2014 JA御殿場 現況のご報告 (ディスクロージャー誌) 御殿場農業協同組合 この冊子は、農協法 54 条の 3 に定められた経営内容の開示のための 冊子(ディスクロージャー誌)です。 目 次 ごあいさつ ------------------------------------------------ Ⅰ.組合の経営理念・方針 1 ------------------------------------ 2 1.経営理念 -------------------------------------------2.経営方針 -------------------------------------------3.経営管理体制 ----------------------------------------- 2 2 2 Ⅱ.事業の概況(平成 25 年度) ------------------------------- 事業・活動のトピックス(平成 25 年度) Ⅲ.地域・文化への貢献と農業振興 1.地域貢献情報 2.農業振興活動 --------------------- 3 9 ---------------------------- 11 ------------------------------------------------------------------------------- 11 13 Ⅳ.コンプライアンス・リスク管理への取り組み ----------------- 14 1.コンプライアンス(法令遵守)経営 ----------------------2.リスク管理の取り組み --------------------------------3.内部監査体制 ---------------------------------------4.金融ADR制度への対応 ------------------------------5.金融商品の勧誘方針 ----------------------------------6.個人情報保護方針 ------------------------------------- 14 14 16 16 17 18 Ⅴ.当組合の概況 ------------------------------------------ 19 1.組合の機構 -----------------------------------------2.組合員の状況 ---------------------------------------3.役員の状況 -----------------------------------------4.職員の状況 -----------------------------------------5.沿革・歩み -----------------------------------------6.店舗・地区等の状況 ----------------------------------- 19 20 20 20 21 23 Ⅵ.事業のご案内 ------------------------------------------ 24 1.主な事業の内容 -------------------------------------2.JAバンク基本方針・系統セーフティーネット -------------3.商品・サービスのご案内 ------------------------------- 24 28 30 Ⅶ.経営資料編 ------------------------------------------- Ⅷ.開示項目掲載ページ一覧 39 --------------------------------- 113 ごあいさつ 日頃、皆さまには格別のご愛顧をいただき厚く御礼申しあげます。 JA御殿場は、情報開示を通じて経営の透明性を高めるとともに、当JAに対するご理 解を一層深めていただくために、当JAの主な事業の内容や組織概要、経営の内容などに ついて、利用者のためにわかりやすくまとめたディスクロージャー誌「2014 JA御殿場 現況のご報告」を作成いたしました。 皆さまが当JAの事業をさらにご利用いただくための一助として、是非ご一読いただき ますようお願い申しあげます。 今後とも一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申しあげます。 平成 26 年 6 月 御殿場農業協同組合 (注)本冊子は、農業協同組合法第 54 条の3に基づいて作成したディスクロージャー誌です。 ‐1‐ Ⅰ.組合の 組合の経営理念・ 経営理念・方針 1. 経営理念 JA御殿場は、農業者を中心に地域の皆さまが組合員となって、お互いに助け合い、お互いに 発展していくことを共通の理念として運営される協同組織であり、農業・地域の活性化に資する 地域金融機関をめざしています。 JA御殿場と静岡県JAグループのめざす姿 私たちJA御殿場は、 「農の大切さ」を次世代に伝えます。 「暮らしの豊かさ」を組合員、地域住民に提供します。 「心の豊かさ」を地域とともに育みます。 JA御殿場の活動姿勢は、 「 農 協 は 農 協 ら し く 」 をスローガンに組合員・地域の皆様のために働きます。 2.経営方針 ◇ 営農・経済事業部門 地域の環境と実態に即した農業振興につとめ、多様な担い手づくりと多彩な産地づくり、消 費者の視点に立った安全・安心な農畜産物の生産と提供に取組みます。当JAでは、市・町と 連携し、認定農業者の育成や集落営農の推進、農業生産法人や特定農業団体の設立の推進をは かります。さらに、販売力の強化と営農経済渉外員の活動の充実、流通コストの低減等に取組 み、農家所得の向上をはかります。 ◇ 信用事業部門 組合員・利用者の満足度向上を目的とした事業展開をはかり、 「農業と地域に貢献できる地 域金融機関」として、より「便利」でより「安心」なJAバンクをめざします。この目標の達 成に向け、信頼されるJAを徹底的に追求した活動を展開し、収益力の向上と顧客基盤の拡充 をはかるとともに、事業推進体制の強化に取組みます。 ◇ 共済事業部門 JA共済は、地域に根ざした農業協同組合の共済事業として、組合員等利用者一人ひとりの ライフサイクルやライフスタイルに応じた「ひと・いえ・くるま」の生活総合保障を提供し、 地域における満足度・利用度 NO.1 をめざします。 3.経営管理体制 ◇ 経営執行体制 当JAは農業者により組織された協同組合であり、正組合員の代表者で構成される「総代会」 の決定事項を踏まえ、総代会において選出された理事により構成される「理事会」が業務執行 を行なっています。また、総代会で選任された監事が理事会の決定や理事の業務執行全般の監 査を行なっています。 組合の業務執行を行なう理事には、女性の社会参画の観点から女性理事の登用(平成 20 年 度より)を行なっています。また、信用事業については専任担当の理事を置くとともに、農業 協同組合法第 30 条に規定する常勤監事及び員外監事を設置し、ガバナンスの強化をはかって います。 ‐2‐ Ⅱ.事業の 事業の概況 我が国の経済は、安倍政権によるアベノミクス提唱以降の金融政策のもと株高・円安が進み、景 気回復の傾向にあるものの、一連の政策が最終消費につながるまでにはもう少し時間が必要とみら れています。今春の消費税増税が景気にどのような影響をおよぼすのか、国内景気の先行きは依然 として不透明であるといえます。 農業を取巻く情勢については、TPP(環太平洋連携協定)参加に向けた代表者協議が続けられ ており、日本が主張する「国内主要作物の5品目を関税撤廃の例外とすること」などの諸条件を盛 り込むことができるのか懸念されるところです。TPPへの参加交渉の結果次第では、農畜産物を 含めた輸入品への関税撤廃だけでなく、今後国内就農者の減少や食の安全性の崩壊をまねく恐れも あり、JAグループでは今後の状況を注視するとともに、断固反対の運動を展開してまいります。 当JA管内の農業では、主要作物である水稲は作況指数 101 と、概ね良好な収量となりました。 残念ながら「お米日本一コンテスト in しずおか 2013」での県知事賞受賞はかないませんでしたが、 全国各地で行なわれたお米コンテストにおいて入賞を果たし、 「ごてんばこしひかり」の食味、品 質の高さが認められています。平成 26 年 2 月の 2 回にわたる大雪は、出荷のピークを目前に控え た水かけ菜に甚大な被害を与えただけでなく、農業施設にも多大な損害をもたらしました。直ちに 雪害対策本部を設置し、県・市・町等に対して緊急支援要請を行ない、倒壊したハウスの撤去・修 繕及び再建費用の助成を促すなど農家救済につとめました。 平成 25 年度の事業においては、富士山の世界文化遺産登録を記念した各種キャンペーンを実施 し、貯金事業は前年対比・計画対比で増加しましたが、貸出金事業は前年対比・計画対比ともに減 少となりました。共済事業では新規契約高は計画を上回ったものの、長期共済保有高は前年対比を 下回りました。 設備・施設の面では、小山地区の農業・経済の新しい拠点として、老朽化した小山支店を新装オ ープンしました。 1.指導事業 「売れる米づくり」を基本戦略として「ごてんばこしひかり」の食味及び品質向上のため、米ぬ か使用による土づくりと栽培履歴や生育調査報告書に基づく診断書を活用した栽培指導を行ない ました。また、「売れる野菜づくり」として、A品率の向上による品質向上と安定供給をはかると ともに、食の安全・安心対策として農薬の適正使用の啓蒙と栽培履歴記帳の徹底、水田振興作物と してキャベツ栽培の振興を行ないました。 農業労災保険の加入については、農業者の農作業時の事故の補償に備え、労災保険料として指定 農業機械従事者 26 名 363,593 円、個人事業主 2 名 63,010 円を受入れ、全額納付しました。 (1) 営農 ・水稲の作柄については天候にも恵まれ、コシヒカリの特A比率は 74.6%(カントリーエレベータ ー出荷分を除く。 )となり、前年の 73.3%を上回りました。また、うるち米1等比率は 97.0%と 高水準を維持しています。 ・水稲の食味及び品質の向上と作期拡大をめざし、品種・肥料・農薬の試験を実施しました。肥料・ 農薬では、省力化・低コスト化に向けた試験を行ない、試験結果を基に平成 26 年度早期予約注 文より新たな農薬を導入しました。 ・ふれあい市・フレッシュハウスについては、A品率向上による品質アップと安定供給をはかるた め、トマト・キュウリ・ジャガイモ・根深ネギなど作物別研究会、講習会及び現地勉強会を開催 し、作付・管理指導を行ないました。 ・新たな特産品の開発をめざしたヤマゴボウの発芽対策への取組みも 3 年目となり、24 名の研究 会員が栽培に取組みました。 ・営農支援では、ふれあい市・フレッシュハウス会員、野菜研究会員を対象にハウス建設支援事業、 鳥獣被害対策支援事業を実施し、合わせて 14 件 2,366 千円の助成を行ない、安定的な供給体制 の構築をはかりました。また、営農経済渉外(TAC)による営農情報提供を行なうとともに、 ‐3‐ 適切なアドバイスができるよう営農だよりによる勉強会を実施しました。営農だよりによる組合 員への情報提供として、野菜版のほか水稲版を月 2 回 13 号を発行しました。 ・食の安全・安心対策として、農薬の適正使用の啓蒙及び栽培履歴記帳の徹底をはかるとともに、 土壌農薬分析センターでは年間を通じて定期的な検査を実施しました。また、管内農畜産物の放 射性物質への対応は、静岡県農畜産物の放射性物質検査計画による公表結果と当JAによる自主 検査結果に基づき、施設の稼働・集荷、販売を行ないました。 ・食料自給力向上運動として、キャベツ・ブロッコリー苗を正組合員へ無償配付し、自家菜園コン テストを開催しました。 ・消費拡大のため、地場産野菜の学校給食への提供を行ないました。 ・農業大学校では営農アドバイザー2 名を迎え、より実践的な現地講習により新たな担い手育成を はかりました。 ・農業機械利用事業では、畦塗機・堆肥散布機を新たに導入し、担い手・受託農家に対し利用促進 をはかりました。 (2) 農産 ・平成 25 年産米の集荷数は 36,147.0 俵、前年対比 115.9%となりました。 ・直販米数は 12,583.5 俵、前年対比 79.4%となりました。 ・トマト農家への新規就農支援として栽培技術及び計画指導・販路開拓を行ないました。 (3) 畜産 ・畜産センター構想により、経済連と提携し事業を展開しています。原材料価格の高騰により配合 飼料価格が上昇し、畜産経営には厳しい状況が続いています。 (4) 生活文化 ・食と農の大切さを伝える取組み、助け合い活動と豊かな地域づくりの取組み及び多様な組織活動 と仲間づくりの取組みを行ないました。 ・地場産品を使用した料理・加工教室、料理講習会を通して地産地消に取組み、食と農の大切さを 学ぶとともに伝承料理の継承をはかりました。 ・福祉活動として、オレンジの会が中心となり、ミニデイサービスを年間 27 回実施し、延べ 743 名の高齢者が生きがいづくりと仲間づくりを行ないました。 ・女性部稲穂会を中心に、農業後継者へのパートナー紹介や出会いの場として、JA御殿場婚活パ ーティーを企画・実施し 30 名の参加がありました。 ・JA運動を支える組合員加入促進運動を展開し、正・准組合員の加入促進に取組んだ結果、458 名の増加となりました。また、新規加入組合員を対象に「新規加入組合員のつどい」を開催し、 JA事業紹介と事業への参加・参画を呼びかけました。 ・教育文化活動として、 「家の光」の普及と記事活用の取組みを行ないました。 (5) 教育情報 ・青壮年部では、管内 11 小学校の 5 年生を対象にした食農教育活動「体験・米米クラブ」を実施 し、田植え・稲刈り・収穫までの農業体験を通じて食の大切さや農の役割について理解の促進を はかりました。 ・管内の小学生親子(29 家族 99 名)を対象に地元高校生ボランティアの協力も得て「親子あぐり 教室」を 8 回開催し、収穫食材で収穫祭を行なうなど、実地体験による食農教育を進めました。 (6) 広報活動 ・広報誌「あぐりーん」 「IZUMI」を発行し、身近な話題、組合員組織や地域に密着した活動、 ‐4‐ 農業を取巻く環境問題について紹介しました。 ・ホームページの適宜な更新や動画の導入などにより発信力を高め、当組合の活動を広く全国に向 けて紹介しました。 2.信用事業 貯金においては、役席・渉外・窓口による支店全体での個人貯金の増強につとめるとともに、キ ャンペーン賞品に農産物を取入れ農協らしさをアピールし、他金融機関との差別化をはかりました。 店舗美化や接遇向上に力を入れ顧客の目線に立った接客につとめ、富士岡・北郷支店をモデル店 舗に選定し専門講師の指導のもと、笑顔で対応する店舗づくりにつとめました。 年金受給者や福祉クラブ会員に「フラガールツアー」や、日帰りの「葛飾・柴又ツアー」 、 「千葉 房総グルメツアー」を企画し、好評をいただきました。 新東名対策では用地補償説明会・契約相談会及び確定申告相談会を開催し、地権者への情報提供 につとめました。 融資では住宅関連資金や賃貸住宅資金が伸び悩み、また他金融機関からの借換え攻勢なども残高 に影響し年度計画を下回りました。農業関連資金は年間を通して需要が乏しく、認定農業者への定 期的訪問を継続しましたが、農業資金残高は減少しました。 結果、貯金残高は 2,200.8 億円となり、前年対比 101.9%、計画対比 101.2%となりました。貸 出金は 617.7 億円と前年対比 99.9%、計画対比 98.9%となりました。 有価証券は収益を意識し、安全かつ安定した収益確保につとめた結果、有価証券収益は大幅に向 上しました。 (1) 貯金 ・夏・冬の個人貯金増強運動及び富士山世界文化遺産登録記念キャンペーンを展開し、渉外を中心 にニューマネー、ボーナス及びJAカード等の獲得に取組み、取引基盤の拡充をはかりました。 ・各支店の窓口では、オレオレ詐欺撲滅運動に協賛し高齢者への注意喚起を促しました ・職員の年金知識向上のため外部講師による研修会を行なうとともに年金相談会を開催しました。 (2) 貸出金 ・公共関連資金は伸長したものの、住宅関連資金及び賃貸住宅建設資金が伸び悩み、年度計画を下 回りました。 ・マイカーローンは若者を意識したインターネット申込の強化など、安定した獲得をはかりました が、前年比 97.8%と伸び悩みました。 ・不良債権処理検討委員会の方針に基づいた不良債権の整理・回収につとめましたが、不良債権比 率は前年と同じ 2.42%となりました。 3.共済事業 3Q訪問活動に取組み、コンプライアンスを遵守したなかで、加入内容の説明や保障継続、保障 見直しの提案といった「あんしんチェック」の実施や未加入者への推進により、契約者の増加や保 障の充実につとめるとともに、組合員・利用者の保障ニーズへの対応を行ないました。 事業推進において未加入世帯推進を強化し、生命共済では新医療共済の加入増加がみられました。 長期共済新契約高では、目標 500 億円に対し 107.8%の 539.4 億円となりましたが、長期共済期末 保有高は市場の縮小の影響もあり、前年対比 98.6%の 5,741.9 億円となりました。 各支店に電子引受システム「カインズ 12」を導入し、事務の軽減及び引受日数の短縮をはかり、 契約者への迅速な支払いにつとめました。 事故時の対応については、初期対応の充実、経過報告の迅速化、解決へのスムーズな案内につと めました。また、自賠責共済代理店の増加をはかるなど、自動車・自賠責共済の契約獲得に取組み ました。 加入者の健康管理の一環として毎年実施している「人間ドック」は 408 名の参加を受けました。 全共連静岡県本部主催の書道・絵画ポスターコンクールに管内 24 の小中学校から 822 点の応募 ‐5‐ をいただき、農協祭において紹介展示しました。 4.購買事業 組合員・地域住民とのつながりを強化するため、営農経済渉外(TAC)を任命し、他部署との 情報の共有と連携のもと、組合員の要望や意見の集約と提案活動を行ないました。 展示会においてはファッションふれあい広場・農業資材展示会を年2回開催し、幅広い組合員・ 地域住民の需要に対応しました。 発生が危惧される南海トラフ地震など自然災害への防災対策として、農協祭で防災用品の展示・ 提案を行ないました。 (1) 生産購買 ・営農経済渉外(TAC)による月 80 件の訪問活動を展開し、組合員とのつながりの強化・充実 をはかりました。 ・予約購買を継続的に実施し、安価で環境にやさしい農業資材の提供を行ないました。また、消費 税増税への対策として、平成 26 年度早期予約注文のうち 5 月までに使用する稲作用の肥料につ いて 3 月中に納品を行ない、組合員のコスト削減に寄与しました。 ・青壮年部との意見交換会での要望に対応するため、肥料等の早期予約注文の精算方法を 6・10 月の年 2 回払いから 10 月の年 1 回払いへと見直しました。平成 26 年度より実施となります。 ・農機具センターでは、定期的にミニイベントを開催し、米冷蔵庫のキャンペーンは好評でした。 ・農機具の点検整備巡回や展示会の実施により、安全管理や時代に即した機種の普及をしました。 (2) 生活購買 ・イベント購買やJAギフトの推進を通じ、組合員、地域住民とのつながりを強化しました。 5.販売事業 「ごてんばこしひかり」については、年度当初は平成 24 年産米の高価格が災いし販売が伸びず、 米余りの状況となり販売に苦戦しましたが、JA直販米を中心に販売を強化し、販売促進をはかり ました。 米の販売環境は厳しさを増す中で、食味による差別化をすすめ、 「エコ栽培米」を中心に地元米 穀店、個人向け、イベント等で販売しました。 