Title Author(s) Cnx膜の摩擦に関する基礎と応用 野老山, 貴行 Citation Issue Date URL 2006-02-28 http://repo.lib.nitech.ac.jp/handle/123456789/251 Rights Type Textversion Thesis or Dissertation author ・名古屋工業大学学術機関リポジトリは、名古屋工業大学内で生産された学術情報を 電子的に収集・保存・発信するシステムです。 ・論文の著作権は、著者または出版社が保持しています。著作権法で定める権利制限 規定を超える利用については、著作権者に許諾を得てください。 ・Textversion に「Author」と記載された論文は、著者原稿となります。 実際の出版社版とは、レイアウト、字句校正レベルの異同がある場合もあります。 ・Nagoya Institute of Technology Repository Sytem is built to collect, archive and offer electronically the academic information produced by Nagoya Institute of Technology. ・The copyright and related rights of the article are held by authors or publishers. The copyright owners' consents must be required to use it over the curtailment of copyrights. ・Textversion "Author " means the article is author's version. Author version may have some difference in layouts and wordings form publisher version. 2 0 C N 0 x 5 年 度 ( 平成 1 7 年 度) 博 士論 文 膜 の 摩 擦 に 関す る 基礎 と応用 2 0 0 6 年 2 月 2 8 日 名 古屋 工 業大学 大 学 院博 士 後 期 課 程 機 能 工 学 専攻 野老 山 指 導教官 貴行 名 古屋 工 業大 学 中村 隆 名 古屋 大 学 梅原 徳次 次 目 目 第1 章 緒 論 本研 究 の 位 置 づ け 1 1 . 1 1 1 社 会的 要 求 1 1 2 従来の 研究 . . . . 1 1 2 1 ダイ ヤ モ 1 1 2 2 DLC 1 1 2 3 C N 女 膜に つ い て . . . . . . . . . 1 1 2 3 . . . . . . . . 1 2 本研 究 の 目 的 1 3 本 研 究 の 構成 1 4 参考 文 献 . . 第2 章 C N 緒 言 2 2 成 膜 2 3 C N . . 払) c N 女 膜 の 摩擦摩耗特性 ピン オン 2 3 2 実験 結 果 。 ・ へ の 移着 膜 形 成 の 影響 膜 の 超 低摩擦現象 に 及 ぼ す相 手 面 表 面 粗 さ と 移 着膜 の 影響 x 2 3 1 . 膜 の 摩擦摩耗特性 膜 の 超 低 摩 擦現象 に 及 ぼ す相 手 面 x 2 1 . ドの 合成 か ら D L C 成 膜 に至る ま で 従来提 案 され て い る低摩擦機構 1 1 2 4 . ン (わ C N 女膜 の 合成 1 1 2 3 . 次 ・ . . 2 3 2 1 . . . ・ ディ ス ‥ ‥ 22 = … ・ 27 ク 型 摩擦 試 験条件 及 び 実験方法 摩擦繰 り返 し数 に 伴う摩擦 係数 の 変化 に 及 ぼ す球 の 初期表 面 粗 さ の 影響 球及 び C N 女膜表面 の A Ⅲ 観察 2 3 2 2 Si 3 N 2 3 2 3 摩擦実験後 の Si 3 N 4 球及 び C N 女 膜 の 表 面 粗 さ と最 小 摩擦係数 の 関 2 3 2 4 摩擦繰 り返 し に伴う移着膜 の 成長 . . . . . . . . . 4 1 目 考察 2 3 3 . . 2 3 3 1 な じみ過 程 にお ける表面 粗 さ の 減少 と 移着膜 の 形成 2 3 3 2 摩擦係数 に及 ぼす表 面粗 さ の 影響 2 3 3 3 移着膜 の 成長 と摩擦係数 . . . . 。 . . 2 4 . . Si3 N . 球 の 摩擦後 の 移着膜 の 表 面 分析 4 2 4 1 試 験片 の 作成 及 び ラ 2 4 2 実験結果 及 び 考 察 . . . . 2 5 緒 2 6 参考 文 献 . . 第3 章 緒 3 2 CN . . 膜 と Si3 N 4 球 x ⅩP S 3 2 3 実 験結 果 . . 一 ・ 55 ぼす C N x 膜 の 含 有 窒 素濃度 の 影響 56 56 分 光 法 に よ る 窒素濃度 分 析 及 び深 さ 分 析 57 64 67 . . 考 察 摩擦 後 の C N 69 x 膜 に含 有 され る 窒素濃度 に 及 ぼ す初 期 の 含 有窒素濃度 の 影 3 3 1 試 験片 の 作成 及 び 実験 方 法 3 3 2 実験結果 . . 3 3 2 1 摩擦試験 結果及び 摩擦 面 の A F M 観 察 3 3 2 2 摩擦 面 の A E S 分析結果 3 3 2 3 摩擦面 の 構造変化 . . . . . 3 4 考 察 3 5 結 言 . ・ 摩擦 試 験結果 . . … 3 2 3 2 . . ・ 64 . 3 2 4 . … 表 面粗 さ及 び 押 し込み硬 さ測定 . . . ‥ 3 2 3 1 . 3 3 = ン 分 光分析 方 法 の 摩 擦係数 に 及 3 2 2 . ・ 55 試 験 片 の 作成 . = ‥ 言 . . ‥ … 膜 の 超 低摩擦 現象 に 及 ぼ す膜 内 部 窒素濃 度 の 影 響 x 3 2 1 . マ ‥ … 言 C N 3 1 次 . . 。 11 次 目 参考 文 献 3 6 . 第4 章 C N 膜極 表 面 の せ ん 断 抵 抗 に及 ぼ す 摩擦 の 影 響 x 4 1 緒 4 2 実験方法 . . 4 2 1 試験 片 の 準備 4 2 2 引 4 2 3 押 し 込 み硬 さ 測定 . . . . . 4 3 . 言 . 実 験結 果 及 び 考察 4 3 1 引 4 3 2 A F M . . . . 結 4 5 参考 文 献 . 第5 章 C N か き 試 験 によ る 摩 擦係数測 定結果 っ 膜のす x 5 1 緒 5 2 す べ り 軸受 . . . . . 静 圧 気 体軸受 へ 応用 の応用 5 3 1 試 験片 の 作成 5 3 2 実 験装置 及 び 実験 方法 5 3 3 摩擦試 験結果 及 び 考察 . . . 5 4 結 5 5 参考 文 献 C N の 応用 摩擦試 験結 果 及 び 考察 . 第6 章 の 5 2 3 . . へ 実験装置 及 び 実験方法 . へ 言 5 2 2 . . り 軸 受 及 び 静 圧 気 体 軸受 保護 膜 試 験片 の 作成 . . べ 5 2 1 . 5 3 に よ る 摩擦 面 観察 言 4 4 . か き 試 験機 及 び 実 験方 法 っ 言 x 膜 の 超 低摩擦 現 象 発 現 に必 要 な 酸素濃 度 限 界 11 1 12 4 目 6 1 緒 6 2 実験方 法 6 3 実験結果 . . . 言 異 な る 4 種類 の 雰 囲気 中 で 6 3 1 . . 6 3 1 1 摩擦特性 6 3 1 2 摩擦面 の A F M 観察 6 3 1 3 E D S に よる表 面 分析 . . . . . . . . . 酸素濃度増減 に 伴う摩擦試験結果 6 3 2 . . 6 3 2 1 摩擦特性 6 3 2 2 摩擦 面 の A m . . . . . . . 6 3 3 1 0 2 濃度増加 に伴う摩 擦係数 の 変化 6 3 3 2 0 2 濃度減 少 に伴う摩擦係数 の 変化 . . . . . 考 察 6 5 結 言 6 6 参考文 献 . . 第7 章 謝 . 6 4 . 観察 雰 囲気 の 0 2 濃度変化 の 影響 6 3 3 . の 摩 擦 試 験結果 ・結 論 辞 1V 次 第1 章 第1 章 1 1 緒 1 . 論 本研 究 の 位 置 づ け 1 . 社会 的 要 求 1 . 従来 接触 す る 2 面 の 表 面 保護 , を妨げる , トや M となる o S2 とい とが 知 られ て こ , 耐摩耗 は 方 , 潤 滑 油 の 使 用 困凝 な 摩擦条件 で は い る( 1) の 低摩擦 特性 が 難 な領域 で 一 . ネル ギ エ , の ー 摩擦係数 が 著 しく 低 い 摩擦 面 が 求 め られ て 摩耗表 面 保護膜 と し て N i t ri d e , - 持 つ と 理 論計算 され た 材 料 で(2 待 され る 次世代 の トライ ボ せずとも 膜は , ・ a C N (a x m o rp h o u s . 待できる ない そ か , ジ ロ が 0 0 1 を下 回 る ほ ど低 く なる い 3) , . い る こ . C a r b o n N i t ri d e しか しこ れ まで に , - C N x 耐摩耗 で か る . 中で も C N ダイ ヤ モ , こ ド以 上 ン とから い フ , そ の 耐 , a r , b o n 硬 さを の る′ ま た . ( 窒化 ケ イ 素) 球 を 用 い た 場合 5) つ 低摩擦 が期 , , ・ (C x 非 晶質 窒 化 炭 素 以 降 C N : と が 報告 され て お り(4 こ a 4 , れ ら の 要 求 を 満 た す 低摩擦 材料 と し て 非常 に 期待 され て ー ら れ る グラ い 高 温 下 等 の 潤 滑 油使 用 が 困 , 炭素系 の 材料 で ある つ 従来 用 浪費問 題 か ら要 求 され 結晶結 合 を 持 つ と き 4 窒素雰 囲気 中 で 相 手 材 料 に Si 3 N , 高負荷 下 , 犀素 系 硬 質薄膜 が 期待 さ れ て い 窒化 炭素) 膜 はβ C 3 N : , 固 , 潤 滑 剤 自体 の 低 せ ん 断抵抗 に よ り 低摩擦 , し か し近 年 . , 様 な 領域 にお い て こ の . た 固 体潤 滑 剤 で は っ 潤 滑 油使 用 によ る 直接接 触 低摩擦 と によ り 達成 され て き た こ 体潤 滑 剤 が そ の 役割 を 担 っ て き た ァイ 論 緒 , , x 結 晶化 と 表記) 摩擦係数 実 用 化 の 可 能性 が 期 膜 の 実 用 の た め の 研 究 は 十分 に は 行 われ て は . こ で 本研 究 で して C N 女 は , C N x 膜 の 超低摩擦材 と し て 膜 の 超低摩擦 発 現機構 の 解 明 を 試 み と して 使用 可 能 か どうか を検証 す る . 1 , の 実用 化 を 目標 と し , 基礎 研 究 と 応 用 研 究 と し て 実際 の 軸受保護 膜 欝1 章 1 1 . . 1 . 2 1 . 2 は 幅広 い dy ド の 合成 は人 類 に と ン 最も 硬 く いて al et 研究グル の . ・ , プで ー a Tb p ・ プラ ズ D C , も数 数十 ∼ 他 の m p マ m ドの 低圧 力 で ン 以上 6GP , H ig h r es s u re ダイ ヤ モ 発表以 降 法 , 方 19 70 , さ が大 き m o n (I o n B ・ 年代 , S 成 膜速度 が ヤ モ ン ドの ( Di a い トフ e n b er g ド . D C e e a rb o n o si ti o n p : イオ ラメ 共通する , 及び R ン ビ . ト法 ン ン , マ 薄 膜 の 摩耗 よ り も また D L C 膜 の , , Ch b ot は a ダイ ヤ モ ドライ ク カ デポ ジ シ ド に似 た 炭 素 膜 ン ボ ン) ー E っ た ot p . いずれ つ ダイ k n e et al . 度 の 増加 に 伴 い , 摩擦係数 が 増 加 す る こ と を 報告 し た . っ イ ト の 摩擦 特性 と全 く 反 対 で ある た こ /h の この . い と を 報告 し た この . 高速成 た 頃か ら . こ . さらに湿 摩擦係 数 の 増加 は ダイ と を示 し た( 1 7) 次 項 よ り D L C 膜 の 摩擦摩耗 特性 に 関す る過 去 の 研 究 を示 す 2 m は 窒素中 で D L C 膜 と 軸受鋼 球 の 程度 と な 0 02 まり D LC つ は テ レ タイ プ 紙 切 と を 報告 し た( 1 6) こ 摩擦係数 が 0 0 ∼ 1 4) , . . - 膜 の 合成 を 着想 し I B D 法に よ り 1 8 ン) ョ , 1 波励 起 プ ラ ズ 優 れ た 特性 を 多く 持 , 基 板材 料 か ら の は く 離 が 問題 で あ る と 指摘 され て 初期 の 研 究 と し て K フ ァ ロ 成 膜後 に研 磨す る必 要 が あ る ほ ど表 面 粗 寿命 が 1 0 0 倍 に な . 年代中期 には 成膜基 板付 近 で 水 素や メ タ ン , 摩擦試 験 を行 い ドや グラ イク こ . . , , ム ー は の . 断 用 刃 に D L C 膜 を成 膜 し 1980 , ドの 合成方 法 が 多数 報告 され た(9 ダイ ヤ モ : ) H P H T 法) によ り 合成 され た(苧 , ィ 社 の FI R 高温 下 に よ る ン と 遅く 卜 m /h 0 1 の ッ . モ ン ン 使用用途 , E l e ct ri c 以上 1600K , 合成 研 究 が盛 ん に な り の 等 の 短 所 を 改 善す る た め d Li k e a m Ai s . 高圧 力 の e n e r al 膜 に 成功 し た( 1 5) ま た 1 9 7 3 年 に は S A i s e n b e r g 及 び R C h a b ヤ ダイ ヤ モ . ホ 法等 の ダイ ヤ モ 成 膜速 度 で あ り 年 G 1 9 55 , e r at u r e 等 の 成分 ガ ス を 分解 し 成膜す る 点 で あ っ た 一 た(6) っ 電気絶縁性 も 優 れ る 等 の 特性 が あ る た め(7) , 日 本無機材 研 究所や住友電気等 で マ て 非 常 に 魅力 的 で あ っ ドの 合成 に 初 め て 成 功 し た の は ン 高圧 高 温 法( H i gh P の 年 に初 め て 人 類が 気 づ い て て 構成 さ れ て い る と 1 7 9 7 っ . ダイ ヤ モ u n ド の 合成 か ら D L C 成膜 に 至 る ま で モ ン ドが 炭素 に よ ン は 地 球 上 にお B ダイ ヤ 1 . ダイ ヤ モ , 論 従来 の 研 究 ダイ ヤ モ 以来 緒 . 第1 章 1 1 . 2 . 本研 究 で 用 と 考 え られ る よ り 摩擦特性 る C N い これ . 膜 は 炭 素 主 体 の 硬 質薄膜 に x ら 以 下 に近 年得 られ て K . る い め k こ と が 報告 さ れ た . R . M . e m in g m . の 摩擦特性 に 彼らは D L C 膜 の : オ 膜を 5 50 の D L C を 行う と , ( 1 9 8 6) は py ー ジ ェ ニ リ ー こ と を 報告 し た( 2 6) A . 1991 イ ト化 した た フ ァ . ま た 低摩擦 と な . た い っ た 場合 と を A E S 仏u こ 乾燥 大気 中 , g の 相 手材 E l e ct e r さ ら に彼 ら は . グ す る と 膜 か ら 水素 が 抜 け , そ の , ro n 成膜 後 後摩擦試 験 , . , 膜 に 含 有 され る 水 素 が 摩擦係数 に 影響 を D LC , 等 が報 . 年代 か ら 米国 ア ヨ ン ル ゴ ンヌ 工 科大 学 の C . D 国 立 研 究所 の A o n n et 構解 明 の 研 究 が 継 続 的 に 行 われ た . ン . 摩擦時雰 囲 気 の 湿 度 が 摩擦係数 を上 昇 さ せ る 要 因 で あ る こ と , よ び 仏国 リ 1 グラ . 及 ぼす こ と 1 99 0 の 数層 が . 様 に 1 9 8 0 年 代終盤 ま で に は 告 され た をま と める 高真 空 中 お よ び 乾燥 窒素中 で 摩擦係数 が 0 6 8 に ま で 上 昇 し 低摩擦係 数 が 得 られ な い こ の . 電 子 分光) 分析 によ り 明 ら か に し た ℃以上 で ア 成膜方 法 に , 乾燥 窒 素 中 で 0 0 2 以 下 の 摩擦係 数 が , 種 2 5) 極表 面 , 一 雰 囲気 の 湿 度 が 大 き な影 響 を与 え て , 炭素系 の 物質 が D L C 膜 か ら移 著 し て , e ct r o s c o . ・ の 摩擦 に 関す る 研 究論 文 摩擦係数 と な る こ と を 報告 し た . 料表 面 に al et で は 0 6 以上 の Sp 光学特性等 が 異 な る( 1 8 る D LC 膜 窒素 を含 有 し た D L C 膜 の , 主 に 真 空 装置 を 用 い て 成膜 され , 程 度 の 低摩擦 が 得 られ た と 提 案 し た( 1 7) 0 01 , , により D L C 膜 n et al い E e 硬 質薄膜 は の 機械特性 , 論 膜 の 摩擦摩耗特性 D LC 2 . 緒 E rd 年 e m ∼ ir et 1 9 97 手 材 料等 の 様 々 al . の 研究グル 年頃 ま で , et al . . E rd e m 研究グル の 阜r ー al et プで , の . 研 究 グル D LC ー プお 膜 の 低 摩 擦機 . ー プ 成膜時 の 成分 ガ ス な 組 み 合 わ せ で 摩擦試 験 を 行 っ , 摩擦時 の 雰 囲気 た(2 7 - 3 2) . , 速度 , 荷重 や 相 得 られ た 実験結果 の 中 で も 低摩擦係数 を得 る た め に 重 要 な 結論 は D L C 膜 か ら 相 手 材料表 面 に 移着膜 が 形 成 す , 3 , 第1 章 る と こ 膜表 面 ガ 摩擦 初期 の 高 い 摩 擦係 数 時 にお け る 摩擦 の 繰 り 返 し と , グラフ の 年 メ タン , 膜 を成 膜 し D LC た と 報告 し た( 3 8 4 1) ・ 間 に反 発 力 を 発 生 さ せ ネル ギ の ー より も ー 方が , 低 2 0 03 考え (C C D C , で ある こ とを ー 4 8) - 摘 し て お り(4 9) 困 難 で ある C . 1 994 シク ロ D ヘ a r bi d e 一 . , ∼ D ss 方で et al . の 年頃 . , % の 0 001 . 混 合気体 か 程度 を示 し 接触す る 両 面 が D L C 膜 によ の 水 素原 子 と , せん 断 抵抗 が 減 少 し摩擦係数 が減 少 , グラ フ ァイ トの冗 ・ 結合 を切 断 す る 冗 表 面 に働 く ク , , e ri v e C ン ロ ー カ と C H 共 有結合 の - 膜 に 含有 され る 水素 に よ り 決定 さ れ る と , は よ り 簡単 に 成膜 で き る よ う に 新 し い 成膜 手 法 い d C a rb o n a rb o n D LC : カ : ア フリク シ ニ ドデ リ バイ ー ョ ー カ ン レス ブ ドカ ー ー ボ の ン) 開発 を 膜や , ボ ン) 膜 等 の 開発 を 行 膜 の 低摩擦機構 と し て 移着膜 の 重 要 性 も あ わ せ て 指 , 研究グル C 2H キ サ ン) か ら 作製 し た . そ の 結果 膜 の 形 成 が重 要 で あ り ' 水素 7 5 . 水素反 発 力 の み で 1999 構解 明 を 試 み た ( 5 0 5 2) に水 素 を混 合 し て ス , 0 01 . 以下 の 低摩擦 特 性 の 全 て を 説 明 す る こ と は . o n n et 年 ある , F ri c ti o n l e e a r て い る( 4 3 . 水素 の 混 合 水素 反 発 力 に よ り 非接触 状態 と な っ た 表 面 の せ ん 断 抵抗 エ ネ ル , 年 頃 か ら D L C 膜 の 低摩擦機構 が よ り 低摩擦 , N F C( N 2 メ タ ン+ , に 終 端 化 し た 水素原 子 が 相 手 材 表 面 非接触 状 態 と なり , ネル ギ エ メ タ ン 25 % + , 提 案 を 裏付 け る よ う に こ の . たとこ ろ っ の 最表 面 理 論計算 か ら算 出 し報 告 し た(4 2) っ が ア セ チ レ ン及 び これ らの ガ , 様 な 超 低 摩 擦現象 は この , , 行い ス 窒素雰囲気中 に お い て 最 も 低 い 摩擦 係数 , また . し た と提 案 し た レ ン 摩擦試験 を行 , り 覆 われ た 場合 D L C 膜 ギ 及 び D L C 成膜 時 の 成分 ガ それ に 伴 う D L C , 成膜時 の 成 分 ガ ス が 摩擦係数 に 大 き な 影 響 を及 ぼ し て , チ エ , ら 成膜 し た D L C 膜 が エ 3 6) , 年頃 ま で 20 0 2 ∼ ると考 え の ・ 論 で あ る こ と が 必 要 と 報 告 し た(3 7) ス 19 9 8 い ト化( 3 3 ァイ 緒 , , 2 2 プ ー 仏 c e t yl e n つ の e : ア セ チ レ ン) , 及び C 6 H 12 ( c y cl o h ex a n e : 異 なる D L C 膜 を比 較 し D L C 膜 の 超 低 摩擦 機 , 水素含有 D L C 膜 の 低摩 擦 は , 相 手 材料表 面 へ の 移着 移着膜 の 厚 さ が 摩擦係数 を決 定す る要 因 で あ る と提 案 し た ま た 超 高真 空 中 の D L C 膜 の 摩擦特性 が 4 , D LC 膜 に 含有 さ れ る 水 素 量 及 び 第1 章 s 2:s p が の比 p軍C (ア 7 0 :3 0 に よ り 変 化す る チ セ 摩擦係 数 は 低 く よ り 作製) レン 0 0 2 以 下 にな . , と を 実験 か ら 明 ら か に し こ に比 べ 5 6 :4 4 ( シク た と 報告 し た(5 3) っ 水 素量 が多く , キサ ヘ ロ 相 手 表 面 に形 成 され た 移着膜 の 間 に 発 生 す る せ ん 断 抵抗 が と提 案 し た が( 5 3) る 水素 量 が 3 4 a に 増加 し た こ と 膜両 表面 の 冗 な と い こ . は 異な る の 2 - 2 , (ア t% ある , が つ の 疑問点 が 現在 残 され て セ チ い は レ ン よ り 作製) い る から42 a t% D LC た っ 方が 膜表 面 及 び シク , ロ ヘ キサ ン よ り 作製) 直 ち に接触す る D L C 結合 力 が う ち 消 さ れ 低摩擦 に なる と い う仮定 が 十 分検 証 され て , 点 目 は せ ん 断抵抗 を 算出す る 際 に 使 用 され た 粗 さ の 項 α が に対 し 作製 され た 2 , つ D LC の , い 計 算値 で 膜表 面 粗 さ は ほ とん ど差 が 無 く , 低せ . い る 要 因 と考 え , 膜 に 含有 さ れ る 水 素 及 び 雰囲気 の 水素 ガ ス が 摩 擦 に及 ぼ す影 響 を 明 ら か に し , 表面 は な ( 高真 空 中 で D L C 膜 に 含 有 され る 水 素 量 が 少 な い 場合 . の C 点 目 は D L C 膜 に含 有 さ れ 年 頃 か ら D L C 膜 に含 有 さ れ る水 素 が 摩擦係数 を 支 配 し て 2 00 0 2: s 3 p 論 非常 に 小 さく な る た め , C の 比 が減少 した こ と で sp 2: sp 3 断 を 証 明 す る た め の 根 拠 が 不 十分 と い う点 で あ っ た ん 1 . p より 作製) ン こ の 低摩擦 は D L C . s 緒 , た( 5 4 水素 の 膜 外 部 - 5 7) . また , へ の 放 出に よ り モ 初期 超 低 摩 擦 で あ っ た 急激 に 摩擦係数 が 増 加 す る こ と が 明 ら か と 雰 囲気 の 水 素 分 子 が 摩擦 面 で トラ イ ボ ケ ミ カ ル 反 応 を 起 こ し 凝着 力 を 減 少 さ せ る ポ リ マ に 低摩擦 と なる , , ー 状 の 炭化水素膜 を 形成 し デ ル を提 案 し た( 5 6) 5 , これ , が低 せ ん 断で あ る た め 第1 章 1 . 1 . 2 1 . 1 . 2 3 . 年 1 9 8 9 90 ・ C N 3 . , 膜につ x (わ . A Y いて C N 女 膜 の 合成 Liu と M . L . ・ ■ 計算 を 行 い し た(2 , 常温 3) , こ の 結 晶 は ダイ . ヤ モ ン , 予 測以 降 , 数多 く C N 注 が れ て き た が (5 8 M ic ro s co py モ ル フ ァス の C 3 N 4 : o h は e n a rb o n β S i 3 N 4( Sili c o n N i t ri d e ・ , N i t ri d e 窒化 ケ イ 素) 窒化炭 素) 結晶 モ デ ル : ・ 6 0) , x ドの C C 結合 に比 ・ ン 4 べ の 第 一 原理 窒 化 炭 素 の C N 結合 の 方 が ド相当 又 は それ 以 上 ・ の 硬 度 を持 膜 の 合成 の 研 究 が 行 われ た が 得 られ た膜 断面 を TE M の 透 過 電 子 顕微 鏡) で 観 察 し た 結果 中に C 3N : 常 圧 で 準安定 な 窒素 と 炭 素 の 結 晶性 の 層 の 実現 の 可 能性 を 報告 , 結合間距離 が 短 い た め ダイ ヤ モ この C . を C に 置 き 換 えたβ C 3 N 4( C の Si 論 緒 , ア , ( Tr モ ル フ ァ ス の 微 細 結晶 が 点在す る と 言 う も の で 膜 は 実現 さ れ て い な い . 6 C 3N 4 つ と 予 測 され た , . 結 晶 の 合成 に 力 が a n s m i s si o n E l e9 t r O h 状 で あ る か も しく は ア あり , 依 然 と し て 結晶状 第1 章 1 1 . 2 . βC 3 N ・ 数 4 3 . 仏) . C N 女 膜 の 摩 擦特性 結晶 の 合成 が 実 現 し て い な い もの 耐摩耗 性等 の 優 れ た 特性 を 持 ち , (6 1 6 4) C N ・ . 膜 の 摩擦 に 関す る 研 究 論 文 を ま と め る 1 C N . E B . r o it m C N . J C . al et a n . ( 2 0 0 1) は 膜 の 相手表 面 x S . は高硬 度 x 優 れ た 特性 を 持 つ , とがわ か こ 近 年得 ら れ て , a n ch e z L op - . C N , 3一 か x ら0 5 へ . 増加 し た と 報告 し た( 6 5) の e z et al . ( 2 0 0 2) は 窒 素雰囲 気 中 にお , た と 報告 し た(6 6) 摩擦係数 の 増大 を 防 止 し て , Vb di n e v o e al t . ( 2 0 0 5) は ク 法 に よ り 作製 し た 2 パ ル ス レ , の つ . ー ザ 異なる C N ( 4 0 % R H ) 及 び 乾 燥窒素中 で 摩擦 し た と こ ろ 0 4 の 摩擦係数 で あ ∼ . たも の が っ 着 膜 が 相 手 表 面 に 形成 し て 上述 現象 を また の C N 膜とサフ x ずれ の C N . た こ と を 報告 し た(6 7 D L C , 本 研 究で 用 い る C N x ドカ ソ ー ー ディ ッ、 ∼ 膜 も 大気 中で は 0 3 x . 0 04 となり . , い ずれ も移 6 8) , , 報 告 され て 膜 で 提 案 され て い る 低摩 擦機構 に よ り 説 明 す る , タ . こ い る 低 摩擦 と は 困難 で あ る 膜 の 摩擦 に 関す る 過 去 の 研 究 結果 は , . 以 下 の よう に . 最適成膜 条件 の 決定 . A ビ い 相 手 材料表 面 , 膜 を 作製 し そ れ ぞ れ を大気中 x 乾燥 窒 素 中 で は 0 0 3 , ィ ル ァイ ア 窒素 は 摩擦 面 に 水 の る と提 案 し た 法及 び フ ー い , い 膜 は い ず れ も P V D 法 によ り 作製 さ れ て お り x ま と め られ る 1 x . いて C N ま た 摩擦時雰 囲気 分 が 吸着 す る の を 防 ぎ ー る C N い 移着 に 伴 う移 着 膜 の 形 成 と摩 擦係 数 の 関係 へ い クア て きた っ . には 移着膜 が 形成 され て . る 膜 に 含 有 され る 窒素濃度 が 0 か ら 0 3 5 に 増 加 . . い . 及 び 鋼 球 を摩擦 し た 場合 0 0 0 8 程度 の 非常 に 低 い 摩擦係数 が 得 ら れ A A 低 摩擦係 , 膜 に含 有 され る 窒素濃度 と 摩擦係 数 の 関係 x す る に つ れ て 摩擦係 数 も 0 2 作製 し た C N , の 摩擦実験結果 が 報告 さ れ る 中 で 膜 の 多く x の 耐摩 耗材 と し て 工 業的 に 用 い ら れ て , 膜や水素化 さ せ た D L C 膜 よ り も D LC 論 緒 . ー Kh u rs h u d ov ム ア シス テ ッ et al . ( 1 9 9 6) は ドミ キ シ ン , I B A D (I o グ) 法 に よ り , 7 n B e a m As 固 体炭素 を ス si s t e パ ッ d D タリ e p o s iti o n ン : イオ ン グ に よ り 成膜す 第1 章 ると 同時に C N 成膜 面 に 窒 素イ オ , 膜 を 成膜 し た x . U m e h a r a al et . ( 1 9 9 8) は 空 中 で はい ( 摩 擦係数) い てぃ 3 れ 以 降成 膜条件 は 統 . 〒 0 05 . C N , U m の 結果 また 膜 と Si 3 N x 大気 中 で はい , e h a ra et っ al た 摩擦 面 . ( 2 0 0 0) は ペ され る . 球 を 異 な る 雰 囲 気 中 で 摩擦 し 4 0 1 6 で あ る の に対 し = . , 真 , 窒 素中 にお , C N , x 膜 と Si3 N 4 デル 化 球 を 窒 素中 で 摩擦 し x 膜上 の 点目 は C N 2 点 目 は 相 手 表 面 が 摩擦 に 伴 2 膜 極表 面 が 摩 擦 に 伴 い グラ フ い , グラ フ ァイ . ト . 彼 ら は超 低摩擦 発 現機 構 と し て x C N , 摩 耗痕 の 化学構 造 が 繰 り返 し摩 擦 によ り わ ず か に 変化 し , , ク ト ル 測定 及 び Ⅹ 線光電 子 分光 法( ⅩP S) によ り 測定 した 1 の こ つ ァイ と を提 案 し た . ト化 し 低 せ ん 断層 を形 成す る , 平 滑 化 し 摩擦係数 を増加 さ せ る 引 , 掘 り 起 こ し成 分 が 減 少 す る こ と で あ る . 一 の 化学 的分析 と 超低摩擦 機 構 の モ 化 し て い る こ と を 明 ら か に し た( 5) 4 大気 中摩擦 にお け る 比 摩耗 量 が 最 小 と な る , . 摩耗痕 を ラふ ン 分光 ス そ ク ミ キ シ ン グ法 を 用 い て 0 0 0 9 と 非 常 に小 さ な 値 と なる こ と を 報告 し た( 叫 = 超低摩擦 と な . N こ . ッ 論 雰 囲 気 ガ ス 種 の 摩擦係数 に 及 ぼ す影響 . N を 照射 す る ダイ ナ ミ 膜 の 硬 さが 最高 で . 成膜条件 を明 ら か に し た(6 9) 2 ン 緒 っ と こ か か り 成分 と , . 超 低 摩擦 現象 の 制御 方 法 に 関す る 研 究 年 20 0 2 ∼ 2 00 5 年 荷 重 やす べ り 速度( 7 0) 窒素 ガ ス を 直接 摩擦 面 に 吹 き 付 け 超 低 摩 擦 を 得 る手 法( 7 1 ・ 7 6) , 及 び 摩 擦 面 に 電 圧 を 印加 し て 超 低摩擦 を 得 る(7 7) 等 な摩擦 条件 に 関す る 研 究 が 行 われ た い な . い . しか し . 8 , , C N x 膜 の 超 低摩擦 発 現 に 必 要 超 低摩擦 発 現 機 構 の 解 明 は 行 わ れ て , 第1 章 1 1 . 従来 提 案 され て 4 . 膜 の 摩擦 に お い て D LC 米国A 2 . r g o n n e 大学 の C D . 0 01 , い 国立 研 究所 の A E r d . 及びJ F o n n et 提案 さ れ て t ai n o n . の 摩擦係数 で e m ir t al e e al t e . る 超低摩擦機 構 は 大 き く 以 下 ① 水 素 終端 化 に 伴 う摩擦 面 非 接 触 によ る 超低摩擦機 構 A E . r de m ir et al は . い D LC , プ ー , プ で 多く ー い . わ ゆ る 超 低摩 擦現象 は い 研究グル の の研究グル . ある れて る の 2 つ 及 び仏 国I の y . 実 験結 果 が 報 告 さ に 大別 さ れ る . . 膜 の 成膜 時 に 含有 さ れ る 水 素原 子 の 量 に 着 目 し 低摩 , う動す る 表 面 同 士 が 非接触状態 と な り 摩 擦 方 向 に 対 し 抵抗 が 減 少 し た た め 摩擦 に な る と 説 明 し た(3 8 4 即 8 8 2) ・ D . o n n et 及び J F t ai o n . et n e al . の イ ル ム の 形成 に 研究グル ー プは よ る 超 低塵擦機構 , DL C は 摩擦方 向 に 対 し非 常 に 小 さ な 抵抗 力 を持 少 し た と 説 明 し た( 5 4 上述の D L C 膜は 方 一 い . い る C N 膜は x . つ が 形成 さ れ ため , こ の ト 摩擦係 数 が 減 , . い ずれ , 低 も C V D 法 に よ り 作製 さ れ , 膜 内 部 に 水素 を含 有 し な . , 膜 の 超低摩擦機 構 と し て 提 案 され て を説 明する C N C N x x こ とができ な 膜表 面 の グ ラ フ い 膜 と S i3 N に伴 い 平滑 化 し 4 造が グラ フ ァ , . そ ァイ い っ る水素の影響で は , C N 膜 の 超 低摩 擦 x ト化 及 び 低 せ ん 断 層 の 形 成 と 相 手 表 面 , C N x の へ ′ 摩擦 が 得 られ た と提 案 し た(4 , 変化 し こ の , 5) 9 平滑化 膜 及 び 相 手 材料 の 表 面 が か か り 成分 と 掘 り 起 こ し 成分 が 減 少 す る こ と イ ト の 様 な 構造 , こ で彼らは 球 を 窒素中 で 摩擦 す る と 引 . 名古 屋 大学 の 梅 原徳 次 ら の 研 究 グ ル , 方 に よ り 作製 さ れ る た め P V D , プ ー 膜 内部 に 水素 を 含有す る , に も か か わ ら ず 0 0 1 以 下 の 非 常 に 小 さ な 摩擦係数 が 得 られ た こ と が 報告 さ れ D LC ③ 5 7) 東北 大 学 の 加 藤康 司 ら の 研 究 グ ル , プ が用 ー - , 膜 の 超低摩擦 と な る 機 イ ル ム , イル ム し . 構 は D L C 膜 を 摩擦す る と 摩擦 面 に 特 殊 な トラ イ ボ フ ライ ボ フ , ・ ② . 低 せ ん 断抵抗 を 有 す る トラ イ ボ フ C , 工科 o n 擦 と な る 機構 は 摩 擦 し ゆ う動 面 にお ける 水素原 子 同 士 の 反 発力 が 荷 重 を 支 え ゆ 論 る 超低摩擦機構 以下 . 緒 . , 摩擦 及 び 膜 内構 層 が 低 せ ん 断抵抗 を 有 す る た め に 低 第1 章 1 本研 究で は C N , 膜 の 超 低摩擦材 と し て x 超低摩擦機構 の 解 明 を 目 的 と し , 条件 に C N いて つ 明 ら か にす る , C N 応 用 的耕究 と し て ァ さ の 平 滑 化 を明 ら か に す る た め . 