まんだむ てれおのキャリコン・産業カウンセラー試験対策室 http://www3.hp-ez.com/hp/sangyoucounseller/page1 国家資格キャリコン標準レベル模試 受験者用 (2016 年発行) 7/10 実施 第一回模擬試験 国家資格キャリアコンサルタント試験 標準レベル 学科 模擬試験 ※合計 50 問です。 ※時間の目安は 100 分です。 ※問題番号の横にある(A)~(H)は出題の範囲を示しており、採点結果が配布されると きに確認するものです。 2016 年 7 月 10 日 A:キャリアコンサルティング制度・役割・行動・姿勢等 B:職場のメンタルヘルス C:キャリア理論・カウンセリング理論 D:時事問題、社会情勢 E:相談過程のツール、心理アセスメント F:ライフステージと発達 G:労務・人事、労働法関連、キャリア教育 H:ネットワーク、スーパービジョン、自己研鑽 採点基準 合格基準点 :1 題 2 点 :70 点 合計 100 点 提出期限 :2016 年 7 月 16 日 解答解説配布日:2016 年 7 月 18 日 結果返送日 :2016 年 7 月 26 日 1 6問 5問 9問 6問 7問 4問 10 問 3問 まんだむ てれおのキャリコン・産業カウンセラー試験対策室 http://www3.hp-ez.com/hp/sangyoucounseller/page1 国家資格キャリコン標準レベル模試 受験者用 (2016 年発行) 7/10 実施 第一回模擬試験 問 1(A) キャリアコンサルタントの義務について、最も適切なものはどれか。 1:キャリアコンサルタントは相談者に対して、自己の秘密を漏らしてはならない。 2:キャリアコンサルタントは個人のプライバシーに配慮し、個人情報に関してはコンサル ティング記録を必ず残さないといけない。 3:キャリアコンサルタントは、キャリアコンサルタントの信用を傷つけるようなことをし てはならない。 4:キャリアコンサルタントは、その職務を辞した後は、相談者の個人情報を自由に利用で きる。 問 2(A) キャリアコンサルタントの行動について、最も適切なものはどれか。 1:キャリアコンサルタントは相談者の個性を尊重するだけでなく、自身の自説や持論につ いても相談過程の中で尊重するようこころがける。 2:相談者の相談内容がキャリアコンサルタント個人の能力を超える範囲であったとしても、 自分自身で何とか出来るように努力しなければならない。 3:キャリアコンサルタントは個人が対象であるため、グループで行う活動は極力避けるよ うにしなければならない。 4:キャリアコンサルタントは、相談者の長期・持続的利益を優先的に考えて行動し、相談 者以外の自己および第三者の利益を優先させてはならない。 問 3(A) 職業生活設計に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。 1:職業環境における自分、生活環境における自分をそれぞれ客観的な視点で構築していく ことである。 2:生活を前提とした職業を設計していくことである。 3:職業を前提とした生活プランの目標を決めることである。 4:職業上の目標と同時に生活プランの目標を決めることである。 2 まんだむ てれおのキャリコン・産業カウンセラー試験対策室 http://www3.hp-ez.com/hp/sangyoucounseller/page1 国家資格キャリコン標準レベル模試 受験者用 (2016 年発行) 7/10 実施 第一回模擬試験 問 4(A) 組織におけるキャリアコンサルタントの行動に関する次の記述のうち、最も適切なものはど れか。 1:相談者個人の利益と組織の利益が相反することは、十分にありえる事なので、キャリア コンサルタントとしてはそういった事態にかかわらない方が良い。 2:組織内の問題が、組織の中の多くの部門に関係する場合は、その問題を提起してきた相 談者のプライバシーよりも問題の解決が優先されると考えて良い。 3:組織の環境改善の内容が、高度に技術的なことであり、キャリアコンサルタントの専門 の範囲を超える場合は、それにかかわらない方が良い。 4:相談者の職場環境を改善する必要があると判断した場合、相談者の了承を得ていれば、 その解決のために相談者の管理監督者に相談し、依頼を受けた範囲でキャリアコンサルタ ント自ら改善を行っても良い。 問 5(A) 企業の立場からみたキャリア形成支援の必要性について、最も適切なものはどれか。 1:労働者の個性が多様化しているため、労働者の意識を画一化する必要がある。 2:企業側の希望に沿った意思決定をする労働者を育成する必要がある。 3:職場の人間関係が希薄化してきているため、キャリア形成を個別に行う必要がある。 