「売れる野菜づくり」では、栽培・販売計画に基づいてAコープや学校給食、地元レストランに 出荷し、完売することができました。 新規就農したトマト農家に対しては、生産指導に加え、フレッシュハウスなどへの販路開拓支援 を行ないました。 (1) 農産物 ・うるち米は、出荷契約数量 29,557.5 俵に対し 104.1%の 30,764.0 俵の集荷実績でした。うち、 「ごてんばこしひかり」は 30,071.5 俵で、食味値による分別集荷を実施しました。 ・米の相場が下落し、概算金につきましては前年度に比べ1等米で1俵あたり 1,980 円安い 12,060 円での精算となりました。 ・もち米は、4,137.5 俵の出荷契約数量に対し 130.1%の 5,383.0 俵を集荷しました。 ・ふれあい市・フレッシュハウスについては、北郷「みくりやの郷」 、印野「樹空の森」 ・須走「道 の駅」 ・フレッシュハウス 3 店舗を中心に、地産地消の拠点として販売拡大につとめました。 ・そば一戸栽培運動も 11 年目になり、28.1haで作付けされ、4.5 トンの収穫がありました。 ・水田活用に取組み、麦は 17.6 トン、大豆は 7.0 トンの集荷をしました。集荷された大豆を使用し た納豆への加工に取組み、御殿場市の協力を受け学校給食へと出荷することができました。 ‐6‐ (2) 畜産物 ・生乳については、生産額は前年対比 99.3%の 218,964 千円となりました。 ・特産品の「金華豚」は 220 頭で金華肉、金華ハム、ソーセージとして販売しました。 6.加工事業 (1) 茶加工センター 茶加工センター ・4 月の遅霜の影響で新芽の枯死があり、件数・収量とも激減し、受付件数 730 件、受入収量は前 年対比 65.8%の 28,745 ㎏となりました。 (2) 農産物加工センター 農産物加工センター ・平成 25 年度の水かけ菜漬は天候に恵まれたことで出荷量が増えたものの、本年2月中旬の大雪 は出荷ピーク直前の水かけ菜に大きな被害をもたらし、平成 26 年度の集荷量は激減する見通し です。 ・お茶の窒素充填は、554 件で 5,890 ㎏の取扱いをしました。 (3) 地場産品直売店 ・地場産・県内産農産物を中心に販売し、取扱高は前年並みの 19,379 千円となりました。 (4) そば処 そば処 ・地産地消、地元食文化の発信拠点として、地場産そば粉を使用した「みくりやそば」を提供して います。世界文化遺産登録以降の富士山人気の上昇とともに来客数・取扱高も順調に推移し、来 客数では前年より 287 人多い 32,034 人にご来店いただき、 取扱高は 26,666 千円となりました。 7.利用事業 (1) 水稲種苗センター 水稲種苗センター ・水稲育苗は、73,942 枚の苗を提供しました。 ・種子籾は、種子籾生産組合により契約栽培面積 17.8ha で 70.3 トンの優良種子を生産しました。 (2) カントリーエレベーター ・高付加価値米「エコ栽培米」の全量集荷の開始により集荷量が増加し、前年対比 116.4%の約 932.7 トンの生籾コシヒカリを受入れました。 (3) ライスセンター ・もち、うるち米合わせて 322 件、186.1 トンの生籾を受付け、良質米に乾燥調整しました。 (4) 理容・ 理容・コイン精米機他 コイン精米機他 ・組合員・利用者に利便性を提供した結果、理容事業を中心に 6,371 千円の取扱いでした。 8.宅地等供給事業 組合員の資産保全と土地の有効活用を目的に事業を展開していますが、賃貸物件については、供 給過剰により入居者の確保が厳しい状況が続いております。 入居斡旋については、インターネットHPの動画や土日営業、仲介手数料・礼金なしキャンペー ンによる積極的な物件紹介につとめ、入居率向上につなげました。また、オーナーに対しリフォー ムの提案を行ない競争力の強化をはかりました。 各支店で総合電算確定申告「Web簿記」指導を実施し、所得税等の確定申告相談を 1,295 件受 付け、正確な記帳につとめました。また、農家組合員への営農・経営支援として、らくらくWeb 簿記農家経営支援システムへの加入推進を行ないました。 新東名高速道路用地収用にかかる税務研修会を開催したほか、代替地に関する情報収集及び現地 確認、売買の仲介を行ないました。 ‐7‐ 9.旅行事業 一般募集旅行として、長野県「横谷峡温泉1泊2日の旅」及び 2 回の観劇ツアーを開催すること ができました。また、団体・グループの旅行獲得に力を入れた結果、利用者は前年より 912 名多い 7,613 名となりましたが、取扱高は前年より 8,010 千円少ない 152,846 千円に止まりました。 10. 10.英語教室 国際化社会に対応できる英語力の育成をめざし、小中学生を対象にした英語教室を開校していま す。JA英語教室独自の補助教材を作成するなど、質の高い授業を行ないました。 11. 11.簡易郵便局 簡易郵便局 竈、原里、印野の3支店の簡易郵便局で 6,929 千円の手数料となりました。 12.単体自己資本比率 平成26年 2 月末のBIS規制に基づく自己資本比率は、利益準備金や積立金等の内部留保につ とめてきた結果、26.48%と早期是正措置の基準である4%を大きく上回っています。 Ⅱ.組合が 組合が対処すべき 対処すべき重要 すべき重要な 重要な課題 TPP(環太平洋連携協定)参加に向け各国との代表者協議が続けられておりますが、我が国の 主張が通らず、農畜産物に係る関税が撤廃された場合、農産物輸出大国からの農産物により、我が 国の農業は壊滅的な打撃を受ける恐れがあります。我が国の農業、ひいては私たちの食と暮らしを 守るため、断固反対の運動を継続してまいります。 農業経営の安定をはかるためには農業所得の向上が不可欠であり、引き続き「売れる米づくり」 「売れる野菜づくり」を推し進めます。「売れる米づくり」では、食味・品質の向上及び均一化を めざした栽培指導を行なうとともに、栽培履歴記帳の徹底や土壌農薬分析の実施等により、安全・ 安心の向上にも取組み、他産地との差別化をはかります。 また、「売れる野菜づくり」では、野菜専門指導員の養成や現地栽培指導の充実により野菜のA 品率の向上、年間を通しての安定供給の確保及び販路拡大による農業所得の向上をはかります。 高齢化による組合員数の減少が懸念され、次世代及び農業後継者、女性・准組合員の加入促進に よる組織基盤の強化をはかります。 組合員や利用者から信頼され続けるJAであるために、健全な経営基盤の維持とコンプライアン ス態勢の充実・職員の資質向上及び不良債権の圧縮などリスク管理体制の強化につとめます。 ‐8‐ 事業活動の 事業活動のトピックス( トピックス(平成 25 年度) 年度) 3月 6月 1 5 6 6・13 8 9・10 12 13 14~25 15 15 15 18 19 22 22 25 26 27 28 29 4月 4~8 10 10 棚卸実査 第 51 回部農会長大会 年金・ローン相談会(富士岡) ミニデイサービス 監事会(役員の選任ほか) JA御殿場春まつり・農機展示会 クッキングフェスタ 第 51 回青壮年部総会 下期定期監事監査 稲穂会総会 ALM委員会 コンプライアンス委員会 指導経済委員会 組合員ゴルフ大会 第 17 回オレンジの会総会 第 10 回農業大学校開校式 第 50 回女性部総会 監 事 会 ( 平 成 24 年 度 下 期 監 事 監 査 講 評 ほ か ) 平成 24 年度下期監事監査講評 定例理事会(平成 24 年度決算状況ほか) 水稲育苗センター火入れ式 24 26 JA全国監査機構 決算監査 年金・ローン相談会(中央) 静岡県信連民俗芸能振興基金助成 金贈呈式(吾妻神社) 第 10 回特別栽培米出荷組合総会 ミニデイサービス 部農会長代表者協議会 不良債権処理検討委員会 第 13 回ふれあい市・フレッシュハ ウス連絡協議会総会 監事会(監査報告書ほか) 定例理事会(監査報告・平成 24 年度決算承認ほか) 7 8 8 9 11 14~16 15 15 18・19 23 23 24~26 27 29 茶加工センター火入れ式 総務金融・指導経済合同委員会 年金・ローン相談会(須走) 伊勢神宮奉納米お田植え式 親子あぐり教室 地区別総代・部農会長会議 ALM委員会 ミニデイサービス 県下統一住宅ローン相談会 第 51 回通常総代会 臨時理事会・臨時監事会 ふれあい広場サマーコレクション TPP反対街宣活動 定例理事会(業務報告書の承認ほか) 12 17 22 24 24 5月 4 5 7 8 10 11 11 12・26 18 19 25・26 27 27 7月 2・3 3・17 8 10 10 13 13・14 14 17 23~30 29 30 8月 1 2~3 5 7~8 7・21 8 12 13 14 14 14 15 17・18 20~23 21 22 24 26~28 29 29 30 31 31 ‐9‐ 年金・ローン相談会(玉穂) 第 47 回北駿産米改良推進協議会総会 総務金融委員会 親子あぐり教室 第 35 回生活学校開講式 第 12 回福祉クラブグラウンドゴルフ大会 資産保全管理部会総会・税務相談セミナー ミニデイサービス 部農会長代表者協議会 農住部会総会・税務相談セミナー 福祉クラブ旅行(浅草) 定例理事会(ディスクロージャー誌の承認ほか) 監事会(平成 25 年度監査担当表の変更ほか) 福祉クラブ旅行(浅草) ミニデイサービス 小山支店新築落成式・新装開店イベント コンプライアンス委員会 年金・ローン相談会(高根) 親子あぐり教室 JA御殿場夏まつり・農機具展示会 JA共済交通安全キャラバン 年金・ローン相談会(北郷) JA全国監査機構期中監査 定例理事会(資産自己査定基準の一部変更ほか) 組合員ゴルフ大会 役員・女性部意見交換会 