2 . る . こ の の C N 変化 x 膜及 び 相 手 材料 そ れ に 伴 う低 せ ん , な じ み 過程 に お け る 表 面 粗 , 次 に超 低摩擦 発 現機 構 と し て 提 案 され て る 低 せ ん 断 抵抗層 の 存在 を 明 ら か に ァイ ト の よ う な 構造 グラフ 方 , い . . へ 膜 内部結晶構造 の 変化 は す で に 明 ら か で あり x 変化 し て ァイ 滑 によ り 低 環 境 負荷 ト化等 が 見 込 ま れ る x . こ の い るが , . , C N エ こ で応 用 研 究と して 膜 を 成膜 し , フ ネル ギ , ー , , ま た 長寿命化 に 伴う低 実際 に す べ り 軸受 , . , 無潤 コ ス 静 圧 気体軸受 の 超低摩擦 が 発 現す る か を 明 ら か に す る 10 グラ 結晶構 造中 に含 膜 の 超低摩 擦機 構 を 有す る 軸受 が 完成す れ ば x 低摩擦 によ り 低 消費 そ , , た め 膜 に含 有 され る 窒 素濃度 に 注 目 し ト化 に 及 ぼ す膜 内 窒素濃度 の 影 響 を明 ら か に す る 工 業的見 地 か ら 軸受表 面 に C N た こ と が 報告 され て い 有 され る窒 素 の 役割 は 不 明 で ある 一 い へ , の 影響 を 明 ら か に す る ま た な じみ に伴 う C N . , な じ み に 及 ぼ す相 手 材 料表 面 粗 さ と 移着膜 する 3 , 平 面 軸受 の 可 能性 とそ の 使 用 , イ ト の よ う な構 造 断 抵抗層 の 形成 に よ り発 現す る と 考 え られ て 1 を鑑 み 基 礎的 研 究 と し て 摩 擦 に 伴う な じ み 過 程 によ り , 膜極表 面 の グ ラ フ x の 工 業 的実 用 . 膜 の 超低摩擦 機構 は x 平滑 化 の 論 本研 究 の 目 的 2 . 緒 . 第1 章 1 . 論 本 研 究 の 構成 3 本 研 究 は 以 下 の よ う に構成 さ れ る 第 1 章は 第2 章 膜 の 応用 研 究 に つ x 第 2 章で は , x い て述 , 従来 研 究及 び 本 研 究 の 目 的 を 述 べ る 膜 の 基礎 研 究に る べ い て述 つ , べ る 第 5 章及 び 第 6 い る 摩擦 面 の 平 滑 化 と , 第 4 章で は , C N x 膜 に 含有 され る 炭素 及 び 窒素 の 結晶構造 , 超 低摩 擦発現時 の C N 低 せ ん 断 層 の 存在 を明 ら か に す る 第 5 章で は , 濃度 に注 目 し C N , へ 膜極表 面 に 形成 され て の 基礎 研 究か ら , C N を考 え の 適用 , す る と 考 え られ る C N , x , 0 0 1 . す な わ ち 雰 囲 気 の 酸 素濃度 限 界 を 明 ら か に す る 第 7 章 は 結論 で あ り , 本研究 で 得 られ た 結果 をま と め た も の で あ る . 11 の 超 低摩 擦 以下 , を示 す 接 . 膜 の 超低摩擦 現象 を 安価 に 実 現 す る た め の 構成 , 膜 を用 い た 軸 を維 持 で き る 窒 素濃度 に本研 究 , り 軸受 の 軸受 面及 び 静圧 気 体軸受 の 軸受 面 保護 及 び べ 超低摩擦軸受 の 可 能性 を 検討 す る x い . 膜 の 超 低摩擦 に は x 膜 で あ る こ と が 必 要 条件 と示 唆 され た た め x 第 6 章で は C N x x . 第 2 章 か ら第 4 章ま で 触す る 両 面 が C N ・ 移 相 手 面 表 面 粗 さ の 摩擦係数 に及 ぼ す 影響 を 明 ら 膜 の 超 低 摩 擦 現象 に及 ぼ す 膜内 部 窒 素濃度 の 影響 を 明 ら か に す る 1 1 , . 第 3 章で は 受保護膜 . . . 超 低 摩 擦 発 現機構 と し て 重 要 視 され て 着 形態 に 影 響 が あ る と 考 え られ る か に する . 緒論 と し て 本研 究 の 位置 づ け , 第 3 章及 び第 4 章は C N , 章は C N 図 緒 . . 第1 章 論文 の 構成 C N x 膜 の 摩 擦 に 関 する 基礎 と応 用 第1 章 緒 論 図 1 1 ・ 論 文 構 成図 12 緒 論 第1 章 1 1 D H . . EIs 2 A . Y . A . 4 5 m 41 , h e fe U . d S . P h e n P , r e m p di c ti o n y; A a n fr i cti o , da st e r m of n e w F i el d lo w n m c o m W e ar , 0 , Ⅹf o r d N , r e s sib ili t p d l u b ri c a ti o a n , Y b rk e w s olid s y , 1981 , S ci e , n . n ce , T at . C C . A dli k e r o p K , e rti e s p d a n 4 a n d hyp o el e ct r o n th ic e ti c a l of st r u c t u r e βC 3N ・ 4 lo w ・ P h y si c al , m a n a s e s d D o a ti K at o . P , L , n of e o s iti o n p s g N it , ・ P , ro e r ti e s p di n g s of th m s C ti o r n a n al . g b ti o N i t ri d e o n In t e 15 1 sli di n r n a b a r of s ( 1 9 9 8) , In te e of di n g r oc e e l u b ri c a t e d e n g 1 00 7 1 0 1 2 t e C N w e e n n al x Tr ib ol o g y ・ P re s s u re n c e di a ro d T h i n Fil a n r o ce e o w S ci e , . Tr i b ol o g l C a l p , ( 2 0 0 0) , e r ti e s p C b a ll s y Ph " e s si s t e c al gi ic a 一 TI S a t o , su n o H . β Si 3 N s: ki 2 0 00 a s a g ro p - m e t a ll u r M Th , e a u ct u r a l 1 0 72 7 1 0 7 3 4 to a ce r a m , o n t e ri al a K . B M a Str , ( 1 9 9 0) n , N u s m K d a n Dia B a ll , . ( 1 9 5 5) 5 17 6 , ts a d y; H T I H u n r e M . e n c o m e si o n 241 , m d o n , . M , ( 1 9 8 8) A d c a bl e G et a st a 9 1 3 92 1 th r o w of Di a m d o n ・ ic p e m . re ss L , d o n o n N , Y b rk e w , . tu a s g FI R N of a ra n . 1 9 79 h e A " . . h dh a . o y , Io re n c e . J E . m fe J C . bli s h i n g u o C . 15 , a ra by ti n g o n a n 9 B re n c e . C . L . e r e S Si bili t C N L . M , g C 8 Liu U . o n ti 丘c p 脆 ct s i n e ・ e vi e w C O a 7 M , C O a ti n . 6 s ci e n 払ce u r ( 1 9 8 9) 8 4 1 8 4 2 P N . kl e y; S u c Li u Y . C O m R B . e vi e r 2 45 3 論 参考 文 献 4 . 緒 u ot o a r ti cl e s m fr o m Y , 1 55 h et ( 1 9 8 2) L 1 8 3 L 1 8 5 M . St . ro n g R H . , Wb . to n r M o r dep t a n r m d a Di a e d 叩O n , ・ S at m H o . M , a n e K . a J ap , m o N , S et a k . Jo a n e s e a u r n al V ap , of A p p li e d o si ti o n of P h y si c s , di a 21 , m o n d P a rt 2 m o n d - 10 S . P M . a ts 11 . m fr o m a rti cl e s ( 1 9 8 2) 3 M . K ot o u Y , m et 10 6 3 112 a m . S at h a n e o ・ , M hyd Tb u t s . ro g e n g u m a s , i J N , . S et a k o u r n al a o f M m o n G , a ro w th t e ri a l s of R di a h e s e a rc , ・ o , Y . S ato , S . M at s u m ot o , S . S et a k 13 a , Dia d s y n th e si s fr o m g a s 17 , 第1 章 ph 12 YI . in a s e Sp M ic r m at s ui e ct r o s c o d ep p o siti o n 532 534 p la o w a v e S , M . st u fr o m dy e J , u m th e di a th m e a ts a of s m o u r n al of a n e ot o J , N S et a k a . , m C r y s t al G d p o n TE M , a r ti cl e s o u r n al of M re p e ri a l t a E l e ct S ci e 論 ( 1 9 8 3) 6 4 2 6 4 4 ・ , E ro n d by t h a r e p th 62 r o w 緒 e h c n er i c al e m L ett9r n c e gy 2 , v a . L o ss p o u r ( 1 9 8 3) , ・ 13 S . P M . ind 15 S . J ts a Ais . S . b o n E . k n c a rb o n 19 K th er m e r B . b m o n S h u r s u b st ra 20 C L . . Of C 21 . C N - o a ti n C a m . C o rp o v a o n ph o u r p ic r m a s e Jo , o a e n g 丘1 a si r a o u s . h b ・ P hy , n c e e n d e a o sc o IC p u r n al 42 , gs T n L . fi 1 e eb th bs O of M ti o e rv a of n t e ri a l S ci e a C u m a h n ol o gy , D H . , p s m ( 2 0 0 5) . by ro gy gh i A C , . c a rb o n , . e m 15 2 1 5 6 di a L e tt n c e d m o n e r, m in s ( 1 9 8 7) 7 3 7 7 3 9 a rf dlik e ・ , fi 1 n 2953 2958 m of s di a . m o n ・ n al b n o s iti o n d ep e a m 1 04 10 7 , ・ ro p . d io a n ( 1 9 7 3) g y; 1 0 a n tro d p pl n ( 2 0 0 5) , of i c al t hi d 丘1 o n e rti e s p ( . of di a dlik m o n e - 196 gh 51 , m J J r o a s m c a rb o n n v a m et al C O n t ai n i n g - io s o u rc e J H . , n i Th e pl m t a ti o a n n , . J . it rid dep o r p of ・ e e . a 2 0 7 2 10 L . e r ti e s p . , ce 払ce a n d C e m oc o m m s p S u r , 脆 ct e dh fi l e o siti o n o oc ro of d by o a r . £ a n ti n g s ・ i B , , h c . M e n fa b ri c a t e d n ol o a n e rti e s p a K . of di a 3 6 ( 1 9 8 0) 2 9 1 2 9 2 , n n e g rs of p l a ti n g n F ri cti o , e si s L ett e s ( 1 9 7 1) io er s ti o a ra p m s ec e re th n o si ti o n n ol o s ch b u , Of sICS H . P , Sy , d ep m d T b ch a n H , a pl e d p l a F Z m s e c b ot a g at a o n s 193 , m l ti . , n , S ci e m D K c o u 訂 Ch hi a s A p p li e d P h y si c , b ot I o a c a rb o n , a A p p li e d P h y si c s . H . bi a e s m T ∴K o b a y , A p p li e d P h y si c s L e t t , d C gs T h H in E l e ct r , . Ch Di e e e a Zh . e p la . R . R , a n e cb n ol o R cu u e rs i n d u c ti v el y T . al , H , a t M , , g Va ・ L . . g e r d 1ik c e H Y e b a t s ui a th o m u r n al o f lay di a . ot o o u r n al of . . m b e n fr n M ・ Jo , Y , 1785 179 3 u e n A is . 1 7 ∴K 18 ro w g u cti o n c a r 16 m ot o ( 1 9 8 3) , S . at s u a r ti cl e s 18 14 M . . 193 F by J , . lO n G b ( 2 0 0 5) 3 6 1 e r r a ri Di a g . m o n d , J a n . R ob e , D P . 3 65 . d . L e e d ep , H o si ti o n , S u r p tibili t y a 払c e a n d . e rt s o n d R el at e d M 14 Ⅰ S ・ , a s si s t e e a m - Li u . Th , a e s m t e ri a l s oo , th 14 n e ss of tetr h a ( 2 0 0 5) 9 1 3 9 2 0 ・ . e d r al 第1 章 22 Q . lo at M . 24 p Pl M 25 e re s A . m a s m F . ji s a bi n o m R M . e m hy dr og V a P m ln S o lid Fil 27 A . th . E rd e g dep r a 17 23 d ・ M d a w t O di a ・ o n e n C O n d R el a t e d M ・ d a n it rid e s e e ro u te h ai Ⅰ B e rt o ti s oI v e n a n r t f ・ . T oth . ln M , M . S i: C : H g t e ri a l a op d ep m A , t ai n a n o n ic h . t i c al p o si ti o n p e r ti e s r e n r o p a m e s , d a g 1 41 J C s o . 丘1 , m by s R a m , a n 1 4 ( 2 0 0 5) 1 0 5 2 1 0 5 6 ・ , r o e rti e s p Dia m o n W d a r P , a n d o o s u r fa c e ti n g s W , e a r r o p e r ti e s d by u ce . . , c o a II : T rib ol o g l C a l of d C H 4/ H d a n . R F 2 R el a t e d d a n pl a of a s m h m e c d S . n e s s e ri c m i c al p a n Ⅴ ( 2 0 0 5) i n , a C ti v a ・ . gh ro u p dl y a M , ro r es s p h c e rt i e s p e . of e rs e m , th o n lay te d ai n w i c al T hi n , ・ R , ・ . W bi . d 1ik d R a n b eh e b st r a t e s u ro J c a rb o n W ie . . p o u s c a rb o n ro c es s m . a ni c al P E , N L , m o rp o u s it a l a ce r a m o c sik . yg fi 1 vi a of c a rb o n ・ o x n e si s . h e c of a ph p S ・ m ( 1 9 8 6) 3 . th i th n st r u c t u r e s 1386 1391 E l e ct ri c a l e n zi e T oll e m o r 1 43 e K c of . . d Sy , 論 - . H J ell a r m , d , e Yi Xie , F ule Ⅰ P . o n 292 295 . , M , u ( 2 0 0 5) 43 , m la e a n d 1ik o n L ei Z h , 1i k at a r a s u e n ce s g , p hi t o si t e m - Dia , M . D R , i r; M e m D , n C :H ・ a io T ot h . d XPS o si ti o n m s S , g qi Y i a rb o n r o p e r ti e s p dep C , ( 2 0 0 5) a e n at e O u r o n of di a w c al gi o r e n e s d i n fl e e n o o s a n 14 u Ch , 1ik ti o r , g K tid fo a s ・ . py a n a t rib o l o . e M , a n e r at u r e s p a t e ri a l s C 26 m e ct r o s c o N . p h it te V Y . a r a ct e ri s a E . Q , ra w . Ch s u o it h g w 23 G . 緒 s , W ilb a vi o r S of h u r c e u r; a m or A t rib ol o ph d C a n in c a rb o n o u s o a ti n c al gi Tbch s g v e s ti g a ti o n fi l m n ol o s io b n g y; 5 0 of e a m ( 1 9 9 1) ・ 28 R . S u P 30 . in m fo e m . m s W ilb . e m , S e s u r d h , of Dia d , u A pl , tu m de r n o n d ・ E rd b m th o n d C a n io e x E . i r; F M s g ⅩZ . , P . a n a n d R el a t e d M a e m ir p la s m a , u st a s G R . . F n ol o R , d ・ d ep Tb c h o si t e e a m K . t ri b o l o g l C a l p e o a ti n N i c h oI s . . A r e c e i r; F A e l e ti s a n u r e r a p a n c e b st r at . t m r m E Ⅰ M 丘1 u e E rd . e r s u , b st r at A . W bi R J . al u 29 . di a , g/ D L C 15 ro p W bi m o n e of W ilb d 1ik ・ of 脆 ct s ( 1 9 9 2) R , e e rti e s g y; 5 1 t e ri al s e n sk e n i t ri di n . Th , h b d e a a r ・ e n e r b C a r 13 9 145 o n a n gy 丘I d m s o n w e a r ・ u r . F ri cti o , c a rb o n e m fi lm 3 ( 1 9 9 3) 1 1 9 1 2 5 n a n s d st e el o n ・ , T rib ol o g l C al c o a ti n g tr c h e a t . a r a ct e ri s ti c m e n t , S o f D LC u r fa c e a n d 第1 章 C 31 A . 32 ti n g o a E rd . la y e rs d ry n A . h a rd ir C , ro e n g ir e m c a rb o n 735 744 u rf a c e C , ( 1 9 9 5) 73 , J , s u rfa c e s S , gy B i n d al . st e el o n it e c h n ol o e m E rd . T s fi 1 m E de s d C o a G R , . P W ilb a n g a g a l n St ti n g s T e c h n ol o k e F Zi r c o n i a o n . g . 論 ・ a slidi n a n B i n d al . P . 39 45 緒 , e n s . mi c er a di a P , u r m gy ・ u r of T tr o c a rb o n 5 5 9 5 63 a n s fi 1 fe r s in e rti e s of m f T rib ol o g l C a l p , T rib o l o g y , hydr e ( 1 9 9 5) 73 , a r a c t e ri z a ti o n d li k o n W il b . cs Ch , . r o r a n s a c ti o n s p ( 1 9 9 6) 39 , - 33 Y . . Li u . di a m . d 1ik o n 48 5 6 A , r E Ⅰ , . c a rb o n e ・ ir m fi 1 . m s M e l e ti s S u r , 払c A , e dy st u d a n C th e w ti n g s T ec o a of e a r h e ch a n m n ol o gy is ( 1 9 9 6) 82 , of m ・ 34 Y . Li u 。 b et C 35 36 w o a A . E rd tr a n d C th . ir e m fe a n s A , fr i cti o e C , E . n al h b eh n ol o 37 . dep fi 1 38 A . E d e mi r m s S , C h ・ e E m r . . F . ・ b eh of C , e v e s ti g a a vi o r of ti of o n DL C th c o a ti n e s g , r el a ti o n s S 払c e u r hip a n d ti o n I n fl D LC , . Z u ik . a ( 1 9 9 6) el e ti s . e 払c S u r 86 87 , k e n s O n g gy . ai n st g , P di a 6 92 6 9 7 W ilb . m o n u r Ch , d li k ・ e a r a c t e ri z a b c a r o n S , 払ce u r ・ s g S , . of e n vi r o n u e n c e c o a ti n e r u rf a c e m d C a n t al p e n o a ti n g m et e r s a ra e c h n ol o T s o n gy , ir n a n a n . d S O u rC e g de m i st r y - 593 ir , o n dk ti n g N il u fe . a S e e r p P la fo r J , fr i c ti o o a w e a r ノ e n o n d C ⅠB , . F . h od m et e m ( 1 9 9 9) 5 8 9 A G R , a vi o u r G R , u r fa c e E rd . V a ri o u s ・ r o si ti o n F ri c ti o 39 n al in n ・ A . A , ・ E Ⅰ M , 9 4 9 5 ( 1 9 9 7) 4 6 3 4 6 8 ・ d fr i c ti o a n r m ln ir m el e ti s 8 6 8 7 ( 1 9 9 6) 5 6 4 5 6 8 , fo e c M . ・ gy e rs de r . B i n d al . T s g E Ⅰ , z a ti o n n ol o la y r o a ti n Liu h ec ir e m p h iti r a g E rd . ti n g s T . Y A , e e n Of . . n . r m s m w S , , P u r W ilb . e r fo e a r p gy 9 4 95 E r y il . a n ce a s y e c h n ol o 0 L , e rr d a n T s T . r m ・ , m a z of di a 払c e m u r o n B . d 1i k ・ a n d r G R of a n ce ( 1 9 9 7) M , E 鮎 ct , C of s o u rc e di a m 5 2 5 53 0 o a ti n a s a n e c a rb o n ・ e s c h li e s s e r c a rb o n e dli k o n d g T s g . G R , . fi 1 m s e c h n ol o g gy F . k e n s r o w e , in n 120 12 1 ・ , . 0 L . . E r t ri b o l yil o g m a z l C al , ⅠB . p e r . fo N il u fe r m , a n c6 16 . 0 . F f di a e n s m k o n e E 脆 ct , d 1i k ・ e of c a r so u rce b o n fil g a s m s , 第1 章 Di a 40 A . fi 1 m a n d T . 4 1 A . S u S 42 r de s w it h h 43 、 J A . ir e m c a rb o n 丘1 m J oh . A C E rd . a r r oll , fr i c ti o C 45 o a A . P ti ti o e rS ( 2 0 0 5) 46 . A e ch n ol o de m ir 46 E rd . l u b ri c a n . 0 L . . dy St u b eh e m ir ts . . of N o n E r y il m of th a vi o r of A K . R ai e a r of m 、 o o or ph n ol o gy ro o a rd A o m . T gy e c h n ol o E . de r fi 1 M t m dli k o n V a c u u 4 48 4 54 c a rb o n e m S ci e n ce ro p G R . by m et Sy , e si s of h th n p la a n e s m a s , . e r ti e s p F e n s o n r e . n e u tr W el z of di a ( 2 0 0 1) ・ , e ・ 146 14 7 , k e n s ted e n a g c al ir s hyd u re ( 2 0 0 4) d ro g . e n a e ri v e k e fl m d 1i k o n e - 292 297 ・ N , e a r e c ti v i t y ・ S u rf a c e p p li e d A , . d ti o A , t n L . t re a c a rb o n e e m 丘1 m Y , t e n s G . , B sli di n o n S , g o t si o u r fa c e a n . g d ・ 丘I . S t at m s: a ti o n a l h e r S , 5 8 8 5 93 c a rb o n n m a ll a n N c c a rb i d e Int of gi . e ra of fr i cti o di n g s m . M J p a vi o r e rl o w 454 , 188 189 , , ro F . . i n t rib ol o c a rb o n - ・ gy di a o u r n al of G R , ( 2 0 0 0) ・ s r gh l y h y d 1 33 1 3 4 , e n g o u s te J , of . hi o m ti n g d fo k e si s e r ti e s p N il u fe . . fr h yd W ⅠB , m s d C a n b eh ro c e e C , , fe o n R . , fe s el t l u K J A . ・ re n c e B h att F ri c ti o n l e s s b o a c C K e ce n 20 05 e n so n of gh 1 y h y d R , t a b ri c a ti n g J oh . 脆 ct s e hi o n n et re n c e a z e D . d a n T rib ol o g y C 48 P , h th n . of e th T ri b o l o g y C fe o n a rt e a n d K o s in re n c e fu t u re b e 2 0 05 . T rib o l o g y C 47 Sp , ec T hi g h w e a r T r fi l ・ Sy , ro p 2 6 37 論 ・ ( 2 0 0 3) 4 5 2 of s e a r n yil o v al ch e n s g e C ti v e s P K . w bo a m 83 , A d a n n er s , of n d e n sk e a z . . a n n F 。 r c e J B , E 脆 ct n E . ir h G E s g , a z 1 98 7 1 99 2 r ol e u r n so n e m c a r e m ( 2 0 0 0) 6 3 9 , ( 2 0 0 0) . o a ti n S , P h y si c s L ett . . Th yil r 18 , n a t e ri a l s fr i c ti o 0 L , , s C h a r a ct e ri z a 44 gy A d C a n E . e rl o w fr i c ti o ・ ce . p ir m 0 L , s u de r E rd . ir m e rl o w u r d R el a t e d M e c h n ol o E P . a n E . A . d m o n 緒 ro a n ce s ti n g 。 a te d e n a g 2005 , a rb o n M . c o a M s E rd e m ir D LC N ti n g s y , A u sln 17 . M . m s ( 2 0 0 5) 3 1 2 a ss e fu t r o ce e , ht e e ci e s p fi 1 d tr u r e di n g s d e n of In te s o lid ti o r n a n al . , s a n P , ( 2 0 0 5) 2 5 9 e n vi r o n m e n t al ob e h ry A , c o a dv P a B , th o n ro ce e P . ro r o k fr i c ti o e din g s of M , e ch a n n a n Int d i s ti c e a r w e r n a ti o n a l . E o g f r de u r m ・ ir , b a 11 0 w . E r y il e a r t m a z e st e r , , P E v al u a r o ce e ti o n di n g s 第1 章 of 49 W o rl d J C . . S . T rib ol o g y C h a n c S t r u Ct u r a l t a 50 C . D . T rib S 51 S 52 J h a a n h yd ro 259 265 n a n d C ti n g re s . A . n ol o gy ・ F ri c ti o s T M o e c ti v e n e L , r ol e m . gy a r ti n A , g s in J o n t ai n e e F ti e $ g d u ce v a ri o u s r 444 450 ・ G rill . ind n de u n v a ri o u s ( 1 9 9 4) 6 2 6 6 3 1 Ⅴ , . P a t el . e n vi r o h m e n t , s , - t r ol of di a . d 1ik ・ m o n c a rb o n e c o a ti n gs , ・ e n yg F ri c ti o , ( 2 0 0 3) ・ M . s c o a ti n 1 63 164 , c o a ti n o n s o n n et o x R qj a . ・ e ・ T C , 論 . 9 4 9 5 ( 1 9 9 7) 4 5 6 4 6 2 , P of n ol o . ・ c o n 67 c a rb o n J M , 68 69 d 1i k o n e t o n n e h ec g ( 2 0 0 5) o n dli k e o n u , gy . D . c a rb o n n e c h n ol o g C , ti n g s T o a h , h i n gt a s di a J C , e c p m of e e di a ir d 1ik L . e m m o n T s g ' o a te d e n a g o n s G rill . T e ti di a W E rd . B e li n . ti A , A a Ⅲ r es s g , r m of o a , e z p u r fa c e M d C Th , S d C o n n et n e s fo , o n n et D . a n s ・ i st ry a n u r fa c e C . D o , o n n et ce . tr e re s o ch e m h u r C . ph m o s L e z o n 緒 c a rb o n d a n co a M , ti n w te a s g B e li n . r A , v a . G rill . o r p Ⅴ P a t el . C , t h e t rib o l o g y o n T ri b ol o g y , , L ett e rs of ( 1 9 9 8) 4 , . ・ 53 C . 