4:労働者の能力が低下しているため、個々の能力を汎用化する必要がある。 問 6(A) 近年になって労働者個人のキャリア形成支援が必要となった背景として、最も適切なものは どれか。 1:非正規雇用者が減少し、正社員との格差が広がっているため、非正規雇用者に対する心 のケアが必要となった。 2:企業のメンタルヘルス活動が定着化してきており、メンタルヘルスを担当する人材が多 くの企業で必要となった。 3:個人の就業意識が多様化していることを認識した上で職業的自立の支援を行う必要が生 じてきた。 4:景気回復による近年の労働時間の長時間化から労働者を解放し、ワーク・ライフ・バラ ンスを尊重する必要が生じてきた。 3 まんだむ てれおのキャリコン・産業カウンセラー試験対策室 http://www3.hp-ez.com/hp/sangyoucounseller/page1 国家資格キャリコン標準レベル模試 受験者用 (2016 年発行) 7/10 実施 第一回模擬試験 問 7(B) メンタル不調者に対するキャリアコンサルタントの対応として、最も適切なものはどれか。 1:メンタル不調による体調の悪化や生活の乱れに関して注意を促す。 2:うつ病等の症状をチェックし、的確な診断の下、その後の生活について指示をする。 3:メンタル不調に至った経緯について、相談者の気持ちを中心に話を聴く。 4:メンタル不調に至った原因を解明し、原因について相談者の上司や同僚に確認する。 問 8(B) 労働安全衛生法の目的として最も適切なものはどれか。 1:心身ともに労働者が健康であることと組織の健全性の確保 2:メンタルヘルス活動の実施とその適切な行政への報告 3:快適な職場環境の実現と労働者の安全と健康の確保 4:国や地域社会全体によるメンタルヘルス不調者の防止 問 9(B) ラインケアによる管理監督者の行動について、最も適切なものはどれか。 1:うつ病の疑いのある部下の治療や行動について積極的に関与する。 2:部下の「いつもと違う状態」に気づくことができるようにする。 3:部下の健康チェックを怠らず、部下の私生活やプライベートについても熟知しておく。 4:仕事の効率性について、個々の部下の状況をチェックし、業務効率の悪い部下について は、相談を行うようにする。 4 まんだむ てれおのキャリコン・産業カウンセラー試験対策室 http://www3.hp-ez.com/hp/sangyoucounseller/page1 国家資格キャリコン標準レベル模試 受験者用 (2016 年発行) 7/10 実施 第一回模擬試験 問 10(B) 自殺と精神疾患の関連について、内容が最も適切であるものはどれか。 1:自殺と精神疾患の関連は薄く、むしろ経済的な問題の方が自殺と関連がある。 2:自殺の原因と最も関連のある精神疾患として、統合失調症が挙げられる。 3:過去の自殺者の中でうつ病が原因であると思われるものは全体の約 20%程である。 4:過去の自殺者の中で精神疾患が原因であると思われるものは全体の 7 割近くを占めて おり、精神疾患の予防が自殺者を減少させるための急務となっている。 問 11(B) うつ病に関する内容として、最も適切なものはどれか。 1:うつ病の生涯有病率は女性より男性の方が高い。 2:セロトニンやノルアドレナリンといった神経伝達物質はうつ病と大きく関連がある。 3:うつ病の症状として不眠はあるが、過眠は考えられない。 4:うつ病の場合は脳に器質的障害があることが多い。 問 12(C) A.バンデューラが提唱した自己効力感の説明として、最も適切なものはどれか。 1:「自分が自分自身を信じている」と感じる程度を意味する。 2:自分自身が必要な行動をうまく遂行出来るかという可能性の認知のことである。 3:自分自身が人の役に立っていると感じる度合いのことを示す。 4:自分は価値のある存在であると感じる心の感覚のことである。 5 まんだむ てれおのキャリコン・産業カウンセラー試験対策室 http://www3.hp-ez.com/hp/sangyoucounseller/page1 国家資格キャリコン標準レベル模試 受験者用 (2016 年発行) 7/10 実施 第一回模擬試験 問 13(C) カウンセリングにおける傾聴の説明について、最も不適切なものはどれか。 1:カウンセリングにおいて傾聴は重視されるが、最終的にはクライエントの問題解決を目 的としているため、なるべく早い段階で問題点に注力した内容へとクライエントを方向付 ける必要がある。 2:傾聴の技法は、言語的な作用だけではなく非言語的な作用についても考慮されており、 カウンセラーの態度、姿勢、クライエントに対する接し方等についても十分検討されるべ きである。 