VirusScan Enterprise 8.8 Patch 4 リリースノート

リリース ノート
McAfee VirusScan Enterprise 8.8.0 パッチ 4
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このリリースについて
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新機能
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新機能 - サポート対象の他の Windows
解決された問題点
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◦
◦
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新機能 - Windows 8、Windows Server 2012
このリリースで解決された問題点
パッチ 3 で解決された問題点
パッチ 2 で解決された問題点
パッチ 1 で解決された問題点
インストール手順
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要件
製品のインストール
クライアント インストールの確認
ファイル一覧
インストール ファイルの削除
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既知の問題
•
製品マニュアルの入手方法
このリリースについて
McAfee 製品をご利用いただき、ありがとうございます。この資料には、このリリースに関する重要な情報が含まれていますので、ぜひご一読いただくようお願いいたします。
目的
McAfee ® VirusScan® Enterprise 8.8.0 の本リリースでは、様々なセキュリティ機能が強化されています。
McAfee では、このリリースに対するテストを十分に行っていますが、大規模な配備を行う前に、テスト環境のパイロット グループでこの更新を検証してください。詳細については、「新機能」と「解決された問題点」を参照してください。
重要
VirusScan Enterprise 8.8 パッチ 4 は、Windows 2000 をサポートする最後のリリースです。
Microsoft Windows 用の VirusScan Enterprise 8.8.0 のサポート環境と最新情報については、KnowledgeBase の記事 KB51111 を参照してください。
パッチ バージョン
•
パッチ 4 パッケージ - パッチ 1 (32 ビット) またはパッチ 2 (64 ビット) が適用された VirusScan Enterprise 8.8.0 クライアントを更新します。
重要
このパッケージでは、VirusScan Enterprise 8.8.0.777 (RTW) をアップグレードできません。
パッチ 4 パッケージで更新するには、次の手順に従ってください。
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◦
64 ビット システムの場合、パッチ 2 を適用してからパッチ 4 をインストールします。
32 ビット システムの場合、パッチ 1 を適用してからパッチ 4 をインストールします。
あるいは、VirusScan Enterprise 8.8.0 を削除してから、再公開パッチ 4 パッケージを再インストールしま
す。
•
Windows 用再公開パッチ 4 - 新しシステムまたは VirusScan Enterprise 8.7i 用の完全なインストール パッケージです。
•
パッチ パッケージと再公開パッケージの両方に ePolicy Orchestrator 用の管理パッケージが含まれています。
◦
◦
VirusScan Enterprise 用パッチ拡張ファイル - VIRUSCAN8800(368).zip
VirusScan Enterprise 用パッチ レポート - VIRUSCANREPORTS120(236).zip
最新の VirusScan Enterprise 8.8.0 の詳細については、KnowledgeBase の記事 KB51111 を参照してください。
ビルド日
2014 年 1 月 15 日
重大度
重大 - ビジネスに対する重大な影響を回避するため、すべての環境において重要なリリースです。この更新は可能な限り早急に適用してください。
パッチの重大度については、McAfee KnowledgeBase の記事 KB51560 を参照してください。
新機能
このリリースには、次の新機能が含まれています。これらの機能は、すべての対応 OS で実行できます。
HotFix のインストール レポート
このリリースでは、ePolicy Orchestrator のクエリ ビルダーに新しいプロパティが追加されました。このプロパティは、VirusScan Enterprise クライアント システムにインストールされた HotFix を報告するために使用されます。
機能グループ
結果タイプ
プロパティ (列)
システム管理
管理対象システム
[VirusScan Enterprise – 追加プロパティ] の [VSE の HotFix]
VirusScan Enterprise クライアント システムにインストールされた HotFix を表示する ePolicy Orchestrator レポートを生成するには、次の手順に従います。
1
ePolicy Orchestrator で、[クエリとレポート] を選択します。
2
[クエリ] タブで、[新規] をクリックします。
3
[機能グループ] で [システム管理] を選択し、[結果タイプ] で [管理対象システム] を選択して、[次へ] をクリックします。
4
[グラフ] オプションを選択して、[次へ] をクリックします。
5
[使用可能な列] で、[VirusScan Enterprise – 追加プロパティ]、[VSE の HotFix] の順に選択し、[次へ] をクリックします。
6
[フィルター] オプションで [実行] をクリックします。
重要
特定の HotFix を検索するには、[フィルター] タブで比較演算子に [含む] を使用し、[値] フィールドで
HotFix 番号をフィルタリングします。
クエリとレポートの詳細については、ePolicy Orchestrator のヘルプを参照してください。
アクセス保護とオンアクセス スキャンのステータス レポート
このリリースでは、VirusScan Enterprise クライアント システムのアクセス保護とオンアクセス スキャンのステータス レポートを使用できます。
•
ePolicy Orchestrator の [クエリとレポート] の新しい事前定義クエリ:
◦
◦
•
VSE: アクセス保護のステータス
VSE: オンアクセス スキャナーのステータス
ePolicy Orchestrator クエリ ビルダーの新しいプロパティ
機能グループ
結果タイプ
プロパティ (列)
システム管理
管理対象システム
[VirusScan Enterprise - 追加プロパティ] の [AP の
状態]
[VirusScan Enterprise - 追加プロパティ] の [OAS
の状態]
VirusScan Enterprise クライアント システムのアクセス保護とオンアクセス スキャンのステータスを表示する ePolicy Orchestrator レポートを生成するには、次の手順に従います。
1
ePolicy Orchestrator で、[クエリとレポート] を選択します。
2
[クエリ] タブで、[新規] をクリックします。
3
[機能グループ] で [システム管理] を選択し、[結果タイプ] で [管理対象システム] を選択して、[次へ] をクリックします。
4
[グラフ] オプションを選択して、[次へ] をクリックします。
5
[使用可能な列] で、[VirusScan Enterprise - 追加プロパティ] から [AP の状態] と [OAS の状態] を選択し、[次へ] をクリックします。
6
[フィルター] オプションで [実行] をクリックします。