54 D . o n n et J ah n e s S ci e n ce C . D . . L , G rill . b ri c a ti o u B Ⅴ A ll ri . n J , h m e c 1 3 7 1 42 F , n ts o n t ai a ni s m of . F . t th a gh . o n n et fr i c ti o A , , A di a r d 1ik o n ・ L . , m D , M e D o . n e g F , L . al et o w s o n fe b e v r e Ⅴ P a t el , . ( E dit o r s) . EIs , C , . e vi e r ・ G rill T . L . d ( 1 9 9 9) 3 3 3 3 4 1 re s er v e n e r o n T , M e o c a rb o n e . n e g 丘1 Th , m s r ol e e of hy dr og T ri b ol o g y L e t t e , rs e n o n e ( 2 0 0 0) 9 , th ・ 55 J ・ F o n ro g ・ h yd - J ・ F ・ o n fr i c ti o 57 Ⅴ T ・ ・ n u r t rib o l o a n d K b o t ai n e n 146 14 7 56 . gi e D . d di a a n o n n et 286 29 1 t ai n M e , q J c al F 2 005 c a r b T , fi 1 on L . m s M e , S u r o g n e T rib , 払ce oc d C a n h o a e m i st r y ti n g s T b et w e e n e c h n ol o gy , o n b eh e h e , a vi o r tch t T , e a li n t ai n ( 2 0 0 5) . B eli n ・ D L C th ・ e G rill . ・ of , A , d li k m o n ( 2 0 0 1) n a n o sc ra e C , o e st s 3 06 . . f di a , P M e 飴 ct e g J L L ・ L m o n n e g A , ・ G rill T rib ol o g y I n t b et o u ro c e e , o , D d li k ・ di n g s . M a z u y c a rb o n e of . 18 In te H , e rn a e r , fi 1 r n a ti o w ti t o o n al , r e st o r e u sl n o n al g p e rl o w 3 7 ( 2 0 0 4) 8 6 9 8 7 7 ・ V i s c o p l a s ti c p m s s u N r o p a n oi n T rib o l o g y C e rti e s d e n o n fe t a a n d ti o n re n c e . 第1 章 58 M . A Y . Ch n a ly e n ti c a l n i t ri d e Li Ⅹ Li n . . , el e c t r o n t hi 5 2 1 52 4 D , fi 1 n m ic m s J , V R D , ro sc o r a v id o u r n al d R a n py of Y , Vac W , a m u u Ch g M , S - . S ci e T b ch n ce Wb . sp e ct r o s c op a n m u n n g di e st u y n ol o W D , , Sp . 論 r o ul of c a rb o n 11 ( 1 9 9 3) s A gy 緒 ・ 59 K . Ob 60 J . F 61 ‰ . R . Ri v i e ti o a o si ti o n B W bi J . ic r E r e D , of C C . e d a n rs w J oh d e a r u r a ti o co m a a ch a c h r al et g fo n n e ti c g t hi n bilit y M c e vi e w a o u e n of B 5 118 u al Y . Liu Ⅰ C . , ( 1 9 9 4) 5 0 3 7 , M a th io n b . . d A , 49 , E L , by a se e J , Ch . e a m W h . , 4 5 0 37 ・ a u m t o n e ri n tt sp u . , g ・ N it r o g , a n se n . i n d u 云e d e n lt r a t hi n u m ・ a m 5 ( 1 9 9 8) 2 4 9 1 2 4 9 9 , fi 1 ・ J . Ph 4 n s o n Tr ib ol o g i , M , H . h o rp o di 丘c a ti o n s C a rb o n fi l ・ o u s in m s , ・ , u L ( 1 9 9 5) 1 1 22 . . d n ・ , W , P h y si c a l R , βC 3N n e K E , 4 a ll e r D e l a fo . L ett e g H . - J , E . βC 3N e y s t alli cr a n E , A p p li e d P h y si c s 8 3 o v e r c o at s 54 3 578 T b xi e r Zh . e n y s t a lli n . o st r u ct u r e . h o a t e ri a l s B , C . th M , o u r n al of . L . of c r n dep m M , s e r v a ti o n ro m . 62 M . . c al m s b eh a vi o r Tr ib ol o g y , . of Tr a m h o rp a n s a c ti o n c a rb o n o u s A SM E , ( 1 9 9 6) 11 8 , i t ri d e n ・ 63 A . R . t ri P † Tr 64 M . d a L H . a u e rt d r e c ht o o s S o li d Fil 65 E . B . s 66 p u tt J C . . m a . o m gi S A , . J c al g E ・ . W , m s o s c op ic - g n e ti c s r e n dy o rp hp S u r te d a n e W Tl , d it n 恥 ro g e n a t g n Th , e t rib o l o g y e d di sk s of IE E E , ・ e ti n of h J , a n n G o iti a . , R L . . J H . , W h it . e K . B D . , 蝕1 a a u H . n R H , M . v a n . e r m s m ei e r T e rli n T hi n , . . 0 . M , ( 2 0 0 1) M , , of , e z Thlk . ・ dg u n FI E , ( 1 9 9 6) 3 6 5 4 3 6 5 6 H 22 29 n e n a g M . R re n 24 8 of a m S , , e r ti e s p L op st u ti e n ro 32 , H ell g S e a r a n ch e z is . . ro p a M ill a h yd ( 1 9 9 5) N , it h . K e1l o c k . 2 68 , w G li s . A J , TI C , M o n a n , e ri n e ch a n t rib m s r oit m $j 6 st r 6 t rib ol a slid e r s a n s a cti o n s R . . W a n st r a n L a rs s o n . C N 伍1 x 55 64 B e li n c e , . L , dep m s M P J oh . H . o si t e lt u d a n s so n m a n by , , M e c . h B d , a ni c al r e a cti v e m a g H a n . d n et r o n ・ , C u s c a rb o n h d a n d C . . D o n n et n i t ri d e o a ti n g 19 s , fi 1 T C m s . Q u ir o s u n d e c h n ol o , E . e r v a ri a gy 16 0 E li z a ld bl e e F ri cti o , e n vi r o n ( 2 0 0 2) m e n 138 14 4 ・ . t n s: , 第1 章 67 A A . . d a n V . of n 4 98 0 4 9 8 8 J G . , of st r u ct u r e b l a ti o a di n o e v o gr o n e s fu 11 e p h it a J . . e n it r o g ・ Z . 1ik re n e in e J S , bi n a C N e n , s ki Z S , . x t hin J o u r n al C zi g . fi lm s of p a n y r o d L , H . d by u c e A p p li e d u lt m a n P h y si c s G , th s e r ( 2 0 0 2) 92 , 論 ro w ls e d l a u p 緒 ・ 68 A A . . s e n o v C O a ti gs Kh . Of C , o m h u rs c a rb o n d 梅原徳次 . 吸着 ガ ス 森 田 泰史 . 02 1 1 ・ 72 dy ( 2 0 0 2) 6 0 ・ 61 . , ul s e e c a to , D n i t ri d e C o m 1 0) 8 1 8 2 73 豊川 伸 . の 74 研究 足 立 幸志 , トラ イ ボ , 若林拓 也 . 加 藤康 司 , c o a K . n C 76 n A d a c hi i t rid o n K . . . gr e Ad it ri d e N Ⅲ a ch i , co a S . ti n g co a e ss , ロ ジ ti o n n g . Tb u n d z u e r k a N , 2 , K 2 g a W a s hi n g t u n d a m N K s g t rib ol o v e r o gi m a c al g ro p n e ti c e r ti e s p m di A e , ロ ジ ー 学会 トラ イ ボ ロ ジ ー 期講 演 論 文 集 , 日 本 トライ ボ , , g ジ ー 学会 トライ ボ ロ . 窒 化炭 素膜 の 摩擦 と 摩耗 に及 ぼ す 窒 素 ガ ス 潤 滑 , 仙 台 (2 0 02 , 窒素 ガ , K at . a S . a S K o E 脆 ct , at o 71 , ・ 1 0) 1 9 5 1 9 6 ・ . 潤 滑 下 の 窒 化炭 素膜 の 摩擦特性 ス l u b ri c a ti o ( 2 0 0 5) K ロ ・ 加 藤康 司 er s ti n of 窒 化炭素膜 と 窒 化 ケイ 素 の 滑 り 接触 にお ける , 会議 予 稿集 ー , dey o , . 日 本機械学会東 北支部 第 3 7 , 北 大 学大学 院 工 学 研 究科修 士 学位論 文 ( 2 0 0 3) 75 o si ti o n s . 1 0) 8 2 8 3 ・ 加 藤康 司 , 足 立 幸志 , x ・ 仙台( 2 0 0 2 , d ep a rc C N e ・ . . 足 立 幸志 会議 予 稿集 li k r e n e . ・ 日 本 トライ ボ , ・ ー h o di c c at a ri s o n p , . d fu 11 e a n 116 125 S t r el n i t z k i ⅠⅠ ' . 窒化炭 素膜 と 窒化 ケ イ 素 の 滑 り 接触 にお け る , 吸着 窒 素 ガ ス に よ る 低摩擦 の 発 現 第 2 報 ジ d r e ⅤE , . 第1 報 一 加 藤康 司 , , t D L C fi 1 t e ( 2 0 0 5) ki s ・ の発現 - a Z a bin . r o t e c ti v e p 13 21 加 藤康 司 , d a w a . d a n 197 , J S , r e Si s t a n ・ s e r gy S . k a c w e a r d la n ol o B . of h ( 1 9 9 6) 足 立 幸志 , st u T 仙 台( 2 0 0 2 , , 上 野 大介 . 2 , に よ る 低摩擦 会議 予 稿集 71 rs 山下 主 税 , $ p K . T C o n e c af b o n Tr ib ol o g y L e t t e 70 s g K o v; a n J . d by c e o a ti n d u . a r a ti v e p d C a n J G , du ro p u rf a c e A . n di n oe v o Ak S 69 V . . n . of , 東 , P h u m i di t y r oc e e di n g fr i c ti o o n s n f W b rld o o f c a rb o n Tr ib ol o g y . E 脆 ct l u b ri c a ti o 20 n , of P s u b st r at ro c e e di n g s e of o n fr i cti o Int e r n a ti n of o n al c a r b o n 第1 章 Tr ib o l o g y C 77 N . U . h m e a r a c al gi Ⅵ払s h i n g t o 78 C . D . S Oli d 79 C . F 80 u C . D . tu T r e D . 81 A . " 82 o a ti n H A . E . F il m 腸 c L o o o n d a n o n k e m A n ig m s: b m , , a n h ir of ir U K a a n d s g 乃cb D E rd . d s P B o d e rn D , C O v e r vi e w . d c o a ted x u w di n g ro ce e a E fEb c t , of di s k i n of s ・ ln p p p li e d a O n W b rl d e ch a n m a pt is in er m D C di s k ・ v ol t a sli di n Tr ib ol o g y s S oli d L , u ir u b ri c u t , C t e st g o n gr t e g o o n Ⅲ e ss 月 ね ct k t a n " s a n e Lg pt " a u le s: R g da n m e n Stu 飽 a u in P , ec e n 389 3 97 t D t al a s 月 わC e ce re s s , e ct s p S SL 2 0 05 e v el o p in bY W . t m e n T re n s a n d ・ e v el o ti n g e r by d CR C P T rib ol o g y a o a fu s m p , e n . a n d p a ts I n v it e d N p e r e w , S 払c u r in ds e d a n - b ri c Ch D C t a n T rib ol o g y o n n e ( 2 0 0 4) 17 , o a ti n t C ( 2 0 0 4) 7 6 8 4 1 80 1 8 1 L rs a n . . H i s t o ri c a l , L b ri c d a n 脇 t e zj b b " , e m , n k Ch oo ・ , F . 如u e sてE I s e vi e r E d Y P S oli d gy Y F ri c ti o , , ir S oli d , a n C N ( 2 0 0 5) 3 5 , , T rib ol o g y L e t t e n ol o M to m o , ir n e m 2 00 5 e 論 . e m ti E rd A , e c de r E rd . T s db a n ds d co a . c al r w A re n gi g t ez , E . a n o n n et T rib ol o C t m ln p b o r o p e rti e s A , d 血 o n n e % ( 2 0 0 5) 7 2 n o n n et ct e T」 , p l u b ri c 肋 K r e n ce s t e el St a i n l e s s t rib o l o fe o n 緒 . S e lt l u b ri c a ti n g re s s t o b th e In [ . 21 e p ( 2 0 0 1) 7 8 7 8 1 8 m s Ch , a pt e r - , f Di a o Fil m o n u s tit u d bli s h ti o n a n e d of d D i a 血o " in M . fn e ch a n n dlik a r : e C a rb o n M bt i c al E n gl n e e rS , 第2 章 第2 章 2 C N 緒 1 . 窒素中 , C N x 膜 の 超 低摩擦 現象 に 及 ぼ す 相 手 面 膜 の 超 低摩擦 現 象 に 及 ぼ す 相 手 面 x C N 女 膜 と Si 3 N 球 と の す べ り摩擦 にお い て 4 , 常 に小 さな値 となる こ と を明ら か に し た(1 , , カ ( 摩擦係数) が 初期 には 0 3 程 い . 無潤滑 下 で あり な が らp さらに . , による 平滑 化 が 重要 で ある と提 案 した ァイ ら実 証 して ト化 に 関 し て は ラ , る⑲ い しか し . , 2 . こ の 研 究 にお い て そ こ で 本研 究 で は 4 , 表面 微 小 突起 の 減 少 摩擦 による C N 女 膜極表面 の , ク ト ル 法 によ り摩擦前後 にお け る構造変化 か ン 分光 ス ペ つ 目に超低 摩擦 の ため の 重要 な機構 と考 えて , . . マ 伴う摩擦 面 表面 粗 さ の 平 滑化 及 び 相手面 ない 0 0 0 7 と い う非 = よ うな 超低 摩擦 発現機構 と し この , , グラ フ 移着膜形成 の 影響 移着 膜 形 成 の 影 響 雰囲気 ガ ス と の 反 応 による C N 女 膜極表 面 の グ ラ フ ァ イ ト化 と , の 言 度 で あ っ た の が 3 0 回 程度 の 繰 り返 し摩擦 で て の へ へ へ い 摩擦 に る , の 移着 が摩擦係数 に及 ぼ す影響 は 明 ら か で は 水準 の 異 なる初期表面 粗 さ を有す る Si 3 N 4 球 を用 意 し , 窒素 中 にお ける C N 女 膜 の 摩擦係数 の 減少 過程( な じみ 過程) に及 ぼ す Si 3 N 4 球表 面粗 さと移着 , 膜 の 影響 を明 ら か に した また , C N女 膜 は相 手 材料 に Si 3 N と が 既 に 報告 され て と 考 えられる け 球 . . い る(幻 . これ 4 は へ , 移着膜形成 の しやす さは相 手 材料表面 移著 した C N 女膜 と S i 3 N 4 球上 析 を行 い 比 較 し た へ 低摩擦係数が 得 られな い こ 相 手 材料 によ る 移着膜 の 形成 しやす さが異 なる ため , ある い は化学的 に結合す る か で , 球以 外 を使 用 し た場合 , へ 移著す る 際 物 理 的 に付着する だ , 移着膜 の 形成機構 はま っ たく 異 なる . そ こ で Si 3 N 成膜 し た C N 女膜 の 結晶構造 を知 る た めラ マ . 22 4 ン 分光分 第2 章 2 膜 の 超 低摩擦 現 象 に 及 ぼ す相 手 面 x 膜 に 代 表 さ れ る 炭 素系薄膜 の 成膜 手 法 は 化学蒸着法 と 物 理 蒸着法 の D LC 成膜 手 法 に よ り D L C 膜 で は 水素 を 含 有す る . 選 択 が 可 能 で ある ま た 水 素 を 含有す る 場合 も . 原料 ガ ス , ある , ス パ ッ 主に , タリ ン 加 速電流等 を 変化 さ せ る て い る( 1 4 ・ 2 5) グ 法 に よ り 成膜 さ れ る が 装置( H I m C H I . のア シ ス ン源 トイ オ 示す ・ 及 び図 ・ を 塗布 し た 直径 チャ ンバ ー 1 Ⅹ 3 0 3 0) ・ , ス い る イオ 供給源 . 50 ス m 基板 ホ , ダ ル L ot N 単結晶 シ リ 内 をク ライ オ ポ ン プ で , ン ビ 分間 ス ー タ クリ パ ッ ム ス パ ッ タリ 素イ オ ン 照射( 加 キ グ によ り 行 シ ン 波洗 浄 し て は , シリ コ マ ス 2 さ をこ の値 か , ー っ た ニ ン ・ 4 . グ した 0 5 k V . . をス P 水 晶振 動 子 る よ うに した . こ の校正 マ . タ クリ 次元 粗 さ計 で 測 定 した ら 差 し引 く 1 kV ン , 方 CN 一 . x , ニ ー , 成膜速度 は 約 っ 1 O . た n m に 成膜 条 件 の ボン タ ー ・ 1 ダ ル / m ー ト型 で あ る ッ 一 , に取り付け ゲッ ト へ A ) と同 時 に m , 基板 , ) を 行 う ダイ ナ ミ か ら取り 出 し . へ m 2 ト止/ c っ . 覧を 真空 ッ タク リ の 窒 クミ ア セ トン で超音 た 領域 と 膜表 面 と パ ッ ) m 2 の ア ル ゴ ンイオ た 高 さ と 膜厚 の 和 に 相当 し . べ 基 板 表 面 の 汚 れ や吸 , っ i n で ある 23 ケ ー ー ニ ン の段差 , こ の グ し た深 得 ら れ た 膜厚 と 成膜時間 の 関 膜厚 は 成膜時間 を 調 整 し て . 基板 東 京 応化 工 業株 式 会社) , ー 10 0 先 に 測定 し て お い た ス . , , ンバ グで 削 ン源 タイ オ k V ■ イ オ ン 電流密度 1 0 0 ト〟 ? 1 電流密度 3 0 ン ) 法に妄り 作 o siti o n 表2 を基 板 ホ と によ り 膜厚 を 決定 し た を行 , ク 剤 を 塗布 し て あ ス p バ 以 下 に 排気 し a e ト共 に シ ス 3 126 4 117 加 速電流 成膜後 に試 料 を チ ャ パ ッ , , 成膜 は カ . イオ , ク剤 を除去 した , ン Si( 1 0 0) コ 1 8 ×10 グ( 加 速電 圧 ン 速電 圧 ン表面 段 差を 係から 1 3) ・ 膜 厚測 定 用 水 晶振動 子 及 び 真 空 ー . d D ス パ ッ ー タ ア o 着 ガ ス を取 り 除く た め に 窒 素イ オ ン( 加 速電圧 で 5 ンバ si s t e の 外 観 写 真 及 び 概略 図 ・ の As e a m ン源は ス パ ッ ク( O F P R 8 6 0 0 m B n は真空 チ ャ t に 成膜 装置 2 2 中央部分 に マ . る(4 い , 膜内 の 窒素含有 量 が 変化す る こ と が 報告 さ れ , 膜 は I B A D(I o x ガ , 排気 系 か ら構成 さ れ て 2 1 の . 本研 究 で 用 い られ る C N 製 した とにより こ は含 有 し な い い 成膜 時 の 基 板 温 度や 加 速電圧 , に つ 水素含 有 量 等 によ り の 膜内部 に 含有 され る 水素 量 が 変化す る こ と が す で に 報告 さ れ て 図 2 , 大 別 され る 膜は 移着 膜 形 成 の 影 響 の へ 成膜 2 . C N , 約 100 n m とな 第2 章 ㌦ / ド , ー 〓 T ・ - F C N x 膜 の 超 低摩 擦 現 象 に 及 ぼ す 相 手 面 へ の 移 着膜 形 成 「 1 一 1 - J . 1 ■ ′ / 1 - 1 図 2 1 - イ オ ン ビ ー ム ミキ シン 24 グ成 膜 装置 の 外 観 写 真 の影響 第2 章 C N x 膜 の 超 低摩擦現象 に 及 ぼ す 相 手 面 R 図 2 2 ・ イオ ン ビ ー o t a tj o キ ム ミ 25 n h ol d シ ン へ の 移着膜 形 成 の 影 響 e r グ 成膜 装置 の 概 略 図 第2 章 C N 膜 の 超低摩擦 現 象 に及 ぼ す相 手 面 x の 移 着膜形成 の へ 影響 表 2 1 成膜 条件 - T S p u tt e ri n g A a r g et io r n b C (9 9 9 9 9 % ) arb o n A c c v ol f a 1 kV A c c c u rr e n t e g . . o a m 100 . m A ★ G fl o a$ .A w A N io b n C B Pre$ fl o a $ a c kg . 0 5 kV e g . u rre nt d e n $ it y N w ro u n 3 0 い〟 c 2 O S CC M 2 : 2 m ★ . 1 3 < d 4 10 × . p a $ u re O pe S C u o a ti n S u r a ti n g t hi c k n e$ $ n $ P b $ t r at e t e m Pe ee o u d t lOO 4 r at u r e p a n m n b r m . p く1 c c v 0 1t a . g 00 ℃ 1 kV e o a m C r u rre nt d e n $ it y 100 p 〟c 2 m ★ ● CI o a n l n b a A 鮎 10 × , S i ( 1 0 0) N io u 2 - 1 0 g b $ tr at e R o t a ti o Sp c c v 0 1t a . oa m M i xi n g G 4 O S C C M r : g G a $ fl o D u r a ti o n N w 2 : 2 0 $ C C M . 5 ★ S C C M : Sta 26 n d a rd C u b ic C m in e n ti m e te r p er Min u te 第2 章 2 2 3 . 膜 の 超低摩擦 現 象 に及 ぼ す相 手 面 x ピン オン 1 . ー ー ・ い て 荷重 は チャ , ンバ ー ドセ ー ロ ル , ンバ , 荷重 をそれ ぞれ 0 , 内を ロ ー 4 N . 1 N , , 及び 2 N , , A Ⅲ ー トル ス ケ ー , れ た全 デ ー a 4 N レバ , また 実験前 には . ダ ま た対 , . ー を作製 し た 固 . sco Si 3 N : py 4 原子 間力 顕微鏡) により摩耗痕 球及び C N k 膜 の 粗 さを明ら か に C N 女 膜表面 の 滑り方 向に形成 され た摩 耗痕 に対 し , を 走査 し ー ル とし , 4 0 0 トI m X 4 00 いm サイ ズ で 測定 を行 っ た . 摩耗痕 の 大 き さは こ の 領域 の 大 き さ以 内 で あり全 領域 を観 察 して い る 球 にお い て も同様 に 切 る 方向 にカ ン チ M ic r o , による 測牢条件 と し て なお 本実験 で は orce ル の 表面 粗 さ を測定 し 垂 直 に横切 る方向 に カ ン チ ー 摩擦試験 の 前後 に S i 3 N 4 球及 び C N 女 膜 の 表面 を光 , 内 の ナノ メ 球を C N 女 膜 タリ ポ ン プで 2 7 0 P ー に示 す よ う な 球 を保持 し表 面 を観察可 能 に する試験片ホ 4 学顕微鏡 により観察 し A F M ( 血 o m i c F 4 ンバ 雰囲気 温 度 は室温 下 で 行 われ る 鳥 m 定された 球 の 摩擦面 を上 向き に して Si 3 N チャ 摩擦実験 は . 球 を ア セ ト ン により 1 5 分間超 音波洗浄 し表 面 の 汚れ を 取り 除 い た ・ 4 , . . Si 3 N 荷重及 び 摩擦力 は 平行板 バ ネ に貼 り 付 けた ひ ずみ ゲ . 向する 2 面 の す べ り 速度 は 0 2 6 した , . , 図2 . 内 に 窒素ガ ス を封入 し行 われ る 摩擦試験 は 4 水準 の 初期 ー 表 面 粗 さ の 異なる Si 3 N 4 球 を 4 影響 図 にお ・ 内 に 取り つ けられ た摩擦試験機 を 上 下 さ せ により 測定す る ま で 排気 し そ の 後 チ ャ ク 摩擦 試 験装置 の 概略 図 を図 2 3 に示 す ス ・ に押 し付 け る こ とにより与 える S i3 N の 移着膜形成 の デ ィ ス ク 型 摩擦試験条件 及 び 実験方法 試作 した 環境制御 型 ピ ン オ ン デ ィ ジ式 へ C N 女 膜 の 超 低摩擦現象 に 及 ぼす相手 面 表面 粗 さと移着膜 の 影響 3 . C N レバ タ か ら最小 ー , 球表 面 上 に形成 され た摩 粍痕 の す べ り方 向 に対 し , 2 00 け m X 2 0 0 一皿 1 サイ ズ で 測定 を行 二 乗 近 似 により 曲面 を平面 に傾 き補 正 し た の 最 大値 と最小 値 の 差 か ら 垂 直に横 , を走査 し 恥 ( 最大 高 さ粗 さ) 27 を求 めた . . っ . た後 , 測定 さ 得 られ た 高 さ の デ ー タ 第2 章 図 2 3 - C N x 膜 の 超低摩擦 現 象 に 及 ぼ す相 手 面 環境制御 型 ピ ン オ ・ ン ・ ディ 28 ス へ ク 摩擦試験 装置 の 移着膜 形 成 の 影 響 の 概 略図 第2 章 図 2 4 ・ C N x 膜 の 超 低 摩 擦 現 象 に 及 ぼ す相 手面 摩 擦 面 観 察方法 及 び 観察 用 ホ ル ダ 29 ー へ の 移着膜 形 成 の の 概 略図 影響 第2 章 2 2 . . 3 3 . 2 . 2 C N の 超低摩擦 現 象 に及 膜 x ぼ す相 手 面 へ の 移 着膜形 成 の 影響 実験結果 摩擦繰 り返 し数 に 伴う摩擦係数 の 変化 に 及 ぼ す球 の 初期表面 粗 さ の 影 1 . 響 図 2 5 に 異 なる表 面 粗 さ を有する S i 3 N ・ , を , 4 球 にお い て 行 われ た 荷重 1 N 摩 擦試験 の 結果 摩擦係数 の 摩擦繰 り返 し数 に伴う変化 と し て 示 す 球 にお い て も とがわ か る , , い ずれ の 初期表面 粗 さ の 摩擦係数 は摩擦繰 り返 し数 ととも に減 少 し 0 0 5 以 下 の 低 摩擦 と なる こ . , また . 図 より . 図 2 6 に 図 2 5 で 得 ら れ た 実験結果 の ・ , の 結果 を 拡大 し示 す ・ 期摩擦係数 は 大 き い が 図に示 す よう に , その後5 摩擦係数 は 0 0 0 2 と な っ た . 一 . 球 の 初期表 面 粗 さ ち , 1 03 w × 方 ち , i , む こ と が示 され た i , ( 鮎 s の 摩擦後 , が大 き い 場合( 1 5 0 係数 は小 さ い が 最 小 摩擦係数 は 0 0 0 4 以 上 で あ っ た , 1 00 0 0 か ら 1 5000 ・ . . 30 . c y cl e s が 小 さ い 場合(3 0 n m ) まで , 初 摩擦係数 は 減 少 し得 られ た 最小 , 3 0 0 及び 6 0 0 n m ) , 初期摩擦 また球 表面 粗 さが 粗 い 程 早く な じ 第2 章 ▲ 〇 膜 の 超 低 摩 擦 現 象 に 及 ぼ す 相 手面 x へ の 移 着 膜 形 成 の 影響 7 U ヱ u C N O 6 . 芯 痘 O 5 糎 岩 6 U 4 ▲ u O 琶 迂 O 3 ▲ 2 U O 1 . 0 50 00 N 図 2 5 ・ u m b 1 0000 e r o f s li d i n g c y cr e s N 摩 擦 係 数 の 摩 擦繰 り 返 し 数 に 伴 う 変 化( 0 31 , 1 500 0 C y CJ e - 15 × 10 3 c y cl e ) s 第2 章 C N 膜 x の 超 低摩 擦 現 象 に 及 ぼす 相 手 面 へ の 移着膜形成 の影響 〇 〇6 . ヱ 仇0 5 u 〇 . で 〇04 茫 聖 岩 〇03 . . u O 弓 〇02 . 道 〇 01 . 1 00 00 日OOO N 図 2 6 - u m b - 1 2000 e r o f s li d i n 1 30 00 g c y cl e $ N , C 摩 擦係 数 の 摩擦 繰 り 返 し 数 に 伴 う 変 化( 1 0 32 1 5000 1 4000 y Cl e - 15 s × 1 03 c y cl e ) 8 1 第2 章 2 3 . . 2 ・ 4 球表 面 観察 され た 4 0 0 2 7( b) ・ かる より また . , , いm ・ より た っ , 及 び C N 女 膜 表面 の 摩擦前後 の A m n m . また 10 ∼ n m ∼ 0 03 . 図よ り いる こ とがわ か る また図 . . 程度 の 深 さ の 極微少 量 摩耗 し 摩耗痕内 は滑 ら か で , . . る に示 す 2 ワ(d 摩擦係数 が 0 0 1 以 下 とな っ た場合 で は , の 領域 を示 して い 谷部が埋 まり表 面 粗 さが減 少 し て い る こ とが わ 以 下 の 非常 に薄 い 移着膜 が 形成 し て た が 摩擦係数 が 0 0 1 , , こ こでは . の 領域内 の 典 型 的な 1 0 0 ド m X l O O い m X 4 00 ドm C N 女 膜 表面 は 1 , 像 をそ れ ぞれ 示 す 最 も 低 い 摩擦係数 が得 られ た 場合 の 摩擦痕断面 を図 ある こ とがわ か る なか 観察 . 球表面 で は 山部が 削 られ S i 3 N 云 球 表面 に 2 0 2 8( b) の 移着膜 形 成 の 影 響 ・ , , 型 的な S i 3 N 図 へ 仏) 及 び(∂ 及 び 図 2 8(由及 び払) に 0 0 5 以下 の 摩擦係数 が得 られた 場合 の 典 2 7(由 図 膜 の 超 低摩 擦 現 象 に 及 ぼ す相 手 面 x S i 3 N 云球及 び C N 女 膜表面 の A Ⅲ 2 . C N , 摩耗粉は ほ と ん どで 程度 の 場合 摩耗粉 が 多く C N 女 膜表面 に 残 留 し て い , . 33 . 第2 章 ( a) 摩 擦 前 Si 3 N C N 球表 面 4 の 超低摩 擦 現 象 に及 ぼ す 相手 面 N = 膜 x Tra , n $ ( b) 摩擦後 S i a N 0 俺r l a Y O r t hi c k n o $ $ : 20 n 4 移 着膜 形 成 の へ 球 = 15 0 0 0 m 20 0 ::::二! ヨ ll N , の影響 n m / 「 l W L e a r . 69 1 p . 2 7( c) S i 3 N ・ ( a) 摩擦 前 C N x ▼ k: 3 7 2 p ¢ l m l l 図 1 ∴ tra 膜 図 , 4 球( R N 2 8( - 汎i = 30 n m ) 上 に 形 成 さ れ た 移 着 膜 厚 さ観 察結 果 ( b) 摩擦 後 C N 0 = ) 及 び( b) c N a m x 膜 摩擦 面 34 の A m x 観 察像 膜 , N = 15 0 0 0 第2 章 2 . 図 3 . 2 9 ・ 2 . x 膜 の 超 低摩擦現象 に 及 ぼ す相 手 面 摩擦実験後 の 3 及び 図 2 C N ・ 10 に , S 肌 球及 び C N x へ の 移着膜 形 成 の 影 響 膜 の 表 面 粗 さと最 小摩擦係数 の 関係 に より観察 され た Si 3 N 云球及び C N 女 膜 の 表 摩擦実験後 A m , 面 粗 さ と最小 摩擦係数 の 関係 をそれぞれ 示 す 図 2 9 より ・ . , 最 小摩 擦係数 は摩擦 試験後 の ′ 球表 面粗 さととも に減少 す る こ とが わ か る の 表 面 粗 さとと も に減 少 する こ と が わ か る . また 図 2 . 35 - 10 より , 最小 摩擦係数 は C N , x 膜 第2 章 u 竜 三 u ¢ 傭 C N x 膜 の 超低摩擦 現 象 に 及 ぼ す相 手 面 へ の 移着膜形 成 の 仇1 0 影響 〇08 . じ 茫 〇06 苫 O . u O 竜 0 カ4 王 ∈ 〇0 2 コ . ∈ 蓋 ≡ 〇0 0 . 0 S 10 u rF a c e 図 ro u 2 9 ・ 20 gh C N n e s s x of 30 C N x c o a ti n 40 g 50 a f( e r s Ji d i n 膜摩擦 面 表 面 粗 さ と 最 小 摩擦係 数 の 関係 36 60 g Ry, n m 第2 章 u 叫 ∈ C N 膜 の 超 低摩擦 現 象 に 及 ぼ す 相 手 面 x へ の 移着膜 形 成 の 影響 〇1 0 . 三 u O 〇08 . Ⅶ 0 筐 苫 〇0 6 . U u O 竜 〇0 4 . 王 ∈ 〇02 コ . ∈ 蓋 ≡ 〇00 . 0 S 20 fa u r 図 c e 2 10 ・ ro u 40 g h Si3 N 4 n e s s o f S i3 N 60 4 b a rr 80 a ft e r s lid i n 100 g R 球摩擦 面 表 面 粗 さ と 最 小 摩 擦係数 の 関係 37 y, n m 第2 章 2 . 