3:カウンセラーは自己の準拠枠で考えることをせず、クライエントに対して共感的理解を するよう心がけ、クライエントの主体性を尊重するような傾聴を行うべきである。 4:クライエントが感情を明確にしない場合であっても、無理にクライエントの感情を明確 化しようとせず、クライエントが沈黙を続けた場合であっても、カウンセラーはじっと沈 黙を保てる耐性を持つべきである。 問 14(C) J.L.ホランドによる職業パーソナリティ理論の説明として、最も適切なものはどれか。 1:ある職業は同型のパーソナリティや興味をもつ人々によって占められる。 2:興味や関心があることと職業の選択は無関係である。 3:職業生活全般を含めた役割をバランスよく統合することがキャリアの成功につながる。 4:自己のキャリアを世の中の変化に対応させるには、普段から自分の興味や関心を知って おくことが必要である。 問 15(C) 「悩んで相談に来るクライエントの状態」を C.ロジャーズの自己理論に基づいて説明した ものとして、最も適切なものはどれか。 1:自己実現の欲求に比べ、社会的欲求が満たされていない状態 2:自己概念と体験が一致していない状態 3:イド(エス)に内在する欲求が超自我によって抑えつけられている状態 4:自動思考とスキーマによって認知が歪められた状態 6 まんだむ てれおのキャリコン・産業カウンセラー試験対策室 http://www3.hp-ez.com/hp/sangyoucounseller/page1 国家資格キャリコン標準レベル模試 受験者用 (2016 年発行) 7/10 実施 第一回模擬試験 問 16(C) 以下の療法や理論とそれに関連する用語について、最も適切なものの組み合わせはどれか。 A:現実療法 – 人間関係 B:ナラティブセラピー C:家族システム論 – D:ブリーフセラピー E:交流分析 – – 問題の外在化 要素還元主義 – ミラクル・クエスチョン(miracle question) ストローク 1:A、B、C、D 2:A、B、D、E 3:A、C、D、E 4:B、C、D、E 問 17(C) 以下の理論を提唱した人物はどれか。 「人は生涯学習し続ける存在であり、キャリアはこうした生涯にわたる学習によって形成さ れる。」 「キャリア・ディベロップメントはとどまるところのない学習プロセスの結果であ る。 」 1:N.シュロスバーグ 2:S.ハンセン 3:E.シャイン 4:J.クランボルツ 7 まんだむ てれおのキャリコン・産業カウンセラー試験対策室 http://www3.hp-ez.com/hp/sangyoucounseller/page1 国家資格キャリコン標準レベル模試 受験者用 (2016 年発行) 7/10 実施 第一回模擬試験 問 18(C) E.H.シャインの提唱した「キャリア・アンカー」について、最も不適切なものはどれか。 1:キャリア・アンカーとは、長期的な職業生活における個人の拠り所のことであり、キャ リア・アンカーを理解することが、生涯キャリア発達を促す。 2:キャリア・アンカーの具体的な要素は、才能と能力、動機と欲求、価値と態度の3つで ある。 3:キャリア・アンカーは特定の職業と1対1で結びつくものであり、どのような職業にも それぞれキャリア・アンカーとマッチする部分があるわけではない。 4:キャリア・アンカーは実際の職務経験により展開していくものであり、実際の職務経験 のない人のキャリア・アンカーを予測することは慎重でなければならない。 問 19(C) H.B.ジェラットによる意思決定モデルについての説明として、最も適切なものはどれか。 1:目標の設定から最終決定までを非可逆的なモデルとして表したものである。 2:連続性のある意思決定モデルであり、決定段階で最終的決定と試験的決定に分かれる。 3:予測、価値、基準システムを含んだ直線的且つ非連続的なモデルである。 4:認知的不協和からの低減を基礎とした意思決定モデルであり、不協和からの脱却の過程 がそのまま意思決定の過程となっている。 問 20(C) D.スーパーによるライフキャリアの概念の説明として、最も適切なものはどれか。 1:個人のキャリア形成は予測し得ない事象を一つ一つ乗り越えていく過程で成立する。 2:職業は生涯における役割の一つであり、その他の役割との関連の中で、個人のライフス タイルが決定される。 3:組織で求められる人物像へと段階的に近付いていく過程が個人のキャリアとなり、その キャリアを自覚することが自己概念へとつながる。 4:キャリアそのものは個人の内面にあり、キャリアの成功は個人の現状における満足度に よって示される。 