部農会長視察研修(宇都宮) 親子食育セミナー 上期監事研修会 ミニデイサービス 役員・青壮年部意見交換会 指導経済委員会 第 29 回御殿場小山水かけ菜生産組合通常総会 部農会長代表者協議会 JA御殿場籾乾燥調整貯蔵施設運営委員会 年金・ローン相談会(小山) ALM委員会 県下統一ローン相談会 食料自給力向上運動(正組合員へ野菜苗の配付) 年金・ローン相談会(印野) 不良債権処理検討委員会 富士山クリーン作戦 福祉クラブ旅行(会津) 定 例 理 事 会 ( 第 37 回 農 協 祭 の 開 催 ほ か ) 監事会(上期監事監査打合せほか) カントリーエレベーター・ライスセンター火入れ式 平成 25 年度上期決算 親子あぐり教室 9月 1 4 4 11 13~25 18 25~26 26 26 28 30 10 月 2・16 3 8 9 9~18 10 17~18 19 19・20 21 21 23 24 24 25 25~27 26 28 29 30 11 月 6 6・13 10 12 19 20 23・24 25 27 27 28 28~ 1/29 12 月 棚卸実査 年金・ローン相談会(原里) ミニデイサービス 年金・ローン相談会(東) 上期監事監査 相続相談セミナー 東部地区JA理事研修会 定 例 理 事 会 ( 平 成 25 年 度 上 半 期 決 算 の 承 認 ほ か ) 監事会(上期定期監事監査結果報告ほか) 親子あぐり教室 上期監事監査講評 ミニデイサービス JA御殿場本店防災訓練 伊勢神宮奉納米抜穂祭 年金・ローン相談会(新橋) 静岡県常例検査 コンプライアンス委員会 共同計算監査 親子あぐり教室 県下統一住宅ローン相談会 指導経済委員会 第 1 回米穀共同計算委員会 部農会長代表者協議会 定例理事会(任期満了に伴う役員の 選任と総代の選挙について) 監事会(平成 25 年度上期監事監査報告書ほか) 静岡県常例検査講評 ふれあい広場オータムコレクション 御殿場コシヒカリラガーパーティー 農協祭実行委員会 JA御殿場食の安全・安心緊急対策委員会 第 13 回福祉クラブグラウンドゴルフ大会 年金・ローン相談会(神山) ミニデイサービス 親子あぐり教室 ALM委員会 相続相談セミナー 総務金融委員会 第 37 回農協祭 不良債権処理検討委員会 定例理事会(決算にかかる期中監査 改善指示書への回答についてほか) 監事会 組合員ゴルフ大会 共済人間ドック受診サービス実施 2 4 4~6 5 7 9 11 18 25 TPP反対街宣活動 年金・ローン相談会(竃) 廃棄プラスチック回収事業実施 第 50 回女性部発表大会 親子あぐり教室 総務金融・指導経済合同委員会 部農会長代表者協議会 オレンジの会 クリスマス会 定例理事会(JA御殿場協同サービ ス㈱への転籍について) 1月 8 15 15 15 15 16 17~19 17~ 2/2 22 23~31 25 27 29 29 関係機関新年挨拶会 役職員発表大会 第 57 回静岡県女性部発表大会東部地区予選会 年金・ローン相談会(御殿場) 年金制度改正セミナー 平成 26 年度部農会長代表者協議 会・正副代表者会議 JA御殿場農機具展示会 びな人形展示会 オレンジの会新春祝賀会 福祉クラブ旅行(房総半島) 新規加入組合員の集い 第 63 回静岡県青年の主張発表大会 東部地区予選会 定例理事会(平成 26 年度内部監査計画ほか) 監事会(平成 26 年度監事監査計画ほか) 2月 4 5 5 6 10~ 3/12 12 15・16 17 17~24 18 19 21 21 21 25 27 27 28 28 28~ 3/ 1 6 ‐10‐ 役員・女性部意見交換会 ミニデイサービス 年金・ローン相談会(足柄) 下期監事研修会 所得税確定申告相談会 第 57 回静岡県JA女性部発表大会 県下統一ローン相談会 第 63 回静岡県JA青年の主張発表大会 地区別営農座談会 第 10 回農業大学校修了式 第 56 回全国家の光大会 総務金融・指導経済合同委員会 第 2 回米穀共同計算委員会 職員自主点検(コンプライアンス) 第 35 回生活学校閉講式 定例理事会(次期 3 か年計画及び 平成 26 年度事業計画ほか) 監事会(平成 25 年度下期監事監査日程ほか) 平成 25 年度決算 JA全国監査機構実査 五月人形展示会 Ⅲ. 地域・ 地域・文化への 文化への貢献 への貢献と 貢献と農業振興 1.地域貢献情報 JAは、農業者を中心に地域の皆さまが組合員となって、お互いに助け合い、お互いに発展し ていくことを共通の理念として運営される協同組織であり、農業・地域の活性化に資する地域金 融機関をめざしています。 また、皆さまからお預かりした貯金等の資金は、資金を必要とする組合員や地域の皆さまなど にご融資し、農業、事業や暮らしのお手伝いをさせていただいております。 JAは金融ばかりでなく総合的に事業活動をしています。また、農業や助け合い活動に加え、3 か年計画に基づく「1支店1協同活動」をはじめとした活動の実践により、農業を中心として地 域とともに発展する「農業を主軸とした地域協同組合」をめざし、次のように地域社会・文化へ の貢献につとめています。 地域貢献活動 ◇ JA御殿場女性部では、高齢者に対する活動に取組むため、ホームヘルパー資格取得者によ る「オレンジの会」を組織して、 『ミニディサービス』など各種の活動を行なっています。 ◇ 管内に居住する 60 歳以上の福祉クラブ会員の皆さんを対象に、健康増進並びに仲間づくりに 取組んでいます。健康増進のグラウンドゴルフ大会や、交流の場として親睦旅行などを行なっ ています。 エー・イー・ディー ◇ A E D (自動体外式除細動器)を本店及び各支店・Aコープ・給油所などへ 29 台設置し ています。このAEDは、突然の心停止を起こして倒れた人を、そこにいる人たちがその場で 使って倒れた人の命を救うことができる器械です。 ◇ 環境保全活動としてJA御殿場女性部・青壮年部・役職員会合同で富士山クリーン作戦に参 加しています。 ◇ 年間を通して交通安全運動に積極的に参加しています。また、御殿場市・小山町や警察署に 協力し、約 100 台の所有車輌を使用し地域安全パトロール隊として防犯啓発活動を行なってい ます。 ◇ 地域活性化のため、「富士娘コンテスト」「富士山太鼓祭り」「御殿場わらじ祭り」を応援 しています。 ◇ 地元消防団に、御殿場市で 31 名、小山町で 12 名の職員が団員として所属しており、御殿場 市・小山町より協力事業所として認定されました。また、地域の火防隊にも御殿場市で 12 名、 小山町で 1 名の職員が隊員として所属しており、地域防災に貢献しています。 ◇ 御殿場市ごみ減量大作戦実行店・事業所認定を受けています。 ◇ 古ビニールや使用済の肥料袋などの廃プラスチックを回収、リサイクル運動をすすめ地域環 境保全につとめています。 ◇ しずおか子育て優待カード事業に協賛し、優待カードをご提示いただいたお子様連れのお客 様に対し、各種特典をご用意しています。未来の地域を支える子供たち、その「社会の宝」を 守り、育てている親たちを地域全体で支える< <子育て 子育て支援事業> 支援事業>をJA御殿場は応援しています。 ◇ 月に 1 度の本店周辺道路等の清掃活動のほか、各支店にて独自の地域貢献活動を行なってい ます。 ◇ 地元警察署と協力し、年金受給日に全支店にて「振り込め詐欺撲滅運動」を行なっています。 ‐11‐ 社会貢献活動 ◇ エコキャップを回収し、平成 25 年度はエコキャップ推進協会を通じて約 460 人分のポリオ ワクチンを寄付いたしました。 ◇ 東日本大震災の復興支援として平成 23 年 7 月と 10 月に岩手県陸前高田市、平成 24 年 6 月 に宮城県仙台市、平成 25 年 6 月に岩手県山田町へと職員を派遣し、瓦礫撤去や水路の掘り起 こし、畑の整備作業などを行ないました。また、緊急支援物資として「ごてんばこしひかり」 を送りました。 ◇ 日本赤十字社の献血運動に協力し、平成 25 年度は 115 名を受付けました。静岡県献血推進 大会において献血功労賞を受賞いたしました。 地域密着型金融への 地域密着型金融への取組 への取組み 取組み ◇ 経営所得安定対策交付金制度等の農業政策に対し、農家訪問による申請手続き支援を行ない ました。 ◇ 認定農業者への定期的な訪問を行ない、農業資金の紹介等を行ないました。新規就農者への 施設建設資金の融資のほか、栽培技術・販売支援を行なっています。 ‐12‐ 2.農業振興活動 JAは、農業に基盤をおいた協同組織です。農業は地域の重要な産業であり、JAは地域農業の 振興のため次のような事業・活動を展開しています。また地域環境、青少年の教育などにも農業は 有益と考えており、農家の組合員とともに地域の皆さまが農業とふれあう機会を提供しています。 農協祭 農業の良さを多くの人々に理解していただくため、また地域の皆さまへの感謝を込めて農協祭を 毎年開催しています。 地域農畜産物の紹介と組合員、地域住民の「ふれあいの場」 「生活文化活動の場」としての農協 祭は 37 回を数え、農産物品評会、女性部クラブ員による作品展、小中学生の書道・ポスター展、 福祉クラブの作品展、地元産のもち米「峰の雪もち」を利用した「もちまき」などを実施しました。 地域の秋の恒例行事として定着し、地域商工業団体の共催をうけ、盛大に開催することができま した。 農業振興支援事業 担い手の事業拡大等への支援として、ハウス建設費等経費の一部助成や農業機械のレンタル事業 を行なっています。 ◇ 食農教育の一環としてJA御殿場女性部・青壮年部の協力のもと、共同栽培した作物を使用 しての料理教室や農業体験等、管内小学校を中心に活動を行なっています。 ◇ 親子あぐり教室・農業大学校・水かけ菜オーナー制度等、地域内外の非農家の方を中心に農 業体験の場を提供しています。