3 図2 2 . ・ 1 1(わ (1 9 0 0 + 8 00 q rc ∼ s 膜 の 超 低摩擦 現 象 に 及 ぼ す相 手 面 ( 心 にそれ ぞれ 0 1 0 0 0) w le x c k ・ , 画 で の Si 3 N s の 表 面 は図 2 1 1( b) 起 は 平 らに なり 4 野 Cl e 800 , 球表 面 を に示 す様 に 谷 部 の 深 さが 減 少 し て C N 女 膜 の 表面 に押 し つ け摩擦試験 を行 っ s , 1 900 図2 , い た ・ 動 こ示 す よ う に , 表面に は2 0 0 n m + 1 1 0 0) q 1 1(わ の 初期表 面 に比 る こ とが わ か る そ の 結果 . ℃k s 及び 2 9 0 0 , この . 同 べ 一 . の鋭 い 突 表面 を 再び 同 じ , 図 2 1 1 払) に示 す表 面は そ , 繰り返 の 後繰 り返 し摩擦 を行 う と 図 程度 の 厚 い 移着膜 が成長 し た こ とが わ か る 38 . る と表面 - , ・ ・ (8 0 0 観察 し ながら摩擦試験 を行 っ た 結果 を示 す , し摩擦 に 伴 い 図 2 1 1( d に示 す よ う な表 面 に 変化 し た 2 1 1( 移着膜 形 成 の 影 響 の へ 摩擦繰 り返 しに伴 う移着膜 の 成長 4 . C N . 第2 章 図 2 1 1( (N ・ = C N x 膜 の 超 低 摩擦 ) ( b) ( c) 及 び( d) si 3 N a , 0 800 , , , 1 900 , 2 90 0 現象 に 及 ぼ す 相 手面 球( R 4 y , i = 30 n m ) の へ の 移 着膜 形 成 の 影 響 各 回 転数 ) に お け る 摩擦 面 A F M 像 c y cl e s 39 第2 章 2 3 . 2 3 . た っ 3 . ・ れは こ . な量 で 均 一 膜 の 超 低摩擦現象 に 及 ぼ す相 手 面 な じみ 過程 に お け る表 面粗 さ 初期 表 面 粗 さが小 さ い 球 の 場合 , 球が 滑 ら か な た め , が 形成 し な か x っ C N , た た め と 考 え られ る 数 0 0 0 2 が 得 られ た と 考 え られ る 膜の , 20 n m 以下 擦 の た め に は 重 要 と 考 え られ る 擦係 数 も小 さ い こ し く 粗 さが 大 き い n こ m の , の 移着 膜 形 成 の 影 響 極微 少 量 とがわか る 場合 に は の C N しか し , の 形成 初期 の 摩擦係 数 が 高 い あ る 摩擦繰 り 返 し数 の こ 一 とがわか な 移着膜 後には , 十分 初期表 面 粗 さ が 大 き い 場 合 よ り も 低 い 摩 擦係 , 方 , 図 , 2 9 ・ こ の 結果 よ り 大 き な 山 が 平坦化 さ れ , より , C N x , 谷部をは じ , . 40 そ 移着 は 重 要 だ が C N の 際C N x , 超低摩 膜 の 粗 さも 小 さ い 方 が 摩 超低摩擦 に は な ら な い と 考 え られ る 膜 の 摩耗 が あり x とが 重 要 と 考 え られ る , . , と移 着 膜 の 厚 さ の 移着膜 が 形成す る な じ み 過 程 が 一 . の減少 膜 か ら の 移着膜 の 量 が 少 な く 均 こ の 場合 . . x x . に 移着膜 が 形成 し た た め めと して C N へ 察 1 . より 2 5 図 考 3 . C N . x 膜 の 摩耗 が 激 すなわ ち 1 ∼ 10 膜 の 摩 耗 痕 が 滑 ら か で ある 第2 章 2 3 . 3 . 膜 の 超 低摩擦現象 に 及 ぼ す相 手 面 x へ の 移 着膜 形 成 の 影 響 摩擦係数 に 及 ぼ す表 面 粗 さ の 影響 2 . C N 接 触 面 の 微 小 突 起 を 先 端 が 半径 R の 球 と 仮 定 し た 時 摩 擦係数 の 凝着項 世 及 び 掘 , り起 こ し項p し 摩擦 面 硬 さ と 接 触 部 に 発 生 す る 圧 力 が 等 し い と 仮定す る と 次 の よ う に 表 さ れ る , (2 6) は p β を 摩擦 面 の せ ん 断 抵抗 , , g を 摩擦 面 の 硬 さ , を 接触 円 半径 と β ● 4 ∫ 方 」す = 〟α ( 1) 二 ヰ‡ ( + . l ′ α S m U m h e は S る( 5) , } l 月ノ 一 膜 の 極表 面 が 摩 擦 に よ り グラ フ x 断抵抗層 が 形 成 し た と 予 想 し た の低せ ん いて ヱ 、 しt 一 月 ら(5) は C N a ra 2 ヽ 24 8 M P = . 方 一 . , a/ R a で ある で ある が , の み に示す . 図よ り に は 表面 粗 さ の と , , a/ R 生 じ , 減少 し か , つ , . そ こで 0 56 M P < . 典型 的 な 固体潤 滑 剤 の M C N x 膜の硬 さ 21 G P 上 式 にお い て 月; * 凝着項 に は 表 面 粗 さ の 影響 は ほ と ん ど無 い S2 にお が 考 え られ β を 定数 と し a/ R * 抽 の 一 . a o a 接触 面 の 微 小 突 起 , が 変 化 し た 際 の 基 準化 レた 世 及 び 方 , 変化 を 図 2 12 ・ 掘 り起 こ し項 減 少過 程 す な わ ち な じ み過 程 で 球表 面 の 微 小 突 起 の R が 増 大す る , 摩 擦 の 掘 り 起 こ し成 分 が 減少 す る , , ト化 さ れ S 滑 り 摩擦 に 伴う な じみ 過程 に よ り 半径 R が 増加 す る こ とが 考 え られ る 関数 で 表 し た 時 , ま た H と して は . の の なお . ァイ 高硬 度 の C N x . これ に伴 い , 非常 に 薄 い 移着膜 が 球表 面 に ′ 膜 上 に 低 せ ん 断 抵抗層 が 生 成 し , 超低摩擦 が 無 潤 滑 下 で も 達成 し た と 考 え られ る 4 1 . 摩擦 の 凝 着 成分 も共 に 第2 章 C N x 膜 の 超 低摩擦 現 象 に 及 ぼ す相 手 面 へ の 移着膜 形 成 の 影 響 1 00 . 0 80 . 0 60 . 0 40 . 0 20 . 0 00 . 0 0 02 . 0 04 . 0 06 a/ 図 2 12 ・ ( 1) 式 に お いて世 0 08 . ★ 0 1 . 0 12 R 及び 42 . ★ 抽 に及 ぼす a/ R の 影響 . 第2 章 2 3 . 図 3 . から 2 11 ・ Si3 N , より , く い 図2 . ・ ・ いく 着膜厚 が O とか ら 20 一 , n n また . こ の 繰 り返 し摩擦 の . 定量 均 , 一 , にC N , , の 移着 膜 形 成 の 影 響 x 間に , , 徐 々 に 移着 膜 が 図 . 摩擦係数 0 0 0 2 と 非 常 に小 さ い 値 を示 . に 球表 面 に形 成 され た 移着 膜 厚 さ と 最 小 摩擦係数 の 関係 を 移着 膜 厚 さ が小 さ く なる に つ れ 最 小 摩擦係 数 の 値 も 徐 々 に にお いて ある 移着膜厚 さ に お 球 に お い て も 摩擦試 験開始直後 ( 移 は , , 摩 擦係数 が 0 1 以 上 で る ・ ・ 羊の こ い て 最 小 の 摩擦係数 と な る 最 適 値 が 存 在 膜 が 相 手 面 に移 著 す る こ と で 摩 擦係数 は 急激 に 減 少 す る 超低摩 擦 を 得 る た め の 条件 と し て 移着 膜 の 表 面 は 均 挙げ られ る へ 球 の 初期 表 面 粗 さ と 移着膜 の 厚 さ の 関係 を示 す い ず れ の 初期表 面 粗 さ の , 程度 の m , , 4 と 考 え られ る 領域) m 本研 究 の 条件 か ら 下で 14 図 に示 す よ う に 減少 し て し とがわかる 移着 膜 の 厚 さ が 最 小 の 場合 にお い て . . こ に Si3 N 13 すこ とがわ かる 図 2 示す 膜 の 超 低 摩擦 現 象 に及 ぼ す相 手 面 球表 面 は 摩 擦 の 繰 り 返 し に 伴 い 表 面 の 谷 部 の 深 さ が 減少 し 4 同 時 に 表 面 が 平 滑 化す る 成長 し て x 移着膜 の 成長 と 摩擦係 数 3 . C N 一 な粗 さ で あ り Si8 N , . 43 4 , 移着膜 の 膜厚 は 3 0 0 球表 面 に 段 差無 く 移着す る . 以 n m こ とが 第2 章 C N x 膜 の 超 低摩擦現象 に及 ぼ す相 手 面 へ の 移着 膜形 成 の 影 響 ∈ u 一 80 u 0 04〇 竜 二 . ニ d q u O 二 叩 ∽ 心 70 0 0 35 〓 60 0 0 30 ∴ く 0 0 0 25 40 0 〇2 0 30 〇01 5 20 0 0 V 〓 ∈ □ . ニ ー 研 u ■ ∈ ぜ の ● 芸 一 「 0 u O 竜 王 ∈ コ 一 0 00 】0 ■ ■ む ∈ 蓋 0 0 00 〇 ≡ ■ u 巴 6 O よ ≡ l u ¢ . 茫 u 0 三 1 00 0 2 00 300 400 5 00 6 00 ト l n iti a l 図 2 13 ・ fa s u r Si3 N 4 c e ro u gh n e s s of b " R a n m y i, , 球 の 初期表 面 粗 さ と 球 上 に 形 成 さ れ た 移着膜厚 さ 及 び 最小 摩 擦係数 44 の 関係 第2 章 u j ヱ u C N x 膜 の 超 低摩擦 現 象 に 及 ぼ す相 手 面 の 移 着膜 形 成 の 影 響 へ 0 0 40 _ 0 03 ■ ¢ 石 0 03 ■ 蟹 0 0 0 0 25 ■ U 0 0 20 u _ O 竜 0 01 5 ■ 王 ∈ 0 01 0 ■ コ ∈ 0 00 5 ■ 羞 ≡ 0 000 ■ 0 10 T 図 2 14 ・ S i3 N 4 20 r a n s f b r rJ n 30 g fil 40 thi c k m 50 n e s s 60 o n b a 70 " t, 80 n m 球 上 に形 成 され た 移着 膜 厚 さ と 最 小 摩擦係数 の 関係 ( 荷重 1 N ) 45 第2 章 2 2 Si 3 N 4 . 4 . S i3 N 4 ディ ス R 球上 球上 Si 3 N の 4 へ 1 00 へ マ べ , ン m a w M P a R M 1 5 0 にて 2 4 . e 移着膜 形 成 の 影響 の へ V , ン 分光法分析条件 の 膜厚 で C N x 膜の ラ ク 摩擦試 験機 に よ り 行 われ 入射 電圧 ラ n 移著 し た C N . is h 膜 の 超 低摩擦 現 象 に 及 ぼ す相 手 面 球 の 摩 擦後 の 移着 膜 の 表 面 分 析 4 雰 囲気 は 0 1 e n x 試 験片 の 作製 及 び ラ マ 1 . C N 膜 を成膜 し C N x マ ン 分 光分析 荷重 0 , 1 N . を行 分析範 囲 8 0 0 イオ r . ∼ 2000 分光分析 の 最 小 分解 能 は 約 5 p m ン 励起 レ ・ c m 1 を で あり , っ た 5 . ー . 26 レ ザ ー 波長 5 1 4 e rt z の n . ・ 及 び 摩擦 時 走 査 型 顕微 鏡 ー m , , 出力 1 0 接触 円 半径約 2 0 十 分 に小 さ い た め 確実 に 摩擦 面 を 分析 で き る と 考 え られ る 46 /s m 回 測定 し累積す る 方 法 で 行 H ン ・ 分析は ザ ー 球 の 摩擦 によ り 4 移 着膜作製 は ピ ン オ . す べ り 速度 0 , 窒 素 雰 囲気 中 で 行 わ れ た 行っ た A 膜 と Si 3 N x , p W m っ m た , . に比 第2 章 2 4 . 膜 の 超低摩擦 現 象 に及 ぼ す相 手 面 x 図 2 1 5 ( a) に Si 基 板 上 に 成膜 し C N の 膜厚 で C N の ラ 膜 を S i3 N x 膜 と Si3 N x 4 を示 す 図 2 . よ く 似 た 形状 を し て お り ガ ウ ス 1 380 - c m が 同 時 に観 察 さ れ た ■ c m 1 14 18 , 1 , 1 59 0 うち976 クの ー ■ c m c m ・ ・ c m 1 . が N 15 80 a n o ・ Cr ・ c m クは ー y St a li い 以上 1 n e g , ー クは 1 17 7 おり この ため グ され . ラ い ずれ の , , , の 移着 膜 形 成 の マ ン . ・ 高波 数 側 p h it e ・ 1 へ 図 2 1 5( b) 影響 ・ c m e ク を持 ー 1 8 79 c m ・ 1 , 膜 と Si3 N x が 形 成 し た と 考 え られ る( 3 2) 界 面 にお い て Si C は 形 成 さ れ な か っ た 一 . . 47 つ 2 1 5( c) ・ ク ト ル は 非常 に 方 4 , 付近 に ピ 1 . 1 - c m これ , = 球は Si 3 N 1177 らの ピ n - m っ っ ク ー 非 晶質 結合) ある ク ー た結合状態が いは = C H へ 2 と と考 程度(3 1) と 考 え られ て 球 と の 界 面 の 情報 を 含 ん で 4 ク ー 膜にお い て IG ピ 非晶質 で あ クは C H ー ・ c m ク ー SiC と ほ ぼ 同 じ ピ D LC . 分光分析 の 深 さ 分解能 は お お よ そ 5 0 0 試 験片 に お い て も C N 1 5 52 イ ト結合結晶 を 持 の ピ m 伸縮結合 と 考 え られ る(2 8) - ト し た場合 ァ ペ ク が 観 察 され た d r al C N 摩 嘩 によ り 形成 され た 移 着 膜 と S i 3 N Si C ー シ フ ト して い た シ フ 及 び図 , トル に は 976 の ス ペ ク にピ 1 は Tbt r a h へ ク トル n グ によ る 波 形 分離 を行 う と I D ピ 付近 に ピ 1 に 100 ・ 程度 の 厚 さ 移著 し た 移着膜 m ク と 考 え られ る ( 微細 な グ ラ フ . n , 及 び( b) を比 較す る と ス ー c m 9 72 8 , c m 変化す る こ と が 知 られ て い る( 8 7) え られ る( 3 0) 1 87 9 ず れ も 高波数 側 の r a , 及 び IG ピ 及び 1 の ピ , 1 5( a) ク トル ン ス ペ マ 10 0 へ 方( c) に 示 す 移 着 膜 一 . 位 置 で あ っ た( 8 5) さ ら に ID 及び IG ピ 付近 1 ・ 球上 4 フ ィ ッテ ィ ン , と 考 え られ る ン ス ペ 成 膜 し た 場合 の ラ へ 球 の 摩擦 に よ り Si 3 N ン 分光分析結果 マ 球上 4 膜の ラ マ x ・ にC N へ 実験結果 及 び 考察 2 . C N い る 摩擦 界 面 にお い て ミ キ シ , 4 球 上 に 直接成膜 し た 場合 . ン , 第2 章 C N x 膜 の 超 低 摩擦 現 象 に 及 ぼ す 相 手 面 200 0 lD l¢ 1 378 1 552 へ の 移 着膜 形 成 の影響 1 60 0 ( ⇒ エ1 200 身 空 β u - 80 0 1 00 0 1 200 R 図 ( a) Si( 1 0 0) 上 に 1 0 2 15 ・ 0 n 1 400 a m a n s 1 60 0 h ifl c m 成 膜 され た C N m 1 50 0 ・ lD l¢ 1 378 1 5 52 2 00 0 1 膜 x 1 80 0 の ラ マ ン ス ペ ク トル 1 20 0 ( ⇒ エ 倉 s u 0 1 u 一 80 0 1 00 0 1 200 R 図 2 15 ・ ( b) S i 3 N 4 球上 に 1 00 1 400 a m a n n m s h ift 1 60 0 c m 成 膜 した C N 48 x - 1 800 20 00 1 膜の ラマ ン ス ペ ク トル 第2 章 C N x 膜 の 超 低 摩擦 現 象 に 及 ぼ す 相 手 面 の 移着 へ 膜形 成 の影 3000 0 2 500 0 〔 ⊃ . 2 000 0 且 占 l 日0 0 0 領 u ¢ l u 10 000 ■ 5 000 800 1 00 0 1 200 R a 図 2 15 - ( c) si 3 N 4 1 40 0 m a n s h ifl 球 上 の 移 着膜 の ラ 49 16 00 c m マ - 1 800 1 ン ス ペ ク トル 2000 響 C N 第2 章 2 . 結 5 膜 の 超 低 摩擦 現象 に及 ぼ す相 手 面 x へ 移着膜 形 成 の 影響 の 言 C N 女 膜 の 窒素雰囲気中 にお ける 超低摩擦発 現機構 を明 ら か にす るた め に 初期表 面 , , 粗 さ の 異 なる 4 水準 の Si 3 N 4 球 を用 意 し 摩擦係数 に及 ぼ す木目手 面表 面 粗 さと移着膜 の 影 , 響 を明 ら か に し た 持つ . また , C N 女 膜 が Si 3 N の か を明ら か に する ため さ 成膜 した C N 女 膜 をラ ( 1) Si 3 N 4 マ Si 3 N , 球 4 4 球 ど の 様 に移著 し へ 移著 し た C N 女 膜 と S i 3 N 4 球 上 へ 6 00 ∼ n , の 範囲内で は m , . . i , は 30 n m n 一 か , 係数 は極 めて 小 さく な っ た により表 面 が 滑 らか にな の S i3 N m C N 女 膜 の 摩耗粉 で 埋 まり っ 一 . 1 つ ∼ 球 の 場合 4 , た . さら しか し , 10 n 程度 の 非常 に薄 い 移着 膜が つ く 時 m , っ た 場合 , 摩擦 方 上 述 した よ う に 繰 り 返 し摩擦 に伴うな じみ 過程 , , た場合 移着膜 が形成 し て も , . ン 分析 を行 . 表 面 の 谷部 が繰 り返 し摩擦 に伴 っ て 摩擦係数 は 0 0 1 以 下 の 超低摩擦 ま で は 下 が らな か 摩擦 に伴 っ て S i 3 N 上 に成膜 し た C N 女 膜 には共 に I D 4 っ ( (め 初期表 面粗 さ 取 i が 3 0 , . . , ま た Si 3 N の厚 m 程度以下 が必 要 で ある こ (カ Si 3 N 云球 の 表面 粗 さが 大 き い ほ ど 摩擦係数 は急速 に減 少 した (亜 ラ マ n 最 小摩擦係数 は い ずれ も な じみ 過程 の 後 に 0 10 5 以下 の 摩擦係数 となる こ とが明 ら か とな に小 さな 0 0 1 以 下 の 超低摩擦 を 得る た め に は ち 10 0 以下 の 結論 を得 た そ の 結果 . , とが 示 さ れ た へ , ン 分光分析 し比 較 した 球 の 初期表 面 粗 さ R y i が 3 0 界面 で ど の 様 な結合 を , , IG ピ 球上 の 移着膜 に の み S i C ー . , , IG ピ ー 4 球 ク の シ フ トが見 られ た . ク が 検出 され た こ と か ら 移着膜 と Si 3 N i 球 と の 界 面 で の 密着強度 の 増加 が 考 えられる 50 の 膜厚が 大き い 場合 には そ 球 上 に形成 され た 移着膜 と Si 3 N ク及 び I D ー の ピ 4 た っ , , . 第2 章 2 1 N . M 2 m e h a r a e t a ll u r gi c al 3 U . fe o n h m e ti n g C O a C U . N . s K , C a r a M , ti n g a a n u n o ic K , K . b a 11 s キ ンミ P , at o P , m s ro c e e di n g K . B . di a S 5 m . a n c n e s h o a ti L o e z Di a , T W . t rib ol d a n S ch . c al gi o a m o rp ・ m J . . A d n i n di 脆 8 J . E H . rc k e rs G R . , h C N o u s C . D o n n et er : . F h o sp e r g 0 , e n s fu ・ th of re n ce . In te e ti o r n a w C N e e n n al x Tr ib o l o g y . F . d p la e rti e s p s m t ai n e M , d b y hi a re p ro p a ( 2 0 0 5) 2 0 7 o n ジ ロ 特性 ー 東北 , io d gh i n ・ C O n pl m t ai n ln t a ti a n g o n , . B eli n . t al m e s o u rc e 210 ・ of A , G ri11 Ⅴ P a t e l C . . , e n si t y pl a s m a Dia , . , m o n d a n d ・ O tt . D , . of o v e rc o a E . . at m re p fe o n . Y a n p r o t e c ti v e fo ts r g d a n , n e x J A . a m t g B . o rp h ti o e n e ra d a rn a r di a o u s h n St , d 1ik m o n s c a rb o n e ・ d di s k a r r u ct u r al Jo , u r n al of ・ R A , J , C . a n ( 2 0 0 0) 6 3 8 6 4 2 9 of s n et r o n g gy 196 c a rb o n e x m a n ( 6) ( 1 9 9 9) 3 1 4 2 3 1 5 4 85 s di r e c t i nj e c t e d 237 244 , D . n ol o c h a r a c t e ri z a ti o n t hb R t h ec 151 e r n a ti o n a l ・ ti o a ra p by T e z p re m s s g e ri a l s a r e rs so n re n fi 1 ・ t a n P , Int グ 法 によ る 窒化 炭素膜 の トライ ボ シ ン da a d 1ik o n A p p li e d P h y si c 7 t a c a rb o n e d C a n H . d R el at e d M a n . R , ・ S . a d 1i k u rfa c e J ah 6 b a o n J C . の 移着膜 形 成 の 影響 へ l u b ri c a t e d sli di n g b e t e n 1 0 07 1 01 2 大学大学院 工 学 研 究科修 士 学位 論 文( 1 9 9 7) 4 of s ( 1 9 9 8) , N it r o g , ( 2 0 0 0) , di n g ro c e e d T h i n F il ki 2 0 0 0 a s a g TI S a t o , s 恥t s . イオ , to a ce r a m N r e n ce K . o a d a n 佐藤 貴洋 . 膜 の 超 低摩擦現象 に 及 ぼ す相 手面 x 参考文 献 6 . C N k k rc er e s e y st s E rd . e a r u rk E , A W , O zt . el , e m 254 0 0 . , . ir , F ri cti o ( 2 0 0 3) Aj a y i v al u a ti o n e m s , . of S u rfa c e h a n , d 1ik m o n 1 0 7 0 1 0 75 ・ e c a rb o n fi l m s ・ J B . W . D L C d a n di a of n C o o ti o a n d fo ti co a g . s n r d g s T e c A , fo h E rd . sp a rk r n ol o gy ir e m - , R A . . i g n it e d , ( 2 0 0 4) 179 ・ 9 S . a W S m . or e a r . u n ph d j a r a r a o u s , c a rb o n 225 229 ・ a n ( 1 9 9 9) B . Bh c o a ti n g u s u si n s 6 7 8 68 9 M icro , g a t ・ . 51 o m n a n o t rib o l o ic fo gy r c e/ f r i cti o n of u fo l t r a t hi n r ce ・ m ic r h d a r o s c op y , 第2 章 10 A . C 11 C . o a ti n C . C . Of h c M . e r r a ri ・ V e r t o ti R a m th i n T , Ch a n s 1 0 5 1 1 05 6 d K . Oh . a m S , r of d a n r D , ph or T ot h . a r a c t e ri s a ti o n py R m XPS J , R ob . c a rb o n fi 1 Ⅰ P a n d o x o n d m ・ e n yg e rt s o n S , fo m s o c si k . , di s k e g s S , 払c u r r & A , m R el a t e d a 142 1 ・ n M e d a n M . e ri a l s t e g . M , e r ti e s p st o r a S i: C : H g a r o n e ti c g T ot h . t ai ni C O n 払ce p u r ( 2 0 0 4) 1 4 1 6 F ql e . D ia , u st o r a の 移着 膜 形 成 の 影響 へ . 13 C :H ・ a 206 ・ ti c n e g a t e ri a l s M , a Ch . o u s d R el a t e d M a n o os fo ( 2 0 0 4) 1 9 0 181 ・ d r al e c a rb o n e ・ e r r a ri , h a e ct r o s c o p F m o n M , d lik o n . tetr Di a , 膜 の 超低摩擦 現 象 に及 ぼ す相 手 面 x gy 180 . , gy , n ol o m gh i A C e r es B Dia , h e c a si r a n ol o . T s g u lt r a te 12 F . C N h ai Ⅰ o . , 丘1 by m s ( 2 0 0 5) 14 - 13 Ⅴ Ⅰ M . . M il n Ⅰ . C 14 H . ro p N . P h y si c a l R J . of 17 S . S ti lo e n e A . a P . e z ・ s x m d di s p l a . e a S u re m c e m e n ・ C N t t e ri , Ⅰ A . J t e n t tr W . a n s a n E , E g 2 . rc e G ・ hl of J R , Ⅴ S . , m o n V . e e ra s a d li k A e m m y W , . h o u s a n i c al o rp . u ct u r a l m s J , d a n h m e c o u r n al of V a cu u m ・ a n d a r H . u lt m d a n r e vi e w S J . , rc e n a n , B d J C N E / . S u n dg fi 1 m t hin x 5 9 ( 1 9 9 9) 5 1 6 2 5 1 6 9 re n by s - , , Ind t e n a ti o n ( 2 0 0 4) 9 2 9 9 4 0 . r e sp o n s e o ff - N , a n oi n d u l a ti o o a n el a sti c B u ll . 37 m of e vi e w . L , C ol t o . fo g e r Str , . e r n a ti o n a 1 . h s D ia ln r e n 56 62 h a r ci a R , A . 0 3 5) fi l < Ⅹ< r o it m n dg u n P h y si c a l , u c er B . A . di n g on S . (0 x ti o a u Sln d ・ . S , ・ ( 1) ( 1 9 9 6) T rib ol o g y I n t , d A si £ K S e r m u u n ro ( 1 9 9 7) 4 8 6 9 4 8 7 2 78 , d J 14 fo e M . d r al B e e rs a n ss o n p H . a n , ≠A P a l a ci o C N a n g in th e n L e tt it rid n C , T et r a h m J oh . n et r o n de e 2 4 08 2 4 1 3 M g g 1i k ・ Sy . 払1 e S a m lt u e c h n ol o , n it r o of s in a n n e vi e w H . L . c a rb o n d T e rn a n fu 1l e r L , e 11 g r e n F . m of a n r e a cti v e 16 S . , n ce R ol e J , S t u di e u V e rti e s H . v , $j o s t r o p S ci e k ul o e a rb o n . 15 e r . . s ci e n d e n n o n it h w ti 丘c i n t a ti . st r u m a n a e n d t c a s , c o n t a ct a citi v e p ( 1 9 9 9) 70 ・ 18 M . . B ai K , r e si s t a n c e w 19 . it h J C . a . S . di a . K at o , N . U of n a n o s c al e m d ti p o n a n ch e z ・ L o p S , e z , hara m e s u p e r u r fa c e C . D Y , t hin a n d C o n n et , T M iy a k . . ti n g L e 52 M , J X . u , H . T o ki s u 〉 c a rb o n o a e n it ri d e s o T g ec n e h , gy 126 , S e v al u a o v e r c o at n ol o e ( 2 0 0 0) T rib ol o g l C a l a n d ] c r at ch w e a r ted by A F M 18 1 19 4 ・ s u r fa c e ・ , 第2 章 C h a r a ct e ri s a 19 1 1 98 ti C N in o n 膜 の 超 低摩擦現象 に 及 ぼ す相 手 面 x U H V of a m ph or C N o u s fi lm x s の 移着 膜 形 成 の へ V , a c u u m 64 n it ri d 影響 ( 2 0 0 2) ・ 20 S M u Dia m o n Y K u s a n o ・ 21 . ・ ・ ・ it ri d n 56 61 hl J d M ・ d en e z A , d R el a t e d M a n J E , dep e M ・ , ・ E ・ o sit e a t e ri a l s v e tt s d by R E . , m a ' r e vi e w o m kh e n et r o n g th e ti o a ra p of c a rb o n n 1 80 9 1 83 0 e 丘1 m s , ・ ⅠM H u , T hin . . , e ri n tt sp u re p ( 1 9 9 9) 8 S . of g . t c hi n s g P , ro S olid e rti e s p Fil m of c a rb o n ( 1 9 9 8) 332 s - 22 ⅩR ・ ・ . Z ・ o u C a rb o n S 23 J ・ h u r ce ei W ・ fi l 26 ・ s Zh e n g sy n th e e e si z e . s C O u P le d p la s m 1 93 ( 2 0 0 5) 15 2 J ・ Iv d dd o et al s A ・ G ・ J ・ th o n ・ ro p a c p a rd H , S t e ck l J , Ch 3824 3826 e e T s D H . , v a D m a n ja e v r a of eth m n i g , pl m J J . . a n a n g y 1 73 Cl u s t e r a r a ct e ri s ti c s b e ch ni q u e t e a m of ・ d t rib ol o g i g . c al b eh a vi o u r of c a rb o n a n t e e a int x i c al b e m di a o m o n di n g o n d d g a n of r a C N p hi t e , ・ Jo . 丘1 , n Ch , 2 13 2 18 . o siti o n ・ ti o J H , Ji n ・ ( 2 0 0 3) L . Z S , n i t ri d e dep or p 119 12 2 h m s S o Th , r o p . u r fa c e d e fEb ct e u ce d by d C a n of r エ a n b st s u ra t e ind u cti v el y h o a ti n g s T u rln g th e a n ol o gy r a si o n of ec . , A th ( 1 9 6 2) 1 1 4 ・ a n ( 1 9 9 9) ・ c al c gi - ・ io e n io n i z e d 14 1 11 47 Ⅹ W , d t rib o l o a n r e a cti v e u ct u r e c a rb o n i c al e m Li n ol o of e gy ll l St r ・ K . r u ct u r al ( 1 9 9 9) 1 g h ec St , d b y th , ・ n it r o e r ti e s h o J J , a r a c t e ri z a o si ti o n p a o g W il ・ , , C ・ 156 ・ W b ar 5 , a n o v a e co m e M . g n ol o ・ d by L . h e c 22 5 229 o a ti n D K , Q . e n o si t e T s Z e a r ・ d ep g F . . s , P J , d C a n L ・ W , J Y , o a ti h bi a m 27 m s m H in g . m ・ H Y ・ 丘1 u rf a c e S 25 T ・ P , Xie . 丘I d C a n n i t ri d e 24 Q ・ n i t ri d e W ・ J , n , ti o eo r 135 ・ S . of y fr i c ti o a n d w e a r d b . T l ali H . , of n n yl t ri c h l o E 3C - . J a c SiC r o sil a n e , k so n , C . T c ry st al s ra n g , S N . G . by r o w n A p p li e d P h y si c s o ri n L ett e r , th 69 , L . e r m M . al ( 1 9 9 6) ・ 28 M ・ C a r ・ R b ・ o n ( 1 9 9 0) W ix . o m , Ch N i t ri d e 1 9 7 計1 9 7 8 P e m i c al r e cu rs o rs P re p a r a ti o n , J o u r n al . of 53 a n d th e Sh A m oc k Ⅵh e ri c a n v e C C er a m o m p r e s si o n ic S o ci e t y; of 73 , 第2 章 29 A . a n 30 31 32 . . c a F e r r a ri , m o rp , 北 島正 弘 , h W d . 