8 まんだむ てれおのキャリコン・産業カウンセラー試験対策室 http://www3.hp-ez.com/hp/sangyoucounseller/page1 国家資格キャリコン標準レベル模試 受験者用 (2016 年発行) 7/10 実施 第一回模擬試験 問21(D) 職業能力開発促進法が制定された当時の社会的背景として、最も不適切なものはどれか。 1:産業の空洞化、近隣諸国への技術移転 2:情報通信産業を中心とした技術革新 3:終身雇用制度の崩壊による雇用の流動化 4:製造業や農林水産業の減少とサービス産業の増加 問 22(D) 我が国の労働市場の説明に関して、最も不適切なものはどれか。 1:生産年齢人口は 1990 年代前半がピークであり、それ以降は減少し続けている。 2:労働力人口は、15 歳以上人口のうち、就業者と完全失業者を合わせた人口である。 3:完全失業者数を労働力人口で割ったものが完全失業率であり、完全失業者数には、働く 意思が無い者も含まれる。 4:非正規雇用者は増加傾向にあり、役員を除く雇用者の中で非正規雇用者が占める割合は 40%近くにまで達している。 問 23(D) 近年の労働市場における女性の活躍について、最も適切なものはどれか。 1:就業意識の変化により、女性の就業意欲は近年低下傾向にあり、女性労働者の労働市場 における割合は低下してきている。 2:出産や子育てに関する国や地方自治体の支援策によって、近年我が国の女性労働者のキ ャリア形成は諸外国に比べると目覚ましい進歩を遂げている。 3:女性労働者の過半数以上は非正規雇用者であり、男女の賃金格差も近年徐々に広がる傾 向にある。 4:出産後の職場復帰支援策の充実により、フリーターと呼ばれるアルバイトやパートに従 事する女性労働者が増加してきている。 9 まんだむ てれおのキャリコン・産業カウンセラー試験対策室 http://www3.hp-ez.com/hp/sangyoucounseller/page1 国家資格キャリコン標準レベル模試 受験者用 (2016 年発行) 7/10 実施 第一回模擬試験 問 24(D) 我が国の労働組合についての説明として、最も適切なものはどれか。 1:企業別組合は更に産業別に連合体を結成し、各産業の主力企業の組合がその主導権を握 っている。 2:我が国は近現代から職能別労働組合の結成が行われ、職能別の組織運動として発展して きている。 3:企業別の労働組合が中心であるが、業界や産業別に組織されたものは少ない。 4:企業別労働組合が更に職種によって区別され、細分化されているのが特徴である。 問 25(D) 労働力の需給面の変化について、最も適切なものはどれか。 1:近年では第一次、第二次産業から第三次産業へと産業構造が転換する中で、建設業、製 造業の雇用は増大しているが、医療・福祉分野等のように今後の成長が見込まれる産業で 雇用の縮小が続いていることが問題である。 2:企業の職業能力開発に対する意識・行動については、能力開発のための制度が労働生産 性の向上に役立つとする企業の数は、役立たないとする企業の数を下回っている。 3:OJT や Off-JT の企業での実施率は、正規労働者、非正規労働者共に同水準であり、 非正規労働者の職業能力の問題は職業能力開発の機会が少ないことが原因ではないと考 えられる。 4:個々の労働者の職業生活設計について、自己啓発を実施する率は低いままであり、自己 啓発のための時間確保や費用に関しても十分な水準であるとは言えない。 問 26(D) 総務省統計局による「労働力調査」結果について、最も適切なものはどれか。 1:平成24年以降、完全失業率は下降傾向にあり、有効求人倍率は上昇傾向にある。 2:平成24年以降、完全失業率は上昇傾向にあり、有効求人倍率は下降傾向にある。 3:平成24年以降、完全失業率は変化がなく、有効求人倍率は上昇傾向にある。 4:平成24年以降、完全失業率は下降傾向にあり、有効求人倍率には変化がみられない。 10 まんだむ てれおのキャリコン・産業カウンセラー試験対策室 http://www3.hp-ez.com/hp/sangyoucounseller/page1 国家資格キャリコン標準レベル模試 受験者用 (2016 年発行) 7/10 実施 第一回模擬試験 問27(E) ジョブ・カードにおける職業能力証明シートの種類として、最も適切なものはどれか。 1:免許・資格シート、学習歴・訓練歴シート、訓練成果・実務成果シート 2:免許・資格シート、学歴・学業証明シート、企業実務実績シート 3:免許・資格シート、学歴・学業証明シート、訓練成果・実務成果シート 4:免許・資格シート、学習歴・訓練歴シート、企業実務実績シート 問 28(E) JSCO(日本標準職業分類)と ESCO(厚生労働省・職業分類)に関する説明として、最 も適切なものはどれか。 1:ESCO は ILO(国際労働機関)の国際標準職業分類に準拠している。 