や
括れた不規則な形をしている。周囲からの粘膜集
引き攣れ像は無く、また健常粘膜が辺縁隆起の外
引き攣れ像は無く、また健常粘膜が辺縁隆起の外
引き攣れ像は無く、また健常粘膜が辺縁隆起の外
中や引き攣れ像は無く、また健常粘膜が辺縁隆起
側まで連続しており、異常所見は辺縁隆起に囲ま
側まで連続しており、異常所見は辺縁隆起に囲ま
側まで連続しており、異常所見は辺縁隆起に囲ま
の外側まで連続しており、異常所見は辺縁隆起に
れた陥凹に限局している。
れた陥凹に限局している。
れた陥凹に限局している。
囲まれた陥凹に限局している。
入も背臥位二重造影第一斜位では認められず、ま
入も背臥位二重造影第一斜位では認められず、ま
入も背臥位二重造影第一斜位では認められず、ま
た対称性であることから生理的収縮と思われ病変
入も背臥位二重造影第一斜位では認められず、ま
た対称性であることから生理的収縮と思われ病変
た対称性であることから生理的収縮と思われ病変
会
腹臥位二重造影正面位、幽門部拡大追加撮影(写
腹臥位二重造影正面位、幽門部拡大追加撮影(写
腹臥位二重造影正面位、幽門部拡大追加撮影(写
真 4a)肛門側の十二指腸の陰影との重なりを外し
腹臥位二重造影正面位、幽門部拡大追加撮影
真 4a)
肛門側の十二指腸の陰影との重なりを外し
真 4a)
肛門側の十二指腸の陰影との重なりを外し
学
術
特
集
特
集
支部勉強会情報
投
稿
規
程
年
間
スケジュール
幽門部前壁の異常所見は、陥凹は周囲を隆起に囲
幽門部前壁の異常所見は、陥凹は周囲を隆起に囲
幽門部前壁の異常所見は、陥凹は周囲を隆起に囲
幽門部前壁の異常所見は、陥凹は周囲を隆起に
まれて境界を有する局面を形成していることから
立位圧迫撮影(写真 4b)
、所見は歪なバリウム
立位圧迫撮影(写真
4b)
、所見は歪なバリウム
まれて境界を有する局面を形成していることから
立位圧迫撮影(写真
4b)
、所見は歪なバリウム まれて境界を有する局面を形成していることから
立位圧迫撮影(写真4b)
、所見は歪なバリウム
囲まれて境界を有する局面を形成していることか
上皮性の腫瘍であり、形は歪で辺縁は棘状である
のはじき像として認められる。周囲と同程度に圧
のはじき像として認められる。周囲と同程度に圧
ら上皮性の腫瘍であり、形は歪で辺縁は棘状であ
のはじき像として認められる。周囲と同程度に圧
上皮性の腫瘍であり、形は歪で辺縁は棘状である
のはじき像として認められる。周囲と同程度に圧 上皮性の腫瘍であり、形は歪で辺縁は棘状である
点から悪性と考えられる。また辺縁隆起の表面は
迫されており粘膜層以深の胃壁の肥厚を示す所見
迫されており粘膜層以深の胃壁の肥厚を示す所見
る点から悪性と考えられる。また辺縁隆起の表面
迫されており粘膜層以深の胃壁の肥厚を示す所見
点から悪性と考えられる。また辺縁隆起の表面は
迫されており粘膜層以深の胃壁の肥厚を示す所見 点から悪性と考えられる。また辺縁隆起の表面は
平滑で立ち上がりは明瞭、
所々で 括れた不規則な
は無い。
は無い。
は平滑で立ち上がりは明瞭、所々で括れた不規則
平滑で立ち上がりは明瞭、
所々で
括れた不規則な
は無い。
平滑で立ち上がりは明瞭、
所々で
括れた不規則な
は無い。
形をしており、陥凹型の分化型胃癌が側方に浸潤
な形をしており、陥凹型の分化型胃癌が側方に浸
形をしており、陥凹型の分化型胃癌が側方に浸潤
形をしており、陥凹型の分化型胃癌が側方に浸潤
写真4a
写真4b
潤する際に健常粘膜との境界部に見られる所見と
する際に健常粘膜との境界部に見られる所見と思
写真4a
写真4b
写真4a
写真4b
する際に健常粘膜との境界部に見られる所見と思
する際に健常粘膜との境界部に見られる所見と思
思われる。
われる。
われる。
われる。
健常粘膜が辺縁隆起の外側まで周囲から連続し
健常粘膜が辺縁隆起の外側まで周囲から連続し
健常粘膜が辺縁隆起の外側まで周囲から連続し
健常粘膜が辺縁隆起の外側まで周囲から連続し
ており、異常所見は辺縁隆起に囲まれた陥凹に限
ており、異常所見は辺縁隆起に囲まれた陥凹に限
ており、異常所見は辺縁隆起に囲まれた陥凹に限
ており、異常所見は辺縁隆起に囲まれた陥凹に限
局
し て い る。 腫 瘍 径 は 椎 体 と の 比 較 で1椎 体
局している腫瘍径は、椎体との対比で1椎体
局している腫瘍径は、椎体との対比で1椎体
局している腫瘍径は、椎体との対比で1椎体
25mmとすると1/3椎体約8mm。深達度は肉眼型
25mm とすると 1/3 椎体約 8mm。深達度は肉眼
25mm
とすると
1/3 1/3
椎体約
8mm。深達度は肉眼
25mm
とすると
椎体約
8mm。深達度は肉眼
と腫瘍径、潰瘍の合併が無いことからはおおよそ
型と腫瘍径、潰瘍の合併が無いことからはおおよ
型と腫瘍径、潰瘍の合併が無いことからはおおよ
早期癌と思われる。立位圧迫撮影では周囲と同程
型と腫瘍径、潰瘍の合併が無いことからはおおよ
そ早期癌と思われる。立位圧迫撮では周囲と同程
度に圧迫されており、粘膜層以深の胃壁の肥厚を
そ早期癌と思われる。立位圧迫撮では周囲と同程
そ早期癌と思われる。立位圧迫撮では周囲と同程
度に圧迫されており粘膜層以深の胃壁の肥厚を示
拾いあげられた所見を分析し統合してどのよう
示す所見は無いことから粘膜内癌と思われる。以
度に圧迫されており粘膜層以深の胃壁の肥厚を示
度に圧迫されており粘膜層以深の胃壁の肥厚を示
す所見は無いことから粘膜内癌と思われる。以上
拾いあげられた所見を分析し統合してどのよう
な病変なのかを推測する。
上の所見をまとめると、
拾いあげられた所見を分析し統合してどのよう
す所見は無いことから粘膜内癌と思われる。以上
拾いあげられた所見を分析し統合してどのよう す所見は無いことから粘膜内癌と思われる。以上
の所見をまとめると、
な病変なのかを推測する。
背臥位二重造影正面位(写真5a)で認められた
・病名:胃癌
の所見をまとめると、
な病変なのかを推測する。
の所見をまとめると、
な病変なのかを推測する。
胃体部大彎線の所見は、背臥位二重造影第一斜位
・占居部位:L領域前壁
・病名:胃癌
背臥位二重造影正面位(写真 5a)で認められた
背臥位二重造影正面位(写真
5a)で認められた
・病名:胃癌
背臥位二重造影正面位(写真
5a)で認められた ・病名:胃癌
(写真5b)で面として観察され、同部位の胃壁面
・肉眼型:0-Ⅱc
・占拠部位:L
領域前壁
胃体部大彎線の所見は、背臥位二重造影第一斜位
領域前壁
胃体部大彎線の所見は、背臥位二重造影第一斜位
・占拠部位:L
領域前壁
胃体部大彎線の所見は、背臥位二重造影第一斜位 ・占拠部位:L
には異常を認めない。同様に背臥位二重造影正面
・腫瘍径:8mm
・肉眼型:0-Ⅱc
(写真 5b)で面として観察され、同部位の胃壁面
(写真
5b)で面として観察され、同部位の胃壁面
・肉眼型:0-Ⅱc
(写真
5b)で面として観察され、同部位の胃壁面 ・肉眼型:0-Ⅱc
位で認められた幽門部小彎と大彎に認められた彎
・組織型:分化型
・腫瘍径:10mm
には異常を認めない。同様に背臥位二重造影正面
には異常を認めない。同様に背臥位二重造影正面
・腫瘍径:10mm
には異常を認めない。同様に背臥位二重造影正面 ・腫瘍径:10mm
・組織型:分化型
位で認められた幽門部小彎と大彎に認められた彎
・組織型:分化型
位で認められた幽門部小彎と大彎に認められた彎
・組織型:分化型
位で認められた幽門部小彎と大彎に認められた彎
261 (37)
学 術 特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
・深達度:M
・深達度:M
・深達度:M
その他:胃角部小彎に潰瘍瘢痕疑い
・深達度:M
その他:胃角部小彎に潰瘍瘢痕疑い
その他:胃角部小彎に潰瘍瘢痕疑い
となる。
その他:胃角部小彎に潰瘍瘢痕疑い
となる。
・深達度:M
となる。
胃となる。
X 線検査の結果、要精密検査となり内視鏡に
X 線検査の結果、要精密検査となり内視鏡に
・その他:胃角部小彎に潰瘍瘢痕疑い
胃 X胃線検査の結果、要精密検査となり内視鏡に
て精密検査が行われた。
胃 X胃線検査で指摘した病
胃 X 線検査の結果、要精密検査となり内視鏡に
となる。
て精密検査が行われた。
X 線検査で指摘した病
て精密検査が行われた。
胃 X 線検査で指摘した病
変が内視鏡検査でも認められた、組織生検の結果
胃X線検査の結果、要精密検査となり内視鏡に
て精密検査が行われた。
胃 X 線検査で指摘した病
変が内視鏡検査でも認められた、組織生検の結果
変が内視鏡検査でも認められた、組織生検の結果
は高分化管状腺癌(tub1)であった。胃角部小彎
て精密検査が行われた。胃X線検査で指摘した病
変が内視鏡検査でも認められた、組織生検の結果
は高分化管状腺癌(tub1)であった。胃角部小彎
は高分化管状腺癌(tub1)であった。胃角部小彎
変が内視鏡検査で確認された。組織生検の結果は
には潰瘍瘢痕が認められた。
は高分化管状腺癌(tub1)であった。胃角部小彎
には潰瘍瘢痕が認められた。
には潰瘍瘢痕が認められた。
高分化管状腺癌(tub1)であった。胃角部小彎に
4.病理結果
には潰瘍瘢痕が認められた。
4.病理結果
4.病理結果
は潰瘍瘢痕が認められた。
腫瘍径
10mm