クエリとレポートの詳細については、ePolicy Orchestrator のヘルプを参照してください。
クエリ ビルダーで移動した VirusScan Enterprise プロパティ
このリリースでは、ePolicy Orchestrator クエリ ビルダーのいくつかのプロパティが別の機能グループ ([結果タイプ] タブ) に移動しています。
プロパティ
前の機能グループ
新しい機能グループ
コンピューターの種類
その他
システム管理
オンアクセス スキャン時の Artemis 動作レベ
ル
オンデマンド スキャン時の Artemis 動作レベ
ル
電子メール スキャン時の Artemis 動作レベル
これらのプロパティを使用して、VirusScan Enterprise クライアント システムに関する ePolicy Orchestrator レポートを生成するには、次の手順に従います。
1
ePolicy Orchestrator で、[クエリとレポート] を選択します。
2
[クエリ] タブで、[新規] をクリックします。
3
[機能グループ] で [システム管理] を選択し、[結果タイプ] で [管理対象システム] を選択して、[次へ] をクリックします。
4
[グラフ] オプションを選択して、[次へ] をクリックします。
5
[使用可能な列] で、[VirusScan Enterprise - 追加プロパティ] からプロパティを選択し、[次へ] をクリックします。
6
[フィルター] オプションで [実行] をクリックします。
クエリとレポートの詳細については、ePolicy Orchestrator のヘルプを参照してください。
アクセス保護でのプロセス追加/除外に対する制限と動作
このリリースでは、ePolicy Orchestrator での VirusScan Enterprise アクセス保護ルール作成で、次の変更が行われています。
•
[追加するプロセス] フィールドと [除外するプロセス] フィールドの最大文字数が 5199 文字になりました。
•
このフィールドに入力可能な文字数が 200 文字より少なくなると、警告が表示されます。
•
これらのフィールドに最大文字数以上の文字を入力することはできません。
ScriptScan のブラウザー サポート
ScriptScan は次のブラウザーをサポートしています。
•
Internet Explorer 10
•
Internet Explorer 11
注:
注:
Internet Explorer 11 を拡張保護モード (EPM) で実行すると、ScriptProxy が実行されていても、ScriptProxy が無効になっているというエ
ラー メッセージが誤って表示される場合があります。
ScriptScan のパフォーマンス問題を調査する場合には、EPM を無効にしてください。
ScriptScan は、Mozilla Firefox に対応していません。Firefox は、ScriptScan DLL の読み込みをブロックします。
更新されたコンポーネント
このリリースでは、次のコンポーネントが更新されています。
コンポーネント
バージョン
メモ
エンジン
5600
McAfee Agent
4.8.0.887
VSCore
15.1
このバージョンの VSCore では、期限切れの証明書を使用しているシステムにも VirusScan Enterprise をインストールできます。
VSCAN.BOF
659
新機能 - Windows 8、Windows Server 2012
このリリースは、Windows 8.1 (Blue) と Windows Server 2012 R2 にも対応しています。
注:
パッチ 3 には、サポート対象の Windows で実行できる追加機能が含まれています。
新機能 - サポート対象の他の Windows
このリリースには、Windows 8 と Windows 8 Server 2012 以外のサポート対象 Windows で実行できる新機能も含まれています。
注:
Windows 8 と Windows Server 2012 の場合、これらの機能はパッチ 3 で対応済みです。
コネクト スタンバイ モード
このリリースの VirusScan Enterprise は、コネクト スタンバイ モード (AOAC、Always On Always Connected ともいいます) のシステムにも対応しています。
注:
•
AOAC モードは、AOAC 対応のハードウェア チップを使用している Windows 8 でのみ使用できます。
AOAC サスペンド モード
システムが AOAC サスペンド モードの場合、VirusScan Enterprise はスキャンや DAT の更新を実行しません。オンデマンド スキャン (ODS) の実行中に、システムが AOAC で休止状態になるか、バッテリー モードに入ると、ODS が停止します。[開始されなかったタス
クを実行] オプションを選択した場合、システムがサスペンド モードから回復するとすぐに、未実行の ODS スキャンが実行されます。
ユーザー在席モード
•
ユーザーが在席している場合 (5 分以内にキーボードまたはマウスが操作されている場合)、VirusScan Enterprise はスケジュールに従ってオンデマンド スキャンと DAT の更新を実行します。
ポリシー設定の変更点
追加または変更された設定
コンソール オプション
拡張ファイルのオプション
Cookie スキャンが削除されました。
[オンアクセス スキャン プロパティ]、[全般設定]、[全般] の順に移動して、[Cookie ファイルをスキャ
ン] を選択します。
[オンアクセス スキャン プロパティ]、[全般] の順に移動して、Cookie ファイルをスキャン を選
択します。
アップグレードではなく、新規インストールの場合には、デフォ
ルトで Artemis (GTI) の感度レベルが中に設定されています。
[オンアクセス スキャン プロパティ]、[全般設定]、[全般] の順に移動して、[感度レベル] を選択しま
す。
[オンアクセス スキャン プロパティ]、[全般] の順に移動して、 [感度レベル] を選択します。
VirusScan Enterprise コンソールのメニュー オプションから
KnowledgeBase の記事 KB65944 にアクセスできます。
[ヘルプ]、[既知の問題] の順に移動します。
n/a
Windows 8 と Windows Server 2012 でバッファー オーバー
フロー対策が削除されました。
[タスク] リストで [バッファー オーバーフロー対策] を選択します。
バッファー オーバーフロー対策ポリシー
追加または変更された設定
コンソール オプション
拡張ファイルのオプション
Cookie スキャンが削除されました。
[オンデマンド スキャン プロパティ] の [スキャンする場所] タブで、[Cookie ファイルをスキャン] を
選択します。
[オンデマンド スキャン クライアント タスク] の [スキャンする場所] タブで、[Cookie ファイル
をスキャン] を選択します。
アップグレードではなく、新規インストールの場合には、デフォ
ルトで Artemis (GTI) の感度レベルが中に設定されています。
[オンデマンド スキャン プロパティ] の [パフォーマンス] タブで [感度レベル] を選択します。
[オンデマンド スキャン クライアント タスク] の [パフォーマンス] タブで [感度レベル] を選択
します。
注:
McAfee ePO でポリシーを設定すると、このデフォルトが無
効になります。
クライアント タスクの設定変更
注:
McAfee ePO でクライアント タスクを設定すると、このデ
フォルトが無効になります。
レジストリ設定の変更点
追加または変更された設定
レジストリ エントリ
遅延書き込みスキャン モードがデフォルトで有効になっています。
•
このモードでは、変更されたファイルのスキャンが遅延し、優先度低のバックグラウンド スレッドで
実行されます。これにより、ディスクにデータを頻繁に書き込むプロセスや、短時間に大量のデータ
を書き込むプロセスのパフォーマンスが向上します。
重要
セキュリティを維持するため、[読み取り時にスキャン] は有効にしてください。