2:ESCO は主に国勢調査などの統計に使用されることが多い。 3:実際にハローワークで使用される実務目的のものが ESCO である。 4:ESCO は細分類項目が少ないため、実質的な職業紹介には JSCO が使われることが多 い。 問29(E) ハローワークインターネットサービスで表示される情報について、最も適切なものはどれか。 1:年齢制限の記載は雇用対策法によって設けることが出来なくなったため、記載されてい ない。 2:育児休業を取得した実績の有無が表示され、「無」である場合は育児休業制度そのもの が無いと判断して良い。 3:賃金については毎月定期的に支払われる賃金が記載されているが、それは税抜きの賃金 である。 4:「嘱託」とは主として非正規従業員に対する呼称として使われるが、正規従業員に対す る呼称として使われることもある。 11 まんだむ てれおのキャリコン・産業カウンセラー試験対策室 http://www3.hp-ez.com/hp/sangyoucounseller/page1 国家資格キャリコン標準レベル模試 受験者用 (2016 年発行) 7/10 実施 第一回模擬試験 問 30(E) キャリア・インサイト(2016 年段階)で提供されるサービスについて、最も適切な組み 合わせのものはどれか。 1:適性診断、総合評価、職業情報、キャリアプランニング 2:性格診断、職業興味診断、総合評価、適職紹介 3:職業興味診断、職業能力評価、適職診断、職業情報 4:適性検査、適職診断、職業紹介、就職準備支援 問 31(E) ジョブローテーションの個人に対する効果についての説明として、最も適切なものはどれか。 1:複数の職務を経験することによって、多面的に能力を開発することが出来る。 2:組織に刺激を与え、組織を活性化させ、組織に新しい考え方を成立させる。 3:部門間のセクショナリズムを和らげる。 4:人事考課資料の作成に有効であり、多面的な評価が可能になる。 問 32(E) テスト・バッテリーに関する説明として、最も適切なものはどれか。 1:それぞれの心理アセスメントの特性を理解し、それらを包括的折衷的に取り扱うことで ある。 2:統一的な心理検査が時代の流れや技術の進歩によって陳腐化してしまうことを防ぐため、 各々の検査項目を時代に合わせて変更していくことである。 3:心理検査を受ける側と受けさせる側(バッテリー)の信頼関係の構築が心理アセスメン トを行う上で重要であることを示している。 4:単一の検査では測定内容に限界があるため、複数の質の異なる検査を組み合わせて用い ることである。 12 まんだむ てれおのキャリコン・産業カウンセラー試験対策室 http://www3.hp-ez.com/hp/sangyoucounseller/page1 国家資格キャリコン標準レベル模試 受験者用 (2016 年発行) 7/10 実施 第一回模擬試験 問 33(E) 中高年の再就職支援を目的としたキャリアの棚卸しを行う際の留意点として、最も適切なも のはどれか。 1:過去の経歴において相談者が主観的に評価したものは、客観的に認められないので省略 するようにする。 2:相談者個人の実績の中から相談者の「強み」を見つけていく場合は、客観的な視点より も相談者本人の意思を尊重する。 3:相談者が過去に行ってきた業務の中で、特に相談者が苦手とするもの、否定的に感じる ものについては、相談者がしっかりとそれに向き合うように指示していく。 4:グループで行う場合は、グループ全体で一つのキャリアを形成出来るように統一的な基 準を用意する。 問 34(F) E.エリクソンによって提唱された自我同一性の説明について、最も適切なものはどれか。 1:超自我による固定観念から自由な自分の自我を表出させることである。 2:自分は他人とは異なることを意識して、新たな自己像を構成することである。 3:自分の考えと社会で是認される考えの同一化を図り、同一出来ない部分を調整していく ことである。 4:自己概念を確立し、その自己概念に沿った行動が出来るようになることである。 問 35(F) 「ゴーギャン・コンプレックス」と最も関連のあるものはどれか。 1:自我同一性の確立 2:中年の危機 3:モラトリアム 4:統合性の獲得 13 まんだむ てれおのキャリコン・産業カウンセラー試験対策室 http://www3.hp-ez.com/hp/sangyoucounseller/page1 国家資格キャリコン標準レベル模試 受験者用 (2016 年発行) 7/10 実施 第一回模擬試験 問 36(F) 精神医学者である小此木啓吾による「モラトリアム人間」の説明として、内容が最も適切な ものはどれか。 1:自己肯定感が低く、自己の欲求を満たすことのみに専念し、自分の嫌いなことを先延ば しにして猶予期間を持とうとする人間のことである。 