日刊[華鐘通信] - 華鐘コンサルタントグループ

[華鐘通信]
日刊
2016 年 11 月 4 日(金)
第 3907 号
発行:華鐘コンサルタントグループ
ニュース提供:時事通信社
DAILY HUAZHONG NEWS
★ 華鐘グループのお知らせ
 スポーツイベント『楽 SPO フェスタ』に参加 .......................................... 2
 『楽 SPO フェスタ』当日の写真 ............................................................... 2
★ 中国ビジネス相談Q&A
 ISO9001 の 2015 年版への主要改定内容について(6) ........................... 3
<法律法規><ISO 基準>
★ 本日のニュース
【経済】
 1~9月の合肥市成長率、9.6%=安徽省 ................................................. 5
 天津浜海新区の都市部平均可処分所得、1~9月に9.2%増 ................... 5
【政策】
 湖北省、自動車燃料11月から「国5」に切り替え .................................. 5
 ごみ未分別に厳格措置=北京市 .................................................................. 6
 リニア研究、国の重点事業に ................................................................................................................ 6
【産業】
 新大洲、ホンダとの二輪車合弁解消か=販売不振で-上海市 .................... 6
 パソコン用CPU、本格生産へ=上海兆芯 ................................................ 6
 青島上場御三家の売上高、200億元突破 .......................................................................................... 7
 海爾、中央空調のインターネット化工場完成 ....................................................................................... 7
 長安鈴木、技術センターを品質部に統合 .............................................................................................. 7
 リニア整備会社、武漢市に設立=中国鉄建-湖北省 ............................................................................ 8
【社会】
 全国初の総合囲碁文化博物館、上海で開設へ ............................................. 8
 サムスン電子、顧客「尊重せず」=中国消費者協会 .................................. 8
為替レート(3 日、中間値)
通貨
1人民元=
0.14817 米ドル
1.14906HK ドル
15.31863 日本円
0.13350 ユーロ
株価指数(3 日終値)
前日比増減
0.00016
0.00113
-0.07996
-0.00035
(1)
上海総合株価指数
前日比(ポイント)
前日比(%)
取引額(万元)
前日比(万元)
3128.94
26.20
0.84
26,582,000.00
4,414,300.00
日刊華鐘通信 No.3907
華鐘コンサルタントグループ会員専用
2016 年 11 月 4 日(金)
★ 華鐘グループのお知らせ
 スポーツイベント『楽 SPO フェスタ』に参加
10 月 29 日(土)、上海楽連商務諮詢有限公司主催、在上海日
本国総領事館協力開催の第 1 回上海日系企業スポーツイベント
『楽 SPO フェスタ』が浦東源深体育中心で開催され、弊社も賛
助企業の一社として、
『華鐘諮詢 GROUP』チームを結成し、参加
