Dell Migration Manager for Exchange 8.11

Dell Migration Manager for Exchange
8.11
製品の概要
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す。
重要、メモ、ヒント、モバイル、または ビデオ: 情報アイコンは参考情報を示しています。
目次
はじめに
4
Exchange 移行のビジネス事例
4
移行の課題
4
解決策
5
移行シナリオ
7
Exchange のみを移行する
7
アカウントとメールボックスを移行する
7
移行プロセスの概要
9
移行プロジェクトの監視
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関連する Dell 製品
12
Dell について
13
連絡先Dell
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テクニカルサポート用リソース:
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Migration Manager for Exchange 8.11
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はじめに
Dell™ Migration Manager for Exchange により、ユーザーの生産性に影響を与えず透過的に、ユーザーの
メールボックス、パブリックフォルダ、および他の Exchange データをある Exchange 組織から別の組織に移
行することができます。
Exchange 移行のビジネス事例
Microsoft Exchange Server は、優位性のある企業メッセージングプラットフォームです。数多くの企業がこの
システムを使って、自社のユーザーおよび他のビジネスパートナー間の共同作業を実現しています。
多数の企業が、Microsoft のテクノロジーを使って、1 つの Active Directory フォレストをユーザー認証
用に、そして 1 つの Exchange 組織をメッセージングプラットフォームとして展開しています。しかし、状
況によっては、複数の Exchange 組織間でユーザーを移動しなければならないこともあります。このような状
況の例を以下に示します。
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合併と買収
2 つの会社が合併する場合、メッセージングシステムを含めた IT インフラを統合する必要があります。
複数フォレストの展開
部門ごとのセキュリティ分離が必要な企業は、ネットワークに複数の Active Directory の展開を検討す
るでしょう。このような企業は、自社の IT デザインを満たすために、メッセージングシステムを再編成
する移行ツールが必要になります。
再構築
Active Directory と Exchange は、適切な将来計画を持たないままに部門レベルで展開されることも
あります。そのような場合、効率性や管理性を向上するために、後で IT インフラを再編成しなければ
なりません。
このような状況下では、Exchange データの一部または全部をある Exchange 組織から他の Exchange 組織に移
動する必要があります。
移行の課題
メッセージングシステムの再編成は、現在の IT の世界においてもっとも困難なプロジェクトの 1 つです。理
由の一部を以下に示します。
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大規模
今日のユーザーメールボックスの平均サイズは約 150 MB です。この値に移行するユーザー数を掛けて、
それにパブリックフォルダストレージのサイズを追加してください。その結果が移行するデータの初期概
算値になります。その値を見ても特に驚かない方は、組織内の各コンピュータに散在している、すべての
ディレクトリデータ、アクセス許可、代理人アクセス、リソースメールボックス、およびエンドユーザー
のプロファイルなどの量を思い浮かべてください。
移行時にも通常通りのシステム動作を維持
Microsoft Exchange は、人間の脳が情報の分析を行うように、ビジネスに対して情報フローを提供して
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います。この暗喩からすると、Exchange の移行は脳手術をすることにたとえられるかもしれません。し
かし、患者は麻酔で眠らされているのではなく、オフィスに座って重要なプロジェクトに携わっていま
す。
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高い可視性
現在の世界では、Exchange はビジネスにとって必要不可欠な要素となっています。オフィスで断水した
り、空調が停止しても、従業員が働くことは可能です。しかし、メッセージングシステムが停止して、
メールの送受信ができなくなると、ほんの数分間で混乱が発生するでしょう。誰かのメールボックスに保
管されていたデータが失われたら、被害は甚大です。また、Outlook のプロファイルが誤って設定されて
いたら、IT チームの全員を動員して、各ユーザーのコンピュータ間を駆け回ることになるでしょう。
Exchange の移行は、これらのプロジェクトの 1 つで、さまざまな事項を検討しながら、何か問題が発生
した場合の対処を全員に知らせる必要があります。
限定的な共存期間
一般的に Exchange のデザインでは、単一の組織に制限されています。グローバルアドレス一覧 (GAL)、
予定表と空き時間情報、パブリックフォルダ、代理人アクセス、リソースメールボックス (会議室の予約
など) など、ユーザーコラボレーションのほぼすべての側面が、単一の組織を前提に設計されています。
小さな会社でない限り、組織全体を 1 回の週末作業で完了することは不可能です。そのため、一部の