濱 口 宏夫 J . C . - . H . W h 259 . R b o c a rb o n o u s 平川 暁子 膜 の 超 低摩擦 現象 に及 ぼ す相 手 面 x e rt s o n , u , S . of K m o n ( 2 0 0 5) 7 4 4 7 5 1 e vi e w ン 分光法 マ a r t h ik e di a e rp r et a P h y si c a l R ラ , Int , 固 体中 の 水 素 の ラ a r a ct e ri s ti c s e a r J C N y a n d 1i k ・ M , e c a r . b B of o n , R . 真空 , L o n ・ . 54 . a m a n ( 2 0 0 0) 6 1 学会 出 版 セ , ン 分光 マ ti ンタ s へ p の 移着膜 形 成 の 影響 of e ct r a di s 14 095 14 107 o rd e r e d ・ ー , ( 1 9 8 8) . pp 229 230 - . 4 2 ( 1 9 9 9) 1 0 3 1 1 0 4 1 . ・ , F a lk , ( D L C) b D A a s e Rig . . n e y d n a n o c o m p , . T rib o l o g l C a l o si t e c o a ti n g s , 第3 章 第3 章 3 緒 1 . C N フ ァ C N 明 らかで な るため 4 膜 の 超 低摩擦 現 象 に及 ぼ す膜 内 部窒素濃度 の 影響 超 低 摩擦 現 象 に 及 ぼ す 膜 内 部 窒 素濃度 の 影響 言 イ トと 同様 の か の x 膜 が 窒 素雰囲 気中 で 超低摩擦 と なる ひ と つ x した 状態で る 膜 x C N , , C N い . の 構造 に な る こ と が 報告 され て x 膜表 面 近 傍 が ど の よ う に グラ フ C N x い の 要 因 と し て 摩擦 面 近 傍 が グ ラ , る( 1 , ァイ 2) トと 同様 な 情報 と 考 え られ る そ . 水 準 の 異 な る 窒素濃度含有 量 の C N 入 に よ り 作製 し , , 窒 素原 子 を 含 有 の 構造 に な る の か は 膜 に 含有 さ れ る 窒 素原 子 が 摩 擦 に 伴 い ど の よ う な 振 る 舞 い を す 化学 組 成 が ど の よ う に 変化す る の か を知 る こ と が の 重要 しか し . こ で C N x 膜を x , , 超低摩擦 現象 を理 解す 膜 に 含有 され る 窒 素濃 度 に 注 目 し イオ ン 加 速器 を用 い て 含 有 窒 素濃度 と 摩擦係 数 の 関係 を 明 ら か に し た . 窒素イ オ ン 注 ま た 摩擦 面 の化 学 組 成 を 明 ら か に する た め 窒素雰 囲 気中 で 異 な る 繰 り返 し 摩擦 回 数摩擦 し た C N , 膜 の 摩擦 面 を 作製 し , A ES 分析 を 行 っ た . 55 , x 第3 章 3 3 C N 2 . 2 . C N 膜 と S i3 N x 球 の 摩擦係数 に及 ぼ す C N 4 膜 に 含有 され る 窒 素濃度 を 変化 さ せ る た め x 強制的 に 窒素イ オ ン を 打 ち込 み 窒 素イ オ ン 注 入 はイ オ ン オ 密度 及 び イ オ 出す る ン 加速 電 圧 と が で き る( 3) こ 加 速電 圧 を 5 0 注入量 は と なる と き れ る(4) e こ こで 1 15 デル ワ . 均 , に原子 一 . c m 2 年n ー m の C N 注 入 法 によ り C N ン 膜 へ へ の イ . グ 装置 に よ り 行 われ た , x 物質 . 物質 を 構成す る 原 子 組成 物質 の , S R I M 2 0 0 3 に よ り 簡 易 的 に加 速 電 圧 を 算 , 膜極表 面 と なる よ う に 1 x n m とし , . 一 層分 注 入 さ れ る られ る C N い = . 注入 イ オ ン数 は 以 下 の 式 か ら算 出 さ n 膜 x 一 - 直径 0 3 . 4 n 膜 , 量で ある ン の 結合 比 によ り 構 成 され て 層 に 含有 され る C 及 び N 原 子 m = C 結合 の 結合間距離 0 及 び 窒 素原 子 窒素イ オ 個打 ち 込 み ( 原 子 層分) と な る よ う に 1 0 ロ 2 トl 〟 c ン 2 8 . 層分) m 2 の C N . 膜 は 非晶質体 x ・ , , × 10 . 総原 子 数 は 約 15 x る と 考 え られ る( 4 9) n m ル ス ー 15 10 × . , 炭 素原 子 の 直径 個 打 ち込 み ( 原子 ン 11 2 . 10 × 1 15 0 31 . , 層分) C N n m フ ア ン から x , 膜極表 面 窒 素イ オ , 個 打 ち込 み ( 原 子 照射 条件 で 照射 時 間 を 変 え 作製 し た 56 . 個と 理論 的に算 出さ 膜 を 作製す る た め 及 び 窒素 イ オ , ・ 133 2 8 い 10 % 量 は C C 結合 の 結合間距 の の フ ア ンデル ワ た め 4 水準 の 異 なる 窒素含 有 量 C N x ー 膜 は ⅩP S に よ る 分析結果 か ら C N 結合 x 結合 3 0 % C 結合 及 び C C N , ル ス こ の 1 0 15 × ン種 r は 照 射 時 間及 び 曾 は ク , 及び C 60% に未 注 入 C N 5 6 ン さは C N 原 子 が欠 陥 無 く 存在す る と 仮定す る と れる イオ 物 質 の 単位 面 積 あた り に含 ま れ る 原 子 数 と 注 入 す る イ オ ン 数 が 1 対 1 , 本研 究 で 用 , 結合 ・ に よ り 決定 され こ こ で注入深 . タリ 注 入 する イ オ , , . で あり 離0 膜 の 含 有 窒 素 濃度 の 影 響 x 膜 に 含有 され る 垂素濃度 を 変化 し た , ム ス パ ッ ー V と決 定 した こ こ で ∫ は 電流密度 - ビ よ る注 入 深 さ は ン注入 に C C 膜 の 超低摩擦現象 に及 ぼ す膜 内 部 窒 素濃度 の 影 響 x 試 験片 の 作製 1 . C N . ン 4 第3 章 3 2 . 窒素 イ オ されたそれぞれ ン注入 極表 面 に 付着 し て 得 られ た C I 注入 N / C N /C 0 20 = . . に 表記す る 原 子 層分 N C 1 た っ ン 注入 量 及 び 図 3 4( a) と N /C 比 の C . 図3 の C ・ = ピ s s p により ン 注入 , 6) タ レ C , 深 さ 方向 ト によ り ー 行っ た . . そ 膜 x 原 子 層分 に N/C 比 を 部分 Ⅹ = 9 4) , の へ ス パ ッ は A タリ r ン注入量 こ が減少 して い る こ 01 とが 明 ら か で ある s ピ る い ・ o 20 . ン ス パ ッ イオ グし 図 3 6 は C N ・ . ) ( d) れて つ ∼ a 28 5 5 . , . , と が 確 認 され た V e ・ 以上 . 4 . 付近 の C N V e . の こ 2 V e . 付近 s p 2 と か ら窒 素 結合 が 増加 し た こ と が 確 認 され C C , 3( とが わ か る ま た 2 8 4 と が確 認 され た こ ・ , C N ・ , 窒素イ オ ン 注 入 量 に 比 , . , CI グは 極表 面 に ー が増加す る に . s , 及び C N タリ N I s , 。 2。 . の 0 1 s み測 定さ れ 及び C N 57 。 34 . o 34 . に グに よ り ン 深 さ 方 向分布 測定 いて つ 0 033 n . 及 び Si2 p , の / m m in のス パ ッ 特定 元 素分析 を 図 に 示 す よ う に い ずれ ・ , トル を 図 3 方で 399 8 一 , 結果 を そ れ ぞれ 図 3 5( a) 及 び( b) に 示 す 膜 にお い て も ス ペ ク s ン注 比 は 注 入 量 に比 例 せ ず イ ト と 同 様 の 結晶構造 が フ ァ ン I る 結合 が 減 少 し C 図 に示 す よ う に 窒素 イ オ . い , た の様 . が増加 して 次 に注入 深 さ を 明 ら か にす る た め C N っ s ク で ある ー . 窒素イ オ ン 注 入 量 の 増加 と と も に 3 9 8 , 例 し て 増 加 し た も の と 考 え られ る を行 及び N s 混成軌道 に 由 来す る 結合成分( 7) が 減 少 し 混 成軌道 に 由 来す る グ ラ 2 C N , 0 32 及び 4 = o 20 の H /C そ , ら 窒素 イ オ ・ クから ー CI . 混 成軌 道 に 由 来す る 成分(8) が 増加 し て イオ 原 子 層分 N / C 2 , とがわか るが こ 結合 に 由 来す る 成分(9 3 C sp 3 N N Is 及 び 0 1 , , ・ 結合 に 由 来す る 成分( 5 4 に示す N I ・ s d e1 5 8 0 0) に よ ク は後述す る よ う に ー 関係 を 図 3 2 に示 す の 3 3 か . C - ( d) に示 す 図 ∼ ・ 付近 の C I o と し N / C 比 を 算出す る とそ れ ぞ れ 未 100 % 0 29 = 徐 々 に増加 量 は減少 す る こ と が わ か る 付近 ピ s 降 それ ぞれ の 試 験 片 は C N これ以 . 入 量 と共 に N / C 比 は 増加す る v 図 か らそ れ ぞ れ C . こ の 0 1 . m . 窒素 イ オ e ⅩP S ( P H I E S C A , る と 考 え られ る 酸 素分 子 を測 定 し た た め 得 られ た ピ い , 0 34 であ = とがわ かる こ 及 び N I s を足 し た 強度 を s 膜を x ・ ク が 測 定 され た ー の C N ク ト ル を図 3 1 に 示 す ス ペ り 分析 し得 られ た の ピ 膜 の 超 低摩擦現象 に及 ぼ す 膜 内 部 窒 素濃度 の 影響 x 分光法 に よ る 窒素濃度分析 及 び 深 さ 分析 ⅩP S 2 . C N ・ , の C N 膜 内 部 に 酸素 が 存在 し な い 膜の C I s 及び N I s x こ を 比 較 し た グラ . 第3 章 フで ある . 深さが 以上 の 濃度 で 一 の x 膜 の 超 低摩擦現象 に 及 ぼ す膜 内 部 窒 素濃度 の 影 響 オ 図 か ら明 ら か な よ う に ′ _ 窒素イ 致 して ン , 範 囲 で 窒 素濃度 が 増 加 し て 同程度 C N ある い た こ い る こ とがわか る と が 明 らか で あ り . 注入 に よ り 極表 面 か ら 1 n m 以 降の深 さにお 1 n い て m は まで , の ほぼ 理 論 的 に 決定 し た 注 入 深 さ と 実際 の 注 入 , . よ う に 作製 され た 4 水準 の 異 なる C N 女 膜 と S i 3 N に 含 有 され る 窒素濃度 と 摩擦係数 の 関係 を 明 ら か に し た 58 . 4 球 を 窒 素中 で 摩 擦 し 膜 , 第3 章 C N x 膜 の 超低摩擦現象 に及 ぼ す 膜 内 部 窒 素濃度 の 影 響 言 立 言 膏 u β u 傭 P ¢ N ニ 1 . b t O 巾 ∈ L O O ■ . む N 1 400 1200 1000 800 Bi n g J n g E 図3 ・ 1 4 n e rg 水 準 の 異 なる 窒素濃 度含 有 量 C N 59 600 x y , e 400 V 膜 の ⅩP S ス ペ ク トル 200 第3 章 C N x 膜 の 超 低 摩 擦 現 象 に 及 ぼ す膜 内 部 窒 素濃度 の 影響 X 【 ど 4 焉 O U ¢ ≦ 3 u ; 0 篤 2 と u ¢ O u 一 】 O U u ¢ 研 0 0 主 5 N N it r o g 図 3 2 ・ e n io 窒素 イ オ n d 10 o s e a m o u nt s ン注入量と C N 60 x ¢ , ×1 15 015 ]o n s /C m 2 膜 に 含有 され る 窒素濃度 の 関係 第3 章 † C N x 膜 の 超 低 摩 擦 現 象 に 及 ぼ す 膜 内部 窒 素濃 度 の 影 響 3500 ⊃ . 且 3000 」 g 醐 ∽ u 〇 一 仰0 u Ⅶ 勺 ¢ H 弱0 焉 ∈ 脚0 L O N 畑0 0 箔 叩 言 虚 3000 妄 壱 2 甜0 】 〇 一 2 Ⅲ0 U - P O ■ - N ニ d 駒0 ∈ 1 000 【 O Z 甜0 0 言 3500 . エ 8 … さ 眉 2 醐 亡 〇 一 ∈ 2 … - P O 1 N ニ 巾 【 ∈ 閉 ■ … 1 O Z 脚 。 † コ 脚 . 土 3000 倉 s u 苫 u 25 0 20 0 〓 石 … 崖 扇 ■ ∈ 000 O Z ■ a 00 2g2 290 288 286 Bi n d i n g 図3 ・ 3 異 な る 窒 素イ オ ン 注入 量 C N x 膜 馴 帽 喝y , の C I 61 s 284 e 282 V ピ ー クガウ ス フ ィ ッ テ ィ ン グ結 果 第3 章 C N x 膜 低 摩 擦 現 象 に 及 ぼ す 膜 内 部 窒 素 濃度 の超 の影響 1 20 0 言 . 旦 1000 倉 2 800 0 1 u 〓 岩 800 月 扇 ∈ 側0 L O Z 200 ▲ 「 ■ 了 卸○ 一 . 旦 10 00 身 空 ○ … 盲 岩 … O N 二 帽 棚 ∈ L O 卸 N 0 1 200 言 . ヱ 1 (I0 0 身 空 80 0 ∧ V 1 亡 芸 印O ¢ 壁 棚O 帽 巨 O 卸0 Z 〓12 ∧ U 爪 V 一 . エ 倉 2 1 00 0 ▲ 鋸 U 〓 60 岩 U 0 1 u 月 扇 ∈ ▲ 亜O L O Z 劫 n V 4 (帽 40 4 40 2 400 Bi n d i n g 図 3 4 ・ 異 なる窒素イ オ ン 注 入量 C N x 膜 e n ¢ の N I 62 喝y s 398 , O ピ 39 6 V ー ク ガ ウス フ ィ ッ テ ィ ン グ結果 第3 章 C N x 膜 摩擦 現 象 に 及 ぼ す 膜 内 部 窒 素濃度 の 影 響 の超低 10 0 辞 O 90 u 嚢0 O 写 70 巴 l u O U u V 60 50 O O 40 U 30 苫 ヒ 〇 20 一 く 一 「 0 ▲ U D , 15 10 1 5 n m ▲ O 辞 pth D e 10 U 9O O u O 写 巴 l u 0 0 u O リ リ 盲 〇 8O 7O ▲ 丘 V ■ U 0 O 4 U ▲ 3O 2O 一 く 1O ▲ U D 図 3 5 ・ C N o 20 . p th D e 及び C N o 34 . 63 , n m 膜 の 深 さ 方 向分 析 結果 第3 章 3 2 . 3 2 . れ 3 . それ ぞれ の C N 3 6 に の 表 面 も 巨大 な 突 起 や 窒素濃度 と C N x 膜摩擦前表 面 を A F M に よ り 観察 し た 結果 を示 す 深 , 谷 は 見 あた ら な い い 膜表 面 粗 さ の 関係 を示 す x 最大 高 さ粗 さ R y は減少 し の 膜 の 超 低 摩擦 現象 に 及 ぼ す膜 内 部 窒 素濃度 の 影 響 表 面 粗 さ及 び 押 し 込 み 硬 さ 測 定 1 . 図 ・ x 実験結果 3 . C N 方 算術 平 均 粗 さ R 一 , れるため , 考 え られ る 一 . 最 大 高低差 の 減 少 に 伴 い 谷 部 が ス , 膜に含 有さ れ る a はわ ず か に 増 加 し た パ ッ タリ . 最 大 高低差 グ され た た め ン パ ッ タリ ン グに よ り形 成 され た もの と . ・ . ず 方算術 平均 粗 さ の 増 加 は 最 大高低 差 以 下 の 山 と 谷 の 増 加 と 考 え ら 図 3 8 に 異 な る 窒 素濃度含有 量 C N を示 す x い 膜 に 含有 され る 窒素濃度 の 増 加 に 伴 い 減 少 は 窒素イ オ ン 注入 時 に C N 女 膜表 面 の 突起先端 が ス と 考 え られ る に . 図 3 7 に C N 。 . . 最大 押 し込 み 深 さ が , 20 n m x 膜 の ナノイ ンデ ンテ ー シ 程度 の 条件 で 押 し 込 ん だ 場合 膜 に 含有 され る 窒素濃度 が 増 加 し て も 膜 の 硬 さ に 影 響 は 無 か 64 ン硬 ョ っ , た さ 試 験結果 図 に 示 すよ う . 第3 章 図 3 6 ・ C N x 膜 の 超 低 摩擦 現 象 に 及 ぼ す 膜 内 部 窒 素 濃 度 の 影 響 異 な る 窒 素 濃 度含有 量 C N 65 x 膜 表 面 A F M 観察像 第 章 3 C N 膜 x の超低摩擦現象 に及 ぼす 膜 内部 窒 素 濃 度 の 4 0 . O ∈ M △A u ■ a xi m h eig h t u m rjt h m e ti c a v e ra g ro u gh n e $ $ gh e ro u n e s s R a O 0 の の ¢ Ry ● u エ ロ コ - 〇 2 0 0 帽 t . 〇 コ ∽ 0 1 0 2 . N it r o g 図 C N 3 7 ・ x e n 0 3 . 0 4 . c o n c e n t r a ti o n i n th e . c o a ti n g x 膜 に 含有 され る 窒素濃度 と 膜表 面 粗 さ の 関係 巾 d 30 ロ ゴ 25 の ゆ ¢ u P 20 一 再 ` ■ - u 5 O 苫 β 10 u ¢ P u 5 7 0 u 巾 0 N 0 1 0 2 . N it r o g 図 3 8 ・ C N e n x 0 3 . c o n c e n t r a tj o n 0 4 . i n th e c o a ti n . g 膜 に 含有 さ れ る窒 素濃度 と 膜 硬 さ の 関係 66 x 影響 第3 章 3 2 . 3 . 摩擦 試 験 は 行 た っ , 第 図3 9 に 験結果 を示 す は増加 し た . . 図3 ・ 一 . , い こ ン 注入 に 摩 擦係 数 は 増 加 し ても c y cl e ド = s 0 1 . とがわか る を行 の 摩擦係数 の っ 膜と o 20 . , Si 3 N ク 摩擦試 験機 に よ り 球 の 窒素中摩擦 試 4 膜 も 摩擦 初期 か ら 徐 々 に 摩擦係 数 x の 摩擦係数 と C N c y cl e s ス x 膜 に含 有 さ れ る 窒 素 摩擦 初期 に お い て 窒 素イ オ ン 注 入 量 が 多 い ほ . 定 の 摩擦係 数 を示 し た 後 急激 に 摩擦係数 が 減 少 し た 一 , た に比 平均 値 は 程度 で あ っ た , C N x い ず れ の 場合 にお い て も 摩擦繰 り返 し数 に 伴 , そ の 後 摩擦係 数 は 徐 々 に 減 少 し た , 摩擦挙動 は C N , の数 図 に示 す よ う に . 膜 は 摩擦 初期 か ら 方 窒素 イ オ ずれ の い , に 摩擦初期 10 ど摩擦係 数 は小 さ 。 2。 水準 の 異 な る 窒 素濃度含 有 C N ディ ン ・ 図 に示 す よ う に 濃度 の 関係 を示 す C N 章 で 使 用 し た 環境 制御 型 ピ ン オ 2 4 ・ . 膜 の 超 低 摩擦 現 象 に 及 ぼ す 膜 内 部 窒 素濃度 の 影響 x 摩 擦 試 験結果 2 . C N , べ 不 安定 で あ C N o 29 : . P = た っ . . 67 また , C N o 32 : . P = い徐 々 い ず れ の 場合 に 摩擦係 数 の 安定 し た 8 0 0 0 . 0 03 5 . 0 09 . , . ∼ 及び C N お い 81 00 o 34 : . 第3 章 ヱ u 〇 C N 膜 x 超 低 摩 擦 現 象 に 及 ぼ す 膜 内 部 窒 素濃 度 の の 0 7 0 6 . 6 筐 0 0 0 0 ■ 0 0 4 u 0 3 O 弓 道 N 図3 9 4000 b g u m e r o f $ li d i n 水準の 異 なる C N 4 ・ 2 000 x 60 00 c y cl e s 膜 と S i3 N 4 球 の N , 800 0 C y Cl e s 窒 素 中摩 擦 係 数 の 摩 擦繰 り 返 し数 に 伴 う変化 〇2 5 . 一 遍 星飢2 0 ○ l ○ u O ち 〇1 5 . 茫 苫 U 〇1 0 . u O 苛〇0 5 迂 S li d i n g L o a d W 印 : e e d V 0 26 : . m /$ 0 1 N . . C N c o a ti n ! x S i3 N 4 (1 8 m m 川00 n m) o ) b al = n N 2 n S j( 1 0 0) 0 00 . 0 1 0 2 . N it r o g 図 3 10 ・ e n 0 3 . c o n c e n 窒 素イ オ ン t r a ti o 0 4 . n in th e c o a ti n . g 含有 量 と摩 擦 初 期 摩 擦 係 数 の 関係 68 x 影響 第3 章 3 2 . . 考 4 m R から2 2 a . n 膜 に 含 有 され る 窒 素濃度 の 増加 に 伴 い x R m 支 配 する 因子 は C N に 減少 し a こ の 第 2 章 で す で に 明 ら か な よう に , 窒素濃厚 と , N I 係数 の 関係 で あ る 係数 は 減 少 し た 模 式 図 で あ る( 1 0) . C N ・ x s C N ・ NI s p s C N s 3 I ・ ・ s p い(9 ) を つ な ぐ役割 を果 た す も は C N 11 x の 結 晶構 造 を 多く 持 . 69 つ , 膜 に 含 有 され る 混 成軌道 の 比 率 と 初期摩擦 = C I C N s ・ , の , 混 成軌 道 の sp 2 C N - 及び C と 考 え られ る 窒素イ オ , ン注入 . N = 窒 素イ オ ン 注 入 に 伴う 窒 素原 子 の 結合 形態 は トと 同 様 数 が 減 少 し た と 考 え られ る ・ た め 窒素 イ オ に 伴う窒素濃度 の 増 加 と 及び N , , . 最大 高さ粗 さ の 大 き い , こ の . 表 面 粗 さ の 変化 が . 混 成軌道 の 増加 に 伴 い 最 小 摩擦 2 混成 軌道 結 晶構造 が 摩擦係数 を 支 配 す る 要 因 と 考 えた 場合 ァイ sp 2 C N ・ の 結 晶構造 同 士 極表 面 が グラ フ 図3 . 膜 は 非晶 質 な 結晶 内 に C C C て い る と考 え られ る イ トと 同 様 は NI 12 , た っ ン注入 , 及び N , 図 に示 す よ う に 図3 . は 窒素 イ オ と 考 え られ る 混 成軌道 sp 3 ・ . の の 影響 が 大 き い C N s . こ こ で 初期 摩擦係数 を . さ の 影 響 と は 考 え にく の 減 少 は 表面粗 た め 初期摩擦係数 が 減 少 し た そ れ に 伴 う膜 内 構 造 っ 初期 摩擦係 数 は 減 少 し た 球 を用 い た 場合 の 方 が 初期摩擦係 数 は小 さ か 4 量 に 伴 う初期摩擦係数 持 , 最大 高 さ粗 さ は 3 O , 膜 の 表 面 粗 さ と 膜内部構造 と 考 え ら れ る x 摩擦係数 に及 ぼ す影 響 は Si3 N 膜 の 超低摩擦 現 象 に 及 ぼ す膜 内 部 窒 素濃度 の 影響 x 察 摩擦 初期 に ′C N n C N . , , 結合 を グラ こ の こ ン注入 に伴い 構造とな っ た ため の フ ァ とか ら C N x 膜 初期摩擦係 第 章 3 C N x 膜 の 超 低 摩 擦現象 に 及 ぼ す膜 内 部 窒素濃度 の 影 響 ■ 遥 仇6 u ぎ 焉 王 l u 仇5 ¢ 0 0 . 6 1 0 茫 苛 芸 ≦ . 苫 O u O 〇8 u . 〓 道 〇6 面 J 〇3 . . 〇2 . d の M ∈ 、 ∈ N 一 「 仇 コ 甲 一 一 甚 0 ≡ 0 0 ・ 0 1 0 2 . N it r o g 図3 ¢ . 〇4 ・ 11 C N x e n c o n c e n t r a ti o n e ≡ 0 4 . in th の . c o a ti n g x 膜 に 含 有 され る 窒 素濃度 と 最 大摩 擦係数 及 び 膜 に 含有 さ れ る C N 結 ・ 合の H 0 3 . d の e x a m eth ( a) c N ・ yl e s p n etetr a m 3 2 p /s p s i 3 混 成軌道 比 率 の 関係 T ri p h n e 3 12 ・ in e ⊥ 混 成軌道 図 e ni] a m ( b) C N ・ N I s C N ・ 70 結合 の 結 合状 態 s p 2 混 成軌道 第3 章 3 . 3 . 3 摩擦後 の C N C N x 膜 の 超 低摩擦 現 象 に 及 ぼ す膜 内部 窒 素濃度 の 影響 膜 に 含有 され る窒 素濃度 に 及 ぼ す初期 の 含 有窒素濃度 の 影 x 響 3 こ 試験片 の 作製 及 び 実験 方法 1 . れ ま で に述 られ て き た よ う に C N べ 擦係数 が 増 加 し た 濃度 が 減 少 し て い こ の こ . とか ら C N 行 っ 第 , . A にて 十分 小 さ い 析 した . の Si 3 N m a . , 10 , 4 球 を用 一 . 行っ た 方 . ⅩP S , なお . , 1 い皿 で あ c 回 転半 径 を 1 8 トm / s で 動 か し . の 摩擦 面 を 作製す る た め に , 4 ×4 m , にお いて 認 した 入射 1 次電 子 に よ る 電 子 線損傷 は 起 こ . 71 ス . 1 N , ク 摩 擦試 験機 に よ り す べ り 速度 0 2 6 . で ある . トm で あり っ /s 繰 り返 , 与 えた 荷重 か , 加 速電 分析 に あた , を 作製 し た また , っ て を比 較 す る よ う に 分 の 摩擦 面 . m . 線 幅約 1 0 0 幅 よ り も十 分 に 大 き い た め 確実 に 摩 擦 面 が 分析 で き た 摩擦 , トL であ m っ た 摩擦中 に 相 手 材料 で あ る Si 3 N の 摩擦 面 m 2 膜 を用 い x 分析 は加 速 電圧 5 k V c y cl e s の窒素 . c y cl e s 次入射 電子線 幅は約 5 , 膜極表 面 x 準備 し た 試 験 片 は . た っ A ES . 分析 は 0 及 び 1 6 0 0 0 た め 16 0 00 s た っ , A l Ⅸ血線 源 によ り 励起 され た Ⅹ 線 を用 い y cl e C N ・ 1 00 0 1 00 0 0 及 び 1 6 0 00 及 び ⅩP S に よ り 分析 し た , た っ た 荷重 0 い 窒 素雰 囲気中 で 行 接触半径 を 算 出す る と 直径約 2 0 摩擦 面 を A E S n m 0 1 M P し 摩 擦 回 数 が それ ぞれ 0 流 100 膜 の 化 学組成 分 析 を 行 x ・ た 相 手 材料 は 直径 8 e rt z こ で 成膜 直後 の そ . C N , 章 で 使 用 し た 環境制御 型 ピ ン オ ン デ ィ 2 及 び 摩擦 時 の 雰 囲 気 は ら H 膜 が 低摩擦 と な る 時 る 可 能性 が 考 え ら れ る 係数 の 減 少 過 程 に お け る C N 摩擦試験 は x 膜 に含 有 さ れ る 窒 素濃度 の 増加 に 伴 い 摩 x , . C N こ の . 4 こ の 摩擦 面 は x 球の 入射 膜 は A E S 測定 て い な い こ と を 予 備 実験 で 予 め確 , 第3 章 3 3 . . 図 3 3 2 . 摩擦試験結 果 及 び 摩擦 面 1 . 3 13 に S i3 N ・ す よ うに 膜 の 超 低摩擦現象 に 及 ぼ す膜 内 部 窒 素濃度 の 影響 x 実験結果 2 . C N 4 球と C N の A F M 膜 の 摩擦 繰 り返 し 数 と 摩擦 係数 の 関係 を示 す x 摩 擦係数 は 初期 に は 0 3 程度 で あ る こ と が わ か る , . , 膜表 面 球表 面 の A F M 像 を 図 3 及 び Si 3 N 摩擦後 の C N 図 3 16 4 c y cl 膜 は 表面 か ら 3 x にそ れ ぞ れ ・ 15 000 n の 摩 擦面 es っ た 素分 子 で あ る に示 す C y Cl e s . . . また 505 こ の e V , , 1 6 00 0 ま で 徐タ に減少 し た が い た . , x 1 60 0 0 c s x y cl e s . っ 3 73 V e て い る こ辛が 明 膜 極表 面 に 吸着 し て い る 酸 た値 N っ 一 K L L/C K L L 比 は 100 00 定 で あ っ た こ とが わ か る 摩擦係 数 も 急激 に 減 少 し た 72 y cl e 及 び N 強度 をそ れ ぞ れ 比 較 し 図 3 1 7 摩擦係 数 は ほ ぼ N K L L / C K L L 比 が 急激 に 減 少 し C N , c ・ , 強度 を C 強度 で 割 , に示 す 15 で は ほ ぼ 無く な c y cl e s 付 近 に 現 れ る 酸素 は N ・ 図に示 摩 擦後 の C N . よ う に し て 得 られ た C 図 に 示 す よ うに 及 び図 3 14 . を A E S 分 析 し た 結果 を示 す 図 に示 す よ う に 付 近 の N 強度 が 摩擦 に 伴 い 減 少 し らかとな ・ . 後 80 0 0 の . 程度 の 深 さ ま で 摩耗 し て m そ . で は 0 0 1 の 摩擦係数 が 得 られ た 程度 か ら 減 少 し始 め , 観察 . 。 そ の 後 第 3 章 C N x 膜 の 超 低摩擦現象 に 及 ぼ す膜 内 部 窒 素濃度 の 影 響 ヱ〇 4 . u ¢ で 茫 〇3 . 芸 U u O 仇2 苛 Ⅷ 丘 〇1 . 5 000 N 図3 u m ・ 13 b 1 0 000 e r o f s ]i d i n g c y c] e 1 5000 s N , C y CJ e s 摩擦 繰 り返 し 数 に 伴う摩擦係数 の 変化 73 2000 0 第3 章 C N x 膜 の 超 低 摩 擦 現 象 に 及 ぼす 膜 内部 窒 素 濃度 の 影 響 【い m 】 0 図3 ・ 14 摩擦繰 り 返 し 数 に 伴 う C N 74 【ド m 】 x 膜 摩擦 面 の A F M 200 200 観察結 果 第 章 3 山 】 m 図3 ・ 15 C N x 膜 1 50 の 超 低 摩擦 現 象 に 及 ぼす 膜 内 部 窒 素濃 度 の 影 響 ▼ 山m 】 0 摩擦繰 り 返 し 数 に 伴 う S i 3 N 75 4 球上 へ の 移 着膜 の 1 50 形成 第3 章 3 図 3 . ・ の N らか とな c y cl e s 摩擦 面 . の A E S の 摩擦 面 っ た . . また 505 この e V 膜 の 超 低 摩 擦 現 象 に 及 ぼ す膜 内 部 窒 素濃度 の 影 響 x 分析結果 を A E S 分析 し た 結果 を示 す 強度 が 摩擦 に 伴 い 減 少 し 素分 子 で ある に示 す 2 。 にそ れ ぞ れ 3 16 付近 2 . C N , 1600 0 , y cl e N ま で 徐 々 に減少 した が , , 摩擦係 数 は ほ ぼ N K L L / C K L L 比 が 急激 に 減 少 し , C N , 及び N 強度 を C 強度 で 割 x e K L L/ C い る酸 ・ 17 K L L 比 は 1 00 00 定で あ っ た こ と が わ か る . V て い る こ とが 明 膜極表 面 に 吸着 し て 摩擦係 数 も 急激 に 減少 し た 76 っ 3 73 強度 をそれ ぞれ 比 較 し 図 3 た値 N っ 一 図 に 示 すよ う に で は ほ ぼ無く な s 付 近 に 現 れ る 酸素 は よ う に し て 得 られ た C 図 に示 す よ う に c 。 . そ の後 第 ( 3 章 C N x 膜 の 超 低摩擦現象 に 及 ぼ す 膜 内 部 窒 素濃度 の 影響 8000 0 ⇒ 且 7000 0 ∂ 6000 0 . 誘 u ¢ l 5000 0 u Ⅷ P O N ニ d 4000 0 300 00 ∈ L 200 00 O N 1 00 00 0 4 50 K i n e ti c 図3 ・ 16 25 0 35 0 e n e rg 各 回 転数 にお け る C N 77 x y , e V 膜摩擦 面 A E S 分析結果 1 50 第3 章 C N x 膜 の 超低摩擦現象 に及 ぼ す膜 内 部 窒 素濃度 の 影響 〇3 巨 . 」 」 u ¢ ヒ 〇30 ヱ . U 、 〇25 」 」 . で 茫 芸 U u O ヒ 0 N - 0 0 0 写 巴 ∂ 弓 〇1 0 . 道 . 誘 05 u β 0 00 0 00 . . 50 00 N 図3 17 ・ u m b 1 000 0 e r o f sJi d i n g c y cl e 1 500 0 s N , C y Cl e 2 000 0 s 摩 擦係数 と N K L L / C K L L 比 の 摩擦 繰 り返 し数 に 伴 う変 化 78 u ■ 第3 章 3 3 . 図3 G 2 . 18 ・ に C N p h it r a 摩 擦面 3 . e ピ クが ー 2 40 e , 付近 V 次 に図 3 19 ・ e フ ァ 比 較 し た グラ ー 上 の は 2 . 3 . ー モ ン ド 摩擦 し た C N こ 摩擦 面 が グ ラ フ ァ イ ト構造 に 近 づ ク は 試験片表 面 の , H OP G , を図 3 摩擦 し た C N . ・ 20 , C N に示 す . x っ 膜 っ た x x ー これ は グラ た い こ フ ァ ダ イ トの ピ と を示 し て ー ル ョ る い ー 一 . ク で ある( 1 1) ク 波形 は 幅 が 広 い の に 対 し グ 膜は ピ ー ク 幅 が 狭く な り グラ へ シフ 膜 の 摩擦 面 の ピ x 図 に示 す よ う に ァ に注 目 し て 拡 大 フ ァ . 及び C N , 結果 か ら C N 女 膜 の 極表 面 は グ ラ フ C N た . ti c 摩擦 面及 び H O P G をそ れ ぞ れ c y cl e s 膜の ピ x K LL タ ミ等 で 検 出さ れ る ピ ン 膜 1 6 00 0 x とが明らか とな こ とが わ か る コ C , r o ly y 膜 に は 破線 部分 に示 す シ x る 図 に示 す よ う に C N . た 摩擦 し た C N , x ー ク をそれ ぞれ 膜の ピ トしたこ とが明らか とな イ トに 近 い 構造 へ と 変化 し た こ ー っ クセ ン た 以 . とが明ら . こ の 構 造変化 は . , 分析 結果 を の A E S 摩擦 され る こ と で グラ フ テ ィ ト側 , か とな 1 , の ピ い フ , い イ トの 波形 は 非常 に 鋭 い ま た ダイ ヤ 摩擦 面 及 び H O P G ( H i gh 1 y O ri e n t e d P s ト) ァイ に ⅩP S に よ り C N イ ト 構造 に近 づ タ y cl e 付 近 に発 生 し て V 分析 し た 結果 を示 す ラ c 図 に示 す よう に . ク に も見 られ る た め 方 270 160 00 , 膜 の 超 低摩擦 現 象 に 及 ぼ す膜 内 部 窒 素濃度 の 影響 x の 構造変 化 高 配 向性 グラ フ : し た 結 果 を示 す ー 膜 x C N , 以下 の よ う な機 構 と 考 え ら れ る 膜 の 極表 面 は 繰 り 返 し摩擦 さ れ 極表 面 は 疲 労 し 細 か な グラ フ ァ , 結合 エ ネ ル ギ ー の イ ト結晶 が 形成 され 子 と し て 放 出 され る . 表 面 層 は 断続的 に 力 を 受 け る , . 低 い C N 結合部 か ら結 合 が 切 断 され る ・ , 未結合窒素原 子 同 士 が 結合 し . 79 , 膜外 . へ 分 第3 章 了 見 ; 葛 C N 膜 の 超 低摩擦 現象 に 及 ぼ す膜 内 部 窒 素濃度 の 影響 x 1 1 1 u β u 爛 P ¢ N ニ 0 0 50 . 巾 0 25 ∈ L . O N 0 〇0 . 25 0 Ki 図 3 18 ・ 200 n e ti c A E S に よ る 摩擦 前後 の C N x 80 e n e rg y , e 膜及 び H O P G 1 50 V の C K L L 付 近 分析結 果 第3 章 言 C N x 膜 の 超低摩擦 現 象 に 及 ぼ す膜 内部 窒 素濃度 の 影響 1 5 ・ . 且 1 2 ・ 古 扇 u 1 0 ■ ¢ l u 0 7 ・ Ⅷ P ¢ N ニ 仇5 0 帽 〇25 ∈ L . O N 〇00 . 