しました。当日は、29 名の選手に加え、従業員とその家族約 20
人が応援のため会場に駆け付けました。
開会式は、早朝 8 時に始まりました。約 50 社の日系企業チー
ムが、行進曲に乗って次々と入場行進し、ステージ前に集合し
ました。主催企業の董事長や、在上海日本国総領事館の片山総
領事が挨拶の言葉を述べ、その後は参加者約 1,000 人が一斉に
準備体操を行い、今回のスポーツイベントの幕が上がりました。
その後、参加者は各自が参加する競技の会場へと向かい、熱
い戦いを繰り広げました。
『華鐘諮詢 GROUP』の選手はバドミン
トン、ボーリング、卓球、サッカー等 6 つの競技に参加しまし
た。最終的には誰も決勝戦には進めませんでしたが、バトミン
トンと卓球ではベスト 8 の好成績を残しました。
弊社関係者 100 人余りで構成する微信のグループチャットでは、現場に行けなかった社員たちも参加者
のメッセージに熱く反応し、今回のスポーツイベントへの参加によって、選手や応援チームが団結力を高
め、スポーツの魅力を充分に証明したのでした。
 『楽 SPO フェスタ』当日の写真
(記:企業管理部 葉曄)
(2)
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2016 年 11 月 4 日(金)
★ 中国ビジネス相談Q&A
 ISO9001 の 2015 年版への主要改定内容について(6)
Q:2015 年下半期に ISO9001:2015 が公布されました。ISO9001:2008 から改定された新基準の
主な内容について教えて下さい。
<法律法規><ISO 基準>
A:2015 年 9 月 23 日、ISO9001:2015 が正式に公布され、ISO9001:2008 に取って代わりました。
新基準は、その枠組み、主な用語、トップマネジメントに対する要求やパフォーマンスに
対する注意等 10 項目での見直しが実施されました。以下、具体的に説明します。
(前号に続く)
7.「6.1リスク及び機会への取組み」の条項が追加されました
ISO9001:2015 条項 6.1 では、組織の状況に基づき、リスク(*1)と機会(*2)が明らかにされ、リスクと機
会の分析と品質マネジメントシステムとを統合することが要求され、同時に分析の有効性に対する評
価を実施することが要求されています。
この要求の追加と強化は、組織の計画機能の強化要求であり、品質マネジメントシステムの計画に
対して充分な検討を行い、不一致が発生した場合に是正対策を講じれば良いという考え方を除外する
ためです。
条項 6.1 は、組織がリスクへの取組みを計画しなければならないことを規定していますが、リスク
マネジメントのための厳密な方法又は文書化したリスクマネジメントプロセスは要求していません。
組織は、例えば、他の手引又は規格(SWOT や FMEA 等)の適用を通じて、この ISO9001:2015 規格で要求
しているよりも広範なリスクマネジメントの方法論を展開するかどうかを決定することができます。
品質マネジメントシステムの全てのプロセスが、組織の目標を満たす能力の点から同じレベルのリ
スクを示すとは限りません。また、その不確かさがもたらす影響は、全ての組織にとって同じではあ
りません。条項 6.1 の要求事項の下で、組織は、リスクに基づく考え方の適用、及びリスクを決定し
た証拠として文書化した情報を保持するかどうかを含めた、リスクの取組に対して責任を負います。
リスク(*1):不確かさの影響を指します。例えば、業務環境の変化が発生するか否か、設備の異常等
が発生するか否かです。これらの不確かな現象は、品質マネジメントシステムに影響を
及ぼします。
機会(*2): 目的達成のために利用する良好な状況と時間を指します。例えば、規制緩和による市場
の拡大や設備の更新等です。分析を通じて、目的達成に近い状況と必要な時間を作り上
げることです。
8.「7.1.6組織の知識」の条項が追加されました
ISO9001:2015 の条項 7.1.6「組織の知識」において、品質マネジメントシステム及びそのプロセス
の運用を確保し、製品及びサービスの要求に合致させるため、必要な組織の知識を明確にして要求し
ています。ここで言う知識とは、個人が具備する知識を指すのではなく、組織が具備する知識を指し、
製品及びサービスに関連する技術的な知識を指します。動態的に変化するニーズ及び環境に対応する
(3)