の高分化型腺癌、
深達度は
M(粘
4.病理結果
腫瘍径
10mm
の高分化型腺癌、
深達度は
M(粘
腫瘍径
10mm
の高分化型腺癌、
深達度は
M(粘
4.病理結果
膜内癌)の術前診断にて内視鏡的粘膜下層切開剥
腫瘍径 10mm の高分化型腺癌、深達度は M(粘
膜内癌)の術前診断にて内視鏡的粘膜下層切開剥
膜内癌)の術前診断にて内視鏡的粘膜下層切開剥
腫瘍径10mmの高分化型腺癌、深達度はM(粘
離(ESD)で治療が行われた。
膜内癌)の術前診断にて内視鏡的粘膜下層切開剥
離(ESD)で治療が行われた。
離(ESD)で治療が行われた。
膜内癌)の術前診断にて内視鏡的粘膜下層切開剥
写真
6 は6ESD
にて摘出された胃粘膜の標本で
離(ESD)で治療が行われた。
写真
は ESD
にて摘出された胃粘膜の標本で
写真
6 は ESD
にて摘出された胃粘膜の標本で
離(ESD)で治療が行われた。
ある。辺縁に隆起を伴った粘膜陥凹をみとめる。
写真 6 は ESD にて摘出された胃粘膜の標本で
ある。辺縁に隆起を伴った粘膜陥凹をみとめる。
写真6はESDにて摘出された胃粘膜の標本であ
ある。辺縁に隆起を伴った粘膜陥凹をみとめる。
陥凹の表面は、周囲の健常粘膜と異なる表面模様
ある。辺縁に隆起を伴った粘膜陥凹をみとめる。
陥凹の表面は、周囲の健常粘膜と異なる表面模様
る。辺縁に隆起を伴った粘膜陥凹を認める。陥凹
陥凹の表面は、周囲の健常粘膜と異なる表面模様
で凹凸も不規則である。
の表面は、周囲の健常粘膜と異なる表面模様で凹
陥凹の表面は、周囲の健常粘膜と異なる表面模様
で凹凸も不規則である。
で凹凸も不規則である。
組織型高分化管状腺癌
(tub1)
、深達度
T1a(M)
、 、
組織型高分化管状腺癌
(tub1)
、深達度
T1a(M)
組織型高分化管状腺癌
(tub1)
、深達度
T1a(M)
、
脈管侵襲
ly(-)v(-)であった。
組織型高分化管状腺癌
(tub1)、深達度 T1a(M)、
脈管侵襲
ly(-)v(-)であった。
脈管侵襲
ly(-)v(-)であった。
X
線画像と摘出標本の対比
5.胃
脈管侵襲
ly(-)v(-)であった。 、深達度T1a(M)
X 線画像と摘出標本の対比
5.胃
組織型高分化管状腺癌(tub1)
、
X 線画像と摘出標本の対比
5.胃
対比
1、
は胃
X 線画像と摘出標本の対比である。
X
線画像と摘出標本の対比
5.胃
対比
1、
は胃
X
線画像と摘出標本の対比である。
脈管侵襲ly
(X
-)v
(-)であった。
対比
1、は胃
線画像と摘出標本の対比である。
双方の画像で病変部を拡大し、大きさと方向を合
対比
1、
は胃
X 線画像と摘出標本の対比である。
5.胃X線画像と摘出標本の対比
双方の画像で病変部を拡大し、大きさと方向を合
双方の画像で病変部を拡大し、大きさと方向を合
わせて、胃
X 線画像上で癌の広がりを再現する。
対比1:胃X線画像と摘出標本の対比である。
双方の画像で病変部を拡大し、大きさと方向を合
わせて、胃
X 線画像上で癌の広がりを再現する。
わせて、胃
X 線画像上で癌の広がりを再現する。
摘出標本の陥凹と辺縁隆起の所見は
X 線像でも同
双方の画像で病変部を拡大し、大きさと方向を合
わせて、胃
X 線画像上で癌の広がりを再現する。
摘出標本の陥凹と辺縁隆起の所見は
X 線像でも同
摘出標本の陥凹と辺縁隆起の所見は
X 線像でも同
わせて、胃X線画像上で癌の広がりを再現する。
様に描出されており、
癌は
X
線画像で陥凹内に限
摘出標本の陥凹と辺縁隆起の所見は
X 線像でも同
様に描出されており、
X 線画像で陥凹内に限
様に描出されており、
癌は癌は
X 線画像で陥凹内に限
摘出標本の陥凹と辺縁隆起の所見はX線像でも同
局している事がわかる。
様に描出されており、
癌は X 線画像で陥凹内に限
局している事がわかる。
局している事がわかる。
様に描出されており、対比により癌はX線画像の
局している事がわかる。
陥凹内に限局している事がわかる。
対比1
対比1
対比1
対比1
肛門側
肛門側
肛門側
肛門側
肛門側
肛門側
肛門側
肛門側
a
b
c
c
b
c
c
a b
c
b
a
b
c
b
c
c
凸も不規則である。
で凹凸も不規則である。
写真6
写真6
写真6
a
a
a
a
a
b
b
病変部
病変部
病変部
写真6
病変部
肛門側
肛門側
肛門側
口側
口側
口側
肛門側
口側
写真写真
7 は標本に割をいれた後の再構築標本であ
写真7は標本に割をいれた後の再構築標本であ
7 は標本に割をいれた後の再構築標本であ
写真 7 は標本に割をいれた後の再構築標本であ
る、組織検索の結果、粘膜陥凹部に一致して高分
る、組織検索の結果、粘膜陥凹部に一致して高分
写真 7 は標本に割をいれた後の再構築標本であ
る、組織検索の結果、粘膜陥凹部に一致して高分
る、組織検索の結果、粘膜陥凹部に一致して高分
化管状腺癌が増殖していた。
化管状腺癌が増殖していた。
る、組織検索の結果、粘膜陥凹部に一致して高分
化管状腺癌が増殖していた。
化管状腺癌が増殖していた。
対比対比
2、病変中央の組織像を示す、癌は腺管構造
2、病変中央の組織像を示す、癌は腺管構造
対比 2、病変中央の組織像を示す、癌は腺管構造
対比2:病変中央の組織像を示す。癌は腺管構
を有しており、粘膜の
1/2 1/2
より上層に増殖し粘膜
対比 2、病変中央の組織像を示す、癌は腺管構造
を有しており、粘膜の
より上層に増殖し粘膜
を有しており、粘膜の
1/2 より上層に増殖し粘膜
造を有しており、粘膜の1/2より上層に増殖し粘
深部には健常の幽門腺が残存している。一部病変
を有しており、粘膜の
1/2 より上層に増殖し粘膜
深部には健常の幽門腺が残存している。一部病変
深部には健常の幽門腺が残存している。一部病変
膜深部には健常の幽門腺が残存している。一部病
中央で癌は粘膜全層に増殖している。肛門側およ
深部には健常の幽門腺が残存している。一部病変
中央で癌は粘膜全層に増殖している。肛門側およ
中央で癌は粘膜全層に増殖している。肛門側およ
変中央で癌は粘膜全層に増殖している。肛門側お
び口側の辺縁隆起の頂上を結んだ線より癌の部分
中央で癌は粘膜全層に増殖している。肛門側およ
び口側の辺縁隆起の頂上を結んだ線より癌の部分
び口側の辺縁隆起の頂上を結んだ線より癌の部分
よび口側の辺縁隆起の頂上を結んだ線より癌の部
は低くなっており組織割面上でも陥凹しているこ
び口側の辺縁隆起の頂上を結んだ線より癌の部分
は低くなっており組織割面上でも陥凹しているこ
分は低くなっており組織割面上でも陥凹している
は低くなっており組織割面上でも陥凹しているこ
とがわかる。
は低くなっており組織割面上でも陥凹しているこ
とがわかる。
ことがわかる。
とがわかる。
とがわかる。
肛門側
肛門側
肛門側
4
4
対比2
対比2
対比2
4
肛門側
対比2
4
化管状腺癌が増殖していた。
写真7
写真7
写真7
2
2
3
1
3
3
2
4
4
4
3
5
肛門側
5
肛門側
肛門側
6
6
5
6
口側
7
6 7
7
8
5
5
―M―M
―M
―M
6
6
口側
口側
口側
5 4
肛門側
1
1
2
写真7
5
5
1
6
6
肛門側
肛門側
肛門側
口側
口側
口側
肛門側
口側
対比
3、病変の肛門側の辺縁隆起は粘膜上皮の過
対比
3、病変の肛門側の辺縁隆起は粘膜上皮の過
対比3:病変の肛門側の辺縁隆起は粘膜上皮の
対比
3、病変の肛門側の辺縁隆起は粘膜上皮の過
形成と深部の浮腫で成り立っており、癌が側方に
過形成と深部の浮腫で成り立っており、癌が側方
対比 3、病変の肛門側の辺縁隆起は粘膜上皮の過
形成と深部の浮腫で成り立っており、癌が側方に
形成と深部の浮腫で成り立っており、癌が側方に
胃癌, 5mm, 0-Ⅱc, tub1, T1a(M), ly(-), v(-)
胃癌,
5mm,
0-Ⅱc,
tub1,
T1a(M),
ly(-),
v(-)
浸潤する際の健常粘膜の防御反応で腺管構造を有
胃癌, 5mm, 0-Ⅱc, tub1, T1a(M), ly(-), v(-)
に浸潤する際の健常粘膜の防御反応で、腺管構造
形成と深部の浮腫で成り立っており、癌が側方に
浸潤する際の健常粘膜の防御反応で腺管構造を有
浸潤する際の健常粘膜の防御反応で腺管構造を有
胃癌,
5mm,
0-Ⅱc,
tub1,
T1a(M),
ly(-),
v(-)
病理診断は、
胃癌、
腫瘍径
5mm、
肉眼型
0-Ⅱc、
病理診断は、胃癌、腫瘍径5mm、肉眼型0-Ⅱc、
を有する癌の境界部に特徴的所見である。
浸潤する際の健常粘膜の防御反応で腺管構造を有
する癌の境界部に特徴的所見である。
病理診断は、
胃癌、
腫瘍径
5mm、
肉眼型
0-Ⅱc、 する癌の境界部に特徴的所見である。
する癌の境界部に特徴的所見である。
病理診断は、
胃癌、
腫瘍径
5mm、
肉眼型
0-Ⅱc、
する癌の境界部に特徴的所見である。
病理診断は、胃癌、腫瘍径 5mm、肉眼型 0-Ⅱc、
262 (38)
8
7
8
8
巻
学 術 特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
頭
肛門側肛門側
4
対比3対比3
4
5
5
な形をしており、癌の増殖方向が不均衡である特