296 2 92 Ki 図3 ・ 19 摩擦 前後 の C N n e ti c x e n e rg y 膜及 び H O P G 81 28 4 2 88 , e V の ⅩP S 分析結果 2 80 第3 章 ( 膜 の 超 低摩擦現象 に 及 ぼ す膜 内 部 窒 素濃度 の 影響 x 1 75 ■ 一 ⇒ C N 且 身1 . 50 空 β 1 25 u ● 芸 O N ニ 1 00 「 巾 ∈ 旨 〇75 . N 0 50 . 28 6 285 5 28 5 . K i n e ti c 図3 ・ 20 摩擦 前後 の C N x 膜 , . e n e rg ダイ ヤ モ 82 28 4 5 ン y , e 28 4 V ド及 び H O P G の ⅩP S 分析結果 第 3 . A . 4 考 E rd e m ト 化 をラ ir et 面 の T E M ・ 一 グラ , フ ァ こ の様に C N の ・ ③ C N x ネ ル ギ は 3 05 kJ/ べ , 摩擦係数 が 急激に減 少 す る の は 4 ダイ ヤ モ る へ 放 出 され , グラ こ ろで C N x べ 膜は 4 . ァイ ト 膜 に 含有 x ト化 し た た め と 考 えられ る フ ァイ . 球 と 摩擦す る と 摩擦初期 の な じ , ァ イ ト構造 へ と 移行 す る ため , , , C N な じ み過 程 x , 図 3 2 1 に模 式 ・ の 重 要 性 が 指摘 膜 が 相 手 面 に 移着 し C N 図 を示 す され て x い . . 膜同士 . 83 ● . . . 多く . る( 1 5 の 研 究 で 摩擦 19) の 摩擦状態 と な 超低摩擦 の 発 現機構 と し て 接 触 す る 両 面 が C N と が 考 え られ る いく 膜極 表 面 か ら 窒 素原 子 が 完 全 に消 失す る x の 過程 が な じ み 期 間 と 考 え られ こ の こ ため C N 炭素 原 子 が グラ フ , た ん上昇 したと っ ド構 造 が 徐 々 に グ ラ フ ン な じ み 期 間終 了 後 い ・ こ の 一 . 結合 に比 C H , 球 の 界 面 にお い て 拡散層 が 形成 し 移着膜 が 形成す る 初 期 は 摩擦係数 が 高 く . で ある( 1 4) ol m いて ⑤ 移着膜 が 形成 さ れ C N た ・ 窒 素中 に お け る 摩擦係数 が 増 ④ 移着膜 の 成長 と 窒 素原 子 の 減 少 と 共 に摩 擦係 数 は 減 少 し て 以上 摩擦 断片化 され , 膜 は 徐 々 に摩耗 し極 表 面 に 含有 さ れ る 窒 素原 子 が 徐 々 に 減 少 す る x , 結合 を切 る必 C H , . とが こ 水素化 D L C 膜 の , で あり m ol イ ト化 し や す い と 考 え られ る( 1 4) 膜 は 窒素雰囲気中 にお い て Si 3 N 膜 と Si 3 N x ② C N エ 結晶 構造 を構 成 し/ 摩擦係 数 が い み期 間に お こ こで . 結合 を 切 る か sp 3 C C ・ , 膜 に含 有 され る 窒素濃度 の 増加 に 伴 い x さ れ る 窒素原 子 が 膜外部 ① C N 以 下 で ある m 超低摩擦機構 を 発 現 さ せ やす い 膜 で ある と 結論 付 け る こ とが で き る べ 摩擦 初期 に比 の n ァイ 摩擦 に 伴 い グラ フ , 結合 を 切 る た め に必 要 な エ ネ ル ギ は 4 1 3 k J/ ・ , . 膜 の表 面 は こ の D L C ト結晶 の 大 き さ は 2 イ ト化す る た め に は ァ この C H . 方 C N と 同様 ァイ . イ ト構 造 に よ る も の だ と 結論 付 け られ た( 1 3) 膜 に比 加 した ら示 唆 し た( 1 2) 摩擦 面 の グラ フ , . 結 合 が 切 れ やす く D L C 水 素化 D L C 膜 の 低 摩擦機構 と し て , 結合 を 切 る た め に必 要 な C N , は . 点 在す る グラ フ , 極 表 面 を グラ フ 方 膜 の 超 低 摩擦 現 象 に及 ぼ す膜 内 部 窒 素濃 度 の 影響 x 観 察 か ら 明 ら か と な っ た そ し て D L C 膜 の 超低摩擦 現象 は フ ァ 要 が ある al ン 分析結果 か イ ト化 し C N 察 マ ァ た グラ 章 3 x っ て い 膜 で 予 め覆わ れ て C N 第3 章 ② グラフ ァ イト構 造 3 . へ x 膜 の 超 低 摩 擦 現 象 に 及 ぼ す 膜 内 部 窒 素濃度 の 影 響 の 変 但と③ 窒 素 原 子 の 肖失 超 低 摩 擦発 現 移着膜 図3 ・ 21 Si 3 N 4 球と C N 】 【 膜 の 84 摩 擦 に伴 う な じ み 過 程 の 模式 図 第3 章 3 緒 5 . C N 膜 の 超 低 摩擦 現象 に及 ぼ す膜 内 部 窒 素濃 度 の 影 響 x 言 本章 で は 超 低 摩擦 発 現 時 の C N 女 膜 極 表 面 層 変化 を 考察す る た め に れ る 窒素原 子 に 注 目 し よ り 作製 し 窒素濃度 と 摩擦係数 の 関係 を 明 ら か に し た , 明 ら か にする た め 摩擦 面 を 作製 し A ES ない こ , 窒 素雰 囲 気中 で こ た っ ま たこ . の とか ら C N こ と か ら構造 変化 を 起 こ し やす く グラ の 結果 x 以下 s p 2 の 結論 を得た 混 成軌道 結合 が 多 く な 0 01 以下 とな . ( 4) ⅩP S グラ の x 膜の 摩擦 面 は グ ラ フ ァイ トに近 づ イ ト化 を 促進 し て フ ァ い べ た いて い っ の っ た っ たた め こ い こ の . 結合 の 切 れ やす い る と 考 え られ る . そ た , 最 大摩 . x 膜極表 面 に グラ フ ァ イ トと 同 様 の 構造 を 持 初期摩擦係数 は 減 少 し た と 考 え られ る x , . 膜 に 含有 さ れ る 窒素原 子 量 は 減 少 し , 摩擦係 数 が ろ で 窒 素原 子 は ほ ぼ 膜内 部 か ら 無 く な り A E S 分析 限 界 , . 分 析結束 か ら フ ァイ っ 増加 に 伴 い C N たと トに 近 , . . ( 3) 摩擦係数 の 減 少 に 伴 い C N 値を下回 に 化学 組 成 を と な る 繰 り返 し摩擦 回 数摩擦 し た C N ・ 擦係数 は 増 加 す る 傾 向 にあ つ の ン 注入 膜 に 含有 さ れ る 窒素濃度 の 増 加 に 伴 い 初期摩 擦係 数 は 減 少 し た が x ( 2) N I s ま た 摩擦 面 膜 に 含有 され る 窒 素原 子 の 役割 は C H 結合 に比 こ ( 1) c N 膜 をイ オ 摩擦 に 伴う変化 を A E S 分 析 及 び ⅩP S 分析 によ り 明 ら か に し た , とが 明 ら か と な , . x 膜 に 含有 さ 結果 か ら 超 低摩擦 が 得 ら れ る 場合 に は 膜 の 極表 面 に 窒素 が 存在 し て ⅩP S の , 水準 の 異 な る 窒素濃 度含有 量 の C N 4 , , 超 低摩擦 の 得 られ い 構造 に 変化 し て い た 85 た 摩擦 面 は 構 造変化 が 起 こ こ とが明 らかにな っ た . っ て おり , 第3 章 3 1 N ・ m e h a r a e t a ll u r gi c al N ・ 3 4 ti ・ m e n fe o n J F ・ U ・ C O a C U ・ M 2 参考 文 献 6 . h C r a T W ・ S ch ・ s Th t s u n o a r ph m o r , 6 Ⅹ W ・ ・ th C 7 8 ・ e r m R R D ・ ・ all y B J Lin db H ・ ・ B o e hl a d A ll g e e r d n g , J m ei n e ( 1 9 9 8) 1 5 1 , l u b ri e n di n g of s th ti e rn a o n al C fe o n of r e n ce . d c at e sli di n Int e e rn a g b et ti o w n al C N ee n x Tr ib ol o g y . S R I M 2 00 3 . ン 注 入 表層改 質 技 術 サイ , エ ン ス フ ォ ラ ー J A . ts f o g ・ Pl n e xt r o n ・ a s m a d H a n a e m m B . a rn a r h o rp d , St r u ct u r al a n di a o u s e n e r a ti o n h a r m o n d 1ik s J , c a rb o n e ・ d di s k d t rib ol o g l C a l o u r n al of a n d A p p li e d g a n , y; A ・ S hih ・ w T h i n S olid F il m w ic e m S a e i s el , 冨 田博嗣 , Th , it h l o M ・ H C , fi lm Ch , . 及 ぼ す相 手 面 表 面 粗 さ と 移着膜 , c ri p R i e l O ( 1 9 8 1) 3 7 2 梅原徳次 ( 2 0 0 3) 3 0 0 3 0 5 , a m W J J ・ g ・ e Ch a n 3 142 3155 H . Y ・ C : N t hin ・ a W , , f Int o ・ r o t e c ti v e p , re s o n a n c e 野 老 山 貴行 ・ Li n ・ D , ov e rc o a bl e st a s 1 00 7 10 1 2 イオ , s ro ce e o rg/ , . m N it r o g , ( 2 0 0 0) , di n g r oc e e to a P , s ri m . O tt ・ of x J H , ro n u n 9 Li u y Cl o t ・ ・ ・ K ・ 岩木 正 哉 ( 6) ( 1 9 9 9) P b y si c s 8 5 K , b a ll s w P , . C N o u s w , C h a r a c t e ri z a ti o n a ic o d T h i n F il a n ki 2 0 0 0 a s a 難波進 , TI S a t , ti n g h tt p :〟w , . ・ ・ g ム( 1 9 8 7) p p 2 4 5 o a at o ce r a m N re n c e K . M , d a n Zi e g l e . K , a r a gs 吉 田 清太 . C N 女 膜 の 超低摩擦 現象 に 及 ぼ す膜 内部窒素濃度 の 影 響 t e 409 s a of re s s u re p c o n st a n ( 2 0 0 2) e , Z e it r ol o n t t by a e l e ct r o n ・ ・ 1 66 . . h ri 氏 fu sc c o n 178 184 ( 1 9 7 5) 1 5 5 7 A r n o r g a ni s c h e . 竹 之 下 雪徳 の 影響 脆 ct di el e ct ri c S c h e ib ・ e 窒化 炭 素膜 の 極低摩 擦現象 に , 日 本 機械学会論 文 集 , ( C 編) 6 9 ( 6 8 6) ・ 10 J M ・ S ・ th n y M 11 ・ ・ St u e si z e t e ri al a C R i p al d ・ S ch dy of s a . 7 e b n ( 1 9 9 8) ro o M ・ d b y io e u e rl e i n th Ⅰ , o n e a t er o M m te G al a . n i t ri d a ti o n m 4 02 4 0 6 , L , n A , of XP s n C 6 0 fu 11 e st u re n e , dy of Dia m b c a r o n d B a o n a n n it rid e d R el a t e d ・ Th b ・ m p . o r elli , e ra tu r e N ・ co n H ill e r e t diti o 86 n ln , g A Of B ・ t r o w n , e c h n ol o M A . gi c al . m k e r , A n A ES e t a l s u rfa c e s 第3 章 by 12 A . S u S 13 el e c t r o n ir r E rd ir , . e rl o w P u rfa c e J C . e m . t 14 m o sp e z L o t ra n s fo T L . . m e a s L m ?S J . d n i n di 脆 16 J C . . . h m e c a 17 t ri b J C . . F 18 J C . . J a a n 19 h p h e r S 2 55 h a n d C 由 雌 s . ir C , di a m of B F . . ( 2 0 0 0) dli k n ol o o rt h ?t R qj . . S y nth , h m et , F ri cti o e si s p la a n e of s m a s , ds , . a s ti co a g s d u n d c e ・ v a ri o u s e r ・ B o o k c P u S ci e n ti fi n in du n ( 2 0 0 3) 4 4 4 4 5 0 ・ s d e g y 1 6 3 1 64 o n ・ ・ c a rb o n e 57 67 e n sk e 4 48 4 5 4 TI C , i c al B e m e r w G R o n n et T b ch Ch tt u D . o n s ( 2 0 0 2) 202 n c e gh 1 y h y d r o g e n ・ s , hi gy 133 13 4 ti n g ' S ci e ce N il u fb r , o m e m o a g th ⅠB fr of n s h . , n ol o E rd e n S r m L ・ o e z m s R a n c , dy h Di a , , m . ( 2 0 0 3) ・ L o a h e z c h ap te bli c a ti o " in r n s L , . O tb w d o n fi l m o n , e z C , ・ t d C a n p e ri a l s of s o m e 1 0 1 5 1 02 1 . a o a D D . y a 9 , o n n et ti o a of n ti n g T s o n n et J p , re A , 丘1 M 、 , F . di a d 1ik m o n c a rb o n e ・ s F o n ec ( 2 0 0 0) 6 3 8 6 4 2 de u n h n ol o d e z , T , , M . d L o c A , e n si t y e F ri c ti o , e n vi r o n ( 2 0 0 2) 1 3 8 e M e m i c al h ( 2 0 0 0) B eli n gh bl e . T rib ・ e E li z a l d . v a ri a r g y 1 33 1 3 4 t ai n E , g y 16 0 B eli n . d b y hi a re p m s . Q ui r o s . e r n a n e c h n ol o . C , gs T n o n n et u e s g D . n i t ri d e d C c a rb o n e Aj a y l . S . C , c a rb o n C , F ri c ti o , ・ B eli n a n ir e m 2 5 4 ( 2 0 0 3) 1 0 7 0 1 0 7 5 e a r o u s . E rd . W , . M J , A , u rf a c e d 1i k o n 0 0 a n c e o s u r fa c e e z M , S , L op ・ a m S er es e z p r ck m o rp c st u ・ E . ph os a n ch e z d S hi fo m s St r e . of a s pi o sc o n es . 丘1 . ti o a c e R A , e z d R el a t e d M B 。 h d m at m a ni s m 負I . t a n c . x er ss o n re n S er n a n C N a z ec A , r m Th f b O T s e z p u r , m u r . A . S , C o t t r ell . 1958 15 er e s E r y il g 膜 の 超 低摩擦現象 に及 ぼ す膜 内 部 窒素濃度 の 影響 x A p p li e d S , . o a ti n ・ n c a rb o n n h a n c h . d C s t r u ct u r al a 0 L fr i c ti o ・ a n S . di a ti o a C N . o ・ m e n 14 4 n e g 4 30 436 ts: . C , 脆 ct e n . o n s - . G rill Ⅴ P , pl a s m a , t el a . Di a m , C o n . d ・ G . a lt e r n a F e n s ti v e k e b e a rl n , A ・ . 87 . . g E rde m a m ir , H t e ri a l s f o . r Lia n g , a r ti丘ci a l T rib o l o g j oi n t s , W lC al e a r 第4 章 第4 章 4 . C N 緒 1 の , 2) . , この 移着膜 の 形成 , C N x 膜 と Si3 N 超低摩擦現象 は 及 び表 面 伴う構造変化 に よ る も の で あ る( 3) ト化 に よ り そ , , . の 断抵 抗 に 及 ぼ す摩擦 の 影響 , , っ , , 摩擦 面 にお い て C N , こ の 構 造変化 低摩擦 と な せ ん断抵抗 及 び 掘 り 起 球 と の 摩擦 に 伴 い 4 平滑化 と C N せ ん 断 抵抗 が 極度 に 減 少 し こ で 窒 素中 で 摩擦 し 験 を行 い のせん 言 下 ま で 減 少 す る( 1 へ 膜極表 面 x 膜 極表 面 の せ ん 断 抵抗 に 及 ぼ す摩擦 の 影響 x 窒素雰 囲気 中 に お い て 材表 面 C N x 摩擦係 数 が 0 0 . x 1 膜極 表 面 か ら 相 手 膜表 面 か ら の 窒 素原 子 消失 に に 伴う C N x 膜 極表 面 の グ ラ フ ァ 超 低 摩 擦現象 が発 現 し た と 予 想 さ れ る た C N x 膜 と成膜 直後 の C N こ し抵抗 を 算 出 し比 較 し た 88 以 . x 膜 の引 っ イ . か き試 第4 章 4 4 2 . 試 験片 の 作 製 1 . 引 っ か き 試 験 を 行う C N 膜は x 成 膜 直後 の 膜( a , 中 で 超 低摩擦 と なる ま で 摩擦 し た 膜( w 作製 方法 の 模 式 図 を示 す の 験機 に よ り 行 わ れ た 度0 せ 13 . ふm 1 . w . 直径 / s で 回転 さ せ る m . m こ の まで動 た と こ ろで い 回 転半径 の 変化 を・ 1 し行 た っ 図 . c e a r su r s u r fa c e e a r 8 の S i3 N m 4 ・ dep o si t e ) で ある 払c e の 作製 は . 1 1 , y cl e m m x に 4 1 ・ ン ・ f N 1 . , ク 型 摩擦試 , す べ り速 速度 で 徐 々 に 変化 さ いm / s の 回 転半径 が . 速度 で 初期 位置 ま で 回 転 半径 を変化 さ せ る /s の と し s u rfa c e e a r ィ ス 荷重 0 , 窒素雰 囲 気 , w 変化す る ま で 繰 り 返 し摩擦 を 行 う m m 図 豆ン オ , )と d C N . 球 を相手材 と し 摩 擦係数 が 0 に 摩擦繰 り 返 し数 と 摩擦係数 4 2 ・ s 摩擦 に 伴 い 回 転半径 を 1 8 回 転 半径 が 初 期位 置 か ら , 膜極表 面 の せ ん 断 抵抗 に及 ぼ す 摩擦 の 影 響 x 実験方法 2 . C N . 01 . 程度 と な る ま で 摩擦 を繰 り返 の 変化 を 図 , 4 3 ・ に 摩 擦繰 り返 し 数 と 得 られ た 平均摩擦係数 と の せ な が ら 摩擦 し て い く と 摩擦係 数 は回 転半 径 外 側 部分 か ら 減 少 し 始 め た こ と が わ かる 4 , c た y cl e w . 図 4 2 ・ に示 す よ う に 回 転 半径 内 側 部分 と の 間 に は 摩擦係 数 に 差 が 生 じ て . に 平均摩擦係数 は 8 , 関係 を示 す s e a r では0 05 . s u r fh c e に 示す よ う に か ら2 7 . n m R , 付近 で 非 常 に大 き く な る が 程度 の 平均摩擦係数 で ある と , a S ・ d ep o sit e 摩擦前点在 し て へ y c y cl e s 減少 し , い d C N x こ , い た , . c y cl e s 5 とがわかる . こ の 回 転 半径 を 変化 さ 図 表 面 が 平滑化 し て 89 の 数 が減少 し , い た こ ・ か ら 減 少 し始 め , よ う に して 得 られ 膜 表 面 の A F M 観 察像 を 図 4 た微 小突起 に示 すよ う 4 3 ・ に示 す 4 最 大 高低差 も 3 とが明らか とな っ た . . 2 n 図 . m 粘 第 図 4 1 ・ 4 章 C N x 膜 極表 面 回 転 半 径 変 化 方 向 と 変 化 速度 の せん の模式図 (0 断 抵 抗 に 及 ぼ す摩 擦 の 影 響 ・ a 間 の 距離 1 m m ) ユ l u O Ⅶ U 0 穴 V 茫 芸 0 U 6 u O 苛 丘 0 200 0 1 0 00 N u 図 4 2 m ・ b 300 0 400 0 e r o f s li d i n g 5 000 c y cl e s 600 0 N , 700 0 C y Cl e s 摩擦繰 り 返 し数 に 伴 う 摩 擦 係 数 の 変 化 90 80 00 第4 章 C N x 膜極表面 の せん 断 抵 抗 に 及 ぼす 摩擦 の影 U 宗0 7 主0 l u ¢ . 6 0 6 ■ さ 筐 U 芸 U ■ u O 4 0 3 苛 甚0 2 u 巾 ○ 0 1 ≡ 0 2 N 図 ( a) A s ・ dep 図 4 3 ・ o si t e 4 4 ・ u m 6 4 b e r o f s li d i n g 8 c y cI e s N , 10 C y Cl e 摩 擦繰 り 返 し 数 に 伴 う 摩 擦 係数 の 変 化 d C N ( b) w x 摩擦前 後 の C N x e a r s u r 払c e 膜 表 面 粗 さ の A F M 観察結 果 91 響 第4 章 4 2 . . この 引 2 抵抗 を 算 出す る た め , 行っ た 用 す 図 に 4 5 ・ , 図 に示 す よ う に . , 曲率 半琴 2 い と w e a r s u r fa c e た引 っ ・ 0 距離 か ら 測定 し た 再W V で ある m 後 の ダイ ヤ モ っ た . ン . a sTd e p のせん o sit e ダイ ヤ モ の ドm 断 抵抗 に 及 ぼ す摩擦 片持 ち 梁 の 先端 に ダイ ヤ モ 荷重 , す べ り 速度 っ す x , べ , の 影響 極表 面 の せ ん 断 い引 か き試 験 を っ 及 び 図 4 6 に 測定原 理 を示 ・ , か き 時 の 摩擦 力 は レ 1 8 ドm / s 膜の ド庄 子 を固 定 し た の 感度 は それ ド庄 子 先端 及 び C N , 引 , ン x ド庄 子 を用 ン 及 び 摩擦力 . d C N か き 試験機 の 外観 写 真 ち 梁 の 支点 を 中 心 と し た 傾 き か ら 測定 し の 膜極 表 面 x か き 試験機 及 び 実験方 法 っ よ う に 作製 され た . C N ぞれ 12 8 り 距離 2 0 0 . いm ドN / にて行 荷 重 は 片持 . ザ ー V m っ ー 及び0 , た 変位 計 と . 引 っ 12 3 . かき 膜表 面 を A F M で 観察 し摩耗 状 態 の 観 察 を 行 . 92 第4 章 図 4 5 ・ 引 C N っ 膜極表面 x の せ ん 断 抵 抗 に 及 ぼ す 摩擦 の か き 試 験 機 の 外 観写 真 S t a ti 図4 ・ 6 影響 荷重 及 び 摩 擦力 測 定 の 原 理 93 o n a ry p oi n t 第4 章 4 . 2 c N 膜極表 面 x のせ ん 断 抵抗 に 及 ぼ す摩擦 引 っ か き 試 験 に よ り 得 られ る 摩擦係 数 か ら せ ん 断抵抗 を 算出す る た め に の硬 さ を 知 る必 要 が あ る を行 っ た . そ . こ で , エ リオ ク ス 社製 E N T ニ 2100 a , 影響 極表 面 に よる 硬 さ 測定 押 し込 み 深 さ が 表 面 の 最大高低差 以 上 にな る よ う に 予 備革 験 を 行 い し 込 み 荷重 を 2 0 匹N に 決 定 し た 図 4 7 に ・ . 表面 の 押 し込 み 硬 さ測 定 3 . ノ の 荷 重変 位 曲線 を示 す 硬 さ及 び ヤ ン グ率 は は 以 下 を 参 照 され た . 硬 さ及 び ヤ a s ・ dep o si t e い( 4 9) x 膜表 面 と グ 率 の 測定結 果 を 表 4 ン 測 定 装置付属 の ソ フ トウ , d C N ・ . 94 ェ ・ 1 , 押 w e a r s u r fa c e に示 す ア によ り 算出 され る . . 算出原 理 第4 章 N CN x 膜 極 表 面 の せ ん 断 抵抗 に 及 ぼ す摩 擦 の 影 響 20 モ 」 P 巾 ○ 1 ■ 0 ; ○ 写 10 β u ¢ P u 5 ■ 0 0 ' 1 2 3 1 n d e n t a ti o 図 表4 ・ As 1 4 7 ・ As ・ ・ dep d ep o sit e o sit e d C N d C N x d n x e 4 p th f r o 及び 及び w s u rF a c e w e a r s u r fa c e e a r 95 m s u r fa c e 7 6 5 d , n m 表 面 の 荷 重変 位 曲線 表面 の 硬 さ及 び ヤ ン グ率 第4 章 4 . 3 4 . 3 引 1 . 関係 を示 す か き 試 験 に よ る 摩擦係 数測定結果 っ か き 試 験 によ り 得 ら れ た 摩擦係 数 っ ・ の 図 に示 す よ う に . 断抵 抗 が 減 少 し た こ と が わ か る 抗 及 び 掘 り 起 こ し抵抗 を 以 下 , 物 体 の 接触 状態 に よ り ( 1 2 , 以下 , 明 らか に , のせ ん 断抵抗 ) 塑性 接 触 時 」 L 曇: = W = 〃 + 仏 膜 硬 さ を示 し 径 を示 す 以上 の , は 凝着項 を示 し β 昂 は 摩擦後 の C N . . は 接触 円 半径 で あ る a , 一 . 方 = 机 = 年 = 机 は掘 り起 p , こ し項 膜 硬 さ を示 す x 摩擦係 数) は 接触 す る 2 4 Sf = 埠 添 え字 せ ん 断抵 , 鞠 2 , い( せん , 2 は荷重 W , 仏 こ こで . 理 論 式 に よ り 表 され る( 1 0) の 平 均接触 面 , 払 c e の 摩 擦係 数 が 低 く e a r s u r よ う に し て 算出 し た の 〝 戊 は 極表 面 w 理 論 的摩擦係 数 と , よ う に し て 得 られ た 摩擦係 数 か ら こ の . ) 弾性接触 時 こ こで ( 膜極表 面 の せ ん 断 抵 抗 に 及 ぼ す摩擦 の 影 響 x 実験結果 及 び 考 察 図 4 8 に引 圧 C N を示 す 月フ は 摩擦 前 の C N . ま た 点 は 接 触 す る庄 子 . x の 曲率 半 . 式から 性接触領域 , , 弾性接触時 の せ ん 断抵抗 戊 を 得 ら れ た 摩 擦係 数 か ら算 出 し た 及 び 塑性 接 触領 域 は 材料の 硬 さを 茸 , 降伏応力 を ア と し た 時 , . 弾 平均 接触圧 力 を 励 と し て 0 < 勉 < 3 ア< の 接触 状態 と 考 えら れ る 以上 の こ . こ こで g ( 弾性接触) 1 1 ア . 勉 = ( 塑性 接 触) 3 y と か ら Y 値 をそ れ ぞ れ 算 出 す る と 96 の式 か , Y = ら それ ぞ れ 7 7 G P . a ア値 が 算 出 され る の (a s d ・ e p o sit e d C N ・ )及び x 第4 章 Y 5 6 G P = . G P a (a s 暮 dep 触 領域 にお 係数を (as d ・ ) で ある e a r s u r fa c e o si t e いて d C N ) x 及び 勉 , ため こ の . < 膜極表 面 の せ ん 断 抵抗 に及 ぼ す摩擦 の 影 響 x G P 6 2 . それ ぞれ , フ ィ ッ テ ィ ン e a r ) x , グ し た 結果 及び 戊 = , 0 1 GP . a (w e a r s u r 抵 抗 か らi 同 様 に 掘 り 起 こ し抵 抗 を 算出す る と ・ = 0 2 . GP a (w )であ s u rf a c e e a r 起 こ し抵抗 をま と め て 表 4 2 に示す . ) と なる 払c s u r , e た っ . 97 . , 昂 上述 ce , = 上述 の 0 8 GP . の硬 さ 8 5 < . れ らの 接 実 験 によ り 得 られ た 摩 擦 ) であっ た h 勉 こ . 算 出 さ れ た せ ん 断抵 抗 は 戊 塑性接 触領域 にお い て 得 ら れ た 摩擦係数 と , 及び 月 (w a の 弾 性 接触領域 は 理 論 式 に よ り 描 か れ る 摩擦係 数 曲線 と , d si t e d C N ep 次に (w a C N , 1 1 = . GP a . よ う に 得 られ た せ ん 断 a (a s dep ・ o si t e せ ん 断抵抗 , d C N ) x , 及 び掘 り 第 4 C N 章 膜極 表 面 の せ ん 断抵 抗 に 及 ぼす 摩 擦 の 影 響 x ヱ u 中 仙 じ 茫 苫 U u O 苛 鵬 丘 0 e o r e ti c a l T h 図 4 8 ・ 40 20 引 っ H m e a n 60 e rt z i a n c o n t a c t p r e s s u re P m . a n G P , a か き 試 験 に よ り 得 られ た 摩 擦 係 数 及 び 理 論 的摩擦 係 数 と 接 触 面 圧 の 関係 表 4 2 ・ 摩擦前 後 の C N (G A W $ - d e p o s it e ar s u げa P C N c e ) a x H x 膜 さ の硬 a rd n e $ S , せ ん 断 抵 抗 及 び 掘 り起 こ し 抵 抗 〃 S h St r e e a rl n g n g th S i P10 u !I h i n g St r e n gth 23 1 1 0 8 17 0 1 0 2 . . 98 . . ち 第4 章 4 3 . 4 9 図 に ・ , ぞれ 図には の 態 を示 し た . の 平均 面圧 そ れ ぞれ 先端 の A F M 像 , 及び図 , 5 GP ・ 図 か ら 明 ら か なよ う に 膜極 表 面 は 硬 , し か し 軟質 金 属 の 膜 は 軟質 金 属 に比 れ , 圧 で 引 ・ dep っ か い た o si t e d C N x こ とが わ か る d るも e , の 及 び si n k i n この こ . a s 接触領 域 に お い て ・ た っ d ep こ っ C N , ・ n と 考 え られ る( 1 1) m o x とが明らか で ある o si t e 膜 は引 g i 代表 的 な 状 の 接触状態 で a とか ら 摩擦 に 伴 い 軟質 金 属層 が 摩耗 す る と , 盛 り 上 が り は観 察 さ れ な か o の 塑性接触領域 で の a , それ . は , 摩耗 超低摩擦 と な た っ 母 材 の 表 面 に 軟質 金 属 を 塗布 し た よ う な 状態 と 考 え られ る d C N 膜と x か き によ り っ た . , 図 . W 4 11 ・ e a r 一 . 摩擦係 数 が 急激 に 増 , x , . 99 こ 。 ン 方 S u r , れ らの違 の 払c e ド庄 子 , 30 G P に の , 払c の a 平均接触 面 断面 図 を示す 両脇 W e a r S u r そ れ ぞ れ め 断面 形 状 か ら d e と 考 え られ . 膜表 面 に は い ず れ も 摩耗痕 が 観察 さ ダイ ヤ モ , 動 し た と 考 え られ る 盛 り 上 が り が 観察 され た m G P ド圧 子 モ ン 膜 の 表 面 を示 す x ずれ の 表面 も 5 G P い , 30 , た C N っ 低摩 擦材 料 と し て 有 利 で ある と 考 え られ る での a か き 試験 を 行 た ダイ ヤ っ , 塑性 接触状態 で あ , a s 30 G P べ た っ か き 試験 を 行 っ 膜 は 耐摩耗性 を 持続 し な が ら摩擦係数 が 低 く なる た め C N x , 方 い 場合 加 する の に対 し C N 一 っ い て引 弾性接触領域 と の a にお 4 10 に引 痕 及 び 摩耗粉 は 観察 さ れ な か C N去 膜極 表 面 の せ ん 断 抵抗 に 及 ぼ す摩 擦 の 影 響 x によ る 摩擦 面 観 察 A F M 2 . C N e C N へ x . が 塑性流 で は そ の よう な 摩耗 形 態 は い は 材料 表 面 の p il e ・ u P 硬 さ に起 因す 第4 章 ( a) As ( c) As d ep ・ ・ d ep 図 o si t e o s it e 4 9 ・ d C N d C N ダイ ヤ x 膜 極表 面 の せ ん 断 抵抗 に 及 ( 5 G P a) ( b) W ( 3 0 G P a) (心 W x x C N モ ン ド庄 子 先 端 の 10 0 引 っ e a r 払c s u r e a r s u r ( 5 G P a) e 鈷e ぼ す摩擦 e か き 試験 後 の A F M ( 3 0 G P a) 観察像 の 影響 第4 章 ( a) As ( c) As ・ , d ep d ep o si t e o si t e 図 d C N d C N 4 10 ・ x C N x 膜極 表 面 のせん ( 5 G P a) ( b) w ( 3 0 G P a) ( d) w x C N x 膜表 面 の 引 10 1 っ 断抵 抗 に 及 ぼす 摩 擦 e a r s u r 払c e e a r s u r fa c e か き後 A F M 観察像 ( 5 G P a) ( 3 0 G P a) の 影響 第4 章 C N x 膜極表面 ∈ の せん 断 抵 抗 に 及 ぼ す 摩擦 の 60 0 X p 1 600 影響 ∈4 u ∪ . . ■ 凸 凸 ■ ≦ ≦ 2 d O d O 凸 凸 ■ ■ 0 5 0 (〉 X p 1 500 1 000 o s 托l o n n m 図 4 11 ・ 摩耗痕 断 面 形 状 の 比 較 10 2 1 0(I0 o s 托 】o n n m 第4 章 4 結 4 . C N 変化 と , 減少 し , それ に 伴う C N ん 断抵抗 ( 1) c N x . 2 n m x 膜 と S i3 N の グラ フ ァイ っ , a R y へ . 1 1 . GP 及び 月 は 0 及 び 1/ 4 倍 に 減 少 し た 23 G P . 2 a , 0 8 G P . a GP x で あり , 。 10 3 せ ん 断抵抗 が 極度 に ダイ ヤ モ , ン ド庄 子 によ り 得 られ た 摩擦 力 か ら , 結果 の 以下 い る 突起 が 減 少 し , の , 極 表面 結論 を得た , . 表 面 は 最 大高 . か ら 17 G P a に減少 した . 膜 の せ ん 断抵 抗 税 及 び 掘 り 起 こ し抵 であ a a こで , そ と平滑 化 した 成 膜 直後 の C N , ・ , m 窒素 中摩擦 に 伴 い か き 試験結果 か ら GP n . ト化 に よ り か き試 験 を行 い っ 球 の 繰 り 返 し摩擦 に 伴 う構造 4 そ . 