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ため、元来具備しておくべき知識と現在の知識とを比較する必要があり、ニーズに基づき組織の知識
との格差を探り出します。
組織の知識に対する要求を強調することは、組織がその知識を喪失してしまうことを防止するため
です。例えば、従業員が交代移動したために情報が記載されず、共有できないことを防止します。同
時に組織が知識を獲得することを奨励するためでもあります。例えば、経験の総括、専門家の指導、
ベンチマーク対比等です。
9.ISO9001:2015はトップマネジメントに対し更に多くの要求を規定
ISO9001:2015 は、トップマネジメントが品質マネジメントシステムの確立、実施、監視及び測定を
組織することを強調しており、その有効性の持続的改善を指導することを要求しています。
ISO9001:2015 は、5.1.1 総則の中で、トップマネジメントに対し 10 の要求を出しており、ISO9001:2008
に比べて 5 つの要求が追加されています。これらの要求の追加は、トップマネジメントが組織の品質
マネジメントシステムの計画を指揮管理することを要求し、業務ニーズによって駆動させ、期待され
る品質マネジメントシステムと業務結果を実現させ、組織の品質マネジメントシステムが形式的にな
ることや、業務外に独立してしまう等の現象を防止します。
10. ISO9001:2015はパフォーマンスについて更に注視
ISO9001:2015 の序文 0.3.1 プロセスアプローチ「一般」では、
「品質マネジメントシステムでプロセ
スアプローチを適用すると、c)効果的なプロセスパフォーマンスの達成が可能になる。
」と指摘してい
ます。条項 9.1.1 では、
「組織は品質マネジメントシステムのパフォーマンス及び有効性を評価しなけ
ればならない。
」と指摘しています。また、ISO9001:2015 の第七章、第八章、第十章においても多くの
所で「パフォーマンス」に触れています。
以上を踏まえ、ISO9001:2015 は、品質マネジメントシステムの評価に対し、評価の「有効性」だけ
に留まることを要求しておらず、
「パフォーマンス」に対する評価の実施を求めています。これらのパ
フォーマンスには、製品及びサービスの適合、顧客満足、プロセスパフォーマンス、監視及び測定の
結果、外部提供者のパフォーマンス、マネジメントレビュー及び内部監査等が含まれています。組織
は、自身の性質、特徴や自身のニーズ等とマッチングさせながら、監視、測定、分析及び評価の対象
と方法を確定しなければなりません。
「ISO9001 の 2015 年版への主要改定内容について」
(7)に続く
(作成:品質管理部・会員部
(4)
陸永国)
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★ 本日のニュース
【経済】
 1~9月の合肥市成長率、9.6%=安徽省
中国のニュースサイト中安在線が1日伝えたところによると、安徽省合肥市統計局は、1~9月の域内
総生産(GDP)が4139億元だったと発表した。経済成長率は物価変動要因を除いて9.6%と、省
全体の伸びを0.9ポイント上回った。産業構造調整の進展などが高い成長に寄与したとみられる。
第1次、第2次、第3次産業が全体に占める割合はそれぞれ3.4%、53.4%、43.2%となった。
第3次産業の伸びは11.1%と全体をけん引した。
それ以外の主要経済指標は、工業生産(一定規模以上)が9.7%増、固定資産投資が10.3%増、社
会消費品小売総額が12.0%増、一般公共予算収入が11.0%といずれも堅調。このほか、住民1人当
たりの可処分所得は9.9%増の2万1653元だった。
(上海時事)
 天津浜海新区の都市部平均可処分所得、1~9月に9.2%増
中国天津市の浜海新区では今年1~9月、都市部住民の平均可処分所得が1人当たり3万2091元
(約49万2400円)で、前年同期に比べ9.2%増えた。農村部住民では同1万5913元で、前年
同期比8.9%増。伸び率はいずれも天津市の平均水準を0.3ポイント上回っている。国家統計局からの
情報として、天津北方網が2日伝えた。
浜海新区は天津市の沿海地域にあり、同市の経済成長をけん引するエリア。都市部住民の可処分所得の
うち、賃金収入は前年同期比8.8%増の平均2万2645元だった。
(時事)
【政策】
 湖北省、自動車燃料11月から「国5」に切り替え