それぞれの農業体験により新規就農者の育成や体験者へ農業へ の理解と食育をはかっています。 ◇ 地元農家と消費者とを結ぶふれあい市・フレッシュハウスを開設し、地産地消による地元の 新鮮な農産物を提供しています。加えて富士岡支店の女性部施設「かあちゃん」では当JA特 産品の「ごてんばこしひかり」を使用した米粉パンを提供しています。また、御殿場市印野の 、及び小山町須走の道の駅「すばし 「御殿場市富士山交流センター(通称名 : 富士山 樹空の森)」 り」への地場農畜産物直売所の出店支援を行なうなど、食の安全・安心、地産地消を推進して います。 ◇ 管内の食料自給力向上運動の取組みとして、正組合員に野菜苗の無償配付を行ないました。 ◇ 管内特産品である「ごてんばこしひかり」 、「水かけ菜」 、 「わさび」等の拡販につとめていま す。また、食農教育の一環として学校給食に地元産の食材を提供しています。 ◇ 管内酪農家 9 戸から出荷された生乳から「乳しぼり」が生産され、小中学校の給食での飲用、 Aコープ・地場産品直売店で販売されています。 ◇ 水かけ菜、そばや大豆など、休耕田を利用し作付けを行なうことで、田畑の荒廃を防ぐとと もに、景観美化への取組みを行なっています。収穫された大豆を納豆へと加工し、学校給食へ 提供いたしました。 ‐13‐ Ⅳ.コンプライアンス・ コンプライアンス・リスク管理 リスク管理への 管理への取 への取り組み 1.コンプライアンス( コンプライアンス(法令遵守) 法令遵守)への取 への取り組み コンプライアンスとは、企業が企業活動を行なうに際して、関係法令等を厳格に遵守することを はじめ、社会規範を全うすることをいいます。 〔コンプライアンス基本方針〕 当JAは、金融機関の一員として、その社会的責任を果たし、皆さまが安心してご利用できる よう、法令等を遵守し、透明性の高い経営を行なうことが重要と考えています。そのため、役職 員にコンプライアンスの意識づけを徹底し、次のとおりコンプライアンス態勢の確立につとめて います。 〔コンプライアンス運営態勢〕 ・常勤理事及び室部長で構成するコンプライアンス委員会を設置し、コンプライアンス委員会を 中心とする内部管理体制を構築するとともに、全役職員に守るべき法令や規範を解説した「コ ンプライアンス・マニュアル」を配布し、研修会等を通じて役職員のコンプライアンス意識の 高揚につとめています。 ・コンプライアンスプログラムを毎年度策定し、統括部署がその進捗管理を行なっています。 ・利益相反行為、その他重要な取引については、その都度理事会に付議する等、理事に課せられ た忠実義務、善管注意義務を遵守するため、理事相互間のけん制を徹底しています。 ・監事 6 名を置き、理事会に出席するとともに、半期ごとに全事業所を対象に厳正な監査を実施 し、理事の業務執行の妥当性、適法性を監視しています。また、監事のなかに常勤監事、員外 監事を置き、監査の充実につとめています。 ・事業ごとに、法令等に準拠した詳細な事務マニュアルを作成し、研修会等を通じて、担当職員 にその遵守を徹底しています。 ・賞罰委員会を設置し、法令違反には厳しく対処する体制を整備しています。 ・組合員・利用者の皆さまの声を真摯に捉え、前向きに事業に反映するため、相談・苦情窓口の 「苦情等受付窓口」を設置しています。 2.リスク管理 リスク管理への 管理への取 への取り組み 当JAでは、経営上発生する可能性のある各種リスクに対応するため、次のとおりリスク管理に つとめています。 ① 信用リスク管理 信用リスクとは、融資先等の経営悪化等により、融資した資金の元本ないし利子の回収が困 難となり、損失を被るリスクを指します。 当JAでは、本店に独立した審査部署を設置し、審査体制の充実をはかるとともに、月次の 延滞管理、本店ヒアリングの実施等を通じ、債務者の状況変化に早期に対応できる体制を確立 しています。また、大口の債務者については、定期的に理事会に経営状況を報告し、重要な個 別案件については理事会で対応方針を決定しています。 さらに、厳正な資産自己査定を実施し、十分な償却・引き当てにより財務の健全化につとめ ています。 ‐14‐ ② 市場リスク管理 市場リスクとは、金利、為替、有価証券等の様々な市場のリスク・ファクターの変動により、 資産の価値が変動し損失を被るリスクや資産・負債から生み出される収益が変動し損失を被る リスクのことです。主に金利リスク、価格変動リスクなどをいいます。金利リスクとは、金利 変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利又は期間のミスマッチが存在している中で 金利が変動することにより、利益が低下ないし損失を被るリスクをいいます。また、価格変動 リスクとは、有価証券等の価格の変動に伴って資産価格が減少するリスクのことです。 当JAでは、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールするこ とにより、収益化及び財務の安定化をはかっています。このため、財務の健全性維持と収益力 強化とのバランスを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金 融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築につとめています。 とりわけ、有価証券運用については、一定のルールを設定し、理事会において運用方針を定 めるとともに、経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、状況に応じた意思決定を 行なっています。運用の結果については、運用部門以外のリスク管理部門が常時チェックし、 定期的に理事会等に報告しています。 ③ 流動性リスク管理 流動性リスクとは、運用と調達のミスマッチや予期せぬ資金の流出により、必要な資金確保 が困難になる、又は通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることにより損失 を被るリスク(資金繰りリスク)及び市場の混乱等により市場において取引ができないため、 通常よりも著しく不利な価格での取引を余儀なくされることにより損失を被るリスク(市場流 動性リスク)のことです。 当JAでは、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安 定的な流動性の確保につとめています。有価証券等も国債等の債券や上場株式に限る流動性の 高い商品に限定しています。また、余裕資金(調達資金の貯金と運用資金貸出金の差額)の一 定額以上を静岡県信連に預け入れ十分な支払資金を確保しています。 ④ オペレーショナル・リスク管理 オペレーショナル・リスクとは、業務の過程、役職員の活動もしくは、システムが不適切で あること又は外生的な事象により損失を被るリスクのことです。当JAでは、収益発生を意図 し能動的な要因により発生する信用リスクや市場リスク及び流動性リスク以外のリスクで、受 動的に発生する事務、システム、法務などについて事務処理や業務運営の過程において、損失 を被るリスクと定義しています。事務リスクなどについて、事務手続にかかる各種諸規程を理 事会で定め、その有効性について内部監査や監事監査の対象とするとともに、事故・事務ミス が発生した場合は速やかに状況を把握して理事会等に報告する体制を整備して、リスク発生後 の対応及び改善が迅速・正確に反映ができるようつとめています。 ⑤ 事務リスク管理 事務リスクとは、貯金や融資・為替などの取引に伴って発生する各種事務を適切に処理しな かったために生じる事故によって損失を被るリスクを指します。 当JAでは、電算化により事務処理の効率化をはかるとともに、階層別・業務別研修会を開 催し、事務処理の徹底及び精度向上につとめています。 さらに、内部監査による年1回以上の監査及び管理者による月次の店内検査の実施を通じ、 事故の未然防止並びに事務処理の正確性の検証を行なっています。 ⑥ システムリスク管理 システムリスクとは、災害やコンピュータ機器・通信回線の故障などによるコンピュータ・ システムの停止または誤作動、電算システムの不備によって損失を被るリスクを指します。 ‐15‐ 当JAでは端末機・ATM等自動化機器・回線等の保守管理を徹底するとともに、系統組織 と連携し、システムの運用には万全を期して取組んでおり、障害等に備え管理マニュアルを策 定しています。 3.内部監査体制 当JAでは、内部監査部門を事業推進部門から独立して設置し、経営全般にわたる管理及び各 部門の業務の遂行状況を、内部管理態勢の適切性と有効性の観点から検証・評価し、改善事項の 勧告などを通じて業務運営の適切性の維持・改善につとめています。 また、内部監査は、JAの本店・支店のすべてを対象とし、年度の内部監査計画に基づき実施し ています。監査結果は代表理事組合長及び監事に報告したのち被監査部門に通知され、定期的に被 監査部門の改善取組み状況をフォローアップしています。また、監査結果の概要を定期的に理事会 に報告することとしていますが、特に重要な事項については、直ちに理事会、代表理事組合長、監 事に報告し、速やかに適切な措置を講じています。 4.金融ADR 金融ADR制度 ADR制度への 制度への対応 への対応 ① 苦情処理措置の内容 当JAでは、苦情処理措置として、業務運営体制・内部規則等を整備のうえ、その内容をホー ムページ・チラシ等で公表するとともに、JAバンク相談所やJA共済連とも連携し、迅速かつ 適切な対応につとめ、苦情等の解決をはかります。 当JAの苦情等受付窓口( 電話:0550-84-4805 ) ( 年末年始・祝日を除く月~金 8:30~17:30 ) ② 紛争解決措置の内容 当JAでは、紛争解決措置として、次の外部機関を利用しています。 