NEWS RELEASE SHOKO CHUKIN BANK 平 成 26 年 10 月 30 日 商 工 中 金 【宮崎県信用保証協会等との連携による中小企業の経営力強化スキーム第 1 号案件】 商工中金が株式会社コムテックの経営力強化をサポート! 商工中金(宮崎支店)は、26 年 3 月、宮崎県経営改善支援センター、宮崎県信用保証協会、商工中金 経済研究所(本社:東京都港区)との連携により、業績伸長を目指す宮崎県内のお取引先中小企業の経営 を強化する支援スキームを構築し、運用を開始しています。 今回、商工中金(宮崎支店)は、同支援スキームを活用し、株式会社コムテック(本社:宮崎県西諸 県郡、代表者:笹栗 康氏)に対して、経営力強化を図るための資金 6 千万円を融資しました(うち 3 千万円は宮崎県信用保証協会の「経営力強化保証制度」を利用) 。本件は、同支援スキームを活用した 融資の第 1 号案件です。 株式会社コムテックは、IT技術を駆使して自社開発した牛の歩数計型発情発見システム「牛歩」(※) の開発・販売を中心に混合飼料生産等も手掛けています。また、同社は宮崎県産業振興機構の補助事業 を活用した新たな製品開発を手がける等、畜産の振興に向けて積極的な事業展開を行っています。同社 の技術は、宮崎県が推進する「復興から新たな成長に向けた基本方針(宮崎県畜産新生プラン) 」にお いて、生産者のサポート策の1つとして位置付けられる等、同社は県の畜産振興に貢献しています。 今回、同社は、自社の営業体制の強化と混合飼料部門の生産工程の見直しによる生産性向上等を主な 内容とする事業計画を策定し、経営力の強化を目指すことにしました。これを受けて、商工中金は、宮 崎県経営改善支援センター、宮崎県信用保証協会、商工中金経済研究所と連携して、同社の計画実施に 必要な資金を融資しました。今後、同社は、支援スキームに基づき、計画進捗のフォロー、アドバイス を受ける予定です。 商工中金は、中小企業経営力強化支援法に基づく経営革新等支援機関の認定機関として、中小企業者 の課題解決の鍵を握る事業計画の策定支援や継続的な経営支援等を行うことで、中小企業の経営力強化 を図ってまいります。 (※)牛発情発見システム「牛歩」 雌牛の足首に「牛歩(送信機・万歩計) 」を取付けることにより、正確に発情と人工授精的期を把握し、種付けにつなげられ るシステム。 雌牛が発情すると運動量が増加することを利用しており、 条件に該当すると PC や携帯電話に送信される仕組み。 発情の発見は従来目視で行われており、本システムにより、受胎率の向上による 1 年 1 産を可能とし、畜産農家の負担軽減等 につながる。口蹄疫からの復興を目指す宮崎県は、25 年 4 月から本システムを導入する農家に対する補助制度を創設。平成 20 年 9 月農商工連携促進法認定。 【株式会社コムテックの概要】 所 在 地 宮崎県西諸県郡高原町大字広原 4876-38 代 表 者 笹栗 康 業 種 通信機器販売保守業 資 本 金 1,000 万円 従 業 員数 23 名(平成 26 年 10 月現在) 設 立 昭和 61 年 8 月 NEWS RELEASE SHOKO CHUKIN BANK 【参考:支援スキーム概要】 宮崎県経営改善支援センター 計画策定支援&フォロー アップ費用の2/3を補助 認定支援機関と連名で申請 県内の商工中金お取引先中小企業 費用支払 (実質負担は費用の1/3) 計画策定支援&フォローアップ ≪認定支援機関≫ ●商工中金 ●商工中金経済研究所 ●同社顧問税理士 宮崎県信用保証協会 みやざき経営アシスト センターが支援した計画策定費 用(モニタリング費用を除く)の1 /4の額を補助 ※1 認定経営革新等支援機関 中小企業の経営状況の分析、事業計画の策定等に係る指導・助言を行う支援機関として主務大臣が認定した金融機 関等 (商工中金は平成 24 年 11 月 5 日に認定取得)。 ※2 宮崎県経営改善支援センターの補助事業 一定の要件の下、認定支援機関が経営改善計画の策定を支援し、中小企業・小規模事業者が認定支援機関に対し負 担する経営改善計画策定支援に要する計画策定費用及びフォローアップ費用の総額について、経営改善支援センタ ーが、3 分の 2(上限 2 百万円)を負担する事業。 ※3 みやざき経営アシスト 宮崎県内の中小企業の経営支援を通じて地域経済活性化に寄与することを目的として、平成 24 年 7 月 17 日に設 立された任意組織。宮崎県信用保証協会がアシスト事務局を担当。同協会では、中小企業庁の施策に基づき、 「み やざき経営アシスト(※) 」の独自の取り組みとして、宮崎県経営改善支援センターに「認定支援機関による経 営改善計画策定支援事業」の申請受理通知を受けた計画策定費用の一部(センターが支援した計画策定費用[モ ニタリング費用を除く]の 4 分の 1 の額)を補助し利用促進を図っている。
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