◦
◦
•
この機能を有効にするには、[オンデマンド スキャン プロパティ] の [パフォーマンス] タブで
[システムの使用率] のスライダーを [標準以下] に設定する必要があります。
•
スレッドの最大数を変更するには、DWORD 値を設定します。
•
この機能を無効にするには、DWORD 値を "0" に設定します。
サイズの大きいファイルをスキャンする場合の Artemis のパフォーマンスが向上しました。
サイズの大きいファイルはハッシュに分割され、各部分が並行してスキャンされます。Artemis のク
エリが実行され、ファイルが感染していないかどうか確認されます。問題がなければ、スキャンが終
了します。
注:
Artemis のクエリは、感度レベルに関係なく実行されます。
DelayAllWriteScans
BackGroundAllDelayedScans
64 ビット システム:
◦
◦
詳細については、KnowledgeBase の記事 KB75374 を参照してください。
•
1 (有効)
HKLM\SOFTWARE\Wow6432Node\McAfee\SystemCore\VSCore\On Access Scanner\McShield\Configuration:
クローズ時に、リムーバブル メディアとネットワーク ファイル共有に対する書き込み操作がすぐに
スキャンされます。
オンデマンド スキャナーが使用するスレッド数が CPU あたり 1 個に制限されています。デフォルト
では、合計で 6 個のスレッドを使用できます。これにより、ODS のメモリー使用量を抑えることが
できます。
32 ビット システム:
HKLM\Software\McAfee\SystemCore\VSCore\On Access Scanner\McShield\Configuration:
DWORD のデフォルト値
DelayAllWriteScans
BackGroundAllDelayedScans
•
32 ビット システム:
HKLM\SOFTWARE\McAfee\DesktopProtection\Tasks:
•
64 ビット システム:
◦
6 (スレッドの最大数)
dwUserDefinedMaxThreads
HKLM\SOFTWARE\Wow6432Node\McAfee\DesktopProtection\Tasks:
◦
•
32 ビット システム:
HKLM\SOFTWARE\McAfee\SystemCore\VSCore:
◦
•
dwUserDefinedMaxThreads
PreScanSizeKBForArtemisScan
64 ビット システム:
5000
HKLM\SOFTWARE\Wow6432Node\McAfee\SystemCore\VSCore:
ハッシュはキャッシュに格納されるため、ファイルが変更されていない場合には、既存のハッシュが
使用されます。
◦
PreScanSizeKBForArtemisScan
デフォルトでは、5MB を超えるファイルがハッシュに分割されます。分割対象のファイル サイズを
指定するには、DWORD 値を設定します。
ASLR と DEP
このリリースの VirusScan Enterprise では、すべての VirusScan Enterprise コンポーネントで次のセキュリティ機能を使用できます。
•
Address Space Layout Randomization (ASLR)
•
データ実行防止 (DEP)
解決された問題点
以下では、以前のリリースで見つかり、解決された問題について説明します。
このリリースで解決された問題点
VirusScan Enterprise パッチ 4 で解決された問題点は次のとおりです。
1
問題 - ログオフまたはアップグレード中に McTray.exe が機能を停止します。(参照: 753122)
解決策 - VirusScan Enterprise プラグインのタイミングの問題が修正されました。
2
問題 - ユーザーがログアウトしても Windows Server 2008 Server がセッションを削除しません。このため、アクティブでないセッションによるシステム リソースの消費が継続します。(参照: 778101)
解決策 - mfehidk.sys ドライバーが修正されました。ユーザーがログアウトしたときに解放されないリソースに対する依存を排除しました。
3
問題 - 英語版の OS 上で英語版以外の Outlook を開いて設定を表示すると、マージンの設定が変更 (リセット) されます。(参照: 782155)
解決策 — VirusScan Enterprise Outlook 電子メール スキャナーが、ユーザーのロケールではなく、インストール済みのロケールを使用してレジストリ データを書き込みます。
4
問題 — コマンドラインのオンデマンド スキャンが /logformat スイッチを無視し、デフォルトの形式 (UTF-8) でログを書き込みます。(参照: 786061)
解決策 - /logformat が使用され、スキャン ログが適切な形式で書き込まれます。
5
問題 — mfehidk.sys でバグチェックが発生する場合があります。(参照: 797573、795174)
解決策 - mfehidk.sys が変更されました。無効なメモリー参照が発生しないように、処理前と処理後のハンドラーにコンテキスト データが渡されます。
6
問題 - ePolicy Orchestrator 管理者が、クライアント システムのオンアクセス スキャン ステータスを正確に把握できない場合があります。(参照: 820636)
解決策 - VirusScan Enterprise が、クライアント システムのオンアクセス スキャン ステータスを常に正確に表示するようになりました。
7
問題 - DAT の更新後に McShield がタイムアウトします。(参照: 825043)
解決策 - 更新してから検証までの一時停止で発生するデッドロック条件が解決されました。
8
問題 - サイズの大きい RAM とマルチコアを搭載したシステムで、スキャン処理の途中でオンデマンド スキャンが終了する場合があります。(参照: 825623)
解決策 - オンデマンド スキャン プロセスのメモリー リークを修正しました。読み取り操作で、スキャン全体のメモリー使用率が上がることはありません。
9
問題 - VirusScan Enterprise 8.8 パッチ 2 のヘルプ ファイルに一部の言語が含まれていません。(参照: 826008)
解決策 - このパッチには、対応言語のヘルプ ファイルがすべて含まれています。
10 問題 - オンデマンド スキャンで除外対象がスキャンされます。(参照: 826029)
解決策 - 除外リストに拡張子のないファイル名、パス名、ワイルドカードが混在している場合でも正しく処理されるように、パスの比較機能が修正されました。
11 問題 - PST ファイルのサイズが 1GB を超えている場合、新しいメールの受信時に Outlook オンデマンド スキャンが一部の項目のスキャンを実行しません。(参照: 832626)
解決策 — Outlook オンデマンド スキャンで、ストレージ スキャンとして受信メールをカウントしなくなりました。
12 問題 — 複数のネットワーク アダプターが装着されたシステムで Receive Side Scaling が有効になっていると、未完了の UDP I/O が無制限に発生し、メモリーが不足する可能性があります。(参照: 835879、847944)
解決策 — mfewfpk.sys ドライバーのボトルネックが解消され、スロットルされた不要なネットワーク トラフィックが発生しなくなりました。
13 問題 — ePolicy Orchestrator コンソールで、アクセス保護ポリシーの [ルールの追加] フィールドまたは [ルールの除外] フィールドに入力した文字数が制限に近づいても警告が表示されません。(参照: 835948)
解決策 — テキスト ボックスのサイズが変更され、5000 文字以上入力できるようになりました。入力可能な文字数が 200 文字より少なくなると、ePolicy Orchestrator で赤い警告テキストが表示されます。また、残りの文字数が 50 文字より少なくなると、再度警告が表
