報道関係各位 伊藤忠ケーブルシステム株式会社 2016 年 2 月 24 日 プレスリリース 伊藤忠ケーブルシステムと英・Yospace、日本国内および APAC における ライブ配信上のダイナミック広告挿入分野で協業 これまで困難だった、従来 TV 放送と同様のライブビデオ配信中の動画広告挿入が、 可能となります。さらに、広告会社様と連携して、視聴者ごとの嗜好性に合わせた、広告 コンテンツ差替えを実現します。 急速に拡大しているライブビデオ配信におけるダイナミック広告挿入(Dynamic Ad Insertion、以下「DAI」)需要に対 応するため、伊藤忠ケーブルシステム株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:土屋健二、以下「伊藤忠ケーブル システム」)は、Yospace Technologies Ltd(イギリス・ステインズ、CEO:Tim Sewell、以下「Yospace」)とパートナー契約 を締結いたしました。この DAI をエンド・トゥ・エンドで提供するプラットフォーム、「YOSPACE CLOUD STREAMING」の 日本国内ならびに APAC 向け取り扱いを開始いたします。 今回の業務提携により、伊藤忠ケーブルシステムがシステム構築を行うビデオ配信ソリューションでは、配信中のライ ブ・VOD コンテンツ(見逃し視聴)の、任意の地点でのミッドロール広告の挿入が可能になります。 この広告挿入は、すべてサーバー側においてフレーム精度の正確さで実行されるため、視聴者は本編と挿入された 広告のつなぎ目を意識することなく、従来の放送番組同様の視聴体験を楽しむことができます。 視聴デバイスごとに年齢・地域などユーザー属性に応じた広告コンテンツの配信を実現する、パーソナライズド広告 挿入機能は、すべての視聴者にとって自身に関係した、魅力的な広告視聴の実現を意味します。 配信規模拡大へ柔軟に対応するクラウド提供のサービスは、その信頼性が維持され、視聴者・配信事業者・広告主 それぞれのニーズと満足度を満たすことができます。 本サービスの利用する顧客事業者の検証結果からは、ライブ配信の中でも最もサービス要件が厳格であるメジャー スポーツイベントにおいて、広告挿入時に視聴から離脱しないビュースルー率が 98%に及んだという報告があります。 この高い視聴継続傾向により、デジタル広告収入が 4 倍まで引き上げられるに至りました。 エンコーダやトランスコーダをはじめとしたビデオ配信システムで、国内ライブ配信 200 チャンネル以上の構築実績を 持つ伊藤忠ケーブルシステムは、この Yospace が提供するサービスの強力な商用実績を背景に、放送局、コンテンツ サービス提供者および多チャンネル配信事業者様へ、大きな収益源を提供する準備が整いました。 伊藤忠ケーブルシステム代表取締役社長・土屋健二 「Yospace はライブ配信・VoD 配信へのフレーム精度の DAI において業界をリードしています。この業務提携は弊社の お客様にとって大きな朗報となると期待しています。日本国内 No.1 の導入実績を持つ OTT システムインテグレーター として、伊藤忠ケーブルシステムが配信事業者様へ収益を最大化する技術を提供することは非常に重要と考えます。 Yospace 社とのパートナーシップによりそれを実現できると確信しています。」 Yospace Technologies Ltd. CEO・Tim Sewel 「オンライン放送システムインテグレーターとして市場を牽引している伊藤忠ケーブルシステムは、Yospace にとって素 晴らしくフィットしたパートナーです。私たちの先進的なサービスが、日本国内はもとより、APAC へ拡大されていくことを 喜んでいます。米国、中南米、ヨーロッパ、オーストラリアでの大規模な導入実績により、Yospace は DAI 技術提供の最 大手の一社となりました。伊藤忠ケーブルシステムとの業務提携により、この地位はさらに強化されます。」 ◆協業の背景 一般消費者におけるセカンドスクリーンの普及、ライブ配信システムの発達、ならびにネットワーク環境の整備などを背景とし、昨今国内で もライブ配信を実施する事業者様が著しく増加しております。これにともない、定刻またはアンタイムで動画広告を挿入する需要が高まる一 方で、放送グレードのフレーム精度によるサーバーサイド広告挿入技術は、商用利用の水準に未だ達しておりませんでした。 業界の更なる発展の為に重要な収益化を大きく促進するためには、リニア・ライブ配信へのプリ/ミッドロール広告挿入が欠かせないファン クションとなることを見据え、取組で先行していたソリューション提供事業者数社を慎重に調査した結果、商用実績の豊富さと柔軟性の観点 から、Yospace 社が日本市場に最も合致した事業者であると判断いたしました。 一方で Yospace 社においては、地域的要因によるサポート体制の障壁があり、リーチできていなかった APAC 市場において、映像・ネット ワーク両分野において豊富なサポート実績を有する伊藤忠ケーブルシステムとの協業は補完性が高く、マーケット拡大に有意であると判断 したことが、この度のパートナー契約に至った背景となっています。 以上 ◆会社概要 【伊藤忠ケーブルシステム株式会社】 1986 年に伊藤忠商事株式会社のケーブルテレビ関連の子会社として設立。国内外の有力機器メーカーを扱い、主に 映像・通信の分野において高度なノウハウと豊富な実績を持つマルチベンダーSIer として、設計・施工管理、24/365 の アフターサービス迄を一貫して行う。現在ではケーブルテレビ業界のみならず、CS/BS 放送局、地上波局、その他映 像配信プロバイダや通信会社向けにビジネスを拡大している。 HP URL: http://www.itochu-cable.co.jp 【Yospace Technologies Inc.】 Yospace はライブ配信・オンデマンド配信の管理・運用のための最先端かつ革新的技術を提供する。ダイナミック広告 挿入分野においてはサーバーサイドのフレーム精度広告挿入/差替を実現する技術により、配信システムと広告プラッ トフォームの連携を実現させている。また個々のユーザーセッションを管理することにより、個々の視聴者の傾向に合わ せた広告を挿入することも可能。 HP URL: http://www.yospace.com/ ※導入実績の一例 アメリカ :DirecTV イギリス :Sky Media、Channel 4、STV フランス :BFMTV チリ :Canal 13 スウェーデン :TV 4 オーストラリア:Channel 9、Network Ten アイルランド :TV 3、UTV、TG 4 ■お問合せ先 伊藤忠ケーブルシステム株式会社 経営企画部 電話番号:03-6277-1830 Mail:[email protected] Yospace Technologies Ltd. Paul Davies 電話番号:+44-1784-466-388 Mail:[email protected]
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