2:個人の領域、あるいは特定された個人の領域にとどまった生活を好み、その領域を脱出 するまでの猶予期間にいる人間のことである。 3:自分の特性や関心について自己理解が出来ておらず、自分を理解しようとすることを避 けている人間のことである。 4:人生の選択を避け、様々な可能性を保ったまま大人になることを拒否して猶予期間にと どまる人間のことである。 問37(F) 中年期の危機に関する研究について、最も適切なものはどれか。 1:ジャーナリストのG.シーヒーは、「男性に比べて女性の方が人生の過渡期を迎える時期 が早い」ということを発表した。 2:D.J.レヴィンソンは、面接調査を行い、男性が人生半ばの過渡期を迎える時期は個性や 家族環境に左右されるため、特定出来ないことを提唱した。 3:C.G.ユングによる研究によると、中年期への転換期では、これまでの人生の生き方や価 値観を尊重し始める「個性化」が認められる。 4:D.J.レヴィンソンの研究の結果、人生の過渡期を迎える中年期には、外的世界の変化で はなく、主として内的世界の変化が見られることがわかった。 問 38(G) キャリア教育を推進するキャリアコンサルタントの姿勢として、最も適切なものはどれか。 1:学校教育とキャリア教育は個別に取り扱うものであり、関連性は見出す必要はない。 2:キャリア教育は個人の自我がある程度確立された段階から行うべきである。 3:キャリア教育では、個人の個性を最大限尊重することが大事な要素となる。 4:個人の意思よりも、職業的・社会的自立につながるための行動を推奨するべきである。 14 まんだむ てれおのキャリコン・産業カウンセラー試験対策室 http://www3.hp-ez.com/hp/sangyoucounseller/page1 国家資格キャリコン標準レベル模試 受験者用 (2016 年発行) 7/10 実施 第一回模擬試験 問 39(G) 初等~高等教育の各段階におけるキャリア教育の在り方として、最も適切なものはどれか。 1:初等教育の段階にはキャリア教育という概念を持ち込まず、人間形成に重点を置くべき である。 2:大学生に対するキャリア教育は、学習指導要領に基づいて行われるべきであるが、特に 職業観・勤労観の育成に重点を置く。 3:中等教育の段階においては、進路指導としてのキャリア教育を推進していくのが一般的 である。 4:高等学校を卒業して働き始める若者に対しては、キャリア教育を行う必要はない。 問 40(G) キャリアコンサルタントと組織の人事部門との関わりについて、最も適切なものはどれか。 1:人事部門は企業の経営方針に関わる部門であるため、キャリアコンサルタントは関わる 必要はない。 2:組織内でメンタルヘルスに関する問題が生じた場合は、人事部門とキャリアコンサルタ ントの連携による取り組みが必要となる。 3:個人のキャリア形成支援について、キャリアコンサルタントが人事部門へ様々な提言を 行うこともある。 4:人事考課について、組織でその詳細を決定する場合、キャリアコンサルタントも専門家 として決定権を持つべきである。 問 41(G) ワーク・ライフ・バランスに関する説明として、最も適切なものはどれか。 1:勤労の義務や所定労働時間に影響を与えない日常生活の過ごし方が求められている。 2:仕事に対するやりがいや充実感もワーク・ライフ・バランスには重要な要素である。 3:仕事と家庭のバランスを尊重し、誰もが同じような生活を送ることが出来る社会を形成 する必要がある。 4:勤労者としての男性の役割、家庭を維持する女性の役割をしっかりと認識した上で仕事 と生活のバランスをとっていくことが必要である。 15 まんだむ てれおのキャリコン・産業カウンセラー試験対策室 http://www3.hp-ez.com/hp/sangyoucounseller/page1 国家資格キャリコン標準レベル模試 受験者用 (2016 年発行) 7/10 実施 第一回模擬試験 問 42(G) インターンシップに関する内容として、最も不適切なものはどれか。 1:インターンシップは、産学連携による人材育成の観点から、学生の就業体験の機会を提 供するものである。 2:インターンシップは、採用選考活動と明確に区別するため、告知・募集のための説明会 は開催しないのが普通である。 3:インターンシップは、学生にとって社会貢献活動の一環であり、更に採用選考活動の有 効な場である。 4:インターンシップに際して取得した個人情報をその後の採用選考活動で使用してはなら ないことになっている。 問 43(G) ダイバーシティ・マネジメントの説明として、最も適切なものはどれか。 1:労働者を管理する組織は、変化の多い社会の中で、固定観念にとらわれない大胆な発想 で人事政策を行うべきである。 