「信用事業」 静岡県弁護士会あっせん・仲裁センター(静岡県JAバンク相談所経由) の窓口または静岡県 JA バンク相談所(電話:054-284-9913)にお申出ください。 「共済事業」 (社)日本共済協会 共済相談所(電話:03-5368-5757) (財)自賠責保険・共済紛争処理機構(電話:本部 03-5296-5031) (財)日弁連交通事故相談センター(電話:本部 03-3581-4724) (財)交通事故紛争処理センター(電話:東京本部 03-3346-1756) 最寄りの連絡先については、上記または①の窓口にお問合せください。 ‐16‐ 5.金融商品の 金融商品の勧誘方針 当JAでは、金融商品販売法の規定に基づき下記の「勧誘方針」を定め、店頭にポスター を掲示し、職員研修を行なうなど、体制の整備につとめています。今後も商品やリスクの内 容について皆さまに十分ご理解いただけますよう、従来以上に職員教育につとめていきます。 金融商品の 金融商品の勧誘方針 当組合は、貯金・定期積金、共済その他の金融商品の販売等の勧誘にあたっ ては、次の事項を遵守し、組合員・利用者の皆さまに対して適正な勧誘を行い ます。 1.組合員・利用者の皆さまの商品利用目的ならびに知識、経験、財産の状況 および意向を考慮のうえ、適切な金融商品の勧誘と情報の提供を行います。 2.組合員・利用者の皆さまに対し、商品内容や当該商品のリスク内容など重 要な事項を十分に理解していただくよう努めます。 3.不確実な事項について断定的な判断を示したり、事実でない情報を提供す るなど、組合員・利用者の皆さまの誤解を招くような説明は行いません。 4.電話や訪問による勧誘は、組合員・利用者の皆さまのご都合に合わせて行 うよう努めます。 5.組合員・利用者の皆さまに対し、適切な勧誘が行えるよう役職員の研修の 充実に努めます。 6.販売・勧誘に関する組合員・利用者の皆様からのご質問やご照会について は、適切な対応に努めます。 平成 20 年 7 月 22 日 御殿場農業協同組合 ‐17‐ 6.個人情報保護方針 御殿場農業協同組合個人情報保護方針 御殿場農業協同組合個人情報保護方針 御 殿 場 農 業 協 同 組 合 代表理事組合長 芹沢 秋雄 (平成 17 年 3 月 22 日制定、平成 24 年 1 月 27 日最終改訂) 御殿場農業協同組合は、組合員・利用者等の皆様の個人情報を正しく取扱うことが当組合の事業活動の基 本であり社会的責務であることを認識し、以下の方法を遵守することを誓約します。 1. 関連法令等の遵守 当組合は、個人情報を適正に取扱うために、個人情報の保護に関する法律(以下「法」といいます。 ) その他、個人情報保護に関する関係諸法令および農林水産大臣をはじめ主務大臣のガイドライン等に 定められた義務を誠実に遵守します。 個人情報とは、法第2条第1項に規定する、生存する個人に関する情報で、特定の個人を識別でき るものをいい、以下も同様とします。 2. 利用目的 当組合は、利用目的をできる限り特定したうえ、あらかじめご本人の同意を得た場合および法令に より例外として扱われるべき場合を除き、その利用目的の達成に必要な範囲内でのみ個人情報を取扱 います。 ご本人とは、個人情報によって識別される特定の個人をいい、以下同様とします。 利用目的は、法令により例外として扱われるべき場合を除き、あらかじめ公表するか、取得後速や かにご本人に通知し、または公表します。ただし、ご本人から直接書面で取得する場合には、あらか じめ明示します。 3. 適正取得 当組合は、個人情報を取得する際、適正かつ適法な手段で取得します。 4. 安全管理措置 当組合は、取扱う個人データを利用目的の範囲内で正確・最新の内容に保つよう努め、また安全管 理のために必要・適切な措置を講じ従業者および委託先を適正に監督します。 個人データとは、法第2条第4項が規定する、個人情報データベース等(法第2条第2項)を構成 する個人情報をいい、以下同様とします。 5. 第三者提供の制限 当組合は、法令により例外として扱われるべき場合を除き、あらかじめご本人の同意を得ることな く、個人データを第三者に提供しません。 6. 機微(センシティブ)情報の取扱い 当組合は、ご本人の機微(センシティブ)情報(政治的見解、信教、労働組合への加盟、人種・民 族、門地・本籍地、保健医療等に関する情報)については、法令等に基づく場合や業務遂行上必要な 範囲においてご本人の同意をいただいた場合を除き、取得・利用・第三者提供はしません。 7. 開示・訂正等 当組合は、保有個人データにつき、法令に基づきご本人からの開示、訂正等に応じます。 保有個人データとは、法第2条第5項に規定するデータをいいます。 8. 苦情窓口 当組合は、取扱う個人情報につき、ご本人からの苦情に対し迅速かつ適切に取り組み、そのための 内部体制の整備に努めます。 9. 継続的改善 当組合は、取扱う個人情報について、適正な内部監査を実施するなどして、本保護方針の継続的な 改善に努めます。 なお、「個人情報保護法に基づく公表事項等に関するご案内」については当JAホームペ ージでご覧いただけます。 ホームページアドレス: http://www.ja-shizuoka.or.jp/gotemba/ ‐18‐ Ⅴ.当組合の 当組合の概況 1.組合の 組合の機構 平成26年度の機構図 (平成26年5月30日変更) コンプライアンス委員会・個人情報保護委員会・情報セキュリティ委員会 ALM委員会(総務企画部・金融部・融資部) ヘルプライン(ヘルプデスク:コンプライアンス統括部署) 監 査 室 監 常 査 支 課 富 店 士 岡 ( か あ ちゃ ん) 勤 総 合 企 画 課 神 山 監 経 営 管 理 課 竈 事 総 務 企 画 部 総 務 課 管 理 課 監 原 里 印 野 (富士山交流センター) 人 事 教 育 課 事 玉 広 報 課 経 理 課 御 会 穂 殿 場 (フレッシュハウス) 開 発 相 談 課 新 総 合 相 談 室 橋 (フレッシュハウス) 旅 行 セ ン ター 高 貯 金 推 進 課 組 総 理 代 代 表 表 理 合 代 新 東 名 対 策室 理 務 事 理 会 融 部 専 合 会 郷 年 金 課 足 柄 小 山 中 央 須 走 金 融 管 理 課 事 務 長 北 (みくりやの郷) 金 組 員 常 事 事 根 ( 理 容 所 ) 資 金 運 用 課 ロ ー ン セン ター 融 資 部 融 資 審 査 課 総 指 務 導 金 経 融 済 委 委 員 員 会 会 共 済 推 進 課 共 済 部 共 済 保 全 課 自 動 車 査 定課 営 農 企 画 課 常 営 農 課 営 農 経 済 部 理 事 農 産 課 組 織 課 経 済 課 農業機械事業センター J A 御殿場 協同 サー ビス ㈱ 機 構図 取 締 役 会 主 総 会 監 査 役 東 (フレッシュハウス) 務 株 (道の駅 すばしり) 代 表 取 締 常 役 社 長 締 務 取 業 務 管 理 課 営 業 課 部 L P ガ ス 課 役 給 店 ‐19‐ 油 所 舗 課 課 農 業 関連 施設 地場産品直 売店 そ ば 処 福 祉 セン ター あ ぐ り ー ん 配 送 セン ター 2.組合員の 組合員の状況 (単位 : 人) 資格区分 当年度 平成24年度末 加 入 平成25年度末 脱 退 正組合員数 4,814 199 138 4,875 准組合員数 8,954 646 249 9,351 13,768 845 387 14,226 合 計 当年度末組合員戸数(法人を除く) 11,780戸 3.役員の 役員の状況 (平成 26 年 6 月 1 日現在) 役職名 氏 名 代表理事組合長 芹 代表理事専務 沢 役職名 秋 氏 名 雄 理 事 勝 勝 間 田 邦 英 理 事 梶 常務理事 勝 間 田 和 明 理 事 山 常務理事 横 敦 理 事 稲 理 事 細 谷 淑 久 理 事 岩 理 事 沓 間 正 明 理 事 勝間田 理 事 長 田 輝 巳 理 事 湯 山 貞 江 理 事 勝 理 事 芹 雄 代表監事 土 屋 武 司 理 事 鈴 司 常勤監事 梶 理 事 芹 澤 裕 久 監 事 芹 澤 理 事 鮎 沢 雅 信 監 事 勝 理 事 田 代 廣 司 監 事 小 理 事 田 代 員外監事 芹 山 又 澤 又 政 正 口 伯 國 幸 田 昭 雄 晴 正 治 勢津子 一 高 木 祐 一 郎 毅 健 一 郎 又 英 野 澤 夫 聰 昭 敏 4.職員の 職員の状況 (単位 : 人) 正 職 員 正職員に準ずる者 合 計 平成24年度 326 16 342 平成25年度 326 13 339 (注 1) 「正職員に準ずる者」とは、正職員に準ずる身分(労働条件)で、雇用期間が概ね 1 年 以上継続している者を表します。なお、上記の人数の中には、臨時的・季節的雇用者は 含んでおりません。 (役員・職員の報酬について) 当JAの役員報酬については、報酬総額が正組合員等が構成員の審議会の答申に基づき、毎 年度総代会で決定され、役員個別報酬額は責任等に応じ理事会等で決定しています。また退職 慰労金はあらかじめ総代会で決められた基準に従い、支払年度の総代会で決定しています。い ずれの報酬も業績により連動する体系とはなっていません。 職員の給与は給与規程で規定していますが、年額報酬で当JAの常勤役員報酬の平均を超え る重要な職員はおりません。また、子会社役員職員も当JAの常勤役員報酬平均を超えるもの はおりません。 ‐20‐ 5.