会社概要 - 五洋食品産業

会
社 概 要
平成26年 7月
福岡県糸島市多久819番地2
事業の概況
1
当社は、「デザートの使命である「小さな幸せ」を、より多くの方にお届けすることにより「大き
な幸せ」で日本を包み、元気で明るい未来を次世代に、そして世界にお届けすること」を経営理念とし、
「小回りの利いた『企画開発〜生産〜供給』までの一貫した高品質なサービスをお客様にスピーディー
に供給すること」を経営方針としております。
◎事業セグメント別の売上高構成(単位:千円)
1,600,000
ライセンス
輸出
小売
宅配
業務用
1,400,000
25,978
69,653
1,200,000
80,390
3,971
4,048
66,252
49,574
3,111
29,510
1,000,000
494,805
5,332
514,343
800,000
565,750
5,435
538,702
487,246
600,000
447,037
400,000
743,919
603,125
530,279
462,986
200,000
403,361
324,157
0
2009/5
売上高合計
2009/5
776,629
2010/5
2010/5
895,939
2011/5
2011/5
1,034,310
― 2 ―
2012/5
2012/5
1,230,042
2013/5
2013/5
1,187,691
2014/5
2014/5
1,334,355
◎事業系統図
当社は販売チャネルに応じ、「飲食店等(プロ)向け業務用スイーツ」「宅配事業向けスイーツ」
「小売市場向けスイーツ」「海外向けスイーツ」の4つを柱とするスイーツの企画開発と生産販売事業
を展開しています。これらの販売チャネルに対して直接又は商社、卸売事業者等を通じてアクセスし、
国内及び海外の消費者へ当社の商品を供給しております。「小回りの利いた商品企画開発力」、「大量
生産でも高品質を維持できる生産技術力」、「スピーディーに商品をお届けできる安定供給能力」を活
かして、「企画→開発→生産→供給」までを一貫して行えるのが当社の強みです。
― 3 ―
2
会社の沿革
当社は、洋食店や喫茶店などを中心にピザが普及し始めたのをきっかけに、飲食店用ピザの材料であ
るナチュラルチーズの加工・販売を主たる事業として昭和50年5月に設立され、昭和55年には飲食店
からの「チーズを取り扱っている利点を活かしたケーキ」のご要望に応えるため、本社・工場を移転し、
チーズケーキの製造を開始いたしました。その後、冷凍技術の進化に伴い市場での冷凍食品の浸透が進
み、時代背景を反映した食品のフローズン化が加速することをにらみ、平成18年に冷凍洋菓子事業へ
完全シフトいたしました。
メーカーとして着実に開発力・技術力に磨きをかけ、平成20年には当社の主力商品である「ベイク
ドチーズケーキ」を食のオリンピックと称されるモンドセレクションへ出品し「2008年度モンドセレ
クション金賞」を受賞いたしました。この「ベイクドチーズケーキ」 は平成25年にも出品し、平成
20年に続き「2013年度モンドセレクション金賞」も受賞しております。
さらに、衛生品質管理体制の強化及び生産体制の効率化により、製品の安全性の向上及び原価率の改
善を図るため、HACCPに対応した新社屋本社・工場を建設し、平成22年2月に竣工いたしました。こ
れをきっかけに現在は、「必要な時に必要な分だけが食べられる、廃棄の少ないエコなスイーツ」をコ
ンセプトにした、「Sweets Stock!(これからのスイーツはストックできないと!)」プロジェクトに
よる新市場の開拓に取り組んでおります。
一方で、平成24年5月にはTOKYO AIM取引所(現 東京証券取引所TOKYO PRO Market)に株式
を上場いたしました。平成26年5月にはタイ王国のSrifabakery Co., Ltd.及び双日九州株式会社との間
で「タイ王国における冷凍ケーキの販売提携について基本合意を締結し、タイ市場への展開を開始する
に至りました。
(注)HACCPとは、「Hazard Analysis and Critical Control Point(危害分析重要管理点)」の