示されます。
14 問題 — Windows XP と Windows 2003 システムの一部で VirusScan Enterprise 8.8 のインストールに失敗します。(参照: 838476、847143、847220)
解決策 — これらのシステムでもインストールされるように、重要でないインストール要件が調整されました。
15 問題 — 複数のスキャン スレッドが DAT からウイルス リストを取得するときに、スキャナーで例外が発生します。(参照: 851415、848878、850549)
解決策 — ウイルス名のリストを取得するスキャン スレッドが別のスレッドによって変更されないように保護されます。
16 問題 — 時間を基準にファイルを除外すると、ELAM レポートの処理中に McShield で例外が発生します。(参照: 879062)
解決策 — ELAM の検証で、時間ベースのオンアクセス スキャン除外対象が処理されなくなりました。
17 問題 — 64 ビット システムで VirusScan Enterprise コンソールを開くと、「McAfee TaskManager サービスに接続できません」エラーが発生する場合があります。(参照: 879062)
解決策 — McAfee タスク マネージャーが修正され、プロセスに接続できるようになりました。
18 問題 — 仮想化製品と一緒に Microsoft Filter Manager フレームワークを使用すると、バグチェック 24 が発生する場合があります。(参照: 889000、906611)
解決策 — Microsoft Filter Manager フレームワークが使用されている場合に I/O 操作を必ずこのフレームワークに戻すように、VirusScan Enterprise が変更されました。
19 問題 — 更新中の設定データが処理されると、バグチェックが発生する場合があります。(参照: 897517)
解決策 — 処理中の設定データを変更しないように、VirusScan Enterprise が変更されました。
20 問題 — Metro モードで、ScriptScan の読み込みと実行に失敗します。Java スクリプトを使用する Metro アプリを実行する WWAHost.exe がシステム フォルダーとアプリのパッケージ フォルダー以外から DLL を読み込みません。ScriptScan は %program
files%\systemcore フォルダーにあります。(参照: 898855)
解決策 — WWAHost.exe が読み込めるように、ScriptScan に適切なアクセス権を追加しました。
21 問題 — ファイルのパスとアクセス保護ルールを比較するときに、ファイル パスが特定の長さになっていると、アクセス保護ドライバーがシステム クラッシュを引き起こす場合があります。この問題は、ユーザー定義ルールでも発生します。(参照: 757986)
解決策 — ルールの比較時に実行される文字列長の追跡機能が改善されました。
22 問題 — 認証済みのユーザーが許可のない権限昇格を実行できます。(参照: 789945)
解決策 — 今回の更新でこの脆弱性が解決されました。最新情報については、オンラインのセキュリティ情報 (SB10034) を参照してください。
23 問題 — McShield サービスが停止保留状態から変わりません。(参照: 916102)
解決策 — 証明書スレッドとサービスのメイン スレッドの更新に関するスレッド同期の問題が解決されました。
24 問題 — 一部の環境で、正しい証明書を使用していても、認証エラーが発生し、証明書を使用したスケジュール スキャンが失敗する場合があります。(参照: 778589)
解決策 — これらの環境で認証に失敗した場合、Vsplugin が大体の認証方法を使用し、オンデマンド スキャン タスクを開始します。
パッチ 3 で解決された問題点
VirusScan Enterprise パッチ 3 で解決された問題点は次のとおりです。
1
問題 - サイズの小さいファイルを大量にスキャンすると、オンデマンド スキャナーのメモリー使用率が上昇し続けます。(参照: 695931)
解決策 - スキャナー キューのファイル数の上限が 100 に設定されています。オンデマンド スキャナーが使用するメモリーが極端に増えることはありません。
2
問題 - IPv6 環境で、VirusScan Enterprise クライアントが IPv6 情報を含むイベントを送信すると、脅威イベント ログに IPv6 アドレスが元の IPv6 アドレスの形式ではなく文字列として表示されます。(参照: 716512)
解決策 - 脅威イベント ログで IPv6 アドレスが正しく表示されます。
3
問題 - 結果を VirusScan Enterprise のバージョン番号ごとに円グラフで表示する McAfee ePolicy Orchestrator クエリを実行すると、クライアント数が正しく表示されます。ただし、グラフ グループをドリルダウンすると、フィルターが適用されず、ワークステーショ
ンとサーバーの両方が表示されます。(参照: 739627)
解決策 - VirusScan Enterprise 8.8.0 パッチ 3 以降のクライアントで、新しいコンピューター名プロパティが報告されます。ここでは、クライアント システムがワークステーションまたはサーバーに分類されます。このプロパティをクエリで使用すると、ワークステー
ションまたはサーバーでフィルタリングできます。
4
問題 - ユーザーが McShield サービスを停止できる場合があります。(参照: 756805)
解決策 - 管理者ユーザーだけが McShield サービスを停止できます。
パッチ 2 で解決された問題点
VirusScan Enterprise パッチ 2 で解決された問題点は次のとおりです。
パッチ
1
問題 - プロセスに DLL を挿入するサードパーティ製品が存在すると、VirusScan Enterprise サービス (VsTskMgr.exe) がデータを定期的にポーリングし、イベント 516 を頻繁に記録します。(参照: 625756)
解決策 - VirusScan Enterprise タスク マネージャー サービスがイベント 516 を大量に生成しなくなりました。
2
問題 - VirusScan Enterprise のパッチ更新を適用すると、リポジトリにファイルが存在しない場合やファイルが破損している場合でも、更新が成功し、正しいパッチ レベルが適用されているように見えます。(参照: 629564)
解決策 - リポジトリにファイルが存在しない場合や、ファイルが壊れている場合、VirusScan Enterprise の更新は失敗します。
注:
3
更新を行う前に、リポジトリの問題を手動で修正する必要があります。
問題 - Windows レジストリのフィルタリング モデルに問題があり、McAfee アクセス保護ドライバーがリモートからのレジストリ アクセスを誤ってブロックします。(参照: 668312)
解決策 - Microsoft が公開した回避策を実装しました。
4
問題 - クエリのデフォルト グループが存在すると、レポート拡張ファイルがリポジトリにチェックインされない場合があります。(参照: 670759)
解決策 - すべてのクエリにグループ参照が追加されました。デフォルト グループが再作成されることはありません。
5
問題 - Windows 7 で RAW ソケットを介して転送すると、コンテンツ ヘッダー情報が失われ、McAfee フィルター ドライバーで STOP エラー (バグチェック 7f) が発生する場合があります。この問題は、一部のサードパーティ VPN クライアントで発生します。(参照:
682177)
解決策 - McAfee フィルター ドライバーが変更されました。これにより、RAW ソケットを介してヘッダー情報を転送することができます。
6
問題 - API が Non-Uniform Memory Access システムのプロセッサー グループ アフィニティを正しく呼び出さないため、McShield が起動しない場合があります。(参照: 685950)
