平成26年度 ハンサム銀座理容美容専修学校 自己評価報告書 学校法人 藤森学園 ハンサム銀座理容美容専修学校 1.学校の教育理念、教育目標 理容師、美容師として敬愛され、社会に貢献と奉仕ができる志の高い青少年を 育成することを学校の教育理念とする。 個別指導が可能な少人数制で、実務を重視した教育を行い、国家資格取得後に 即戦力として活躍できる技術者を育成することを教育目標とする。 2.本年度の目標、計画 (1) 理容師・美容師国家試験の高い合格率を維持すること。 (2) ネイル、メイク等の各種検定試験の合格率を90%以上にすること。 (3) 第6回全国理容美容学生技術大会全国大会に出場すること。 (4) 教職員の資質を向上させること。 (5) 募集定員の100%を確保すること。 (6) 退学者数をより減らすこと。 (7) 理容師・美容師ダブルライセンス取得の入学者を増加させること。 (8) 学校予算をより効果的に活用すること。 -1- 3.評価項目の達成状況及び取り組み状況 評価点 4…適切 3…ほぼ適切 2…やや適切 1…不適切 (1) 教育理念・目標 評 価 項 目 評価 理念・目的・育成人材像は定められているか (専門分野の特性が明確になっているか) 3 学校における職業教育の特色があるか 3 社会経済のニーズ等を踏まえた学校の将来構想を抱いているか 2 理念・目的・育成人材像・特色・将来構想などが生徒・保護者に周知されているか 2 各学科の教育目標、育成人材像は、学科等に対応する業界のニーズに向けられている 3 か この項目の課題 ・産学協同をより深めるためのコミュニケーションが不足している。 ・学園理念、教育目標は学園創立時に明確に定められているが、これらが保護者まで周知徹 底されているとは言えない。 この項目の今後の改善方策 ・父兄会や公開授業以外でもサロン店長との交流を図る。 ・通知表を保護者あて郵送しているが、この時に学園全体の様子、科別、学年別の生徒への 指導状況、生活指導等の情報を提供する。 この項目の特記事項 ・就職進学という特色はあるものの、必ずしも学校で生かされているとはいえない。 ・県外からの入学者が多く、保護者との接触の機会が少ない。 -2- 評価点 4…適切 3…ほぼ適切 2…やや適切 1…不適切 (2) 学校運営 評 価 項 目 評価 目的等に沿った運営方針が策定されているか 3 事業計画に沿った運営方針が策定されているか 3 運営組織や意志決定機能は、規則等において明確化されているか、 有効に機能しているか 3 人事、給与に関する制度は整備されているか 2 教務・財務等の組織整備など意志決定システムは整備されているか 3 業界や地域社会等に対するコンプライアンス体制が整備されているか 2 教育活動に関する情報公開が適切になされているか 2 情報システム化等による業務の効率が図られているか 3 この項目の課題 ・給与に関する事項で整備が必要。 ・業界・地域社会等コンプライアンス体制の整備が必要。 ・内部規定はよく整備されているが外部への情報発信が少ないと思われる。 この項目の今後の改善方策 ・職務内容、仕事量に応じた給与体系の構築。 ・外部への情報発信の工夫。 この項目の特記事項 (特記事項なし) -3- 評価点 4…適切 3…ほぼ適切 2…やや適切 1…不適切 (3) 教育活動 評 価 項 目 評価 教育理念に沿った教育課程の編成・実施方針等が策定されているか 3 教育理念、育成人材像や業界ニーズを踏まえた教育機関としての修業年限に対応し た教育到達レベルや学習時間の確保は明確にされているか 3 学科等のカリキュラムは体系的に編成されているか 3 キャリア教育・実践的な職業教育の視点に立ったカリキュラムや教育方法の工 夫・ 開発などが実施されているか 3 関連分野の企業・関係施設、業界団体等との連携により、カリキュラムの作成見直し 