頭文字をとったもので、食品の安全性にとって重要な危害要因を科学的根拠に基づいて特定及び評価し、
その危害要因を集中的に管理するシステムのことです。
年月
昭和 50 年 5月
平成 7 年 11 月
平成 12 年 11 月
平成 14 年 3月
平成 17 年 7月
平成 18 年 6月
平成 19 年 5月
平成 20 年 1月
平成 20 年 5月
平成 20 年 5月
平成 20 年 10 月
平成 22 年 2月
平成 22 年 5月
平成 23 年 1月
平成 24 年 5 月
平成 24 年 5 月
平成 25 年 5 月
平成 25 年 10 月
平成 26 年 5 月
主な概要
福岡市博多区にナチュラルチーズ加工業を行う株式会社として設立(資本金 3,000 千円)
洋菓子工場を増設
商品回収事故及び前代表の病倒や従業員の離脱等により事業継続困難となる。現代表をはじめ
とする新メンバーにより第2創業を図る
資本金を 40,000 千円に増資
ISO9001(2000)国際品質マネジメント規格 本社各部門にて取得
冷凍洋菓子事業へ事業内容を完全シフト
第三者割当増資により資本金を 49,998 千円に増資
第三者割当増資により資本金を 90,198 千円に増資
第三者割当増資により資本金を 92,475 千円に増資
ベイクドチーズケーキにて 2008 年度モンドセレクション金賞受賞
第三者割当増資により資本金を 118,157 千円に増資
HACCP 対応の新社屋本社・工場が福岡県糸島市に完成し移転 (注)
第三者割当増資により資本金を 143,158 千円に増資
(財)福岡県産業科学技術振興財団主催「フクオカベンチャーマーケット 2011 大賞」を受賞
公募増資により資本金を 162,407 千円に増資
TOKYO AIM 取引所(現 東京証券取引所 TOKYO PRO Market)に株式上場
ベイクドチーズケーキにて 2013 年度モンドセレクション金賞受賞
株式分割を実施し、普通株式 1 株につき 4 株の割合をもって分割
Srifabakery Co., Ltd.(以下「Srifabakery」)及び双日九州株式会社(以下「双日」)との間で、
タイ王国における冷凍ケーキの販売提携について基本合意
― 4 ―
3
事業の内容
当社は冷凍洋菓子(フローズンスイーツ)の企画、開発、生産及び販売に特化しており、単一事業セグ
メントとなります。日本における和・洋菓子、デザート及びアイスクリームの市場規模は 1 兆 7,000
億円強(うち洋菓子約 4,300 億円、アイスクリーム約 3,800 億円)と言われており(これら市場規模
の数値は、2010 年度菓子産業年鑑(和・洋生菓子・デザート編)(ヤノデータバンク)に基づきま
す)、当社の手がけるフローズンスイーツはこの双方の領域をコンセプトとするカテゴリーとして位置
づけられると考えております。
(国内の市場規模の数値は、2010年度菓子産業年鑑(和・洋生菓子・デザート編)(ヤノデータバンク)に基づく。)
和・洋菓子、デザート市場
アイスクリーム市場
洋菓子とアイスクリームの両面のコンセプトを持ち合わせた市
当社では生産から流通までを一貫して“冷凍のみ”にスコープし、「必要な時に必要な分だけが食べ
られる、廃棄の少ないエコなスイーツ」をコンセプトとした製品を企画・製造しておりますが、冷凍な
らではの4つの特徴があります。
①高品質(工場で作り立ての味と品質を凍結でギュッと閉じ込め)
②スリップ(目的の場所までタイムスリップ)
③利便性(必要なときに必要なだけ復元可能)
④ストック(廃棄が少なく長期間保管可能)
これら特徴を生かしたフローズンスイーツですが、もっと多くの皆様に認知していただき広く普及さ
せること、そして、デザートの使命である「小さな幸せ」を、より多くの方にお届けすることにより
「大きな幸せ」で日本を包み、元気で明るい未来を次世代に、そして世界にお届けできるよう、これか
らもより一層事業に邁進してまいります。
1. 冷凍洋菓子(フローズンスイーツ)のコンセプト
解凍したときに美味しく召し上がっていただけるような、当社独自の配合・工程設計を行い生産しま
す。完成品は急速凍結(-25 ~ -30℃)され、化粧箱に詰められ、冷凍物流によりお店やご家庭まで