解決策 - プロセッサー グループ アフィニティを設定する API が正しく呼び出されるようになりました。
7
問題 - McAfee ドライバーがエンジン バージョンを照会したときに、レジストリにバージョン情報がない場合でも空でない文字列が戻されます。(参照: 689986)
解決策 - 戻り値が更新されました。エンジン バージョンが見つからない場合には空の文字列が送信されます。
8
問題 - オンデマンド スキャンの実行中に、コンソールでスキャン タスクをクリックして [進行状況を表示] を選択すると、設定に関わらず、スキャンを停止またはキャンセルすることができます。(参照: 694042)
解決策 - ePolicy Orchestrator で管理されたオンデマンド スキャン タスクの場合、ユーザー コンソールに表示された管理タスクにパスワード保護設定が正しく施行されます。
9
問題 - ワイルドカード (?) で始まるアクセス保護ルールを使用すると、ブロック ルールが設定されていなくても、CPU の使用率が 100% になる場合があります。(参照: 696654)
解決策 - アクセス保護ドライバーが、? で始まるルールを正しく評価し、問題を処理できるようになりました。
10 問題 - ロックされたファイルをスキャンすると、VirusScan Enterprise で STOP エラー (バグチェック 8E) が発生する場合があります。(参照: 702469)
解決策 - ロックされたファイルをスキャンしても、VirusScan Enterprise で STOP エラーが発生しません。
11 問題 - ストレージ メディア デバイスの追加または取り外しを行うと、リソースの取得が繰り返し実行され、デッドロック状態になり、CPU の使用率が急増する場合があります。(参照: 703065)
解決策 - VirusScan Enterprise は、別のスレッドでルールを再コンパイルすることでデッドロック条件を解決しました。
12 問題 - Lotus Notes スキャン ドライバーが、Lotus Notes Client バージョン 8.0 以降のマルチスレッド環境に対応していません。(参照: 708485)
解決策 - Lotus Notes スキャン ドライバーのコードが変更されました。Lotus Notes Client バージョン 8.0 以降のマルチスレッド環境に対応しています。
13 問題 - Lotus Notes スキャン ドライバーが、アクセス保護違反を発生させる帯域外条件を検出する場合があります。この問題が発生すると、終了時にシステムがクラッシュします。(参照: 712419)
解決策 - Lotus Notes スキャン ドライバーがアクセス保護違反を処理できるようになりました。終了時にクラッシュすることはありません。
14 問題 - イベント ID 560 (セキュリティ エラー監査メッセージ) が有効になっていると、ポリシーが施行されるたびにイベントがログに記録されます。(参照: 716044)
解決策 - ポリシー施行時にクライアントでイベント ID 560 が発生しなくなりました。
15 問題 - VirusScan Enterprise とホスト データ保護とのプール破壊の競合条件により、STOP エラー (バグチェック D5 または C2) が発生する場合があります。(参照: 726019)
解決策 - VirusScan Enterprise が変更され、競合条件の原因となるプール破壊が発生しなくなりました。
16 問題 - オンデマンド スキャンが開始したときに間違った API が呼び出され、コンピューター名とユーザー名が個別に戻され、これらの名前が結合されます。(参照: 726909)
解決策 - VirusScan Enterprise は、正しい API を呼び出し、呼び出し側のスレッドに関連するユーザーまたは他のセキュリティ プリンシパルの名前を取得します。
17 問題 - Microsoft Outlook 2010 メール クライアントでオンデマンド スキャンを実行すると、メールのスキャンが停止し、NULL セッション オブジェクトが戻されます。VirusScan Enterprise Outlook 電子メール スキャナーは NULL セッション オブジェクトをスキャン
できません。(参照: 727314)
解決策 - VirusScan Enterprise Outlook 電子メール スキャナーは、NULL セッション オブジェクトのスキャンをスキップします。
18 問題 - メモリーが不足していると、システム プールからのメモリー割り振りに失敗し、STOP エラー (バグチェック 8E) が発生します。(参照: 727788)
解決策 - メモリーの割り振りに失敗しても、VirusScan Enterprise で STOP エラーが発生しません。
19 問題 - VirusScan Enterprise 8.8.0 で一部のコア ファイルがアップグレードできません。インストーラーがファイルの状態を元に戻さず、システムからコア ファイルを削除します。(参照: 730735)
解決策 - アップグレードに失敗しても、インストーラーはシステムからコア ファイルを削除しません。
20 問題 - イベントの XML データの一部に空の文字列が含まれています。イベント パーサーはこれらのデータを処理できません。(参照: 732299)
解決策 - XML イベントの次のフィールドで、空の文字列が使用できるようになりました。
•
Detection イベントの FileName と VirusType
•
PortBlock イベントの ProcessName
21 問題 - ePolicy Orchestrator の VirusScan Enterprise ポリシー設定で、ScriptScan の URL 除外対象に / などの特殊文字を使用できません。(参照: 733717)
解決策 - ScriptScan の URL 除外対象で使用できない文字は * と ? です。
22 問題 - 内部インターフェースの登録と登録解除の競合条件により、STOP エラー (バグチェック 7E) が発生します。(参照: 735108)
解決策 - 登録の競合条件を回避するため、内部同期が簡素化されました。
23 問題 - 解放済みのバッファーを解放しようとすると、カーネル プールの破損による競合条件で STOP エラー (バグチェック D5 または C2) が発生します。(参照: 735511)
解決策 - VirusScan Enterprise が変更され、カーネル プール破損の原因となる競合条件が発生しなくなりました。
24 問題 - Host Intrusion Prevention が実行されているコンピューターにインストールすると、Host Intrusion Prevention が McAfee プロセス (mfehidin.exe) をブロックするため、McAfee ドライバー (mfevtps) でアクセス制御リスト (ACL) を設定できません。(参
照: 735512)
解決策 - syscore ドライバーと vscore ファイルをアップグレードする前に、Host Intrusion Prevention Entercept Agent サービスが停止します。
25 問題 - Lotus Notes スキャナーが、Lotus Notes Client バージョン 8.0 以降の新しいマルチスレッド環境に対応していません。(参照: 740019)
解決策 - Lotus Notes スキャナーは、Lotus Notes クライアント バージョン 8.0 以降のマルチスレッド環境でスレッドセーフになりました。
26 問題 - アクセス保護が一部の Microsoft Windows コンポーネント インストーラーと互換性がありません。(参照: 740244)
解決策 - アクセス保護が変更され、互換性の問題が解決されました。
27 問題 - オンアクセス スキャナーを有効にして、WebIRichClient で SAP サーバーにリモート接続を試みると、接続に失敗し、WebIRichClient ソフトウェアが応答不能になります。(参照: 741714)