等が行われているか 2 関連分野における実践的な職業教育(産学連携によるインターンシップ、実技・実習 等)が体系的に位置づけられているか 3 授業評価の実施・評価体制はあるか 3 職業に関する外部関係者からの評価を取り入れているか 1 成績評価・単位認定の基準は明確になっているか 3 資格取得の指導体制、カリキュラムの中での体系的な位置づけはあるか 3 人材育成目標に向け授業を行うことができる要件を備えた教員を確保しているか 2 関連分野における業界等との連携において優れた教員(本務・兼務含め)の提供先を 確保するなどマネジメントが行われているか 2 関連分野における先端的な知識・技能等を修得かるための研修や教員の指導力育成 など資質向上のための取組が行われているか 2 職員の能力開発のための研修等が行われているか 2 この項目の課題 ・生徒へのアンケートのフィードバックが不十分である。 ・各種検定を受けていない生徒への対応が不明確なところがある。 ・教員個々の創意工夫で生徒への指導が行われているため、生徒全体が到達する学校として のレベルのラインが不明確。 この項目の今後の改善方策 ・教員の資格取得に対する支援があるとよい。 ・フェイシャルエステ、ネイル検定を受けていない生徒は再度受検させる等の対応をする。 ・職業に関する外部関係者と議論する場を作る。 ・教員の指導力向上に必要な外部研修を積極的に取り入れる。 この項目の特記事項 ・生徒の事で先生が忙しい現状がある。 -4- 評価点 4…適切 3…ほぼ適切 2…やや適切 1…不適切 (4) 教育成果 評 価 項 目 評価 就職率の向上が図られているか 3 資格取得率の向上が図られているか 3 退学率の低減が図られているか 2 卒業・在校生の社会的な活躍及び評価を把握しているか 2 卒業後のキャリア形成への効果を把握し、それが学校の教育活動の改善に活用され ているか 2 この項目の課題 ・産学協同の生徒は、会社を退社すると学校も辞めることが多い。 ・産学協同の生徒が同じ悩みで退学することがある。 ・就職進学のサロンにおける研修と、学校での技術指導のリンクをどの様に調和させるか。 この項目の今後の改善方策 ・大人としての考え方、社会人としての考え方を互いに考える。 ・サロン現場の指導員との指導技術の共有。(共同研修) この項目の特記事項 ・卒業生に対する行動はおこしていない。 ・技術に関しては他校よりレベルが上であると思う。 ・産学協同の生徒と一般の生徒がいるため、教員も対応の仕方にジレンマを持っている。 -5- 評価点 4…適切 3…ほぼ適切 2…やや適切 1…不適切 (5) 生徒支援 評 価 項 目 評価 進路・就職に関する支援体制は整備されているか 3 生徒相談に関する体制は整備されているか 3 生徒の経済的側面に対する支援体制は整備されているか 3 生徒の健康管理を担う組織体制はあるか 3 課外活動に対する支援体制は整備されているか 2 生徒の生活環境への支援は行われているか 2 保護者と適切に連携しているか 3 卒業生への支援体制はあるか 2 社会人のニーズを踏まえた教育環境が整備されているか 2 高校・高等専修学校との連携によるキャリア教育・職業教育の取組が行われているか 2 この項目の課題 ・高校との連携、キャリア教育意識の取組みが遅れている。 ・卒業生との関わりが薄い。 ・理容科と美容科の教員同士の生徒状況の共有化、オープン化が必要。 ・AO入試受け入れについては埼玉県内、及び近郊の高校への積極的な働きかけが必要。 この項目の今後の改善方策 ・高校在学2年生の体験学習、学校訪問勧誘を行う。 この項目の特記事項 ・生徒指導は、生徒から「うるさい、しつこい」といわれる位が良いと考えている。 ・生徒の生活指導については、適時担任が個人面談を行っており、特に問題のある生徒に関 しては保護者との連携をとるようにしている。 ・経済面に関しては奨学金制度、教育ローンの活用を行っているが学校独自のサポートシス テムはない。但し事情があり学費の一括納入が難しい生徒には申し出により分納を認めて いる。 -6- 評価点 4…適切 3…ほぼ適切 2…やや適切 1…不適切 (6) 教育環境 評 価 項 目 評価 施設・設備は、教育上の必要性に十分対応できるよう整備されているか 2 学内外の実習施設、インターンシップ、海外研修等について十分な教育体制を整備し ているか 2 防災に対する体制は整備されているか 2 この項目の課題 ・施設・設備の充実。 ・老朽化が進んでいる。 ・耐震性への対策が必要。 この項目の今後の改善方策 ・生徒数を増やさないと施設・設備の充実の予算も取れないので生徒募集が大事。 ・設備や実習教材については整っているが、校舎の基本的なメンテナンスが必要。 この項目の特記事項 ・設備は古いと感じる。 (7) 生徒の募集と受け入れ 評 価 項 目 評価 生徒募集は、適正に行われているか 3 生徒募集活動において、教育成果は正確に伝えられているか 3 学納金は妥当なものとなっているか 3 この項目の課題 ・学納金が低価格過ぎる。 ・オープンキャンパスで遊び心がない。 (もっと来校者とコミュニケーションをとる。) ・少子化時代の生徒の確保。 この項目の今後の改善方策 ・オープンキャンパスでクイズなどを作成し、イエス・ノーゲームなどを行う。 ・創立10年が経ち存在は認知されつつあるが、他にライバル校の新設、進出、ビューティ ービジネススクールなども出来ており、これらに対抗出来るホームページの充実。 この項目の特記事項 ・学納金は安いのが特徴だが、教材・設備の充実が図れない。 ・理容科、美容科とも口コミによる生徒募集も大事である。 ・学納金は他校と比べ高くない、学校運営上は厳しいが特に就職進学者への負担は増やせな い。 -7- 評価点 4…適切 3…ほぼ適切 2…やや適切 1…不適切 (8) 財務 評 価 項 目 評価 中長期的に学校の財務基盤は安定しているといえるか 2 予算・収支計画は有効かつ妥当なものとなっているか 2 財務について会計監査が適正に行われているか 3 財務情報公開の体制整備はできているか 2 この項目の課題 ・中長期の計画がはっきりしない。 この項目の今後の改善方策 ・中長期の具体的な計画を作成する。 この項目の特記事項 (特記事項なし) (9) 法令等の遵守 評 価 項 目 評価 法令、専修学校設置基準等の遵守と適正な運営がなされているか 3 個人情報に関し、その保護のための対策がとられているか 3 自己評価の実施と問題点の改善に努めているか 3 自己評価結果を公開しているか 3 この項目の課題 ・診断と行動のプロセスが見えづらい。 ・学校運営上の法令等については、よく遵守されている。 ・より良い自己評価システムの構築が必要。 この項目の今後の改善方策 ・自己評価の一連の作業を充実していくことが、学校教育全てのレベルアップに繋がること を教職員全員が認識する。 この項目の特記事項 (特記事項なし) -8- 評価点 4…適切 3…ほぼ適切 2…やや適切 1…不適切 (10) 社会貢献・地域貢献 評 価 項 目 評価 学校の教育資源や施設を活用した社会貢献・地域貢献を行っているか 2 生徒のボランティア活動を奨励、支援しているか 2 地域に対する公開講座・教育訓練(公共職業訓練等を含む)の受託等を積極的に実施 しているか 1 この項目の課題 ・時間的な余裕がない。 この項目の今後の改善方策 ・出来ることから少しずつでもしていくことが大事。 この項目の特記事項 ・一般学生は経済的な理由でアルバイトを行っている者が多く、就職進学者は授業終了後に サロンへ出るため時間的な余裕が無い。 以 -9- 上
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