届けられます。食べる前に解凍すれば、できたての味をお楽しみいただけます。
― 5 ―
2. 品質管理の徹底(HACCP 対応の生産拠点(本社工場)と一気通貫した商品開発・生産体制
当社の本社工場は、HACCPに対応した工場設備と管理手法を導入しており、原料の入荷から商品開
発・製造・加工・出荷・納品までを一気通貫して行い、その全行程において、起こりうる危害を事前に
予測し、その流れを重点的に監視・記録することで、不良製品の出荷を防ぐ、という取り組みを行って
います。
また、工場内をHACCPに対応した、汚染エリア、準清潔エリア、清潔エリアの3つの区域に区分し
て各エリア間の交差汚染を防止するため、場内圧力の管理や工場内の配置に留意した作業従事者の服装
の色分けを行うなど、細心の注意を払い品質管理を徹底しております。
このように「食の安全」・「高い品質」を確保して、ユーザーの皆様へ安心・安全な商品をお届けし
ております。
※HACCPとは、食品製造の工程で、危害を起こす要因を分析し、最も効率的な対応を行うよう、連続
して安全を確保する管理手法のことです。
エリアに応じた従業員の服装の色分け
本社工場
3. 商品ブランド
当社では、B to B(業務用)向けの自社ブランド製品と、B to C(小売用)向けの自社ブランド製品
とで、戦略的にブランドを分けております。
業務用製品は外食産業向けの用途で開発された製品であり、加工・調理面に配慮したプロ向け仕様の製
品です。そこで「プロ向け仕様」のコンセプトそのままに、業務用自社ブランドとして「SWEETS
PRO」を創設いたしました。
一方で、 「フローズンスイーツ」は業務用用途として認知され広く普及してきたものの、一般消費
者にはまだまだ馴染みがありません。ただ、既に日本国内には約6,000万台にのぼる冷凍冷蔵庫が普及
しており(一般財団法人省エネルギーセンター調べ)、フローズンスイーツが一般家庭にも普及するイ
ンフラ自体は整っていることから、小売市場においても潜在需要は大きいと考えております。
そこで、冷凍の特徴を活かしておいしさそのままに「これからのスイーツはストックできないと!」と
いう新たな発想から、小売用自社ブランド「Sweets Stock!」を創設いたしました。
「Sweets Stock!」ブランド製品の終着駅は一般家庭や企業の冷凍冷蔵庫です。日本中に広く普及した
“身近な保管庫”である冷凍冷蔵庫から、“日常的”な楽しいシーンを演出できるよう、 より多くの
皆様に認知していただける“身近な売り場”の創設と普及を目指します。
Sweets Stock!
SWEETS PRO
ブランドロゴ
ブランドロゴ
登録商標 第 5276636 号
登録商標 第 5647152 号
家庭の冷凍庫に常備されるシーンを演出
― 6 ―
4
販売チャネルの概要
業務用スイーツ事業
「SWEETS PRO(プロ向けスイーツ)」ブランド。主にカフェ、レストラン、回転寿司、ホテルな
どの外食産業向け製品の企画、開発、製造、販売を行っております。飲食店舗における使いやすさ、ア
レンジのしやすさ、大容量品、飲食店での冷凍庫スペースを考慮した「エコ化粧箱」(実用新案を取得)
などをコンセプトにしています。
自社企画開発品に加え、事業者(カフェやレストラン等)との共同開発(OEM/ODM)も行ってお
り、全国規模で店舗展開している、様々な業態のお店で取り扱っていただいております。当社が最も得
意とする分野であり、売上高全体の60%程度を占める主力チャネルです。また、自社業務用通販サイ
ト 「SWEETS PRO」も運営しており、比較的小ロットでの御注文ニーズにもご対応しております。
※OEM : 納入先商標による受託生産 、ODM:納入先商標による自社開発と生産
1.
(主な得意先様 五十音順)
尾家産業株式会社
株式会社トーホーフードサービス
株式会社ゼンショーホールディングス
ユーシーシーフーヅ株式会社
などお取引先は多数ございます。
数量に合わせて大きさを変えられ
る、省スペース・エコを考慮した飲
食店向け化粧箱(実用新案取得)
業務用通販サイト「Sweets PRO」http://www.sweets-pro.com/
2.