中国石油化工湖北石油分公司など、湖北省の石油販売各社はこのほど、自動車用ガソリン、ディーゼル
油について、国の排ガス基準「国5」に適合する製品へ切り替える作業を始めた。11月末までに湖北省
内での切り替えを終える。荊楚網が伝えた。
省都武漢市では、中国石化傘下のガソリンスタンド200店が既に「国5」への切り替えを終えた。
「国5」は、従来の「国4」に比べ、窒素酸化物をガソリンは10%、ディーゼル油は7%削減できる
ほか、炭化水素化合物や一酸化炭素などの排出も抑えられる。さらにPM2.5(微小粒子状物質)も削
減できる。
中国石化によると、切り替えの期間中は、代金の引き上げは行わない。完了後、政府の規定に従い価格
の調整を予定している。
(時事)
(5)
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2016 年 11 月 4 日(金)
 ごみ未分別に厳格措置=北京市
2日付の中国紙・北京青年報(A5面)によると、北京市都市管理委員会は、厳しい態度でごみ分別を
実施するよう求めていくと明らかにした。今後、朝陽、海淀、房山、延慶の4区の住宅地域にモデル地区
を定め、ごみを分別しない場合には回収しないなどの措置を講じ、分別を促す。
北京市では現在、住宅地の3759カ所でごみ分別を求めている。毎月360カ所で実施している抽出
調査によると、分別は尐しずつ定着しているという。(北京時事)
 リニア研究、国の重点事業に
2日付の中国紙・北京青年報(A4面)によると、中国科学技術省は高速リニアモーターカー技術の研
究開発を国家重点事業として認可した。浮上、けん引、コントロールなどの主要技術を獲得し、世界に広
く通用する基準づくりを目指す。
中国は全長約5キロの試験路線を建設し、設計時速600キロの車両開発を進める。(北京時事)
【産業】
 新大洲、ホンダとの二輪車合弁解消か=販売不振で-上海市
2日付の中国紙・上海証券報(5面)などによると、深セン証取に上場する複合企業の新大洲控股は同
日の公告で、ホンダと折半出資で設立した二輪車メーカーの新大洲本田摩托(上海市)の全持ち株を売却
し、合弁を解消する方針を明らかにした。売却先などについては、今後ホンダ側と協議を行う予定。
新大洲は、もともと石炭と二輪車の2事業を中心に手掛けるが、今年1月、食肉加工会社の黒竜江恒陽
牛業(黒竜江省チチハル市)を買収したことで、今後、需要が拡大する食肉事業を中核に据える考え。食
肉事業との相乗効果が期待できないため、二輪車事業の売却を決定した。また、二輪車事業の業績悪化も
影響した。
新大洲本田の2016年1~9月期業績は、売上高が前年同期比9.02%減の30億4300万元、
純利益が同34.1%減の1億1300万元の減収減益。二輪車の販売台数は48万6500台と9.8%
減尐した。
(上海時事)
 パソコン用CPU、本格生産へ=上海兆芯
2日付の中国紙・上海証券報(7面)によると、上海市に本拠を置く半導体メーカー、上海兆芯集成電
路はこのほど、デスクトップ型パソコン用CPU(中央演算処理装置)の新製品「ZX-C」が量産体制
に入ったことを明らかにした。ZX-Cは上海で開催中の中国国際工業博覧会で高い評価を受け、金賞を
受賞した。
ZX-Cは、米インテル社のx86アーキテクチャーをベースに開発。ウィンドウズやウブントゥなど
のオペレーティングシステム(OS)を使用し、事務処理などで利用することを想定する。
(6)
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2016 年 11 月 4 日(金)
既にパソコン大手の聯想集団(レノボグループ)のデスクトップパソコンに採用され、今年上半期に政
府機関向けに約1万台を販売した。上海兆芯は2018年までの3年間でZX-Cを計100万セット生
産する予定。国産CPUとして、中国内で使われているインテル製品の代替品として期待される。
同社は、上海市政府系企業と台湾企業が共同設立した。14年に初代製品「ZX-A」の開発に成功し
た。現在は仮想現実(VR)端末向けCPUの開発も進めている。(上海時事)
 青島上場御三家の売上高、200億元突破
中国山東省青島市で証券取引所のメーンボードに上場する22社の今年1~9月決算が出そろった。2
2社中、最大の規模の青島海爾(ハイアール)、青島ビール、海信集団(ハイセンス)の御三家の売上高
は、各200億元を突破した。青島早報が伝えた。
22社中、純利益が1億元を超えた企業が11社。また、11社を含め前年比増益になった企業は17