解決策 - ファイル フィルターが変更されました。ファイル システムの同時アクセスがブロックされる環境でファイルが変更されると、スキャンが一時的に遅延します。
28 問題 - 変更されたファイルをスキャンしているときに、McAfee McShield サービスが内部ユーティリティ ルーチンでデッドロック条件を検出する場合があります。この場合、McShield の内部デッドロック ウォッチドッグ タイマーと McShield サービスが停止しま
す。(参照: 754042)
解決策 - 変更されたファイルのスキャン時に、正しいコンテキスト情報が内部ユーティリティ ルーチンに渡されます。デッドロック状況は発生しません。
29 問題 - 更新シーケンス番号 (USN) ジャーナルが有効になっていないディスク ボリュームでオンデマンド スキャンを実行すると、スキャンするファイルの最終アクセス時間が更新される場合があります。(参照: 756797)
解決策 - VirusScan Enterprise オンデマンド スキャナーは、スキャンの実行中にファイルのタイムスタンプを変更しません。
30 問題 - ファイルがクリーンな状態としてキャッシュに保存され、レジストリのユーザー定義検出 (UDD) に追加されると、サービスを再起動するまで、このファイルはオンアクセス スキャナーに検出されません。(参照: 762155)
解決策 - ファイルが UDD に追加されると、オンアクセス スキャナーがキャッシュをリセットします。これにより、ファイルがスキャナーに検出されます。
31 問題 - Windows PendingRename レジストリ値の変更中に、無効なメモリー位置が参照され、STOP エラー (バグチェック 50) が発生する場合があります。(参照: 773909)
解決策 - VirusScan Enterprise は、PendingRename レジストリ値の処理中に無効なメモリー位置にアクセスしません。
再公開パッチ
1
問題 - VirusScan Enterprise のインストール時に、削除スクリプトが最新バージョンの AV Kaspersky 6.0.4 を検出しません。(参照: 701815)
解決策 - VirusScan Enterprise をインストールするときに、削除スクリプトが AV Kaspersky 6.0.4 を検出し、削除します。
2
問題 - SetupVSE.exe の REBOOT=A オプションを指定してスケジュール タスクで実行しても、システムが再起動しません。(参照: 717989)
解決策 - ユーザーが対話モードでログオンしていない場合でも、SetupVSE.exe が REBOOT=A オプションを実行します。
3
問題 - VirusScan Enterprise 8.5.0 から VirusScan Enterprise 8.8.0 にアップグレードすると、古いドライバーが削除されずに残っています。この古いドライバーがメモリー内に読み込まれている場合もあります。(参照: 741085)
解決策 - インストーラーが古いドライバーを削除するようになりました。メモリーからドライバーを削除し、正しいドライバーを読み込むには、システムの再起動が必要になる場合があります。インストーラーは再起動を強制的に実行しません。
パッチ 1 で解決された問題点
VirusScan Enterprise パッチ 1 で解決された問題点は次のとおりです。
パッチ
1 問題 - ERROR 1920 (McShield Service が開始できない) が発生し、インストールが失敗します。Microsoft Windows がルートではなくサブフォルダーにインストールされていると、この問題が発生します。(参照: 638858)
解決策 - システム コア インストーラーが変更され、すべてのシステム パスが認識されるようになりました。
2 問題 - メモリー割り振りチェックに失敗し、無効なメモリー参照が行われると、バグチェック 5 エラーが発生します。(参照: 643013、651019、673463、676448)
解決策 - メモリーが参照される前に、メモリー割り振りチェックに成功します。
3 問題 - 不正なソフトウェアが、セキュリティ対策を無効にするため、McAfee フォルダーに対するアクセス許可を変更する可能性があります。(参照: 643440)
解決策 - 自己保護機能により、McAfee フォルダー、ファイル、レジストリ データが保護されます。アクセス許可は変更されません。
4 問題 - モジュール名と API 名を使用してバッファー オーバーフロー対策の除外対象を細かく設定すると、バッファー オーバーフロー対策のプロセス除外が機能しません。(参照: 651569、686711、687670)
解決策 - スタンドアロン マシン、ePolicy Orchestrator の管理対象システム、ePolicy Orchestrator によるポリシー移行で、バッファー オーバーフロー対策のプロセス除外が予期したとおり機能します。
5 問題 - EXTRA.DAT に複数のシグネチャが含まれていると、バッファー サイズが小さいため、[バージョン情報] ウィンドウに説明情報が正しく表示されない場合があります。(参照: 651670)
解決策 - Extra.DAT シグネチャ情報を保存するバッファーのサイズが 4 倍になりました。
6 問題 - Outlook でアドイン ユーザー インターフェースのエラーを表示するオプションが有効になっていると、Outlook を開始し、最初の電子メールを開くか、作成するたびに「McAfee E-mail Scan アドインのカスタム UI ランタイム エラー」というポップアップ エラーが
表示されます。(参照: 651887、656365、656366、656644、656674、656678、657131、657398、657409、657411、657413、657414、657433、661628、675246)
解決策 - McAfee E-mail Scan アドインが修正され、正しいエラー コードを Outlook に戻すようになりました。ポップアップ エラーは表示されません。
7 問題 - ネットワークでエラーが発生したり、オブジェクトが読み取り不能な場合、ネットワーク上のファイルが原因で未処理の例外が発生し、システムがクラッシュする場合があります。Outlook 2010 でリモート ストレージ上の PST ファイルを開くと、このエラーが発生し
ます。(参照: 660014、663389、665822、667934)
解決策 - システム クラッシュを回避するため、この例外が処理されるようになりました。
8 問題 - アクセス保護ルールに System:Remote のブロックが含まれていると、ルールが施行されません。共有へのリモート アクセスを禁止している場合にも、この問題が発生します。(参照: 661424)
解決策 - VirusScan Enterprise がリモート共有アクセスを識別し、共有へのリモート アクセスを阻止するアクセス保護ルールを施行します。
9 問題 - イベント 1202 で生成された XML ファイルで、GMTTime フィールドと UTCTime フィールドに無効な値が設定されています。(参照: 661702、676893)
解決策 - イベント 1202 の GMTTime フィールドと UTCTime フィールドに正しい時間情報が設定されます。
10 問題 - 様々な条件で、TA バグチェック C2 (Bad_Pool_Caller) エラーが発生します。このエラーは、仮想マシンの変換ツールの実行時にも発生しています。(参照: 662350、666697、673448、678179、690657、691258)
解決策 - メモリー破損の問題が解決されました。
11 問題 - ScriptScan 機能を無効にすると、アプリケーション クラッシュを含む様々な問題が発生する可能性があります。(参照:
662684、665748、668796、668807、669035、669605、669773、669875、671666、671668、671671、671672、672710、675259、675261、676492、685467、685551、685566、685650、686667、686828、687336、693321、696789、696834)
