仮設住宅における動物飼育のポイント 平成23年 5 月 9 日 このたびの東日本大震災で被災された方々にとって、家族の一員である動物と一緒に暮 らすことは、心の支えとなり大切なことと思います。 しかし、仮設住宅での暮らしは限られたスペースでの共同生活であり、動物飼育者と飼 育していない人との相互理解が不可欠です。住宅の密集した環境では、1世帯の占有スペ ースが小さく、動物飼育者によっては鳴き声やニオイによる苦情が出ることも予想されま す。そこで、仮設住宅で動物を飼う際のルール作りが必要なのです。また、動物アレルギ ーの方と動物が苦手な方は、動物飼育者と離れて暮らすことができるような事前の調査と 配慮が望まれます。 1人のマナー違反が多くの方の迷惑になることをご理解ください。 飼育のポイント 1、動物は室内飼育を原則とすること 他人に迷惑をかけないためには、動物は室内で飼育することが原則です。 今まで外で飼育していた動物も、室内でケージに入れて管理することが可能です。 ケージは事前申込みをすることにより無料で貸出します。やむをえず屋外で飼育する 場合は、近隣に迷惑をかけないよう、つないで置く場所を選定して、近隣との十分な 相互理解を得ることが大切です。また、散歩などで屋外に連れ出す時は犬・猫ともに リードを装着し、排泄物は必ず持ち帰ってください。 2、所有者を明示すること 室内で飼育していても、時として脱走する場合も考えられます。思わぬトラブルも 想定されますので、犬も猫も必ず首輪と迷子札をつけ、飼い主の氏名と連絡先を明示 することが必要です。 3、伝染病の予防、繁殖制限をすること 仮設住宅のような限られた空間では、ひとたび伝染病が発生すると、あっという間 に広がってしまいます。犬の場合は狂犬病予防注射は必ず、ワクチン接種とフィラリ ア症予防もおすすめします。また、繁殖制限を行っていない動物は、強い性行動から 思わぬ問題を起こすことも想定されます。限られた空間での飼育の場合、数の増加は 避けなければなりませんので、オスの去勢手術、メスの不妊手術は行うよう検討して ください。 4、飼い主の会を作ること 動物飼育者による「飼い主の会」を設立します。飼い主の責務やルールを確認し、 よりよい動物飼育について話し合いをします。近隣の居住者からの相談窓口になり、 双方の不安解消に役立ちます。これから、預けていた動物を引き取り一緒に暮らし始 める方も、仮設住宅に動物を迎え入れた時点で飼い主の会に必ず登録してください。 ペットに関する相談窓口 ・ 相双保健福祉事務所 0244-26-1351 26-1339 ・ 鹿山動物病院 0244-23-2467 ・ しが動物病院 0244-23-5575 ・ 高橋動物病院 0244-24-1070 ・ そらいろ動物病院 0244-22-0080 南相馬市仮設住宅におけるペットの飼育届に関する調査票 平成23年 月 日 仮設住宅でのペット飼育状況を把握するため、必要事項を記入のうえ提出してください。 名 前 住民票記載住所 避 難 先 住 所 電話番号(携帯可) 飼育動物の種類 大きさ 性別 犬 ・ 猫 ・ その他 大型 ・ 中型 ・ 小型 オス ・ メス 去勢(不妊治療) 飼育動物の特徴 ワクチン接種 おおよその体重 年齢 有 ・ 具体的種類と数 歳 無 色 呼び名 済 ・ 未 狂犬病予防注射 ( ) 済 ・ 未 フィラリア予防薬 済 ・ 未 問題行動がある場合明記してください( 吠える ・ 咬む ・ ) 動物飼育ケージ等無料貸出し事前調査 動物は室内飼育が原則です。留守番時などケージ設置をおすすめします。やむをえず玄関前で飼育 する場合は犬小屋(バリケン)や人が手を出さないようサークルを設置してください。備品を無償 貸出ししますので、希望する番号に○をつけてください。 (ただし、すべての要望に応えられない場合があります。) 1、小型ケージ(約 30×53×38(H) ) チワワ、ダックス、子猫用 2、中型ケージ(約 45×64×52(H) ) ビーグル、パグ、成猫用 3、大型ケージ(約 56×80×65(H) ) シェルティ、柴、複数猫用 4、バリケン (約 70×100×75(H) )レトリバー、セッターなど大型犬 5、犬用サークル(屋根なし、カギなし) 6、猫用2段ケージ 7、その他の消耗品、備品、犬猫フード(ドライ、レトルト)猫用トイレ、猫用砂、ペットシーツ、 毛布やタオル類
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