な形をしており、癌の増殖方向が不均衡である特
歪な形をしており、癌の増殖方向が不均衡である
徴が描出されている。
徴が描出されている。
特徴が描出されている。
徴が描出されている。
6
告
5
会
4
形、面、境界の胃癌特徴所見が、胃 X 線画像にど
形、面、境界の胃癌特徴所見が、胃
X 線画像にど
形、面、境界の胃癌特徴所見が、胃
X 線画像にど
のように描出されているかを摘出標本との対比か
形、面、境界の胃癌特徴所見が、胃X線画像に
のように描出されているかを摘出標本との対比か
のように描出されているかを摘出標本との対比か
ら省みた。
どのように描出されているかを摘出標本との対比
ら省みた。
ら省みた。
対比
5、陥凹の形は X 線像も摘出標本と同様に歪
から省みた。
対比
5、陥凹の形は
X 線像も摘出標本と同様に歪
対比
5、陥凹の形は
X 線像も摘出標本と同様に歪
な形をしており、癌の増殖方向が不均衡である特
対比5:陥凹の形はX線像も摘出標本と同様に
言
対比3
肛門側
対比5
お
6
6
対比5
対比5
知
ら
学
術
歪(不規則)な形
の陥凹
歪(不規則)な形
歪(不規則)な形
の陥凹の陥凹
特
対比4
4
対比4対比4
4
4
5
5
6
6
対比6
凹凸が不規則で、表面の模様も相違が
ある
凹凸が不規則で、表面の模様も相違が
凹凸が不規則で、表面の模様も相違が
ある ある
稿
規
る健常組織は過形成などの反応を示す(境界 描出されている。
顆粒または顆粒の連なった括れのある隆起として
る健常組織は過形成などの反応を示す(境界
以上3点が挙げられる。
顆粒または顆粒の連なった括れのある隆起として
て描出されている。
と辺縁隆起)
と辺縁隆起)
描出されている。
描出されている。
以上と辺縁隆起)
3 点が挙げられる。
263
(39)
以上
3 点が挙げられる。
以上
3 点が挙げられる。
年
間
スケジュール
対比 7、陥凹境界部の所見は、組織割面像では癌
対比7:陥凹境界部の所見は、組織割面像では
対比
7、陥凹境界部の所見は、組織割面像では癌
対比
7、陥凹境界部の所見は、組織割面像では癌
の側方浸潤による健常側の上皮と幽門腺の過形成
癌の側方浸潤による健常側の上皮と幽門腺の過形
の側方浸潤による健常側の上皮と幽門腺の過形成
の側方浸潤による健常側の上皮と幽門腺の過形成
で辺縁隆起を形成していた。摘出標本ではこの辺
成で辺縁隆起を形成していた。摘出標本ではこの
で辺縁隆起を形成していた。摘出標本ではこの辺
で辺縁隆起を形成していた。摘出標本ではこの辺
縁隆起が顆粒または顆粒の連なった括れのある隆
辺縁隆起が顆粒または顆粒の連なった括れのある
縁隆起が顆粒または顆粒の連なった括れのある隆
縁隆起が顆粒または顆粒の連なった括れのある隆
起として認められる、
同様に X 線画像においても
隆起として認められる。同様にX線画像において
起として認められる、
同様に
X 線画像においても
起として認められる、
同様に
X 線画像においても
も顆粒または顆粒の連なった括れのある隆起とし
顆粒または顆粒の連なった括れのある隆起として
程
特徴所見を捉えることが肝要である。胃癌の特徴
要であり、
読影診断では
X 線画像に表れる胃癌の
要であり、
読影診断では
X 線画像に表れる胃癌の
特徴所見を捉えることが肝要である。胃癌の特徴
所見とは
特徴所見を捉えることが肝要である。胃癌の特徴
特徴所見を捉えることが肝要である。胃癌の特徴
所見とは
① 所見とは
組織の増殖力が強く、無軌道増殖をするため
所見とは
①
組織の増殖力が強く、無軌道増殖するために
に増殖方向が不均衡であるので歪(不規則)
組織の増殖力が強く、無軌道増殖するために
① ①組織の増殖力が強く、無軌道増殖するために
増殖方向が不均衡であるので歪(不規則)な
な形となりやすい(陥凹の形)
増殖方向が不均衡であるので歪(不規則)な
増殖方向が不均衡であるので歪(不規則)な
形となりやすい(陥凹の形)
② 周囲とは異なる表面形態を呈し、局面を形成
形となりやすい(陥凹の形)
形となりやすい(陥凹の形)
② する(面)
周囲とは異なる表面形態を呈し局面を形成
周囲とは異なる表面形態を呈し局面を形成
②②
周囲とは異なる表面形態を呈し局面を形成
する(面)
③ 健常組織との間に境界が認められ、癌と接す
する(面)
する(面)
③ る健常組織は過形成などの反応を示す(境界
健常組織との間に境界が認められ、癌と接す
健常組織との間に境界が認められ、癌と接す
③③
健常組織との間に境界が認められ、癌と接す
と辺縁隆起)
る健常組織は過形成などの反応を示す(境界
投
本症例は幽門部に発生した
5 ㎜の分化型微小胃
本症例は幽門部に発生した
5 ㎜の分化型微小胃
癌である。胃がん検診では良性ビランと鑑別が必
癌である。胃がん検診では良性ビランと鑑別が必
癌である。胃がん検診では良性ビランと鑑別が必
要であり、読影診断ではX線画像に表れる胃癌の
癌である。胃がん検診では良性ビランと鑑別が必
要であり、
読影診断では X 線画像に表れる胃癌の
支部勉強会情報
対比6
対比6
6.本症例のポイント
6.本症例のポイント
6.本症例のポイント
6.本症例のポイント
本症例は幽門部に発生した
5 ㎜の分化型微小胃
本症例は幽門部に発生した5㎜の分化型微小胃
集
6
なる模様と不規則な凹凸を呈していることがわか
る模様と不規則な凹凸を呈していることがわかる
る模様と不規則な凹凸を呈していることがわかる
が、X
線像では陥凹内にバリウムが溜まっている
るが、X線像では陥凹内にバリウムが溜まってい
が、X
線像では陥凹内にバリウムが溜まっている
が、X
線像では陥凹内にバリウムが溜まっている
ため表面の模様は読み取れない、しかしバリウム
るため表面の模様は読み取れない。しかし、バリ
ため表面の模様は読み取れない、しかしバリウム
ため表面の模様は読み取れない、しかしバリウム
の溜まり方には微妙な濃淡さがあり、陥凹内に凹
ウムの溜まり方には微妙な濃淡さがあり、陥凹内
の溜まり方には微妙な濃淡さがあり、陥凹内に凹
の溜まり方には微妙な濃淡さがあり、陥凹内に凹
凸があることを読み取れる。
に凹凸があることを読み取れる。
凸があることを読み取れる。
凸があることを読み取れる。
特
5
対比 6、陥凹内面は摘出標本では健常粘膜と異な
対比
6、陥凹内面は摘出標本では健常粘膜と異な
対比6:陥凹内面は摘出標本では健常粘膜と異
対比
6、陥凹内面は摘出標本では健常粘膜と異な
る模様と不規則な凹凸を呈していることがわかる
集
肛門側
肛門側肛門側
せ
対比 4、病変の口側の辺縁隆起は粘膜上皮の過形
対比4:病変の口側の辺縁隆起は粘膜上皮の過
対比
4、病変の口側の辺縁隆起は粘膜上皮の過形
対比
4、病変の口側の辺縁隆起は粘膜上皮の過形
成と深部の幽門腺の造成で成り立っており、こち
形成と深部の幽門腺の造成で成り立っており、こ
成と深部の幽門腺の造成で成り立っており、こち
成と深部の幽門腺の造成で成り立っており、こち
らも癌が側方に浸潤する際の健常粘膜の防御反応
ちらも癌が側方に浸潤する際の健常粘膜の防御反
らも癌が側方に浸潤する際の健常粘膜の防御反応
らも癌が側方に浸潤する際の健常粘膜の防御反応
で腺管構造を有する癌の境界部に特徴的所見であ
応で、腺管構造を有する癌の境界部に特徴的所見
で腺管構造を有する癌の境界部に特徴的所見であ
で腺管構造を有する癌の境界部に特徴的所見であ
る。
である。
る。
る。
学 術 特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
以上の対比より、X線像に描出されていた陥凹
の形と境界・辺縁隆起の所見は癌の特徴を現す所
見と読み取れる。本症例(検診)の胃癌と良性ビ
ランの鑑別は、陥凹の形と境界・辺縁隆起から胃
癌と判断できる。
7.おわりに
今回、埼玉消化管撮影研究会における症例検討
の内容を紹介した。
X線像と摘出標本、組織割面を対比し検討する
ことで、X線画像に描出される所見の組織的な成
り立ちが理解でき、より正確なX線読影が可能と
なる。また摘出標本、組織割面との対比によりX
線画像に描出されていない所見も明らかになり、
問題点を検討・反省することによりX線画像精度
の向上にもつながる。
このような対比をする上で、摘出標本や組織割
面像を収集することは、一般の病院または検診施
設では困難であると思われる。しかし埼玉消化管
撮影研究会では、今後も症例検討会におけるX線
像と摘出標本の対比を行う予定であり、胃X線読
影の勉強の場として利用して頂ければ幸いであ
る。
参考文献
日本消化器がん検診学会胃がん検診精度管理委員
会
新・胃X線撮影法ガイドライン改訂版(2011年)
NPO法人日本消化器がん検診精度管理評価機
構 X線検診精度管理評価委員会
胃がんX線検診技術部門テキスト2011年度版
[執筆者紹介]
工藤 泰
1967年6月7日生
技師歴:22年
消化管担当歴:約20年
264 (40)
巻
学 術 特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
頭
言
「上部消化管造影検査のレポート作成と実例」
会
∼陥凹性病変について∼
埼玉県立がんセンター
告
放射線技術部 腰塚 慎二
以下に基本的記載事項を示す。
上部消化管造影検査におけるレポート(以下、