窒素中摩擦 に 伴 い 点在 し て , Ry か ら2 7 抗 昂 はそれぞれ . C N 及 び 掘 り 起 こ し抵 抗 を 算出 し た , ( 2) 極表 面 の 硬 さ は 0 1 , 膜極表 面 x 膜極表 面 の 引 x 膜の表面は 低差 が 3 ( 3) 引 膜極表 面 の せ ん 断抵抗 に 及 ぼ す 摩擦 の 影響 超低摩擦 現象 が 発 現 し た と予 想 され る 摩擦 前 と 後 の C N のせ x 言 膜 の 窒 素中 超低 摩 擦機構 は x C N っ た 一 . 方 , 摩擦 後 の 表 面 で は 戌 は そ れ ぞ れ 窒素中 の 摩擦 に よ り 1/1 1 倍 , C N 第4 章 4 1 N . U . M 2 U . m c o a ti n C 3 t o m s N it r o g 4 B . F il 5 6 m M . Y . de s o rp am % Tsuk 17 1 19 1 ti o n S H , s a w a ot o a m th o n N , の影響 o of s th o n al C fe r e n c e w e e n o n of . sli di n Int e g b et ti o er n a n al C N x Tr ib ol o g y m e h ar a H rs of n ak N th am n e ss m ura C N e o Pte d f a CC e , d a r T , . x r F , u da o n ti n g c o a p H ・ a b li c a ti o of ts e a s u r e m e n N it of Si3 N a l n St g n E 飴 ct , ro g e n b a 11 i n 4 ・ th i n fi l m s T hi n S olid , - Y , H , di n g ti r n a l u b ri c a t e d e n ( 2 0 0 0) 1 0 0 7 1 0 1 2 U , 257 269 ( 1 9 9 8) 1 5 1 , N it r o g , ro c ee fr i cti o a rk m g s Inte of s ・ , . e di n g r oc e e to a P , Tr i b ol o g y L e t t e , , G ot o P , K . b a ll s M . K , ki 2 0 0 0 ( 1 9 8 4) gi n a , u n o ic o d T h i n Fi lm a n a s a g a a s g 11 4 , a s T ats . TI S a t , g c e r a m N y at o o a ti n M , oro K . C d a n n s s o n s . a r a en J8 . h s K , c al r e n ce Tbk T a a r a gi e g fe o n . h m e e t a ll u r N . 断 抵抗 に 及 ぼ す摩擦 のせん 参考 文 献 5 . 膜極 表 面 x M ot o m % . . m a u r a hi u c g L , M , b ri c a ti o u % , gi n a E n sa w n e e ri n gi n a g ( 1 9 8 7) 43 1 ・ . T h i n S o lid Fi lm , s 52 56 ・ 1 5 4( 1 9 8 7) , ・ ・ 7 8 福 田勝 己 . B . Bh . fr i c ti o ・ J . py J . r a G dda d m et al s 11 D . b Y p ti c g o . , T ab G . di e s st u e a r pt u a M , H . of c o a 。 ti n g A z a s fo ri a n 編) N , t r c o n ( 1 9 9 7) 6 14 , a n oi n a ct de n t a ti di n g r ec o r a o n 56 661 ・ icro m , p p li c . a ti o s cr a n s , W tch , e a r - r o ly . . 日 本機 械学会論 文 集( C , ( 1 9 9 5) 7 4 3 7 5 8 F i el d . B K , w e ch a ni c al m 10 S . a n d a n n 加 藤孝 久 , h u s 181 183 9 . r s ro p p h it , H Wb a r 5 o r Th e , M , Ⅴ . , C W il . a r d 軍 ゐe zib a l i z2 血 t e of ai n w m a n , . A th , o n m b 11 of e o ry e n t a ti o ind e c a r V ol 3 4 1 1 4 1 35 n h c a t e ri a l s : ( 1 9 9 6) fr i c ti o n gl a r a ct e ri s a a ss 1357 1366 ti o c a rb o n y of n C O , k e th e a n d ・ a n d w ・ d u ri n g t h e a r e b a r a si o n o f ・ n e ss m Th , v a ri o u s a rb o n ( 1 9 6 5) h S . e r ti e s e . . P H Y SIC A L S C IE N C E S of M . e t al s 1 d b al p h , 65 s B , tk o ok m . 1 04 et a Ch b a pt て0 e r in Ⅹf o r 〟 D e d Cl a h a tib z 2 s si c T e x ts f 0 , IN m et a b TH E 第5 章 第5 章 5 。 C N 緒 1 膜 x た こ 4 べ いて C N , られ て き た 膜 と Si 3 N x そ . 球 を 摩擦 す る と 4 超低摩擦機構 と し て の 球極表 面 に 薄 い 移着 膜 が 形 成 され とが 確 認 され て 面が C N い る とか ら この こ . C N , , 利 用 し た 軸受 の 開発 を 考案 し する 相手 平面 の 表面 に C N , x す べ り 軸受 , 窒 素 中 で 摩 擦す る こ と に よ , 膜 同 士 に よ る 摩擦状 態 に な 本章 で は . の 応用 へ 軸受 , へ C N , , る 静 圧 気体軸受 の 軸受 面 保護膜 の へ 摩擦 面 応用 を考 え た . へ の す べ り 軸 受及 び 接 触 . 静 圧 気体軸受 の 使 用 条件 と し て 程度 と 非常 に 小 さ く 精度や , 軸受使 用 時 の ら 接触す る こ 触 し た 場合 は と を 想定 し , 受 は 高 運 動性能 そ こ で , フ ィ , ー ドバ ッ , , , 軸受 面 ク 制御等 が 要 求 さ れ る(2 ) つ の 給気不 へ 一 . 方 . この ため ぼ す荷重依存 性 を 明 ら か に し た , , 足 , 想 定外 気体軸 受 は . こ の 損傷 が 無 く ため , , は じめ か 軸 受同 士 が接 . こ の 複合軸 接触 剛 性 を 高 めた 新 し い 軸受 を提 供 で き る(3) 実 用 上 の 許 容給気 圧 力 以 下 と な る 接触 面圧 にお 可 能性 を明 ら か に す る 通 常軸受 面 に 軸受 面 の 非接 触 状 態 を 保 つ た め に 高 い 加 工 接触時 にお い て も 低 摩擦 か 低発塵性 を 有 し x 軸受 面 を 接触 さ せ な い す べ り 軸受 と し て 使 用 で き る 複合軸受 の 開 発 を 試 み た , また C N . , 大荷重 に 伴 う軸 受 面 同 士 の 接 触 に よ り 破損 す る 場合 が ある( 1) , 及 び成 摩擦力 が 発 生 し な い 機 の 実際 に は 軸 の 振 れ 回 り 現象や , , とが 必 要 で ある が 軸受隙間 が 数ド m 両 面成 膜 窒素 ガ ス 供給 が 可 能 で あ こ , , 静 圧 気体軸受 は に よ り 非接触状態 と な り 供給 され る 気 体 ( 主 に圧 縮 空 気) て い 膜 の 超低摩擦 現象 を x . を試み た っ 接触す る 両 , の 使用 可 能 性 を 明 ら か に し た 膜 の 超低 摩擦 発現 に必 要 な 窒素供 給 を 利 用 し . 超低摩擦 と な る こ とが 膜 を い ず れ か 片方 の 面 の み に 成膜 膜 し な い 試 験片 をそ れ ぞ れ 摩擦 し 構 で 使 用 す る 軸受 で あ る x , 超低摩擦 を 得 る 指針 と し て 膜 同 士 で あれ ば 良 い と 考 え られ る x の 応用 応用 の へ へ 言 ま で に述 り S i3 N 膜す べ り 軸受 及 び 静 圧 気体軸受保 護 膜 x す べ り 軸 受及 び 静圧 気 体 軸受 保 護 膜 の 窒素雰 囲気中 にお これ C N 軸受 面 の . 10 5 両面に C N いて x , 保護 膜 と し て . の 使用 膜 を 成膜 し摩擦係数 に及 第5 章 5 5 す べ り 軸受 2 . 2 . 図 5 1 に 円 筒試験 片 , 20 m m 膜す べ り 軸受及 び 静圧 気 体軸受保 護 膜 図 に示 す よ う に . 工 後 パ フ 研 磨 を行 , 円 筒試験片 は っ ) c m 2 2 : 外痙 1 8 1 , . m m 内径 1 3 8 , の S U S 3 04 ス テ ン レ ス m . 鋼で , い . また . , 平板試験 片 は , m よ うに 直径 5 0 単結晶 Si( 1 0 0) で あ る 円 筒試験片 と 平板試 験片 の 表 面 粗 さ は それ ぞれ 0 0 4 . ( 円 筒試 験片) と0 01 . m R ( Si( 1 0 0) 試 験片) 以 下 で ある a 用 い た I B A D 装置 に よ り 成膜 し た n と した m . , p 。 成膜条件 は全 て 等 し く , . C N x 高さ , 摩擦 面 は研 削加 た 円 筒端部 で 接触 時 に極 度 の 応 力集 中 が 起 こ らな 円 筒 の 内 外径部分 の 面 取 り を 行 い 作製 し た 膜は , , m の ドm R a m 第 2 章で 膜厚 は 成膜 時間 を 調節 . 円 筒 及 び 平板 試 験片 に C N の 4 の応用 に 円 筒試験片 と 平板試 験片 の 摩擦条件 の 組 み 合 わ せ 1 ・ , ( 見 か け の 接触 面 積 して 1 0 0 へ 応用 表5 ・ 表 を示 す x 試 験片 の 作製 1 . の へ C N 組 準備 し摩擦試 験 を行 っ x た 膜 を成膜 し た も の と , . 円 筒試験 片 : C N x 膜有 り , 平板試験片 : CN x 膜有 り 円 筒試験 片 : C N x 膜有 り , 平板 試 験片 : C N x 膜無 し 円筒試験 片 : C N x 膜無 し , 平板試験片 : C N x 膜 有り 円 筒試験片 : C N x 膜無 し , 平板試験片 : C N x 膜無 し 10 6 母材 の み の 組み 合 わ せ を以 下 第 5 章 D C N = 膜す x 18 1 m . h 図 表 5 1 ・ べ り 軸受 及 び 静 圧 気 体軸受 保 護 膜 d m 20 O = . 13 8 = m . m ・ 号 m 円 筒 試 験片 の 概 略 図 の 組み合わせ Si( 1 0 0) S U S304 】 ○: C N x o n S U S 30 4 ○: C N x o n S U S 30 4 ○: C N x o n $ i( 1 0 0) ロ〉 【∃ :; コ lq ×: 0 0 〉く Z × :S U S 30 4 × :S U S 30 4 の応用 m 円 筒 試 験 片及 び 平 板 試 験片 の 摩 擦 条件 5 1 へ ○: C N U x ×: 1 07 S i( 1 0 0) o n Si( 1 0 0) S i( 1 0 0) 第5 章 5 2 . 図5 写真 2( - ) a 払) ( c) , 及 び( d) に , , 試験片保持部 の 概略 図 , 膜す べ り 軸受 及 び 静 圧 気体軸受保 護 膜 x の応用 へ 実験装置 及 び 実験方法 2 . C N び 平板 試 験片 は , 環境制御 型 す べ り 軸受摩擦試 験機 の 概 略 図 及 び 試 験片保 持 部 の 外観 写 真 を示 す , 接触 面 で の 片当 た り によ る 試 験片 の 破損 や , 円 筒試験片 及 . 装 置 の 破損 , 外観 , , 及び実 験結果 に生 じ る 誤 差 を引 き 起 こ さ な い よ う に配 慮 し た 平板試 験片 下 部 に 図 5 2( c) ・ . に示 す よ う なボ うに ー ジ ル ョ よ り 荷 重 は 増 幅 され る ノ 略 図 の よう に は回転 し , N R 1 5 0( P C を真 空 チ ンバ ー ャ ンバ 内か らリ 下 に なるま で 窒素 ガ 度は , . 油 圧 縮 式 荷重増幅装置 に , 図 5 摩擦 力 は ・ , ム ー カ ー ド式 デ ー によ り 伝達 さ せ 変化 は の , , ・ 2( a) 図 5 上方でチ ・ 2( c) タ 収集 装置) に よ り ノ ひ ずみ ゲ トパ ソ ー に声す概 平板試 験片保持部 ジ式 ー ア ン プ を用 い て , ー ェ ド ー ロ 増幅 され , コ ン に 取 り込 そ の後 . 試 験 片取 り 付 け 後 チャ と した タ に よ り 回転 さ せ る ー 測定 され た電 圧 . - , こ式 荷重 は 図 5 2( a) に示 す よ ・ . 円 筒 試 験片 は 試 験片 固定 回 転軸 に 発 生す る ト ル ク を て こ 式 ア , K EY E N C E ス の 保持方 式 を 採用 し た 円 筒試験片 と 平板 試 験 片 と の 間 の 摩 擦 力 によ り に よ り測 定 した まれた . トに よ り 接続 さ れ た モ ン ベ ル ガ ト式 ン 試 験片直 下 か ら荷 重 が か か る よ う に て , セ ル イ , そ れ ぞれ を真 空 チ ャ ンバ 200 ー ロ , ー ー ス タリポ ー ンプ 内 に封 入 す る ク し , によ り 0 1 P . a ま で 真 空 排気 し N 及 び 50 1 . 内 に流入 し続 けた そ , m , 窒素 大 気 圧 を 超 え た と こ ろ で 酸素濃度測定装 置 に . 残 留酸素濃度 を 測 定 す る を流入 し続 け , m の 残 留酸素濃度 が . 後摩擦 試験 を行 /s で . 一 10 8 定と した . っ た . 1 50 p p m 以 荷重及 び す べ り 速 ま た 摩擦 試 験 中 は 窒素 ガ ス 第5 章 5 2( 図 図 ・ 5 2( b) - ) a C N x 膜す 環境 制御 型 す 環境 制御型 す べ べ べ り 軸受 及 び 静圧 気 体軸 受保 護膜 り 軸受 摩 擦 試 験 機 り 軸 受 摩擦 試廟 109 の概略図 機 の 外 観写 真 へ の応用 第5 章 S id e C N x 膜す べ り 軸 受及 び 静 圧 気 体 軸 受保 護 膜 vi e w S t e e l b a ll 図 図 5 2( c) ・ 5 2 ( d) ・ 試験 片保 持 部 の 概 略 図 試 験 片保 持 部 11 0 の 外観 写 真 へ の 応用 第5 章 5 2 . 膜す べ り 軸受 及 び 静 圧 気体軸受保 護 膜 x へ の 応用 摩 擦 試 験結 果 及 び 考察 3 . C N 図 5 3 に C N ・ x 膜 を 円 筒試験片 と 平板 試験片 の 両面 に 成膜 し た 場合 し た 場合 及 び 成膜 し な い , 両 面 とも に 成 膜 し な い 片 面 に成 膜 , 場合 の 摩擦係数 の す べ り 距離 に 伴 う変化 を示 す 図 よ り . 場合 に は 摩擦係 数 は 初 期 か ら 0 3 程度 で あ る こ と が わ か る . , 方 両 面 と も に 成膜 し た 場合 には 初期 0 3 程度 の 摩 擦係数 が 摩 擦 と 伴 に 減 少 し 一 , , 0 0 1 以 下 ま で 減少 す る こ と が わ か , . た っ . け 成膜 し た 場合 また 。 摩擦係 数 は 初期 か ら 0 5 。 , 片 面 だ け 成膜 し た 場合 に は 程度 の 非常 に 大 き な 値 と な 図 中央 印 で 示 す 位置 で 摩擦係 数 は 急激 に 上 昇 し 装置 の 計測 限 界 ( け た . また , て小 さ い が 平板 だ け 成 膜 し た 場合 に は , そ , の後わずか , っ = 1 0) . , 円筒だ , た . さ らに を 突破 し . 摩擦係数 は 初期 0 2 程度 で 成膜無 し に比 べ . に減少 する だ け で あ っ た . 、 図 5 4 に 摩擦試 験終 了 後 の 円 筒試験片 及 び 平板試 験 片 の 光学顕微 鏡写 真 を示 す ・ , 摩擦試 験 に お い て 片 面 の み 成 膜 し た 場合 に は , い 膜 の 摩耗 と は く 離 が 観 察 さ れ た も に 激 し い 摩耗 は 見 られ な か 摩耗粉 及 び はく 離 した C N , た っ x 一 . これ 増 大 す る と 考 え られ る 良好 な 排出 と 以上 の C N , よう にす に 重 要 で ある こ x べ . , の 片面 の 膜 の 破 片 が 摩擦 面 に入 り 込 み ら の 観 察結 果 よ り 面 全面 に は達 し て お らず 方 ( b) 及 び( c) , の膜がな い . . 摩 擦初期 か ら 異音 が 発 生 し ( a) は 両面 と も に 膜 が あ る 場合 で あ る が . え られ る 傷 が 帯状 に 観 察 さ れ た ( d) 見 られ た , , 両面 と , ア プ レ シ ブ 摩耗 と 考 , 摩耗 は 見 か け の 摩擦 の 急増 , 十 分 に 摩擦力 が を防止 する た め に は , 摩耗粉 の 膜 の 基板 か ら の は く 離 を 防 止 す る必 要 が ある と 考 え られ る り 軸受 に よ る 試験 で は 両 面 と も に 成膜す る とが明らか にされた . 111 , 場合 にお い て も 同 様 に 激 し い 損傷 が 摩擦 が 増 加 し た 場合 で も よ う な 摩擦係数 激し み 成膜 し た 場合 に は 局 部 的 に C N 女 膜が はく 離 した だ け で こ の , , . こ . とが 低摩 擦 の た め 第5 章 C N x 膜す べ り 軸受 及 び 静 圧 気 体軸受 保 護 膜 へ の応用 ヱ u ¢ で 茫 苫 O u O 苛 〇0 1 . 迂 0 0 01 . 0 1 2 3 S lj d i n g d i s t a 図 5 3 ・ 4 L n c e 各試 験条件 に お ける 摩擦係数 の す 112 5 べ , 6 m り 距離 に 伴 う変 化 7 第5 章 C N 膜す x べ り 軸受 及 び 静 圧 気 体 軸 受 保 護 膜 へ の応用 丁十 ≡ ナ≡ 一 芋 蔓毒手幸手 - 、ヽr 一 「 「 一三三 _ 一 . て こ \ 、 \ ' 二 二 こ 三 一 一 一 二 = = j ` 一 = 「 牢r ∴ _ (d C N x o n S U S 30 4 c y li n ( b) C N x o n S U S304 c 酉… n d er y li n d e r (わ C N x ( b) o n S i( 1 0 0) s i( 1 0 0) n 芦当 琵義 塾 ≡ 蜃 ≡ 雲 、、l、 l ヽ - -.・ ■ 霞 重要要 ヽ ◆ 、 ( c) s u s304 ・ ( d) ト ・ こ ● ▼ m d y l ( c) e r C N x o n S i( 1 0 0) 「 su s304 図 c 5 4 ・ c y li n d ( d) e r 各 試 験 条件 に お け る 摩擦 面 113 の S i( 1 0 0) 光学 頗 微 鏡 写 真 l ■ 第5 章 5 5 静 圧 気体軸受 3 . 3 . 試 験片 は 図 5 ・ 5 力 集 中 が 起 こ らな 5 6 ・ い 2 し , 5 00 , . 円 筒 の 内 外 径 部分 , に示 す よ う な 給気機構 と な げ が 行 われ 装置 によ り 行 わ れ た るため 円 筒試 験片 と 多 孔 質合 金 平板 で あ る と な る よ う に 作製 し た c m 2 よ うに バ フ 研 磨 に よ り 最終仕 上 IB A D , . 図 . C N 本試 験 で は金 属材 料 へ x の , っ m 連 続 し て 成膜 し た m m 内径 2 0 , の 応用 い ずれ の . 表面 粗 さ は 0 0 4 . m いm R 作製 し た . 114 の で あり m , 平板 試 験 . 程度 で ある a 密 着 強度 改善 の た め に S i( 1 0 0) を ス m ずれ も 試験片 も 成膜 前表 面 は 膜 は Si と の 密着強度 が 他 の 材 料 に比 n .い . 円 筒端部 で 接触時 に 極度 の 応 . の 面 取 り を行 い てい る 静 圧 気体軸受表 面 に 中間層 と し て 約 2 0 n へ の 応用 に示 す よ う な 見 か け の 接触 面 積 が 約 , 膜す べ り 軸受 及 び 静 圧 気 体軸受保護 膜 合 金 に よ り 作製 さ れ た 円 筒試 験片 は 外 径 2 5 5 S U S 42 0 片は x 試 験 片 の 作製 1 . へ C N 厚 さ 成膜 し , そ の べ パ ッ 後C N 成膜 は . 優 れて い タリ グ x ン 膜 を約 第5 章 B a s o a t o ri a l : m B ねro d o 図 5 5 ・ C N 膜す x べ り 軸 受 及 び 静 圧 気 体軸受 保 護 膜 S U S 420 o p 摘o o $ n A 触r d o p o $ itj o n 成膜 前後 の 円 筒試 験片 及 び平 板 試 験 片写真 図 5 6 ・ 平 板試 験 片 断 面 図 115 へ の応 用 第5 章 5 . 3 x 膜 す べ り 軸 受及 び 静圧 気体軸受保護膜 図 5 7 に 静 圧 気 体軸受試 験 の 試 験片設 置及 び 給 気方 法 の 外 観 写 真 を示 す ・ すよ う に , 気す る 荷 重 は お も り に よ り 与 え られ . 殺される 式 を用 い へ 応用 の 実験装置 及 び 実験 方 法 2 . C N 円 筒試 験片 及 び 平板試験 片 を 垂 直 に 配 置 し 軸受 の 接触 面 , へ , 給気 口 よ り 窒素 ガ 図 に示 ス を給 の 給 気 圧 力 に よ り 荷重 が 相 た め 実験 に よ り 得 られ た 摩擦力 か ら 摩擦係数 を 算出す る こ の . , . の に以 下 の た・ . ダ 〟 こ こで る . , Ⅳ は 荷重 ま た 係数 0 . , ダ は 摩擦 = 『 九 極 一 × ぶ × 0 83 . 物 は 給気 圧 九 及 び 劉 ま 見 か け の 接触 面嘩 で あ 8 3 は 面 取 り を 考慮 し た 接触 面 積 を 算 出す る 係数 で 給 気開始 後 荷 重 を徐 々 に増 加 さ せ な が ら摩 擦 試 験 を行 , 一 定 に て 行 われ た . ま た 給気 量 (わ は6 . 3 1/ 11 6 m in で 一 っ た 定と した 。 . ある . 回 転速度 は 5 1 rp m 第5 章 図 5 7 ・ C N x 膜す べ り 軸受 及 び 静 圧 気体 軸受保護 膜 静 圧 気体軸 受 試 験 の 試 験 片 設 置 及 び 給 気 方 法 の 外 観 写 真 1 17 へ の 応用 第5 章 5 3 . 膜す x り 軸 受及 び 静 圧 気体軸受保護 膜 べ 図5 8 に 荷 重 を 徐 々 に 増加 さ せ な が ら摩擦試 験 を行 ・ , 数 に伴 う摩擦係数 の 変化 を示 す 図 に示 す よ う に 。 摩擦 力 は発 生 し て お ら ず摩擦係数 は 0 で あ る 摩擦 力 が 発 生 し 摩擦係数 は 0 , に伴 に表 面 が な じみ い徐々 する と , ∼ . 01 c y cl e s し数 に 伴 い 程度 ま で 減 少 し た は 非常 に 低 徐 々 に増 加 し , 同様 の 摩擦試験 を 5 回行 , C N x に達 し て お り , い は , たが っ いて も っ そ の 後数 十 , N の , 図 5 ・ 8 . 2 , て い っ っ 程度 ま で 上 昇 し て 高負荷状 態 で は . 25 M P か ら わ か る よう に こ c y cl e s 5 9 ・ とが わ か る . , a , . 11 8 い た 後 , , 5000 . た に示 す . . 図 に示 十分 に 低 い 摩擦係 接 触 面圧 は 2 M P , に比 べ 初期 の 数 また図 5 10 ・ 8 ∼ 倍も高い 数百 c , a . y cl e に 摩擦 後 摩 琴面 に は 膜 の は く 離等 は 見 当 た ら ず し て 十分機能 を 果 た し て い る と 考 え られ る の 摩擦係 数 は 摩擦 嘩り 返 た 試 験片 の 組 み 合 わ せ に 対 し また 318 軸受 面 に , 次 に 2 2 7 N に 負荷 を 増加 . 振幅も徐 々 に大 きく な 摩擦係 数 の 急 激 な 上 昇 は な い 受 面 の 光学顕微 鏡 写 真 を示 す が , , 摩擦 面 は 摩擦繰 り返 し 数 , の後 そ , 摩擦係数 は 0 , 摩擦 回 転 , 負荷す る と 負荷 荷 重 と 摩擦係 数 の 関係 を 図 , . の あ の 3 1 8 N に 負荷 を 増加 さ せ る と , 面 圧 は 静圧 気体軸受 の 許 容 面 圧 0 こ の よ う な 高 い 面 圧 にお い て の後 そ し か しな が ら . 摩擦 係数 膜 を 成膜 し な か こ の . た ん 上 昇 した が っ い 摩擦係数 で 数 を示 し て い る こ とが わ か る にお い た 実験結果 っ の後 137 N 摩擦係 数 は 徐 々 に 減 少 し た , で 摩擦 試 験 を 終 了 し た 際 に は す よう に 応用 摩擦 初期 は 無 負荷 で あ る た め , そ . 程度 と な っ た 15 . 数十 c y cl e s 。 摩擦 係数 は 0 0 5 程度 ま で 摩擦係数 は 0 数 の へ 摩擦試 験結果 及 び 考察 3 . C N s の軸 保護膜 と 第5 章 C N x 膜す べ り 軸受 及 び 静 圧 気体軸受保護膜 へ の 応用 〇3 5 . 〇3 0 ヱ . u O で 〇2 5 . 茫 〇2 0 苫 U u . 〇1 5 . O 苛 迂 ■ 札 一0 」 〇0 5 . 0 00 . 0 1 000 N 図 u m 5 8 ・ b 2000 e r o f r o t a ti n 4000 30 00 g c y c[ e s N , C y C] e s 摩擦係数 の 摩擦繰 り 返 し 数 に 伴う変化 119 5 000 第 5 章 C N x 膜す べ り 軸受 及 び 静 圧 気 体軸受保護 膜 へ の 0 8 _ ま 0 7 ■ 一 u ¢ 0 6 ■ ち 茫0 苫 0 U u O 5 ■ 4 ■ 0 3 ■ 苛 迂0 2 ● J 0 1 . 0 1 00 200 L o ad 図5 9 ・ C N x 300 W , 400 N 成 膜軸受及 び 成膜無 し 軸受 の 摩擦係数 と 負荷荷重 の 関係 1 20 応用 第5 章 図 5 10 ・ 50 00 c C N x y cl e s 膜す べ 摩擦 彼 12 1 り 軸 受 及 び 静 圧 気 体軸受 保 護 膜 の 軸受 の 面 光学 顕 微 鏡 写 真 へ の 応用 第5 章 5 . 結 4 C N 女膜の C N x 膜 す べ り 軸受及 び 静 圧 気 体軸受保護膜 超 低 摩 擦特性 を利 用 し た 軸受 を 考案 し す べ り 軸受 の 軸受 面 保護膜 , の 可 能性 を明 ら か に す る た め 成膜無 し の 試験 片 を 準備 し摩擦試験 を 行 っ た 気 体軸受 の 欠 点 で あ る , 成膜 し た 静 圧 気 体軸受 を 試作 し た ( 1) す 以下 の 結論 を 得 た み , な じみ の . ( 負 荷荷 重 は 3 1 8 N) a の 負荷直後 に は 0 か らの C N , x 15 程度 で あ た っ . 接触 時 に は す , べ 両面に C N 女 膜を の x 膜 が 成膜 され て , M P a に対 し の 負荷 時 に お い て 01 そ も , , っ た . , 数 ∼ 数 十 c y cl e s . の 8 倍 の 負 荷面 圧 で あ る 2 摩擦係数 は 急激 に は 増加 せ ず こ の っ た . , ま た 軸受 面 た め短 時 間 の 給気 圧 不 足 に 対 保護 膜 と し て 十分 に 役割 を 果 た す こ と が 明 ら か と な っ た 122 る 場合 遷移す る 際 に 摩 擦 へ 程度 の 非常 に小 さ な 摩擦係数 で あ 膜 の はく 離等 も 見 られ な か い 。 し か しそ の 後 . . . し 軸受 面 接 触す る両 面 に C N , 後 に摩擦係数 は 0 0 2 程度 ま で 減 少 し た ( 3) 静 圧 気体軸 受 の 許 容 面 圧 0 2 5 318 N , 軸受 面 が 非接触 状 態 か ら接触 状態 , M P 開発 を目 的 と し て . , 及び 大 荷 重 が 発 生 し た 場合 を 想定 し た 実験 を 行 い . いて 力 が 発 生 し 初期摩擦係 数 は 0 の の , . 摩擦係 数 は 0 0 1 以 下 の 超 低摩 擦係数 を示 し た ( 2) 静 圧 気 体軸受 にお い て 片 面 に成 膜 , 及 , . り 軸受 型 摩擦試験 に お べ の , 軸受 面 の 両 面 , 接 触 時 の 軸受 面 の 破 損 を 防 止 し , り 軸受 と し て 使 用 可 能 な 複合軸受 そ の 結果 の 応用 言 び 低摩擦特性発 現 また へ . 第5 章 5 1 2 . . . 5 . x 膜す べ り 軸受 及 び 静 圧 気 体軸受保 護膜 へ の 応用 参考 文 献 十 合晋 , 気 体軸受 , 吉本成香 一 岩藤任善 ・ , 機械 学会論 文 集 ( C 編) 3 C N 吉本成香 , 設 計 か ら 製作 ま で ・ , 共 立 出版 ( 1 9 8 4) 円 板型多 孔 質静 圧 気体 ス ラ , 62 気体軸受 の 動向 ( 1 9 9 6) 2 7 6 2 8 3 ス . ト軸 受 に 関 す る 研 究 ・ , トラ イ ボ ロ 12 3 ジ . ス ト , 42 ( 1 9 9 7) 9 6 6 9 7 1 ・ . , 日本 第6 章 第 6 緒 1 . こ C N 章 6 x C N 言 れ ま で に述 可 能 で ある 膜 の 超 低摩擦 現 象 発 現 に 必 要 な 雰 囲 気酸素濃度 限 界 膜 の 超 低摩擦 現 象 発 現 に 必 要 な 雰 囲 気 酸 素濃度 限 界 べ られ た よ う に と が す で に 明 ら か で あ る(1 こ x こ , と が 報告 さ れ て , 2) 膜 は 窒素雰 囲気 下 に お い て x また . い C N る( 3 , こ の 超 低摩擦現象 , 亜 . 今後 超 低摩擦現象 を 安価 に 実 現す る こ と で あ る . C N , そ の x , 超 低摩擦 と な る を 利 用 し た 軸受 の実現は 膜 を実用化 する た め に は ため , 使 用 す る 窒素 ガ ス , こ の の 純度 を 低 く す る 必 要 が あ る が 0 0 1 以 下 の 超低摩擦係数 を 維 持 す る た め に 窒 素雰 囲気 が必 . , 要 で ある い , 大気中 及 び 酸素 中 で , C N の た め 超 低摩擦 を 実現 で き る 酸素濃度 限 界 を 正 確 に 把握す る , , そ る N た 従来 の 実験結果 か ら . こ で 本章 で 2 0 , 2 , C O 2 C N x 嘩 の 大気中 で の 利 用 を 検討す る た め 及び A r の は , 各種雰 囲気中 で 摩擦 試 験 を 行 い , , x こ 膜 の 摩擦係数 は 高 と が重 要と な る . 主 に 大気中 に 含 ま れ 摩擦 面 を詳 細 に 観 察 し . さ らに , 雰 囲 気中 の 0 2 濃 度 を 変化 さ せ た 摩擦 実験 を行 い 擦 に及 ぼ す 0 2 濃度 の 影響 を明 ら か に し た . 12 4 , C N x 膜 と Si 3 N 4 球の摩 第6 章 6 摩擦試 験 は 行 m た っ /s 膜 の 超 低摩擦 現 象 発 現 に必 要 な 雰 囲 気酸素濃度 限 界 x 実験方法 2 . C N 章 で 使 用 し た 環境制御 型 ピ ン オ 直径 い た 2 相 手 材料 は ・ また , 第 , , 8 m の Si3 N m 球 を用 4 湿 度 が 摩擦 特性 に及 ぼ す影響 を 考慮 し , にお い て行われた ン ディ ー ス 荷重 0 . 4 N . す べ り 速度 0 , 26 . ず れ の 実験 も 乾燥雰 囲気 中 い , ク 摩擦 試 験機 によ り . ( 1) 雰 囲気 ガ ス 種 の 影響 ャ ンバ チ N 2 た 0 , ・ 2 C O , 内 の 雰 囲気 を ロ ー 2 及び A , 得 られ た C N 形 状 が 観察 され われ た r の ー タリ それぞれ ン プ によ り ガ ス を の 膜 の 摩擦 面 と S i 3 N x ポ ー 0 1 0 1 M P 球 上 の 移着膜 は 4 まで排気 し a , そ の後 , ま で 封 入 し摩擦試験 を 行 a . , P . それぞれ A F M , っ によ り 表 面 、 移 着膜 は E D S に よ り 特定 元 素( C , N , 0 及 び S i) の 組成分析 が 行 , . ( 2) 0 2 濃度 の 影響 チャ ンバ ー 内 の 雰 囲気 を 0 1 . P ま で 排気 し a され た混 合気体 を 酸素濃度計 で 測定 し 0 , 2 , そ の 濃度 が 1 0 0 以 下 と なる よ う に 調節 し た 雰囲気中 で 摩擦試 験 を 行 面 と Si3 N ( 3) 0 4 た . 1 0 , . , 2 ボ 0 1 . ン ベ か ら導入 及び0 01 , 。 % 得 られ た C N 女 膜 の 摩擦 球 上 の 移 着膜 の 表 面形 状 が A F M に よ り 観察 され た ンバ ー 内 の 雰 囲気 を 0 に なる ま で 導 入 し 徐々 に チ ャ . ンバ 1 P a 摩擦試 験 を行 , 内 ー . へ 0 2 ま で 排気 し そ の 後 チ ャ , た っ を 導入 し 摩擦係数 が 安定 し て . 0 , ンバ 2 内に N ー 2 を0 1 M P . 1 以 下とな 0 0 . っ た後 a , 濃度 の 増加 に 伴う摩擦係 数 の 変化 を 測定 し . ( 4) 0 2 濃度 減 少 の 影 響 大 気雰囲気中 で 摩 擦 試 験 を 開始 し , バ っ 21 , 及び 0 2 濃度増 加 の 影 響 2 チャ た 後N ー 内 へ 導入 し 0 2 摩擦 係数 が 安定 し た 後 , 徐々 に N 濃度 の 減 少 に 伴う摩擦係 数 の 変化 を 測定 し た 125 . 2 をチ ャ ン 第6 章 6 6 . 3 . 1 6 . 3 . 1 図 6 1 に 異 な る 4 種類 の 雰 囲気 中 で そ れ ぞれ 異 な る 雰 囲気中 で 行 わ れ た , に 伴 う摩 擦係 数 の 変化 を示 す 増加 し た が A r で 後 の , N 中で 2 及び C O 約0 . 25 2 中で の 摩擦係数 の . . 一 , . 0 度 摩 擦係数 が 上 昇 し た 後 , 2 . x 膜 と Si3 N 4 球 の す べ り 距離 す べ り 距離 に 伴 い , r 一 時徐 々 に 程度 で摩擦 係数 は 急 激 に 減 少 し始 め た m 以 下 の 超低摩擦係数 が 得 られ た 程度 の 摩擦係 数 で あ っ た A 約 0 1 程度 の 摩擦係数 を示 し た C N 挙動 は よ く 似 て お り 程度 の 安 定 し た 摩擦係 数 が 得 られ た 高く 1 . , の 摩擦係数 は す べ り 距離 が 2 0 , , , そ , . 後 摩擦係数 は 徐 々 に 減 少 し 0 0 の の 摩擦試験結果 摩擦 特性 1 . ・ そ 膜 の 超低摩擦現象 発 現 に必 要 な 雰 囲 気酸素濃度 限 界 x 実験結果 3 . C N こ . とがわ かる 摩 擦係数 が 急 激 に 減 少 す る ま , 中 で は 摩擦係 数 が 急激 に 減 少 し た 後 0 0 3 , これ に対 し C O 2 中で は , . 摩 擦挙動 は不 安 定 で 中 で は 摩擦初期 の 摩擦係 数 が 本条件 の 中 で 最 も 徐 々 に減少 した 12 6 . . 第6 章 ユ Ⅶ x 膜 の 超低 摩 擦 現 象 発 現 に 必 要 な 雰 囲気 酸 素濃度 限 界 0 6 盲 ○ C N ■ 0 0 U 茫 苫 O 0 4 ▲ U 3 弓O 2 u O 道 〇1 . 