ユーザーが古い組織に残り、他のユーザーはすでに新しい組織への移行が完了している期間が存在するこ
とになり、そのような共存環境下でもすべての Exchange コラボレーション機能が正常に動作するように
しなければなりません。
解決策
私たちの ZeroIMPACT ドメインおよび Exchange 移行の経験から、Dell は Exchange 移行に関するあらゆる課
題を克服するソリューションを提供しています。Migration Manager には、以下の機能と特長があります。
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効率的、大規模プロジェクトに対応する分散アーキテクチャ
生産環境に与える影響を最低限に抑えるために、Migration Manager は効率的な複数エージェント分散
アーキテクチャを採用しています。エージェントはネットワークにまたがって分散され、ソースからター
ゲットサーバーに直接データを転送します。すべてのデータは圧縮され、その後の同期では変更内容のみ
が送信されます。
集中制御
移行プロジェクト全体が、単一の Migration Manager コンソールで制御されます。移行状況は、イント
ラネットに展開する Statistics Web コンソールで監視し、問題を素早く認識することができます。
総合的な Outlook プロファイル移行
メッセージングシステムにとって、エンドユーザー Outlook プロファイルは、Exchange サーバーイン
フラと同じくらい重要です。各プロファイルには、ルール、代理、検索フォルダ、個人用フォルダ、およ
び外部 POP 3 などのさまざまな設定を保管できます。課題は、プロファイルはメールボックスと密接に
統合されており、メールボックスを他の組織に移動すると、プロファイルが無効になってしまうことで
す。Migration Manager は、各ユーザーの Outlook プロファイルに保管されているすべての設定を自動
的に更新することができます。ユーザーが各自のプロファイルを作成し直す手間もヘルプデスクへの問い
合わせも不要です。
リモート/モバイルユーザーの場合、オフラインプロファイル (またはメールボックスのキャッシュ) が
非常に重要です。Migration Manager により、移行後にユーザーがメールボックスの内容を再同期する
必要はありません。Migration Manager のリモート収集機能により、移行後も有効なオフラインプロ
ファイルが保証されます。この機能は、Windows 2000 および Outlook 2000 から最新バージョンまでの
設定をサポートしています。
Exchange 共存環境の同期
Migration Manager では、切り取り/貼り付け型の手法ではなく、ソース組織とターゲット組織間の完全
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な双方向同期を実現しています。エンドユーザーの観点からは、これらの 2 つの組織は同一に見えま
す。ユーザーには同じアドレス帳、パブリックフォルダ内の共有ドキュメント、会議室予約、他のユー
ザーの空き時間情報、ユーザー間または上司との面会予約などが表示されます。メールは常にその時点で
ユーザーが使用しているメールボックス (古い組織または新しい組織) に届けられます。
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移行シナリオ
Migration Manager は、さまざまな Exchange 移行シナリオに対応しています。移行をプランニングする際の、
主要な検討事項を以下に示します。
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Exchange のみを移行する
ユーザーは引き続き、移行前に使用していたフォレストと同じフォレストにログインするけれども、メー
ルボックスは新しい組織のものを使用します。
アカウントとメールボックスを移行する
ユーザーは新しいメッセージング環境を使用するだけでなく、新しい Active Directory フォレストにロ
グインする必要があります。
どちらのシナリオの場合でも、ターゲット組織 (および対応する Active Directory フォレスト) には新し
い空の環境、または使用している既存の環境 (たとえば、企業合併により 2 つの環境を合併するような場合
に有用) を使用できます。
これらのシナリオの詳細は、後で説明していきます。移行シナリオと移行プロセスの技術的な内容については、
『Migration Manager Tips and Tricks』を参照してください。
Exchange のみを移行する
複数フォレストの Active Directory 展開では、複数のフォレストからのユーザーのメールボックスが 1 つの
Exchange 組織内に存在する場合があります。このような形態の展開は、Exchange リソースフォレストまたは複
数フォレスト/単一組織と呼ばれることもあります。
このような展開方法の主な特徴として、あるフォレストで認証を受けるユーザーのメールボックスが、別のフォ
レストに存在することが挙げられます。別の言い方をすれば、セキュリティディレクトリが Exchange ディレク
トリと分離されています。
Migration Manager は、このような構成の移行と展開に対応しています。本製品はセキュリティ上の観点か
ら、ユーザーが既存のフォレストに残りながら、新しいメッセージングシステムに切り替えられるよう
に、Exchange 組織を移行します。
アカウントとメールボックスを移行する
Exchange 2000 以降で Microsoft は、Exchange ディレクトリと Active Directory を効果的に結合しました。
たいていの Active Directory および Exchange 展開環境では、ユーザーは Exchange システムを利用している