解決策 - ScriptScan が無効な場合に、ScriptScan DLL がアクセスされなくなりました。
12 問題 - アクセス保護ルールの「Internet Explorer のお気に入りと設定を保護する」に除外対象を追加するときに、編集ボックスが上限に達し、項目を追加できません。(参照: 663135)
解決策 - 除外プロセスの情報を保存するバッファー サイズが大きくなりました。除外対象を追加できます。
13 問題 - ネットワーク入出力をフィルタリングすると、タイミングの問題が発生し、カーネル スレッド スタックがすべて消費される場合があります。これにより、システム クラッシュが発生する場合があります。(参照: 664539、665345)
解決策 - VirusScan Enterprise は、遅延プロシージャ コールを使用してスレッド スタックを解放します。
14 問題 - 読み込まれたサードパーティ アプリケーション リソースの検査中に McAfee ドライバーが予期しないデータを検出すると、バグチェック 50 エラーが発生します。(参照: 667172)
解決策 - McAfee ドライバーが更新され、この状況を処理できるようになりました。
15 問題 - プロセス検証サービスと Microsoft .NET ランタイム サポート ライブラリの mscoree.dll でメモリー リークが発生する場合があります。(参照: 673462)
解決策 - プロセス検証サービスが変更され、Microsoft .NET ランタイム サポート ライブラリの mscoree.dll との依存関係が削除されました。
16 問題 - フォルダーのアクセス許可に制限を追加する HotFix 660014 を適用すると、アクセス保護ルールで McAfee Agent がブロックされる場合があります。(参照: 684965、686259、686272)
解決策 - フォルダーにアクセス許可を設定しても、McAfee Agent はブロックされません。
17 問題 - エンジン比較の問題で、「Program Files」の一部を含むフォルダー名 (c:\pro、c:\prog など) が削除されません。(参照: 685273)
解決策 - エンジンの比較で、完全なフォルダー名だけが比較されるようになりました。「Program Files」は削除されませんが、「C:\pro」や「c:\prog」などは削除できるようになりました。
18 問題 - Server Message Block 2 (SMB2) プロトコルをサポートするシステムで、ファイル スキャンのキャッシュ ロジックに問題が見つかりました。これにより、ファイルが共有に書き込まれ、スキャンされません。(参照: 686645、686650、690277)
解決策 - オンアクセス スキャナーが共有ファイルをスキャンし、スキャンに失敗した場合、スキャナーは OPLOCK エラーを McShield に戻します。McShield はドライバーに NOTSCANNED 状態を戻し、ファイルはキャッシュに追加されません。このファイルはアクセス時
にスキャンされます。
19 問題 - アクセス保護ルール (McAfee ファイルと設定の変更防止) を追加する HotFix 660014 を適用すると、VirusScan Enterprise が Windows システムへの機能のインストールと追加をブロックします。(参照: 691269、691651)
解決策 - VSCAN.BOF コンテンツ ファイルが変更され、McAfee ファイルと設定に対するアクセス制限が適切に実行されるようになりました。
20 問題 - オンデマンド スキャナーのクリーンアップ イベント (1034、1035、1202、1203) のタイムスタンプがオンデマンド スキャナーの開始時間になっています。(参照: 691660)
解決策 - VirusScan Enterprise は、オンデマンド スキャンのクリーンアップ イベントを生成する前に正しい時間を取得するようになりました。
再公開パッチ
問題 - VirusScan Enterprise をインストールすると、インストーラーが PATH 環境変数を参照し、UNC パスの存在を確認します。パスが存在すると、VirusScan Enterprise はインストールを中止します。この問題は McShield が原因で発生します。(参照:
657079、657651)
1
解決策 - SetupVSE.exe にバイパス フラグが追加されました。PATH 環境変数に UNC パスが設定されている場合でも、インストールが続行します。
問題 - VirusScan Enterprise 8.7i から VirusScan Enterprise 8.8 にアップグレードすると、古いバージョン (8.7) のアクセス保護ルールが使用されます。(参照: 659049)
2
解決策 - このリリースでは、正しいアクセス保護ルール セットが読み込まれます。
問題 - VirusScan Enterprise 8.7i (McAfee AntiSpyware Enterprise モジュールなし) から VirusScan Enterprise 8.8 にアップグレードすると、McAfee AntiSpyware スキャナーにデフォルトの検出対象が定義されていません。(参照: 663995)
3
解決策 - インストーラーは、McAfee AntiSpyware Enterprise がインストールされていることを確認してから、デフォルトのスキャン オプションを設定します。
インストール手順
以下では、この VirusScan Enterprise パッチ リリースをインストール、確認または削除する手順について説明します。
要件
このパッチは、VirusScan Enterprise の以下のリリースで機能します。
パッケージ
VirusScan Enterprise のバージョン
パッチ 4
VirusScan Enterprise 8.8.0 パッチ 1
VirusScan Enterprise 8.8.0 パッチ 2
VirusScan Enterprise 8.8.0 パッチ 3
メモ
重要
このパッケージは、VirusScan Enterprise 8.8.0.777 (RTW) をアップグレードしません。
このパッケージを VirusScan Enterprise 8.8.0 にインストールするには、次の手順に従います。
•
64 ビット システムの場合、パッチ 2 を適用してからパッチ 4 をインストールします。
•
32 ビット システムの場合、パッチ 1 を適用してからパッチ 4 をインストールします。
あるいは、VirusScan Enterprise 8.8.0 を削除してから、再公開パッチ 4 パッケージを再インストールします。
再公開パッチ
4
新しいシステムへのインストール
VirusScan Enterprise 8.7i
最小バージョン
このリリースが対応する最小バージョンは次のとおりです。
•
スキャン エンジン: 5600
•
検出定義 (DAT): 7000+
•
McAfee Agent:
◦
◦
◦
4.8.0.641
4.6.0.2288
4.5.0.1810
製品のインストール
このパッチは、対象のクライアント システムに直接インストールできます。また、ePolicy Orchestrator から管理対象システムに配備することもできます。
クライアント
ePolicy Orchestrator
このパッチを対象のクライアント システムに直接インストールするには、次の手順に従います。
このリリースを管理対象システムに配備するには、次の手順に従います。
1
ハードディスクの一時フォルダーにパッチ ファイルを解凍します。
2
手順 1 で作成した一時フォルダーのセットアップ ファイルをダブルクリックします。
•
パッチ: Setup.exe をダブルクリックします。
•
再公開パッチ: SetupVSE.Exe をダブルクリックします。
1
[パッケージの種類] で [製品または更新 (.ZIP)] を選択します。
インストール ウィザードの手順に従います。
3
注:
