ＮＥＷＳＲＥＬＥＡＳＥＳＨＯＫＯＣＨＵＫＩＮＢＡＮＫ平成 25 年 9 月 27 日商工中金 “木製家具”を担保に融資枠設定商工中金が東海家具工業株式会社に対し、2 億円のＡＢＬを実施商工中金（静岡支店）は、9 月 27 日、東海家具工業株式会社（本社：静岡県静岡市、代表者：實石幸男氏）に対し、 “木製家具”を担保とする「アセット・ベースト・レンディング（ＡＢＬ）契約」を締結し、2 億円の融資枠を設定しました。東海家具工業株式会社は、創業以来、約半世紀にわたって木製家具の製造を行っており、デスク専門から家具全般を手掛ける総合家具メーカーへと成長してきた企業です。また、昭和 48 年にインドネシアに進出し、いち早く東南アジアの製造拠点を築いてきたパイオニアでもあります。現在では、国内の製造拠点に加えてインドネシアの現地法人を活用し、高品質かつ価格面においても優位性のある製品を中心に、日本全国の百貨店、家具専門店、そして海外に納品しています。今般、同社の事業のライフサイクルに着目したＡＢＬのスキームを導入することで、従来は担保として利用されることのなかった商品そして売掛金など「商流」を一括で資金調達に活用できることになり、将来の事業拡大を見据えた中で、機動的な資金調達が可能となります。商工中金は、今後もこうした取組みにより、多様化するお取引先の資金調達ニーズにこたえ、地域経済の発展に貢献していきます。 ◆東海家具工業株式会社様向けＡＢＬ契約の概要形式：コミットメントライン借入人：東海家具工業株式会社組成額：2 億円期間：1 年資金使途：運転資金契約日：平成 25 年 9 月 27 日 ◆東海家具工業株式会社の概要所在地静岡市駿河区中原 155 番地設立昭和 39 年 4 月代表者實石幸男資本金 4,500 万円業従業員数 35 名（平成 25 年 8 月現在）種家具製造卸売業ＮＥＷＳＲＥＬＥＡＳＥＳＨＯＫＯＣＨＵＫＩＮＢＡＮＫ１．ＡＢＬ（アセット・ベースト・レンディング）とは在庫が販売されて売掛金となり、売掛金が回収される過程の「事業のライフサイクル」に着目し、在庫・売掛金を一体として担保取得し、極度枠を設定するスキームを言います。商工中金のＡＢＬモデルでは、原則としてこの「事業のライフサイクル」のみを貸付の主要な引当てとするものであり、お借入される企業の不動産、機械設備もしくは、有価証券を担保としたり、または代表者の個人の信用力に過度に依存したりすることを想定していません。その意味で商工中金のＡＢＬモデルは、動産・不動産や債権を個別に担保と捉えてきた従来型の融資実務とは根本的に発想を異にする取組みであり、中小企業の資金調達の多様化に大きく寄与するものです。２．ＡＢＬスキーム図販売代金入金指定（管理口座）販売先販売品質チェック商取引融資実行顧客企業定期的に生産状況・担保情報報告流動預金(管理口座) 商工中金＊正常時は払戻可能質権 or 管理口座回収売掛金(債権) 譲渡担保販売在庫(動産) 譲渡担保一体として担保取得