鷹匠は17歳の女子高生…独学で技磨く

鷹匠は17歳の女子高生…独学で技磨く
女子高生鷹匠として活躍する佐賀県武雄市、武雄高2年の石
橋美里さん(17)が25日、大分市金池町の来迎寺駐車場で
PRイベントを行い、ハリスホークの「モモタロー」を観客の
前で披露した。
石橋さんは小学校2年の時にハヤブサを飼育。以来、専門家
モモタローを披露する女子高
生鷹匠の石橋さん(左)
の意見を参考に、ほぼ独学で父秀敏さん(45)と技術を磨い
てきた。現在は、ハリスホークやオオワシなど6羽を世話し、行政などからの依頼でカラスやハ
トを追い払ったり、特別に訓練したモモタローと一緒に、鷹匠の活動を知ってもらうためのイベ
ントを全国各地で行っている。
来迎寺では、タカの特徴や生態を説明しながら、モモタローを空に飛ばし、笛を吹いて指示を
送った。参加した小学生らに専用の手袋を付けさせ、誘導してその上にとまらせると観客らから
歓声が上がった。
同市立長浜小4年の女児(10)は「鷹匠を生で初めて見たけど、格好良かった」と話してい
た。
石橋さんは「子供たちには命の大切さや、動物と人が共存できる関わり方を伝えていきたい」
と語った。
(2012年3月26日10時27分
読売新聞)