NTT Communications Cloudⁿ DNS 操作マニュアル Ver.1.0 本冊子掲載の内容の二次配布(配布・転載・提供等)は、ご遠慮ください。 1 版数 編集日 変更内容 Ver.1.0 2013/8/29 初版作成 2 目次 1 はじめに 1) 2) サービスの概要 事前に準備いただくもの 2 DNSサービスの利用準備をする 1) P6 DNSコンソールを起動する 3 DNSサービスを利用する 1) 2) P4~ P7~ ホストゾーンを作成する レコードセットを作成する 3 1-1) サービスの概要 本マニュアルでは、 Cloudn DNSのご利用方法に関してご説明いたします。 Cloudn DNSは、他のCloudnサービスと連携したダイナミックDNSサービスであり、AWS におけるRoute 53サービスに相当します。 Cloudn Load Balancer Advanceと組み合わせることで、可用性の高い大規模なWebサービスを提供す ることが可能です。 主な提供機能は以下の通りです。 ■ダイナミックDNSサービス ダイナミックDNSサービスとして、ホストゾーンの作成・編集・削除、その中に含まれるリソ ースレコードの作成・編集・削除が可能です。 ゾーンとはDNSがドメインを管理する単位で、1ドメインが1ゾーンとなります。 1アカウントにつきホスティング可能なゾーン数の上限は100となります。 リソースレコードとは、DNSへ登録するホスト情報となります。 1ゾーンにつき、リソースレコード数の上限は10,000となります。 1ゾーンに対し、1か月当たりのクエリ数上限は100万です。加重ラウンドロビン(Weighted Round-robin)には対応していません。 レイテンシーベースルーティング(Latency Based Routing)には対応していません。 Zone Apexには対応していません。ただし、AWS Route53 API互換のエイリアスターゲット 指定機能により、Cloudn Load Balancer Advanceで自動的に付与されたDNS名をホスト名 +ドメイン名(例:www.example.com)にマップすることができます。 ワイルドカードエントリをサポートします。 サポートするリソースレコードタイプは下記のとおりです。 • A • PTR • AAAA • SOA • CNAME • SPF • MX • SRV • NS • TXT ■Amazon Route 53 互換 Amazon Route 53 API互換のAPIを提供します。 準拠するAmazon Route 53 APIバージョンは2012-02-29になります。 API経由でゾーンやリソースレコードの作成、更新、削除が可能です。 4 1-2) 事前に準備いただくもの Cloundn DNSをご利用頂くにあたっては、以下のものをご用意ください。 インターネットに接続するための機器 パソコンやモデム等、イントラネット/インターネットに接続する為に必要な機器をご用意くださ い。 インターネットに接続するためのサービス インターネットへ接続するためのサービスをご用意ください。 例:OCNダイヤルアクセスサービス、OCN ADSL接続サービス、スーパーOCN等の常時接続 サービスなど。 ※他社のインターネット接続サービスでもご利用いただけます。 ※御社内にてプロキシサーバーを利用されている場合は、「https(ポート番号443)」が開放さ れていることをご確認下さい。 DNSコンソールを閲覧するためのソフト(ブラウザソフト) Firefox18.0.1以降 が推奨となります。 それ以外のブラウザは、一部、正常に表示されない場合がありますのでご注意ください。 「【クラウド・エヌ】ご利用内容のご案内」メール 開通時に送付される「【クラウド・エヌ】ご利用内容のご案内」を用意してください。 5 2-1) DNSコンソールを起動する 1 Cloudⁿポータルにログインし、ご利用いただいているリージョンの、利用開始した「DNS」アイ コンへのマウスオーバーにて表示される、「コンソールへ」をクリックします。 クリック 2 新しいウィンドウでDNSコンソールが起動します。 6 3-1)ホストゾーンを作成する 1 DNSコンソール上部の「ホストゾーン作成」ボタンをクリック(①)し、Domain Name欄にドメイン 名(ここでは”example.com”)を記入(②)し、 DNSコンソール下部の「ホストゾーン作成」ボタン をクリック(③)します。 ①クリック ②ドメイン名 記入 ③クリック 2 ドメイン名”example.com”というホストゾーンが作成されます。 2 7 3-2)レコードセットを作成する 1 対象のドメイン名(ここでは”example.com”)をクリック(①)し、「レコード編集へ」ボタンをクリッ ク(②)します。 ②クリック 2 ①クリック 2 「レコードセット作成」ボタンをクリックします。 クリック example.com example.com SOA、NSレコードはホストゾーン作成と同時にデフォルトで作成されます。 8 3-2)レコードセットを作成する 3 DNSコンソール下部にレコードセット作成画面が表示されます。各項目に値を入力し、最後に 「レコードセット作成」をクリックします。 項目 入力値 Name リソースレコードに登録するドメインネームをFQDNで記述する。 Type 以下の7つから選択。 「A – IPv4 address 」, 「CNAME – Canonical name」 , 「MX – Mail exchange」, 「AAAA – IPv6 address」, 「 TXT – Text」, 「SRV – Service locator 」, 「SPF – Sender Policy Framework」 (DNS-APIでは「PTR - Pointer」を提供済みです。なお、DNS コンソールで は今後提供予定です。) Alias 「Yes」, または、「No」のどちらかを選択。 Alias Target (Aliasで「Yes」を選択の場合) プルダウンより候補値を選択。 TTL(Seconds) 自由入力可。または、1m(1分)、5m(5分)、1h(1時間)、1d(1日)を選択可。 Value 指定したTypeに対応した値を入力。 【例】Typeで「A - IPv4 address」を選択した場合、「192.0.2.235」を入力。 クリック 9 3-2)レコードセットを作成する 4 レコードセットが作成されます。(下図はMXレコードとAレコードを作成した例。) example.com example.com 10
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