沿革・ 沿革・歩み 昭和37年10月 御殿場市の富士岡、原里、印野、玉穂、御殿場、高根、小山町の北郷、足柄、 小山の9農協が合併、御殿場農業協同組合が発足 初代組合長には御殿場市長であった勝又春一氏が就任し、本所を御殿場市二枚 橋(現御殿場支店)に置く 38年 2月 合併初年度末の貯金残高は17億円、共済保有高は15億円、購買供給高は1億円、 販売品販売高は2億円 38年 4月 第1回通常総代会を御殿場市公会堂で開催 38年 4月 役員改選を行い組合長理事に江藤栄氏就任 39年 5月 印野支所が落成 40年 4月 本所を御殿場市茱萸沢5番地に移転 41年 7月 御殿場駅前に新橋ビルが完成し、新橋支所を設ける 42年11月 LPG充填所が完成し、供給戸数は4,500戸 44年12月 合併7周年記念大会を開催し、都はるみショーを行う 45年12月 年末貯金高100億円を突破 46年10月 竈支所、マーケット及び給油所を併設して完成 47年 4月 本所事務所(御殿場農協会館)完成落成式を行う 50年 3月 全国農協中央会より「全国優良農協」として表彰される 50年12月 小山支所施設が完成 51年 5月 小山町一色に茶加工センター完成 51年 8月 玉穂支所施設が完成 51年12月 北郷支所施設が完成 52年11月 合併15周年記念大会を開催する 54年 3月 原里支所施設が完成 55年 6月 御殿場支所金融店舗完成 56年 3月 御殿場市山尾田に農業機械事業センターオープン 56年11月 高根支所施設が完成 57年10月 合併20周年記念大相撲御殿場場所を行う 58年 3月 全国農協中央会より「全国特別優良農協」として表彰される 60年 4月 神山支所を移転新築する 60年 5月 本所内に中央支所オープン 61年10月 須走支所オープン 62年 4月 役員改選により組合長に細谷喜勝氏就任 62年 9月 Aコープ中央店オープン 62年10月 合併25周年記念大相撲御殿場場所を行う 63年12月 農産物加工・生活センターが完成 平成 1年 2月 購買品供給高が初めて100億円を突破する 2年 7月 貯金残高が念願の1,000億円を突破する 2年11月 中央支所のATMを日曜稼動開始 3年 8月 県下初のカントリーエレベーター完成 3年10月 農協活動推進大会を開催、3回目の大相撲御殿場場所を行なう ‐21‐ 平成6年4月 地酒「若水」誕生 6年 7月 地元牛乳「乳しぼり」発売 7年 5月 Aコープ小山店移転オープン 7年 6月 東支所オープン 7年11月 原里給油所オープン 8年 3月 もち米専用ライスセンター完成 8年 4月 役員改選により組合長理事に勝又保氏就任 8年 9月 本所・支所を本店・支店に呼称変更 9年 3月 管理・経済事業の事務処理を農協電算センターに委託 9年 4月 営農経済センター、あぐり~ん、配送センター開所 10年 9月 印野支店新築落成 10年11月 地場産品直売店オープン 11年 2月 「そば処」オープン 11年 3月 竈支店新築落成 11年 7月 地ビール「風の谷のビール」発売 12年 6月 足柄支店・給油所移転新築落成 12年12月 Aコープ中央店新築オープン、カインズ・ホーム店舗落成 13年11月 新橋支店移転新築、中央支店増築落成 14年 5月 役員改選により組合長理事に田代武満氏就任 15年 2月 御殿場市板妻にLPガス充填所を移転新築する 16年 1月 JASTEM(全国信用システム) ジ コ ャ ス ン テ パ ム ス COMPASS‐JA(日計管理システム)に移行スタート 16年11月 御殿場支店改装オープン 17年 4月 Aコープ北郷店改装オープン 18年 6月 神山支店一部改装オープン 18年 7月 Aコープ竃店新装オープン 18年12月 玄米色彩選別機・精米施設披露 19年 4月 あぐり~ん、配送センター移転新装オープン 20年 5月 富士岡支店女性部施設「かあちゃん」オープン 20年 6月 役員改選により代表理事会長に田代武満氏、代表理事組合長に杉山正一郎氏就任 20年10月 中央(旧名称:西)給油所をセルフ給油所として新装オープン 21年10月 ごてんばこしひかりを100%使用した焼酎「みくりやの雫」を限定販売 22年11月 新本店新築落成 24年 1月 100%子会社「JA御殿場協同サービス株式会社」設立 24年 2月 御殿場コシヒカリを使用したビール「御殿場コシヒカリラガー」発売開始 24年 9月 カントリーエレベーター改修落成 24年10月 合併50周年を迎える 25年 7月 小山支店新築落成 26年 5月 役員改選により代表理事組合長に芹沢秋雄氏就任 26年 6月 ごてんばこしひかり、ANA国際路線の機内食に採用される(8月まで) ‐22‐ 6.店舗・ 店舗・地区等の 地区等の状況 (1)地区 当JAは、御殿場市・小山町を地区としています。 (2)店舗等 店 舗 名 本 店 住 所 電話番号 ATM設置台数 金融事業以外の 主な事業の概要 御殿場市ぐみ沢5 0550-82-2800 富士岡支店 御殿場市中山483-7 0550-87-1012 2 共済・購買 神 山 支 店 御殿場市神山853-1 0550-87-0009 1 共済 竈 御殿場市竈1032 0550-82-0722 1 共済・簡易局 原 里 支 店 御殿場市永塚332 0550-89-0252 2 共済・購買 簡易局 印 野 支 店 御殿場市印野1666 0550-89-0649 1 共済・購買 簡易局 玉 穂 支 店 御殿場市ぐみ沢691 0550-89-0223 2 共済・購買 御殿場支店 御殿場市二枚橋251-5 0550-82-0256 2 共済・購買・販売 新 橋 支 店 御殿場市新橋1962-1 0550-82-2565 2 共済・販売 高 根 支 店 御殿場市山尾田138-2 0550-82-1001 1 共済・購買・理容 あぐり~ん 北 郷 支 店 小山町一色333-1 0550-78-0334 2 共済・購買 足 柄 支 店 小山町竹之下247-1 0550-76-0278 1 共済・購買 小 山 支 店 小山町藤曲56-3 0550-76-4600 1 共済・購買 中 央 支 店 御殿場市ぐみ沢5 0550-82-2830 2 共済 須 走 支 店 小山町須走206 0550-75-3456 1 共済・購買 東 御殿場市東田中2-10-1 0550-84-5522 2 共済・販売 支 支 店 店 なお、上記以外に店外設置のATMを 5 台(駒門工専のショーワ及び自衛隊の駒門・板妻・ 滝ヶ原・富士学校の各駐屯地等)設置しております。 また、経済事業の施設として、Aコープ 5 店舗、ガソリンスタンド 6 店舗(ともに 100%出 資子会社「JA御殿場協同サービス㈱」運営) 、加工センター等、様々な施設を保有しておりま す。 当JAには、特定信用事業代理業者はありません。 ‐23‐ Ⅵ.事業のご 事業のご案内 のご案内 1. 主な事業の 事業の内容 JA御殿場グループでは、皆様の農業や生活に「なくてはならないJA」として、いろいろな事 業に取組んでいます。 “JA”と言うと対象が農業関係者というイメージをお持ちかもしれませんが、どなたでもお気 軽にご利用いただける身近で便利な頼れる協同組合です。 ☆指 指導事業 指導事業は、地域農業振興、組合員の農業生産に必要な営農指導のほか、生活指導・女性部活 動・青壮年部活動・広報活動等を行なっています。 ・ 安全・安心な農畜産物を生産・販売するための指導 ・ 生活センターを拠点に女性の地位向上と教養・趣味を深める女性部活動の応援 ・ 明日の農業を支える青壮年者の組織化 ・ 高齢化社会にむけホームヘルパーの育成とボランティア活動による福祉事業への取組み ・ 広報誌「あぐり~ん」や准組合員むけ広報誌「IZUMI」の発行 ☆信 信用事業 信用事業は、貯金、貸出、為替などいわゆる銀行業務といわれる内容の業務を行なっています。 この信用事業は、JA・信連・農林中金という 3 段階の組織が有機的に結びつき、 「JAバンク」 として大きな力を発揮しています。 貯金業務 組合員の方はもちろん、地域住民の皆さまや事業主の皆さまからの貯金をお預かりしていま す。普通貯金、当座貯金、定期貯金、定期積金、総合口座などの各種貯金を目的・期間・金額 にあわせてご利用いただいています。 また、公共料金、都道府県税、市町村税、各種料金のお支払い、年金のお受け取り、給与振 込等もご利用いただけます。 融資業務 農業専門金融機関として、農業の振興をはかるための農業関連資金はもとより、組合員の皆 さまの生活を豊かにするための生活改善資金等を融資しています。 また、地域金融機関の役割として、地域住民の皆さまの暮らしに必要な資金や、地方公共団 体、農業関連産業・地元企業等、農業以外の事業へも必要な資金を貸し出し、農業の振興はも とより、地域社会の発展のために貢献しています。 さらに、日本政策金融公庫をはじめとする政府系金融機関等の代理貸付、個人向けローンも 取扱っています。 ローンセンターの営業時間は平日 19:00 まで、土日も営業(9:00~16:00)しています ので、お気軽にご利用ください。 (注:祝日・年末年始は休業させていただきます。 ) 為替業務 全国のJA・信連・農林中金の店舗を始め、全国の銀行や信用金庫などの各店舗と為替網で 結び、当JAの窓口を通して全国のどこの金融機関へでも振込・送金や手形・小切手等の取立 が安全・確実・迅速にできます。 ‐24‐ その他 その他の業務及び 業務及びサービス 当JAでは、コンピュータ・オンラインシステムを利用して、各種自動受取、各種自動支払 や事業主の皆さまのための給与振込サービス、自動集金サービスなど取扱っています。 また、国債(長期国債、中期国債、個人向け国債)及び投資信託の窓口販売の取扱い、国債 の保護預かり、貸金庫のご利用(御殿場支店のみ)、全国のJAでの貯金の出し入れや銀行、 信用金庫などでも現金引き出しのできるキャッシュサービスなど、いろいろなサービスにつと めています。 また、地域の高齢者の生きがいづくりを応援するため、「福祉クラブ」を運営しています。 60 才以上の方ならどなたでもご加入できます。 ☆共 共済事業 JA共済は、相互扶助の精神から生まれた協同組合共済で、一般の保険でいう生命保険と建物 や自動車などの損害保険の両方の機能を兼ね備えています。 