1)病変の数:多発なのか、単発なのか。
読影レポート)は、他のモダリティに比べ、比較
2)占居部位:ストマップに準ずる。
的多くの施設で書かれているかと思われる。上部
3)隆起性病変、陥凹性病変、隆起+陥凹性病変
ら
消化管造影検査の読影レポートに決まった書式は
4)形:円形、類円形、楕円形、多角形、分葉形、
せ
集簇様、星芒状、棘状、線状、楔状など、自
センター)で行われている読影の手順と臨床例を
分の見た印象をわかりやすい言葉で表現する。
5)大きさ:病巣の最大径と、それと直交する最
大径で記載する。
6)高さ(隆起性病変):正常なひだの高さを基準
当センターにおける読影レポートは、診療科か
とする。
深さ(陥凹性病変):Ul分類に準じて Ul II 程
が、読影レポートとなる。主訴とは、患者が医師
度までを浅いとし、Ul III 以上を深いとする。
に申し立てる症状のうちの最も重要な訴えとされ
7)立ち上がり(隆起性病変):山田福富分類に準
ずる。
は、心窩部痛、胃痛、食欲不振、腹部膨満感、嘔
8)辺縁の性状:病変と正常粘膜との境界部分の
吐、摂取困難などがあげられる。主な検査目的と
性状をいい、良悪性の判断には不可欠な要素
治療効果の判定となる。検査を行う上で、患者情
となる。
9)表面の性状(隆起性病変):平滑、凹凸、結節
報に加えて、主訴や検査目的を十分に理解して、
検査に臨む必要がある。
状、顆粒状、敷石状など。
内面の性状(陥凹性病変):無構造、結節、顆
粒、島状粘膜残存など。
3.記載手順
支部勉強会情報
は、治療方針の確認(決定)、切除範囲の決定、
集
ている。上部消化管造影検査における主訴として
特
らの問い、主訴や目的に対しての答え(結果)
集
2.読影レポート
特
用いての読影レポートの実例について述べる。
術
る。本稿では、埼玉県立がんセンター(以下、当
学
不整形、芋虫状、地図状、結節集簇様,顆粒
知
ないが、読影の手順には、一般的な読影手順があ
お
1.はじめに
形と同様に、自分の見た印象をわかりやすい
言葉で表現する。
投
基本的な記載事項としては、1)∼15)までの15
項目となる。基本的には、撮影画像よりキー画像
10)周辺の性状(陥凹性病変):特にひだ変化
稿
を選択、全体像から徐々に細部までを詳細に読影
(性状)を示す。ひだの性状を正確に把握す
規
する。より正確な読影を行うには、シェーマは必
ることは、良悪の判定因子ではなく、癌であ
須であり、正確なシェーマを記載することでより
れば浸潤の深さを推定する因子となる。
程
正確な読影が可能となる。①キー画像の選択→②
11)硬さ:側面像による壁の変形や圧迫法による形状
に変化や空気量による形状の変化で推測する。
ポートの作成が最も正確なレポート作成の手順と
以上の1)∼11)までの項目について、撮影画像
なる。1)∼11)までの11項目の結果より12)∼15)
より所見を確認記載し、12)良悪性の判定、13)
について検査結果をまとめ、読影レポートとなる。
形態分類(胃癌取扱い規約に準ずる)、14)壁深
達度、15)組織型などを推測して記載する。
265 (41)
年
間
スケジュール
シェーマの作成→③記載項目の確認→④読影レ
学 術 特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
4.臨床例(読影レポートの実際)
当センターで経験した胃癌3症例の記載例を以
下に示す。基本的には、先に述べた基本的記載事
項ごとの記載は行わず、直接文章形式で読影レ
ポートを作成するが、これから読影レポートの記
載をはじめる方や所見を簡潔にまとめられない方
などは、時間を使ってでも項目ごとに読影し記載
してから、文章形式の読影レポートを完成させる
ことを推奨する。
現在は、PACSと連動した読影レポートシステ
ム(F-Report:富士フイルム)により記載してい
るため、キー画像を添付してシェーマの添付は行
われていないが、それぞれの所見が描出されてい
るイメージナンバーを文章内に記載して、報告を
行っている。
1)臨床例1:進行癌
主訴:健診(ドック健診)MDLにて潰瘍性病
変を指摘。内視鏡検査にて胃癌疑いで当セン
ターを紹介。
図2:腹臥位第2斜位薄層像
検査目的:治療方針の確認(決定)術前検査
上部消化管造影検査:キー画像となる腹臥位
第2斜位二重造影全体像(図1)、腹臥位第2斜
位薄層像(図2)、腹臥位第2斜位薄層像シェー
マ(図3)
、背臥位正面二重造影像(図4)を示
す。
図3:腹臥位第2斜位薄層像シェーマ
図1:腹臥位第2斜位二重造影全体像
266 (42)
巻
学 術 特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
頭
言
会
告
お
知
ら
せ
図6:内視鏡検査画像
学
Tub2 > tub1, pT3(SS)であった。
特
図4:背臥位正面二重造影側面像
集
Gre, type 3, sT4a(SE)
、病理所見では、55x47mm,
特
検査結果を図7に示す。手術所見では、55x47mm, L,
術
手術・病理所見:新鮮切除標本、割面像、および
基本的記載事項および読影レポート記載例:上
集
部消化管造影検査では、大きさ50x40mm、体下
部大彎前壁寄りの3型とした(図5)。
支部勉強会情報
図7:手術・病理所見・検査結果
投
稿
規
程
図5:基本的記載事項および読影レポート記載例
視鏡所見では、体下部大彎に深い陥凹を有する2
型を指摘した。
267 (43)
年
間
スケジュール
内視鏡検査:内視鏡検査画像を図6に示す。内
学 術 特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
2)臨床例2:早期癌(SM癌)
主訴:検診MDLにて異常を指摘。近医の内視
鏡検査にて胃癌疑い(0 ‒ IIc+IIa)で紹介。
目的:治療方針の確認(決定)術前検査
上部消化管造影検査:キー画像となる腹臥位
第2斜位二重造影全体像(図8)、腹臥位第2斜
位二重造影スポット像(図9)、腹臥位第2斜位
二重造影スポット像シェーマ(図10)、腹臥位
第2斜位薄層像(図11)を示す。
図10:腹臥位第2斜位二重造影スポット像シェーマ
図8:腹臥位第2斜位二重造影全体像
図11:腹臥位第2斜位薄層像
図9:腹臥位第2斜位二重造影スポット像
268 (44)
巻
学 術 特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
頭
言
会
基本的記載事項および読影レポート記載例:上
部消化管造影検査では、20x15mm、体下部大彎
前壁寄りの0-IIc(SM)未分化型とした(図12)。
告
お
知
ら
せ
部大彎に 0 ‒ IIc(SM)となった(図13)。
胃癌疑いで紹介。
集
内視鏡検査:上部消化管内視鏡検査では、体上
特
主訴:胸やけにて近医受診。内視鏡検査にて
術
3)臨床例3:早期癌(M癌)
図12:基本的記載事項および読影レポート記載例
学
図14:手術・病理所見・検査結果
目的:治療方針の確認(決定)
特
上部消化管造影検査:キー画像となる腹臥位
第2斜位二重造影全体像(図15)、腹臥位第2斜
位二重造影スポット像(図16)、腹臥位第2斜
二重造影スポット像シェーマ(図18)を示す。
集
位二重造影像反転像(図17)、腹臥位第2斜位
支部勉強会情報
投
図13:上部消化管内視鏡検査
稿
手術・病理所見:新鮮切除標本、割面像、およ
規
び 検 査 結 果 を 図14に 示 す。 手 術 所 見 で は、M,
程
Gre, 25x20mm, 0 ‒ IIc, sT2(MP)、病理所見で
は、25x20mm, por2 > sig, pT1b2(SM2)であっ
た。
269 (45)
年
間
スケジュール
図15:腹臥位第2斜位二重造影全体像
学 術 特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
特 集
図18:腹臥位第2斜位二重造影スポット像シェーマ
基本的記載事項および読影レポート記載例:上
図16:腹臥位第2斜位二重造影スポット像
部消化管造影検査では、20x15mm、体上部大彎
前壁寄りの 0-IIc(M)中∼未分化型とした(図
19)。
図19:基本的記載事項および読影レポート記載例
図17:腹臥位第2斜位二重造影スポット反転像
270 (46)
巻
学 術 特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
頭
言
大彎前壁寄りの0-IIc(M)となった(図20)
(シェーマ)することで、より正確な読影ができ
る。大切なことは、丁寧に読むことである。
会
内視鏡像:上部消化管内視鏡検査では、体上部
読影後の検証は、言わば試験後の答え合わせに
相当する。答え合わせを行わなければ永遠に正し
告
い答えはわからない。自施設で検査から手術まで
行っている施設は、ぜひ検証することを奨める。
は予後までを検証することも可能かと思う。(仮
ら
称)埼玉胃癌ネットのような場を考えてみてはど
せ
りて、検診から精密検査、手術病理検査、あるい
知
ことを奨めるが、埼玉消化管撮影研究会の場を借
お
検査のみの施設は、追跡調査等で1例でも調べる
うだろうか。
学
進め方. 医学書院, 1989.