2:大都市圏と地方での労働市場の格差が生じないような政策が必要である。 3:若年、女性労働者、高齢者、障害者といった労働者を包括的に受け入れていくことによ って、組織側が労働市場を支えていく体制を整える必要がある。 4:企業経営においては多様な属性・価値観等を取り入れていくことが必要である。 問 44(G) 労働基準法では義務の履行責任者を「使用者」としているが、労働安全衛生法ではこれが「事 業主」となっている。この理由として最も適切なものはどれか。 1:責任の所在を明確にするため 2:労働者の安全を集団で確実に履行するため 3:事業主の自主性を尊重するため 4:組織内に所属する労働者に対して法律が均等に適用されることを示すため 16 まんだむ てれおのキャリコン・産業カウンセラー試験対策室 http://www3.hp-ez.com/hp/sangyoucounseller/page1 国家資格キャリコン標準レベル模試 受験者用 (2016 年発行) 7/10 実施 第一回模擬試験 問 45(G) 賃金体系に関する説明として、最も適切なものはどれか。 1:一般に賃金は基本的部分とそれ以外の付加的部分とから成り立っているが、このうち前 者にあたるものを基本給という。 2:職務給は、仕事基準賃金ではなく、人基準賃金に分類される。 3:職能給は、現在担当している職務を遂行する顕在能力に対して支払われる。 4:職務給は、同一能力、同一賃金の原則によって決定される賃金である。 問 46(G) 労働時間に関する規定について、最も適切なものはどれか。 1:所定労働時間を超えて労働者を働かせる場合は、割増賃金を支払わなければならない。 2:1 日の労働時間が 6 時間である場合、使用者は少なくとも 45 分の休憩を労働者にあた えなければならない。 3:フレックスタイム制の場合には、法定労働時間の規定や労働基準法の適用を受けない。 4:1 ヶ月 60 時間を超える法定時間外労働に対して、使用者は 50%以上の率で計算した 割増賃金を支払わなければならない。 問 47(G) 労働関連法規に関する説明として、最も適切なものはどれか。 1:使用者は労働者を採用する際に、国籍、信条、年齢、性別、門地等によって採用の制限 をしてはならない。 2:使用者が労働者に対して強制的に貯金をさせることは禁止されているが、労働者に社内 預金をさせることは問題ない。 3:労働契約は使用者と労働者の個別契約なので、就業規則の基準に達していない場合であ っても有効となる。 4:使用者は労働者に対して退職時の証明書を記載する際に、賃金、退職の事由については 労働者が希望した場合は記載しなくても良い。 17 まんだむ てれおのキャリコン・産業カウンセラー試験対策室 http://www3.hp-ez.com/hp/sangyoucounseller/page1 国家資格キャリコン標準レベル模試 受験者用 (2016 年発行) 7/10 実施 第一回模擬試験 問48(H) スーパービジョンに関する説明として、最も不適切なものはどれか。 1:キャリアコンサルタントに対するスーパービジョンの場合、スーパーバイジーの人間性 については、直接スーパービジョンの範囲とはしない場合が多い。 2:キャリアコンサルタントが自己成長、自己研鑽する方法はスーパービジョン以外にもい くつかの方法があり、コンサルテーションや事例検討会等がそれに該当する。 3:スーパービジョンは、指導者レベルのキャリアコンサルタントには行う必要はなく、標 準レベル、熟練レベルが行うべき対象となる。 4:スーパービジョン関係は、自由意思に基づく専門的関係であると言える。 問49(H) キャリアコンサルタントが行うべき自己研鑽について、内容が最も不適切なものはどれか。 1:自己研鑽は自己の専門分野だけでなく、他の領域に関しても積極的に行うべきである。 2:自己研鑽の方法は様々であるが、学会や研修会に参加することも自己研鑽の方法の一つ である。 3:例えベテランのキャリアコンサルタントであっても、自己研鑽には終わりが無いと認識 して、自己研鑽を継続していくべきである。 4:自己研鑽は常日頃意識する必要はなく、月に一度といった具合に定期的に行うべきもの である。 問50(H) 我が国の各都道府県に設置されているポリテクセンターの説明として、内容が最も不適切な ものはどれか。 1:求職者の再就職を支援するための職業訓練を行う。 2:独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構が厚生労働省管轄の下で運営している。 3:中小企業で働く人達を対象とした職業訓練や人材育成等の支援を行う。 4:特に高齢者向けに特定の技術やIT分野における知識を習得するための訓練を行う。 