ePolicy Orchestrator のマスター リポジトリに、VirusScan Enterprise zip パッケージをチェックインします。
2
このリリースに VirusScan Enterprise レポートまたは拡張ファイルが含まれている場合には、これらのファイルをパッケージ ファイルから抽出し、ePolicy
Orchestrator リポジトリに個別にチェックインします。
3
クライアント システムに配備します。
システム ドライバーをメモリーに完全に読み込むには、システムの再起動が必要になる場合がありま
す。パッケージ インストールは再起動を自動的に実行しません。
詳細については、『VirusScan Enterprise インストール ガイド』を参照してください。
•
パッチ - McAfee Agent 製品更新 クライアント タスクを使用します。
•
再公開パッチ - McAfee Agent 製品配備 クライアント タスクを使用します。
詳細については、ePolicy Orchestrator オンライン ヘルプで「パッケージの手動チェックイン」を参照してください。
クライアント インストールの確認
VirusScan Enterprise パッチ 4 をインストールしたら、製品が正しくインストールされていているかどうか確認します。
操作を始める前に
インストールの確認を行う前に、クライアント システムを再起動してください。
タスク
•
以下の項目を確認します。
•
ePolicy Orchestrator エージェントがプロパティ情報を収集した後、クライアント システムの詳細に HotFix/パッチのバージョンが表示されます。
•
クライアント システムで、HKey_Local_Machine\Software\McAfee\DesktopProtection レジストリ キーに Patch_4 というエントリがあることを確認します。
注:
•
64 ビット システムの場合、このエントリは HKey_Local_Machine\Software\Wow6432Node\McAfee\DesktopProtection にあります。
個々のファイルのバージョン番号をチェックして、正しいファイルがインストールされているをことを確認します。ファイルのバージョンについては、「ファイル一覧」を参照してください。
注:
インストール中にエラーが発生したり、ファイルが正しくインストールされていないと、リリース番号が表示されなかったり、インストール済みと報
告されません。
ファイル一覧
ファイル名
バージョン (x64/x86)
ファイル名
バージョン
(x64/x86)
ファイル名
バージョン (x64/x86)
mfevtps.exe
15.1.0.656
adslokuu.dll
15.1.0.543
BBCpl.dll
8.8.0.1247
mfeapconfig.dll
15.1.0.656
csscan.exe
15.1.0.543
condl.dll
8.8.0.1247
mfeapfa.dll
15.1.0.656
dainstall.exe
15.1.0.543
consl.dll
8.8.0.1247
mfeapfk.sys
15.1.0.656
entvutil.exe
15.1.0.543
graphics.dll
8.8.0.1247
mfeavfa.dll
15.1.0.656
ftl.dll
15.1.0.543
mapprem.dll
8.8.0.1247
mfeavfk.sys
15.1.0.656
lockdown.dll
15.1.0.543
mmalnot.dll
8.8.0.1247
mfebopa.dll
15.1.0.656
mcshield.dll
15.1.0.543
naiann.dll
8.8.0.1247
mfebopk.sys
15.1.0.656
mcshield.exe
15.1.0.543
NCDaemon.exe
8.8.0.1247
mfeclnk.sys
15.1.0.656
mcvssnmp.dll
15.1.0.543
NCExtMgr.dll
8.8.0.1247
mfeelam.dll
15.1.0.656
mfeann.exe
15.1.0.543
NCInstall.exe
8.8.0.1247
mfeelamk.sys
15.1.0.656
MfeOtlkAddin.dll
15.1.0.543
NCMenu.dll
8.8.0.1247
mfehida.dll
15.1.0.656
mytilus3.dll
15.1.0.543
NCScan.dll
8.8.0.1247
mfehidin.exe
15.1.0.656
mytilus3_server.dll
15.1.0.543
NCTrace.dll
8.8.0.1247
mfehidk.sys
15.1.0.656
mytilus3_worker.dll
15.1.0.543
odspause.dll
8.8.0.1247
mfehidk_messages.dll
15.1.0.656
naevent.dll
15.1.0.543
shcfg32.exe
8.8.0.1247
mferkda.dll
15.1.0.656
naievent.dll
15.1.0.543
shstat.dll
8.8.0.1247
mferkdet.sys
15.1.0.656
OtlkScan.dll
15.1.0.543
shstat.exe
8.8.0.1247
mfetdi2k.sys
15.1.0.656
OtlkUI.xxx.dll
15.1.0.543
shutil.dll
8.8.0.1247
mfevtpa.dll
15.1.0.656
scriptff.dll
15.1.0.543
vsodscpl.dll
8.8.0.1247
mfewfpk.sys
15.1.0.656
scriptsn.xxx.dll
15.1.0.543
vsplugin.dll
8.8.0.1247
mscan32.dll
5.600.0.1067
RkScan.dll
1.0.0.231
VsTskMgr.exe
8.8.0.1247
Mscan64a.dll
5.600.0.1067
VSCAN.BOF
659
wscavexe.exe
8.8.0.1247
wscav.dll
8.8.0.1247
インストール ファイルの削除
パッチのインストール ファイルを削除するには、プログラムの追加と削除機能を使用します。
VirusScan Enterprise 製品の削除方法については、『VirusScan Enterprise インストール ガイド』を参照してください。
重要
クライアント システムからパッチを削除すると、クライアント システムはサポートされていない状態になります。詳細については、「既知の問題」を参照してください。
タスク
1 パッチを手動で削除するには、プログラムの追加と削除機能を使用します。この操作を実行するには、ローカル システムに対する管理者権限が必要です。
パッチの影響を受けていた機能は、インストール時のデフォルトにリセットされます。パッチによって変更されなかった機能は、現在の設定のまま変更されません。
2
VirusScan Enterprise が最新のエンジンと DAT ファイルを使用するように、パッチの削除後に VirusScan Enterprise の更新を実行します。
既知の問題
このリリースで確認されている既知の問題については、McAfee KnowledgeBase の次の記事を参照してください。KB78495
製品マニュアルの入手方法
McAfee では、インストールから日常の使用やトラブルシューティングまで、製品実装の各フェーズで必要な情報を提供します。製品のリリース後は、McAfee のオンライン KnowledgeBase に製品情報が掲載されます。
タスク
1 McAfee テクニカル サポートの ServicePortal (http://mysupport.mcafee.com) にアクセスします。
2
[Self Service]の下に表示されるメニューから、必要な種類の情報にアクセスします。
情報...
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•
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