0 20 40 60 S li d j n g d i s t a 図 6 1 ・ 80 n c e L , 1 00 120 m 各種 雰 囲 気中 に お ける 摩擦 係 数 の 摩擦繰 り 返 し 数 に 伴 う 変 化 127 第6 章 6 3 . 図 6 ( d) に そ れ ぞ れ の 雰 囲気中 に お け る 摩擦 距離 1 3 0 , 像 を示 す わ かる N . そ , ∼ の 2 膜 の 超 低摩 擦現象 発 現 に 必 要 な 雰 囲 気酸素濃度 限 界 x 摩擦 面 の A F M 観察 2 . 2( a) ・ A F M く 1 . C N . 図 に示 す よ う に 中 で Si 3 N 厚 さ は約 6 3 全て , の n m であ た っ 一 . 方 A , r 0 , 2 及び C O , 2 中で は ヘ , , m , 0 2 中で約 166 n m , 着 膜厚 さ の 関係 を示 す きな 図6 ・ 4 ( a) 像 を示 す . ∼ であ m た っ っ た い こ とが わ か る い な い こ とが わ か る 薄い 一 . . こ とが r ル ツ の接 中で 約 1 5 7 図 6 3 に 最 小 摩擦係数 と 移 ・ . . 次に , A しか し , r 及び C O 0 2 2 , C N x 膜 の 摩擦 面 A F M C N x 膜 が ほ と ん ど摩耗 し て 中 にお い て も C N x 膜 は ほ とん ど摩 耗 し て 図 よ り 最 も 低摩擦係 数 を示 し た N な , n ( d) に そ れ ぞ れ の 雰囲気中 に お い て 摩擦 され た い 程度 の 中で 約 1 2 0 2 た 図 か ら 移着膜厚 さ の み で は 最 小 摩擦係数 と の 関係 を 説 明 で . とが 明 ら か と な い こ C O 球表 面 の 本実験条件 内 で 最 も 小 さ , 触 面 積 と 同 程度 の 面 積 の 移着膜 が 形成 し て お り そ の 厚 さ はそ れ ぞれ A n 4 い て 移着 膜 が 形成 され 条件 にお 球 上 に 形成 さ れ た 移着膜 の 面 積 は 4 の Si 3 N m 中で は C N 2 x 中で は , 膜摩擦痕 上 に 幅 2 0 様 な 厚 さ の 膜状物質 が 形成 され て い た 1 28 . p m , 高さ30 n m 第6 章 ( a) i n N 2 ( C) i n C O 図 6 2 ・ 仙 2 C N 0 01 t = . 仙 = 63 = , 0 1 t . , 膜 x = の 超 低 摩擦 現 象 発 現 に 必 要 な 雰 囲気 酸 素濃度 限界 n m ) 120 各種 雰 囲気 中 で S i 3 N ( b) i n O n m 4 ) 2 仙 (d) i n A r ( p = 0 25 t . = 0 03 t . = . . = 1 6(∋ n 157 球 上 に 形 成 され た 移着膜 の A F M 観 察像 129 ) m n m ) 第 章 6 C N x 膜 の 超 低摩擦 現 象 発 現 に 必 要 な 雰 囲 気酸 素濃度 限 界 u 竜 〇3 0 . 三 u O C N x c o a ti n S Ii di n g L o ad W 〇25 . (1 0 0 g e ed $ P : 0 4 N V : n m ) 0 13 o n m . Si(1 0 0) /s . ち 茫 〇2 0 . 芸 U u 〇1 5 . O 苛 苫 0 ∈ コ ∈ 0 〇5 . 蓋 ≡ 0 〇〇 . 50 T ra 図 6 3 ・ 1 00 n s fb r r ay e 各種雰 囲気 中 で S i 3 N 4 r thi c k 150 n e s s t, n m 球 上 に 形 成 され た 移着 膜 厚 さ と 最 小 摩擦係数 の 関係 1 30 200 第6 章 ( a) i n N 2 ( p (C) in C O 図6 ・ 4 2 C N = x 膜 の 超 低 摩 擦 現 象 発 現 に 必 要 な 雰 囲 気 酸 素濃度 限 界 0 0 1) ( b) i n O . 山 = 2 仙 ( d) i n A 「 仙 0 1) . 各 種 雰 囲 気 中摩擦 後 の C N 1 31 x = 0 2 5) . = 膜 表 面 の A F M 観察像 0 0 3) . 第6 章 6 3 . C N 1 . 膜 と Si3 N x e r si v e D is p Sp 4 球 の 摩擦 によ り e ct r o s c o に 0 2 , 6) . 中 で 摩擦 され た S i 3 N これ . 度は , に対 し , Si , それぞれ の 4 , N 2 n . , N A 測 定時間 1 0 0 秒 の , 0 , , 及 び Si 球 上 の 線 分析結果 を示 す 4 . い . 強度 は 移着膜 の 形成 によ り 減 少 し て い た こ の 様 に して . , n e r gy た っ 定条件 に て 行 図6 5 - . い た い る こ とがわ か ま た 移着膜 . の 0 異 な る 4 種類 の 雰 囲気中 で 形 成 さ 。 雰囲気中 にお い て 得 られ た 最 小 摩擦係数ド 最 小 摩 擦係 数 が 低 い 含有す る 0 強度 が こ とがわかる 13 2 . 強 t , 球 の 0 強度 の 差 A I を それ ぞ れ の 移着膜厚 さ t で 除 し た 値 と , . ず れ の 表 面 も 移着膜 を 横 , m in の 関係 を 図 6 6 に 示 す , ・ 他 の 3 種類 の 雰 囲気 に 比 中 と比 較す る と 7 倍 も 高 い 0 強度 で あ る こ と が わ か る さ い 方が 一 種類 で あ る の 4 図 か ら 移着 膜 中 に C 強度 が 増 加 し て 中 で 形成 され た 移着膜 で は 2 く た 球表 面 よ り 増 加 し て れ た 移着膜 と S i 3 N 0 っ 球 上 に 形 成 さ れ た 移 着膜 の E D S ( E 分散 型 Ⅹ 線 分析) 装 置 を 用 い 線分析 を 行 分析 を 行 っ た 特定 元 素 は C 切 る よ う に 線分析 を 行 る ー 4 加速電 流 1 O , . Si 3 N , ネル ギ e : エ p 分析条件 は 加 速電 圧 3 O k V われ た( 5 膜 の 超 低摩擦 現象 発 現 に必 要 な 雰 囲 気 酸素濃度 限 界 x E D S に よ る 表 面 分析 3 . C N . また , 0 べ . 高 強度 が 小 第6 章 C N x 膜 の 超 低 摩擦 現 象 発 現 に 必 要 な雰 囲気 酸 素 濃 度 限界 1200 1 00 - S l u コ ▲ 6 U0 O U 4 ▲ ▲ U U 1 00 P 図6 5 ・ 0 2 中 で Si 3 N 4 30 0 2 00 o s iti o n m 球 上 に 形 成 され た 移 着 膜 13 3 40 0 m の E D S に よ る 線 分析結 果 第6 章 C N x 膜 の 超 低摩擦現象発現 に必 要 な 雰 囲気酸素濃度 限 界 T の 凸 山 u L O - の u 巴 ∈ u 乱2 5 れ u 竜 l の ゆ ¢ u 三 u 〓 l 〇2 0 芯 -0 示 0 葛 診 P ≡ 6 顎 }L 一 - ○ の l u コ 0 0 - 〇 二 U U u コ O ち 蟹 芸 乱1 5 ¢ U 倉 P u 巾 〓 ぜ 仇1 0 ¢ P 竺 u 〓。 u O 竜 王 ∈ 届 巴 Ⅶ u 0 0 p 岩 屋 き l 石 O q - ¢ . ⊃ ■ 〇0 む . ∈ - 苫 < ≡ L ¢ お 〇 〇0 . i n A ′r ー 図6 6 ・ in N 2 i n C O 2 in O 2 単位移着 膜 厚 さ 当 た り の 0 強 度 と 最 小 摩 擦係数 の 関係 134 第6 章 6 6 . . 3 . 2 3 . 2 っ , た . 0 中 で は 移着 膜 に は 酸素 が 含有 し 摩 擦係数 を 増 加 さ せ る こ と が 2 そ , こ で 0 2 濃度 に 注 目 し , 異なる 0 り 距離 に 伴 う変化 を図 6 7 に示 す べ 雰 囲気条件 で は 数 が 測定 され た , 0 12 . 以 上 で ある 1 . とが わ か る こ 濃度 の 雰 囲 気 中 に お け る 摩擦 しか し . の 条件 にお い て も 0 0 1 % 以 下の 0 , . 2 , 摩 濃度 の す べ り 距離 に 伴 う な じ み の 後 0 0 1 以 下 の 非常 に 安 定 し た 摩 擦係 , また . 係 数 が 測定 され た . 2 図 か ら い ずれ ・ 擦初期 の 摩 擦係数 は 0 条件 で 膜 の 超 低摩擦 現象 発 現 に 必 要 な 雰 囲 気酸 素濃度 限 界 摩擦 特性 1 . 明 らかとな の x 酸 素濃度増減 に 伴う摩 擦試 験結果 前節 にお い て 係数 の す C N 一 . 程度 0 1 % , . 方 21% , , 1 00 % , , . 及び 1 0 % の 0 2 潰 度で は 及び 100 % の 0 2 濃度 で は 摩擦係 数 は 安 定 せ ず . の 条件 で 0 2 3 . 0 06 . 程度 の 安定 し た 摩擦 程 度 の 摩 擦係数 と な っ た 1 35 . , 21 % 第6 章 C N x 膜 の 超 低 摩擦 現 象 発 現 に 必 要 な 雰 囲 気 酸 素演 度 限 界 〇5 0 . ま 一 u 〇4 0 . 〇 . 召 茫 〇3 0 聖 岩 . u O 〇20 . 弓 道 〇1 0 . 〇00 . 50 1 00 1 50 2 00 S li d i n g d i s t a 図 6 7 ・ 異なる 0 2 n c e 250 L , 3 00 m 濃度中 に お け る 摩擦 係 数 の 摩擦 距 離 に 伴 う 変 化 13 6 350 第6 章 6 3 。 図 . 6 8 0 01% ・ 2 . 摩擦 面 2 に S i3 N 以下 . 0 2 の 0 2 C N x の A F M 膜 の 超 低摩擦現象 発 現 に 必 要 な 雰 囲 気 酸素濃度 限 界 観察 球 上 に 形 成 され た 移着膜 の A F M 像 を示 す 4 潰度 で は 移着 膜 幅 が 最 も 小 さ か , 濃度 にお い て 得 ら れ た 移着膜 幅 が 着膜 た比 ともに , べ わ ず か に広 く な 多く の っ た . ・ , 0 突 起 状移着物 が 観察 さ れ た た 2 . 濃度 で は 10 0% 度 の 非 常 に 大 き な 移着膜 が 球 上 に形 成 され て い た 13 7 . . % 以下 . 1 % の , 及び 1 0 % の . 条件 で 得 られ た 移 移着膜幅 が さ ら に広 が る と , の 0 摩擦 係数 が 最 も 低 い 次に 0 . 程度 で 0 0 1 5 0 ドm 21 % の っ . 2 濃度 で は , 直径 4 0 0 いm 程 第6 章 ( a) 0 01 . ( C) ・ 異な る 0 2 % 1 0 % . ( e) 1 図6 8 C N 00 % 膜 の 超 低 摩擦 現 象 発 現 に 必 要 な 雰 囲 気酸素濃度 限 界 x 山 仙 = . 0 0 6) = 仙 濃 度 中に お 0 0 1) . ( b) 0 1 % 仙 (d ) 21 % . 仙 = 0 0 6) . = 0 1 2) . 0 2 3) = . い て Si a N 4 138 球 上 に 形 成 され た 移着 膜 の A F M 観 察像 第6 章 6 6 3 . 3 。 ・ ンバ チャ 。 に N 6 9 図 チ 3 . ー ャ ン バ ー 0 1 2 濃度増 加 に 伴 う摩 擦係 数 の 変化 雰 囲気 中 にお 2 内の 0 2 濃度 を , いて 0 0 1 . 度の 0 2 0 0 1 以 下 の 安 定 し た 低摩擦係数 と な 内 に導入 す る と 同 時 に 以 上 ま で 増加 し た 濃度 で , . た後 に っ . , 徐 々 に 増 加 さ せ た 場合 の 摩擦係数 の 変化 を示 す 濃度 の 増加 に 伴 い 徐 々 に 増 加 し は 膜 の 超 低 摩 擦 現 象 発 現 に 必 要 な 雰 囲 気酸 素濃度 限 界 x 雰囲気 の 0 2 濃 度変化 の 影 響 3 . C N 0 2 0 , 摩擦係数 は 増加 し た , 濃度 が 2 2 0 % . 。 以上 とな そ っ の 後 たと , こ ろで , ∼ 0 08 とな . 13 9 っ た . 2 を 2 摩擦係数 , . 0 摩擦係数 は 0 濃 度 の 増 加 に 伴 い 摩擦係数 は 徐 々 に 増 加 し 摩擦係 数 は 約 0 0 5 . , 21 % 程 第6 章 C N x 膜 の 超 低摩擦 現 象発 現 に 必 要 な 雰 囲 気酸素濃度 限界 ボ ・ 1 0 > ヱ ざ u ¢ O 傭 じ N 茫 O 苫 〇2 U - O . u u O O 篤 苛 〇1 迂 と . u ¢ U u 0 O 0 10 0 200 S li d i n g d i s t a 図6 9 ・ 0 2 400 300 n c e L , 、 m 濃度 の 増 加 に 伴 う摩擦係数 の 摩擦 距離 に 伴 う変化 1 40 U 第6 章 6 3 . 図 の 6 10 ・ 2 2 . にチ 変化 を示 す は0 し . , . 0 ャ ンバ 0 . 2 2 C N . 1 9 % の 0 . 2 膜 の 超 低摩擦 現象 発 現 に 必 要 な 雰 囲 気酸 素濃度 限 界 濃度減 少 に 伴う摩 擦係数 の 変化 ー 内の 0 2 濃度 を , 2 1 % か ら 徐 々 に 減 少 さ せ た 場合 の 摩 擦係数 濃度 を 減 少 さ せ た 場合 6 % か ら 4 か ら 0 3 に 増加 し た が 2 x , , そ の 後 , 0 2 % に減少 する に つ れ て 摩 擦係数 濃度 の 減 少 に 伴 い 徐 々 に 摩 擦係数 は 減 少 濃 度 で 急激 に 摩擦係数 が 減 少 し た 14 1 . 第6 章 C N x 膜 の 超低摩擦 現 象発 現 に 必 要 な 雰 囲 気酸素濃 度 限 界 爵 ・ I O > ヱ u " 0 ¢ 0 歪 N O ヒ 苫 〇2 U - O . u u O O 弓 道 焉 〇 一1 と . u ¢ U u 0 O 100 0 200 S Ji d i n g d i s t a 図6 ・ 10 0 2 30 0 n c e L , m 濃度 の 減 少 に 伴 う摩擦係数 の 摩 擦 距離 に伴 う変化 14 2 U 第6 章 6 考 4 . 0 C N x 膜 の 超低摩擦 現 象 発 現 に必 要 な 雰 囲 気酸素濃度 限 界 察 濃度 が C N 女 膜 の 摩擦 に及 ぼ す影 響 を 明 ら か に す る た め 2 擦試験時 の 0 濃度 と 摩 擦係数 の 関係 をま と め て 図 2 を 減 少 さ せ た 場合 形成 さ れ て とか ら , い , Si3 N 4 る と 考 え られ 移着膜形成 時 の 0 と考 え られ る 度上 昇 し た . こ . また 0 , 2 2 濃度 を 減 少 さ せ た 場合 6 , れ は 移着 膜 内部 の 0 2 そ の 後に 0 濃度 を 増 加 さ せ て C N x 同士 02 濃度 を 増 加 さ せ る 試 験 にお い て られ る い く 場合 は 摩擦 面 の % か ら , 中 で 摩擦す る , 2 た 2 っ 濃度 で こ の こ . つ 一 濃度 で ある 4 % の 範囲 で 摩擦係数 が C N 膜自 体 の 摩 擦 に 伴 う x , 0 2 こ と で 移 着 膜 が 形成 され 摩擦係数 は 急 激 に 増 加 し た 摩擦 を 増加 さ せ た た め で あ り 2 の 0 2 一 . , , 予 め 大 気 中程度 , 濃度 の 影響 よ り も ・ 増加 し た こ と か ら 0 摩擦 時 の 0 濃度 が 超低摩擦 を 得 る た め の 重 要 な 条件 の , の . . 方 図 6 1 1 か らわ か る よ う に 予 め N 2 ・ 摩擦係数 は 0 0 2 程度 ま で し か 減 少 し な か , 構造変化 によ る 影響 と 推察 され る 一 本研 究 で 得 られ た摩 に示 す 6 11 球 上 に形 成 され る 移着膜 は , の , 従来 の 結果(2) と も 一 . これ 致す る . は 0 2 , が また特に 導 入 と 同 時 に摩擦係数 は 敏感 に 反 応 し , 極表 面 で 摩擦係 数 を上 昇 さ せ る 要 因 で あ る と 考 え . 14 3 第6 章 ヱ u O C N x 膜 の 超 低摩擦 現象 発 現 に 必 要 な 雰囲気酸素濃 度限界 軋3 で 茫 苫 〇2 U . u O 弓 道 0 〇0 1 0 1 C o 図 1 . . 6 11 ・ C N x n c e n t r a ti o n 膜 と Si3 N 4 10 of O 2 V Ol ・ % 球 の 摩擦係数 に 及 ぼ す 0 14 4 1 00 2 濃度 の 影響 第6 章 6 結 5 . C N 膜 の 超低摩擦 現 象 発 現 に必 要 な 雰 囲 気酸素濃度 限 界 x 言 本 章で は C N , に 含 まれ る N 2 0 , 膜 の 大気中 で x 2 C O , 及び A 2 r の 低摩擦 材 と し て の 中 で 摩擦試験 を 行 い 度 と 摩擦係数 の 関係 を 明 ら か に し た また なる そ の 一 0 , が C N 2 定の 0 結果 膜 と Si3 N の 結論 を 得 た ( 1) 0 2 雰 囲気 中 で Si 3 N 着 膜 に比 べ であ っ た の なか っ た , 球 の 摩擦係数 に 及 ぼ す影響 を 明 ら か に す る た め 2 濃度 を変 化 さ せ な が ら摩擦試験 を 行 た っ 異 , た っ . . 球 上 に 形 成 され た 移着膜 の 0 強度 は 約 7 倍高か . 0 強度 の 低 い 移着膜 の 場合 , N , 2 中 で 形 成 さ れた 移 摩擦係 数 が 0 0 5 以 下 , に 対 し 0 強度 が 高 い 移着 膜 で は 摩 擦係数 は 0 0 01 . 度 で ある N いて 4 移着膜 に 含 有 され る 0 2 濃 , . . 2 程度 ま で し か 下 が ら . ( 2) c N 女 膜 の お 4 大気中 , . 濃度 で の 摩擦試 験 及 び 0 2 以下 , x 利 用 を 検討す る た め 2 の 超 低摩擦 が 実現 され 中 で 移 着 膜 が形 成 し て 2 0 % . 以下 以下 の 0 2 る い こ るためには と , , 予め 0 01% . 以 下の 0 濃 及 び 移着膜 形 成 後 の 摩擦雰 囲 気 に 濃度 が必 要 条件 で ある こ と が 明 ら か と な っ た 145 2 . 第6 章 6 1 N . M 2 N . e h a ra e t a ll u r gi c al h a r a U . m U . m c o a ti n C 3 . x 膜 の 超 低摩擦現象 発 現 に必 要 な 雰囲気 酸素濃 度 限 界 参考 文 献 6 . C N o n fe e re n ce 冨 田博 嗣 , C , K . at o o a ti n M c e r N a g m TI S a t , s a n u n o ic o K , K . b a ll s , a P , , P to di n g ro ce e , m s , N it r o g ro c e e ・ 4 . 冨 田博 嗣 , 5 . ジ . p p 111 . th ジ C o n fe of re n ce . sli d i n In te e r n a g b ti o e t w e e n n al C N x Tr ib o l o g y . , ー C N レ ス 工 業) x 野 老 山 貴行 ( 都 , 膜 を 有す る 気体 学会 トラ イ ボ ロ ジ ー すべ り ・ 会議 予 稿集 , . 小 沢 秀夫 , 竹 之 下 雪徳 , 野 老 山貴 行 , 梅原徳 次 ロ EP M A ジ ー 会議 予 稿集 ( 2 0 0 3 5 東京) 3 2 9 3 3 0 の 基礎 ・ , 第37 回 CN , す べ り 軸 受 の す べ り 摩 擦 に お ける 負荷荷 重 の 影 響 ・ , , 一 学会 トライ ボ 林広 司 S E M 2004 6 ー ・ 1 01 2 ロ e r n a ti o n a l ・ 角 田耕 を有す る 気体 ロ 24 1 24 2 1 竹 之 下 雪徳 ( オ イ , , t of s 梅原徳 次 ( 名 古 屋 工 業大学) , Int l u b ri c a t e d e n di n g 軸受 に お け る 超低摩擦 現象 日 本 ト ラ イ ボ ( 仙 台 2 0 0 2 l O) of s ( 1 9 9 8) 1 5 ( 2 0 0 0) 1 0 0 7 小 澤秀 夫 一 , d T hi n F il ki 2 0 0 0 a s a 角 田耕 立 科学技術 大 学) g T ats . i d a n s g K , , , 改訂 4 版 - 表 面 科学 基 礎 講 座 分析化学 デ 146 ー 膜 日 本 トラ イ ボ . 日 本表 面 科学 会 , . 日 本分析化学会編 x タブ ッ ク , 2001 , p p 19 1 . . , 第7 章 第7 章 結 本研 究で は C N C N , 膜 の 超 低 摩 擦材 と し て x ァイ の 移着 過 程 に へ トと 同 様 の構造 つ い て 摩擦 面 へ の 層 の 存 在 を 実験 に よ り 確認 し た S i3 N の 工 業 的実 用 を鑑 み 基 礎研 究 と し て , , グラ フ 4 さ らに . り 軸受 と 静 圧 気体軸受 を 試 作 し , C N 各章 で 得 られ た 主 な 結論 を以 下 に示 す Si 3 N 4 x いて 明 ら か に した また . 球 を用 意 し か に した 次に . , C N , x 供給 す る 窒 , . . 相手材料で ある , 初期 表 面 粗 さ の 異 な る 4 水 準 の , 膜 の 摩擦係数 に 及 ぼ す相 手 面 表 面 粗 さ の 影響 を 明 ら 摩 擦 に 伴 い Si 3 N 4 球 上 に 形成 され る 移着膜 が 摩擦係数 に 及 ぼ す影響 を 明 ら か に す る た め 形 成 され た 移着膜厚 さ を 測 定 し た , 膜 が Si3 N 球 4 か にす る た め Si 3 N , で 成膜 し た C N 表面 粗 さ R ど の よ う に移 着 し へ x が 沸i 球 4 膜 をラ 30 ∼ 600 , 移著 し た C N へ x 膜と , Si 3 N ン 分 光分析 し比 較 し た マ n m の 範囲 内 で は , そ 4 . 球上 の に減少 し た . . Si3 N 初期表 面 粗 さ R っ n た が30 147 n m の か x を明ら の 厚さ n m 4 球 の 初期 の S i3 N 4 球 の 場合 . しか し , さら 摩擦係数 は 急速 , i , 程度 以 下 が 必 要 m 球 の 表 面粗 さ が 大き い ほ ど 4 y; S i3 N , また C N 最 小 摩擦係数 は い ず れ も な じ み 超低摩擦 を 得 る た め には R y; i は 3 0 で あ る こ と が 示 され た 100 へ の 結果 . . . 界 面 で ど の よ う な 結合 を 持 つ 過程 の 後 に 0 0 5 以 下 の 摩擦係数 と なる こ とが 明 ら か と な に小 さ な 0 0 1 以 下 球 の表面が 4 球 上 に形 成 され る 移着膜 が 摩擦係数 に及 ぼ す影響 が れ らを明 らか にするた め こ . 膜 極表 面 膜 を成膜 し た す べ x , 考えられ る 4 C N , 球 の 摩 擦初期 の 表 面 粗 さ が 摩擦係 数 に 及 ぼ す影響 と S i 3 N 4 x 膜 に 含有 され る 窒 素濃度 が x 膜 の 窒 素雰 囲気 中 に お け る 超低 摩 擦 の 発 現 で は 十分 に な じ ん だ 後 S i 3 N Si 3 N C N , 応用 研 究と して は . 純度 を ど こ ま で 減 少 で き る か に つ C N C N , の平 膜 に 含有 され る 窒素 が C N 女 膜 と x それ ら の 特性 を 明 ら か に し た , の 次に . , 変化 に 伴 い 形成 さ れ る と 提案 され た 低 せ ん 断 抵抗 摩擦 係数 に及 ぼす影響 を 明 ら か に し た ( 1) を詳 細 に 観 察 し た 球 と の 摩擦 に 及 ぼ す役割 を 解 明 す る た め に 素ガス 論 論 膜 の 超低摩擦機構 の 解 明 を 目 的 と し 摩擦 に伴 う な じ み 過程 に よ る 摩擦 面 x 滑化 と 相 手 球 の 結 , 表面 の谷部が 第7 章 繰 り 返 し摩擦 に 伴 て C N っ 膜 の 摩耗粉 で 埋 ま り x 常 に 薄 い 移着膜 が 形成 し た 時 , か , , た . ラ ク 考 え られ る こ とか ら 以上より . , , C N るが C N x x 膜 と S i3 N C N , x 4 一 . また こ ク及 び I D ー , 球 上 の 移着廠 に の み S i C 4 球と の 界 面 で 4 超低摩擦 に は S i 3 N ある 球 上 に 形成 さ 4 膜には共にID IG ピ x Si 3 N , て S i3 N っ 球上 4 の C N へ とが 明 ら か と な っ x た 膜の n が ル ー , 膜 に 含有す る 窒 素 が 摩擦 に 及 ぼ す影 響 は明 ら か で な い そ . こ で , 膜 の 摩擦 面 の 化 学組成 及 び 構造変化 を 明 ら か に す る た め 窒 素雰 囲 気中 , た っ . る 窒 素原 子 量 は 減 少 し グラフ ァイ 結果 よ り グラ x , トに近 い の 結果 , 摩 擦係数 の 減 少 に 伴 , , A E S 分析 限 界 値 を下 回 構造 に 変化 し て い た こ とが 明 ら か に な っ た . っ 以上 た っ . 超低摩擦 の 得 られ た 摩擦 面 は 構造変化 が 起 こ , 摩擦 に 伴 摩擦係 数 が 0 0 1 以 下 と な , ろ で 窒素原 子 は ほ ぼ 膜 内部 か ら 無 く な り X P S の 分析結果 か ら C N ケ ー . そ , の ピ ス m う変化 を A E S 分析 及 び ⅩP S 分析 を 行 ら , の 密 着 強度 の 増 加 膜 の 摩擦 面 を 作製 し こ 繰り , 移着 膜 が 形 成 , で 異 なる 繰 り 返 し摩 擦 回 数 で 摩擦 し た C N 女 と 方 球 を 窒 素雰囲気 中 に お い て 摩擦 す る と 超低摩擦 が 発 現す い C N 女 膜 に 含 有 され (3) . 摩擦 に 伴 , 移着膜 と S i 3 N の 膜 厚 の 移着膜形成 が 重 要 で ( 2) た 場合 っ 球 上 に 成膜 し た C N 4 トが 見 られ た の シフ ク が検 出さ れ た ン 分析 を 行 マ , ー 程度 の 非 m . れ た 移着膜 と Si 3 N IG ピ た っ た 場合 っ n 論 膜厚 が 大 き い 場合 には 摩擦係数 は 0 0 1 以 下 の 超 低摩擦 ま で は 下 して も そ の っ 10 ∼ 摩擦 係数 は 極 め て 小 さ く な 返 し摩 擦 に 伴 う な じみ 過 程 に よ り 表 面 が 滑 ら か に な がらなか 1 つ 結 っ た . ており の 分析 超 低摩擦 発 現時 に は C N 女 膜極表 面 か ら 窒 素原 子 が 無 く な り な が フ ァ イ ト の よ う な 構造 へ 変化 した こ と が 明 ら か と な 膜 の 窒素中超低摩擦 の 発 現 は 伴 う C N 女 膜極 表 面 の グラ フ ァイ , C N x 膜 と Si 3 N ト の よ う な 構造 へ 4 の 変化 に よ り 断抵抗 が 極度 に 減 少 し た こ と によ り 起 こ る と 考 え られ る イ ヤモ ン 得 られ た 摩擦 力 と C N x 1 48 . , そ 極表 面 層 こで , 膜極 表 面 の 引 っ か き 試 験 を行 い x 膜表 面 の 硬 さ か ら . 球 の 繰 り返 し 摩擦 に のせん ド庄 子 に よ り 摩擦前 と 後 の C N た っ , ダ , 極表 面 の せ ん 断抵抗 且 及 び 掘 , 第7 章 り 起 こ し 抵抗 月 を 算 出 し 窒 素 中 の 摩擦前後 で 比 較 し た 硬 さ は 窒素中摩擦 に 伴 果か ら 成膜直後 の C N , ぞれ 1 1 G P . GP a a 0 8 GP . , 及び 月 は 0 倍 に減少 し . x C N , 摩擦 の 初期 にお い て . こ し 抵抗 昂 はそ れ 窒 素中摩 擦 彼 の 表 面 で は 戊 は 0 , . 1 以 上より . 窒素中 で 超 , 摩擦 に 伴 い せ ん 断抵抗 と 掘 り 起 こ し抵抗 , , 膜 の 超 低摩擦機構 は 以 下 の よ う に 考 え られ る x Si 3 N 4 球上 に 1 , ∼ 10 n 球 の 表面 が 平滑 化す る 4 同時 に グラ フ , 超低摩擦 が 発 現す る . , そ こ で 応用 す べ し た 静 圧 気体軸受 の 応用 を 考 えた っ た . 減少 した こ の . そ . の 後 , 数 へ ∼ の 結果 摩擦係数 が減 膜 で 覆わ れ た と き 超低 摩 x 超低摩 擦機構 を 有 , の 接触 す る 両 面 に C N また . C N , x 膜 を成 膜 を 軸受 面 に成 膜 よ う な 成 膜 によ り 以 上 に 大 き な 負 荷 を行 っ た . そ の 結果 , 軸受 面 が 非接 遷 移 す る 際 に 摩擦力 が 発 生 し 摩擦係数 は 0 , 数十 x 低 摩擦 と な る 軸 受 の 実現 が 可 能 に なる と 考 え ら , こ で 試 作 し た 試 験片 の 摩擦 試 験 触状態 か ら 接 触 状 態 そ , 研 究と して り 軸受 膜 し超低摩擦 が 発 現す る こ と を 明 ら か に し た が 加 わ り 接触 し た 場合 で も さく 摩擦す る 両 面 が C N , サ る す べ り 軸 受 の 開発 を目 指 し そ トと 同様 な 結晶構造 の ァイ 。 擦 が 得 られ る こ と が 考 え られ る . . . 上 述 し た 結論 に 基 づ け ば れる . 程度 の 厚 さ の C N 女 の 薄 い 移 m こ の 層 は せ ん 断抵抗 と掘 り 起 こ し抵抗 が 共 に小 . , あ か き 試 験結 っ 窒素中摩 擦 に よ り せ ん 断抵抗 虎 は 1/ 1 1 , C N 女 膜 表面 で は 窒素原子 が 減少 し . 少 し ( 5) は いて それ に伴 い Si 3 N , 表面 が形成す る ③ で あり a 方 一 . 引 極表面 の , . 着膜 が形成 し ② 及 び掘 り起 . 論 低 せ ん 断抵抗 を 有す る 層 が 形成 し た こ と が 明 ら か と な っ , 以上 をまとめると ① た っ . に 減少 した a 掘 り 起 こ し抵抗 昂 は 1/4 倍 に 減 少 し た , が共 に小 さく な り ( 4) か ら 17 G P a 膜 の せ ん 断 抵抗 息 低摩擦 と な っ た 摩擦 面 にお た G P で あ a G P 2 ・ , い 23 の 結果 そ ・ 結 c y cl e s の な じみ 静 圧 気体軸受 の 許 容 面圧 0 149 . の 後 に 摩擦係数 は 0 0 2 . 25 M P . a に対 し , そ の 8 15 程度 で 程度 ま で 倍 の 負荷 面 圧 第7 章 で ある 2 M P ( 負荷荷 重 は 3 1 8 N ) a の 負荷 時に お い て も , . と か ら 短 時間 の 給気 圧 不 足 ■ 大荷重 の 発 生 に 対 し て C N , 十分 に 役割 を 果 た す 可 能性 が あ る こ と が 明 ら か と な ( 6) 超 低摩擦機構 を 有す る 軸受 を 安価 に利 用 す る た め 度 を 低 く す る必 要 が あ る かに した 予め0 01 . . そ v ol . の 結果 C N , こ で 超低摩擦 を 実現 で そ . 膜の 0 x こ 01 以下 , た x っ た . とが明らか とな す べ り 軸受 にお い て 2 . っ 0 た v ol , 2 0 以上より . 。 . , v ol . 使 用 す る 窒素 ガ ス き る 酸素濃度 限界 を 明 ら % 以下 の , x 1 50 及び 膜 を 成膜 し た % 以 下 の 酸素濃度 の 窒素雰 囲気中 で あれ ば . , 酸素濃度 が必 要 条件 で 摩擦す る 両 面 に C N 低摩擦 と なる 可 能性 が あ る こ と が 示 さ れ た の純 超低摩擦 を 実現す る た め に は の . こ の こ 膜 は 保護膜 と し て % 以 下 の 酸素濃度 で ある 窒 素中 で 移着 膜 を 形 成す る こ と 移着 膜形成後 の 摩擦雰 囲気 にお い て ある . っ 論 摩擦係数 は 急激 に は 増加 せ ず 負 荷直後 に は 0 0 1 程度 の 非常 に小 さ な 摩 擦係数 で あ , 結 , 超 謝 謝 辞 最後 に 本 研 究 を 行 う に あた り 言 を い た だ い き ま した 深 く 感謝 また , 終始 懇 切 丁 寧 な ご指 導 , 指導教 官 , の 意 を表 しま す ご鞭 捷 を賜 り , 機 能 工 学専攻 名古 屋 工 業 大学 様 々 な助 , 中村 隆教授 に . 本 研 究 を 遂行 す る に あた り 有 益 な ご指導 と ご助言 を 賜 り ま し た 名 古 屋 工 業 機能 工 学 専攻 大学 工 学部 す 辞 田 中暗 教授 一 渡 辺 義 見 教 授 に深 く 感謝 の 意 を 表 し ま , . 本 研 究 を 遂行す る に あた り 終始懇 切 丁 寧 な ご指導 本 研 究 の 試験片 作製 の た めI B A D 装置 を 利 用 さ せ て ジ ー シス テ ム 加 藤康 司 教授 分野 の 使用 機械 な ど詳細 に わ た っ 皆様 に 心 か ら感謝 し ま す 本 研 究 の 分析 , した , す ン工 足 立 幸志助教授 , て 日 野 自動車 , た だ き ま した 伊藤耕祐 助 手 , , . 東 北大学 大 学 , ン 学講 座 ■ トラ イ 知 的デザ イ 学専攻 B . S t oi m e n o v 博士 協力 を い た だ い た 東 北大学大学院 トラ イ ボ ロ ジ ー ボ , ロ 装置 講座 の . 実験等 の 設 備 を使 用 さ せ て 本 多 文 洋 教授 学分 野 した , デザイ い 名 古屋 , 梅原徳 次教授 に 深く 感謝 の 意 を 表 し ま す 大 学 工 学 研 究科機械 理 工 学専攻 院 工 学 研 究科 ご鞭 撞 を賜 り ま し た , 分析 , 後藤実博 士 い ただきま した , 豊 田 工 業大学物 質 工 実験準備 か ら試 験片取 り 扱 い 等様 々 な 助 言 を 頂 き ま , 試 験片 の 作成 名 古 屋 工 業大学 大 学院産業戦略 工 学専攻 , 装 置 の 使 用 等 に 協力 を い た だき ま 江 龍 修教 授 に心 か ら 感謝 い た しま . また , 輝美 央様 本 研 究 の 硬 さ測定 に ご協力 を い た だ き ま した , 伊藤 拓嗣様 言をい ただ い たオイ , ス ラ ス ト軸受試 験機 レ ス 工 業株 式 会社 の利用 , 竹 之 下 雪徳様 151 , 株 式 会社 エ リ オ ニ ク ス 駒 試験片作製や様 々 な 考察 や助 , 冨 田博嗣 博 士 , 要 素機器研 謝 究 室 の 皆様 に 深 く 感 謝 の 意 を 表 し ま す . 本 研 究 の 考察 に あ た り 助 言 を い た だ い た 米国 ア ー 研 究室 室長 ヨ ン 大学 中清 ボ 士 ロ , J M . 郎教 授 一 ジ ー A . . M E r d 占m i r 工 山下 大学 学講 座 , 吉村 ロ ジ ー 研 究室 学部 4 年 神谷 研 究室 室 卒業 O B , ン 工 科大学 O G J , の , い ただ 三 宅晃 司博 士 国 立 研 究所 トライ ボ . F t ai n o n シ ス テ ム , 佐 々 木信 也 博 士 梅原 研 究 室 , 仏 国リ ヨ ま た 様 々 な 助 言や 研 究協力 を し て , 本研 究 の 遂行 に あ た り ス , ル ゴンヌ 教授 東京都 立 科学技術 大学 a rti n e 研 究室 室長 トライ ボ 博士 辞 い e 教授 仏 国リ 基 礎 工 学専攻 広 た 産 業技術 研 究所 トライ 安藤泰 久博 士 , , ジ ロ 皆様 に 深く 感謝 の 意 を 表 し ま す , 雀竣 豪博 . 様 々 な 考察 の 機会 を与 え て く れ た 名 古屋 大学 生 産 プ ロ セ 上 坂裕 之助 手 修 士 , 飯田 , 修士 2 年 の 皆様 に 心 か 2 年 神田 小河 , 小津 棚垣 , 松本 研 究 室 , , 神谷 城 間 修 士 , 岸根 っ 玉置 出水 . た 皆 様 に 心 か ら 感謝 し ま す 152 吉川 , 修士 2 年 ら 感謝 の 意 を 表 し ま す 最後 に 大 学生 括 を 支 え て く だ さ , 1 , . , , 年 月 山 , 名古 屋 工 業 ま た 梅原 研 究
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