および検査結果を図21に示す。手術所見では、
日本胃癌学会編・胃癌取扱い規約. 第14版.2010年
20x15mm, M, Gre, 0 ‒ IIc(M)
, sT1a(M)、病理
3月.
特
所見では、24x15mm, por1, pT1a(M)であった。
集
切除標本および結果:新鮮切除標本、割面像、
特
市川平三郎、吉田裕司著:胃X線診断の考え方と
術
参考文献
図20:上部消化管内視鏡検査
集
支部勉強会情報
投
稿
図21:手術・病理所見・検査結果
規
体下部大彎前壁寄りにみられた陥凹性病変につ
[執筆者紹介]
腰塚 慎二
手順とその記載例について述べた。
技師歴28年
消化管画像の読影については、漠然と読まない
こと。手順に沿って一つ一つ丁寧に読むことが、
正 確 な 読 影 と 読 影 力 向 上 に つ な が る。 病 変 の
シ ェ ー マ を 書 き、 画 像 所 見 を 一 つ 一 つ 素 描
消化管担当歴18年
消化管検査と超音波検査が好きな診療放射線
技師
271 (47)
年
間
スケジュール
いて、上部消化管造影検査の読影レポートの記載
程
5.最後に
特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
特 集
診療放射線技師による一次読影について
~レポート作成業務を行う身として~
大垣市民病院
医療技術部 診療検査科 中央放射線室
高田
賢
演題発表抄録および発表後抄録の書き方
獨協医科大学越谷病院
放射線部
272 (48)
諏訪
和明
巻
特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
頭
言
「診療放射線技師による一次読影について」
会
∼レポート作成業務を行う身として∼
大垣市民病院
お
1.はじめに
告
医療技術部 診療検査科 中央放射線室 高田 賢
知
平成22年4月30日医政発0430第1号厚生労働省医
ら
政局長通知「医療スタッフの協働・連携による
チーム医療の推進について」において、各医療ス
せ
タッフの専門性を十分に活用して、患者や家族と
ともに質の高い医療を実現するためには、各医療
学
スタッフがチームとして目的と情報を共有した上
術
で、医師などによる包括的な指示を活用し、各医
特
療スタッフの専門性に積極的に委ねるとともに、
連携・補完を一層進めることが重要としており、
集
診療放射線技師については、①画像診断における
読影の補助を行うこと、②放射線検査等に関する
図1:施設紹介
特
説明・相談を行うこと、の2点が挙げられ、チー
画像部門は外来放射線室(一般撮影、透視、放
中で、
“読影の補助”をどのように捉えるかは施
射線治療)、中央放射線室(CT、血管造影)、機
設、職種、個人により様々な考えがあり、それぞ
能診断室(MRI、核医学、PET-CT)、形態診断
れ賛否両論あるが、一致した見解は得られていな
室(超音波)という四室より構成され、現在、診
いように思われる。
療放射線技師39名、臨床検査技師7名、事務受付
集
ム医療への積極的な参加が求められている。この
18名(パート含む)が在籍し、私は現在、中央放
る読影補助業務が始まり、現在も我々の業務の一
射線室に配属され、CT撮影を中心に業務を行っ
部として一次所見レポート作成が日常診療の中に
ている。
組み込まれ、作成した報告書が臨床医の診療に活
当院の画像部門の業務体制は、日常業務で室
用されている。全国的に見ても少数派である“実
間、モダリティ間のローテーションがなく、一度
際にレポートを作成する”という形で“読影の補
配属されると3年∼5年程度、もしくはそれ以上の
助”を行っている施設において、診療放射線技師
期間、その室で固定となる。新採用者は外来放射
投
歴8年目の自分から見た現状および問題点、今後
線室の一般撮影業務に配属され、6月より宿直業
稿
の課題について紹介する。
務に加わる。
規
2.当院の紹介と業務体系
3.一次所見レポート作成体制
濃県域医療圏(大垣及び揖斐広域市町村圏・人口
管造影(心臓カテーテル、腹部血管造影)、核医
約400,000人)の中核病院として病床数903床、26
学、PET-CTに関して、撮影後に一次所見レポー
の診療科を抱える岐阜県下随一の総合病院である
トを作成する。私はCT業務を担当おり、胸部・
(図1)
。
腹部・血管系検査など(頭頸部、整形領域以外)
について一次所見レポート作成を行っている。基
273 (49)
年
間
スケジュール
当院ではCT、MRI、超音波、消化管透視、血
程
当院は岐阜県大垣市に位置し、岐阜県西部の西
支部勉強会情報
当院では、昭和50年頃より診療放射線技師によ
特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
本的には撮影を担当した診療放射線技師が、その
的もしっかり把握しようとするため、それに応じ
検査のレポート作成および3D処理などを担当す
た撮影・造影プロトコルの選択にも自然と意識が
る(各自の担当分が終了したら他の者が検査した
高まる。また医師とのコミュニケーションツール
ものについても行う)。図2に示すように、ワーク
にもなり、的確なレポート作成が出来ていると、
ステーションおよび電子カルテ/オーダーシステ
医師からの信頼が得られるといったメリットもあ
ム、RIS、レポートシステムが入った端末がデュ
る。
アルモニタで配置されており、診療放射線技師一
反対にデメリットとしては時間がかかる、肉体
名につき、このセットが一つある状態となってい
的・心理的ストレスがかかるということが挙げら
る。
れる。検査と同等、もしくは検査以上にレポート
作成には時間がかかるため、検査を制限するか時
間外業務を増やさないと業務をこなすのが困難と
なる。また肩こり・腰痛・眼精疲労といった肉体
的ストレスも多く、前述のように、作成した一次
所見レポートがそのままカルテ上で閲覧可能とな
り、二次確定されるといったケースも多いため、
見逃しは患者の予後に大きく関わり、責任の重さ
を感じる。
図2:作業スペース(CT部門)
作成した一次所見レポートは一次確定の状態と
し、電子カルテ上から閲覧することが可能な状態
となる(図3)
。放射線科および各診療科の医師に
よる二次確定がされる前からカルテ上で閲覧可能
となるため、自分が作成したレポートが各診療科
で参照される状況となる。「同上所見」といった
一言で確定されるケースも多いが、中には放射線
図3:一次所見レポートの一例
科医より修正を指示されることもあり、責任・プ
レッシャーは非常に大きいものがある。
私が考える所見レポート作成業務のメリットと
4.診療放射線技師による一次読影についてのア
して、まず解剖学、生理学、病態学、診断学等と
ンケート
いった知識の向上が挙げられる(勉強しなくては
少し古いデータであるが、私は名古屋大学医学
業務がこなせないため)。また後から自分が見て、
部保健学科在学中に東海地方の多数の施設にお願
所見を入力することになる画像なので、しっかり
いし、「診療放射線技師による一次読影について」
と(見たい箇所が的確に見えるように)撮影しな
アンケートを実施した。その結果を表1に示す。
くてはいけないという意識がより強くなり、ポジ
診療放射線技師の賛成意見として「読影すること
ショニングや息止めの説明といった基本的なこと
で撮影の反省を行い、撮影技術を向上させること
を確実に行うようになると感じる。同時に検査目
が出来る」、「地位向上、職域拡大につながる」と
274 (50)
巻
特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
頭
言
ない」
、
「人員が不足している」、「読影に対する知
るように頑張ろう”と思っていた。少し業務に慣
識・自信がない」、「責任を負いかねる」といった
れてきた頃には、“他の人たちは知らないであろ
ものが見られた。放射線科医は、賛成意見として
う所見なんかは独占したい、共有したくない(自
「放射線科医の負担軽減」が挙げられ、反対意見
分はこんな所見を見つけたがどうだ!という自惚
には「能力不足」、「統一された教育制度がない」、
告
ない、むしろ自分が一番質の高いレポートを書け
会
いった意見があり、反対意見には「時間に余裕が
れ…)”という気持ちがあり、逆に“わからない
ことは先輩に聞けばなんとかなる”という甘えた
挙がった。これら両者の意見を見ると、やりたい
気持ちも持っていた。また至急検査が多く、スト
気持ちもあるが、忙しくなるのは嫌であり、放射
レスを感じてくると“なぜやらなくてはいけない
線科医はどちらかというと批判的であるという印
のか”、“診療科で読影すればいいではないか”と
ら
象を当時受けた事を覚えている。しかし、当院の
いう気持ちも少なからず抱くときがあった。
せ
お
「責任の所在が明確でなくなる」といったものが
知
放射線科医は診療放射線技師への教育、指導に熱
そのような時、ふとしたきっかけで東海人材育
術
成交流会(通称Prius Seminar)との出会いを果
療放射線技師の方々と交流を持たせて頂くように
集
たすこととなり、東海地方の他施設の同年代の診
特
表1:診療放射線技師の一次読影に対するアンケート
結果
6.Prius seminarとの出会い
学
心であり、職場の雰囲気が大切であると感じる。
なった。同セミナーは“気づき”をテーマにし、
特
「これからの医療環境をどう作るか、またそのた
めに何ができ、何をしなければならないのか」を
基本理念に掲げ、次世代に繋げる人間力豊な人材
所見レポート作成が業務に組み込まれている状
の育成を目指し活動している。当初、自分は酒の
況下での日常業務で、自分が感じることとしては
席で愚痴を言っているだけといった状態であった
撮影とレポート作成のバランスの難しさがある。
が、みんなで勉強会をやろうという動きになり、
目一杯予約枠を設けておくと、レポート作成は夜
現在、年に1度、公開セミナーを行えるまでに
間にまでおよび、これが続くとスタッフの体力や
なった。世話人の先生方は皆が同年代であり、自
モチベーションの低下にも繋がる。反対にレポー