社を数えた。減益になったのは5社だった。
御三家の純利益は、青島海爾が38億元、青島ビールが18億4000万元、海信電器が11億400
0万元だった。 売上高は、青島海爾が843億元、青島ビールが230億3600万元、海信電器が2
20億7500万元だった。御三家はいずれも、今年1~6月に比べ大幅に増えた。青島海爾は50.1%
増加した。
(時事)
 海爾、中央空調のインターネット化工場完成
中国家電大手の海爾集団(ハイアール)が建設中だったモノのインターネット(IoT)を導入した中
央空調設備工場が本拠地・山東省青島市の中徳生態園で10月27日、完成した。青島財経日報が伝えた。
同社によると、中央空調設備のIoT化工場は世界でも初めてで、中央空調設備の全10シリーズを生
産する。年間生産能力は33万8000台。
新工場は、生産のモジュール化、自動化、デジタル化、スマート化システムを採用し、顧客の要望に関
する情報はインターネットを通じ生産の各部門に伝わる。生産ラインにはセンサー約1万個が設置され、
生産ライン間や顧客との対話、情報のやりとりに用いられる。(時事)
 長安鈴木、技術センターを品質部に統合
スズキと重慶長安汽車の合弁会社の長安鈴木汽車(ともに重慶市)は10月初め、会社の組織変更を発
表し、技術センターの廃止と品質部への統合計画を明らかにした。毎日経済新聞が27日伝えた。
当局は、完成車メーカーには技術センターの設立を求めている。長安鈴木は技術センター廃止で、会社
は実質的に存亡の瀬戸際に立つことになる。技術センターでは、幹部を含め退職者が相次いでいる。また、
同社は11月以降、別の組織変更も相次ぎ実施する予定だ。
長安鈴木の関係者から、スズキの中国撤退の前ぶれだとの見方が出ている。関係者は「2018年以降、
合弁会社への投資を中止し、20年に中国派遣のスタッフを引き上げ、23年の合弁期間の満了後、契約
を継続しないといううわさが流れている」と話している。 (時事)
(7)
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2016 年 11 月 4 日(金)
 リニア整備会社、武漢市に設立=中国鉄建-湖北省
10月31日付の上海紙・新聞晨報(A10面)によると、中国鉄建はこのほど、湖北省武漢市で行わ
れたリニアモーターカーに関するフォーラムで、同市に「中鉄リニア交通投資建設有限公司」を設立する
と発表した。投資額は20億元で、中国内でリニア整備のための投資会社が設けられるのは初めて。
中国では、5月に湖单省長沙市に低速のリニア路線が開設された。今後、リニアは都市交通の一手段と
して、高速鉄道に次いで全国で展開される見通し。
(上海時事)
【社会】
 全国初の総合囲碁文化博物館、上海で開設へ
10月27日付の上海紙・労働報(12面)によると、上海市に近く全国で初めての総合的な囲碁文化
博物館が開設される。収集作業を進める博物館は26日、解放後に上海の初代市長を務めた陳毅の囲碁盤
などの寄付を受けた。
陳毅は囲碁の愛好家として知られ、平生「中国が碁で日本に勝る」ことを望んでいた。今回、陳毅の息
子が父愛用の囲碁の盤と石、1963~66年の日中の囲碁試合の布石記録などを贈った。
博物館には既に明朝以来の定石400冊、各年代の碁石など貴重な品々が集まっている。(上海時事)
 サムスン電子、顧客「尊重せず」=中国消費者協会
10月28日付の上海紙・東方早報(A3面)によると、中国消費者協会は27日、韓国サムスン電子
が同社の最新型スマートフォン「ギャラクシーノート7」の発火問題への対応で、中国消費者を「尊重し
なかった」と批判した。
サムスン電子は9月2日、世界で250万台のノート7のリコール(回収・無償修理)を行うと発表し
たが、「バッテリーが異なる」として中国市場を除外。14日になってやっとリコールに応じたが、7月
20日~8月5日に製造した1858台に限った。全面的なリコールに踏み切ったのは10月11日だっ
たという。
協会はサムスン電子の中国での対応について「消費者を尊重せず、情報公開が遅く、スマホの検査も不
適切」などと厳しい評価を下した。
(上海時事)
以上
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郵便番号:541-0045 電話:+81-6-6232-0775 FAX:+81-6-6232-0776 Email:[email protected]
発行責任者:古林恒雄
(8)