小売市場向けスイーツ事業
「Sweets Stock!」ブランド(これからのスイーツはストックできないと!がコンセプト)で事業を
展開しております。
まだ一般消費者に広く認知されていない「フローズンスイーツ」を普及させるため、売り場を創設し展
開する事業パートナーと共に市場の活性化を推進しております。
具体的には、大手コンビニエンスストア(福岡県の一部の店舗)、GMS(総合スーパーなどのゼネラ
ルマーチャンダイジングストア)で販売されているほか、定期的に直売会も開催しております。
まだまだこれから市場開拓が必要な分野ではありますが、 「Sweets Stock!」ブランドが広く認知さ
れ、全国規模で取扱店舗を増やせるように、今後も積極的に商品開発、PRに取り組んでまいります。
2008/2013 モンドセレクション金賞受賞
2014/7/5 直売会「食 taku 市」の様子
ベイクドチーズケーキ
― 7 ―
大手コンビニ店頭のアイスクリーム売場に並ぶ Sweets Stock! 商品
3.
宅配向けスイーツ事業
生活協同組合(コープ)をはじめ、夕食材料の宅配、介護・高齢者向け宅配、通販、ピザ等宅配など、
個人消費者向け宅配業者用フローズンスイーツを企画開発、生産販売しています。
家庭の食卓を彩る季節性・嗜好性の高いもの、添加物に配慮したもの、家庭用冷凍庫向けサイズ商品
など、個人消費者が目的に合わせインターネットやチラシにより購入するコンセプトで商品を採用いた
だいております。また、事業体のご要望に合わせたPB商品(販売業者による企画ブランド品)の企画
開発も行っております。
さらに「Sweets Stock!」ブランドにて、(株)I.GRECO(代表取締役 小崎陽一氏:イタリア料
理研究家。イタリアンレストラン「クッチーナ・ジャンニ」及び料理教室を運営)と共同で「ジャンニ
の麻布チーズケーキ」などを開発するなど、今後は外部のシェフやパティシエとのコラボレーションを
強化してまいります。当社らしいチャレンジングな組織文化を活かして新しい切り口で積極的に商品開
発に取組み、その結果生みだされた商品を一般ユーザー向け通販サイト「Sweets Stock!」内で展開し
てまいります。
(主な得意先様 五十音順)
生活協同組合連合会グリーンコープ連合
日本生活協同組合連合会
三菱食品株式会社
一般向け通販サイト
「Sweets Stock!」
http://www.sweets-stock.com/
― 8 ―
通販サイト Sweets Stock! 製品の御紹介
ジャンニの麻布チーズケーキ
昨年の春、港区・東麻布のイタリアンレストランで、
とても美味しいチーズケーキに出会いました。
初めて食べたその感動は、まるで恋の始まり。
「このケーキがいつもそばにあったら!」
「このケーキを日本中の冷凍庫にストックしたい!」
素材と味に妥協を許さないシェフ・ジャンニと、冷凍
技術ではどこにも負けない自信を持つ開発スタッフと
の試行錯誤の日々が始まり、試作が繰り返されまし
た。
そしてついに完成したケーキは、あの日、恋に落ちた
チーズケーキそのものだったのです。
ぜひ、いつもあなたのそばにストックを。
伊都淡雪みるく
香り豊かなバニラを入れたなめらかな
みるくプディングとムースに仕立てたみるくの
2 層のあいだに、あまおう苺のとろりとした
ソースと、木いちごのつぶをかくした、
色あいも愛らしいケーキです。
ラズベリーチョコタルト
濃厚で口どけのよいガナッシュは、チョコ
の深い味わいを楽しめるこだわりしあげ。
ラズベリーのジャムで見た目も華やかに、
甘酸っぱいアクセントを加えました。
林檎パイ
青森県
津軽産のりんご「ふじ」を
まるごと一玉贅沢に使い、バニラの香るカスタード
とあわせ、香ばしく焼き上げた林檎のパイです。
トースターであたためてお召し上がりいただけます
― 9 ―
4.