分にとっては自分の知識のなさ、悩みを恥ずかし
ト作成の時間を設けるには、適正な人員配置、検
がらずに色々質問できる非常にありがたい環境に
査枠の調整、あまり現実的ではないが増員といっ
ある。先生方と会話をしている中で、やはり勉強
た対策が必要になってくる。8年目となり、CT業
したことや、刺激を受けた話などは、自施設に
務を担当する後輩も増えてきたが、その分レポー
フィードバックしてこそ意味があると感じるよう
投
ト作成や3D画像処理などが偏らないようにする
になった。後輩が増えてきた今、年齢的に中堅に
稿
ための業務分担の采配も難しくなった。また知識
足を踏み入れようとしている私の立場から見て、
規
(CTに関して、病態に関して)や仕事ぶりなど
少なくとも一緒にCT業務を担当している後輩達
“先輩らしく”しなくてはという意識が強くなる
の教育(CT業務に関することだけでなく、挨拶
程
とともに、積極的に院内外の勉強会、検討会、研
や接遇といった社会人として必要なことも含む)
究会に参加するようにもなった。
に関して、真剣に考えていかなくてはいけないの
CT業務に配属され、同時に一次所見レポート
ではないか、そのためにはまず自分が影響力のあ
作成という業務を始めた当初は“先輩たちのレ
る、手本となれるような人間にならなくてはとい
ポートを見直して、画像の見方や言葉の言い回し
う思いを抱くようになった。
年
間
スケジュール
275 (51)
支部勉強会情報
など全部参考にしよう”、“先輩たちに引けをとら
集
5.レポート作成業務に対する自分の思い
特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
7.現在の取り組みと今後の課題
現在、自分が行っていることはほんの些細なこ
“さぁ人間力を磨こう!”と思い立ったものの、
とではあるが、これを継続し、新たに自分が出来
何をすれば良いか分からず、とりあえず自分が出
ることを見つけ、行動に移していくことが今後の
来る範囲で簡単なことから始めようと考えた。自
課題である。
分が担当した珍しい症例の提示や、担当した検査
で分からないもの(診断がつかないもの)を、経
8.まとめ
過 を 追 い、 最 終 診 断 と 照 ら し 合 わ せ、 自 身 で
現在、診療放射線技師の一次読影の賛否につい
フィードバックしていくよう教育をした(これが
ては一致した見解は得られていないと思われる
大変だがすごく重要だと感じている)。また自分
が、実際に読影が日常業務の一部として組み込ま
が勉強会などで学んだこと、頂戴した資料などを
れている施設の一技師として気持ちを書かせてい
共有するようにした。以前から行っていたことで
ただいた。やはりメリット、デメリット共にある
はあるが、それを意識的にみんなに行き渡るよう
よう感じられるが、良いところは共有し、同じ悩
にやろうという気持ちで取り組むようになった。
みは後輩達に抱かせないような環境を目指し、自
自分がレポート作成を始めたころは、やはり参
分に出来ることを見つけ、行動に移していける人
考書にあるような典型的な所見ばかりではなく、
間を目指したい。
明確な診断がつけられないものが多数あることに
大きな壁を感じていた。近隣でCTの読影につい
ての勉強会が少ないとも感じており、それは後輩
達も同様ではないかと思い、勉強会を開催したい
と考えるようになった。今更聞きづらいと思うこ
とも、質問できるような環境構築を優先とし、あ
くまで自由参加型(用事があるけど無理して来ざ
るを得ないような空気は嫌であった)にしたいと
考えていた。
大垣市民病院全景
このような思いから、現在、CT業務を担当す
る若手技師を中心(他の室の者も参加している)
に不定期であるが、勉強会を開催している。従来
から院内で開催されている勉強会ではなく、若手
が自由に気兼ねなく発言、質問できるような環境
を重要視し、敢えて職場ではなく、若手技師宅等
にて開催している。担当者は完全に立候補で選任
し、スライドを作成して30分程度の講義を行う。
他の勉強会と大きく違う点として、講義中でも自
由に発言、質問でき、分からない点はその場で解
決しながら進めていく体制とした。講義内容は
PDFファイルでオンラインサーバーにアップし、
後から誰がどこからでも閲覧可能な状態にしてい
る。プリントして手元に置く者もいれば、スマー
トフォンにダウンロードして閲覧する者もいる。
また勉強会後には、皆で食事に行き、良きコミュ
ニケーションの場になっていると感じる。
276 (52)
執筆者
巻
特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
頭
言
「演題発表抄録および発表後抄録の書き方」
会
獨協医科大学越谷病院
しています。自分の研究内容をしっかりと伝える
知
ためにも、抄録をきちんと書くことが大切です。
ら
本稿では“演題発表抄録および発表後抄録の書き
せ
このように抄録は様々な視点で多くの方が目に
お
をしています。
告
放射線部 諏訪 和明
方”と題し、抄録を作成する際の注意点やポイン
いが出来ればと思います。
1.抄録とは
後抄録”を作成することもあります。私もそうで
抄録は「要約」、「レジュメ」などさまざまな呼
集
したが初めて抄録を作成する多くの方は、“何を
び方がなされていますが、書誌データベースの分
書いたら良いのか?”、“内容をどのようにしたら
野では「抄録」(abstract)という用語が定着し
良いのか?”など自分の研究成果を限られた文字
ています。
数でまとめなければならない状況に困惑し、苦労
抄録の意味は「記事内容の概略を迅速に把握す
することと思います。
る目的で作られた文章で、主観的な解釈や批判を
普段、私たちが学会や研究会へ参加するとき、
加えず、記事の重要な内容を簡潔かつ正確に記述
事前にプログラムや抄録を見ながら「どの研究発
したもの」となっています。
表を聞こうか?」、「この研究発表はどのような内
抄録の種類には、報知的抄録と指示的抄録があ
容なのだろうか?」など抄録の内容から興味を持
ります。報知的抄録とは、もとの文献の内容につ
ち、自分なりに学会会場でのスケジュールを立て
いて結果や結論を含めて記述した抄録で、もとの
ると思います。逆に、発表者の立場で考えると、
文献を読まなくても内容の要点が理解できるよう
抄録の内容から興味を持って頂くことで、多くの
に作られた抄録です。一方、指示的抄録とは、も
方に自分の研究発表を聞きに来て頂けることに繋
との文献の主題や扱っている範囲を説明した抄録
がります。たくさんの苦労を重ねながら研究した
で、もとの文献を読む必要が有るか無いかを判断
投
内容なのですから、少しでも多くの方に聞いて頂
するのに役立つように作られたものです。
稿
けることはとてもありがたいことであり、喜びで
学会発表などで作成する抄録においては、以下
もあります。そのため、抄録の内容はとても重要
に記載する目的があることから、報知的抄録を作
規
できちんと書くことが求められます。
成することとなります。
特
録”を作成します。また、発表終了後には“発表
特
学会や研究会などの発表では、発表前に“抄
術
図1:獨協医科大学越谷病院
学
トを挙げさせて頂き、皆さまの抄録作成のお手伝
集
支部勉強会情報
程
また演題の採択においても抄録はとても重要に
2.抄録の目的
録から把握しプログラムを作成していきます。こ
2-1 発表前抄録
の時、内容が正確に伝わらないと演題が採択され
学会や研究会における発表前抄録は、抄録集に
ないこともあります。抄録の内容は自己主張の場
掲載することを目的としています。抄録集作成の
でもあり、第三者に研究内容を伝える重要な役割
目的は、以下のようなことが挙げられます。
277 (53)
年
間
スケジュール
なります。学会や研究会では事前に発表内容を抄
特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
・学会や研究会への参加者がプログラムの中で自
ます。
3-7 主題の取り扱い方を明示する。
分が興味のある発表を選ぶ。
・あらかじめ抄録を読むことで、発表内容に関す
発表内容や主題の取り扱い方を明示します。例
えば、“・・・を理論的に考察する”、“・・・を
る知識や理解を深める。
2-2 発表後抄録
検討した”、“・・・を展望した”、“・・・の調査
発表後抄録は、データベースとすることを目的
を行った”などのように記述するようにします。
としています。データベース作成の目的は以下の
3-8 略語、略称、略号は初めて出てくる箇所で
ようなことが挙げられます。
説明を加える。
・過去にどのような研究が行われているかを調べ
抄録の中で出てくる略語、略称、略号は初めに
使用する際に説明を入れるようにします。
ることができる。
・過去の実験を参考にしながら研究を行うことが
例えば、Flat Panel Detector(以下、FPD)や
Grayscale Standard Display Function(グレース
できる。
・特殊な撮影方法や研究方法などを調べることが
ケール標準表示関数 以下GSDF)など初めに使
用するときに説明を入れ、略語の意味を伝えるよ
できる。
うにします。
3.抄録作成の留意点
ただし、隣接分野の読者にも明らかに理解でき
抄録を作成する際の一般的留意事項として以下
る略語、略称、略号は説明を加えずに使用しても
のようなことが挙げられます。
問 題 あ り ま せ ん。 例 え ば、LEDの 正 式 名 称 は
3-1 客観的な内容で作成する。
Light Emitting Diodeであり、日本語では発光ダ
抄録は、発表内容の重要な部分のみを客観的に
イオードとなります。この場合、一般的にLED
偏向なく伝えるべきです。抄録作成者の主観的な
で理解できるため正式名称は省略しても問題あり
解釈や批判を加えずに作成をしなければなりませ
ません。
ん。
3-9 単位記号、量記号はSI単位を使用する。
3-2 発表者が伝えたい内容を重点的に取り上げる。
単位については、JIS Z8203(2000)「国際単位
新規性のある内容や発表者が最も強調している