万一の病気や災害に備えて、組合員が協同して保障と損害の回復をはかり、農業経営や生活の 安定を目指すため、「ひと・いえ・くるま」の幅広い保障を提供しています。一般の方のご加入 もできますので、ぜひご検討ください。 LA(ライフ・アドバイザー)が皆さまのライフスタイルにあった保障設計をご提案いたしま す。 ◇JA共済の仕組み JA共済は、平成 17 年4月1日から、JAとJA共済連が共同で共済契約をお引き受けして います。JAとJA共済連がそれぞれの役割を担い、組合員・利用者の皆さまに密着した生活 総合保障活動を行なっています。 組合員・利用者の 皆さま JA + JA共済連 共済契約 JA:JA共済の窓口です。 JA共済連:JA共済事業の企画・開発・資産運用業務や支払共済にかかる 準備金の積立などを行なっています。 生命総合共済 不慮の事故、入院等の万が一の備えには終身共済、養老生命共済、医療共済。お子様の ・ ・ ・ 学資資金作りにはこども共済があります。 建物更生共済 たてこう 火災はもちろん様々な自然災害から大切なお住まい、家財を守るのが「建更 むてき」で す。しかも、地震保障は“特約”ではありません。積み立てタイプの共済ですので、満期 時には満期共済金がお受け取りになれます。 年金共済 安心な老後を暮らすための資金づくりにご活用ください。 短期共済 短期間の共済として、火災共済、自動車共済、自賠責共済、傷害共済等を取扱っていま す。 特に、安い掛け金で、車両、対人・対物賠償、搭乗者傷害等にご加入できる自動車共済 ‐25‐ は、自賠責共済とセット加入することで、掛け金が更に割引されるほか、示談代行、自動 車事故の夜間休日対応等も行なっていますので安心です。 その他 その他 加入者サービスとして、人間ドック受診費用の一部を助成しています。また、加入者相 互の親睦と交流の場として活動している「おくゆう会」に助成を行なっています。 ☆購 購買事業 組合員の農業生産に必要な生産資材から、組合員、地域の皆さまの生活するうえで必要なあら ゆる「もの」を取扱っています。 一般購買 支店の購買窓口で、飼料、肥料、農薬、農業機械、車両等の生産資材をはじめ、生活に 必要な米、食料品、電化製品等を広範囲にご購入いただいております。 農業機械については、農機センターを設け販売・修理等を行なっています。 給油所 管内に 6 か所の給油所を設け皆さまの要望に応えています。 日曜・祝日も営業していますので、お気軽にご利用ください。 ※原里・印野・足柄給油所は、日曜日を定休日とさせていただいております。 LPガス LPガス 便利な熱エネルギー源として、多くの組合員、地域の皆さまにご利用をいただいていま す。そのため、マイコンメーターを全戸設置し安全化対策を行なうとともに、安定的な供 給につとめています。 Aコープ 毎日のお買い物に身近で便利なマーケットを 5 店舗設け、地域の生活安定と安価提供に 取組んでいます。また、中央店は日曜・祝日も営業しておりますので、ぜひご利用くださ い。 ※給油所・LPガス・Aコープ事業については、平成 24 年 4 月 1 日よりJA御殿場の 100%出資子会社 であるJA御殿場協同サービス株式会社が運営しております。 ☆販 販売事業 当JA管内で生産された「ごてんばこしひかり」を中心に、 「もの」としての販売だけではな く、消費者の心をつかみ喜んでもらえる農畜産物を生産し提供しています。 米に加え、わさび、生乳の 3 品目がJA御殿場の主力品目です。皆さまがAコープ店でご利用 いただいている牛乳「乳しぼり」は、この新鮮な生乳から製品化しているものですから、安心し てお飲みください。 また、 「地産地消」の取組みとして、各支店において「ふれあい市」 「フレッシュハウス」を設 け、安全・安心な、新鮮野菜等の販売を行なっています。 ☆宅 宅地等供給事業 総合的な土地利用により優良農地を守り緑豊かな町づくりを推し進めるため、資産管理事業に 取組んでいます。 ・組合員の運営する賃貸住宅の斡旋管理を行なっています。 ・税務、法律、相続遺言相談等の機能を提供しています。 ‐26‐ ☆その その他 その他の事業 ・ 籾摺施設を 1 か所、コイン精米機を 10 か所に設けています。 ・ 高根支店に理容所を設け低料金で運営しています。 ・ JA御殿場旅行センターを設け、皆さまのニーズに応えています。 ・ 農業関連施設及び事業として 水稲種苗センター(稲の種子の生産と稲の苗の生産) ライスセンター(もち米の乾燥調整と製品化) 茶加工センター(生葉を受け入れお茶への製品化) 農産物加工センター(自分たちで味噌加工等ができる施設) カントリーエレベーター(お米を籾のまま乾燥調整してサイロに貯蔵) ・ JA御殿場独自の事業である小中学生を対象とした英語教室を運営し、保護者の方々から高 い評価・信頼を得ています。 ・ 簡易郵便局を 3 支店(竃・原里・印野支店)で取扱っています。 ‐27‐ 2. 「JAバンク 「JAバンク基本方針 バンク基本方針」 基本方針」について 「JAバンク基本方針」は、 「JAバンクシステム」を確立するため、JA・信連・農林中金が一 体となって取組むべき基本的な事項について、JAバンクの総意として定める「行動規範」です。 JAバンク基本方針の概要 Ⅰ「JAバンクシステム」の基本的方向 1 JA・信連・農林中金の総合力を結集し、実質的に一つの金融機関として機能する運営システムを確立 2 全国どこでも、良質で高度な金融サービスを提供 3 JAバンク全体として、資金を安全・効率的に運用し、体制・能力を超えた資金運用を防止 4 破綻未然防止のため、早期に経営改善を行ない、改善困難な場合には速やかに組織統合を実施 5 指定支援法人*に基金を設定して財源を確保し、経営改善や組織統合に必要な支援を実施 *指定支援法人: (社)JAバンク支援協会が、指定支援法人としての役割を担っています。 Ⅱ「JAバンク会員」の役割等 1 農林中金の役割 (JAバンクの総合的戦略の樹立、JA・信連に対する必要な指導、「JAバンク中央本部」の設置・運営) 2 JA・信連の役割(農林中金の指導の遵守、「JAバンク県本部」の設置・運営、一体的な事業推進への取組) 3 中央会との連携 (農林中金・信連の役割を果たすための中央会が行なう総合的な指導との密接な連携) Ⅲ「JAバンク会員」の責務 1 JAバンクの一体的事業運営(JAバンクの総合的戦略に基づく一体的な事業運営) 2 JAバンク全体の安全・効率運用の確保 (信連・農林中金への資金預入、相互援助預金預託基準、余裕金運用自主ルールの遵守) 3 経営状況の報告等 (経営管理資料、その他経営状況に関する事項について農林中金に報告) 4 資金運用制限ルールの遵守 (実質自己資本比率、業務執行にかかる基準に該当した場合、体制、体力に応じた資金運用範囲の制限) 5 経営改善ルールの遵守 (経営管理体制の整備、経費削減・合理化、資本増強等経営改善策への確実な実行) 6 組織統合ルールの遵守 (経営継続上の重大な問題が生じた場合、信連・農林中金への信用事業譲渡等を実施) 7 指定支援法人への財源拠出 (毎年度必要な財源を拠出) Ⅳ「JAバンク会員」が享受するメリット 1 「JAバンク会員名簿」に登録の上、組合員・利用者等に周知 2 全国統一されたシステムの利用と、これを活用した機能・商品の取扱い 3 「JAバンク」商標、及びこれを使用した通帳・カード等共通資材の活用 4 経営改善・組織統合に際しての、基準に基づく指定支援法人の支援 Ⅴ 基本方針等を遵守しない会員に対する措置(ペナルティー) 基本方針を遵守しない会員に対し、農林中金は勧告・警告を行ない、これを経てなお改善が認めら れない場合には、会員からの強制脱退措置を講ずる。 Ⅵ 基準の見直し等 金融情勢・JAバンク会員の経営状況等を踏まえ、JAバンクの信頼性を確保する観点から、基本 方針の内容・基準について毎年検証を行ない、必要に応じて変更を行なう。 ‐28‐ 「セーフティーネット」について 当JAは、リスクに対応した経営と自己資本の充実につとめています。また、万が一の場合で も皆さまの貯金はJAバンク制度と貯金保険制度で守られています。 JAバンクの安心をささえる2つの制度 ① 破綻未然防止システム 破綻未然防止システム (JAバンク独自のシステムです。) JAバンク全体で経営の健全性を確保し、組合員・利用者の皆様に一層の「安心」をお届けします。 ポイント1 経営状況の 経営状況のチェック 指導 JAバンク 中央本部 県本部 経営状況の チェック JAバンク JAバンク支援基 バンク支援基 金による 金によるサポート によるサポート 改善取組 JA 自主ルール 基準に該当 JAバンク 支援基金 経 営 改 善 へ の 取 組 み 健全 JA ② 貯金保険制度 ポイント3 支援 個々のJA ポイント2 経営改善への 経営改善への取組 への取組み 取組み 事業形態 の見直し 経営健全性 の向上 (国による公的制度です。) 貯金者を法律によって保護する保険制度です。(貯金には、保険がかけられています。) 対象貯金等 対象以外貯金等 当座貯金 普通貯金 別段貯金 決済用貯金(注1) (利息がつかない等の 条件を満たす貯金) 全額保証 決済用貯金 以外の貯金 その他の貯金等 対象以外貯金等 定期貯金、定期積金、貯蓄貯金等 外貨貯金、譲渡性貯金等 合算して元金1,000万円までとその利息等(注2) 破綻農水産業協同組合の財産の状況に 応じて支払い (一部カットされることがあります。) (注1)「無利息、要求払い、決済サービスを提供できていること」という3つの条件を満たすものです。 (注2)1,000万円を超える元本とその利息等については、破綻農水産業協同組合の財産の状況に応じて支払われますので、一部カットされることがあります。 ‐29‐
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