海外向けスイーツ事業
海外における食品、特にスイーツの「メイド・イン・ジャパン」は品質や味、管理方法ともに高い評
価を受け、ニーズが高まっております。また欧米においてフローズンスイーツは一般的な市場として存
在し、成長著しいアジア諸国においてスイーツは豊かさを象徴するアイテムとして注目されています。
海外向け商品は、特に乳や卵の配合・衛生管理基準が高く厳しい品質が求められています。当社は世界
各国のこれら基準をクリアするスイーツの企画開発と生産を行っております。
ベイクドチーズケーキシリーズ3種「プレーン、抹茶、チョコ」の北米輸出は順調に推移し、主要都市
での量販店店頭での発売が開始致しました。この他、香港での業務用・量販店での正式な取り扱いが本
格的に開始されました。加えて、タイでの展開について、平成26年5月26日に、Srifabakery Co.,
Ltd.(以下「スリファベーカリー社」、双日九州株式会社、当社間でタイにおけるフローズンケーキの
販売提携について基本合意締結いたしました。平成26年8月頃、タイ国内の27店舗で販売される予定
です。
これからも「冷凍」という特性を活かし、更なる世界展開を計画しております。
ベイクドチーズケーキ3種とアメリカでの販売状況
Srifabakery Co., Ltd.(スリファベーカリー)
ベーカリー製品、冷凍半製品、菓子の製造業。タイ王国西部を中心に多品種の焼きたてパンを製造・
販売する店舗を 27 店舗有しております。
所在地:208 moo 3 Wangkanaey, Tha Muang, Kanchanaburi, 71110, Thailand
http://srifabakery.co.th/
https://www.facebook.com/Srifabakery/timeline
― 10 ―
業績等の推移
5
◎経営指標等
回次
第35期
第36期
第37期
第38期
第39期
決算年月
平成22年5月
平成23年5月
平成24年5月
平成25年5月
平成26年5月
895,939
1,034,310
1,230,042
1,187,691
1,334,355
売上高
(千円)
営業利益又は損失(△)
(千円)
18,041
△ 36,492
経常利益又は損失(△)
(千円)
1,745
△56,246
△6,234
△163,735
△42,093
当期純利益又は損失(△)
(千円)
△64,510
△52,309
12,712
△154,274
△37,566
持分法を適用した場合の
投資利益
(千円)
—
—
—
—
—
資本金
(千円)
143,158
143,158
162,407
162,407
162,407
(株)
216,838
216,838
237,393
237,393
949,572
発行済株式総数
46,939
△ 141,561
△ 7,826
純資産額
(千円)
3,382
△48,947
2,181
△152,145
△189,733
総資産額
(千円)
1,151,079
1,201,488
1,325,022
1,189,461
1,214,005
15.60
△225.74
2.29
△160.28
△199.89
1株当たり純資産額
1株当たり配当額
(うち1株当たり中間配当
額)
1株当たり当期純利益及び
純損失金額(△)
潜在株式調整後1株当たり
当期純利益金額
(円)
(円)
—
(—)
—
(—)
—
(—)
—
(—)
—
(—)
(円)
△341.08
△241.24
14.63
△162.51
△39.58
(円)
—
—
—
—
—
自己資本比率
(%)
0.3
△4.1
0.2
△12.8
△15.6
自己資本利益率
(%)
—
—
—
—
—
株価収益率
(倍)
—
—
34.17
—
—
配当性向
(%)
—
—
—
—
—
(千円)
△45,317
△24,806
△44,194
△84,051
122,805
(千円)
△579,792
△35,692
△27,530
△11,188
30,295
(千円)
582,978
37,232
95,525
15,803
△58,016
(千円)
99,292
76,026
99,825
20,389
115,473
営業活動による
キャッシュ・フロー
投資活動による
キャッシュ・フロー
財務活動による
キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物
の期末残高
従業員数
〔外、平均臨時雇用者数〕
(注)
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
(人)
24
〔62〕
35
〔68〕
39
〔69〕
43
〔63〕
47
〔55〕
売上高には、消費税等は含まれておりません。
従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は、期中の平均人員を〔 〕外数で記載しております。
当社は、連結財務諸表を作成しておりませんので、連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移については記載しておりません。
