鳥取県企業立地等事業による新規雇用者研修費補助金交付要綱 (趣 旨

鳥取県企業立地等事業による新規雇用者研修費補助金交付要綱
(趣 旨)
第1条 この要綱は、鳥取県補助金等交付規則(昭和32年4月鳥取県規則第22号。以下「規則」と
いう。)第4条の規定に基づき、鳥取県企業立地等事業による新規雇用者研修費補助金(以下「本補
助金」という。)の交付について、規則に定めるもののほか、必要な事項を定めるものとする。
(目 的)
第2条 本補助金は、企業立地等事業を行う者が、事業の実施に伴い新たに雇用する常時雇用労働者等
(以下「新規雇用者」という。)に対して行う研修に要する経費を助成することにより、県内におけ
る企業の立地を促進し、雇用機会の創出を図ることを目的とする。
(定 義)
第3条 この要綱において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
(1)企業立地等事業 鳥取県企業立地等事業助成条例(平成25年鳥取県条例第8号)第2条第2号
に規定する企業立地事業のうち次の表の右欄に掲げる事業及び第3号に規定する情報通信関連雇
用事業並びに第4号に規定するコンテンツ・事務管理関連雇用事業のうち次の表の右欄に掲げる事
業(以下「事務管理関連雇用事業」という。)をいう。
製造業又は地域経済の活性化に寄与するものとして知事が鳥取県企業
立地等事業助成条例施行要綱で定める業種に属する事業
情報処理・提供サービス業に属する事業、ソフトウェア業、デザイン・
企業立地事業
機械設計業又は産業の高度化に寄与するものとして知事が鳥取県企業立
地等事業助成条例施行要綱で定める業種に属する事業、自然科学研究所
に属する事業、職員教育施設・支援業(技術者の研修を主たる目的とす
るものに限る。)に属する事業
コンテンツ・事務管理関連 知事が鳥取県企業立地等事業助成条例施行要綱で定める事務に係る業
雇用事業
務を行う事業
(2)常時雇用労働者 鳥取県企業立地等事業助成条例(平成25年鳥取県条例第8号)第2条第8号
に規定する者をいう(会社法(平成17年法律第86号)の規定により計算される総株主の議決権
の4分の1以上を有する法人との間で、当該労働者について出向、派遣及び請負等に関する契約を
締結し、当該契約に基づいて事業に従事させる者(以下「出向者等」という。)を含む。)。
(3)短時間労働者 鳥取県企業立地等事業助成条例(平成25年鳥取県条例第8号)第2条第9号に
規定する者をいう(出向者等を含む。)。
(4)新増設事業 鳥取県企業立地等事業助成条例(平成25年鳥取県条例第8号)第2条第2号に規
定する工場等を新設し、又は増設する事業をいう。
(5)事業所設置等事業 鳥取県企業立地等事業助成条例(平成25年鳥取県条例第8号)第2条第3
号に規定する事業所又は専用通信回線を新設し、又は増設する事業をいう。
(補助金の交付)
第4条 県は第2条の目的を達成するため、企業立地等事業による新規雇用者に対し研修を実施する事
業(以下「補助事業」という。)を行う者に対し、予算の範囲内で本補助金を交付する。
2 なお、補助事業において委託を行う場合は、県内事業者への委託に努めなければならない。
(補助対象者の要件)
第5条 本補助金の交付の対象となる者(以下「補助対象者」という。)は、次の各号のいずれかの
要件を満たす者とする。
(1)企業立地事業の知事認定(認定変更承認を含む。)を受けた者であり、当該事業において次の
表の左欄に掲げる事業ごとに中欄に掲げる者を右欄に掲げる人数以上雇用することを計画してい
る者。
製造業又は地域経済の活性化に寄与する 常時雇用労働者
50人
ものとして知事が要綱で定める業種に属
する事業
情報処理・提供サービス業に属する事業 常時雇用労働者及び短時間労働者 合計で50人
ソフトウェア業、デザイン・機械設計業 常時雇用労働者(技術者、デザイ 20人
又は産業の高度化に寄与するものとして ナー及び科学技術に関する研究者
知事が要綱で定める業種に属する事業、 に限る。)
自然科学研究所に属する事業、職員教育
施設・支援業(技術者の研修を主たる目
的とするものに限る。)に属する事業
(2)情報通信関連雇用事業の知事認定(認定変更承認を含む。)を受けた者であり、当該事業にお
いて次の表の左欄に掲げる事業ごとに中欄に掲げる者を右欄に掲げる人数以上雇用することを計
画している者。
情報処理・提供サービス業に属する事業 常時雇用労働者及び短時間労働者 合計で50人
ソフトウェア業、デザイン・機械設計業 常時雇用労働者(技術者、デザイ 20人
又は産業の高度化に寄与するものとして ナー及び科学技術に関する研究者
知事が要綱で定める業種に属する事業、 に限る。)
自然科学研究所に属する事業
(3)事務管理関連雇用事業の知事認定(認定変更承認を含む。)を受けた者であり、当該事業にお
いて常時雇用労働者を20人以上雇用することを計画している者。
(4)企業立地事業又は情報通信関連雇用事業(ただし、情報処理・提供サービス業に属する事業を
除く。)の知事認定(認定変更承認を含む。)を受けた者であり、当該事業が事業のグローバル
化、技術の高度化、製品の高付加価値化のいずれかを行うものとして知事が特に認める者。
(補助対象経費)
第6条 本補助金の交付の対象となる経費(以下「補助対象経費」という。)は、雇用契約締結の日
(出向者等の場合は、出向等に関する契約締結の日)から1年以内にある新規雇用者に対して行う