のと同じディレクトリで認証を受けます。つまり、ユーザーを別のフォレストに移動することは、そのセキュリ
ティアカウントとメールボックスの両方を移動することを意味しています。
Dell Migration Manager for Active Directory は、Migration Manager for Exchange の姉妹製品です。その
製品は、セキュリティ部分の移行を担当しています。一方 Migration Manager for Exchange は、すべての
Exchange データを処理します。両方の製品をインストールすると、それらの管理コンソールが単一のユーザー
インターフェイスに統合され、移行プロジェクト全体を手軽に管理することができます。
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特に Migration Manager for Active Directory を利用すれば、Active Directory セキュリティの移行 (パス
ワードの同期やセキュリティ ID の移動など)、新環境へのコンピュータの移動、およびネットワーク全体のリ
ソースのアクセス許可 (ACL) 再設定などの作業を行えます。
通常、このタイプの移行は、ディレクトリ同期も含めた組織間の同期の確立作業から開始します。これにより、
エンドユーザーの観点からは、どちらの環境も同じものとして取り扱われます。
次に、メールボックスが同期されるにつれて、Active Directory の移行作業を開始します。ユーザーをグルー
プに分割し、Migration Manager for Active Directory を使ってセキュリティと Active Directory 設定を、
ターゲット環境にグループ単位に順次移行していきます。
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移行プロセスの概要
以下の手順で Exchange を移行していくことができます。この手順では、Exchange インフラの一部を段階的に
入れていくことで、最終的にすべてをターゲットシステムに移動します。
1. ディレクトリの同期
ディレクトリ同期は、Exchange 移行プロセスの中でも非常に重要な作業です。すべてのコンポーネント
が、ソースディレクトリとターゲットディレクトリ間のアカウントの対応に関する情報を必要としてお
り、ディレクトリ同期に大きく依存しています。たとえば、パブリックフォルダはデータの転送に伴い、
そのアクセス許可を正しく解釈する必要があります。また、予定表同期は同期のために、メールボックス
を特定できなければなりません。
ディレクトリ同期の最終目的を以下に示します。
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共通のエンドユーザー操作を実現するために、両方の組織でグローバルアドレス一覧 (GAL) を
同期する
移行中の、または既存のオブジェクトに一致するユーザー、連絡先、およびグループオブジェク
トを作成する
管理者がどちらか一方のディレクトリで変更するだけで済むようにオブジェクトの同期を維持す
る
どちらの組織から送信されたメールでも、アクティブなメールボックスに転送されるようにメー
ルのリダイレクトを設定する
2. パブリックフォルダの同期 (オプション)
パブリックフォルダの同期は、2 つの組織間のパブリックフォルダの複製を効果的に設定します。ある組
織で行われた変更は、もう一方の組織に複製されます。これにより、ユーザーは同じパブリックフォルダ
を利用することができます。
ただし、ソースとターゲット間でパブリックフォルダの構造が同一である必要はありません。Migration
Managerは、実行中にパブリックフォルダの再構築機能を提供します。
パブリックフォルダ上のアクセス許可も保持され、両方のディレクトリで同期されます。
このステップは省略することも可能です。
パブリックフォルダのデータの Microsoft SharePoint への移行方法については、『Dell Migration
Suite for SharePoint』を参照してください。このドキュメントは、Dell Web サイト
(http://software.dell.com/products/migration-suite-for-sharepoint) に記載されています。
3. 予定表と空き時間情報の同期
予定表はコラボレーションにおいて重要な役割を果たしています。Migration Manager では、メール
ボックスの移行とは別に予定表の情報を同期することができます。これにより、ユーザーはどちらの組織
でも同一のアドレス帳を持ち、予定表情報も利用できることになります。また、空き時間情報を個別に同
期して、できる限りリアルタイムに反映されるようにすることもできます。たとえば、ユーザーは他の組
織のユーザーとの打ち合わせをいつでもスケジュールすることができます。また、他のユーザーの空き時
間情報を確認することも可能です。
4. メールボックスの同期
Exchange 移行の主目的は、各ユーザーのメールボックスの内容を変えずに、新しいメールボックスに移
動することにあります。ユーザーのメールボックスをターゲットサーバーのメールボックスに切り替えた
時に、そのメールボックスはソースのメールボックスの完全な複製でなければなりません。これを実現す
るために、メールボックスの同期を行います。
メールボックスの同期中、Migration Manager はソースサーバーからターゲットサーバーにメールデータ
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を順次転送していきます。メールボックスのすべての内容 (添付ファイル付きメッセージ、連絡先、予定
表情報、およびジャーナルエントリを含む) が、ターゲットメールボックスにコピーされます。同期中は
OST データも保持されます。
