ユキヒョウの「ミュウ」が転出します

デ ー タ 有
平成 28 年 12 月 1 日
市政記者クラブ 様
東 山 総 合 公 園
担当 動物園 今西・内藤
電話 782-2111(471・224)
※休園日は、782-2115
( 甲 府 市 と 同 時 発 表 )
ユキヒョウの「ミュウ」が転出します
東山動植物園で飼育しているユキヒョウの「ミュウ」(メス)が、平成 28 年 12 月 12 日(月)
に転出しますので、下記のとおりお知らせします。
記
1
転出するユキヒョウ「ミュウ」について
○生年月日 : 2003 年 5 月 4 日生まれ
○年
齢 : 13 歳
○性
別 : メス
2
転出先及び転出日
転出先:甲府市遊亀公園附属動物園
転出日:平成 28 年 12 月 12 日
3
ユキヒョウ「ミュウ」の経歴
・2003 年 5 月 4 日に東京都多摩動物公園で生まれました。
・2004 年 3 月 23 日に多摩動物公園から神戸市立王子動物園へ移動しました。
・2012 年 2 月 29 日に東山動植物園へ来園しました
・2012 年 10 月 25 日に一般公開が開始されました。
・オスの「ユキチ」と 3 シーズンにわたってペアリングを行いましたが、繁殖実績はありませ
ん。
4
転出理由
ペアリングを目的として、ブリーディングローン(繁殖貸与)で王子動物園より借受け
ていましたが、残念ながら繁殖には至りませんでしたので、次の借受先である遊亀公園附
属動物園へ移動することとなりました。
5
撮影について
「ミュウ」の撮影はできません。輸送開始時の撮影についてはお問い合わせください。
【参考】
■ブリーディングローンについて
繁殖を目的とした動物の賃借契約のこと。動物園間で個体を移動させることによって新
たなペア形成を促し、繁殖に寄与することを目的にしています。
■東山動植物園のユキヒョウ飼育頭数
現在、今回転出する個体を除き、3 頭(オス 2 頭、メス 1 頭)が飼育されています。
個体名
性別
生年月日
来園日
出生地
コハク
オス
2008 年 4 月 9 日
2009 年 5 月 29 日
東京都多摩動物公園
ユキチ
オス
2009 年 7 月 2 日
2010 年 5 月 12 日
東京都多摩動物公園
リアン
メス
2011 年 5 月 1 日
2016 年 3 月 31 日
札幌市円山動物園
■国内のユキヒョウ飼育数(2015 年 12 月末)
10 園で 21 頭(雄 10 頭、雌 11 頭)
■ユキヒョウについて
体 長:100~130㎝
尾長:80~100㎝
体
重:25~75㎏(メスはやや小型)
分 布:中央アジア高地(アルタイ山脈から天山山脈、パミール高原、ヒンドゥークシ
ュ山脈、カラコルム山脈、崑崙山脈、ヒマラヤ山脈、チベット高原にかけて)
の岩場や草原、針葉樹林
生態等:密生した灰色から淡黄色の被毛を持ち、体側面には暗色で縁取られた不明瞭で
大きな斑紋があります。毛は年に2回抜け換わり、冬季の被毛は夏季の1.2~2倍
程度の長さとなります。他のネコ科動物に比べて太く長い尾と太く短い足は、
岩場や雪の上を移動するのに適しており、足裏には毛が生えています。
標高3000mから4500mにかけての高地に単独で生息し、通常夜間に狩りをします
が、日中に活動することもあります。冬は積雪や獲物不足のために標高1000mあ
たりまで下りてくることがあります。げっ歯類やウサギなどの小型哺乳類、鳥
類なども捕食しますが、バーラルやアイベックス、マーコールなどの偶蹄類が
主要な獲物です。
ワシントン条約附属書Ⅰ、IUCNレッドリスト:EN(絶滅危惧種)
。
■ユキヒョウのミュウ(平成 28 年 11 月 24 日撮影)