補助事業に要する経費のうち、講師謝金・旅費、指導者人件費・旅費(指導者が本社等から派遣さ
れる場合)、受講料、委託料、教材費、テキスト代(テキストを自社で作成する場合に要する経費
を含む)、会場借上料、設備機器等使用料とする(ただし、補助対象経費のうちキャリア形成促進
助成金等の国助成金等の措置部分を除く。)。
なお、委託料は県内事業者への委託料を対象とし、それ以外の事業者への委託料については、や
む得ない事情で県内事業者への委託が困難であると県が認めた場合に限り対象とする。
2 補助対象期間は、企業立地等事業の認定区分に応じて、それぞれ各号に掲げるとおりとする。
(1)企業立地事業の知事認定(認定変更承認を含む。)を受けた者については、事業認定(変更承
認)の日から新増設事業完了の日及びその翌日から3年間とする。
(2)情報通信関連雇用事業の知事認定(認定変更承認を含む。)を受けた者については、事業認定
(変更承認)の日から事業所設置等事業の完了の日及びその翌日から3年間とする。
(3)事務管理関連雇用事業の知事認定(認定変更承認)を受けた者については、事業認定(変更承
認)の日から事業開始の日及びその翌日から3年間とする。
(補助金の額)
第7条 本補助金の額は、補助対象経費の合計額の2分の1以下とし、新規雇用者1人につき60万
円を限度とする。
2 前項の補助金は、研修終了時に在籍している新規雇用者に係る経費に対して交付する。
(補助事業の認定)
第8条 本補助金の交付を受けようとする補助対象者は、補助事業について知事に申請をし、あらかじ
め知事の認定を受けなければならない。
2 前項の事業認定の申請は、様式第1号により行わなければならない。
3 知事は、事業認定をしたときは、その旨を様式第2号により通知するものとする。
(事業認定の辞退)
第9条 事業認定を受けた者(以下「認定事業者」という。)は、次のいずれかに該当するときは、速
やかにその旨を様式第3号により知事に届け出なければならない。
(1)補助事業を中止し、又は廃止したとき。
(2)補助対象者の要件を満たさなくなることが明らかになったとき。
2 知事は、前項の規定による届出に基づき事業認定を取り消したときは、その旨を認定事業者に通知
するものとする。
(事業認定の変更)
第10条 認定事業者は、補助事業について次のいずれかの変更をしようとするときは、知事に申請を
して、あらかじめ知事の承認を受けなければならない。
(1)事業内容の変更(軽微な変更を除く。)
(2)雇用計画の変更
(3)研修受講予定者数の変更
(4)補助対象経費の2割を超える変更
2 前項の規定による承認(以下「認定変更承認」という。)の申請は、様式第4号により行わなけれ
ばならない。
3 知事は、認定変更承認をしたときは、その旨を様式第5号により通知するものとする。
(研修実施計画書の提出)
第11条 補助事業を実施しようとする認定事業者は、当該研修を実施する日までに速やかに様式第6
号を知事に提出しなければならない。
(交付申請の時期等)
第12条 本補助金の交付申請は、企業立地等事業における新規雇用者の雇用要件を満たし、かつ前条
の研修実施計画書による全ての研修が終了した日の翌日から起算して60日以内に行わなければな
らない(ただし、認定事業者が第5条第4号に規定する者の場合は、研修実施計画書による全ての研
修が終了した日の翌日から起算して60日以内とする)。
2 規則第5条の申請書に添付すべき同条第1号に掲げる書類は、様式第7号によるものとする。
3 規則第5条の申請書には、前項に定めるもののほか、次に掲げる書類を添付しなければならない。
(1)研修受講者一覧表(様式第8号)
(2)研修実績一覧表(様式第9号)
(3)労働基準法(昭和22年法律第49号)に規定する労働者名簿の写し
(4)勤務時間、勤務場所(所属)、勤務内容、賃金の額、手当等の種類、雇入れ年月日等が明らか
になる採用時からの労働条件を明示した雇入れ通知書又は雇用契約書の写し及び出向者等の場合
は、出向等に関する契約書の写し。
(5)補助対象経費の支払を証する契約書及び領収書等の書類の写し
(6)第8条第3項及び第10条第3項の規定による通知の写し
(交付決定の時期等)
第13条 補助金の交付決定は、規則第18条第1項の規定による交付額の確定と併せて行うこととし、
交付申請を受けた日から、原則として30日以内に行うものとする。
2 補助金の交付決定通知は、様式第10号によるものとする。
(実績報告の時期等)
第14条 規則第17条第1項の規定による報告は、規則第5条の交付申請書の提出をもって、報告が
あったものとみなす。
(提出書類の部数等)
第15条 規則及びこの要綱の規定により知事に提出する書類は、正本1部とする。
(事業実施者の責務)
第16条 補助金の交付を受けた者(以下「事業実施者」という。)は、認定を受けた雇用計画を達成
するよう努めなければならない。
2 事業実施者は、補助対象期間内において、毎年、10月1日時点の雇用計画の達成状況を様式第1
1号により知事に報告しなければならない。
(雑則)
第17条 規則及びこの要綱に定めるもののほか、本補助金の交付について必要な事項は、鳥取県商工
労働部長が別に定める。
附 則
この要綱は、平成24年8月17日から施行する。
附 則
この要綱は、平成25年6月24日から施行する。
附 則
この要綱は、平成26年5月19日から施行する。