系(SI)及びその使い方」で規定しているほか、
知見は、重点的に抄録へ盛り込むことが重要です。
JIS Z8202(2000)「量及び単位 ‐ 第0部:一般原
3-3 常識的な内容は排除する。
則」、計量法、電離放射線障害防止規則などに定
その専門分野で常識になっているような内容は
めてあるものを使用します。
抄録に含めないようにします。
3-10 装置名などは内容の理解に不可欠な場合に
3-4 簡潔で明確な表現をする。
限り使用して良い。
抄録の文字数は限られているので言葉や言いま
3-6にて一人称の使用について挙げましたが、
わしを吟味して、簡潔かつ明確な表現をしなけれ
内容を理解するために必要な場合は使用します。
ばなりません。ただし、極端な省略文体の使用は
ただし使用機器、使用機材などで正確な情報を付
避けるようにします。
記することが望ましいとされています。
3-5 標題の内容を繰返し使うのを避ける。
3-11 生命倫理への配慮をする。
抄録は必ず標題と一緒に印刷されるので、標題
研究内容に患者またはボランティアの臨床デー
に書いてあることを抄録の中で繰り返し使用する
タ(画像データ、検査結果、診断名など)を含む
ことは避けるようにします。
場合は生命倫理に十分な配慮が必要です。
3-6 一人称は使用しない。
3-12 個人情報の保護を行う。
抄録の中では一人称代名詞及び類似の主語
研究発表においては患者またはボランティアの
(メーカー名、装置名など)は使わないようにし
臨床データ(氏名、性別、年齢などの個人情報)
278 (54)
巻
特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
頭
言
らに、研究の目的が何かを簡潔に説明します。ま
う場合は個人情報の保護に十分な注意が必要です。
た文字数に余裕がある場合は、研究の背景などを
会
を含む場合、または観察者実験(視覚評価)を行
加えることで研究の意義がより明確になる場合も
4-3【方法】
すが、基本的に構造化抄録で作成することが分か
研究の対象や人数、評価方法や解析方法などの
りやすく表現できます。(構造化抄録とは【目的】、
要点を簡潔に書くことが重要です。発表前の抄録
では、使用した機器や機材の幾何学的配置や詳細
された抄録を呼びます)各項目の内容を明確にし
な実験方法などは、文字数に余裕がある場合は記
ながら作成することが大切です。
載しても良いですが、基本的には発表のスライド
各項目に関するポイントを以下に示します。
などに記載、報告することが望ましいと思いま
4-1【タイトル(演題名)】
す。あくまでも要点を重視することが重要です。
題名を読んだだけで抄録の内容がある程度想像
新しい評価方法や撮影法、特殊な手技などを用い
できるものが理想的です。
た場合には、その詳細を説明し、初めて読んだ人
「一般撮影領域の被ばく線量について」や「FPD
にも分かるようにすることも必要です。
装置の基礎的検討」などの抽象的なタイトルで
発表後の抄録においては、文字数が許す限りで
は、発表内容の詳細が想像しにくいため好ましく
きるだけ詳しく記載することが望ましいでしょ
ないとされています。そのため「膝関節における
う。将来、後輩の診療放射線技師たちが参考文献
新撮影方法の検討」、「胸部CT撮影における被ば
として活用しながら研究をすることを念頭に置
く線量低減の検討」、「読影環境に及ぼす周辺光の
き、幾何学的配置などできる限り細かな情報を残
影響」など、ある程度発表内容が分かりやすいタ
してあげることが良いと思います。
イトルにすることが望まれます。なお、抽象的な
4-4【結果】
タイトルが必要な場合には、「一般撮影領域の被
経過を示す文章だけではなく、具体的な数値や
ばく線量について-撮影部位ごとの被ばく線量低
変化の有無などを記載することが望まれます。自
減 の 試 み-」 や「FPD装 置 の 基 礎 的 検 討-2台 の
分の考えなどは含めず、実験から得られた結果を
FPD装置における物理評価-」など補足的な副題
そのまま報告する内容が良いでしょう。また評価
(サブタイトル)をつけることで分かりやすくな
項目が多岐に渡る場合は、経時的に結果をまとめ
学
【方法】
、
【結果】、【考察】、【結語】の順番で作成
集
ます。抄録の形式に関しては様々なものがありま
特
かりやすくなります。
せ
す。その後、発表内容を抄録として文章でまとめ
ら
内容が捉えにくいので研究の目的は単純な方が分
知
抄録作成に際し、はじめにタイトルを決定しま
お
あります。ただし、研究の目的が多岐にわたると
告
4.抄録の書き方
術
特
集
支部勉強会情報
た方が分かりやすいと思われます。なお、原則と
またタイトルに「・・・∼第1報∼」、「・・・
して方法に示された評価は結果に加えることが望
投
∼第1版∼」
、
「・・・∼その1∼」など連載的な表
ましいとされています。
稿
現や会社名、商品名、商標名などを使用しないよ
4-5【考察】
うにしましょう。
目的と結果を関連させながら事実を説明し、そ
規
抄録作成の留意点の3-8でも挙げましたが、一
こから考えられる事柄に関して理論的に考察しま
般的でない略語はできるだけ避け、用いる場合に
す。考察は結果に基づいて行うものであり、結果
は正式名称もしくは日本語名を併記することが良
から離れて推論を重ねることは望ましくありませ
いでしょう。
ん。なお、本研究から得られた問題点や課題など
4-2【目的】
を記載するのも良いでしょう。
発表する内容が従来の研究と比べてどのような
4-6【結語】
意味を持ち、新たに明らかになる部分は何か?さ
本研究のポイントとなる事柄について、端的に
年
間
スケジュール
279 (55)
程
ります。
特 集
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
まとめます。理想的には結語を読むだけで発表者
たばかりの方」、「まだ発表や抄録の作成をしたこ
の意図するところが明確となるようにします。
とのない方」のことを念頭に置き、私自身が初め
て抄録を作成したときのことを思い起こし、どの
5.まとめ
ように伝えたらよいかを考えながら作成しまし
抄録は今まで行ってきた研究の成果をまとめる
た。私のような未熟者がお役に立てるとは思いま
ところでもあり、読者に対する本番前の事前発表
せんが、これから皆さまが研究や発表をしていく
でもあります。限られた文字数の中でいかに自分
中で、本稿が少しでも皆さまのお役に立つことが
の研究内容を的確に表現できるかが重要であり、
できれば幸いです。
そこが抄録を作成しているときの楽しみでもあり
ます。
自分がそうであるように、皆さまも研究をする
にあたりいろいろなことに着手し、時には実験内
容が分からなくなる時や実験の失敗、成功を繰り
返しながら行っていることと思います。一生懸命
考えながら抄録を作成することは、今回の研究発
表の要点をまとめることができ、さらに自分が伝
えたい内容を再確認することもできます。抄録作
成は本番へ繋がるとても重要なポイントだと言え
ます。つまり抄録がまとまれば実験もまとまって
いる事と言えます。
私個人の意見ですが、「抄録がうまく作成でき
れば、発表は絶対に成功する!」という気持ち
で、抄録の作成をするべきです。前述しました
が、抄録は研究内容の要点をまとめたものです。
初めに作成するこの抄録こそが最初の発表とも言
えます。そのためにもより良い抄録を作成すべき
です。
6.最後に
私たち診療放射線技師は、より診断価値の高い
情報を患者さまへ提供するために日々努力してい
ます。診断価値の高い情報の中には画像、画質、
被ばく管理など様々な部分が含まれます。そのよ
うな環境の中で働きながら自分たちが持った疑問
[執筆者紹介]
に対し、勉強や研究を行いながら解決しているこ
生年月日:1976年12月23日
とと思います。この努力を学会や研究会といった
資 格:診療放射線技師 (技師歴13年)
場で多くの方に伝えることで、診療放射線技師全
体のレベルアップに繋がっていくものと思ってい
ます。
今回、私が本稿を作成する中で「初めて発表し
ようと考えている方」や「診療放射線技師になっ
医療情報技師 (技師歴4年)
勤 務:獨協医科大学越谷病院 放射線部
主な活動:日本放射線技術学会 関東部会
関東DR研究会幹事
280 (56)
巻
支部勉強会情報
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
頭
言
告
お
知
ら
せ
学
術
特
集
第二支部
平成24年10月18日(木) 「平成24年度第5回勉強会」
場所 所沢市保健センター2Fホール(予定)
製品紹介「世界初フルデジタルMRI・フィリップスIngeniaのご紹介」
(株)フィリップス エレクトロニクスジャパン マーケティング本部 松本淳也
一般研究発表
座長 遠山脳神経外科 西田大志、石心会狭山病院 塩野谷純
1 、「乳癌診療におけるチーム医療の実践例」
防衛医科大学校病院 近藤忠晴
2 、「ガス発生曲線を用いた発泡剤溶解特性の検討」
石心会狭山病院 佐藤秋生
3 、「1.5Tと3.0Tの使い分け」
防衛医科大学校 吉原信幸
特別講演「CT物理特性について」
座長 所沢ハートセンター 柴 俊幸
演者 メディカルスキャニング大宮 小澤昌則
会
支部勉強会情報
特
集
支部勉強会情報
投
稿
平成24年11月15日(木) 「平成24年度第6回勉強会」
場所 所沢市保健センター2Fホール(予定)
第1部 メーカー講演
「胃X線検査のリスク管理について」
司会 石心会狭山病院 佐藤秋生
演者 伏見製薬株式会社 杉本謙司
第2部 診療放射線技師講演
「全領域の胃粘膜を二重造影で撮影するにはどうする」
座長 さいたま市民医療センター 今出克利
演者 パークタウンクリニック 矢幅俊一
第3部 特別講演
「胃癌のX線診断∼読影の補助にむけて ∼」
座長 所沢市市民医療センター 千田俊秀
演者 早期胃癌検診協会 吉田諭史先生
規
281 (57)
年
間
スケジュール
第六支部
開催日時:平成24年11月1日(木)19:00∼
場 所:未定
内 容:未定(ホームページでご確認ください)