第36期の財務諸表については株式会社 東京証券取引所の第110条第5項の規定に基づき、また第37期、第38期の財務諸表に
ついては金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、如水監査法人による会計監査を受けております。第39期の財務
諸表については「平成26年5月期決算短信〔日本基準〕(非連結)(平成26年7月11日)」に基づくものですが、この決算短信
は金融商品取引法に基づく監査手続の対象外であり、この決算短信の開示時点において金融商品取引法に基づく財務諸表の監査
手続は終了していません。なお、第35期の財務諸表については、当該会計監査を受けておりません。
持分法を適用した場合の投資利益については、関連会社が存在しないため記載しておりません。
1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益金額又は1株当たり当期純損失金額については、第37期期首に株式分割が行わ
れたと仮定して、第37期及び第38期は算定しております。なお、株式分割は平成25年10月16日付で、1株につき4株の割
合をもって行っております。
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、平成25年7月現在、潜在株式が存在していないため記載しておりません。
自己資本利益率については、当期純損失を計上しているため、記載しておりません。
第35期、第36期について当社株式は非上場であるため、また第38期、第39期は1株当たり当期純損失が計上されているため、
株価収益率を記載しておりません。
― 11 ―
● 営業利益及び損失(単位:千円)
● 売上高推移(単位:千円)
1,600,000
100,000
1,334,355
1,400,000
1,230,042
46,939
50,000
1,187,691
18,041
1,200,000
1,034,310
1,000,000
0
895,939
△ 7,826
800,000
△ 50,000
△ 36,492
600,000
△ 100,000
400,000
△ 150,000
△ 141,561
200,000
△ 200,000
0
2010/5
2011/5
2012/5
2013/5
2010/5
2014/5
● 経常利益及び損失(単位:千円)
2011/5
2012/5
2013/5
2014/5
● 当期純利益及び損失(単位:千円)
20,000
40,000
1,745
12,712
20,000
0
△ 6,234
△ 20,000
0
△ 20,000
△ 40,000
△ 42,093
△ 60,000
△ 40,000
△ 37,566
△ 56,246
△ 60,000
△ 80,000
△ 80,000
△ 52,309
△ 64,510
△ 100,000
△ 100,000
△ 120,000
△ 120,000
△ 140,000
△ 140,000
△ 160,000
△ 160,000
△ 163,735
△ 180,000
2010/5
2011/5
2012/5
2013/5
2014/5
● 営業キャッシュ・フロー(単位:千円)
150,000
122,805
100,000
50,000
0
△ 24,806
△ 50,000
△ 44,194
△ 45,317
△ 84,051
△ 100,000
2010/5
2011/5
2012/5
2013/5
△ 154,274
△ 180,000
2014/5
― 12 ―
2010/5
2011/5
2012/5
2013/5
2014/5
6
中期経営計画 GO!YO!-Innovation Action Plan 2015
2013年5月期(第39期)は、2012年5月期(第38期)に続きメーカーの本業である「スイーツ
の生産と販売」について売上を伸ばすことができました。しかし、第38期は2011年5月期(第37期)
に取り組んだ、北米における現地生産に対応すべく販売した「生産ライセンス」の代金回収遅延に伴う
80,390千円にのぼる貸倒引当金、及び大きく膨らんだ販売管理費を要因とし大幅赤字を計上致しまし
た。
この状況を打破するために、2013年度(当2013年5月期:第39期)から2015年度(第41期)
までの3カ年の中期経営計画を「GO!YO!-Innovation Action Plan 2015」と銘打ち、組織大幅改編
をはじめとする大胆な改善に不退転の決意で取組み、一刻も早い復活を目指して参りました。
第39期はその初年度に当たり、計画実現に向け様々な施策に取り組みました。
①組織体制の改編
第38期までの機能別部署制であった「複数の縦割り」組織を改め、第39期はシンプルな二部体制
(事業部、管理部)でスタート致しました。この結果、早期に、ベンチャー企業が持つ本来の「風通
しの良い、スピード感ある企業風土」、及び「従業員同士の結束を強める体制」を取り戻すことがで