移行中にメールボックスからの切断は不要なため、ユーザーのメッセージング/コラボレーションが中断
されることはありません。
5. メールボックスの切り替え
Migration Manager では、メールボックスが同期されたら、メールボックスを自動的に切り替えること
ができます。代わりに、管理者が同期ステータスを監視して、特定の日時に切り替えるようにスケジュー
ルを設定することもできます。
メールボックスを切り替えると、逆方向へのリダイレクトが設定されます。古いメールボックスに送信さ
れた新規メールはすべて、ターゲット組織の新しいメールボックスに転送されます。
また、ユーザーの次回ログオン時に Outlook プロファイルの更新を開始するようにメールボックスが
設定されます。
6. Outlook プロファイルの更新
Migration Manager には、Outlook プロファイルの更新を担当するクライアントプロファイル更新ユー
ティリティ (CPUU: Client Profile Updating Utility、以前の EMWProf) が同梱されています。通常、
管理者は移行期間中、このユーティリティをユーザーのログオンスクリプトに組み込みます。CPUU は
ユーザーのログオン時に毎回 Outlook プロファイルをスキャンして、プロファイルが切り替えられた
メールボックスを指しているかどうかを確認します。切り替えられたメールボックスが見つかった場
合、CPUU はターゲットサーバー上の新しいメールボックスを指すようにプロファイルを更新します。更
新が必要なプロファイルがない場合は、単に処理を終了します。
7. ソース組織の廃止
ユーザーがソース組織からターゲット組織に移動するにつれて、ソースサーバーを徐々に廃止して、他の
目的で使用するために解放していきます。
移行シナリオと移行プロセスの技術的な内容については、『Migration Manager Tips and Tricks』を参照し
てください。
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移行プロジェクトの監視
Migration Manager には、移行プロジェクトの Web ベースのレポートと監視機能を提供するコンポーネントの
Statistics Portal が同梱されています。
Statistics Portal を利用すれば、Web インターフェイスを使って移行プロジェクトを監視することができま
す。移行情報への読み取りアクセス権を、プロジェクトの関係者に手軽に割り当てることができます。
このポータルは、高レベルの統計情報と低レベルの移行詳細の両方を提供しています。移行ステータスや移行中
の各メールボックス、予定表、およびパブリックフォルダのパーセンテージなどの情報が表示されます。メール
ボックス、カレンダー、空き時間情報、およびバブリックフォルダジョブとコレクションの集約された統計情報
を利用することができます。
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関連する Dell 製品
メッセージングシステムの移行には Migration Manager for Exchange で十分に対応できますが、Migration
Manager for Exchange を補足する他の Dell 製品を利用して、さらなる価値を生み出すことができます。
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Dell Migration Manager for Active Directory
Migration Manager for Active Directory は、Exchange と一緒にユーザーアカウントや他のリソースも
移行する場合に、セキュリティ部分の移行処理を担当します。これにより、Active Directory セキュリ
ティの移行 (パスワードの同期やセキュリティ ID の変更などを含む)、コンピュータの新環境への移
動、ネットワーク上のリソースのアクセス許可 (ACL) の再設定を行えます。この製品と Migration
Manager for Exchange を一緒にインストールすると、両製品の管理コンソールが単一のユーザーイン
ターフェイスに統合されます。
Dell MessageStats
Dell MessageStats は、Exchange 移行プロジェクトのプランニングだけではなく、移行の完了後にも役
に立つ重要な Exchange 情報のレポートおよび分析機能を提供しています。
MessageStats により、メールトラフィックの測定、ポリシー準拠状況のレポート、SLA の保護、十分な
キャパシティの確保、Exchange 移行の準備状況の評価などの作業を行えます。本製品は、グラフィック
や各種指標を活用した、対話型でドリルダウン機能の付いた、高レベルのビジネスに注目したレポートを
提供しています。レポートは手軽にカスタマイズすることができます。
Dell Exchange Migration Wizard
Exchange 5.5 からの移行を含むプロジェクトの場合、Exchange Migration Wizard は段階的な
Exchange 2000/2003/2007 への無人移行を実施することができます。移行期間中の共存環境もリアルタ
イムに同期されます。
Dell Management Suite for Exchange
Dell Management Suite for Exchange は、詳細な分析、パフォーマンスの改善、管理作業の簡素
化、および重要なビジネス情報の保護を実現するための、総合的なソリューションです。このスイートに
より、エンドユーザーの希望と企業メッセージングシステムの重要なビジネス目的を両立させることがで
きます。
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Dell について
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