程
平成25年2月7日(木) 「平成24年度第7回勉強会及び定期総会(予定)」
場所 所沢市保健センター(予定)
内容 未定
投 稿 規 程
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
1 .投稿の資格
1 )診療放射線技師の原則として、公益社団法人埼玉県診療放射線技師会会員に限る。
2 )診療放射線技師でない執筆者は、その限りでない。
2 .投稿の種類
原著論文、総説、誌上講座、資料、学会特集、学術特集、学術寄稿、その他とする。
但し、原著論文については未発表のものに限る。
3 .投稿論文の採否
投稿論文の採否は、編集・情報委員会で決定する。原著論文、総説、誌上講座、資料の審査には査読
制を採用する。掲載は、原則として採用順とする。
4 .投稿の方法
原則的にはMS Wordを使用し電子メールにて投稿する。
5 .原稿の記載方法
1 )表 紙:①論文表題 ②全著者名 ③施設名・所属
2 )本 文:①和文要旨(400字以内、キーワード5 個以内)
②緒言、使用機種、対象・方法、結果、考察、結語の順に記載する。
③原稿は、和文または英文とする。英文の場合は、英文要旨も添付する。
原則的にはMS Wordを使用し、A4横書き
初頁:22字×35行×2段(1540字)
2頁以降:22字×40行×2段(1頁1760字)
とする。
なお本書式は本会ウェブサイトよりダウンロード可能。
3 )図・表:①本文中に挿入する。
②図・表の題名を「図1:○○」のように表記する。
③図・表の挿入位置を本文内に記す。
4 )文 献:引用文献は、本文の終わりに引用順に記す。表記形式は、下記のとおりとする。なお、著
者名は筆頭者から3名までとし、それ以上は、和文文献の場合「他」、英文文献の場合は
「et al」とする。
①雑誌の記載法
著者名:表題、雑誌名(省略形)、巻、初項∼終項、発行年(西暦)
②単行本の記載法
著者名:表題、書名(版)、発行所、発行地、発行年(西暦)、初項∼終項
5 )学会特集については、専用の用紙を用い、その他については可能な限り、上記の手順に基づくもの
とする。
6 .校正
原著論文、総説、誌上講座、資料、学術特集、学術寄稿の執筆校正は初稿のみとし、直接筆頭者に送
付する。5日以内に校正の上返送すること。
7 .別冊
原著論文、総説、誌上講座、資料、学術特集、学術寄稿に限り20部まで本会負担とする。追加分の別
刷は有償とし10部単位で著者負担する。その際に別紙に表題と希望部数、別刷送付先を明記すること。
8 .その他
投稿規程は理事会の議を経て改変することがある。
9 .原稿送信先
電子メールにて、編集情報委員会委員長あてに送信する。
電子メールの使用が困難な場合は、電話にて編集情報委員会委員長に連絡する。その後は委員長が状
況に応じ対処する。
10.問い合わせ
〒350−8550 埼玉県川越市鴨田1981
埼玉医科大学総合医療センター 研究部 潮田陽一
電話049−228−3593
E-mail:[email protected]
282 (58)
巻
年間スケジュール
埼玉放射線・Vol.60 No.5 2012
頭
言
日放技等
常務理事会2
28
日
28
土
日
29
30
月
火
水
29
30
31
胸部認定講習会
理事会6
上部消化管検査認定講習会
日放技等
平成24年度(12-2)予定
埼放技
常務理事会4
新春の集い
2月
1
2
3
4
5
6
7
8
9
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16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
埼放技
理事会7
日放技等
年
間
スケジュール
283 (59)
金
土
日
月
火
水
木
金
土
日
月
火
水
木
金
土
日
月
火
水
木
金
土
日
月
火
水
木
程
常務連絡会6
日放技等
常務連絡会5
規
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
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17
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19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
29
30
MRI基礎講習会
稿
火
水
木
金
土
日
月
火
水
木
金
土
日
月
火
水
木
金
土
日
月
火
水
木
金
土
日
月
火
水
木
1月
木
金
読影実践トレーニング(胸部編)
投
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
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15
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19
20
21
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26
27
28
29
30
31
埼放技(含共催)
27
28
常務理事会3
支部勉強会情報
土
日
月
火
水
木
金
土
日
月
火
水
木
金
土
日
月
火
水
木
金
土
日
月
火
水
木
金
土
日
月
12月
JART名古屋
火
水
日放技等
集
金
CT認定講習会
MRI合同学術講演会
CT認定講習会
SART・SCTT合同勉強会
埼放技(含共催)
特
27
読影実践トレーニング(胸部編)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
集
土
関東甲信越
学術大会
11月
特
27
理事会5
木
金
土
日
月
火
水
木
金
土
日
月
火
水
木
金
土
日
月
火
水
木
金
土
日
月
術
木
日放技等
学
1
2
3
4
5
6
7
8
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10
11
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22
23
24
25
26
せ
常務連絡会4
平成24年度(9-11)予定
埼放技(含共催)
ら
読影実践トレーニング(胸部編)
月
火
水
木
金
土
日
月
火
水
木
金
土
日
月
火
水
木
金
土
日
月
火
水
木
金
10月
知
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
埼放技(含共催)
お
土
日
月
火
水
木
金
土
日
月
火
水
木
金
土
日
月
火
水
木
金
土
日
月
火
水
9月
年 間 スケジュール表
告
埼玉県診療放射線技師会
日本診療放射線技師会等
会
平 成 24 年 度
̶編 集 後 記̶
縁あって昨年より埼玉県放射線技師会(現:埼玉県診療放射線技師会)の編集・情報委員会の一員に入
れて頂き2年目になりました。未だに良く解らない事ばかりで迷う事が多くありますが、微力ながらお手
伝いをさせて頂きますので今後ともよろしくお願い致します。
突然ですが、皆さんは「頑張っていますか?」と聞かれた時に「頑張っています」と即答できますか?
この文章を書いている今、テレビや新聞ではロンドンオリンピックの話題が連日溢れています。普段ス
ポーツなどしない私であっても、日本選手が活躍する姿が目に入るとつい時間を忘れて時を過ごしてしま
います。メダルが取れなくても(メダル獲得を否定する訳ではありません)一生懸命頑張る姿には、人を
引き付けるとても強い力があることを再発見する事が出来ました。一方私はというと放射線技師になり気
がつけば20余年。放射線技師養成学校に入学した事を皮切りに放射線に関わる時間が多くなり、就職をし
てからは、慣れない仕事に追われながらも時間を作って学術大会や各地区会が主催する勉強会等にも参加
をするなど頑張っていたはずなのですが、いつしか、仕事に慣れ、結婚をし、子供が出来ると「忙しい」
を理由に、職場と自宅の往復と言う生活になっている事に気づかされました。「オリンピック選手の様に
世界の舞台に立つ事を目標に一生懸命頑張る」とまでは言いませんが、目の前にある出来事に対し楽をせ
ず頑張って行う事を目標にしたいと思います。
(by CORDE)
埼玉放射線 第227号
印 刷 平成24年 9 月 3 日
発行日 平成24年 9 月10日
発行所 〒331−0812 さいたま市北区宮原町2−51−39
公益社団法人埼玉県診療放射線技師会
Eメールアドレス
[email protected]
HP掲示板・認定者名簿パスワード
ユーザー名 sart
パスワード saitama
発行人 公益社団法人埼玉県診療放射線技師会
会 長 小 川 清
編集代表 潮 田 陽 一
印 刷 〒338−0007 さいたま市中央区円阿弥5−8−36
望 月 印 刷 株 式 会 社
電話 048−840−2111
事 務 所
〒331−0812
さいたま市北区宮原町2丁目51番39
公益社団法人埼玉県診療放射線技師会
電 話 048−664−2728 FAX 048−664−2733
Eメールアドレス [email protected]
284 (60)
事務局長 渡 辺 弘
事 務 員 植 松 敏 江
勤務時間 9 :00∼12:00
13:00∼15:00
表紙の解説
秋風
『印旛沼の朝日』
撮影 埼玉社会保険病院 星野 弘 氏
コメント 千葉県内最大の湖沼、印旛沼にて撮影。 面積(11.55㎢)
静けさの残る沼に、朝日が昇り金色の光を照らしていく
〒331-0812 埼玉県さいたま市北区宮原町2丁目51番39
公益社団法人埼玉県診療放射線技師会
TEL 048-664-2728
FAX 048-664-2733
URL http://www.sart.jp
E-mail [email protected]
領布価格 1,000円(会誌購読料は会費に含まれる)