きました。
特に、当社が持つメーカーとしての強みである「企画開発型営業スタイル(営業/生産/開発スタ
ッフの同期行動により商品開発と提案を早期実現する行動規範)」が強化され、よりお客様に満足い
ただける商品の供給を行い、売上高の拡大につなげることが可能となりました。
このため、更なる体制の強化を図る目的で平成26年3月より、事業部を「営業部」及び「生産部」
に機能を再分割し、部門長を配置致しました。
また、商品の品質向上を図るために、社長直下組織として「品質保証室」を設置致しました。この
他、経営企画室内に内部監査専任者を設置し、内部統制及び業務改善に着手致しました。このように
変化を恐れることなく、状況に応じた柔軟な体制構築、及びそのための教育実施を柱に、引き続き臨
んで参ります。
②経費削減
機能別部署制を押し進めた結果生じた販売及び管理まわりにおける、過剰な人員構成や必要以上に
重複する業務を排し、外部委託業務の内製化を図り、費用の大幅削減を実施致しました。引き続き、
これらを数値化及び見える化し、全従業員で情報を共有し管理して参ります。
具体的施策として、「継続した役員報酬の削減」「外部機関業務の内製化」「適正在庫の維持」に
引き続き取り組んで参ります。
③社外取締役による経営改善
諸施策によりスリム化された組織の機能脆弱化防止、加えてコーポレートガバナンス(企業統治)
の強化を図るために、第39期より第三者の見地を持つ社外取締役を招き入れました。この結果、上
記諸施策の実施前後において、
透明性の高い正しい経営体制を維持することができました。同体制
を継続して参ります。
これらの諸施策の継続により、機動的かつ強靭な組織体を持つ企業として取り組んで参ります。
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GO!YO!-Innovation Action Plan 2015
中期経営計画 ロードマップ
2016年5月期
2014年5月期
2015年5月期
総売上高14億円
総売上高15億8千万円
総売上高20億円
営業利益目標3,700万
営業利益1億4千万円以上
実績 13億8千万円
営業利益目標4,400万
実績 ▲782万円
赤字体質からの脱
却
組織・損益構造改
革
売上が落ちる第1
四半期の営業損失
最小化が目標達成
工場稼働停止により第1
の鍵となる
四半期の営業損失の極大
化し、通期では未達
売上原価率60%以下・営業利益率7%以上へ向けた構造改革
債務超過・繰越損失の解消
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会
役
社
員
概
紹
要
介
社名
英文社名
事業内容
所在地
TEL
資本金
資本準備金
営業許可
認定
五洋食品産業株式会社
GOYO foods Industry Co., Ltd.
冷凍洋菓子(フローズンスイーツ)の製造・販売
本社/工場:〒819-1134 福岡県糸島市多久819番地2
092(332)9610 (代)
162,407,500円
122,407,500円
菓子製造 冷凍食品製造
企業URL
http://www.goyofoods.co.jp
代表取締役社長
取締役
社外取締役
社外取締役
監査役
株
式
情
報
平成26年5月31日現在
ISO9001(2008), ISO27001(2005),日本冷凍食品協会認定
工場
舛田 圭良
森 健介 (管理部長)
藤永 晋也((株)アリスタゴラアドバイザーズ 取締役ディ
レクター)
上木戸一仁(公認会計士)
大野 良一
株式の状況(平成26年5月31日時点)
発行済株式総数 949,572株
(平成25年10月16日付で1:4の株式分割を実施)
大株主の状況(平成26年5月31日時点)
(株)
舛田圭良
342,092
成長企業応援投資事業有限責任組合
60,268
JAIC-みやざき太陽1号投資事業有限責任組合
60,264
エイチシー5号投資事業組合
44,000
舛田タズ子
27,500
佐銀ベンチャーキャピタル投資事業有限責任組合第2号 21,600
ひびき北九州企業育成投資事業有限責任組合
21,600
山口キャピタル第2号投資事業有限責任組合
21,600
ニシヤ商事株式会社
20,000
肥銀キャピタル株式会社
19,400
株主メモ
事業年度
定時株主総会
基準日
公告方式
単元株式数
上場取引所
株主名簿管理人
(比率)
36.20%
6.34%
6.34%
4.63%
2.89%
2.27%
2.27%
2.27%
2.10%
2.04%
毎年6月1日から翌年5月31日まで
8月に開催
定時株主総会 5月31日
電子公告 http://www.goyofoods.co.jp/ir2.html
ただしやむを得ない事由によって電子公告をすることができ
ない場合は日本経済新聞に掲載
100株
東京証券取引所 TOKYO PRO Market 証券コード 2230
三菱UFJ信託銀行株式会社
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