第10回 (メモリアーキテクチャ、キャッシュメモリと仮想メモリ1) ≪前回の復習問題≫ 復習1. (メモリ装置の種類) 1-1. 媒体の種類として、次のもののあらましを説明せよ: ①半導体メモリ、②磁気メモリ、③光メモリ 1-2. 揮発性・不揮発性とは何か、RAMとROMの違いは何か 復習2. メモリの階層とは何かを説明せよ 復習3. 半導体メモリ(ICメモリ)分類について、次の項目を説明せよ 3-1. RAM のうち、スタティック RAM(SRAM)とダイナミック RAM(DRAM)について、①動作の違い、②長所・短所を説明せよ 3-2. ROM のうち、マスク ROM とプログラマブル ROM について、①動作の違い、②長所・短所を説明せよ 3-3. PROM, EPROM, EEPROM を簡単に説明せよ 復習4. ハードディスク装置について、次の項目を説明せよ 4-1. ディスク(プラッター)、トラック、セクタとは何か 4-2. ハードディスクの容量はどのように計算されるか 4-3. ハードディスクのアクセス時間(データを読み出す/書き込むための時間)はどのように計算されるか 復習5. CD-ROM、CD-R、CD-RW は、利用上何が違うか、記録原理上何が違うか(蒸着、有機色素の加熱溶解、アモルファス・ クリスタルの相変化) - - - - - - 1. 記憶の階層の復習 1-1. 教科書の図 7.3 において、記憶容量は何によって決まるか(制限されるか) 1-2. CPU が高速化する(動作クロックが高速になる)一方で、主記憶用のメモリ(DRAM)がそれほど高速化しない時、キャッ シュメモリはどのようにしてその問題を解決しようとするのか 1-3. プログラムの大きさがどんどん大きくなる(処理が複雑になる=命令部分が増える、大きなデータを扱う=データ部分が 増える)一方で、主記憶が無制限に増加しない時、仮想記憶の仕組みはどのようにしてその問題を解決しようとするのか 2. キャッシュ(と仮想記憶)の原理 2-1. 小さな本屋店舗とその後ろにある倉庫のモデルで、キャッシュ(と仮想記憶)の原理を理解せよ 2-2. 何を良くしようとしているのか 2-3. それが良くなるための条件は、何か 3. キャッシュの具体的な構造と動作 3-1. ブロックとは何か、キャッシュと主記憶の間のやり取りの単位は何か、キャッシュと CPU との間のやり取りは何か 3-2. CPU からあるメモリデータ(アドレスによって指定される)を要求されたとき、キャッシュはどのような手順で動作するか 3-3. キャッシュ内に CPU から要求されたデータがないとき、キャッシュは主記憶から取り出すが、それをキャッシュのどこへ格 納するのか、格納場所はどのように決めればいいか、次に同じデータがアクセスされたときキャッシュ内でどうやって見つけるか 3-4. (アドレス)マッピングとは何か 3-5. ダイレクトマッピング方式とはどういう方式か、フルアソシアティブマッピング方式とは? セットアソシアティブマッピング 方式とは? それぞれの動作原理を説明せよ 3-6. 3-5の3方式について、利害得失を比較せよ 3-7. 追い出し方式について、①どのマッピング方式で必要か、②どのような追い出し方法があるか、③それらの間の利害得 失は何か、説明せよ 73
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