18 まんだむ てれおのキャリコン・産業カウンセラー試験対策室 http://www3.hp-ez.com/hp/sangyoucounseller/page1 国家資格キャリコン標準レベル模試 受験者用 (2016 年発行) 7/10 実施 第一回模擬試験 国家資格キャリアコンサルタント試験 標準レベル 実技(論述) 模擬試験 ※合計 3 問です。 ※時間の目安は 60 分です。 2016 年 7 月 10 日 採点基準 : 問 1=50 点 問 2=50 点 合格基準点 :60 点 ※問 2 は選択式であるので、問題を解く際に注意すること 提出期限 :2016 年 7 月 16 日 解答解説配布日:2016 年 7 月 18 日 結果返送日 :2016 年 7 月 26 日 19 まんだむ てれおのキャリコン・産業カウンセラー試験対策室 http://www3.hp-ez.com/hp/sangyoucounseller/page1 国家資格キャリコン標準レベル模試 受験者用 (2016 年発行) 7/10 実施 第一回模擬試験 逐語記録 以下の逐語記録を読み、後の問に答えなさい。 CL:相談者(クライエント) 27 歳 男性 量販店勤務 契約社員 CC:地域のキャリアセンターに勤務するキャリアコンサルタント 36 歳 【逐 語 記 男性 録】 CL1 実は…転職を考えておりまして… CC1 転職ですか。 CL2 そうなんです。私は大学を卒業する時に就職活動に失敗して、アルバイト先 である量販店のホンキー・ドーテにそのまま契約社員として雇われることに なったんですけど…最近やっぱりこれじゃあいけないなあと思い始めて… CC2 これじゃあいけないなあと思い始めたんですね。 CL3 はい。やっぱりちゃんとした正社員で仕事に就こうと思って…でも何だかや る気がおきなくて… CC3 ちゃんとした正社員での仕事を考えているのですね。大学を卒業して就職活 動をしていた時はどのような就職先を考えていたのですか… CL4 金融関係です。主に銀行です。都市銀行で採用してもらえなくて、地方銀行 も受けてみたんですけど、結局内定は取れませんでした。 CC4 そうですか。銀行を志望していた理由は何でしたか。 CL5 私の父親が銀行に勤務していたので…それに銀行は安定しているし、倒産す るようなことは無いと思ったので… CC5 そうですか。今後の就職活動でも銀行を志望するのですか… CL6 う~ん…何だかちょっとそれもどうなのかなあと思って… CC6 どうなのかなあ…と思っているのですね。 CL7 はい。やっぱり銀行は無理だと思います。一度大学を卒業しているので…そ れに銀行で働いてみてもあまり面白い気がしないので… CC7 銀行は無理だと思うし、働いてみてもあまり面白い気がしないのですね。 CL8 ええ…だから今度は別の就職先を考えているんですけど、私ぐらいの年齢の 人を募集しているところって営業ばかりを募集しているんですよね。私が今 から働けるとしたら営業くらいしかないと思うので、営業でも良いかなと思 うんですけど、どんな営業をやるのかイメージが付かなくて、あまりやる気 がしないんですよね。 20 まんだむ てれおのキャリコン・産業カウンセラー試験対策室 http://www3.hp-ez.com/hp/sangyoucounseller/page1 国家資格キャリコン標準レベル模試 受験者用 (2016 年発行) 7/10 実施 第一回模擬試験 CC8 どんな営業をやるのかイメージが付かなくて、あまりやる気がしないのです ね。イメージすることが出来れば営業でも良いと思いますか。 CL9 別に営業がやりたいわけではないのですが、特に他にやりたいことも無いし、 営業くらいでしか働けないと思うので、仕方ないですね。 CC9 そうですか。では、こちらのキャリアセンターでも営業の求人があると思い ますので、それから調べてみようと思いますがいかがでしょうか。 CL10 そうですね。早いところ正社員として働かなきゃいけないし、それでも良い です。 (後略) 問1 この相談者がまず最初に何をするべきか、キャリアコンサルタントとして考えた内 容を具体的に書いてください。 問2 以下は選択式です。 キャリア・コンサルティング協議会で受験される方は A を選択してください。 日本キャリア開発協会で受験される方は B を選択してください。 A:この相談者を支援する方法について、相談者の環境要因に配慮しながら、具体的に書い てください。 B:この相談者を支援する方法について、これまで学習してきた理論や学説を用いて、具体 的に書いてください。 21
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